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==================================================================== LD(学習障害)ニュース #196 2000.10.11 発行 登録読者数 2,773 LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997.9.10創刊 ==================================================================== ▼ LD親の会「けやき」の会員(正・通信・賛助)になってください! ▼ ▲ 詳細はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本LD学会第9回大会(11/24-25)プログラム・発表題目等 詳細公開 ■ ■ 学習障害のある子どもの理解に向けてのパンフレット 広島県教委 ■ ■ 琉球大学教育学部附属障害児教育実践センター紀要 第1号 第2号 ■ ■ AIU-YMCA LD児・者支援プロジェクト セミナー 名古屋 2000/11/3 ■ ■ 信州大医療技術短大公開講座『発達に遅れの・・・』 2000/10/15 ■ ■ 神奈川県福祉プラザ ビデオリスト 学習障害・自閉症・感覚統合他 ■ ■ 芸団協セミナー 障害児と関わるためのいくつかの知恵 2000/11/2 ■ ■ LD(学習障害)児教育講演会 沖縄県中城村吉の浦会館 2000/10/15 ■ ■ 東京都児童福祉審議会 第1回専門部会 審議要約 2000/4/10 開催 ■ □ 編集後記 ------------------------------- 22:21 2000/10/10 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください □■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本LD学会第9回大会(11/24-25)プログラム・発表題目等 詳細公開 ■ -------------------------------------------------------------------- 以下の各サイトで公開されています。 日本LD学会第9回大会 実施要項 大会プログラム 2000年11月24日(金)〜25日(土) 東京・目白大学 http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jald/new/001124.html#2 日本LD学会 第9回大会 プログラム詳細 (速報版) http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jald/new/1124_25.html 日本LD学会第9回大会 参加者へのご案内 http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jald/new/001124_25x.html 日本LD学会第9回大会 発表者へのご案内 http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jald/new/001124_25y.html 日本LD学会第9回大会 ポスター発表 A http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jald/new/1124_a.html 日本LD学会第9回大会 ポスター発表 B http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jald/new/1124_b.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 学習障害のある子どもの理解に向けてのパンフレット 広島県教委 ■ -------------------------------------------------------------------- 学習障害のある子どもの理解に向けてのパンフレット刊行のお知らせ 広島県教育委員会では,学習障害のある子どもの理解に向けて,パンフレッ ト「みつめよう一人一人を」を作成しました。6ページ構成です。最後のペ ージには,相談機関を掲載しています。  問い合わせ先  広島県教育委員会 障害児教育室  電話 (082)228−2111 (内4981)  shoukyou@pref.hiroshima.jp −−−−−− 以下のサイトで全文を閲覧できます。 http://www.pref.hiroshima.jp/kyouiku/hotline/syoukyou/ld/LDindex.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 琉球大学教育学部附属障害児教育実践センター紀要 第1号 第2号 ■ --------------------------------------------------------------------  http://ec4.edu.u-ryukyu.ac.jp/rcchc/kiyo.html からの抜粋。 −−−−−−−−−−−− 障害児教育実践センター紀要  第1号 通常学級におけるLD児理解と個別指導の必要性 --- 漢字書字に困難を示すLDサスペクト字の指導事例を通して--- ・・・・・・・ 平田永哲  学習障害児サスペクト児の数学学習(事例研究) ---数学学習の可能性と学習困難の特徴--- ・・・・・・・ 小田切忠人 学習障害及びその周辺児と考えられる児童への読字・書字指導 ---通級指導教室での実践を通して--- ・・・・・・・ 多和田稔  平田永哲 -------------------------------- 障害児教育実践センター紀要  第2号 通常学級におけるLD理解と個別指導の必要性(2)  ---算数の学習に困難を示すLDサスペクト児の指導事例を通して--- ・・・・・・・ 平田永哲 学習障害サスペクト児の数学学習(事例研究) ---数学学習の可能性と学習困難--- ・・・・・・・ 小田切忠人 ソーシャルスキル・トレーニングを必要とするLD(学習障害)児への対応 ---状況の理解を促す指導実践を通して--- ・・・・・・・ 大城政之・平田永哲 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ AIU-YMCA LD児・者支援プロジェクト セミナー 名古屋 2000/11/3 ■ -------------------------------------------------------------------- 日 時 : 2000年11月3日(祝) 午後 1:30〜4:30 会 場 : 名古屋YMCA 3階ホール 講 師 : 中川 克子氏 ナカガワ・エデュケーショナル・クリニック主宰、スクール・サ イコロジスト、日本LD学会会員、サンフランシスコ公立学校群 のスクール・サイコロジスト及び東京都世田谷区教育相談室相談 員を歴任。 主要著書 :「おちこぼれのカルテ」(有斐閣) 「ぼくのことわかって」(朝 日新聞厚生文化事業団) 内 容 : 1)学習障害の基本的な理解 2)参加者自らが学習障害を擬似体験 3)懇談(質疑応答) 定 員 : 100名 対 象 : 学校・教育関係者、親の会会員、児童相談所関係者、医療機関関 係者、保護者、一般の方 参加費 : 1000円(税別) 申込手続き : YMCAにて直接お申込いただくか、お電話またはFAXに て申込書をお送りいただいても結構です。 申込先 : 財団法人 名古屋YMCA 進学教育センター TEL 052-331-3116 FAX 052-331-3119 主 催 : 日本YMCA同盟/名古屋YMCA 後 援 : 日本LD学会、全国LD親の会、愛知県教育委員会、名古屋市教 育委員会、AIU保険会社 協力団体:学習障害児・者親の会 「かたつむり」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 信州大医療技術短大公開講座『発達に遅れの・・・』 2000/10/15 ■ -------------------------------------------------------------------- 公開講座 『発達に遅れのみられる子どもの理解と援助』 日 時: 10月15日(日) 10:00〜15:00 場 所: あさま塾 (御代田町大字御代田990−3) 対 象: 家族および医療・福祉・教育関係者など 定 員: 70名 内 容: 分科会形式での講義と討論       Aグループ 脳性麻痺児・重症心身障害       Bグループ 学習障害・注意欠陥多動性障害 参加費: 1,000円(資料代など) 問合せ先: 信州大学医療技術短期大学部 作業療法学科(佐藤)          FAX:0263−37−2370 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 神奈川県福祉プラザ ビデオリスト 学習障害・自閉症・感覚統合他 ■ -------------------------------------------------------------------- 福祉プラザでは、情報提供事業のひとつとして、ビデオ貸出しています。 約500本のビデオリスト。 387 発達障害とその原因(1996年) 32分 ダウン症候群、小児自閉症、学習障 害、脳性麻痺、退行性の疾患、てんかんなどの発達障害の状態を関係者 に正しく理解されるように解説。 392 子どもの発達と感覚統合 第一巻 「ぼくらをわかってほしい」(1996年) 36分 日頃見つけにくい、感覚統合の発達に問題がある子どもたちの行   動を追いながら、どこに問題があるのかを考える。 393 子どもの発達と感覚統合 第二巻 「ぼくらはぐぁんばる」(1996年)   48分 作業療法士による感覚統合訓練の実際を紹介しながら、その原則   について一つずつ解説していく。 問い合わせ   〒 221−0835   横浜市神奈川区鶴屋町2−24−2  かながわ県民センター11階   神奈川県福祉プラザ 企画情報課        電話  045−312−1121(代表) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 芸団協セミナー 障害児と関わるためのいくつかの知恵 2000/11/2 ■ -------------------------------------------------------------------- 「自閉症児」や「学習障害児」「知的障害児」とコミュニケートするために は、どのようなことに配慮すればいいのか、いくつかの場面を設定して具体 的に考えていく。 講 師:石川泰(作曲家・東京心理教育研究所) 日 時:11月2日(木) 14:00〜16:00 会 場:東京オペラシティ11F 芸団協会議室  問い合わせ先   (社)日本芸能実演家団体協議会〔芸団協〕芸能文化情報センター    〒163-1466    東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー11F    Tel 03-5353-6606  Fax 03-53536-6614    E-mail infope@geidankyo.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)児教育講演会 沖縄県中城村吉の浦会館 2000/10/15 ■ -------------------------------------------------------------------- LD(学習障害)児教育講演会 日 時 2000年10月15日(日) 午前9時30分〜 場 所 沖縄県中城村吉の浦会館     沖縄県中城村安里187-1 http://www.rik.co.jp/nakagusuku/chizu/carenda.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京都児童福祉審議会 第1回専門部会 審議要約 2000/4/10 開催 ■ --------------------------------------------------------------------  http://www.fukushi.metro.tokyo.jp/kankeisingikai/giji000410.htm  から抜粋。 ----------------- 略 --------- ○ お手元に、平成8年に児童福祉審議会が意見具申したレポートがありま す。児童相談所や子ども家庭支援センターについては、このとき、かなり議 論し、こうあるべきだという図を描いた。特に児相は、虐待等も増えるので、 相談システムをどうつくるか、3層構造で、第一次的には子ども家庭支援セ ンターと子育てセンターがある。二次機関としては地区児相。三次機関とし て児童相談センター。児童相談センターは大学病院並みの専門的な能力を持 ち、施設へ措置され、強いトラウマを持っている子どもたちは、ここへ通い ながら公が責任を持ちトリートメントをしていく。このとき部会長も、もっ と研究所をつくれとか、ここがしっかりしないとこれから対応できないとい う大胆な議論をし、今日に至っている。19ページは、今後、変えてほしい 8項目にわたるポイントです。  都は福祉職をたくさん雇っているが、何でソーシャルワーカーが児相で働 けないのか、福祉司の任用が大きな問題として指摘された。専門の社会福祉 教育を受けた人たちが、第一線の児童福祉司として働けない。都は係長職に なっていて、この辺が大きな課題。どんな仕組みをつくっても、そこへは専 門家が必要。これは子ども家庭支援センターも同じ。学校の先生を雇い、そ こで共感、受容、相談といっても、少々の研修では無理。幾ら仕組みをつく り、改革をしても、専門家がそこにいることが重要。特にこれから、市町村 に色々なものがおりていった時、専門家はいませんから、都に専門家をそろ え、市町村ができない高度なものを都が責任を持つように、どう変えられる か議論したことを思い出した。  そういう形で、児童養護施設や、児童自立支援施設の人たちにジョブロー テーションを行い、スーパーバイザーにならないと。役職が上だからスーパ ーバイザーというのが日本の児相。これは都に限らず全国的で、スーパービ ジョンができない。今まで土木課、水道課にいらした方が、児相に来て、ス ーパービジョンしろといったって、それは無理。その辺、法律の実施事務を 壊すということなら、人事の仕組みをどうするか、根本的な問題。大阪府は、 児童相談所の名前もやめ「子ども家庭センター」とし、心理職もカウンセリ ングにかかわる体制にした。  都の児童相談所に心理職は大勢いるが、現実は障害関係の判定の仕事が多 いと思う。それこそ区市町村におろし、都は、心理療法や、児童養護施設に いる子どものトラウマを取り除くような、プログラムを提供するものをどう 描くか、非常に重要。平成8年のまとめがどれぐらい行政の中で生かされて いるのか、ちょっとご説明いただけたらと思います。 ○ 部会長 問題は、一般行政職がいいとか悪いということでなく、実施事 務にかかることなら、当然行政実務に堪能な人でいいわけですが、継続的な 援助、指導、相談になってくると、専門職としてのソーシャルワーカーを配 属するのかしないのかがポイント。そこが丁寧に理解されていかないと、何 で今の体制が悪いのかという話だけに目が行きがち。コンプレックスファミ リーに対する援助はうまくいかないかもしれないが、根気よく丁寧に対応し なくちゃいけない。資質と専門性が問われる時期に来ている。今、そこがや られていないので苦しんでいる。先ほど4つ質問がありましたが、3つ目の 話ばかりで、最初の2つと最後の1つの質問で、事務局に答えがあれば。な ければ、次回でもいいです。 ○ 児童相談センター事業課長 相談分類に情緒障害はないですが、性格、 行動というところがあり、そこでまとめていると理解している。昔、虐待に ついても養護相談に入れていたが、虐待がこれだけ問題になり、平成2年か ら虐待は別にして、これは国の方針。情緒障害児については、いずれ先生が おっしゃるような形になっていくかもしれませんが、今は性格、行動という 形で統計上の処理をしています。 ○ 部会長 全国的な統計基準の枠組みと理解したほうがいいということで すね。これだけ複雑になると、個々の児相や子ども家庭支援センターでやれ るかというと、そう単純ではない。子ども家庭支援センターなどでスクリー ングし、必要なものは児相につなげる。だからこそ児童相談所は高度な専門 性を持ち、状況によっては、そこのスーパービジョンを大学の教員と一緒に なってやる。そのときには臨床心理士やソーシャルワーク的アプローチも必 要かもしれない。その仕組みをどうつくるかをしない限り、児童福祉司はだ めとばかり言っても始まらない。どう援助するかが今大事な問題と受けとめ、 アイデアを出していただきたい。ただ、研修が少ない指摘は単純な質問で答 えやすいのでは。 ○ 児童相談センター事業課長 ご指摘のように、今やっている研修は新転 入研修が1つと、悉皆研修で、児童福祉司になった方は、1年目以降必ず研 修を受けてもらう。そのほかに、時節がら必要な、親権の問題等の研修など、 それなりに対応していますが、不十分と思っています。昨年度、児童相談セ ンターを中心に、児童福祉司の研修体験みたいなものを考え、3年、5年研 修など、経験に応じた仕組みをつくりたい思いはあります。 ○ 子ども家庭部計画課長 係長だけじゃなく、意欲的な若手の児童福祉司 任用は始めており、独任制ですが、係制にし、係長にベテランの児童福祉司 に任用し、若手の指導体制に少しずつですが、変化させてきております。 ○ 部会長 今の質問は19ページの1で、「現在の係長職からの任用を改 め、より若い層や専門職域からの任用をさらに進める」と、3の「児童福祉 司の単独地区担当制は、その職務執行が、ややもすると個人の判断に委ねら れる傾向になりがちなので、児童福祉司の係制の導入を図る」は始め、少し ながらでも動いている。ただ、その歩みが速いと見るのか遅いと見るのか、 その評価は少し待ってくださいよという話しだと思います。 ○ 児童福祉司は係長級とのことですが、どういう資格なのか。多分、大学 で児童福祉関係の科目を取った人かと思いますが。もう一つは情緒障害児は 行動障害に入るとのことですが、私は地域で学習相談をしている関係で、私 は判断できる立場ではありませんが、学習障害(LD)に近い子が周りにい る。この分類でいくと、どこに該当するのか。 ○ 子ども家庭部計画課長 児童福祉司の資格は、資料の6の、子ども家庭 支援センターと児童相談所の比較のところ。任用資格は児童福祉法で定めら れ、一応5項目述べられています。養成する学校等を卒業又は厚生省が指定 する講習を修了した者。学校教育法に基づく大学で教育学または社会学を学 んだ者、ウが医師、エが社会福祉主事として2年以上児童福祉事業に従事し た者、オが前各号に準ずる者で福祉司として必要な学識経験を有する者とな っております。 ○ 部会長 ややもすると、エとかオに偏りがちという問題・疑問ですね。 ○ 専門性という意味で。 ○ 部会長 社会福祉主事は、基本的には福祉事務所の生活保護担当の経験 者ですから、必ずしも、子どもそのものの専門家ではないとご理解いただい てもよろしいかと。 ○ 今、同じことを質問しようと思っていた。児童福祉司が、前回の審議会 の提案を受け入れ、長い間できなかった若手の登用や、次席の方が任用され、 とても喜ばしいことだと思っていますが、東京全体の児童福祉司の年齢構成、 どれくらいの割合で入っているのか任用基準、ア・イ・ウ・エ・オのうちの 背景はなにか。  大分前に児童相談所のあり方の検討をした際、このアからオに入っていな い人がかなりの割合でいて、そこが課題になった。その頃からすると、随分 時代がたっているので、改善されたのではないかと思いますの。資料提供が あればその上で研修計画をどう立てたらいいのか、どこを補ったらいいのか がわかります。児童福祉司の構成について、男女別、年齢別、背景も含めた 資料が提供されると、もう少し具体的に検証できると思う。  もう一つ、情緒障害の問題は、これは厚生省で決めた概念の枠との関連性 の分類が前提になっている学問の背景があります。これは国の基準、情緒障 害とは何かの問題の議論とも関連しますので、ここでは議論をしにくいのか なと思って聞かせていただきました。  それから、スーパーバイザー養成を考えたとすると、各児相に、ボランテ ィアで弁護士が行かれたり、スーパービジョンをする関係の人が入って、児 童福祉司と、ここには出てこない事例検討とか、研修をやっていると伺って います。それがどんなふうに行われているのか。つまり、ケース検討がなけ れば、アセスメントもプランニングもあり得ないことになる。チーム制の前 提になり、各児相が色々な工夫をしていると思うのですが、その辺の情報提 供もしていただけると、もう少し中身の議論になるのかと思いました。  それから、都内で社会福祉士の資格を取った都の公務員の方々の勉強会に 伺った時、皆さんがおっしゃっていたのは、前回のソーシャルワークの援助 体制の中で、「ファミリーソーシャルワークを展開できるシステムの構築」 の議論をして、いわゆる社会的診断の概念でやっていらっしゃるんですが、 子ども家庭支援センターはちゃんとアセスメントになって、システムとして 新しい方向を考えていますが、そういう情報がほとんどない。つまり研修の チャンスがなく、エコシステムとか、エコマップとか、ジェノグラムと言わ れても、困ってしまうと言われた。そうした最近のファミリーソーシャルワ ークや、コミュニティベースとソーシャルワークが展開できる素材がどれく らい入ってきているのかもしわかれば。そうすると、イギリスも同じような 経験をして、ジェネラリストをつくっていったわけですから、そのベースを 押さえ、どう構築していけばいいのか、それらも含めた研修体系が必要。そ の辺のことを誰に言ったらいいのかという話になりますので。情報提供が、 もう少しできたら、具体的な議論になるのかなと。  それから、ネットワークをつくっていかないと、これからはできない。都 内の民間の専門的な機関をどれくらい押さえているのか。そのリスト。それ もこれからは資源として各児相に提供していけることになる。いろいろなシ ェルターも、前回のひとり親のときにやりましたような形でご提供いただけ ると、これからはNPOのいろんなものがございますから、それとのネット が検討ができるのではないか。その3点のことを、よろしく。 ○ 部会長 5点ぐらいあったかと思いますが。社会診断は、具体的にどう いうスキルとかアセスメントのシートを使っているのか、現状が結構大事な んです。次回で結構ですから、少し調べていただいて。ただ、社会診断とい う言葉で適当にやっているのか、こういう枠組みで、こういう理論モデルを 活用している、だから専門性なんだとなるのか、大変大事な問題です。そこ は、心理判定にしたって、新しいスキルみたいなものを活用しているのか、 アセスメントシートはあるのかにもつながるんだと思う。そうしないと研修 が一般的になり、研修の中身を相当高度化せざるを得ない。こんなイメージ なんです。 ○ 北九州の事例も、私は10年ぐらいここに通い続けており、保母たちは、 最初のベースはないわけですが、研修を積み上げていくプロセスで随分変わ り、今は完全にマップを使ってやれるような方向に変わってきている。そう いう子育て支援のワークショップはあっちこっちでいろんなモデルが出てき ています。そのことがどう活用されているのか。 ○ 部会長 質問がもう一つ残っていたんですね。学習障害について。 ○ 児童相談センター事業課長 学習障害は、適正相談という範疇。中身は 学業不振、進学、就職等の進路選択に関する相談で、この学業不振の中の件 数に含められています。 ○ 部会長 これは国の基準、国に変えてもらうよう働きかけなくちゃいけ ないかも。 ----------------- 略 --------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------- 22:21 2000/10/10 □ -------------------------------------------------------------------- 日本LD学会第9回大会 (11/24-25目白大学) のプログラム・発表題目等の詳 細が公開されています。  http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jald/new/001124.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュース記載内容を転載される場合は必ず下記までご連絡下さい ■ 「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] 「けやき」URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LDニュースのバックナンバーの閲覧については以下のサイトからできます http://jazz.tegami.com/backnumber/frame.cgi?id=0000000592 [LDNSBK] 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