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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #334 2002/01/28 発行 登録読者(配信)数 3,475 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 小・中学校等における特別支援教育に関する作業部会(第1回)議事 要旨 ■ ■ 日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査講習会/東京 2002/2/23-24 ■ ■ 北海道LDサポート学会/北海道大学学術交流会館・札幌 2002/02/23 ■ ■ 学習障害(LD)注意欠陥多動性障害(ADHD)の事例集  2000/08 ■ ■ 講演会「LDと周辺児・自閉症の教育を考える」川之江市 2002/02/22 ■ ■ 環境ホルモンで多動性障害 動物実験で可能性示唆 共同 2002/01/19 ■ ■ 【雑誌】「現代のエスプリ」414号 特集 「ADHDの臨床」 2002/1月号 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:23 2002/01/27 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 小・中学校等における特別支援教育に関する作業部会(第1回)議事 要旨 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/018/gijiroku/002/020101.htm −−−−−−−−−−−−−−  特別支援教育の在り方に関する調査研究協力者会議  小・中学校等における特別支援教育に関する作業部会(第1回)議事 要旨 1.日 時 平成13年12月18日(火)10:00〜13:00 2.場 所 文部科学省仮設会議室 B24・25 3.出席者 (協力者)井上、上野、大南、上林、草野、杉山、須田、高山、長澤、本堂、        山岡、吉川の各氏 (文部科学省)池原特別支援教育課長、鈴木視学官、石塚調査官、柘植調査          官ほか関係官   4.議事内容 (1)池原特別支援教育課長から挨拶があった。 (2)事務局より配付資料の説明があった。 (3)出席者紹介の後、大南部会長と上野副部会長から挨拶があった。 (4)事務局より小・中学校における作業部会を設置した経緯について説明があ    った。 (5)上林委員より資料に基づき「ADHDの定義等について」、事務局より    「ADHDの実態、定義、判断基準等について」説明の後、フリートーキ    ングが行われた。主な意見は以下のとおり。 ○ 定義案では、「7歳以前に発症し」とあるが、何歳ぐらいに症状が出るのか。 ○ ADHDの症状が現れるのは4歳ぐらいが1番多く、2歳ぐらいで症状が現れる   ケースもあると聞いている ○ 幼児期において症状が現れる時の特徴としては多動性、衝動性がある。 ○ DSM-IV診断基準でADHDと判断した子供が被虐待児の場合がある。定義案か   ら、まず虐待があるかどうかの除外規定を設けたほうが良いのではないか。 ○ 確かに被虐待児に多動の子供は多いが、教育的対応としてはADHDとも通じて   いるので予防的視点からも被虐待児も含める方が良い。 ○ ADHDと診断された子供がその後アスペルガー症候群と診断名が変わる子供が   いるが、教育的対応としては自閉症だからと分けて除かないで、今の時点で   はADHDの症状があるということで対応する方が現場の教員は混乱しなくて良   い。 ○ ADHDの子供は年齢があがってくるにつれ、大多数は良くなってくる。アスペ   ルガー症候群とADHDでは教育現場での対応はかなり違うと思う。高機能自閉   症やアスペルガー症候群は自閉症にセットした対応をするのとしないのでは   著しく行動が違ってくる。 ○ 医学的には、この症状はこの診断名と厳密に判定することは必要だが、教育   的な対応をするためには、教育的対応は医学の診断分類とは必ずしも一致し   なくても良いと思う。現実にアスペルガー症候群と高機能自閉症を正確に分   けて診断することは難しいと思う。言葉にとらわれすぎずに整理していく必   要がある。 ○ 最初にADHDと診断され、その後アスペルガー症候群に診断が変わるという事   例は、元々ADHDとアスペルガー症候群が併存していて、ADHDが改善されてア   スペルガー症候群だけがはっきりしたと理解していいのか。 ○ 最初にADHDと診断されてアスペルガー症候群に診断名が変わるという事例に   ついては、本来、幼児期からの対人関係を丹念に聞いていれば診断できるも   のが、忙しい小児科の医者が、現在の症状でADHDと診断したためではないか   と考えられ、元々アスペルガー症候群だったと思う。 ○ 中心的な症状への対応は違うのかもしれないが、教育的対応を完全に分けて   できないこともあるので、ADHDもアスペルガー症候群もあわせて対応できる   場が必要である。 ○ 多動が伴っているかどうかは、高機能自閉症やアスペルガー症候群でも問題   なので、ADHDとしての視点を忘れてはいけない。 ○ 直接対応する通常の学級の先生が、あまり細かく分けて専門的な指導をする   のは現実的には難しいと思うので、教育的には大きくとらえたほうが良いと   思う。 ○ 米国では、専門家も関与して対応しており、ADHD等の問題に関しては教育的   効果が上がる判断の仕方や支援のシステムをつくっていかなければならない。 ○ 通常の学級における特別支援教育を考える場合、まず教育現場でどんなこと   が出来るか現実的に考えるべき。多動等に対する理解とか特別の配慮とか最   低限出来ることからでも始めるべき。 ○ LDは教育的定義と理解しているが、ADHDの定義案についても「教育的定義」   と考えていいか。 ○ 今後、教育の場において指導方法や支援を考える上での定義ととらえている。 ○ 大多数のADHDは発達の未熟さのような問題だから、定義案の「中枢神経系に   何らかの障害があると推定される」の「障害」という言葉は変えたほうが良   い。 ○ ADHD定義案で知的障害は除かれているが、知的障害の子供でも発達年齢に相   応しくなければADHDといえる。軽度の知的障害はどうするのか。 ○ 知的障害をADHDから最初に除いた方が現場の教員には理解しやすいと思う。 ○ 通常の学級に在籍しているADHDと診断された子供が情緒障害学級に通うこと   によって改善されてきたという事例もあり、医療機関も含めた他機関等との   連携が重要である。 (6)事務局より「ADHD等に関する実態調査の計画について」説明があった。 (7)事務局より、今後の日程について説明があり、了承された。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査講習会/東京 2002/2/23-24 ■ ------------------------------------------------------------------------ 転載許諾を得て掲載。 −−−−−−−−−−−−−−−− 日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査JMAPは、感覚運動、言語、非言語的認 知能力など、発達全般にわたる全26項目の評価項目によりなる就学前幼児(2歳9 カ月〜6歳2カ月)を対象とした発達スクリーニング検査です。 主 催 日本感覚統合障害研究会 日 程 2002年2月23日(土)、24日(日) 場 所 社会医学技術学院(東京都) 参加費 研究会会員7000円 非会員9000円 連絡先 日本感覚統合障害研究会JMAP講習会担当     jmap@si-japan.net 開催要項・募集要項のダウンロード  http://www.si-japan.net/jmap.htm  http://www.si-japan.net/pdf/JMAPtokyo2002.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 北海道LDサポート学会/北海道大学学術交流会館・札幌 2002/02/23 ■ ------------------------------------------------------------------------ 北海道LDサポート学会 (詳細については予定です) 期 日 2002年2月23日(土) 場 所 北海道大学学術交流会館 日 程 受  付  9:00     演題発表  9:30〜12:00     昼  食     総  会 13:00〜13:15 公開シンポジウム 13:15〜16:00          北海道のLD支援の成果と展望(仮)          シンポジスト 佐藤剛 室橋春光 長沼睦雄          指定討論者 ※ 公開シンポジウムは有料(500円)を予定しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 学習障害(LD)注意欠陥多動性障害(ADHD)の事例集  2000/08 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.esbooks.co.jp/bks.svl?CID=BKS503&pcd=30730869&introd_id= Xmo46WkGo365949Wi81GimX465G53k6X&pg_from=u&shelf_id=09&location_id=02 −−−−−−−−−−−−−− 【図書】学習障害(LD)注意欠陥多動性障害(ADHD)の事例集 著  者 : 鈴木陽子/編著 出版社名 : 星の環会 発行年月 : 2000年08月   ISBN : 4-89294-305-3 販売価格 : 800円 (税抜)   目 次 1 補聴器をかけていた子どもたち 2 てんかん発作を起こすようになった子 3 情緒の不安定が続く子たち 4 学習障害を一つ一つ克服して 5 脳障害のはっきりしていた症例−MBD(微細脳損傷)との対比のために 6 編集しながら思うこと ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 講演会「LDと周辺児・自閉症の教育を考える」川之江市 2002/02/22 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.ehime-np.co.jp/volunteer/index1.html −−−−−−−−−−−−− 日 時 2002年2月22日 午後7〜9時 会 場 川之江市文化センター 2階大ホール(同市金生町) 主 催 学習障害の知識をひろめる会 講 師 鳴門教育大学 橋本 俊顕 教授     小児神経学の立場からみたLDとその周辺児(自閉症)について。 入 場 無料  定員 100人  申し込み 2月15日まで 問い合わせ 川之江市立金生第一小学校内/同会事務局(大西)       電話0896(56)2264 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 環境ホルモンで多動性障害 動物実験で可能性示唆 共同 2002/01/19 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.drakahige.com/NEWS/DAILY/2002/2002011905.shtml −−−−−−−−−−−−−−−− 内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)として疑われるプラスチック原料のビス フェノールA(BPA)に、成熟前のラットの運動量を増やすなど、人間の子供でみ られる落ち着きのない行動(多動性障害)とよく似た症状を引き起こす作用があ ることを、国立環境研究所のグループが19日までに突き止めた。 −−−−−−−以下参考  厚生労働省サイトに掲載(2002/01/11) ・内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会中間報告書追補   http://www.mhlw.go.jp/shingi/0112/s1226-2.html ・第12回内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会議事録   http://www.mhlw.go.jp/shingi/0110/s1016-2.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【雑誌】「現代のエスプリ」414号 特集 「ADHDの臨床」 2002/1月号 ■ ------------------------------------------------------------------------  現代のエスプリ414号 2002年1月号  特 集 「ADHDの臨床」石川 元 (編さん) 至文堂  1,381円  220 p (2001/12/01)   ISBN: 478435414X  至文堂 http://www.ehmt.net/shibundo/ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/478435414X/ref=sr_aps_d_1_1/250-7785560-8895459 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:23 2002/01/27 □ ------------------------------------------------------------------------ 【お知らせ】LD(学習障害)ニュース #333でお伝えした、下記講座について補足  発達協会2002年言語・聴覚関連公開講座「問い合わせ・申し込み先」  Eメール   kenshu@hattatsu.or.jp  ホームページ http://www.hattatsu.or.jp/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  関東地方は雪でした。。。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ LDニュースへ講演会等のイベント情報掲載を希望される方へ・・・ ★ 詳しくは下記サイトをご覧下さい。 ★ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員になってください! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問にはお答え出来ない場合があります ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode 版 URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 更新] 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