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□ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #899 2009/07/11 発行 登録(配信)読者数 3,078 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員・ボラ会員募集中! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」例会ご案内/東京都立多摩社会教育会館 2009/07/25 ■ ■ NHK ハートフォーラム 発達障害と特別支援教育/和歌山 2009/09/13 ■ ■ ディスレクシアのお子さんを持つお母さんからのメール  2009/07/08 ■ ■ YMCA総合教育セ 発達障がい支援セミナー/大阪YMCA会館 2009/07/24 ■ ■ 文部科学大臣宛要望書を提出 NPO法人全国LD親の会 2009/06/25 ■ ■ 第171回国会 参議院内閣委員会 平成21年6月30日(火曜日) 議事録 ■ ■ 日本発達障害ネットワーク 文部科学大臣宛要望書    2099/07/02 ■ ■ 可茂SC研 第4回夏季特別講座「学力向上と特別支援教育」岐阜県富加町 ■ ■ 現場リポート きちんと「見えて」いますか?--オプトメトリスト--  ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 21:20 2009/07/11 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」例会ご案内/東京都立多摩社会教育会館 2009/07/25 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/NEWS.html#090725 −−−−−−−−−−−−−−−  雨間に紫陽花の花の色も一段と深みを増す今日この頃、いかがお過ごしでしょ うか。  さて、7月例会のご案内をいたします。「話し合える例会パート2」として、 自主グループ「キャリア教育講座Wing」の昨年度1年間の実践報告を行い、学齢 期からのキャリア教育の大切さについて話し合います。多くの皆様方のご参加を お願いします。 日 時 2009年7月25日(土) 13:00〜16:30 会 場 東京都立多摩社会教育会館 302研修室     (地図 参照)http://www.jade.dti.ne.jp/~tamasha/annaizu.htm テーマ 将来働くために今できることを話そう・パート2     「発達障害の生徒と親によるキャリア教育の実践」     〜Wingの取り組みより〜 アドバイザー 神奈川県立保健福祉大学 松為 信雄 教授 時 程    13:00〜      会場・受付開始    13:30〜14:00 けやきの活動報告・諸連絡    14:00〜16:20 「Wing」の発表と質疑応答(休憩含む)    16:20〜      片付け・閉会 資料代 外部一般の方 1,000円を当日受付にて申し受けます。 ※ けやき会員は申し込み不要、無料です。 ※ 申し込み 氏名・お立場・連絡先明記で keyaki@box.club.ne.jp  又はFAX 020-4666-7443 へ ※ 定員を超えた場合のみお返事を差し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ NHK ハートフォーラム 発達障害と特別支援教育/和歌山 2009/09/13 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.npwo.or.jp/info/2009/nhk_8.html −−−−−−−−−−−−−− NHKハート・フォーラム「発達障害と特別支援教育--家庭・学校で発達障害の児 童生徒をどう支えるか--」を9月13日(日曜日)、和歌山県民会館で行います。 3年目に入った特別支援教育。その質の充実をどう進めたら良いのかが課題とな っています。発達障害のある子どもたち一人一人の状況に応じた特別支援教育の 実現を目指して、保護者・医療・教育の立場から考えるフォーラムです。 日 時 2009年9月13日(日曜日)10時30分〜16時30分(開場:9時30分) 場 所 和歌山県民文化会館     地図はこちらをご覧ください。     http://www.wacaf.or.jp/access.html 内 容 午前の部  講 演「自立に向けて、育てておきたい力---親の会・保護者の立場」  講 師:内藤 孝子     (NPO法人全国LD親の会理事長、特別支援教育士スーパーバイザー) 午後の部  講 演「幼児期・学童期の発達障害への医学的支援」  講 師:小野 次朗(和歌山大学教育学部教授、小児科専門医、小児神経科専      門医、特別支援教育士スーパーバイザー)  講 演「幼児期・学童期の発達障害への教育的支援」  講 師:竹田 契一(大阪教育大学名誉教授、大阪医科大学LDセンター顧問、      日本LD学会副理事長、特別支援教育士資格認定協会理事長) 申し込み 往復はがきに住所・氏名・年齢・電話番号を書いて下記にお申し込み      ください。(返信用はがき宛名面にも住所・氏名を書いてください) 〒540-8501 大阪市中央区大手前4-1-20   NHK厚生文化事業団近畿支局  開催日の10日前までに入場整理券をお送りします。(お申し込みが多い場合は  抽選となります)  一枚でお一人入場できます。(中学生以下の方は入場できません)  参加費は無料です。  フォーラムへの参加申し込みで頂いた個人情報は、結果に関する連絡のみに使  用いたします。それ以外に使用することはございません。 締め切り 8月31日(月曜日)必着 お問い合わせ NHK厚生文化事業団近畿支局 電話06-6937-3412 主 催 NHK厚生文化事業団、NHK和歌山放送局 協 力 大阪府共同募金会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ディスレクシアのお子さんを持つお母さんからのメール  2009/07/08 ■ ------------------------------------------------------------------------ 法律が整備されても、その趣旨を担保するための制度や財政手当がなければ、法 律が実効性のないものとなってしまう、悲しい典型例だと思います。 私が個人的にいただいたメールでしたが、多くの人に是非知って頂きたいと思い、 ご本人に無理をお願いして、下記のようにまとめました。 −−−−−−−−−−−−−−−ここから ディスレクシアのお子さんを持つお母さんからのメール 2009/07/08 (個人情報保護のため固有名詞は削除してあります。改変を加えない限り自由 に転載して頂けるよう、ご本人の許可を得ております。) −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○○市○○区近辺在住のつまづきのある子どもを持つ親の会(昨年秋に発足し たばかりの小さなグループです)『○○○○○○○○○○』の代表、○○と申 します。  普通級在籍の小学校3年生の娘(ディスレクシア)が国語・算数の拡大教科 書を使用させていただいていますが、冊数が多く持ち運びに苦労しております。 また、完成順に順次送られてくるため、国語の巻末の漢字表が手に入るのが 夏休み明け(冬休み近く)になってしまい、学年の最初から使用する重要な部 分であるにもかかわらず手元に届かないという不便さも抱えております。  高学年になりますと、理科や社会の教科書の文章量も半端なものではなく、 とても親が読み聞かせられる分量ではありませんし、すべての教科の拡大教科 書をお願いするわけにも行かず、大変心配しております。  教科書バリアフリー法も出来たことですし、学校の理解も得られデイジー版 の教科書を教室で使用しても良いとの快諾をいただきましたが、調べましたと ころ肝心のデイジー版の教科書の入手は簡単ではないようだということがわか りました。  一刻も早く全教科の教科書のデイジー版が容易に手に入るようなシステムを 作って欲しいと思っていたところ、今回の要望書の件をメルマガで拝見いたし ました。 (注)要望書 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/bknos/yousei.html  大変簡略な形ではありますが、早速、○○市の○○○○○○局○○本部○○ 支援部○○福祉課  ○○党 ○○市議にお伝えしました。  また、別件ですが、児童文学・児童図書のデイジー化のボランティアのお願 いと、学校図書館への児童文学のデイジー図書導入のお願いを○○市教育委員 会学校教育部指導課“○○○○○○○○”担当の方にしてまいりました。  いずれもグループとしてのお願いではなく、個人的にお願いしてきたもので すが、今後グループの活動として、署名活動などできないかと考えております。  もしも、貴団体に要望実現のための署名活動用の用紙等の雛型がございまし たら、メールにて送っていただけないでしょうか?  お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−ここまで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ YMCA総合教育セ 発達障がい支援セミナー/大阪YMCA会館 2009/07/24 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのお知らせです。 http://www.osakaymca.or.jp/education/seminar1.pdf −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2009年夏の教育セミナー YMCA総合教育センター主催 発達障がい支援セミナー 〜LD(学習障がい)およびその周辺の子どもたちによりよい支援を〜 大阪 YMCAでは、発達障がい(LD(学習障がい)およびその周辺)の子どもたち に関わる指導者の方や学校教員、また保護者の方を対象にしたセミナーを下記の 通り開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。 発達障がいの基礎理解 日 時:2009年7月24日(金) 10:00〜11:30 受 付:9:30〜 場 所:大阪YMCA会館 10F 101教室 対 象:保護者・指導者 定 員:100名 講 師:高達 光子 (YMCA総合教育センター) 特別支援教育の始まりとともに、発達障がいをもつ子どもたちの存在が、注目さ れることも多くなりました。特に、学習障がいや高機能広汎性発達障がいなど、 知的障がいを伴わない子どもたちへの理解やよりよい支援について、今一度確認 します。 参加費:2,000円 *当日、受付にてお支払いください。 <お申込方法> メール、FAXにてお申込ください。 お申し込みいただいたセミナーについて、こちらからの連絡がない場合はご参加 いただけます。定員に達し、ご参加いただけない場合のみご連絡いたしますので、 ご了承下さい。 <講師紹介> 高(たか) 達(だち) 光子(みつこ)        YMCA総合教育センター特別支援教育士スーパーバイザー アクセス:地下鉄四ツ橋線肥後橋駅3番出口より西へ400m      地下鉄御堂筋線京阪淀屋橋駅4番出口より西へ900m      京阪渡辺橋駅7番出口より西へ850m お問い合わせは・・・ YMCA総合教育センター   〒550−0001大阪市西区土佐堀1−5−6   TEL:06(6441)0988 FAX:06(6443)7544   E-mail:soudan@osakaymca.or.jp URL:http://www.osakaymca.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 文部科学大臣宛要望書を提出 NPO法人全国LD親の会 2009/06/25 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.jpald.net/pdf/youbou/2009062504.pdf −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−                           平成21年7月9日 文部科学大臣 塩谷 立 殿                 要 望 書            特定非営利活動法人全国LD親の会理事長 内藤 孝子  平成20年9月17日、「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等 の普及の促進等に関する法律」が施行され、あわせて「著作権法第33条の2」 も改正され、LD等の発達障害のある児童生徒が学習できるように、適切な配慮 がなされた検定教科用図書等の普及のために必要な措置が講ぜられることとなり ました。  しかしながら特別支援教育の現場において、LD等の発達障害のある児童生徒 に対しての情報保障はいまだ不十分であり、適切な配慮がなされた検定教科用図 書等の提供もほとんどなされていないのが現状です。  また、第171国会において、去る6月12日障害者の情報格差是正等を目的 として「改正著作権法」が成立し、平成22年1月1日より施行されることとな りました。今回の改正は日本政府として批准を目指している、「国連障害者の権 利条約」の趣旨をふまえたものとも言われております。つきましては、LD等の 発達障害のある児童生徒の情報保障や学習権保障の観点から、下記のとおり要望 します。                   記 1.LD等の発達障害者の中には、「視覚や聴覚による表現の認識に障害がある」  場合があることから、今回の改正著作権法で規定されている、「視覚障害者等」  「聴覚障害者等」の範囲について、政省令による規定および運用に際しては、  発達障害(*)を含め、対象を極力広く捉えるよう配慮すること。 2.「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関す  る法律」に則り、LD等の発達障害のある児童生徒のための、バリアフリー化  された教科用特定図書の普及のための予算措置を行うこと。(特に義務教育段  階においては、無償給与のための予算措置) 3.LD等の発達障害のある児童生徒のための教科用特定図書に関する調査研究  を引き続き拡充して実施すること。 4.国立国会図書館で計画されているデジタルアーカイブ事業と連携し、同図書  館に納本済みを含めすべての検定教科書のデジタル化(デイジー化など)及び音  声化に取り組むこと。                                   以上 ------------------------------  (*) 発達障害が含まれることは、文化庁の公式発表資料で明示されている。 【付記】2009/06/30 参議院内閣委員会において、上記要望事項4について、文  科省としての見解が示された。以下、その要旨。 ●教科書デジタルデータについて、多様な用途に活用しやすいよう、その編集方 式や活用方法に係る調査研究を進めることとしており、国立国会図書館とも必要 な情報交換を行うなど、連携を図って参りたいと考えている。 まだ議事録が公開されていません。2009/07/10頃には公開されると思います。 → 2009/07/08 公開されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第171回国会 参議院内閣委員会 平成21年6月30日(火曜日) 議事録 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0101/171/ 17106300058011c.html 略−− ○山本香苗君 促すんじゃなくて、必ず入るという形にしていただきたいと思い ます。  不登校と一言で言っても様々な要因がございます。その中で、不登校が発達障 害の二次的な現象であるケースが少なくないといったことも指摘をされておりま す。発達障害の子どもへの支援の遅れが授業に付いていけない子どもたちを生ん でいます。どんどん勉強が遅れていく自分が嫌いになって、自尊意識を喪失する ことによって学校に行きたくても行けなくなってしまう、不登校になってしまう という事態をつくり出しております。  五月三十一日付けの朝日新聞の朝刊の「声」の欄にDAISYコンソーシアム の代表の河村先生という先生が「デジタル化は教科書優先で」というタイトルで 投稿されておられました。  その内容はといいますと、平成二十一年度の補正予算で約百二十六億円が国立 国会図書館のデジタル化について付いたことに端を発しているわけでありますけ れども、ちょっと御紹介させていただきますと、発達・学習障害などで読める教 科書がない子どもたちも国内に多数おり、デジタル化には教科書整備を優先すべ きではないだろうかと。DAISY図書は文章に音声、画像が付いて、検索が容 易で、視聴覚障害のみならず、発達・学習障害児を含む人々が自力で読めると。 日本では視覚障害児のために拡大教科書は予算化されているが、発達・学習障害 児にも有効なDAISY版教科書はボランティア頼りで供給が足りていないと。 教科書のDAISY化は昨年の著作権法改正で認められ、国会図書館がDAIS Y版教科書を提供するための法的環境は整った、読める教科書のない子どもたち や高齢者の存在に心を配った蔵書のデジタル化を切に望むといった御意見でござ いました。  国会図書館は、すべての出版物というものを収集して書誌情報を国民に提供す るという重要な役割を担っておりまして、教科書も所蔵しております。他方、文 部科学省ではDAISY形式の教科書の効果の実証のために二年間の研究委託を 始めたところです。この研究は研究で進めていただいて結構なんですが、それと 同時並行で、国会図書館とも連携を取っていただいて、教科書や図書のデジタル 化も一緒に早く進めていってもらいたいというか、進めるべきだと考えておりま すが、いかがでしょうか。 ○政府参考人(徳久治彦君) 昨年九月に施行されました障害のある児童及び生 徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律によりまして、教科書 発行者は教科書デジタルデータの提供が義務付けられてございます。具体的には、 拡大教科書等を製作するボランティア団体等から希望のあった教科書のデジタル データすべてを文部科学省に提供いただいているところでございまして、これら のデジタルデータは本年二月よりボランティア団体等に提供されているところで ございます。  一方、この教科書デジタルデータにつきましてでございますけれども、拡大教 科書や音声読み上げ教材など多様な用途に活用しやすいようその編集方式や活用 方法を検討していくことが重要と考えてございまして、そのための必要な調査研 究を現在進めているところでございます。また、発達障害の子どもの障害の状況 に応じた教科書デジタルデータを活用した教材等につきまして、学校教育におけ る教育的効果や指導方法等についても研究を進めることにいたしております。  委員御指摘のように、国立国会図書館では出版物等の所蔵資料を後世に継承す ることを責務としてございまして、保存の手段としての利用のしやすさなどの観 点からデジタル化による複製を中心に進めていることと承知をしております。  いずれにいたしても、文部科学省といたしましては、このような国立国会図書 館と必要な情報交換など連携を進めまして、教科書デジタルデータの円滑な提供 を一層促進してまいりたいと考えてございます。 ○山本香苗君 DAISY形式の文はパソコンで見れて身近な存在ですから、い つでも開けるわけです。自分の好きなときに人の手を借りないでできると。今ま では読むことというのに、普通の本を読むのに全神経を傾けていたのに内容まで 理解ができていなかった、お母さんや学校の先生たちに読んでもらうまでできな かった、けれども、このツールを使えば自分一人でできるようになると、本人に とって本当に大きいことなんだなということを実感しております。  国会図書館とも話をしたんです。確かに、今回のデジタル化、即、今申し上げ たDAISY化とは違うわけでありますけれども、そこまで視野に入れてデジタ ル化を進めていくことが必要であります。今国会で成立いたしました著作権法の 改正案の附帯決議のところにおいても、そういったデジタル化された、「国会図 書館において電子化された資料については、情報提供施設として図書館が果たす 役割の重要性にかんがみ、読書に困難のある視覚障害者等への情報提供を含め、 その有効な活用を図ること。」とありまして、この「等」の中に発達障害のある 方も含まれているわけであります。是非すぐに国会図書館と連携を取っていただ いて、できるところからどんどん進めていっていただきたいと思いますし、また、 二年間の調査結果が出てくるまで何もやらないというわけではなくて、発達障害 のある子どもたちにDAISY形式の教科書や図書を一刻も早く提供できるよう な体制をつくらねばならないと思っております。  このことについては、子ども・若者に対する支援策の一つとしても、新たに策 定されますいわゆる子ども・若者育成推進大綱にもきちんと組み込んでいってい ただきたいと思いますが、統括官、いかがでしょうか。 ○政府参考人(松田敏明君) 先生のおっしゃった趣旨を踏まえまして、大綱の 策定の検討に当たりましては十分それを踏まえながら頑張ってまいります。 ○山本香苗君 頑張るんじゃなくて、書いていただきたいんです。−−以下略 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 以下の参議院ウェブ中継のライブラリで見られます。字幕はありません。映像と 音声のみです。山本香苗議員の質問部分で、開始後6分30秒あたりから12分 20秒あたりまでです。 http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/reference.php?page=1&cd =3342&tx_mode=consider&sel_kaigi_code=0&dt_singi_date_s =2009-01-05&dt_singi_date_e=2009-07-01&tx_speaker=&sel_speaker_join= AND&tx_anken=&sel_anken_join=AND&absdate=2009-06-30&sel_pageline= 10&dt_calendarpoint=2009-06-02&abskaigi=no ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本発達障害ネットワーク 文部科学大臣宛要望書    2099/07/02 ■ ------------------------------------------------------------------------                            平成21年7月2日 文部科学大臣 塩谷 立 殿                 要 望 書                日本発達障害ネットワーク 代表 田中 康雄 平成20年9月17日、「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の 普及の促進等に関する法律」が施行され、あわせて「著作権法第33条の2」も 改正され、LD等の発達障害のある児童生徒が学習できるように、適切な配慮が なされた検定教科用図書等の普及のために必要な措置が講ぜられることとなりま した。  しかしながら特別支援教育の現場において、LD(学習障害)やディスレクシ ア(読字障害)等の発達障害のある児童生徒に対しての情報保障はいまだ不十分 であり、適切な配慮がなされた検定教科用図書等の提供もほとんどなされていな いのが現状です。  また、第171国会において、去る6月12日障害者の情報格差是正等を目的 として「改正著作権法」が成立し、平成22年1月1日より施行されることとな りました。今回の改正は日本政府として批准を目指している、「国連障害者の権 利条約」の趣旨をふまえたものとも言われております。つきましては、LD等の 発達障害のある児童生徒の情報保障や学習権保障の観点から、下記のとおり要望 します。                  記 1.発達障害のある児童生徒の中には、「視覚や聴覚による表現の認識に障害が   ある」場合があることから、今回の改正著作権法で規定されている、「視覚   障害者等」「聴覚障害者等」の範囲について、政省令による規定および運用   に際しては、発達障害を含め、対象を極力広く捉えるよう配慮すること。 2.「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関す   る法律」に則り、発達障害のある児童生徒のための、バリアフリー化された   教科用特定図書の普及のための予算措置を行うこと。(特に義務教育段階に   おいては、無償給与のための予算措置) 3.発達障害のある児童生徒のための教科用特定図書に関する調査研究を引き続   き拡充して実施すること。 4.検定教科書のデジタル化、テキスト化、デイジー化については、製作には多   大な労力と資金が必要なことから、需要に追い付いていない状況にある。こ   れらに積極的に取り組むとともに、国立国会図書館で計画されているデジタ   ルアーカイブ事業と連携し、同図書館に納本済みとなっている検定教科書の   デジタル化に取り組むこと。                                   以上 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 可茂SC研 第4回夏季特別講座「学力向上と特別支援教育」岐阜県富加町 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのお知らせです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 講座の内容は、学校現場で発達障害をアセスメントし、その内容を具体的な支援 に結びつける術を学ぶ予定です。 SC等で学校と関わりのある方だけでなく、広く発達支援に関心をお持ちの方のご 参加をお待ちしています。SC=スクールカウンセリング 名 称 可茂SC研第4回夏季特別講座 日 時 平成21年8月2日(日)午前9時〜午後4時30分(受付8時40分) 内 容 学力向上と特別支援教育 講 師 高橋あつ子 (早稲田大学 准教授) 会 場 富加町 とみかタウンホール(岐阜市から1時間以内です) 6 参 加 費   2,500円 (※当日参加は3,000円) 7 下記にお申し込み下さい  (1)申し込み先  kamoscken@yahoo.co.jp  (2)件名     可茂SC研夏季特別講座申し込み  (3)本文     1氏名、2所属 3職種 4連絡先アドレス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 現場リポート きちんと「見えて」いますか?--オプトメトリスト--  ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.npwo.or.jp/kodomo/report/2009/000611.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 視力検査では問題は見つからないけれども、読むこと書くことに悩んでいる子ど もたちがいます。この問題に取り組んでいるのが「オプトメトリスト」と呼ばれ る視覚の機能を調べる専門家。実際にオプトメトリストのもとで訓練をして「見 え方」が改善したという子どもたちがいます。これまでにのべ1000人ほどを診て きたオプトメトリストの北出 勝也さん(40)のもとを訪ねました。−−略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 21:20 2009/07/11 □ ------------------------------------------------------------------------ 国立国会図書館の長尾館長とお話ししました。ファンになってしまいました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999/03/12 から] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998/07/31 から] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000/08/17 から] ★ 挿入された広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切関係ありません ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます ------------------------------------------------------------------------

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