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□ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #857 2009/01/25 発行 登録(配信)読者数 3,313 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員・ボラ会員募集中! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」1月例会/多摩障害者スポーツセンター 2009/01/31 ■ ■ 親の会「けやき」相談会/多摩障害者スポーツセンター  2009/01/31 ■ ■ 兵庫県LD親の会「たつの子」はりまブロック主催講演会 2009/02/01 ■ ■ 障害のある人への読書支援データ活用の現状と課題/大阪 2009/02/21 ■ ■ シンポジウム「アクセシブルな電子本を届けよう」/東京 2009/02/22 ■ ■ 障害者の一般就労を支える人材の育成のあり方に関する研究会議事録2 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 19:55 2009/01/25 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」1月例会/多摩障害者スポーツセンター 2009/01/31 ■ ------------------------------------------------------------------------ 以下は、転載・転送自由です。 http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/NEWS.html#090131 −−−−−−−−−−−−−−−(再掲) LD等発達障害児・者の進路について考える 日 時 2009年1月31日(土)13:30〜17:00 場 所 東京都多摩障害者スポーツセンター     第1集会室  JR中央線国立駅南口より無料バス有り 講 師 東京都教育庁指導部義務教育特別支援教育指導課統括指導主事     山中ともえ氏 「進路」についてお子さんから相談された時、どこに・どんな学校があって、何 をポイントに選べばいいのか悩んでいませんか・・・? お子さんの特性にあった進路選びについてのヒントになるお話を伺います。 当日の日程 13:00〜 受付開始       13:30〜 開会・会の報告       14:00〜 講演会〜15:30       (休憩をはさんで質疑応答)〜16:30       16:30〜事務連絡など       16:45〜片付け・閉会 ※資料代(1,000円)を、当日会場にて申し受けます。 ※申し込み・問合せ先  (お名前・お立場・連絡先明記のこと)  Eメール keyaki@box.club.ne.jp  FAX   020−4666−7443 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD教授(パパ)の贈り物−ふつうであるよりも個性的に生きたいあなたへ 上野 一彦 価格:¥ 1,365 http://www.amazon.co.jp/dp/4062139812/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」相談会/多摩障害者スポーツセンター  2009/01/31 ■ ------------------------------------------------------------------------ 以下は、転載・転送自由です。 http://blog.canpan.info/keyakix/ −−−−−−−−−−−−−−−(再掲) 「けやき」入会等に関するご相談を受け付けます。どなたでも参加できます。 日 時 2009年1月31日(土)13時〜13時30分 会 場 多摩障害者スポーツセンター 集会室     http://www.tamaspo.com/access.html 交 通 JR中央線 国立駅南口 徒歩20分     JR南武線 谷保駅北口 徒歩10分     路線バス 立川バス・京王バス 「国立高校前」下車(本数多数)     無料送迎バス時刻表 http://www.tamaspo.com/bus.html お申し込みは不要ですが、できれば下記へご連絡ください。 お返事は特にいたしません。ご了承ください。 FAX : 020-4666-7443 E-mail : keyaki@box.club.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD・ADHD・アスペルガー症候群 気になる子がぐんぐん伸びる授業 ―すべての子どもの個性が光る特別支援教育 高山 恵子 (定価:¥ 1,365) http://www.amazon.co.jp/dp/4098373726/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 兵庫県LD親の会「たつの子」はりまブロック主催講演会 2009/02/01 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのお知らせです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− クラスの中にいる発達障害児への対応    すぐに役立つ実践講座  (家庭教育にも役立ちます) 」 講師 平山 諭(ひらやまさとし)先生       倉敷市立短期大学専攻科 保育臨床専攻教授 「環境対話キャンプ」の実践や「発達障害児のための授業スキル―環境対話法を 活用する」 「特別支援の基本スキルがなければ学級担任はできない」「怒らな い!怒鳴らない!特別支援教育の実践スキル」等の著書でご活躍の平山諭先生に 学級や家庭ですぐに役立つ実践講座として発達障害児への対応をお話ししていた だきます。クラスの中には数人の発達障害を持った児童・生徒が在籍していると 言われている現状ですので、ぜひ多くの教育関係者の方にお越し頂きたいと願っ ております。また家庭においても役立つ内容ですので保護者の方もぜひご参加く ださい。質疑応答の時間も設けてあります。 日 時  2009年2月1日(日)      午後1時30分〜午後4時30分(開場/午後1時) 場 所  姫路市立図書館飾磨分館      〒672-8044 兵庫県姫路市飾磨区下野田1-1 TEL:079-235-8555       ※駐車場がありませんので公共交通機関でご来場ください。        ●山陽電鉄姫路駅→山陽電鉄飾磨駅 東へ徒歩4分        ●市営バス 山陽飾磨駅行き 終点下車東へ徒歩2分        ●神戸方面から         阪神電鉄より山陽電鉄姫路行き 山陽電鉄飾磨駅下車  定 員  200人 (参加費無料)  主 催  兵庫県LD親の会「たつの子」はりまブロック 後 援  姫路市教育委員会・明石市教育委員会・加古川市教育委員会・       高砂市教育委員会・たつの市教育委員会・       HDDネット(はりま発達障害ネットワーク) お申込み jajoiok@ares.eonet.ne.jp (お申し込みをされた方にはこちらから2〜3日以内に返事をします。返事がない 場合は再度ご連絡ください。) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画 阿部 利彦 価格:¥ 1,785 http://www.amazon.co.jp/dp/4892401862/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 障害のある人への読書支援データ活用の現状と課題/大阪 2009/02/21 ■ ------------------------------------------------------------------------ −−−−−−−− 以下転載歓迎 http://www.dokusho.org/221osaka.htm シンポジウム「障害のある人への読書支援におけるデータ活用の現状と課題」 視覚障害者の読書環境は、図書館による視覚障害者サービスの充実とともに、 NPO、ボランティア、専門出版社が制作する点字・音訳・デイジー・拡大図書 の利用など読書スタイルの多様化が進んできました。また近年のIT技術の進化 とブロードバンドの普及によって、「ないーぶネット」「びぶりおネット」と いった手軽な利用手段も実現しています。 しかし、その一方で、「自分にとって必要な本が読めない」「新刊がすぐに読め ない」「自分にあった読書スタイルで読めない」というマッチングやタイムラグ の問題などが残されています。そして、視覚障害者の読書環境の問題に比べて、 比較的取り上げられることが少なかったページがめくれない肢体不自由の人や、 市販されている本のままでは内容を理解することが困難な学習障害や読字障害の 人など、多くの「読書障害者」の読書環境の問題がクローズアップされるように なってきました。 今回のシンポジウムは、さまざまな立場にある「読書障害者」が、どのような ニーズをもっているのかを知り、どのようなサポートが可能なのかを考えるため に企画いたしました。とくに、今回はアメリカから先進的な取り組みとして知ら れるブックシェアプロジェクトのジム・フラクターマンさんをお招きし、電子 データとインターネットを活用した取り組みの現状と課題を講演いただくととも に、日本の現状を考えるため、昨年度実施された視覚障害者への読書ニーズ調査 の結果と分析を報告いたします。 また、最後のパネルディスカッションのコーナーでは、視覚障害者向けサービス として世界的にも先行している事例である「ないーぶネット」「びぶりおネッ ト」のサービスを紹介するとともに、さらに読書障害者全体へのデータ利用によ る読書の可能性を検討します。あわせて、高等教育における障害学生への支援の ためのデータ活用についても取り上げ、図書館やNPOなどさまざまな情報提供 機関が連携を図りながら、読書や学習面で今後果たしていくべき役割について考 えます。    記 日 時:2009年2月21日(土)13時〜16時30分                    (12時30分受付開始) 会 場:大阪市立中央図書館 5F大会議室     〒550-0014 大阪市西区北堀江4−3−2     電話:06−6539−3304     URL:http://www.oml.city.osaka.jp ※大阪市営地下鉄 千日前線・長堀鶴見緑地線、西長堀駅下車 7号出口すぐ 定 員:300人 参加費:無料 主 催:特定非営利活動法人バリアフリー資料リソースセンター(BRC) 共 催:静岡県立大学国際関係学部石川准研究室、大阪市立中央図書館、大阪公     共図書館協会(OLA)、日本図書館協会障害者サービス委員会・関西 小委員会、特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会・近畿ブロック (予定)、近畿視覚障害者情報サービス研究協議会(予定) <申し込み方法> お名前、連絡先、参加人数(複数でご参加の場合のみ)、その他ご要望(点字版 資料が必要、手話・要約筆記が必要等)を明記のうえ、2月10日(火)までに 電子メールまたはFAXにて下記にお申し込みください <申し込み・問い合わせ先> ・特定非営利活動法人バリアフリー資料リソースセンター(BRC)事務局 〒171-0031 東京都豊島区目白3-21-6-101 電話:03−3950−5260 ファックス:03−5988−9161 電子メール:osaka221@dokusho.org URL:http://www.dokusho.org/ ■プログラム 13:00. 開会 バリアフリー資料リソースセンター(BRC)紹介と本日のシンポジウムの趣旨    服部敦司(BRC理事長) ※バリアフリー資料リソースセンター(BRC)は、「出版社」と「本をそのま まの状態で利用することが困難な読者(読書障害者)」との橋渡しをおこなう第 三者機関として、2005年10月に発足したNPO法人です。 http://www.dokusho.org/ 13:15. 「視覚に障害のある人の読書に関するアンケート調査」の結果から見え     てきたこと 松井 進(BRC副理事長) ※BRCでは、財団法人車両競技公益資金記念財団からの研究助成を受け、昨年 度、視覚障害者を対象にした読書ニーズ調査を実施し、600人の回答を得ること ができました。その結果の概要と分析を報告します。 13:45. 障害のある人への情報保障におけるブックシェアプロジェクトの意義     ジム・フラクターマン(米国ブックシェアプロジェクト代表) ※ブックシェアプロジェクトとは、視覚障害や学習障害など読書障害者を対象に したアメリカの会員制ウェブ図書館です。出版社の許諾を得た書籍の電子データ を自由にダウンロードすることができるサービスを提供しています。 http://www.bookshare.org/ (英語)   15:00. 休憩 15:15. パネルディスカッション「データ活用によって広がる障害のある人の読 書の可能性」 <パネリスト>  ジム・フラクターマン(ブックシェアプロジェクト代表) 服部敦司(BRC理事長) 岩井和彦(全国視覚障害者情報提供施設協会理事長) 青木慎太朗(立命館大学グローバルCOE「生存学」創成拠点特別研究員      /羽衣国際大人間生活学部非常勤講師) <コーディネーター>  成松一郎(BRC事務局長) 16:30.終了 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害のある子とお母さん・先生のための思いっきり支援ツール―ポジティブ にいこう! 武蔵 博文 価格:¥ 1,890(定価:¥ 1,890) http://www.amazon.co.jp/dp/4887205147/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ シンポジウム「アクセシブルな電子本を届けよう」/東京 2009/02/22 ■ ------------------------------------------------------------------------ −−−−−−−− 以下転載歓迎 http://www.dokusho.org/222tokyo.htm シンポジウム 「アクセシブルな電子本を届けよう−読書に障害のある読者が利         用できるシステム構築をめざして」 バリアフリー資料リソースセンター(以下、BRC)は、「出版社」と「本をそ のままの状態で利用することが困難な読者(読書障害者)」との橋渡しをおこな う第三者機関として、2005年10月に発足したNPO法人です。 BRCでは、市販されている本をそのまま読めない・読みにくい人のために、 「データ」を提供する事業と「読みにくさ」を抱えている読者の潜在的なニーズ を調査研究する事業を中心に活動を行っています。 このたび、BRCではアメリカでオンライン上でデータ提供を行い、視覚障害や 学習障害などいわゆる読書障害者の情報環境改善に大きな成果を上げている 「ブックシェアプロジェクト」の代表者であるジム・フラクターマン氏をお招き し、同プロジェクトについてご紹介いただくことにしました。 また、読書障害者の立場から、自分たちが求めている電子本について、BRCが 昨年度実施した視覚障害のある読者へのアンケート調査の結果や、今年度実施し ている「読み」に困難のある当事者・支援者へのアンケート調査の概要などをま じえながら、報告していただくとともに、出版社の側からは、市販されている電 子本を自由に拡大したり、オンデマンド大活字本をつくる、あるいは合成音声で 読み上げが可能になっているといった事例を報告いただきます。 記 日時:2009年2月22日(日)13時20分〜16時50分(13時受付開始) 会場:日本教育会館 9F第5会議室 〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2−6−2 TEL 03−3230−2833(道案内専用電話) URL http://www.jec.or.jp/koutuu/ ※地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出口)下車徒歩3分 定員:100人 参加費:無料 主催:特定非営利活動法人バリアフリー資料リソースセンター(BRC) 共催:静岡県立大学国際関係学部石川准研究室 後援:日本電子出版協会(JEPA)、出版UD研究会 協賛:株式会社アメディア、ケージーエス株式会社、株式会社高知システム開 発、有限会社読書工房、株式会社ラビット(五十音順) <申し込み方法> お名前、所属(ある方だけで結構です)、連絡先(電話・Eメール)を明記のう え、2月10日(火)までに下記にお申し込みください。 なお、下記のような配慮をご希望の方は、お申し込みの際、その旨お書き添えく ださい。 ・当日配布する資料のテキストデータをメールにより事前送付 ・神保町駅から会場までの誘導 ・手話通訳 ・パソコン要約筆記 など <申し込み・問い合わせ先> Eメール、FAX、郵便などでお申し込みください。 バリアフリー資料リソースセンター(BRC)事務局 〒171-0031 東京都豊島区目白3-21-6-101 電話:03-3950-5260 ファックス:03-5988-9161 電子メール:tokyo222@dokusho.org URL:http://www.dokusho.org/ プログラム 13:00 受付開始 13:20 開会挨拶 服部敦司(バリアフリー資料リソースセンター理事長) 13:40 講演1「読書障害者の読書を助けるブックシェアプロジェクト(米国) の現状と課題」ジム・フラクターマン(ブックシェアプロジェクト代表)【日本 語通訳あり(逐語通訳)】 ※ブックシェアは、2000年から運営されている会員制のウェブ図書館サービス。 会員6,000人(2007年現在)のうち、80%が視覚障害者、15%が読字障害者、 5%が自分でページをめくれない身体障害者である。入会金25ドル、年会費50ド ルを払った読書障害者は、ウェブ図書館にアップされている電子本を自由にダウ ンロードし、自分にあった読書スタイルで読書することができる。障害学生支援 を担当している大学も法人会員となっている。2007年現在、34,000タイトルの電 子本(英語とスペイン語)がアップされている。ブックシェアの実績を評価した アメリカ政府は、5年間で3200万ドルの予算をつけ、約10万タイトルの教科書・ 教材の電子化を委託している。 14:40 講演2「障害当事者が求める電子本」    松井進(BRC副理事長)+南雲明彦(学習コーチアカデミー) ※松井進氏は視覚障害当事者、南雲明彦氏は読字障害当事者の立場から、電子本 に対する期待を語っていただく。 15:20 休憩(20分)※協賛社による関連書籍や読書障害者が利用している     情報機器に関するミニ展示を行います。 15:40 講演3「電子本をもっとアクセシブルに」萩野正昭    (ボイジャー社長)+金子和弘(講談社) ※ボイジャーは、2006年2月にドットブックのブラウザ「T-Time」へロービジョ ンモードを標準搭載するとともに、2008年10月には高知システム開発のソフトウ エア「My Book」への対応を発表。現在、講談社・新潮社・角川書店が発行する ドットブックの合成音声読み上げが実現している。また、ドットブックからオン デマンド印刷するシステムT-Bridgeの開発により、講談社から目にやさしい「講 談社オンデマンドブックス・ワイド大活字版」などが出版されている。 16:20 質疑応答 16:40 閉会挨拶 16:50 閉会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 私たち、発達障害と生きてます―出会い、そして再生へ 高森 明 ほか 価格:¥ 1,785(定価:¥ 1,785) http://www.amazon.co.jp/dp/4892401978/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 障害者の一般就労を支える人材の育成のあり方に関する研究会議事録2 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/07/txt/s0728-3.txt −−−−−−−−−−−−−−−−−− 第2回 障害者の一般就労を支える人材の育成のあり方に関する研究会議事録 平成20年7月28日(月)18:00〜20:00 於:専用第21会議室 <研修機関における人材育成の現状と課題 (報告者:独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構)> ○中村  高齢・障害者雇用支援機構職業リハビリテーション部の中村と申します。本日はこの ような説明の機会をいただきまして、ありがとうございます。また、各委員の方々にお かれましては、日頃から私どもの事業にいろいろとご協力をいただいたり、お世話にな っております。改めて感謝申し上げる次第です。  ご説明に先立ちまして、当機構につきまして、皆様ご承知かとは思いますが、簡単に どういうところか触れさせていただきます。私ども独立行政法人高齢・障害者雇用支援 機構は、独立行政法人として国が定めた中期目標に則って、障害者の雇用に関する研究、 障害者、事業主の方に対する支援、それから、本日のテーマでもありますが、職業リハ ビリテーションに係る人材の育成などの業務を行っておりまして、こういったことをも って、国の障害者施策の目標の達成に資するというのがミッションでございます。本日 は、当機構の人材育成の取り組みについて、時間も限られておりますので、ポイントを 絞ってご説明させていただきます。  まず、お手元の資料4の1ページから順にご説明いたします。まずは、当機構が実施し ております障害者の就労支援を担う人材のコンセプトについて、5点ご説明いたします。  1つ目が、現在、福祉から雇用へといった流れがある中で、特に福祉機関等における 人材育成に重点的に取り組んでおります。  2つ目が、当機構におきましては、千葉の幕張に本部としてあります障害者職業総合 センター、また、各都道府県に設置しております地域障害者職業センターそれぞれにお いて人材育成の取り組みを行っているところですが、総合センター研究部門における研 究、技法開発の成果と、地域センターで実際の支援を通じて蓄積した実践的なノウハウ、 この双方を研修に活用しております。  3つ目の実施方法についてですが、これは、職場適応援助者養成研修についてという ことになりますが、総合センターにおける集合研修により理論・技法の習得のための研 修と併せまして、地域センターにおける実践的なノウハウの習得を目指した研修を一体 的に実施しているという特徴がございます。  4点目として、実施内容についてですが、最近特に地域センターにおきましては、企 業の方からの雇入れに関するご相談、ニーズですとか、あるいは実際雇っていらっしゃ る方の職場再適応に関するご相談、ニーズが非常に増えておりまして、こうした支援に も力を入れております。こういったことも踏まえて、障害者に対する支援ノウハウだけ ではなく、事業主に対する支援にも力を入れて実施しております。それから、各種制度 の情報も総合的に提供する形で実施しております。  5点目ですが、研修の内容の見直しということで、受講生の方には受講直後、それか ら、受講後6カ月後に追跡アンケートを実施しております。それから、受講された方の 所属長に、実際の現場で役立っているかどうかをアンケートでお尋ねいたしまして、研 修の効果ですとか、研修のニーズを把握して、研修内容の見直しなどを行っているとこ ろでございます。ニーズについては、後ほどまたご説明いたします。  次に、昨年度私どもが実施した研修の実施状況についてご説明いたします。次のスラ イドに移りますが、総合センターで実施している研修、地域センターで実施している研 修、この2つに大別されますので、それぞれについてご説明します。それぞれの研修に ついての対象者ですとか、日数、回数といった概要については、後ろの方に参考資料と して添付しております参考資料の1-1に記載しておりますので、スライドの方ではポイ ントだけご説明させていただきます。  まず、総合センターで実施している研修の1つ目として、職リハ実践セミナーですが、 これは福祉、医療の分野の職員の方々を幅広く対象にして年2回実施しております。職 リハの基礎知識と実践的ノウハウを付与することを目的に実施しております。障害別に 3コースを設定して、選択の講座も含めて4日間の講座として開催しております。  それから、次が障害者就業・生活支援センター等職員研修として、職務レベルに応じ た研修を、昨年度は、新任担当者研修、スタッフリーダー研修、新任施設長研修という 3種類の研修を実施しておりました。本年度は2つ目のスタッフリーダー研修に代わりま して就業支援スキルアップ研修という形で実施しております。ちょうど本日が前期3日 間コースの初日だったのですが、前期3日、後期3日という形で本年度は実施することと しております。また、主任就業支援担当者研修という4日間の研修を本年度は新たに実 施することとしております。  3つ目が発達障害者支援センター就労支援担当者等研修です。これは、平成19年度、 昨年度に初めて実施いたしまして、本年度は名称を発達障害者就業支援セミナーと名称 を変えて、同様の内容で実施することとしております。  4点目がジョブコーチ養成研修ですが、福祉施設等の新任、企業の新任ジョブコーチ の方に対して、本部では集合研修で実施しております。それから、地域センターでは、 演習等の実践的な研修を、小グループあるいは個別による演習、ケーススタデイ、ある いは企業の見学等といった形で実施しているところであります。  地域センターにおきましては、今申し上げましたジョブコーチ養成研修の他に、人材 育成の取り組みといたしまして、一番下の段になりますが、連携を通じた職リハに関す る基礎知識、共通理解の形成ということのために、2つの事業を実施しております。1つ が、地域職リハ推進フォーラムで、関係機関のスタッフの方々に加えまして、企業の方 々にもお越しいただき、職リハに関する共通認識を形成するフォーラムを各地域で開催 しております。テーマは地域毎に実情に応じて設定しておりますが、例えば障害者の雇 入れについてという大きなテーマもありますし、最近ですと、精神障害者の雇用につい てといったテーマを設定しているケースが多くございます。それから、もう1つが、地 域就業支援基礎講座です。これは関係機関の職員の方々に対して、職リハの基礎知識を 付与するもので、期間は概ね半日程度が多いのですが、東京センターなど2日間実施し ているところもあります。地域の実情やニーズに応じて様々なテーマ、期間で実施して いるところでございます。  それから、ジョブコーチ養成研修を受けられた方のフォローアップとして、地域セン ターの配置型ジョブコーチと第1号ジョブコーチのペア支援を通じて、1号ジョブコーチ の方に地域センターからの更なる支援技術を移転するというようなフォローアップを継 続的に実施しております。併せて、ジョブコーチ推進協議会を地域センター毎に開催し ておりまして、これは1号、2号の何れの方も含めて、ケーススタデイですとか、新しい 知識や制度、技能の付与するための勉強会などを協議会として開催しているところでご ざいます。  次に、昨年度の実績についてご説明します。次のスライドになりますが、研修の受講 者数と各研修で実施したアンケートの結果について取りまとめております。ここには受 講者は総数だけ出ておりますが、所属機関別の状況など、詳しい状況につきましては、 参考資料の1-2に取りまとめておりますので、後ほどそちらをご覧いただければと思い ます。  まず左上にあります職リハ実践セミナーですが、これは毎回受講希望者数が非常に増 えてきておりまして、昨年度は2回実施して、合計で544名の参加がございました。それ から、障害者就業・生活支援センター職員等研修につきましては、昨年度は5回開催し て、合計で164名の参加でございました。発達障害者支援センター就労支援担当者研修 は昨年度初めて実施いたしましたが、年2回開催して、受講者合計が137名ございました。 最後に、ジョブコーチ養成研修については、昨年度7回実施して、137名の参加というこ とになっております。  地域センターの取組の状況ですが、職リハ実践フォーラムは、全国で56回開催して、 合計5,096名の参加がありました。それから、地域就業支援基礎講座については、全国 で89回、合計2,335名の参加という状況となっております。  以上が昨年度の研修等の実施状況でございます。本年度の研修の内容、日数、実施回 数については、参考資料の1-2に概要を取りまとめておりますので、そちらをご覧くだ さい。また、カリキュラムにつきましても、説明は割愛させていただきますが、参考資 料の2-2に添付しておりますので、各講座の中身ですとか、実施時間等についてはそち らをご参照いただければと思います。  では、次に、最近の研修に関する特徴的な傾向について、ご説明させていただきます。 次のスライドになりますが、3点ございまして、1点目は研修希望者の増加です。先ほど も少しご説明しましたが、年々、特に職リハ実践セミナーなどについては受講希望者が 増加している状況がございます。これが1つ目の特徴です。  2点目が、研修ニーズが多様化しているということです。これは、受講者が増えてい るということに伴う必然でもあるかと思いますが、その中身を見ると、2つ大きな要因 があるのではないかと考えられます。1つが、受講者の所属機関が多様化してきている ということです。職リハ実践セミナーについてみますと、福祉機関所属の方が最も多く て、全体の6割から7割となっております。また、福祉機関のうち約半数が就労移行支援 事業者になっております。次いで、医療・保健機関の所属の方が多くて、全体の約2割 となっております。これに加えて、最近の傾向といたしまして、教育機関とか企業から の受講が増加しているという傾向がございます。それから、ニート支援機関といったよ うな、これまでどちらかというと我々とあまり接点がなかったところからの受講者も増 えつつあります。多様化の要因のもう1つとして、受講者の就業支援経験が多様化してい るということがあります。受講後のアンケートなども見ましても、就業支援のイメージ をもてたとか、就業支援の基本姿勢を学べたというような、ベーシックなところでの満 足度を述べられている方もいらっしゃる一方で、中級者用のセミナーをお願いしたいと いうような、もう少しレベルの高い内容を求める方もいらっしゃるなど、様々なご意見 をいただいているという状況にあります。  3点目ですが、総合センターの研修につきましては、より実践的なスキル付与に関す る要望が見られます。これにつきましては、私どもは演習とか、ケーススダデイを入れ たりとか、あるいは実際に支援していらっしゃる方から事例を紹介いただくとか、工夫 をしているところですが、実践に関する要望がかなりみられるということがあります。 それから、先ほども取り組み状況の差異ということをお話しましたが、就業支援の取り 組み状況とか、労働市場も地域差があるため、全国ベースの内容ではなく、各地域の現 場に即した研修をして欲しいというような要望もみられるところであります。  要望について、次のスライドに、主だったものを取りまとめておりますので、ご覧下 さい。今申し上げましたことと若干重複いたしますが、いくつかご紹介しますと、最初 の四角にある昨年度の職リハ実践セミナーのアンケートからですが、例えば、実務経験 の有無により講義内容を更に分けたことがよいのではとか、中級者のセミナーをお願い するといったようなもの、それから2つ目の四角のところで、就業・生活支援センター の職員研修に関するアンケートから、定期的なスキルアップの研修があったらいいとか、 あるいは、一番下のジョブコーチ養成研修に関するアンケートからですが、半年後、1 年後など、一定期間実践した後に参加できる全国規模の研修があるといいとか、こうい った要望をいただいているところでございます。  では、最後に、今後の人材育成のあり方について、少し考えを述べさせていただきま す。まず、最初の基本的な考え方についてですが、各就労支援機関における人材育成の 取り組み状況を踏まえて、外部の研修機関による多様な研修機会の提供や、助言、援助 が必要ではないかと考えております。すなわち就労支援機関においては、それぞれの特 性、支援担当者のスキル、就職度といった内部的な特性と地域の状況といったような外 部的な特性があると思いますが、そういった特性や必要性に応じた人材の育成が必要で はないかということです。そうした人材の育成をするに当たっては、就労支援機関の規 模、内容、経験などに応じて、大きく次の2つの方法が考えられるのではないかと考え ております。  1つが、自ら人材育成のための体制を整備して、自ら実施できない部分について、必 要な能力の開発、向上については外部の研修機関を補完的に活用するといったような方 法です。2つ目が、外部の研修機関での研修をまずベースに組み込んだ上で、それにオ ンする形で、自らOJTを実施したりして、必要なところを付加する方法です。こうし た2つが考えられるのではないかと考えております。このため、外部の研修機関、地方 自治体、民間機関、様々あると思いますが、こういったところが就労支援機関に対して、 様々なニーズに応える研修機会を提供すること、また、一時的な研修ではなく、連携等 を通じて、随時必要な時に人材育成に資する助言・援助が得られる機会を提供すること が必要ではないかというのが基本的な考え方です。  このため、どうしたらいいかというグランドデザインを描くことは大変難しいことで すが、少なくとも、当機構での経験知から、外部機関が実施する研修については、当面 その研修のあり方として、2点あるのではないかと考えております。  大きな1点目は、多様なニーズに対応した研修機会の提供ということです。そのうち の1つは基礎的な知識、支援スキルを付与する研修機会の拡大です。就労支援に新たに 取り組む機関も多くなっておりますし、今後とも増えてくるのではないかと思われるこ と、また、先ほどの話にも出ましたが、担当者の異動等も多いということから、やはり 基礎的な研修に対するニーズは当面増大するのではないかと考えております。2つ目が、 就業経験等に応じたスキルアップの機会の拡大です。これは先ほどの要望にもありまし たが、一定の経験がある方からはスキルアップの機会が求められておりますし、こうし たニーズというのも今後増えていくのではないかと考えております。  大きな2点目は、実践的な研修機会の充実ということです。就労支援に新たに取組む 方につきましては、基礎的な知識はもちろん一定程度必要になるとは思いますし、必須 だとも思いますが、併せて実践的なスキルを習得する機会をもう少し拡大していくこと が必要ではないかと考えております。  以上、少し早口になってしまいましたが、当機構の全体的な取組についてご説明させ ていただきました。 −−略−− ○井口  少し補足させていただきます。研修課長をしております井口でございます。今、中村 次長からお話がありましたように、実践セミナーが基本的なレベルで、いろんな障害別 に、精神も、高次脳も、知的も、広くやっているというものです。それ以外は、就業・ 生活支援センターの方々あるいはジョブコーチの方々には、職務がある程度はっきりし ておりますので、それに合わせた研修をしています。発達のセミナーは発達障害者に特 化した基本的なレベルの研修です。こういう形で全体を構成しております。以上です。 −−略−− ○山岡委員  私は企業にもう30年近く勤めておりますが、企業において人材養成ということを考え る時、研修とかいうことが真っ先に出てくることはまずありません。今はだいぶ人材が 出たり入ったりという交流が多くなってきましたが、10年、20年かけてこの人たちをど うしていくのだということは、例えばポジションという考え方もあるし、昇給という考 え方もあります。いろんなところで、その人が定着をし、夢をもって仕事ができるよう にということがまずあって、そこを考えたりするわけですね。企業人としての生き甲斐 であったり、モチベーションを高めるとかということがあって、そのような議論は多分、 最初に小川委員が言われた問題提起の中にも含まれていたと思います。これは非常に大 きな話題で、予算や人材育成等いろいろなことが絡むので、難しいかも知れませんが、 この点についても少し検討しなくてはいけないのかなと思います。実は、発達障害者支 援センターの研修で、当初1年目に50何名受けられて、支援センター以外の方も参加され るのですが、来年度どうするのですかとお聞きしたことがあるのです。中級をやるので すよねといったら、初級でいいと言われました。何故初級でいいのですかと聞いたら、 人が入れ替わっていて、まだ初級を必要な人がいるのですということでした。発達障害 者支援センターというのは、その時50ぐらいしかなかったのですが、毎回40名やっても、 新しい人が出てくるというのは、入れ替えが多いということであり、やはりそれが実状 のようです。いかに定着を図るかとか、そういった議論を含めないと、人材育成だけで 検討しても少し難しいかなと感じました。 −−以下略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 育てにくい子にはわけがある―感覚統合が教えてくれたもの 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