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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #270 2001/06/21 発行 登録読者(配信)数 3,231 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 参議院(環境委員会)会議録(抜粋) 平成十三年六月五日(火曜日) ■ ■ 【近刊】「LDの教育」-学校におけるLDの判断と指導- 上野一彦他編著 ■ ■ 育脳研究会 見晴台学園(中等部)活動報告 授業感想文 2001/06/12 ■ ■ 日本心理適性研究所主催 2001年 各種心理検査等講習会  2001/07-12 ■ □ 編集後記 -----「けやき」7月例会のお知らせ---- 23:05 2001/06/20 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 参議院(環境委員会)会議録(抜粋) 平成十三年六月五日(火曜日) ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0113/151/15106050065013c.html ---------------- ○岡崎トミ子君 岡崎トミ子です。よろしくお願いいたします。  十五年を目標にしてこのPCBをなくそうということでございますけれども、 私は多分それはもう国会にはいないだろうなという気がするんですね。十五年後 には市民に戻ってでもこれはきちんとチェックをしなきゃいけないなという思い なんですけれども、まず毒性について押さえておかなければいけないなというふ うに思っております。  PCBは、残留性の有機汚染物質で、有害化学物質の代表的な化学物質である ということですね。そして、難分解性で生体内に蓄積しやすく、大気や海洋経由 で長距離を移動する、地球全体を汚染する可能性がある環境汚染物質だというこ とです。そして、このPCBの安定性や脂肪への溶解性はいつまでも環境中に残 留する、または親溶性のために水中のプランクトンなどの微生物に取り込まれて 食物連鎖によって体内濃縮されていくということですね。  生体内では分解しにくい、脂肪組織に蓄積しやすい、さらに皮膚障害、内臓障 害それからホルモン異常、それだけではなくて、人体への影響としては、塩素ざ 瘡と呼ばれるにきびのような吹き出物が出る、また色素沈着と呼ばれる皮膚が、 粘膜が変化していく、手足のしびれ、黄疸、月経異常などのホルモン異常という のも挙げられております。  そしてさらに、この有機塩素化合物は脂肪分にも溶けやすいために母乳中に多 く含まれ、その母乳を介した次の世代の子供への影響というのが懸念されており ます。母親の体脂肪中に含まれるおよそ半分のPCBが母乳として排出されると いうことは、子供に、胎児に移行する、半分は移行してしまうということが考え られるわけですが、まず川口環境大臣に食物連鎖ということについての御認識を お伺いしたいと思います。 ○国務大臣(川口順子君) 私も、一人の生活者でございましてこの問題につい ては非常な関心を持ってきております。この問題が存在をしていること、それか ら必ずしもきちんと解明ができていないというようなふうに認識をしております。 ○岡崎トミ子君 さらにもっと言わなければならないんです。  この北極のイヌイットの人たちの支援を続けておられるC・W・ニコルさんの 報告でも、北極の淡水アザラシの体内からPCBが検出された、ホッキョクグマ の体脂肪に高濃度のPCBが検出されたことは広く知られておりますけれども、 海洋汚染の、この食物連鎖の及ばない北極の湖に生きる生物にPCBが蓄積され ているということですね。ですから、PCB汚染が地球規模で想像もできない深 刻さで行き渡っているということがよくわかります。  さらに、これは一九九六年ですけれども、アメリカのコルボーン博士の「奪わ れし未来」という本の中にも、五大湖の魚を食べた母親から生まれた子供たちに 明らかに知能低下が見られたという報告がなされております。つまり、胎児の脳 機能という脳の発達がPCBとかダイオキシンに阻害される、そして知能低下や ADHD、注意欠陥多動障害、これを起こす原因となっているというふうになっ ていまして、最近、とりわけアメリカの子供たちに非常に多いというふうに言わ れておりますが、日本でも学級崩壊ということが伝えられておりまして、こうい った子供たちの現象、小学校で起きております。  授業中に、子供たちが何らかのきっかけにして叫ぶ、そして歩き始める、落ち つかない、こういうようなことで学級では授業ができない、学級が崩れてしまう ということが立て続けに起きているわけで、日本の子供たちに対しても、やはり 環境省としてはこの法律を審議するに当たって、こうした脳の病的な症状も引き 起こすものではないのかなという、そういう意味で因果関係の検証を行っていっ てほしいという思いがあるんです。  つまり、環境ホルモンの安全基準とか、あるいは妊婦が胎児を守るために必要 なことは何かという、そういう方向のところまで持っていきませんと、これが日 本の国内だけで解決できない問題だということがこの中でも記されているという ふうに思いますけれども、そういうこの法律以外のそこまでも考えなければいけ ないという御認識については、環境大臣、いかがですか。 ○国務大臣(川口順子君) 広く環境ホルモンにつきまして、国際的にも連携を して取り組んで、どういった問題があるかということについては、方法論も含め ましてただいま取り組みが行われております。また、環境省においてもミレニア ムプロジェクトでその実施評価を行っているところでございます。 -------- 以下略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【近刊】「LDの教育」-学校におけるLDの判断と指導- 上野一彦他編著 ■ ------------------------------------------------------------------------ 【書 名】「LDの教育」-学校におけるLDの判断と指導- 【編著者】上野一彦・牟田悦子・小貫悟 【出版社】日本文化科学社 http://www.nichibun.co.jp/ TEL 03-3946-3131 【内 容】第一部 LDの判断から指導にむけて       第一章 LD教育の歴史と動向       第二章 LDの概念・定義       第三章 学校におけるLDへの気づきと判断       第四章 指導の形態と場について           −LD教育の指導の現状と今後の課題−      第二部 実態把握の具体的方法       第一章 心理アセスメント       第二章 学力アセスメント       第三章 行動アセスメント       第四章 発達アセスメント       第五章 総合所見の書き方      第三部 指導への展開:理論編       第一章 LD教育における指導原理       第二章 通常学級での配慮の視点       第三章 個別指導計画      第四部 指導への展開:実践編       第一章 個別指導計画に基づく指導の実際       第二章 通常学級での配慮の実際 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 育脳研究会 見晴台学園(中等部)活動報告 授業感想文 2001/06/12 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.a-fantasia.co.jp/ikunou/2-miharasidai/miharashidai.htm ---------- 育脳研究会 見晴台学園での活動 ● 見晴台学園について この学園は「学習障害児親の会”かたつむり”が母体となってできた「学習障害 児の高校教育を求める会(現・「学習障害児・者の教育と自立の保障をすすめる 会」)が設立した、無認可の学園です。   ◆ 高等部(5年制)-- 1990年4月8日 設立   ◆ 中等部     -- 1995年4月8日 設立  詳しくは http://www.asahi-net.or.jp/~at6k-ngys/miharashi.html   ● 育脳プログラムに基づく授業について   ◆ 対象クラス : 中等部   ◆ 授業日   : 毎週火曜日 午前10時30分〜12時   ◆「授業風景と基本プログラム」   ◆「生徒の授業感想」 6月16日更新 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本心理適性研究所主催 2001年 各種心理検査等講習会  2001/07-12 ■ ------------------------------------------------------------------------ ● 第45回 ITPA 言語学習能力診断検査技術講習会(初級コース)   2001/07/26-27 国立青少年総合センター(東京都渋谷区) 30,000円 ● 第9回 WISC-III 知能検査技術講習会   2001/08/07-08 後楽園会館(東京都文京区) 30,000円 ● 第10回 WISC-III 知能検査技術講習会   2001/08/09-10 後楽園会館(東京都文京区) 30,000円 ● 第9回 自閉症セミナー「認知発達治療の理論と実践」   2001/08/23-25 家の光会館(東京都新宿区) 27,000円(テキスト代別) ● 第11回 WAIS-R 成人知能検査技術講習会   2001/11/17-18 後楽園会館(東京都文京区) 35,000円 ● 第11回 WISC-III 知能検査技術講習会   2001/12/15-16 後楽園会館(東京都文京区) 30,000円  問い合せ 日本心理適性研究所       E-mail: seminar@nichibun.co.jp TEL 03-3946-3391 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 -----「けやき」7月例会のお知らせ---- 23:05 2001/06/20 □ ------------------------------------------------------------------------ ・ 日 時 : 2000年7月14日(土) 午後 1:30 〜 4:30 ・ 会 場 : 東京都地域福祉推進財団 東京いきいきらいふ推進センター講習室   セントラルプラザ6階 新宿区神楽河岸 1-1 TEL 03-3434-1121   JR総武線・地下鉄有楽町線/東西線「飯田橋駅」下車すぐ ・ 内 容 : 進路情報交換会  毎年、夏休み中から秋にかけて、学校説明会や、学校見学会が開催されます。 また、学校によっては、体育祭や文化祭、公開研究会等の形で広く一般に公開し ているところも多いようです。  そこで、「けやき」では毎年この季節に先駆けて、「進路情報交換会」を開催 しております。中学・高校・専門学校・通級・養護学校等の進路を決定するうえ での、基本的な考え方・資料の集め方、進め方等を、先輩会員の具体的な体験談 等を通じてご理解いただきたいと思います。 ※ 今回の参加対象者は、「けやき」会員のみとさせていただきます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ※ 会員更新・新入会手続きも行います。 受付時間 13:30〜14:00   会員更新がまだの方は、当日会場で受け付けます。5,500円をご用意下さい。   新入会の方は、さらに入会金2,000円が必要です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員になってください! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode 版 URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LDニュース 最新号バックナンバーについては下記のサイトから閲覧が可能です URL: http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000000592 [2000.12.21 更新] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 更新] 編集に際し正確を期していますが、最終保証責任は免責とさせていただきます ■ 挿入されている広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切無関係です ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  LD 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