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□ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/
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■ LD(学習障害)ニュース #846 2008/12/02 発行 登録(配信)読者数 3,319 ■
■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■
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▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員・ボラ会員募集中! ▼
▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲
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■ 第4回 日本発達障害ネットワーク年次大会/目白大学 2008/12/13-14 ■
■ [増補版]「発達障害児のための支援制度ガイドブック」発刊のお知らせ ■
■ 「教育と医学」2008年12月号のお知らせ「ADHD特集」/慶應大学出版会 ■
■ TRONイネーブルウェアシンポ 2009/東京ミッドタウン4F 2008/12/13 ■
□ 編集後記 ------------------------------------ 18:35 2008/12/02 □
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■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■
■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■
■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■
■□■□■ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ■□■□■
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■ 第4回 日本発達障害ネットワーク年次大会/目白大学 2008/12/13-14 ■
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主催者からのお知らせです。
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日本発達障害ネットワーク第4回年次大会
日本発達障害ネットワーク(JDD ネット)は、発達障害関係の当事者団体・親の
会や学会・研究会、職能団体などの全国団体・地方団体による幅広いネットワー
クで、全国団体16、エリア団体46が加盟しています。日本発達障害ネットワーク
は、障害の種別、学会・学派、職種、立場や主張、地域等の壁を越え、当事者支
援を主眼に置いたネットワークです。
年次大会は発達障害に関係する全ての方が一堂に会して開催するものです。多く
の方のご参加をお待ちしております。
【日時】平成20年12月13日(土) 午前10時〜平成20年12月14日(日)午後5時
【会場】目白大学 新宿キャンパス 東京都新宿区中落合4-31-1
西武新宿線・大江戸線「中井」駅より徒歩8分
【定 員】800名 (定員に達し次第受付を終了させていただきます)
【参加費】会員 3,000円 非会員 4,000円
交流会費 5,000円(事前申し込みが必要です)
*13日のプレコングレス参加者は、各セミナーの主催団体へ申し込みの上、
各団体で設定した参加費を納入いただきます。
【大会テーマ】 「 結ぶ 〜伝えあい、学びあう広場で〜 」
加盟団体・会員の交流と学びの場であるとともに、活発な議論と意見
表明の機会であることを重点に企画しています。
【主 催】日本発達障害ネットワーク(JDDネット)
【協 賛】目白大学
【後 援】(予定):文部科学省、厚生労働省、東京都教育委員会、神奈川県教
育委員会、埼玉県教育委員会、千葉県教育委員会、横浜市教育委員会、川崎市
教育委員会、日本心理臨床学会、日本臨床心理士認定協会、日本心理学会、東
京臨床心理士会、日本障害者協議会、日本障害者リハビリテーション協会、全
日本手をつなぐ育成会、(社福)NHK厚生文化事業団、明治安田こころの健康財
団、毎日新聞社、読売新聞社、日本経済新聞社
【大会実行委員長】田中康雄
(日本発達障害ネットワーク代表/北海道大学大学院教授)
【申し込み方法】参加日程・形態により、2通りの申し込み方法があります。
1) 13日(土)のプレコングレス(職能団体主催セミナー)に参加する場合
各主催団体の会員など、対象者が限定されます。各団体を通しての申し込
みとなります。各団体にお問合せください。
2) 一般の参加の場合
1)のプレコングレスに参加しない方はすべて、大会事務局へ直接申し込みとな
ります。必要事項を記入の上、下記の郵便振替口座にお振込みください。
郵便振替口座: 00170-5-614563 [口座名]日本発達障害ネットワーク
振込金額 :参加費 会員3,000円・非会員4,000円 交流会費 5,000円
払込取扱票 記入事項:
「通信欄」に記入:1[年次大会][交流会]それぞれの参加について明記願
います。2 所属(会員の場合は、所属団体と支部名を必ずお書きください)
「依頼人欄」に記入:1 住所 2 氏名 3 電話番号
[ご留意事項]
1. 参加お一人毎に1件ずつでお振込をお願いします。
2. 郵便振替の受領書が参加証となりますので、年次大会当日必ずご持参下さい。
3. 定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
問い合わせ先
JDDネット事務局:105-0013 東京都港区浜松町1-20-2 村瀬ビル3F
TEL: 03-6240-0674 FAX:03-6240-0671 E-MAIL: office@jddnet.jp
第4回年次大会事務局 jdd4thmejiro@yahoo.co.jp
プ ロ グ ラ ム
平成20年12月14日(日) (9:30〜17:00)
○開会式:代表挨拶・来賓挨拶(9:30〜10:00 記念館)
○:大会基調講演
「もやい・共育・内発的義務―<共生>と<ケア>をめぐって」
(10:00〜12:00 記念館)
講師:川本隆史氏 (東京大学大学院教育学研究科教授)
座長:田中康雄 (JDDネット代表/北海道大学)
○:ビギナーズ向けリレー教育講演(10:00〜14:50 10号館9階10900教室)
座長挨拶 市川 宏伸(JDDネット副代表/日本児童青年精神医学会理事長)
(10:00〜10:15 )
1. 福祉分野から:「発達障害者の福祉を考える」
講師:石井哲夫氏(JDD ネット名誉代表/(社団)日本自閉症協会会長)
(10:15〜11:05)
2. 教育分野から:「特別支援教育の現況と課題」
講師:上野一彦氏(JDDネット理事/東京学芸大学教授)
(11:10〜12:00)
3. 就労支援分野から:「就労支援の現状と課題」
講師:望月葉子氏(障害者職業総合センター主任研究員)
(13:00〜13:50)
4. 医学分野から:「自閉症の生物学的研究」
講師:中村和彦氏(浜松医科大学講師)
(13:55〜14:50)
○行政解説 「発達障害者支援の現状と国の取り組みについて」
司会:山岡修(JDDネット副代表) (13:00〜14:50 記念館)
1. 厚生労働省 社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課長
福島靖正氏、
2. 厚生労働省 職業安定局高齢・障害者雇用対策部障害者雇用対策課長
吉永和生氏
3. 文部科学省 初等中等教育局特別支援教育課長
永山裕二氏
○ネットワークアワー(参加者の交流と議論の広場) (13:00〜14:50)
第1会場 テーマ「特別支援教育」 (10号館9階 10901教室)
ファシリテーター 柘植雅義(JDDネット理事/兵庫教育大学大学院教授)
内藤孝子(JDDネット協議員/NPO法人全国LD親の会)
第2会場 テーマ「子育て支援」 (10号館9階 10902教室)
ファシリテーター 大塚晃(JDDネット理事/上智大学教授)
高山恵子(JDDネット理事/NPO法人えじそんくらぶ)
第3会場 テーマ「ヘルスプロモーション」 (10号館3階 10300教室)
ファシリテーター 市川宏伸
(JDDネット副代表/日本児童青年精神医学会理事長)
尾崎ミオ(JDDネット協議員/(社団)日本自閉症協会)
第4会場 テーマ「地域生活支援」 (10号館3階 10301教室)
ファシリテーター 倭文真智子(JDDネット副代表/日本臨床心理士会理事)
田中尚樹(NPO法人アスペ・エルデの会事務局長)
○ スペシャルネットワークアワー 「JDDネットがめざすもの」
(15:00〜17:00 10号館9階 10900教室)
会員へのメッセージ :JDDネット理事
司会:田中康雄(JDDネット代表) 氏田照子(JDDネット副代表/事務局長)
○パネル・ディスカッション 「当事者からのメッセージ」
(15:00〜17:00 記念館)
パネリスト : ニキリンコ氏 高森明氏
コメンテーター :TBSプロデューサー 山崎恆成氏
コーディネイター:辻井正次 (JDDネット理事/中京大学教授)
○ 自主企画
[自主企画1] (10:00〜12:00 10号館10300 教室)
日本作業療法士協会
「特別支援教育における 作業療法士の役割」
[自主企画2](10:00〜12:00 10号館10301 教室)
NPO法人日本トゥレット協会
「基礎から学ぶトゥレット症候群」
[自主企画3](10:00〜12:00 10号館10902 教室)
NPO法人つみきの会
「自閉症児のためのABA早期家庭療育」
[自主企画4](15:00〜17:00 10号館10901 教室)
NPO法人発達障害の会神奈川オアシス
「その子らしい将来の自立を目指した支援を考える」
[自主企画5](15:00〜17:00 10号館10301 教室)
日本感覚統合学会
「感覚統合を知っていますか? 活用していますか?
使ってください感覚統合」
○ パネル展示 JDDネット加盟団体紹介 (10:00〜17:00)
正会員:記念館3階ロビー エリア会員:10号館3階 10302教室
* JDDネット地域ミーティング2008(東京会場)を同時開催します。
(参加無料、要申込、詳細はhttp://tokyotownmeeting.blog8.fc2.com/)
日時:12月14日 9:30〜14:40 10号館9階 10903教室
対象:都内在住の発達障害のご本人とそのご家族及び関係者
平成20年12月13日(土) (10:00〜17:00)
○ プレコングレス(JDDネット加盟職能団体主催セミナー)
【ご留意事項】
・各団体の会員など、対象者が限定されます。
・各団体の募集要領に応じた、申し込みが必要となります。すでに申し込みを締
め切っている団体もありますので、必ず各主催団体にお問い合わせください。
1.日本臨床心理士会
(10:00〜16:00 10号館9階10900教室)
対象:日本臨床心理士会 会員限定
テーマ:特別支援教育と臨床心理士
(副題 発達障害の支援について、それぞれの立場について期待する
こと、できること)
2.特別支援教育士資格認定協会
(10:00〜16:00 10号館9階10901教室)
対象:特別支援教育士ならびに特別支援教育士SV有資格者
テーマ:特別支援教育士専門研修会『通常学級でできる特別支援教育』
3.日本作業療法士協会
(14:00〜17:00 10号館9階10902教室)
対象:作業療法士
テーマ:作業療法士の視点から考える具体的支援について
4.日本臨床発達心理士会
(14:00〜17:00 10号館9階10903教室)
テーマ:発達障害への臨床発達心理学的アプローチ
5.日本言語聴覚士協会
(14:00〜17:00 10号館3階10303教室)
対象:会員、一般
テーマ:自閉症の子どもたちに言語聴覚士ができること
○交流会(平成20年12月13日(土)17:30〜19:30 目白大学研心館
交流会費:5,000円は参加費とともに事前に大会口にお振込みください)
*プログラム等は一部変更することがあります。
詳細は、JDDネットHPをご覧ください。(http://jddnet.jp/)
※このイベントは、競艇の交付金による日本財団の助成金を受けて実施します。
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LD教授(パパ)の贈り物−ふつうであるよりも個性的に生きたいあなたへ
上野 一彦 価格:¥ 1,365
http://www.amazon.co.jp/dp/4062139812/ref=nosim/?tag=ldns-22
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■ [増補版]「発達障害児のための支援制度ガイドブック」発刊のお知らせ ■
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JDDネットで、本年4月に発行致しました「発達障害児のための支援制度ガ
イドブック」が好評で希望が多いことを受け、保護者手記やトピックスとして発
達障害者支援に携わる専門家等の項目を追加し、表紙の色彩も変えて、[増補版]
として12月中旬に市販版を発刊します。
発達障害のあるお子さんの保護者や関係者の方にお勧めの一冊です。
【ガイドブックの概要】
書 名:[増補版]発達障害児のための支援制度ガイドブック
概 要:A5判116ページ
発 行 者:日本発達障害ネットワーク(JDDネット)
発行予定日:2008年12月10日
市販価格:500円
(JDDネット事務局を通じ販売、一般書店での販売はありません)
目 次 :下記をご覧ください。
本の概要:このガイドブックは、自閉症、LD、ADHDなどの発達障害のあ
るお子さんをお持ちの保護者や関係者が、各種の支援制度を探したり、
利用したりする際の参考にしていただけるように、現状利用できる支
援制度をわかりやすく整理してまとめたものです。
購入方法
下記の郵便振替口座に必要事項を記入の上お振込みください。
郵便振替口座 00120-6-372095
[口座名]日本発達障害ネットワーク
◆振込金額:本体価格+送料
本体:1冊=500円
発送手数料: 1-2冊 100円、3-4冊 200円、5-6冊 300円
(6冊以下はメール便)
7冊以上 一律1000円 (7冊以上は宅配便)
50冊以上まとめて購入いただける場合は、割引をいたしますので、
JDDネット・事務局にお問い合わせ下さい。
◆記入事項:1支援ガイドブック XX冊希望(XX=冊数を記入)
2[ 所属(発達障害との関わり)]
3(1)住所 (2)氏名 (3)電話番号
(「払込取扱票」の依頼人欄に記入)
なお、発送には2〜3週間要する場合がありますので、あらかじめ
ご了承ください。
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【ガイドブックの目次】
第1章 乳幼児期
I 早期発見 −1歳半健診
II 早期発見 −3歳児健診
III 早期発見 −5歳児健診
IV 育児不安・発達相談
V 幼稚園
VI 保育所
◆保護者の手記1、2、3
[トピックス]発達障害者支援に携わる専門職 1「心理士」
[トピックス]発達障害者支援に携わる専門職 2「作業療法士」
第2章 小中学校期
I 就学児健診
II 特別支援教育とは?
III 特別支援学校
IV 特別支援学級
V 通級指導教室(LD、ADHD、自閉症、ことばの教室)
VI 特別支援教育コーディネーター
VII スクールカウンセラー
◆保護者の手記1、2、3
[トピックス]発達障害者支援に携わる専門職 3「言語聴覚士」
[トピックス]発達障害者支援に携わる専門職 4「特別支援教育士」
第3章 高校・大学期
I 高校を選択するには
II 高校を選択するには -入試における配慮ついて
III 特別支援学校(高等部)・高等特別支援学校
IV フリースクール・通信制高校
V 大学・短大・専門学校
VI 移行計画 (教育期から就労期への移行の計画)
◆保護者の手記1、2
第4章 障害者支援制度
I 療育手帳
II 障害基礎年金
III 障害者自立支援法
第5章 支援機関
I 子育て支援センター
II 児童家庭センター
III 教育センター・特別支援教育センター
IV 児童相談所
V 保健所・保健センター
VI 都道府県精神保健福祉センター
VII 発達障害者支援センター
VIII 医療機関
IX 当事者団体・親の会
第6章 資料編
I 発達障害支援センター一覧
II JDDネット加盟団体一覧
III インターネットで得られる各種情報
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発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画 阿部 利彦 価格:¥ 1,785
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■ 「教育と医学」2008年12月号のお知らせ「ADHD特集」/慶應大学出版会 ■
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編集担当からのご案内です。
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「教育と医学」2008年12月号のお知らせ
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▲「教育と医学」12月号は、第1特集が「ADHDと呼ばれる子どもたち」、第2
特集が「絵本の魅力」です。
◇CONTENTS◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■最新号「教育と医学」(2008年12月号)の内容
★1.ちょっと覗いてみよう<立ち読みコーナー>
★2.どこから読もうかな?<今月のポイント>
★3.次がまちどおしいぞ<次号予告>
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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■最新号「教育と医学」(2008年12月号)の内容■
特集1:ADHDと呼ばれる子どもたち
「ADHD」という言葉が一般化していますが、この診断名は診断基準がしばし
ば変更される、研究者間でも意見が一致しない、誤解が生じやすく拡大解釈も
派生している、といったことが起きています。
現在、この概念の何が問題なのか、そして子どもたちはどのような状況なの
か、専門家に解説いただきます。「ADHD」と、虐待による「ADHD様症状」の区
別の必要性とその対応の違いといった知見も紹介します。
また、特別支援教育コーディネーターの先生から、今、学校で先生がどのよ
うなことに悩んでいるかなど、また、療育の分野でもどのような実践がされて
いるか、大人になった「元ADHDの子ども」たち当事者の会の活動などを報告し
ます。
特集2:絵本の魅力
今、家庭では、ついつい子どもがおとなしくしてくれるので、テレビを見せ
てしまうことが多いと思いますが、今回はあえて「絵本」に焦点をあてました。
なぜ子どもは大人に絵本を読んでもらいたがるのでしょうか。古屋先生は、喜
びや笑いを共有することが人間関係の広がりにつながる、ということなど絵本
を通して子どもがどのように発達するのか解説しています。また、小児科医の
北原先生は、絵本を通しての活動を紹介くださっています。
http://www.keio-up.co.jp/np/kyouiku.do
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★1.ちょっと覗いてみよう <立ち読みコーナー>
【今月の立ち読み1】
●巻頭随筆 「ADHD概念について」
山中康裕(京都大学名誉教授)
http://www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/zuihitsu/
精神医学の専門家の山中康裕先生は、ADHDを脳の器質障害ととらえることに
疑問を呈しています。そして「真にこの問題を抱えて苦しんでいる子どもたち
への真の福音をこそ」と結ばれています。この企画の意図がわかりますので、
ぜひご一読を。
●編集後記
遠矢浩一(九州大学大学院人間環境学研究院准教授)
http://www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/kouki/
心理臨床が専門の遠矢先生は、軽度発達障害児童などの支援もされています。
そして、児童擁護施設にも関わることが増え、そこで「ADHD」という診断名を
もつ子どもへどのように向き合っているかを紹介しています。
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★2.どこから読もうかな? <今月のポイント>
*巻頭随筆は、上記の「立ち読みコーナー」をご覧ください。
●特集1・ADHDと呼ばれる子どもたち
◆「AD/HDという概念の意味するもの」
江川 純(あいち小児保健医療総合センター心療科レジデント)
杉山登志郎(あいち小児保健医療総合センター保健センター長兼心療科部長)
<主な見出し>歴史と診断基準の変遷/生物学的観点/AD/HDに対する近年の
専門家の解釈
◆「ADHD(注意欠陥多動性障害)という言葉の流布への異議」
川畑友二(クリニック川畑院長)
<主な見出し>「発達障害」という概念と混乱/診断基準の問題点/発達とは
? 成長とは?/診断について/社会とADHD
◆「ADHDをはじめとする発達障害の脳神経科学的基盤」
黒田洋一郎(神経科学総合研究所客員研究員)
<主な見出し>脳のどこに、どのような障害があるのか/ヒト脳高次機能の脆
弱性/長い軸索をもつシナプス結合の「接続不良」/特異的シナプス形成の脆
弱性/シナプス維持の脆弱性/遺伝要因の過大評価/環境原因としての化学物
質汚染/環境化学物質の神経発達毒性/予防と治療の可能性
◆「特別支援教育コーディネーターと教育相談」
坂本惠子(北九州市立小倉北特別支援学校講師、特別支援教育コーディネー
ター)
<主な見出し>教育相談という仕事/黄色いビニールテープ/教師のストレス
/ひとりと三十数人と/教師の障害理解/学内支援体制の始まり
◆「ADHDと呼ばれる子どもたちと作業療法」
日田勝子(国際医療福祉大学福岡作業療法学科講師)
<主な見出し>作業療法の視点/感覚統合理論の視点/感覚統合理論とADHD/
具体的支援
◆「大人になってからの『元ADHDの子ども』たち」
白井由佳(大人のADD&ADHDの会(SOAA)」理事長)
<主な見出し>NPO法人「大人のADD&ADHDの会」とは/ADHD 大人と子どもの
違いとは/発達障害をもっているとどんな大人になる可能性があるか/大人の
発達障害ケーススタディ/「認知のゆがみ」こそが最大の弱点
●特集2・絵本の魅力
◆「絵本の魅力と子どもの発達」
古屋喜美代(神奈川大学人間科学部教授)
<主な見出し>こころをつなぐ絵本/絵本体験は世界の発見/喜び・笑いの共
有と人間関係の広がり/絵本で味わう感情体験
◆「絵本と小児科医」
北原文徳(北原こどもクリニック院長)
<主な見出し>こども医者、絵本と出会う/園医をしている保育園で絵本を読
む/「小児科医と絵本」の会/おかあさんに絵本を読む/絵本から児童文学へ
関連バックナンバー
●発達障害に関する特集
2008年9月号 特集1・他者の心を理解するには/特集2・読み書きが苦手な子
http://www.keio-up.co.jp/np/inner/30663/
2007年12月号 特集1・非言語性学習障害を見直す/特集2・医療崩壊と患者
学のすすめ
http://www.keio-up.co.jp/np/inner/30654/
2007年10月号 特集1・永遠の子どもらしさ/特集2・発達障害児の特異能力を
生かす
http://www.keio-up.co.jp/np/inner/30652/
●読書に関する特集
2008年1月号 特集1・読書離れにいどむ/特集2・教師の学びを支援する
http://www.keio-up.co.jp/np/inner/30655/
★好評の連載!
◆滝川一廣「こころの四季」(隔月連載)
第2回「運動会の移ろい」
◆寺脇 研「今月の視点─21世紀を生き抜く力を育てる教育をめざして─」
第4回「二十世紀型秀才の終焉と、教師のための職能団体の必要性」
◆鯨岡 峻「子どもは『育てられて育つ』─親と子の関係発達を考える─」
第6回「関係発達という考え方(5):両義性という考え方-1-」
◆安藤延男「連載・折々の一冊」
第60回『自省録』(マルクス・アウレーリウス、神谷三恵子訳、岩波文庫)
◆独立行政法人国立特別支援教育総合研究所「久里浜だより」
第396回「発達障害のある子どもの早期からの総合的支援」
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★3.次がまちどおしいぞ <次号予告>
特集1・教師の児童生徒への関わり方
先週、文部科学省の問題行動調査で、児童生徒による暴力行為の増加が発表
されました。いま、学級崩壊や授業崩壊もめずらしくはない状態です。かつて
のように教師が中心となった学級経営やコミュニケーションができなくなって
いるといえます。
そこで、1月号の特集では、教師の児童生徒への関わり方を根本的にとらえ
なおして、これからの関わり方を探ります。
特集2・感性を磨く
他者の気持ちをくみとれない、おもんぱかるということがないがしろにされ
ていると思いませんか? これは子どもだけではななく、私たち大人も同じで
はないでしょうか。今回は「感性」に焦点を当て、感性とは何か、日常の中で
の自分のあり方、感性教育などについて執筆いただきます。
2009年1月号の内容(予定)
http://www.keio-up.co.jp/np/kyouiku/next.do
1月号は、12月27日発売です。
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【発行元】
慶應義塾大学出版会(株) 『教育と医学』編集部
E-mail:kyouikutoigakuと@keio-up.co.jp
(上記の「と」を削除して送信してください)
URL:http://www.keio-up.co.jp/
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教室でできる特別支援教育のアイデア 小学校編 Part2 (2)
(教室で行う特別支援教育 6) 価格:¥ 2,520(定価:¥ 2,520)
http://www.amazon.co.jp/dp/481008518X/ref=nosim/?tag=ldns-22
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■ TRONイネーブルウェアシンポ 2009/東京ミッドタウン4F 2008/12/13 ■
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T E P S 2 0 0 9
(TRONイネーブルウェアシンポジウム2009)
「ユビキタス・コンピューティングにおけるユニバーサルデザイン」
http://www.tronshow.org/
【日時】2008年12月13日(土) 13:30〜16:30 (13:00 受付開始)
【場所】東京ミッドタウン カンファレンス(Midtown Tower 4F)
【主催】T-Engineフォーラム/社団法人トロン協会/TRONイネーブルウェア研究会
【共催】東京大学21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」
【特別協賛】
矢崎総業株式会社
株式会社アプリックス、NEC、株式会社サトー、大日本印刷株式会社
東京ミッドタウン、凸版印刷株式会社、日本ユニシス株式会社
パーソナルメディア株式会社、株式会社パスコ、株式会社日立製作所
富士通株式会社、ユーシーテクノロジ株式会社、
株式会社横須賀テレコムリサーチパーク、株式会社ルネサス テクノロジ
●TEPS2009のご案内
ユビキタス情報社会は、実世界の状況を自動認識することにより提供される
情報サービスの恩恵を、いつでも、どこでも、だれでもが受けられる社会を
目指しています。そのためには、人とのインタフェースを司る電子機器、そ
れらの機器から提供される情報サービスなど、あらゆる面でのユニバーサル
デザイン化が不可欠です。TEPS2009では、これまでのTRONイネーブルウェア
研究会での知見を結集して、ユビキタス情報社会におけるユニバーサルデザ
イン実現の方法論について議論します。
●プログラム(予定)
※最新情報は、http://www.tronshow.org/2009/j/07.html をご覧ください。
13:00 受付開始
13:30〜14:30 基調講演
「ユビキタス・コンピューティングにおけるユニバーサルデザイン」
坂村健・東京大学大学院教授/TRONイネーブルウェア研究会会長
14:30〜16:30 パネルセッション
「ユビキタス情報社会のユニバーサルデザインのガイドライン」
コーディネータ:坂村 健
◇ユビキタス情報社会のユニバーサルデザイン化に向けて、
ガイドライン作成などを通した取り組みをされている方々
と一緒にその実現のための方法論を議論します。
16:30 閉会
●TRONイネーブルウェア研究会とは
TRONプロジェクト(プロジェクトリーダー:坂村 健〈東京大学〉)は、近い
将来に訪れるであろう電脳社会の実現のために、誰もが使えるコンピュータ
BTRONの研究を進めてきました。この誰もがというのは、単に初心者でも使え
るということではなく、国籍や年齢、そして身体の障害の有無を問わず誰に
とっても使いやすいということを意味します。
私たちは、誰にでも使えるコンピューターの研究開発を推進し、そのための
機能を標準的な機能として普及させるために、1987年から『TRONイネーブル
ウェア研究会』(会長:坂村 健)を組織し、活動を行ってきました。本研究会
は、年1回のシンポジウムを開催し、多くの方がたと意見交換や討論を行い、
交流の輪を広げています。
●参加要項
【参加費】 無料(要参加申込)
【お申込方法】 http://www.tronshow.org/ をご覧ください。
※ウェブの利用が難しい方は、ご遠慮なく
下記のTRONイネーブルウェア研究会事務局まで
ご連絡ください。
●会場ご案内
東京ミッドタウン カンファレンス(Midtown Tower 4F)
http://www.tronshow.org/2009/j/map.html
−都営大江戸線「六本木駅」8番出口より直結。
−東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口側から地下通路を経由し、
8番出口より直結。
(日比谷線「六本木駅」より車椅子・ベビーカーにてお越しの場合、
途中階段などの段差がございます。日比谷線「六本木駅」で
いったん地上に上がってからお越しください)
−東京メトロ千代田線「乃木坂駅」3番出口より徒歩約3分。
●お問い合わせ先
TRONイネーブルウェア研究会事務局
東京都品川区西五反田1-29-1コイズミビル 〒141-0031
Phone:03-5759-8521 Fax:03-5759-8306
E-mail:erg-office@tron.org
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教室でできる特別支援教育のアイデア 中学校編
(シリーズ 教室で行う特別支援教育) 価格:¥ 2,730(定価:¥ 2,730)
http://www.amazon.co.jp/dp/4810064727/ref=nosim/?tag=ldns-22
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□ 編集後記 ------------------------------------ 18:35 2008/12/02 □
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四日間沖縄に行っておりました。そのため発行間隔が開いてしまいました。
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親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999/03/12 から]
ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998/07/31 から]
LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい
LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000/08/17 から]
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□ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ □
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