LD(学習障害)ニュース登録は こちら から。

前号 | 目次 | 次号

□ LD・発達障害等関連図書 → http://ldnews2000.web.fc2.com/books/  □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #1087 2011/07/05 発行 登録(配信)読者数 3020 ■ ■ LD = Learning Disabilities LDニュース編集人発行 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」例会お知らせ/武蔵野芸能劇場小ホール 2011/07/23 ■ ■ 親の企画運営するキャリア教育 〜「Wing」(親の会けやき)の挑戦 〜 ■ ■ 先輩ママの体験談を聴く会 & 交流会/多摩市島田療育セ 2011/07/10 ■ ■ 衆議院内閣委員会会議録(抜粋)障害者基本法一部改正案 2011/06/15 ■ ■ 大阪府支援教育研究会ICT活用プロジェクト 夏期講座 2011/08/16-17 ■ ■ 相談支援体制の充実・障害児支援の強化等(基本的枠組み案)意見募集 ■ ■ 第177国会 参議院行政監視委員会 議事録抜粋 平成23年05月23日 ■ ■ 福島地裁郡山支部提訴仮処分請求に関するクリス・バズビー博士の声明 ■ ■ アスペルガーですが、妻で母で社長です。 [著]アズ直子 [評者]土屋敦 ■ ■ ソニーなどへのハッカー攻撃で起訴された少年、保釈される  英国  ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:07 2011/07/05 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 夏休みのワーキングメモリトレーニングお申込み受付中。コグメド・ジャパン   http://www.cogmed-japan.com/                【広告】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■□ http://ldnews2000.web.fc2.com/sample.html  ■□■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」例会お知らせ/武蔵野芸能劇場小ホール 2011/07/23 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/NEWS.html#110723 http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/20110723.pdf  お父さんの勉強会 〜 けやきの活動を通して 〜  今「親の会」でできることを考えよう 「けやき」を合言葉に集まった仲間同士ですが、これまで「どうして親の会が必 要なのか」、「どんな活動をして、何ができるのか」ということを振り返ってみ る機会が少なかったように思います。「自分の子どものことだけを考える」 ・・・それだけでいいのでしょうか? 例会では、話題提供として、「けやきの活動概要」をパワーポイントにて説明し ます。さらにお二人のお父さん方から、体験談を話して頂く予定です。 今回は「おやじの会」の皆さんが中心となってすすめる勉強会です。もちろんお 母さん方もご参加ください。(ご夫婦一緒はさらに大歓迎) 会員の皆様のご参加をお願いします。 日 時 2011年7月23日(土) 14:00〜16:30  ○ 受付は、13:30から開始します。 場 所 武蔵野芸能劇場 小ホール   JR中央線三鷹駅北口すぐ(東京寄りに徒歩1分・駐車場なし)   武蔵野市中町1−15−10   http://www.musashino-culture.or.jp/geinou/access.html  ○ 会員以外の方は、お名前・お立場・連絡先を明記の上    keyaki@box.club.ne.jp へ7月16日までにお申込ください。  ○ 資料代(1000円)を当日受付にて申し受けます。   (けやき会員は無料)  ○ 保育はありません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害 母たちの奮闘記 (平凡社新書) [新書] 山下 成司 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00064.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の企画運営するキャリア教育 〜「Wing」(親の会けやき)の挑戦 〜 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/book-wing.pdf http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/NEWS.html#110626 「Wing」は2008年度からLD親の会「けやき」の有志が立ち上げた新講座です。一 般の中学・高校に在籍する発達障害のある生徒は、働くことを含めた社会自立の あり方を障害特性に応じて分かりやすく学ぶような「キャリア教育」の機会は多 くありません。 そのため親自身が、地域の専門家の力を借りつつ、自らの努力をもってキャリア 教育講座を立ち上げ、企画・運営しているのが「Wing」です。 本書はそうした「Wing」の3年に及ぶ活動を通して得られた、講座内容の企画や 運営方法のノウハウ、そして子どもたちばかりでなく親自身も得られたさまざま な成果をまとめたものです。 発達障害に限らない障害のある子どもをもつすべての親と、そうした人たちを支 援してくださる教育、福祉、雇用などのさまざまな関係者の方々にも、私たちの 活動をぜひ知っていただきたいと思います。  目 次 1.「Wing」誕生の背景  キャリア教育への親のニーズ/キャリア教育に取り組 む親の思い/親がキャ  リア教育に取り組む意義 2.「Wing」の内容の企画手続き  「プログラム委員会」で内容を考える/内容理解を深 める教材に改良する/  客観的評価でプログラムを改良 する 3.「Wing」の運営・実践手続き  親たちが役割分担する/地域の専門家に講師を依頼す る/ボランティアに支  援・指導を依頼する 4.受講生に対するキャリア教育の効果  プログラム/講座時の感想発表の変化/事前・事後質 問紙の変化 総 評 資 料 【内容】指導案/講座資料/議事録 【運営・実践方法】受講生募集・ボランティア募集     /係分担/運営手順/講師依頼手順 【感想】最近の出来事/講座への感想/終了式の感想 監修:松為信雄 編集:寺田容子・新堀和子 著者:Wingプログラム委員会 A4版 200頁 2,500円 問い合わせ・申込先 wing_kyaria@yahoo.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ことばの発達に遅れのある子のための言語指導プログラム111 −サインを逃さずタイミングよく話しかける技術− 長澤正樹 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00027.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 先輩ママの体験談を聴く会 & 交流会/多摩市島田療育セ 2011/07/10 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.shimada-ryoiku.or.jp/info/Family_support7.html 日 時 2011年7月10日(日) 13:00〜16:00      13:00〜14:15 先輩ママ(3人)の体験談と質疑応答      14:30〜16:00 小グループに分かれ交流会 自由解散 場 所 島田療育センター 厚生棟 対 象 発達障害、または発達に心配のある就学前から小学校6年生までのお子     さんをお持ちの保護者の方 定 員 30名程度 定員になり次第、申し込みを締め切ります。 参加費 1家族 1000円(お茶、お菓子、資料代) ※託児サービスはありませんので、ご了承ください ※交流会の時には名札をご用意させて頂きますので、ご了承下さい。 お申し込み方法 お申込用紙に必要事項をご記入の上、FAXまたは総合案内へご提出ください。 定員に達し、お断りさせていただく際にのみ、折り返しご連絡を差し上げます。 申込書 ダウンロード  http://www.shimada-ryoiku.or.jp/info/fax/Familysupport7.pdf FAX 042−374−2089 (支援部地域連携情報室) お問い合わせ 島田療育センター 支援部地域連携情報室 TEL:042−374−2101 (直通) 月〜金 9時〜17時45分 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インクルーシブ教育の実践−すべての子どものニーズにこたえる学級づくり− http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00052.html  学苑社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 衆議院内閣委員会会議録(抜粋)障害者基本法一部改正案 2011/06/15 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000217720110615014.htm ○荒井委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、障害者基本法の一部を改正する法律案を議題といたします。  趣旨の説明を聴取いたします。蓮舫国務大臣。 ○蓮舫国務大臣 障害者基本法の一部を改正する法律案につきまして、その提案 理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  障害者の権利に関する条約の発効等の障害者の権利の保護に関する国際的動向 等を踏まえ、すべての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく相互に 人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するため、障害者の自立と社 会参加の支援等のための施策を推進することを目的として、本法律案を提出する 次第であります。  次に、法律案の内容について、その概要を御説明申し上げます。  第一に、障害がある者にとって日常生活または社会生活を営む上で障壁となる ような社会における一切のものを社会的障壁と定義し、障害者とは、障害及び社 会的障壁により継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける状態にあ るものであることをその定義において明示しております。  第二に、すべての国民が共生する社会の実現は、すべての障害者が、障害者で ない者と等しく基本的人権を享有する個人としてその尊厳が重んぜられ、その尊 厳にふさわしい生活を保障される権利を有することを前提としつつ、地域社会に おいて他の人々と共生することを妨げられないこと、手話を含む言語その他の意 思疎通の手段についての選択の機会が確保されること等を旨とし、また、国際的 協調のもとに図られなければならないことを定めることとしております。  第三に、障害者に対して、障害を理由として差別することその他の権利利益を 侵害する行為を禁止する観点から、社会的障壁の除去について必要かつ合理的な 配慮がされなければならないことを定めることとしております。  第四に、障害者の自立及び社会参加の支援等のための基本的施策として、障害 者が医療、介護の給付等を身近な場所で受けられるよう必要な施策を講ずること、 障害者である児童及び生徒が障害者でない児童及び生徒とともに教育を受けられ るよう配慮すること、障害者の多様な就業の機会を確保するよう努めること、災 害その他非常の事態の場合に障害者に対し必要な情報が迅速かつ的確に伝えられ るよう必要な施策を講ずること等を定めることとしております。  また、障害者である子供が身近な場所において療育その他これに関連する支援 を受けられるよう必要な施策を講ずること、選挙等において障害者が円滑に投票 できるよう投票所の施設または設備の整備等必要な施策を講ずること、司法手続 において個々の障害者の特性に応じた意思疎通の手段を確保するよう配慮するこ と、施策を国際的協調のもとに推進するための国際協力等の規定を新たに設ける こととしております。  第五に、内閣府に置かれた中央障害者施策推進協議会を障害者政策委員会へと 改組し、同委員会は、新たに障害者基本計画の実施状況の監視等の事務をつかさ どることとしております。  以上が、この法律案の提案理由及び内容の概要であります。  何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同あらんことをお願いいたします。 ○荒井委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。 ○荒井委員長 この際、本案に対し、西村智奈美さん外二名から、民主党・無所 属クラブ、自由民主党・無所属の会及び公明党の共同提案による修正案が提出さ れております。  提出者から趣旨の説明を聴取いたします。高木美智代さん。 障害者基本法の一部を改正する法律案に対する修正案 ○高木(美)委員 ただいま議題となりました障害者基本法の一部を改正する法 律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上 げます。  第一に、目的規定において、「等しく基本的人権を享有する個人として尊重さ れる」という表現を「等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊 重される」に改めることとしております。  第二に、定義規定において、精神障害に発達障害が含まれる旨を括弧書きで明 記いたします。  第三に、医療、介護等については、障害者の自立のための支援の例示として、 「保健」を明記いたします。  第四に、教育については、まず、国及び地方公共団体は、第十六条第一項の目 的を達成するため、障害者である児童及び生徒並びにその保護者に対し十分な情 報の提供を行うとともに、可能な限りその意向を尊重しなければならないものと することとしております。さらに、障害者の教育に関して促進しなければならな い環境の整備の例示として、「適切な教材等の提供」を明記いたします。  第五に、療育については、国及び地方公共団体は、療育に関し、研究、開発及 び普及の促進、専門的知識または技能を有する職員の育成その他の環境の整備を 促進しなければならないものといたします。  第六に、公共的施設のバリアフリー化については、バリアフリー化の推進が図 られるべき交通施設に車両、船舶、航空機等の移動施設が含まれていることを括 弧書きで明記いたします。  第七に、情報の利用におけるバリアフリー化等については、障害者が他人との 意思疎通を図ることができるようにする等のために国及び地方公共団体が講じな ければならない施策の例示として、「障害者の意思疎通を仲介する者の養成及び 派遣」を明記いたします。  第八に、相談等については、障害者の権利利益の保護等のための施策または制 度の運用に際しての配慮事項として、障害者の意思決定の支援に配慮することを 明記することとしております。また、国及び地方公共団体は、障害者及びその家 族その他の関係者からの各種の相談に総合的に応ずることができるようにするた め、関係機関相互の有機的連携のもとに必要な相談体制の整備を図るとともに、 障害者の家族に対し、障害者の家族が互いに支え合うための活動の支援その他の 支援を適切に行うものとすることとしております。  第九に、文化的諸条件の整備等については、「文化」という表現を「文化芸術」 に改めることとしております。  第十に、防災及び防犯の規定として、国及び地方公共団体は、障害者が地域社 会において安全にかつ安心して生活を営むことができるようにするため、障害者 の性別、年齢、障害の状態及び生活の実態に応じて、防災及び防犯に関し必要な 施策を講じなければならないものとする規定を新設いたします。  第十一に、消費者としての障害者の保護の観点から、国及び地方公共団体は、 障害者の消費者としての利益の擁護及び増進が図られるようにするため、適切な 方法による情報の提供その他必要な施策を講じなければならないものとすること とし、事業者についても、障害者の消費者としての利益の擁護及び増進が図られ るようにするため、適切な方法による情報の提供等に努めなければならないもの とする規定を新設いたします。  第十二に、附則に検討規定を加えることとし、まず、国は、この法律の施行後 三年を経過した場合において、この法律による改正後の障害者基本法の施行の状 況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとするとと もに、国は、障害者が地域社会において必要な支援を受けながら自立した生活を 営むことができるようにするため、障害に応じた施策の実施状況を踏まえ、地域 における保健、医療及び福祉の相互の有機的連携の確保その他の障害者に対する 支援体制のあり方について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずる ものとすることとしております。  第十三に、その他所要の規定の整理を行うこととしております。  以上が、本修正案の趣旨であります。  何とぞ委員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○荒井委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。 −−略−− ○荒井委員長 この際、本案に対し、塩川鉄也君から、日本共産党提案による修 正案が提出されております。  提出者から趣旨の説明を聴取いたします。塩川鉄也君。  障害者基本法の一部を改正する法律案に対する修正案 ○塩川委員 ただいま議題となりました障害者基本法の一部を改正する法律案に 対する修正案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  原案は、共生する社会を実現するなどの目的規定の整備、社会的障壁概念によ る障害者の定義の拡充など、この間の障害者運動により、現行の障害者基本法を 一定程度前進させるものです。その一方、多くの障害者が求めてきた障害者権利 条約の趣旨を徹底させるという点で極めて不十分であり、また、障がい者制度改 革推進会議の第二次意見を十分に反映したものとは言えません。  本修正案は、主として、総則に関連して以下の修正を求めるものです。  本修正案は、第一に、原案第三条二号、三号、第十四条五項、第十六条、第十 七条における「可能な限り」との規定を削除するものです。  第三条二号についての質疑でも明らかにしたように、障害者権利条約は、無限 定に地域社会で生活する平等の権利を認めております。その精神を徹底するため に、他の条文も含めて、「可能な限り」との規定は削除すべきであります。  第二に、原案第二条の定義規定に、障害者権利条約の合理的配慮の定義に基づ く定義規定を追加し、合理的配慮を否定することを差別とする規定を追加するこ とです。障害者基本法改正に引き続いて、差別禁止法の制定が予定されており、 障害者権利条約に基づいて、差別の規定をより明確にすべきです。  第三に、原案第二条一号の障害者の定義規定に「周期的に若しくは断続的」と いう規定を追加することです。これにより、難病などの障害がより明確に基本法 に位置づけられることになります。  以上が、本修正案の趣旨であります。  何とぞ委員各位の御賛同をよろしくお願いします。 ○荒井委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。 ○荒井委員長 これより原案及び両修正案を一括して討論に入るのでありますが、 討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。  内閣提出、障害者基本法の一部を改正する法律案及びこれに対する両修正案に ついて採決いたします。  まず、塩川鉄也君提出の修正案について採決いたします。  本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○荒井委員長 起立少数。よって、本修正案は否決されました。  次に、西村智奈美さん外二名提出の修正案について採決いたします。  本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○荒井委員長 起立総員。よって、本修正案は可決いたしました。  次に、ただいま可決いたしました修正部分を除く原案について採決いたします。  これに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○荒井委員長 起立総員。よって、本案は修正議決すべきものと決しました。 −−以下略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LDを活かして生きよう−LD教授のチャレンジ 上野 一彦 (著) 価格:¥ 1575 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00025.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 大阪府支援教育研究会ICT活用プロジェクト 夏期講座 2011/08/16-17 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://daishienken.visithp.com/annai/ict1107.htm テーマ:2学期から使える支援教育でのICT活用 日 時:2011年8月16日(火)17日(水)     午前 9:30〜12:30     午後 13:30〜16:30     各3時間で講座により複数の時間帯にまたがるものあり 会 場:大阪府教育センター 参加費:無料(材料費が必要な講座あり) 申込み:e-mailまたはfaxにて下記まで。各講座先着順定員まで     平峰厚正(泉南郡熊取町立南小学校)     fax:072-452-2972 e-mail:ict2011@daishienken.visithp.com     件名:大支援研ICT活用夏期講座申込み     下記内容を記入     1)氏名・所属     2)連絡先(e-mailまたはfax)     3)参加希望講座記号     4)懇親会参加の有無(16日講座終了後開催) 講座内容(抜粋) 講座K「マルチメデイアDAISYの紹介と事例報告」 定員40名   講師:田中直壽 先生(大阪府立和泉支援学校 指導教諭)   時間帯:16日午前 講座L「DAISYの概要と実習」 定員40名   講師:濱田麻邑 先生(日本DAISYコンソーシアム)   時間帯:17日午後 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ビジョントレーニング 学ぶことが大好きになる 北出 勝也 (著) ¥ 2520 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00024.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 相談支援体制の充実・障害児支援の強化等(基本的枠組み案)意見募集 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p20110630-01.html 相談支援体制の充実・障害児支援の強化等(基本的枠組み案)についての ご意見募集                           平成23年6月30日   厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課地域移行・障害児支援室  昨年12月10日、「障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障 害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための 関係法律の整備に関する法律」(平成22年法律第71号。以下「整備法」とい う。)が公布されたところです。  厚生労働省では、「整備法」の改正事項のうち、平成24年4月1日に施行さ れる相談支援体制の充実や障害児支援の強化等について、指定基準やサービス内 容等の基本的な枠組み案を作成しました。  今回この基本的な枠組み案に関し、今後の検討の参考にさせていただくため、 広く国民のみなさまからご意見を募集します。  なお、提出いただいたご意見に対して、個別の回答はいたしかねますので、あ らかじめご了承ください。                 記 1.ご意見募集期間 平成23年6月30日(木)〜7月29日(金) 2.ご意見募集内容 以下の資料についてご意見を募集します。 ○ 相談支援体制の充実・障害児支援の強化等(基本的枠組み案) 【全体版PDF:2,837KB】 http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-00.pdf 【分割版はこちらから】 1概要〜支給決定プロセス(PDF:503KB) http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-01.pdf 2計画相談支援(PDF:799KB) http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-02.pdf 3地域相談支援(PDF:898KB) http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-03.pdf 4提供体制〜研修の体系(PDF:797KB) http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-04.pdf 5事業者指定〜成年後見(PDF:608KB) http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-05.pdf 6障害児支援強化(PDF:626KB) http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-06.pdf 7重心の通園〜附則(PDF:596KB) http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-07.pdf 3.ご意見提出方法 ○ ご意見につきましては、4に示す様式に記入の上、ファイルを電子メールに  添付して提出いただきますようお願いいたします。 ○ メールの題名は「基本的枠組み案への意見」としてください。 ○ 提出先は、以下のアドレスにお願いいたします。   seibi-bosyu@mhlw.go.jp ○ 郵送又はFAXの場合は、4に示す様式にご記入の上、以下まで送付願います。 【郵送の場合】 〒100−8916 東京都千代田区霞が関1−2−2 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課地域移行・障害児支援室宛 ※ 封筒の表には、朱書きで「基本的枠組み案への意見」とお書きください。 【FAXの場合】 03−3591−8914 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課地域移行・障害児支援室宛 ※ 題名は「基本的枠組み案への意見」としてください。 4.様式 ○ ワードファイル:こちらをクリック(word:36KB) http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-01-01.doc ○ PDFファイル:こちらをクリック(PDF:166KB) http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p20110630-01-02.pdf 5.留意事項 ・ご提出いただくご意見については、日本語に限ります。 ・ご記入いただいた氏名(法人等にあってはその名称)やその属性に関する情報 を公表する場合があります。(匿名希望、及びご意見も踏まえた全体について非 公表を希望する場合は意見提出時にその旨お書き添え願います。 6. その他 6月30日(木)の全国障害保健福祉関係主管課長会議おいて、この基本的枠組 み案の説明をさせていただきます。 後日、当ページで、その説明を録音した音声による情報提供を行うこととしてお りますので、ご承知置きください。 ルビ付きページはこちらから http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p20110630-02.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 感覚統合を生かしてたのしく学習−読む力・書く力を育てる 佐藤 和美 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00050.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第177国会 参議院行政監視委員会 議事録抜粋 平成23年05月23日 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://ldnews2000.web.fc2.com/pdf/20110523.pdf ○参考人(後藤政志君) 後藤でございます。よろしくお願いいたします。  私は、一九八九年からなんですが、十数年にわたって東芝で原子力プラント、 特に原子炉格納容器の設計に携わってまいりました。原子炉格納容器と申します のは、放射性物質を外に出さない、事故のときに閉じ込めるという容器でござい ます。その設計を担当しておりました。その立場から、原子力事故、今回の事故 及び原子力事故というのはどういうものであるかということを若干お話をさせて いただきます。(資料映写)  原子力安全のシステムを考えますと、福島第一原発に限らないんですけれども、 よく言われますように、原子炉を止める、止めるというのは核反応を止めるとい う意味です。制御棒というのがありまして、それが燃料棒の間に入りますと核反 応は一旦止まります。しかし、今回止まったわけです、福島の第一、一号から三 号全部ですね。ですけど、これが実は止まったというのは運がいいという面があ るんです。既に何回も制御棒の事故を起こしている。地震で制御棒が必ず入ると は断言できなかったんです。今回は良かったということなんです。  それは、福島第一原発の三号とか志賀一号で臨界事故というのを起こしていま す。ちょっと先へ回しますと、次のページにリストがあるんですけど、十数件に わたって制御棒が脱落あるいは誤挿入、つまり制御棒をコントロールを失った事 故があって、しかもそれは二十年以上にわたって隠されていたんです。そのうち 二件は臨界に達している。臨界というのは、予期せずに核反応が進むわけです、 原子炉の中で。これはとんでもない話なんですね。  私は、原子力の仕事に携わったときに、制御棒だけは絶対事故を起こさないと いうふうに確信、確信というより周りからそう言われていましたし設計者もそう 言っていましたから、これだけはないだろうと思っていたんですね。ところが、 二〇〇〇年代になったらこれだけ分かってきたわけです。この段階で私は、格納 容器の問題もありましたけど、制御棒でこれだけの事故を起こすということは、 これは原子力成立しない、技術的にというふうに思いました。  さて、次ですが、今回は制御棒はうまく入ったわけです。で、冷やす、閉じ込 めるということになりますが、冷やすという意味は、原子炉を止めましてもその 後、崩壊熱と申しまして、ずっと長期にわたって、一年オーダーにわたって冷や し続けないと燃料が溶けてしまいます。今回は冷やそうとしたんですけど、地震 で電源が来なくなって、津波あるいはそのほかの原因もあると思いますけれども、 機器類、ポンプ類が動かなくなった。それで、特に水没したものもございますか ら、それによって多重、つまりいっぱい付けてある機械類が、全部ポンプ類が動 かなくなって冷却ができなくなった、こういうことになります。  それで、炉心、つまり燃料がだんだん水面に出てきて溶けてくるわけですね、 中から熱が物すごく出てますので。その熱で水蒸気と反応して、被覆管というん ですけれども管があって、そこから水素が出て、今回爆発等も起こりました。こ の事故の経緯で、最近メルトダウンとかいう話、初めて出しましたけど、これは もう十一日か十二日の段階、三月の十二日の段階で炉心の損傷、炉心の冷却がで きなくなっていて格納容器の圧力も相当に上がっている、この段階でほぼもうこ ういう道に行くのは間違いないという形だったわけですね。  炉心、つまり圧力容器も壊れ、非常に不安定な状態で、それでもずっと何とか 必死で作業を通じて冷却を維持してきた。今でも不安定なんです。原子力プラン トの中のシステムで冷やしているわけじゃないんです。外から付け足して、一部 回復した部分ございますけど、基本的には、装置が駄目になったので外から人海 戦術で何とか維持してきてここに来ていると、そういう不安定な状態だというこ とです。しかも、閉じ込め機能も失っています。  これを設計の方から申しますと、こういうふうに、大きく見まして、設計の想 定の範囲とそれから制御不能な範囲というふうに考えますと、通常状態とか過渡 状態とか事故と書いていますけど、要は、そのある事故ですね、冷却材喪失事故 というのは、水が出ちゃうとかそれから電源がなくなるとか、そういうことも原 子力プラントは当然考えているんです。そこでこういうふうに設計しているんで すが、今回のように、止める、冷やす、閉じ込めるという機能を、地震、津波、 そのほかの、多分これは機器の故障、それから人為的なミスも絡むと思います、 それでここに書いたのは、シビアアクシデントといういわゆる制御不能な状態に なる、これが今回の事故なんですね。こうなりますと、水素爆発とか水蒸気爆発 とか再臨界とか、非常に危機的な問題を生みます。  図で御説明申し上げますと、炉心が溶けて落ちますと、それが圧力容器、厚さ 十数センチの厚い容器の中に落ちます。ここで冷却ができなければそのまま溶け て下に落ちます。更にここで冷却できないと、そのままコンクリートを侵食して どこまでも行く、これをブラックジョークですけどチャイナ・シンドロームとい っておりますね。この段階で冷却をするために水を入れます。水を入れますと、 溶融物、非常に高温の溶融物に水が接触すると水蒸気爆発の危険性が極めて高い んです。これは火山においてマグマが水と接触したときの爆発です。こういう現 象を起こします。更に冷却をしていきますと、その段階で冷却がうまくいけばい いんですけど、ここにありますように流れていきますと、格納容器の鋼板、鉄板 ですね、大体厚さ二、三十ミリなんですが、それを溶かしてしまいます。そうい う壊れ方もあると。これは事故ですから、どのプロセスへ行くかはその経過によ って変わります、当然。ですけど、どれを行ってもおかしくなかった。  今回は、ここの、少なくとも水蒸気爆発ですね、これは起こっていない、水素 爆発は起こりました。何かといいますと、中の水素が格納容器のあるところから 出まして、上で爆発したんです。これがもし格納容器の中で爆発現象を起こして いて、そのまま格納容器が破壊していたときには、今の桁違いの被害になります。 今回は、格納容器はまだ、一部損傷していますけど、爆発的に全部出たんではな いんですね。爆発は建物の、つまり格納容器の上で爆発して、一部出ていた放射 能が飛んだだけ、そういう関係になります。  原子力技術の特徴について申し上げます。  私の理解では、非常に技術が細分化している、これは全般の原子力に限らない 面もあるんですけれども、特に原子力においては、全体像が把握しにくい、技術 者はなかなか周囲の仕事を知らない形になってしまう。そうしますと、設計の段 階での監理、設計の、どういうふうに変更するかとか、設計したものがこれでい いのかという、デザインレビューとかいうんですけど、いろんな分野の人間が集 まってそれを審査したりする。そういうことをやってきているんですけど、どう しても技術というのは、非常に危機感を持って、例えば事故が起こるとか安全は どうだということを考えながらデザインレビューしていれば意味がありますけれ ども、こんな事故は起こるはずないと思ったデザインレビューというものは形骸 化します、形式的にやるだけなんです。私の経験している中でも最初のころはか なりデザインレビューがしっかりしていた、それから五年、十年たつに従って非 常に形骸化していった、そういうふうに思います。これは安全審査についても言 えます。そういう形で、どうも見ていますと、技術の分かる専門技術者が本当に いるのか、審査にという印象を受けます。  それからさらに、事故が多発しているということです。これは軽水炉、つまり 今回の福島の事故に限らない。軽水炉と申しますのは沸騰水型と加圧水型の二種 類ございますけれども、今日本で使われている通常の発電所の原子炉で、今回の 事故だけではなくていろんなところで事故が多発している。  細かいことは省略しますけど、同じく高速増殖炉「もんじゅ」も実用化してい ないどころかトラブルの連続。一部燃料棒を交換するために、燃料を交換するた めに入れた装置が、機械がちょっと引っかかっちゃった、それで落っこっちゃっ たんですね。ちょっと傷ついたわけです。それを持ち上げようと思ったら、引っ かかって上がらない。普通、機械ではよくあることです、そんなものは。一週間 もありゃ直ります。ですけど、それはナトリウムがあるから見えない。出そうと 思うと、燃料を出せばいいんですけど、燃料はナトリウムの中にないと危ないの で、そうすると、それを出すための装置が壊れている、何もできないという状態 が半年、一年続くんです。こんなのは技術じゃないんですね。設計の立場からい ったら、何を考えているのか。そんなこと、一つのものが壊れて何もできないの は技術じゃありません。設計の立場からそういうふうに見えますということなん ですね。  それからもう一つは、やはり安全設計と被曝労働、これは問題がある。被曝を 前提にした安全設計というのは私は非人間的だと思います。五分で行ってきて入 ってやるわけですね。そのときに、仮にそれが、そういうやり方がいいとしても、 難しいのはコントロールができないんですよ。確実に被曝をあるオーダーに抑え るなんて、そんなことは私は信じられません、人間というのはどうしてもミスも ありますし。そういうことを考えますと、これはとても私は人間的な労働だとは 思えません。  それから、処分ができない大量の放射性物質、これもよくトイレなきマンショ ンと言われています。  さて、現在の事故をどう見るかといいますと、炉心を冷却、続けています。確 かに現在、全体の温度は百何度とか百数十度オーダーまで落ちてきています。で すけど、まだ依然として、もし冷やすことをやめればそのまま進むわけですね、 事故は。そういう関係になっている。  しかも、溶けた溶融物が、メルトダウンしたと言いましたね、そうしますと、 圧力容器の中にあるのか格納容器の中にあるのかすらはっきりしない。全く中は 分かっていないんです。ただし、水を入れたら、何か冷えているらしい。つまり、 技術的に見ますと、ちゃんとした、分かってコントロールできているわけじゃな いんです。そうであろうといった推測でやっている。これは、最初のメルトダウ ンと言ったのがよく分かりますよね。最初に全く、炉心、一部燃料損傷と言って いたのがメルトダウンだった。これだけ違うわけですから、今の状態に対してど れだけ責任を負えるんですか。中を見れるんですか。圧力温度は正しいんですか。 どれ一つ私は疑ってみざるを得ないという状態にあるわけですね。  もちろん、今の状態が以前よりは少し楽になってきているのは明らかです。で すけど、事故というのはそういうところから、思わぬところから発展して大きな 事故になるわけです。そうしますと、これからもずっと安定させてやることがい かに難しいかということを言っているわけです。  あと、同時に、一号機、二号機、三号機とも格納容器が損傷しています。格納 容器が損傷していることは、そのまま放射能が外に出ているということです。外 に出ています既にたまった十万トンに近い放射性物質を帯びた水が海や地下水に 漏れ続けているんです。これは今、大量に、めちゃくちゃに漏れているとは申し ません、もちろんコンクリがありますからね。ですけど、容器じゃないんです。 格納容器のように閉じ込め機能を持っていないんです。ですから、コンクリート が割れたらそこから行きますし、土のところから行く、流れていくわけです。そ うすると、現在は大なり小なり放射性物質を垂れ流している状態が続いていると、 そういう認識です。それは、何とか早く既存の陸上タンクなり、メガフロートか バージでもいいです、格納機能を持ったところに入れる方が先決だと思います。 その上で処理をすべきと思います。  原子力の技術について考えますと、どれも究極の選択になっている。先ほど申 しましたように、冷却しようとする。冷却に失敗すると、失敗するといいますか、 水を入れると水蒸気爆発を起こす。あるいは、格納容器がそうなんですが、今回、 格納容器の圧力が上がり過ぎたのでベントすると。どういうことかと申しますと、 格納容器は放射能を閉じ込めるための容器ですから、それをベントするという意 味は、放射能をまき散らすということを意味しているんです。つまり、このまま ほうっておくと格納容器が爆発しちゃう、最悪だと。だけど、漏らすということ は、逆に放射能を出すんですよ、そのまま。人に向けて放射能を出しているんで すよ、これは。何でその認識がないかということなんです。そのときに、格納容 器のベントをするということの意味をどれだけみんなが分かっていたかというこ となんです。そこは非常に重たい問題なんです。特にこの問題は説明が非常に私 は間違っていると思います。きちんとした説明していないと思います。  また、安全をどう見るかですが、状況が把握できないということは非常に問題 だということ。もう一つは、安全性の哲学といいますか、安全の考え方が不在だ というふうに思います。確実でないことを安全とは言えませんので、多分大丈夫 だとか危険な兆候がないからいいだろうとか、グレーゾーン問題と呼んでいるん ですが、こういう問題が論理的に起こり得ることは、いつ起こるか分からないわ けですから、そうすると、そういう理屈の上で、ある形で起こり得る事故という のは論理的に起こり得るんですね。これは、その上に安全技術を築くのは砂上の 楼閣だというふうに思います。  これ、グレーゾーン問題と申しますけれども、これはちょっと省略させていた だきます。  福島の原発事故は直接的には地震と津波でした。ですけど、それに機器のトラ ブルとかあるいは人為的なミスが重なっているだろうと思います。そういうこと から、最終的には事故解析やるわけですけど、基本的には自然条件の設定が間違 っていたこと。津波は例えば何メートル、間違ったとして仮に対策をこれからす るとしても、どれだけまでやればいいかというのは非常に問題です。地震も同じ です。  また、たとえ津波や地震の一部対策をしても、それでこういうシビアアクシデ ントが起こらないかというと、そんなことはないんです。落雷でも台風でも竜巻 でも、ある多重にどこかをやられてしまえば、あるいはそんな外的条件なしで、 機器が故障してそれに人為的なミスが重なるとシビアアクシデントになります。 つまり、シビアアクシデントは発生確率が小さいとして無視してきたんです、こ れが。これが最大の問題です。これは原子力安全委員会の責任が重大だというふ うに私は思っています。また、シビアアクシデントは原子力の特性であって不可 避であると。つまり、地震、津波はその入口であるというふうに理解しておりま す。  これは規制のことで細かくは省略させていただきますが、一九九二年に既に原 子力安全委員会で対策を取ることを言っていた。しかし、それは法的な規制をし ない、民間の自主的な規制によると、こういう話でした。  図の上でちょっと概念を申し上げますと、横に時間、縦に出力といいますか、 取りますと、通常のものは他のエネルギーシステムの場合には横にだんだん寝て きますけれども、原子力は赤のように立ち上がってくるわけです。それを途中で 安全装置を働かせて抑え込むんです。その安全装置は何重にもなっています、確 かに、四重にも五重にも。でも、それが全部突破されると、自然と原子力は駄目 な方向に行ってしまうんですね、制御不能の状態になる。これが特性なんですね。 これが原子力の特徴だと思います。  それを事故防止ができるかどうかということで、事故の発生防止とか事故の影 響緩和とかを考えまして、どういう対策をしてもある確率で、確率は小さいけれ どもそういう事故が起きてしまうという場合には、それは受忍できない技術だと。 つまり、ある技術だったら全部使っていいわけじゃなくて、その技術は本当に大 事故を防げるのか。防げないとしたら、起きたときの影響はどの程度か。それが 受忍できない技術はやめるべきだと、そういう意味です。  したがいまして、我々は最悪の事故の可能性を考慮する必要がある。今度原子 力事故を起こせば、日本は確実に壊滅すると私は思います。原子力をこれ以上進 めるというのであれば、絶対にシビアアクシデントを起こさないことを証明する 必要があります。工学的にはそのようなことは私は不可能だと考えています。つ まり、危険な原発から段階的に止めるなりするしかない。そうしますと、完璧な 事故対策を模索するというよりも、新たな分野へのエネルギーシフトの方がはる かに容易であろうというふうに考えます。  膨大な原子力予算を他の技術へ向ければ解決可能ではないか。あらゆる原子力 関連の利権、そういうものを許してはいけない。そういうものからもう一度エネ ルギー政策全体を見直して原子力から脱却していくということが現実的だろうと 思います。  以上です。ありがとうございました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インクルーシブ教育の実践−すべての子どものニーズにこたえる学級づくり− http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00052.html  学苑社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 福島地裁郡山支部提訴仮処分請求に関するクリス・バズビー博士の声明 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://organic-newsclip.info/doc/110624_Chris_Busby.pdf 2011年6月24日福島地裁郡山支部に提訴される郡山市教育委員会に対する 仮処分請求に関するクリス・バズビー博士の声明 この件に関する簡潔な所見を以下に述べます。また結論として、ガンマ線の外部 被曝線量が汚染された地面から1mのところで1μSv/hを越える地域に居住して いる子どもと大人は即時非汚染地域に退避すべきと考えます。このレベルを越え る外部被曝線量が存在する地域に子どもたちが居住しつづけることは、深刻な健 康被害を被り、以後10年間で死ぬ可能性もあるでしょう。地表から1mで 1μSv/hを越えるレベルに妊娠中の女性が被曝する場合は、その胎児の生存能力 と赤ちゃんの生存能力と健康に深刻な影響を与えるでしょう。 −−略−− 1.3 福島原発からの放射線放出による健康被害の評価 電離放射線の被曝リスクは現在日本当局によってICRP(国際放射線防護委員会) の吸収線量法を用いて評価されています。ICRP方式は、電離放射線被曝の健康被 害リスクは受けた放射線の吸収量に直線的に関係するという考え方に基づいてい ます。今では、ある種の内部被曝にはそれが正しくないことを示す圧倒的な証拠 があります。それには、原子炉と使用済み核燃料タンクの爆発とメルトダウンと 進行中の核分裂による福島県の子どもたちと大人たちが受けている被曝がありま す。 文科省による測定値と、放出地の近辺および以遠の様々な大学、機関、個人たち による測定値は、放射線レベルが一連の放射線核種による汚染とガンマ線測定値 のよるものとで評価されていることを示しています。日本当局によって決定され る被曝限度は毎時マイクロシーベルトで計測される外部ガンマ線量に基づいてい ます。 これによって、集積線量が計算され、年間で1mSvを越える被曝はしてはならな いというICRP勧告との比較が可能になります。たくさんの地域で大人と子どもた ちが今や1μSv/hを越える線量下で生活しています。そのような地域の環境に 365時間以上いるだけですでにICRP勧告値を越えてしまうのです。子どもたち が学校に通っている地域の多くで、子どもたちはすでにこの限度を越えています。 しかし、この限度値を使うことは、福島原発からの放出物質で汚染されている地 域に適用するのは危険です。それにはいくつかの理由があります。 1)福島の環境中に存在する多くの放射性物質はガンマ線放射物質ではありませ ん。それはガンマ線量データの中には含まれないのです。その例としては、β線 放射物質であるストロンチウム90、バリウム140、プルトニウム241、ト リチウム(放射性水)、アルファ線放出物質のプルトニウム238,239, 240、ウラニウム238、ウラニウム235、アメリシウム241があります。 このように被曝は過小評価されているのです。 2)環境中にはホットパーティクルと呼ばれるアルファ線とベータ線放射物質が あり、それらは呼吸と飲食から体内に取り込まれます。これらは遠い東京の自動 車のエアフィルターからも検出されています。それらの影響は非常に深刻です。 私たちはすでにこれらの物質の被曝による鼻孔や内臓粘膜破壊の結果である鼻血 や下痢などの症状の報道があることを知っています。 体内の放射線核種による放射は、同様な放射線の外部からの放射にくらべるとそ の評価線量から言ってはるかに高い危険性を持ちます。これが、私が議長を務め る科学者と放射線専門家による独立グループ、ECRRの見解です。ECRR2010報告書 「低レベル放射線被曝の健康被害」は日本語に翻訳されています。 (http://www.jca.apc.org/mihama/ecrr/ecrr2010_dl.htm ) (4)ECRR勧告は、一般人はだれでも、いかなる人工的プロセスによる発生源で あっても、その発生源すべてからの年間総線量が0.1mSvを越える被曝をさせ てはいけないというものです。 (5)ERCRRとICRPの立場は同じです。現在の放射線リスクモデルに関するECRR の一般的立場のガイドラインはレスボス宣言 (www.euradcom.org/2009/lesvosdeclaration.htm )をごらんください。 福島での通常の自然バックグラウンドガンマ線放射線量は、0.1μSv/hです。 約0.2μSv/hを越える線量は、その増加分の発生源がある徴候です。その発 生源は原子炉からのフォールアウト(放射性降下物質)汚染物質です。このフォ ールアウト汚染は、セシウム137をモデルとすると、ガンマ線バックグランド 以外に1μSv/h当たり300キロベクレル/m2に相当します。チェルノブイリ の隔離ゾーンは500キロベクレル/m2が基準でした。 原子炉から60km離れた地面のセシウム137の測定から、セシウム137のレ ベルが1,000から10,000キロベクレル/m2であることが分かります。 これは私の意見ですが、このようなレベルの汚染地域に子どもたちを置くことを 許すのは、無責任であり、何かしらの健康障害と死をもたらすことになり、どの ような文化社会においても許されることではありません。 これも私の意見ですが、原子爆弾による放射能の被害を最初に、そしてあれほど ひどく被った日本と言う国が、原子力産業とその取り巻き科学者たちに支配され ているリスク機関の勧告、そして、少なくても過去15年間の研究で疫学的にも 論理的にも誤りであると明らかにされている時代遅れのリスクモデルに基づいた 勧告に、盲目的に従った結果、いまそれ自身の子どもたちと親たちを犠牲にして いることは極めて悲しくまた皮肉でもあります。                           2011年6月23日                             クリス・バズビー         Castle Cottage, Sea View Place, Aberystwyth SY23 1DZ UK ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大人の発達障害−アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (単行本) 備瀬 哲弘 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00030.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ アスペルガーですが、妻で母で社長です。 [著]アズ直子 [評者]土屋敦 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://book.asahi.com/column/shinkan/TKY201107030084.html [掲載]週刊朝日2011年7月8日号 著者:アズ直子 出版社:大和出版 価格:¥ 1,365  片付けられない、空気が読めない、思ったことを全部言ってしまう、楽しいと 大騒ぎし、すぐに落ち込む、時間を守れない、道に迷う……。これらは「ADD (注意欠陥障害)の傾向の強いアスペルガー症候群」と診断された著者の、日々 の生活における「症状」である。−−略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アスペルガーですが、妻で母で社長です。 出版社:大和出版 価格:¥1,365 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00066.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ソニーなどへのハッカー攻撃で起訴された少年、保釈される  英国  ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2809019/7435510 【6月28日 AFP】ハッカー集団「ラルズ・セキュリティー(Lulz Security)」に よる一連のハッカー攻撃に絡み、英国で逮捕、起訴されたライアン・クリアリー (Ryan Cleary)被告(19)が27日、自閉症の一種であるアスペルガー症候群で あることを理由に保釈された。  クリアリー被告は20日、イングランド南東部エセックス(Essex)州の自宅で 逮捕され、その2日後に重大組織犯罪対策庁(Serious and Organised Crime Agency、SOCA)のウェブサイトにハッキングした罪などで起訴された。−−略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『あたまと心で考えよう SSTワークシートー社会的行動編』 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00059.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:07 2011/07/05 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 障害者基本法改正案の「可能な限り」という表現は、「基本的な方向に向けて最 大限の努力をする」という趣旨で使っているのだそうだ。。。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

目次


inserted by FC2 system