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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #315 2001/11/13 発行 登録読者(配信)数 3,426 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ NHK LDフォーラム LD児・者の理解と指導について/大阪 2001/12/16 ■ ■ 第25回日本失語症学会総会/大阪国際会議場 (大阪北区) 2001/12/6-7 ■ ■ 【新刊予告】「月刊 実践障害児教育」2002/1月号 アスペルガー症候群 ■ ■ 【新刊】『ADHDの明日に向かって』 田中康雄著 星和書店刊   ■ ■ 「発達性読み書き障害」講演会/国立精神・神経センター 2001/12/09 ■ ■ 日本障害者協議会(JD)主催 新10推進フォーラム 2001 12/08-09 ■ ■ 【雑誌】「臨床心理学」第1巻第6号 緊急特集−子どもの虐待 2001/11 ■ ■ 東京都稲城市第3回定例議会 少人数学級LD,ADHD質疑(1) 2001/09/10 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 19:30 2001/11/13 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ NHK LDフォーラム LD児・者の理解と指導について/大阪 2001/12/16 ■ ------------------------------------------------------------------------  「NHK学習障害福祉フォーラム〜LD児・者の理解と指導について〜」大阪   http://www.npwo.or.jp/topics/#11  後援団体からの案内がありました。 −−−−−−−−−−−−−−− 全般的な知的発達に遅れはないのに、ことばの使い方、文字の習得に遅れやつま ずきが見られたり、理解にムラがある、手先が不器用、集団行動が苦手などの課 題を抱えているお子さんへの正しい理解と過程での支援のあり方について、みな さんといっしょに考えようと開催するものです。 また今回は就労している成人LDの方へのインタビューを通して支援の在り方の 一助にしたいと考えます。 開 催 日 2001年12月16日(日) 10:00〜16:00 開催場所 大阪産業創造館イベントホール      大阪市中央区本町1-4-59      ※地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町駅」下車2号出口から徒歩3分 対  象 LD児・者と関わるすべての方(定員300人) プログラム 10:00〜11:00 講演「LDの最新情報」           大阪教育大学教授・日本LD学会副会長 竹田契一       11:00〜12:00 講演「ADHDの学校での対応」           神戸市立星和台小学校教諭 岸本友宏         13:00〜14:00 講演「医学面から見たADHD」           大阪医科大学小小児科学教室講師 鈴木周平       14:00〜14:45 インタビューコーナー「成人LD者にきく」       15:00〜16:00 講師との話し合い             司会 大阪教育大学教授 竹田契一 参加申込 ご希望の方は、往復ハガキに代表者の名前・住所・電話番号・職業・      参加者全員の名前を記入の上お申し込みください。      入場は無料です。      定員(300人)になり次第締め切らせていただきます。      お申し込みいただいた方には追って入場整理券を送付いたします。 その他  ※当日の昼食は各自ご用意ください。      ※託児はありません。      ※駐車場(有料)はありますが、地下鉄が便利です。 申込み・問合せ先 NHK厚生文化事業団近畿支局「LDフォーラム」係          〒540-8501 大阪市中央区大手前4-1-20            TEL:06-6937-3412 FAX:06-6941-0830 主  催 NHK厚生文化事業団近畿支局 NHK大阪放送局 後  援 大阪府教育委員会 大阪市教育委員会       全国LD親の会近畿ブロック(大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【新刊予告】「月刊 実践障害児教育」2002/1月号 アスペルガー症候群 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://kids.gakken.co.jp/campus/jiritu/billbord/03_01.html −−−−−−−−−−−−−  定価650円(本体619円) B5判 56ページ 学習研究社発行  12月15日発売予定   アスペルガー症候群と高機能自閉症の支援  「青年期の問題と成人期に向けての準備」  言語治療士によるグループでの会話練習  治療的家庭教師を通してのサポート  青年期をささえるスキルトレーニング  高等養護学校での職業訓練  職業援助  家庭学習の取り組み  青年期と成人期の関わり方の工夫  本人たちから、支援グループからのメッセージ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【新刊】『ADHDの明日に向かって』 田中康雄著 星和書店刊   ■ ------------------------------------------------------------------------ LDニュース読者の方からの情報提供です。 http://www.seiwa-pb.co.jp/bo/bo0404u.htm −−−−−−−−−− 田中康雄先生(北海道立緑ヶ丘病院医長)が、多様な症例を呈示しながら、AD HDの歴史、現場での対応策、そして自ら仲間たちと実践している連携のありか たについて語った1冊。 田中 康雄 著 1,900円(本体) 四六判 240頁  ISBN 4-7911-0459-5 【目 次】 第一部 ADHDの事実  第一章 ADHD問題  第二章 ADHDの歴史  第三章 基本的な事柄 第二部 ADHD対策  第四章 連携とネットワークのおける支援とは?  第五章 連携の流れ 第六章 課題  エピローグ 理解と支援を必要とする個性としてのADHD  あとがきにかえて,心からお礼を ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第25回日本失語症学会総会/大阪国際会議場 (大阪北区) 2001/12/6-7 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www01.u-page.so-net.ne.jp/gd5/comcom/117.htm −−−−−−−−−−− 会 期 2001年12月06日(木)-07日(金) 会 場 大阪国際会議場 (大阪市北区中ノ島5丁目) 会 長 竹田 契一 (大阪教育大学障害児教育講座) 参加費 一般 10,000円 学生 5,000円 プログラム−−−−−− 特別講演  "Recent trends in cinical management of Right Hemisphere Syndrome"         Leonard L. LaPointe,Ph.D.(Florida State University) 教育講演  "Current topics in Neurogenic Communication Disorders"           (特にApraxia of speech について)         John C.Rosenbek,Ph.D.(University of FIorida) カレント・トピックス  "高次機能領野と脳外科手術,最近の臨床から"         板倉 徹(和歌山医科大学脳神経外科) シンポジウム  "先天性および発達性言語機能障害"   (座長・指定討論) 小枝 達也(鳥取大学教育地域科学部人間教育講座)   「小児の後天性高次脳機能障害」 進藤美津子(広島県立保健福祉大学)   「言語性意味理解障害」 春原 則子(東京都済生会中央病院)   「発達性読み書き障害」 宇野 彰(国立精神・神経センター精神保健研究所)   「学習障害児の教育」 花熊 暁(愛媛大学教育学部) ニュー・ミレニアム・セミナー "有料基礎セミナー・昼食つき"  (司会) 元村 直靖(大阪教育大学健康科学講座)   「神経心理学の歴史と方法」大東 祥孝(京都大学大学院人間環境学研究科)   「神経心理学における画像診断」 河村 満(昭和大学医学部神経内科)   「失語のみかた」 本村 暁(陽明会御所病院神経内科)   「失行のみかた」 鎌倉 矩子(広島大学医学部保健学科)   「失認のみかた」 岩田 誠(東京女子医科大学脳神経センター)   「記憶障害のみかた」 山鳥 重(東北大学大学院高次機能障害学)   「痴呆のみかた」 田邊 敬責(愛媛大学医学部神経精神医学講座) 会長講演 "わが国における失語症リハビリテーションの歴史" 竹田 契一 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「発達性読み書き障害」講演会/国立精神・神経センター 2001/12/09 ■ ------------------------------------------------------------------------ 日 時 2001年12月09日(日)10:00〜15:45 場 所 国立精神・神経センター精神保健研究所 研修棟2階     272-0827 千葉県市川市国府台1-7-3  Taeko Wydell PhD (英国Brunnel大学)   「英語と日本語とのbilingual dyslexia児からみる母国語の影響」  小枝達也(鳥取大学)   「機能的MRIにおけるdyslexia児童の大脳機能」  宇野彰(国立精神・神経センター精神保健研究所)  「small step by stepアプローチは本当に有効なのか?   −訓練効果および訓練方法によって変わる大脳の賦活部位−」 参加費 3000円(先着60名) 申込み 参加希望者は11月末までにご連絡ください。 主 催 発達性dyslexia研究会 連絡先 電話:047-372-0141 ex.1322 月金のみ     FAX:037-371-2900     国立精神・神経センター精神保健研究所担当宇野研究室 淡野 後 援 認知神経心理学研究会、EDGE(NPO組織) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本障害者協議会(JD)主催 新10推進フォーラム 2001 12/08-09 ■ ------------------------------------------------------------------------     新10推進フォーラム/パソコンボランティア・カンファレンス2001(合同開催) (開催日)2001年12月8日(土) 9日(日) (会 場)全社協・灘尾ホール及び全社協会議室 東京都千代田区霞が関3−3−2新霞が関ビル (後 援)障害者施策推進本部/内閣府、厚生労働省、文部科学省 総務省、国土交通省、経済産業省 (協 賛)「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラム (参加費)一般3,500円(学生3,000円) 当日は4,000円 ※一日参加でも両日参加でも参加費額は一緒です。 (プログラム) <12月8日(土)> (1)記念講演 「『聖域なき構造改革』は何をもたらすのか」(仮題) <講師> 金子 勝(慶應義塾大学経済学部教授) (2)パネルディスカッション 「障害者施策と構造改革−21世紀、そのあるべき姿を問う−」 <パネラー> 五十嵐光雄(日本盲人社会福祉施設協議会) 佐藤久夫(日本社会事業大学) 樋田精一(日本病院・地域精神医学会) 野沢和弘(全日本手をつなぐ育成会権利擁護委員) <コーディネーター> 藤井克徳(JD常務理事) 太田修平(JD政策委員長) <指定発言> 加藤真規子(こらーる・たいとう) 須田初枝(日本自閉症協会) 福井典子(日本てんかん協会) <12月9日(日)> (1)「全国パソボラ活動自慢」 <指定発言> 丹 直利(JDパソボラ支援センター) 中和正彦(ジャーナリスト) 服部一弘(ドリームナビゲーター横浜) 他 (2)スペシャルトーク 「いま輝いて生きること−養護学校から女流王将へ−」 石橋幸緒(第21期女流王将) ※チャリティーサイン会を予定 (3)記念シンポジウム 「徹底討論!どうするIT講習会、どうなる地域のIT支援」 <シンポジスト> 足立義則(NHK社会部) 伊藤英一(神奈川県総合リハビリテーションセンター) 鈴木信一(トライアングル西千葉) 関 和子(練馬ぱそぼらん) 堀込真理子(トーコロ情報処理センター) 吉崎正弘(総務省情報通信政策課長) <コメンテーター> 清原慶子(東京工科大学教授) <コーディネーター> 薗部英夫(JD情報通信委員長) ※情報及び福祉機器展示(8〜9日)や「パソコンボランティア入門セミナー」  なども開催します。 (問い合わせ)日本障害者協議会 事務局(坪松、依田) 〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-1-7 Tel.03-5995-4501 Fax.03-5995-4502 E-mail:office@jdnet.gr.jp URL http://www.jdnet.gr.jp/ -------------------------------------------------------- 配信:「プレスネットワーク」 http://www.pressnet.tv/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【雑誌】「臨床心理学」第1巻第6号 緊急特集−子どもの虐待 2001/11 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.kongoshuppan.co.jp/dm/8006.html −−−−−−−−−−−−− B5判/150頁/1,600円(税抜)/2001年11月  緊急特集 子どもの虐待   児童虐待への臨床心理学的援助:村瀬嘉代子   子ども虐待に対する取り組み:前橋信和   児童虐待に関する法制度:吉田恒雄   トラウマ,PTSD概念と子どもの虐待:小西聖子   子どもの虐待への心理的援助の課題と展開:西澤 哲   児童虐待への援助:元屋恵子   育ち直りを援助する:四方燿子ほか   被虐待体験からの再生と成長を支えるもの:国分美希   虐待援助の地域ネットワーク:佐藤千穂子   非行の背景としての児童虐待:藤岡淳子   ある障害児のヒストリー:坂井聖二   子育てを支援する:鈴木祐子  研究論文   あるアスペルガー症候群の青年に対する心理劇:高原朗子   論文へのコメント:弘中正美,大野博之   −−−以下略 〒112-0005 東京都文京区水道1−5−16 金剛出版 Tel: 03-3815-6661 Fax: 03-3818-6848 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京都稲城市第3回定例議会 少人数学級LD,ADHD質疑(1) 2001/09/10 ■ ------------------------------------------------------------------------ 東京都稲城市議会・楠原治利議員のご厚意により転載させていただきました。 http://harujcp.gn.to/gizirok2001.9.htm から3回に分けて抜粋転載。 −−−−−−−−−−−− ○22番(楠原治利君)  2番目、30人学級の早期実施についてお尋ねいたします。30人学級に対しては、 これまでも私自身も何回か質問させていただいております。たしか3月議会でも お話をさせていただきましたが、なかなかいい返事は得られませんでした。そこ で改めて、30人学級に対する市教育委員会と、それから市長の考え方、基本的な 認識をまず最初に伺っておきたいと思います。 ○教育部参事(大野容義君)  現在の学級当たりの児童生徒数は、本年4月に改正された義務標準法において、 従来どおり、最大40人とされております。学級定数を従来どおりとするに当たっ て、国では、学級を学校生活の場の基礎的な集団とする生活集団と、学習を進め る上での学習集団とに分けて整理しておりまして、生活集団としての学級では、 児童生徒の社会性を育成したり、互いに切磋琢磨する場所として、一定数の規模 が必要であることから、40人学級としておりますが、実質的には全国の小学校で 約半数が30人以下の学級となっております。  また、学級編成基準は、国の定める標準により都道府県が定めるわけですが、 東京都では、生活学級を40人としながら、学習集団を小さくする方向で、教員定 数の改善を始めております。稲城市においては、小学校での平均が本年度29.1人 となっておりますが、基礎学力の向上や、きめ細かな指導の充実を目指して、少 人数指導など、学習集団の規模の改善を進めてまいりたいと考えております。 ○市長(石川良一君)  30人学級に対する基本的な認識は、教育委員会がただいま申し上げたとおりで ございます。30人以下の学級編成を打ち出している自治体があることは承知して おりますが、財源の問題など、課題もございますので、東京都などの動向等を踏 まえて、検討してまいりたいと思っております。 ○22番(楠原治利君)  第1点目の基本的な認識の問題ですけれども、全国的にも少人数でという方向 は出ていると思います。ただ、今の名称で言うと文部科学省はあくまで40人とい う線を学級編成については壊していない。これは前に質問したとおりです。しか し問題は、今学校でどんなことが起きているのか、何が一番大きなテーマになっ て問題になっているのか。この点は私は前回の議会でも質問させていただいて、 学校での、特に低学年の基本、基礎の学力の低下、これは文部科学省の調査結果 でも同じようなことが出されている。その大きな原因は、授業がわからないとい うのが一番根本にあって、本来、わかることの喜びが非常に大切だと言われてい る、それが残念ながらわかりにくくなったり、わからないということで長時間教 室にいる。そのこと自体が荒れの原因になったり、あるいは大きないじめだとか、 学級崩壊の一つの大きな要素になっているのではないか。ですから、基本や基礎 の学力をどうやって身につけるか。その大きな一つの方向として、少人数による 学習、教育。本当は集団生活そのものも、今の40人ではなくて、そういう方向で いけばいいのだと思うのですが、なかなかそうはいかない。ですから、本当に30 人学級、あるいは進んだところでは20人とか、いろいろ言われていますけれども、 少なくとも30人学級というのは、大きな方向として、今の教育の現場の実態を変 えていくためには本当に必要になっているのではないか。こういう基本認識がお ありなのかというのを私は知りたいと思っております。それは、あれこれのチー ム・ティーチングだとか、ある学科だけだとか、そういうことだけで解決できる 話ではない。もっと大きな意味で、少人数学級の必要性が今言われているのでは ないかと思うので、そういう認識の上に立っての答弁なのか、もう一回確認して おきたいと思います。 ○教育部参事(大野容義君)  先ほど第1答弁で申し上げましたように、学級を生活集団と学習集団とに分け ますと、国、都、そして先ほどお答えしましたように、本市におきましても、学 習集団を小さくしていく方向で子供たちの基礎学力をつけていきたいと考えてお ります。第七次教職員配置改善計画が国でことしから始まっておりますけれども、 それによりますと、基本的には学習集団を小さくするということで、先生方の加 配を各学校に入れていくという方向で進めていって、特に算数など、最も基礎的 なものについて、子供たちの学力をつけていくということで、そういう方向でい きたいと考えております。 ○22番(楠原治利君)  基本的な認識にそんなにずれはないと思うのですが、少人数の学習、あるいは できる限り生活と学習の一体性が確保できれば私は一番いいと。ばらばらなもの ではないのだと思うのですが、そこで、この点ではもう一つだけ聞いておきます。  朝日新聞の8月24日の夕刊に、埼玉県志木市の小学校で25人学級、1年生、2年 生を対象にということで、来年度から始めるのだということが出されています。 これについて、何でそういうことになったのかという市長のコメントが出ている のです。これは別の新聞なのですが、踏み切ろうとした直接のきっかけについて は、このように述べています。「ことし7月、国立研究所がまとめた調査結果で す。多人数学級に比べ少人数学級の方が、教室の雰囲気もよく、難しいことでも 最後まで頑張って勉強したなど、明確に効果があると判断したからです」と。こ れは読売新聞にも報道されています。  つまり、多人数でやるよりは少人数でやった方が、今の状況のもとでは特に明 確な効果が出てくるのだ、難しい問題でも子供がよくわかるということが言われ ています。これは、全国のクラスごとのいろいろなレベル、つまり20人以下でや っているところ、あるいは20人から25人でやっているところ、30人でやっている ところ、その比較が、これは先ほど言ったように読売だと思いますが、この中で も明確に20人学級のよさというのが言われている。こういうことが直接のきっか けになったと。っまり、子供にとってどうなのかという点なのです。したがって、 志木市の場合は、仮に県にも要請して、県が全然補助をしないと言っても、独自 にでもやりますといラことまで市長は言い切って、来年から実施する。  ですから、1番目の基本認識について、市長の方から財政的に大変だというお 話がありましたけれども、どの市も財政的に豊かであり余っているなどというこ とはないと思います。しかし、ある市ではこのように、そういう教育の現状、子 供の実態からすれば、踏み切ってみようという認識を持っておられるということ なので、この辺はもう少し答弁のしようがあるのではないかと思うのですが、い かがでしょうか。 ○市長(石川良一君)  教員の採用ですとか給与等の財源につきましては、今までは都道府県が基礎単 位としてやられてきたわけであります。当市では、こういう面での予算配分につ いては第三次長期総合計画の中では見込んでいないというのが事実でございます。 確かに、分権化の一つの流れとして、教育の分権化を進めていく上では大きな課 題だろうとは思っておりますが、他の分権と同じように、それならば財源等はど うなっていくのかという課題と似ている部分もあるだろうと思います。  また、当市では既に結果として少人数クラスも多く存在しておりまして、こう いう中での課題もあるだろうと思います。今御指摘がありましたように、学習集 団としてのあり方、あるいは生活集団としての単位という視点もあるわけであり まして、当市独自の具体的な実態などもよく研究し、基本的にはこれは都道府県 単位という非常に大きな枠の中で実施されるべきことであろうと、現段階では考 えております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 19:30 2001/11/13 □ ------------------------------------------------------------------------ この秋最強の寒気団が来襲中。 −−−−−−−−−−−−−−−  LDニュースへ講演会等のイベント情報掲載を希望される方へ・・・  詳しくは下記サイトをご覧下さい。  http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員になってください! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode 版 URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LDニュース 最新号バックナンバーについては下記のサイトから閲覧が可能です URL: http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000000592 [2000.12.21 更新] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 更新] 編集に際し正確を期していますが、最終保証責任は免責とさせていただきます ■ 挿入されている広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切無関係です ■ 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