LD(学習障害)ニュース登録は こちら から。

前号 | 目次 | 次号

==================================================================== LD(学習障害)ニュース #195 2000.10.06 発行 登録読者数 2,755 LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997.9.10創刊 ==================================================================== ▼ LD親の会「けやき」の会員(正・通信・賛助)になってください! ▼ ▲ 詳細はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 21世紀の特殊教育の在り方調査研究協力者会議 3 要旨 2000/07/26 ■ ■ 東京都議会本会議 平成12年第3回定例会9月26日代表質問 [速報版] ■ ■ 第7回 千葉県高等学校将来計画協議会議事録(抜粋) 2000/01/24 ■ ■ 神奈川県川崎市議会でのLD,ADHD児教育関連質問と答弁 1999/09/01 ■ ■ 第18回日本感覚統合障害研究大会 北教大函館分校 2000/11/11-12 ■ ■ AIU-YMCA プロジェクト 学習障害理解セミナー/広島 2000/11/18 ■ ■ NPOデジタル編集協議会ひなぎく発足記念DAISY講演会 2000/11/13 ■ □ 編集後記 ------------------------------- 22:21 2000/10/05 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください □■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 21世紀の特殊教育の在り方調査研究協力者会議 3 要旨 2000/07/26 ■ -------------------------------------------------------------------- http://www.monbu.go.jp/singi/chosa/00000444/ からの転載。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 21世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者会議 (第3回議事要旨) 1.日時 平成12年7月26日(水)10:00〜13:00   2.場所 虎ノ門パストラル 菊の間   3.出席者 (協力者)飯田、岩上、上野、江草、大南、小森、河合、瀬尾、高、高木、      中野、西嶋、野崎、三浦、宮崎の各氏 (文部省)御手洗初等中等教育局長、玉井審議官、池原特殊教育課長、今井      特殊教育企画官、鈴木視学官、吉富特殊教育課課長補佐ほか関係      官   4.議事内容 (1) 事務局より配付資料の確認があった。 (2) 上野委員及び大南委員より、資料に基づき「小・中学校等における特   殊教育の在り方について」説明の後、フリートーキングが行われた。主 な意見は以下のとおり。 ○ 学習障害児への対応は、今後通級による指導の対象とすることを検討す  る必要がある。また、学習障害児を担当する教員を対象とした研修を充実  させる必要がある。この他、通常学級担当教員が特殊学級担当教員に代わ  った場合の研修を充実させる必要がある。 ○ 学習障害児への指導は、今の通常学級だけの対応では不十分である。言  語障害や情緒障害と重複している場合には、通級による指導や特殊学級で  も対応されているところであるが、学習障害児専門の通級による指導も今  後の検討になると思う。   学習障害児の担当教員も含め、今後特殊教育を担当するものの専門性を  高めるための研修は重要。 ○ 自閉症児への対応に関するニーズが高まっており、自閉症児のための養  護学校を作るべきではないか。また、盲・聾・養護学校の整備充実のため  に一番重要なことは、障害の重度・重複化、多様化への対応である。 ○ 自閉症児への対応は、知的障害と重複する場合は、養護学校や特殊学級、  伴わない場合は通常の学級で対応してきたところであり、専門的に対応し  ているところはない現状である。これまで養護学校等が行ってきた自閉症  児への対応は評価しなくてはならないが、これからの特殊教育を考える上  では、自閉症児への専門的な対応を早急に実現する必要がある。 ○ 自閉症への対応については、情緒障害との関係を明確にする必要がある。   また、医学の領域では、「自閉症」の概念が拡がりをみせており、自閉  症対象の養護学校のような分け方は困難ではないかと思う。 ○ 「自閉症」というものが拡がりをみせていることは事実であるが、現に  養護学校に在籍している自閉症を伴う児童への教育的対応が十分か否かを  議論する必要がある。   自閉症を伴う児童生徒の就学先の判断については、就学指導委員会にお  いても苦慮している状況がある。また、自閉症児の保護者は、[1] 学級規  模が小さいために期待する教育が受けられないこと、[2] 学校現場で知的  障害と自閉症の重複があるという認識が不十分であること、[3] 学校の教  育体制に一貫性がないことから就学指導委員会の判断した就学先に同意し  ないと考えられる。   重度の知的障害と自閉症を伴うもの、軽度の知的障害と自閉症を伴うも  のを区別して議論しないと現実的な結論は出せない。 ○ 訪問教育にマルチメディアの活用が重要であるとの意見があるが、人と  人との関わりの重要性を考えると単にマルチメディアによる教材を取り入  れるということではなく、人との関わりのためにマルチメディアを活用す  る方策が必要ではないか。   訪問教育対象の児童生徒と同じような障害の程度の者が、学校卒業後、  福祉施設への送り迎えにより、集団での生活指導を行う通園事業が行われ  ているが、学校教育の中でもこのような事業を取り入れることはできない  のか。 ○ 自閉症児だけを集めた私立の学校の卒業生が企業で適合していることは、  取組みの成果によるものであると思う。そういう学校を参考にして自閉症  への対応を考える必要がある。 ○ 訪問教育におけるマルチメディア、ITの活用は、学校と家庭との双方  向の交流が可能になることから、学校教育の中での積極的な活用が必要で  ある。 ○ 現在でも養護学校が重複障害児の増加に伴い、結果として総合養護学校  化している現状があるが、総合養護学校の設置にあたっては、専門的な分  野を受け持つことが不可欠である。 ○ 総合養護学校の推進は、特殊教育関係職員の充実と専門性の向上が図ら  れれば実現性が高くなると思う。また、重複障害に応じた教育課程も構築  できれば専門性が低くなるといった心配もないと思う。 ○ 地域の特殊教育センターとしての盲・聾・養護学校の整備充実について  は、早期の教育相談センターの機能を先行して行っている盲・聾学校以外  の養護学校をどのように強化するかを検討する必要がある。早期からの対  応については、幼稚部を設置するということよりも相談機能をいかに充実  させていくかが重要でないかと思う。 ○ 養護学校の分校、分教室は校長の目が届きにくく、設置しすぎると学校  管理や責任体制に支障をきたす恐れがあるため、市町村立の盲・聾・養護  学校の設置促進や分教室のある小・中学校と本校である盲・聾・養護学校  の管理の在り方について検討する必要がある。   (3) 事務局より「特殊教育の改善・充実のための条件整備について」説明   の後、フリートーキングが行われた。主な意見は以下のとおり。   ○ 盲・聾・養護学校の条件整備だけでなく、特殊学級や訪問教育に関する  条件整備も考える必要があるのではないか。 ○ 障害というのは支援を求める個性と考えると、教育というよりどのよう  なサービスを提供できるかという考え方に立つことが重要。単に条件整備  のための人員や予算の要求だけでは拡がりは見られない。アメリカの例を  参考にすれば、ある学校区、地域の中でどのような人材を活用して子ども  にどのようなサービスを提供するかという考え方が重要である。教育委員  会に地域において活用できる人材が登録され、自由に活用できるという方  法がサービス機能を向上させるのではないか。 ○ 教職員の算定方式については、児童生徒の様々な状態を勘案し、対応し  ていくためには児童生徒の実態等に応じた児童生徒数を基礎とするべき。 ○ 児童生徒数を算定基礎にすると、小・中学校の余裕教室を利用した分校  ・分教室の設置について、教室の確保が必要ない等の利点があり設置の促  進が図れる。ただし、余裕教室を活用した分校・分教室の設置については、  都道府県と市町村の管理体制の問題を解決する必要がある。 ○ 特殊教育諸学校の早期教育相談センターとしての機能の充実を図るため  には、教育相談担当者の定数化が必要である。 ○ 小・中学校における指導体制の充実については、担当教員の異動の問題  がネックになるのではないかと思う。専門的な研修を受けていない教員が  特殊学級の担当教員になっている状況もある。また、市町村が実施してい  る近年の児童生徒の障害の多様化、重度化の課題に対応した研修体系を早  急に見直す必要がある。 ○ 盲・ろう・養護学校の児童生徒の重度・重複化に対応するための多様な  人材の活用の中には、児童生徒だけでなく、保護者への支援ということも  考え、臨床心理士、学校心理士も含まれるべきでないかと思う。 ○ 各都道府県における教員研修の充実も重要であるが、今後、大学、大学  院における教員研修機能の充実を求めていくべきである。 ○ 国立大学の附属学校においては、課題とされている児童生徒の受入れを  行う実験学校的な役割を求めていく等、今後の附属学校の在り方について  提言したらどうか。 ○ 子どもの障害の多様化が進んでいる中で、盲、聾、養護学校の免許を分  けることが、現実と合わなくなってきているのではないかという印象を持  つ。   教養審でも検討された総合免許状について検討していく必要があるので  はないか。 ○ 通常学級での教育と特殊教育の基本は同じでなければならないというこ  とを考えると、盲・聾・養護学校の教員が、小・中学校を巡回して指導す  ることと同様に、逆に小・中学校の教員が、盲・聾・養護学校に研修に訪  れるようなシステムを設けられないのか。 ○ 児童生徒数を基礎とする教職員配置については、子どもの何に重点をお  いて算定するか十分検討すべき。また、教員の資質向上が重要な課題にな  っていることを踏まえて検討していく必要がある。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京都議会本会議 平成12年第3回定例会9月26日代表質問 [速報版] ■ -------------------------------------------------------------------- http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/d2091013.htm からの抜粋。 −−−−−−−−−− 〇副議長(五十嵐正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。質問を続行いた します。六十番曽雌久義君。 〔六十番曽雌久義君登壇〕 ---------------------(略)-----------  アメリカでは現在、チャータースクールという新種の公立学校が既に二千 校以上誕生しております。チャーターとは特別認可の意味で、この認可を受 ければ手づくりの公立校を開設でき、運営費も生徒数に応じて州政府から交 付されます。設立されたチャータースクールは、州の規則に一切縛られず、 自由に独自の教育活動を行うことができ、そのかわり教育結果に責任が問わ れ、責任が果たされないと閉校となります。  このチャータースクールの第一号は、ミネソタ州セントポール東部地区に あるシティー・アカデミーです。この地区は人種もさまざまで困難家庭も多 く、子どもたちは危機に立たされていたといいます。そのような状況の中、 普通の公立校に勤務していた教師二人が、ドロップアウトし続ける子どもた ちを救おうと、セントポール市の地区レクリエーションセンターの一部を間 借りして開校したそうであります。現在、このスクールには十三歳以上の子 どもたち百人が学び、進学率は九〇%に上っております。  その他にも、日本でいえば幼稚園児から小学校高学年までが学ぶ学校、小 学生から中学生までの学習障害児、LD児が学ぶ学校、病弱で通学できない 子どもたちをインターネットで教育する学校、大学進学準備に特化した学校 などがあり、また、普通の公立校からチャータースクールに転換した学校も 数多く存在しております。その成果についても、学習障害を持つ子どもたち が二、三年で普通校に復帰できた例などが報告をされております。  我が党は、このチャータースクールを参考にして学校改革に取り組むこと はできないのか、提案したいのであります。文部省でもこの例に倣って、学 校現場の主体性を生かした新たな教育システムを模索できる新・研究開発校 制度を発足させたと聞いております。東京都こそ、チャータースクールに見 られるような先進的取り組みに真っ先に着手すべきでありますが、石原知事 の見解はいかがでしょうか、お伺いいたします。  さらに、チャレンジスクールについても提案をいたします。本年度開校さ れた桐ヶ丘高校は大変な人気を呼び、入試は約七倍という高率になりました。 今後は、十三年度の世田谷区を初め、十八年度までには五校のチャレンジス クールがそろいます。そうした将来まで視野に入れて、提案の第一点目は、 各学校の単位の互換を可能にすべきであるということであります。  既設の桐ヶ丘高校は、福祉系列、情報ビジネス系列が特徴的であり、来年 度開設の世田谷泉高校は、パソコン、電子工作、機械工作などの技術系列に 特徴があります。両校の単位互換を認め、生徒が自由に学び、通える環境を つくることは、チャレンジスクールの意味合いをより効果的にすると思いま す。教育長の見解を伺います。  また、チャレンジスクールでは、不登校にも対応できる個別学習プログラ ムを組むことになっていますが、そこで、ぜひともパソコンを活用すべきと 訴えるものであります。三鷹市では、不登校の児童にパソコンを貸与し、メ ールやパソコン通信で担任、クラスメートと交信を交わし、不登校を乗り越 えることができた事例があります。また、パソコンは、生徒一人一人の個性、 能力に応じた教育を行うのに最適な道具であり、さらに幅広く活用すべきで あります。いかにお考えか、答弁を求めるものであります。 ---------------------(略)----------- 〔教育長横山洋吉君登壇〕 〇教育長(横山洋吉君) チャレンジスクールに関します二点の質問にお答え 申し上げます。  まず、チャレンジスクールにおける各学校の単位互換についてでございま すが、チャレンジスクール同士が学校間連携を行いまして、生徒が、興味、 関心に応じて、曜日ごとに双方の学校の科目を履修し、単位互換できるよう にしますことは、科目選択の幅を広げるだけではなくて、生徒同士の相互交 流が図れるなどの効果が期待できると考えております。  チャレンジスクール同士の単位互換以外にも、チャレンジスクールにおけ る多様な科目の履修機会を、周辺の定時制高校生に提供し、定時制課程の三 年間での履修を可能にするということも考えられます。  今後、開設科目が出そろい、互換制度が実施可能となります十四年度を目 途に取り組んでまいります。  次に、不登校生徒に対するパソコンの活用についてでございますが、チャ レンジスクールである都立桐ヶ丘高校では、小人数編成による学習指導を行 いますとともに、教育相談を充実させることや、不登校の生徒に対して個別 の指導計画を立て、個々の生徒の実態に応じて家庭での学習を支援すること などを行っております。  こうしたチャレンジスクールに限らず、お話の不登校生徒に対するパソコ ンの活用につきましては、インターネットの電子メールによる教育相談や個 別の学習指導などを行うことが考えられますことから、今後、インターネッ トの整備状況を勘案し、不登校生徒に対するパソコンの幅広い活用を図って まいります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第7回 千葉県高等学校将来計画協議会議事録(抜粋) 2000/01/24 ■ -------------------------------------------------------------------- http://edu.pref.chiba.jp/zigyou/kenritusaihen/gijiroku7.htm から抜粋   日  時:平成12年1月24日(月)午後1時30分から   場  所:ホテルサンガーデン千葉  出席委員:19名/25名 ----------------------(略)----- 委 員 生徒の多様化に対応して、学科の再構成や総合学科の設置などが盛     り込まれているが、いわゆる知的障害に近縁の知能であったり、学     習障害であったり、自閉症であったりする生徒が、多様化した適性     の一つとして、捉えられるのかどうか。そういうように捉える場合、     総合学科、学科再構成の中で含み込まれるのかどうか。     私は、そういう子ども達の特別なニーズへの対応として、小・中学     校にある障害児教室のようなイメージの特別な対応を報告の中に見     いだせるかどうか、読んでみたが、適性や進路希望の多様化してい     る一群の子どもの中に、そういう子どもがいるということを考慮し     た教育の場を用意されるということを、盛り込んでいただけるとあ     りがたい。     現実は軽度遅滞の子ども達は、流山高等学園に集まっていて、軽い     ハンディキャップを持つ子ども達は、通常の高校に行けないために、     流山高等学園に入学するために必死になっているという現状から、     それぞれの地域の通学可能なところにそのような学級などがあると     良いと思う。これは、要望ですが。 会 長 要望ということで、直接この報告書への影響はないということでよ     ろしいか。 委 員 この報告書の中では、多様化に即したものを用意するという中に織     り込まれていると考えたが、あまり明確ではなく、気になっている     ところである。 会 長 協議の中で、御意見をいただければよかったのですが。 事務局 11ページをご覧ください。1行目に、教職員の資質・力量の向上、     入学者選抜、中学校における進路指導という文言があり、後段には、     すでに設置されている関係の協議会・委員会での十分な協議を期待     する、とある。御指摘の障害のある生徒についての高等学校の受け     入れについては、高等学校では決して排除しているものではありま     せん。     現在、知的な障害に関係した生徒の県立高校での在籍は15人に及     んでいる。したがって、条件をクリアした場合には、できる限り県     立高校で受け入れるように、教育委員会、学校ともに努力している     ところです。     生徒、保護者の公立高校あるいは養護学校への希望に添った対応を     しているわけで、例えば、障害者の入学者選抜については、専門の     協議会等でいろいろな方法を検討しており、今後とも、健常者も障     害者もいろいろな形で県立高校で受け入れる可能性を考えたいとい     うスタンスです。     この中に盛り込むかどうかは、協議会の判断だろうと思います。 会 長 実績としては、障害者に対応した教育が進みつつあるということで     すね。     報告書の中でも、バリアフリーという文言があるが、流れとしては     いい言葉であり、高齢者だけでなく障害者も含んだ言葉ですね。○     ○委員は、それを読み込みたいという、控えめな発言をしていただ     きましたが。 委 員 2ページの生徒の多様化に障害者の問題まで含むとは毛頭思ってい     なかったのですが、多様化という言葉自体が、大変不明確だと思う。     3ぺージの上段では、生徒・保護者の価値観の多様化と述べている     ので、たぶん言葉としては、生徒の価値観の多様化ということなの     かもしれないが、仮にそうだとすれば、2〜3ページに渡って書い     ている実例、「自由に自分の好むものを選択したいという意識が強     い」「自分の能力・適性を十分に把握しないまま、安易に高等学校     に入学し」は、生徒の価値観の多様化とは何ら関係ない。これは、     一部生徒の資質の低下ということであり、この例に即して書きたい     のであれば、一部生徒の資質の低下というべだと思う。     恐らく、生徒の多様化で言いたいことは、1ページの上段にある硬     直化した高等学校という表現や2ページの中段にある知識偏重・詰     め込み型の画一的教育という表現から、硬直化した教育ではなくて、     豊かな人間を育成するという広い視野に立った教育内容でなくては     ならないということではないかと思う。そういうことで整理しては     どうか。全体として良くできているが、この部分に違和感を感じる。 会 長 もっともな意見だと思います。多様化というと学力の低下と結びつ     けて考える発想があるが、つまり多様化とまともに向き合っていな     かったわけです。     多様化というのは、非常に大事なことで、きちんと向き合ってそれ     に対応した教育システムを作るということを、本当は書きたかった     と思うが、少し検討させてください。 ----------------------(略)----- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 神奈川県川崎市議会でのLD,ADHD児教育関連質問と答弁 1999/09/01 ■ -------------------------------------------------------------------- http://www.jcp-kawasaki.gr.jp/giin/nishimura.htm#1999-9-1 から抜粋  西村 英二 議員 健康福祉委員会副委員長、議会運営委員会委員 --------- ● 通級制情緒障害児学級の設置を 西村英二議員は、「LD(学習障害), ADHD(注意欠陥多動性障害)の障害 児教育問題の現状や、現在の対応について質問し、専門的な教育が求められ ており、通級制情緒障害児学級を設置すべきだと述べました。  教育長は「現在小・中学校で88人おり、菅小学校で試行的に指導している が、通級制学級の設置について検討していく」と答弁しました。  また、通常級の先生の研修を要望し、LD, ADHD児あるいは、その周辺と診 断される子供への指導援助を求めました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第18回日本感覚統合障害研究大会 北教大函館分校 2000/11/11-12 ■ -------------------------------------------------------------------- http://www.p-supply.co.jp/sirase/k001111.html を参照のこと。 主 催: 日本感覚統合障害研究会 後 援: 北海道・北海道教育委員会他 テーマ:「子どもの遊びと環境」 日 時: 2000年11月11日(土)〜12日(日) 場 所: 北海道教育大学函館校 (函館市八幡町1の2) 内 容: 第1日 11月11日(土)      教育講座 講師 土田玲子氏(長崎大学医療技術短期大学部)           演題 あそびとしての感覚統合療法 (仮)      第2日 11月12日(日)   シンポジウム [テーマ] 感覚統合と子どもの環境   シンポジスト 加藤 寿宏氏 (京都大学医療技術短期大学部)          鈴木 洋美氏 (函館市立深堀小学校)          橋本紀美子氏 (北海道学習障害児親の会・クローバー)          小岩眞智子氏 (南北海道教育センター)          長沼 睦男氏 (札幌肢体不自由児総合療育センター) コーディネイター 永井 洋一氏 (新潟医療福祉大学設立準備室)     特別公演 講師 牟田 悦子氏 (成蹊大学文学部)   演題 この自分でやっていこう 不器用な子への支援のあり方 開催事務局並びに問い合わせ先 (FAXにてお願いします) 社会福祉法人侑愛会 おしまコロニー地域療育センター内 第18回日本感覚統合障害研究大会事務局 FAX:(0138)47-8496 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ AIU-YMCA プロジェクト 学習障害理解セミナー/広島 2000/11/18 ■ --------------------------------------------------------------------  AIU-YMCA 学習障害児・者支援プロジェクト 学習障害理解セミナー LD児の理解と支援 −LD児はどこでつまずくのか、どう教えるのか− と き 2000年11月18日(土)14:00〜17:00 ところ 広島YMCA 2号館地下 コンベンションホール (市内電車「立町」電停より徒歩3分) プログラム 1.講 演 「LD児の理解と支援」   講 師 西岡有香 西宮YMCA LD児サポートプログラム主任講師 2.実践報告 [1] 広島LD児親の会「明日葉」        [2] 「就職にあたっての社会資源」           日本障害者雇用促進協会・広島障害者職業センター           春口真一郎 氏 主 催 広島YMCA国際コミュニティーセンター/日本YMCA同盟 後 援 広島市教育委員会/AIU保険会社/日本LD学会/全国LD親の会     /広島LD児親の会「明日葉」 参加対象 学校教育関係者/保育・福祉関係者/保護者/一般 受講料 1,000円(当日会場にてお支払いください。) 締め切り 定員(100名)に達した時点で締め切らせていただきます。 申込方法 専用の申込用紙またはFAX、e‐mailにてお申込ください。 (お名前、郵便番号、ご住所、電話番号、ご職業をご記入ください。) お申込/お問い合わせ先  広島YMCA 国際コミュニティーセンター (担当/清水)  〒730−8523 広島市中区八丁堀7−11  電話(082)228−2797[広島YMCA健康福祉専門学校]  FAX(082)228−2826  e‐Mail:shimizu@hiroshima-ymca.or.jp http://www.ymcajapan.org/hiroshima/jp/program/ を参照。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ NPOデジタル編集協議会ひなぎく発足記念DAISY講演会 2000/11/13 ■ -------------------------------------------------------------------- 日 時 2000年11月13日(月)午後1時半〜4時 会 場 アイリス愛知 会議室コスモス 講 師 Kathie (RFB&D Recording for the Blind & Dyslexics)     Janina Sajka (AFB American Foundation for the Blind)     Monthian Buntan(タイ国 ラチャスダ大学) 主 催 特定非営利活動法人デジタル編集協議会ひなぎく 共 催 財団法人日本障害者リハビリテーション協会 参加費 資料費(報告データ)として500円(予定) 今回の講演会では、古くから盲人図書館運営のノウハウを持つアメリカン・ ファンデーションとスタジオネットワークで知られる盲人録音機構、デイジ ーコンソーシアムのアソシエイツ・メンバーに「ひなぎく」と共に入会した ラチャスダ大学(タイ国)から講師を招き、アメリカ合衆国における「マル チメディア出版の開始」についてと、「盲人サービス機関が学習障害の人た ちに図書館サービスを広げた経緯」、東南アジアの「DAISYトレーニングセ ンター」設置の動きがあるバンコクの事情等について話していただき、東海 地方の図書館サービス、情報提供のあり方を考える場としたい。 http://www2.dion.ne.jp/daisy.gr.jp/repo/repo110.htm を参照。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------- 22:21 2000/10/05 □ --------------------------------------------------------------------  LDニュースの配信先変更・解除等は読者の自己責任でお願いします http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/INPUT2.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュース記載内容を転載される場合は必ず下記までご連絡下さい ■ 「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] 「けやき」URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LDニュースのバックナンバーの閲覧については以下のサイトからできます http://jazz.tegami.com/backnumber/frame.cgi?id=0000000592 [LDNSBK] LDに関する情報交換・意見交流・質問は「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 更新] 読者用「掲示板」 http://www.simple1-j.com/k-bbs/kbbs.cgi?bn=110201 ■ 編集者は掲載内容に関して最終保証責任を負うものではありません ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD NEWS は「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています

「けやき」ホームページ | 目次

inserted by FC2 system