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□ LD・発達障害等関連図書 → http://ldnews2000.web.fc2.com/books/  □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #1159 2012/07/26 発行 登録(配信)読者数 2997 ■ ■ LD = Learning Disabilities LDニュース編集人発行 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ パソボラ肢体不自由関連特別研修案内/戸山サンライズ 2012/8/27-28 ■ ■ マルチメディアデイジー図書・モニター募集/会場大阪市立中央図書館 ■ ■ マルチメディアDAISY体験会 & ユニバーサルおはなし会  2012/08/25 ■ ■ DO−IT Japan 2012 夏季プログラム特別企画  一般公開シンポジウム ■ ■ DO−IT Japan 2012 夏季プログラム同時企画/東大先端研 2012/08/04 ■ ■ インクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告) ■ ■ 障害連シンポ 障害者制度改革は、何だったのだろうか  2012/07/28 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 01:09 2012/07/26 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 夏休みのワーキングメモリトレーニングお申込み受付中。コグメド・ジャパン http://www.cogmed-japan.com/           【広告】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■□ http://ldnews2000.web.fc2.com/sample.html  ■□■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 感覚統合を生かしてたのしく学習−読む力・書く力を育てる 佐藤 和美 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00050.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ パソボラ肢体不自由関連特別研修案内/戸山サンライズ 2012/8/27-28 ■ ------------------------------------------------------------------------ パソコンボランティア指導者養成事業の特別研修 肢体不自由関連特別研修の日程が決まりましたのでご案内をさせて頂きます。ま た、今回はコミュニケーション支援技術研究会との共催になります。 内容につきましては、肢体不自由者へのICT支援について、講義、実習、ロール プレイ、ケーススタディ等の体験を通して学ぶ。という内容になります。 開催日時:平成24年8月27日(月)から8月28日(火) 会場:戸山サンライズ(東京) 受講をご希望の方は、以下のページより、実施要綱、研修科目の概要、実施予定 をご確認の上、研修申し込みフォームよりお申し込み下さい。 http://www.jsrpd.jp/ic/pcv/ 研修日程につきましては、以下のページ「実施予定」をご覧ください。 http://www.jsrpd.jp/ic/pcv/schedule.html 皆様のご参加をお待ちするとともに、周知・広報のご協力をお願い申し上げます。 お問い合わせ先 公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 情報センターパソボラ事務局 E-mail:pcv@list.jsrpd.jp TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自閉症の精神病理と治療 (杉山登志郎著作集1) [単行本] 杉山登志郎 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00070.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ マルチメディアデイジー図書・モニター募集/会場大阪市立中央図書館 ■ ------------------------------------------------------------------------ マルチメディアデイジーは、パソコンやi-Padなどの機器で読書ができる電子図 書です。文字の大きさや読みのスピードを調整できる他、読んでいるフレーズが 色で表示されます。伊藤忠記念財団は、障害のために通常の紙に書いた本では読 むことが困難な子どもたちの読書支援を目指し、マルチメディアデイジー図書 (CD版)を製作し全国の特別支援学校などへ無償で配布する事業を行っています。 このモニタリング調査は、大阪市立中央図書館のご協力を頂き、皆様からの声を 集め、より良い次回作品を提供することを目指して実施します。ぜひご協力くだ さい。 1.対  象 特別支援教育もしくは通級指導を受けている小学生とその保護者       (先着順)20組 2.応募条件  1.2012年8月25日(土)午後3時から午後4時まで   大阪市立中央図書館へ 親子または保護者の方にご来館頂きます   内容:マルチメディアデイジー図書の使い方、協力承諾書への保護者署名  2.CD再生可能なパソコンをお持ちの方  3.11月と平成25年1月に実施します調査に郵送等でお答えください 3.事業内容 財団が2012年に配布致しましたマルチメディアデイジー図書(下記 参照)をお貸しします。それをご利用頂き、ご意見をアンケート用紙でお寄せ下 さい。 *主な調査項目(予定) ・マルチメディアデイジー図書の利用頻度  (月や週に何度か等 使用していない場合は理由) ・利用方法  (保護者と一緒に、自発的に等、利用した作品、何度も利用した作品等) ・カスタマイズ  (音声のスピード、文字の大きさ、背景色やハイライト色の変更、等) ・保護者が感じた効果  (読む意欲、読書時間、文章の理解力、漢字の読み、語彙力等改善点の有無) ・作りに関すること  (財団が製作した作品の課題、製作を希望する作品等) 4.応募方法  メールかFAXのいずれかに   1)お子様のお名前 2)学年 3)障害種(わかる範囲で) 4)保護者名   5)ご住所 6)電話及びFAX番号 7)メールアドレス をご記入の上、   伊藤忠記念財団に8月17日(金)までにお送りください。   但し定員になり次第締め切ります。  申込み・問合せ 公益財団法人 伊藤忠記念財団  〒107-0061 東京都港区北青山2-5-1  電話: 03-3497-2652 FAX: 03-3470-3517  email: bf-book@itc-zaidan.or.jp −−−−−−− わいわい文庫 マルチメディアデイジー図書 2012 作品一覧  Ver.1  1.えほん あいうえおにぎり (9分)  ねじめ正一作 いとうひろし絵 (株)偕成社 2.おおきなかぶ (7分) 3.おおきなかぶ(演劇風、絵のみ) (6分)  ロシアの昔話 A.トルストイ再話 内田莉莎子訳  佐藤忠良画 (株)福音館書店 4.かわいいおやこ (4分) ポケットえほん 内山晟写真 (株)小学館 5.くださいな (8分) 6.くださいな (演劇風、絵のみ) (8分)  ひろちゃんえほん・4 中川ひろたか文 あべ弘士絵 (株)偕成社 7.こぐまちゃんおはよう (10分) わかやまけん著 (株)こぐま社 8.11ぴきのねこ (14分) 9.11ぴきのねこ(演劇風、絵のみ) (11分) 馬場のぼる著 (株)こぐま社 10.しんかんせん (5分)  ポケットえほん 小賀野実写真 (株)小学館 11.ノンタン にんにん にこにこ (8分)  赤ちゃん版 キヨノサチコ作・絵 (株)偕成社 12.はたらくくるま (4分) ポケットえほん 小賀野実写真 (株)小学館 13.やさいだいすき (7分) 柳原良平作・絵 (株)こぐま社 14.わにさんどきっはいしゃさんどきっ (8分) 15.わにさんどきっはいしゃさんどきっ  (演劇風、絵のみ)(8分) 五味太郎作 (株)偕成社 16.やおやさん (3分) 17.やおやでおかいもの (4分) 桑田恵里写真 伊藤忠記念財団 製作  Ver.2  1.アナンシの帽子ふりおどり (14分)  愛蔵版おなはしのろうそく8 赤鬼エティン  ガーナの昔話 東京子ども図書館訳 大社玲子絵 (公財)東京子ども図書館 2.チモとかしこいおひめさま (16分)  愛蔵版おなはしのろうそく7 雨のち晴れ  フィンランドの昔話東京子ども図書館訳 大社玲子絵  (公財)東京子ども図書館 3.なまくらトック (18分) 愛蔵版おなはしのろうそく2 なまくらトック  ボルネオの昔話 松岡享子訳 大社玲子絵 (公財)東京子ども図書館 4.なら梨とり (11分) 愛蔵版おなはしのろうそく3 ついでにペロリ  日本の昔話 東京子ども図書館編 大社玲子絵 (公財)東京子ども図書館 5.ホットケーキ (17分)  愛蔵版おなはしのろうそく9 ホットケーキ  ノルウェーの昔話 松岡享子訳 大社玲子絵 (公財)東京子ども図書館 6.おばけ屋のおばけかぶ (24分)  あわたのぶこ作 ただはるよし画 (株)小峰書店 7.シップ船長と いるかのイットちゃん (26分)  角野栄子作 オームラトモコ画 (株)偕成社 8.空色バレリーナ (2時間38分)  牧野節子作 よこやまようへい絵 (株)角川学芸出版 9.ハナさんのおきゃくさま (2時間47分)  角野栄子作 西川おさむ画 (株)福音館書店 10.みけねこレストラン (43分) 竹下文子作 鈴木まもる画 (株)偕成社 11.森おばけ (2時間34分) 中川李枝子作 山脇百合子画 (株)福音館書店 12.ゆうびんやさんと ドロップりゅう (46分)  たかどのほうこ作 佐々木マキ絵 (株)偕成社  Ver.3  1.口で歩く (1時間8分) 丘 修三作 立花尚之介絵 (株)小峰書店 2.シノダ! 魔物の森のふしぎな夜 (6時間9分)  富安陽子著 大庭賢哉画 (株)偕成社 3.ひまへまごろあわせ (37分)  まど・みちお文 阪田寛夫文 かみやしん絵 (株)小峰書店 4.星と星座の伝説 夏 (1時間51分)  瀬川昌男 著 (株)小峰書店 日本の昔話1 はなさかじい  小澤俊夫著 赤羽末吉画 (株)福音館書店 5.甲賀三郎 (21分) 6.猿婿 (16分) 7.木魂の嫁入り (12分) 8.浦島太郎 (13分) 9.山寺の化けもの (13分) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達が気になる子のサポート入門 発達障害は「オリジナル」発達 (新書) 阿部 利彦 (著) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00039.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ マルチメディアDAISY体験会 & ユニバーサルおはなし会  2012/08/25 ■ ------------------------------------------------------------------------ マルチメディアdaisy体験会&ユニバーサルおはなし会を開催いたします。 日 時 2012年8月25日土曜13時30分から16時     *おはなし会は14時から14時30分 会 場 大阪市立中央図書館5階中会議室 申込みは不要で、直接会場へお越し下さい。 下記hpにも案内を掲載しています。 http://www.oml.city.osaka.jp/topics/daisy201208_02.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インクルーシブ教育の実践−すべての子どものニーズにこたえる学級づくり− http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00052.html  学苑社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ DO−IT Japan 2012 夏季プログラム特別企画  一般公開シンポジウム ■ ------------------------------------------------------------------------ DO-IT Japanには,大学進学を目指す,さまざまな障害のある小学生や高校生が 参加しています。現在,国内でも教育における障害者差別禁止の制度変更が準備 されつつあります。障害のある児童生徒たちが高校や大学を受験する際,また進 学後も,障害により生じている困難があっても,他の生徒と同様,フェアに試験 や授業を受けられるよう,将来的に「合理的配慮」の提供が学校や大学に求めら れるようになると考えられます。 本公開シンポでは,以下の3つのテーマに関して,障害学生にとっての教育と社 会の将来像についてゲストや会場の皆様と議論したいと思います。ご関心お持ち の皆様のご参加をお待ちしております。 テーマI:DO-IT Japanの参加者からも,肢体不自由のある生徒が代筆やパソコン を使用して,また,視覚障害のある生徒が点字や時間延長を受けて受験するとい った事例が報告されていましたが,昨年,読字障害のある生徒が代読により受験 して高校進学したり,書字障害のある生徒がワープロ利用により大学合格を果た すといった事例も登場してきました。また障害学生数は統計上1万人を超え,試 験での配慮も変革が進みつつあります。現時点での最新の状況を情報共有します。 テーマII:しかしながら,これらの配慮が得られるかどうかは,地域や学校,教 育機関ごとに大きな格差があり,社会的な合意や認知を得るまでには至っていな いという現状も変わらず存在します。そこでシンポ中盤では,どのような配慮な らば合理的で公平といえるのかに関して,「学校の学習や指導において,本質的 に生徒に求められているものは何か」という問いかけから試験の本質を考えます。 テーマIII:こうした配慮のある社会実現のためには,国・大学だけの取り組み では限界があります。社会全体に配慮があることへの理解と取り組みが必要です。 そこでDO-IT Japanでは,企業の方々のお力を積極的に借りながら,未来の配慮 ある社会の実現を目指しています。シンポ後半では,DO-IT共催企業の方々に, 将来への展望を語ってもらいます。 ※ 公開シンポ開催日午前中に,同会場にて米国の障害学生支援に関する 公開セッションを開催しております。文末の同時開催企画のお知らせを ご覧ください。 <開催概要> 日時:2012年8月4日(土)13:30〜17:00 場所:東京都目黒区駒場4丁目6番1号     東京大学先端科学技術研究センター     3号館南棟大ホール(一般公開シンポジウム)     4号館2階講堂(交流会)     地図:http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/index.html 参加予約:必要(後述の「お問い合わせ・参加申し込み」をご参照ください) 参加費:無料(交流会参加者のみ軽食費千円を当日会場にて申し受けます) ※当日の会場には要約筆記による情報保障あり,車いすでの会場への入場可能 <プログラム> 13:30 - 14:30 テーマI: 「高等教育における障害学生支援の最新情報 2012」   田中 久仁彦(日本学生支援機構 学生生活部 特別支援課 課長)  「全国の高等教育機関における障害学生に関する実態調査・結果報告」   上野 一彦(独立行政法人大学入試センター 特任教授)  「大学入試センター試験における障害者特別措置の現状と今後」   司会:近藤 武夫(東京大学 先端科学技術研究センター 講師)   14:30 - 14:45 休憩 14:45 - 15:45 テーマII: 「試験の本質を考える:書字障害の生徒に漢字書き取りの出題は適切か?」   西辻 正副(文部科学省 初等中等教育局 視学官)  「国語における学習指導要領が達成を求める教育目標の本質とは」   DO-IT Japan大学生リーダー  「さまざまな障害のある学生における読み書きの困難と代替手段」   司会:中邑 賢龍(東京大学 先端科学技術研究センター 教授)   15:45 - 16:00 休憩 16:00 - 17:00 テーマIII: 「産学官連携でつくる配慮ある社会」  (1)「配慮ある社会への取り組み」    加治佐 俊一(日本マイクロソフト 業務執行役員 最高技術責任者)    加藤 晋平(株式会社エデュアス 取締役)    板東 久美子(文部科学省高等教育局 局長)    油井 元太郎(KCJ GROUP 株式会社 教育開発部 部長)  (2)「クロージング:DO-IT Japan2012でのチャレンジ」    DO-IT Japan 2012スカラー/2012ジュニアスカラー    中野 義昭(東京大学 先端科学技術研究センター 所長)    藤田 正美(富士通株式会社 副社長)    司会:巖淵 守(東京大学 先端科学技術研究センター 准教授) <交流会> 17:20 - 19:00 「公開シンポジウム参加者,DO-IT Japan参加者との交流会」 <お問い合わせ・参加申し込み>   以下の予約サイトで参加申し込みをお願いします     http://kokucheese.com/event/index/46271/   DO-IT Japan事務局    〒153-8904 東京都目黒区駒場4-6-1    東京大学先端科学技術研究センター 3号館309    電話: 03-5452-5064 Fax : 03-5452-5064    メール:info@doit-japan.org ホームページ:http://doit-japan.org/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 教室でできる特別支援教育のアイデア 中学校・高等学校編 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00072.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ DO−IT Japan 2012 夏季プログラム同時企画/東大先端研 2012/08/04 ■ ------------------------------------------------------------------------ <同時開催企画のお知らせ> 場所:東京都目黒区駒場4丁目6番1号     東京大学先端科学技術研究センター 会場:3号館南棟大ホール(一般公開シンポジウムと同じ会場) 参加費:無料,予約不要 ※ 公開シンポと同様,当日の会場には要約筆記による情報保障あり,車いすで  の会場への入場可能 9:40 - 10:40 一般公開セッション1: 「DO-IT Japan2012 障害学生による海外研修報告会」  話題提供者:山崎 康彬(DO-IT Japan 大学生リーダー) ・車椅子ユーザかつDO-IT Japanの大学生リーダープログラムに参加している   山崎さんから,支援技術に関する世界最大の会議の一つであるCSUNカンファ   レンス参加や,南カリフォルニア大学での障害学生支援や学生生活の見学を   目的地とした今年度のDO-IT Japan海外研修から得た経験について発表します。 11:00-12:00 一般公開セッション2: 「国際的な障害者への配慮の考え方と障害学生の自立:合理的配慮を知る」  話題提供者:近藤武夫(東京大学先端科学技術研究センター 講師) ・国際的に障害者差別禁止法の整備が進みつつあります。この枠組に基づいて   提供される合理的配慮は,障害学生の高等教育への参加にどのように影響し   てきたのでしょうか。米国の例と日本の最近の障害学生支援の進展/残され   た問題を通じて考える話題提供を行います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害 母たちの奮闘記 (平凡社新書) [新書] 山下 成司 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00064.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ インクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告) ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2012/07/24/1323733_8.pdf 共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための 特別支援教育の推進 (報告) 平成24年7月23日 中央教育審議会初等中等教育分科会 −−−−−−−−−−− 「合理的配慮」の定義 ○ 「障害者の権利に関する条約」においては、第24条(教育)において、教 育についての障害者の権利を認め、この権利を差別なしに、かつ、機会の均等を 基礎として実現するため、障害者を包容する教育制度(インクルーシブ教育シス テム;inclusive education system)等を確保することとし、その権利の実現に 当たり確保するものの一つとして、「個人に必要とされる合理的配慮が提供され ること」とされている。 ○ また、第2条の定義において、「合理的配慮」とは、「障害者が他の者と平 等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための 必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるもので あり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう」とされている。 なお、「負担」については、「変更及び調整」を行う主体に課される負担を指す とされている。 ○ さらに、同条において、「障害を理由とする差別」とは、「障害を理由とす るあらゆる区別、排除又は制限であって、政治的、経済的、社会的、文化的、市 民的その他のあらゆる分野において、他の者と平等にすべての人権及び基本的自 由を認識し、享有し、又は行使することを害し、又は妨げる目的又は効果を有す るものをいう。障害を理由とする差別には、あらゆる形態の差別(合理的配慮の 否定を含む。)を含む」とされている。(参考資料2:障害者の権利に関する条 約(抄)、参考資料20:合理的配慮について) 本報告における「合理的配慮」の定義 ○ 上記の定義に照らし、本報告における「合理的配慮」とは、「障害のある子 どもが、他の子どもと平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保 するために、学校の設置者及び学校が必要かつ適当な変更・調整を行うことであ り、障害のある子どもに対し、その状況に応じて、学校教育を受ける場合に個別 に必要とされるもの」であり、「学校の設置者及び学校に対して、体制面、財政 面において、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」、と定義した。なお、 障害者の権利に関する条約において、「合理的配慮」の否定は、障害を理由とす る差別に含まれるとされていることに留意する必要がある。 「均衡を失した」又は「過度の」負担について ○ 「合理的配慮」の決定・提供に当たっては、各学校の設置者及び学校が体制 面、財政面をも勘案し、「均衡を失した」又は「過度の」負担について、個別に 判断することとなる。各学校の設置者及び学校は、障害のある子どもと障害のな い子どもが共に学ぶというインクルーシブ教育システムの構築に向けた取組とし て、「合理的配慮」の提供に努める必要がある。その際、現在必要とされている 「合理的配慮」は何か、何を優先して提供する必要があるかなどについて、共通 理解を図る必要がある。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ぼくはうみがみたくなりました [DVD] ひとりの自閉症の青年と、その周囲の 人々が織り成す、心温まるヒューマン・ドラマ http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00062.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 障害連シンポ 障害者制度改革は、何だったのだろうか  2012/07/28 ■ ------------------------------------------------------------------------ 障害連シンポジウム 障害者制度改革は、何だったのだろうか −実現させよう、差別禁止法、そして残された課題は?− (入場無料) ※手話通訳、要約筆記等の情報保障をご用意。要約筆記ご希望の方は事務局まで ご連絡下さい  2009年から政府は障がい者制度改革を集中的に進め、当事者過半数の参加によ る障がい者制度改革推進会議を設置し、2011年障害者基本法の改正を行いました。 障害者権利条約にならい、差別禁止規定を設け、合理的な配慮について明文化さ れたことは画期的なものとなりました。しかし、前文はつくられず、権利規定も 設けられず、抜本的とは言い難いものとなってしまいました。  また、同会議に総合福祉部会を設け、骨格提言をまとめあげ、総合支援法制定 に向けた議論が交わされ、障害者権利条約の批准に堪えうる国内法の整備が進め られました。  障害者自立支援法は憲法違反であるとする障害者自立支援法違憲訴訟団と酌み 交わした基本合意がその出発点となりました。しかし今年6月成立した障害者総 合支援法は、基本合意をないがしろにし、総合福祉部会での骨格提言をほとんど 反映させていない,約束無視の法律となってしまいました。  さらに現在障害者差別禁止法制定の議論に向けた、差別禁止部会が行われてお り、この夏には骨格提言が出される予定になっています。  今回の障害連シンポジウムでは、制度改革が障害の重い全身性障害者の地域生 活、社会生活にどういう影響をもたらしたか、また残された課題は何かについて、 障害のある当事者を中心に講演とシンポジウム形式で問題点を明らかにさせ、意 見提起に結びつけていきます。  政府は社会保障と税の一体改革を推し進めようとしていますが、今後の社会保 障政策を考えていくにあたっては、障害者権利条約への批准という国際的課題の 要請からも、「障害」の視点を盛り込むことが重要であり、今回の企画がその命 題に対する示唆を与えるものとしていきたいと考えます。 <進行役> 伊藤雅文(障害連 代表) 関根義雄(障害連 副代表) <講 師> 尾上浩二氏(DPI(障害者インターナショナル)日本会議 事務局長) <シンポジスト> 太田修平(障害連 事務局長)          西村留利(障害連 幹事 日野療護園自治会 会長)          桜井淳子(障害連 幹事)          長橋義人(静岡ピアサポートセンター)    http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/syoukan/index.html 日 時 2012年7月28日(土)午後1時〜4時30分 会 場 東京都障害者福祉会館     〒108‐0014  東京都港区芝5−18−2 TEL: 03-3455-6321 URL: http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/syoukan/index.html 主 催 障害連(障害者の生活保障を要求する連絡会議) 協 力 日本理学療法士協会(助成事業) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『あたまと心で考えようSSTワークシートー自己認知・コミュニケーションスキ ル編』 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00060.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 01:09 2012/07/26 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 暑いです。熱中症に気を付けましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます ------------------------------------------------------------------------

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