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□ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #809 2008/07/22 発行 登録(配信)読者数 3,335 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員・ボラ会員募集中! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」 2008年8月相談会案内/多摩スポーツセ 2008/08/30 ■ ■ 植草学園大学開学・植草学園短大開学10周年記念公開講座 2008 ■ ■ 発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画/葛飾区男女平等推進セ ■ ■ 日本行動分析学会第26回大会ご案内/横浜国立大学  2008/08/09-10 ■ ■ 発達障害の啓発冊子発行社会福祉法人が事例を募集/長野 2008/07/19 ■ ■ 弱視の子に拡大教科書 法成立で普及へ前進 毎日新聞 2008年7月19日 ■ ■ 講演会「ソーシャルスキルを学んで社会自立を目指そう」 2008/07/28 ■ ■ 厚労省 第9回障害児支援の見直しに関する検討会 資料 2008/07/04 ■ ■ 厚労省第5回障害児支援の見直しに関する検討会(議事録) 2008/05/30 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 06:42 2008/07/22 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」 2008年8月相談会案内/多摩スポーツセ 2008/08/30 ■ ------------------------------------------------------------------------ 親の会「けやき」相談会 「けやき」入会等に関するご相談等を受け付けます。どなたでも参加できます。 日 時 2008年8月30日(土)13時〜14時 会 場 多摩障害者スポーツセンター 集会室 交 通 JR中央線 国立駅南口 徒歩20分     JR南武線 谷保駅北口 徒歩10分     路線バス 立川バス・京王バス 「国立高校前」下車(本数多数)     無料送迎バス時刻表 http://www.tamaspo.com/bus.htm  お申し込みは不要ですが、できれば下記へご連絡ください。  お返事は特にいたしません。ご了承ください。  FAX : 020-4666-7443 E-mail : keyaki@box.club.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害のある子とお母さん・先生のための思いっきり支援ツール ―ポジティブにいこう! 武蔵 博文 価格:¥ 1,890(定価:¥ 1,890) http://www.amazon.co.jp/dp/4887205147/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 植草学園大学開学・植草学園短大開学10周年記念公開講座 2008 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.uekusa.ac.jp/pdf/open_lecture2008.pdf −−−−−−−−−−−− 実践 特別支援教育 −よりよい保育・教育のために− ● 2008/07/24   特別支援教育「できる状況づくり」の体験   −作業学習 植草学園大学で「忘れなBOX」をつくろう− ● 2008/07/31   落ち着きのない子への働きかけ ● 2008/08/01   肢体不自由の子どもたちへのコミュニケーション支援 ● 2008/08/18   シンポジウム 特別支援学級・通級指導教室の今後の在り方を考える ● 2008/08/18   保育所・幼稚園での「気になる子」対応ガイド ● 2008/08/25   特別シンポジウム 特別支援学校初の学習指導要領改訂・    その方向性を考える ● 2008/09/05   放課後児童ルームのための“気になる子ども”や   “発達障害のある子ども”への支援 ● 2008/09/05〜   子どもの行動と脳機能 ー発達障害の子どもたちに学ぶー   (※)夜間講座(18:30〜) 9/5 ● 2008/09/20   シンポジウム 親の立場と子の立場から「子離れ,親離れ」とは    −発達障害のある人の親の会の親と子による− ● 2008/12/06.13   通常学級における特別支援教育を考える 後援 千葉市教育委員会/千葉市生涯学習フェスティバル協賛事業 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD教授(パパ)の贈り物−ふつうであるよりも個性的に生きたいあなたへ 上野 一彦 価格:¥ 1,365 http://www.amazon.co.jp/dp/4062139812/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画/葛飾区男女平等推進セ ■ ------------------------------------------------------------------------ 2008年8月3日(日)発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画  2008年度 F1サークル(保護者で作る自主サークル)・葛飾区との協働事業  「特別支援教育をそれぞれの立場で考え、学ぶ」第3回講演会 2008年8月3日(日)発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画           〜通常学級でできる!¨サッと¨¨ふわっと¨サポート〜 これから充実が期待される「特別支援教育」。特別なことをする前に、何よりも 先にすべきこと、それは「どの子にとっても安心できる環境を整えること」。 このたび講師にお招きした阿部利彦先生は、子どもの性格や特徴を変えることよ りも、関わる人々が見方を変えること、環境を工夫することによって子ども自ら の自信と意欲に結びついていくことが大切とおっしゃいます。学校や家庭でも、 参考になる具体的な支援や対応例も、紹介していただく予定です。 多くの教育・療育関係者、保護者の皆様のご参加をお待ちしています。 講 師 阿部利彦先生 所沢市教育委員会学校教育課健やか輝き支援室支援委員 日 時2008年8月3日(日)午後1時〜午後4時30分(受付開始午後1時) 会 場 ウィメンズパル 多目的ホール(葛飾区男女平等推進センター)     葛飾区立石5-27-1 定 員 150名(定員に達した時のみお断りの連絡をいたします) 保 育 先着10名(3歳〜6歳)申し込みの時にお申し出ください。 申 込 7月15日(火)〜8月1日(金)までに、氏名・電話番号・人数をご記入     のうえメールかFAXでお申込ください。     メール:f1circle2008@yahoo.co.jp     FAX:03-3838-6150(午後10時までとさせていただきます) ※学校、幼稚園、保育園関係者の方は、電話・FAXで教育委員会までお申込くだ  さい 葛飾区教育委員会 TEL:03-5654-8139 FAX:03-5698-1540 主 催 F1サークル・葛飾区教育委員会指導室  問 合 葛飾区教育委員会指導室特別支援教育担当 TEL:03-5654-8139 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画 阿部 利彦 価格:¥ 1,785 http://www.amazon.co.jp/dp/4892401862/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本行動分析学会第26回大会ご案内/横浜国立大学  2008/08/09-10 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://sped0.ed.ynu.ac.jp/j-aba2008/index.html http://sped0.ed.ynu.ac.jp/j-aba2008/schedule.pdf −−−−−−−−−−−−−−−−−−−  日本行動分析学会第26回大会 この季節だけの自然の華麗な賑やかさも感じ取れるこの頃ですが、会員の皆様に は御健勝のこととお慶び申し上げます。 さて、御承知の方も多いと存じますが、2008年度の年次大会は横浜国立大学 がお引き受けすることとなりました。本学の教員で行動分析学会員は3名おりま すが、いずれも教育人間科学部障害児教育講座に属しております。教育人間科学 部は元来、教員養成系の学部であります。このことと学会を開催することとは、 必ずしも密接な関連があるわけではありませんが、これも何かの御縁かと考え、 また近年の行動分析学会における障害児教育関連の御発表の多さにも考慮しまし て、「特別支援教育と行動分析学」というテーマを念頭において、学会を計画し て参りたいと思います。 具体的な企画としては、特別支援教育に携わる現職教員向けに「教育セッション」 というプログラムを作り、そこで普段現職教員の方がなかなか接することのでき ない専門家の考え方、およびその現場への応用について、わかりやすくお話し頂 くように予定しており、これが今次学会の一つの特徴となるでしょう。 そうは申しましても、応用は基礎理論あってのものですし、大多数の学会員の皆 様の一番の興味は、基礎的・理論的な研究にあると思いますので、勿論基礎的な 研究を排除するわけではありませんし、むしろ大歓迎であります。この学会を通 して、乖離しがちな基礎研究とその教育現場等での応用との間の風通しが少しで もよくなれば、これに勝る喜びはありません。 年次大会は8月の暑い時期ではありますが、横浜で皆様にお会いできることを楽 しみにしております。      2008年3月10日      日本行動分析学会第26回年次大会準備委員会 委員長 林部英雄 後 援 神奈川県教育委員会 横浜市教育委員会 川崎市教育委員会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 輝きMAX!すべての子どもが伸びる特別支援教育―LD・ADHD・アスペルガー症候群 から、いじめ・不登校・非行まで品川 裕香 価格:¥ 1,365(定価:¥ 1,365) http://www.amazon.co.jp/dp/4760823379/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 発達障害の啓発冊子発行社会福祉法人が事例を募集/長野 2008/07/19 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.shinmai.co.jp/news/20080719/KT080718GSI090006000022.htm −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  発達障害の啓発冊子発行へ 社会福祉法人が事例を募集  障害者の就労支援に取り組む長野市川中島町の社会福祉法人「ともいき会」が、 発達障害に対する理解を深める目的で啓発冊子作りを始める。就学や就労の際の 悩みや、問題を乗り越えた経験などの事例を掲載する予定で、広く募集している。 同会は「個別の経験を共有することで支援につなげたい」としている。−−略 問い合わせは同会(電話026・299・3787)へ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD・ADHD・アスペルガー症候群 気になる子がぐんぐん伸びる授業 ―すべての子どもの個性が光る特別支援教育 高山 恵子 (定価:¥ 1,365) http://www.amazon.co.jp/dp/4098373726/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 弱視の子に拡大教科書 法成立で普及へ前進 毎日新聞 2008年7月19日 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20080719ddf041100008000c.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−  弱視の子どもが読みやすいように、文字や絵図を大きくした拡大教科書。これ まで弱視児童・生徒の一部しか受け取れなかったが、ようやく必要とするすべて の子どもに届くことになる。拡大教科書を普及させる法律が先月、国会で成立し たからだ。保護者らは「大きな前進」と評価する一方で、課題も残されている。 −−略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 教室でできる特別支援教育のアイデア172 小学校編 (シリーズ教室で行う特別支援教育) 価格:¥ 2,520(定価:¥ 2,520) http://www.amazon.co.jp/dp/4810054578/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 講演会「ソーシャルスキルを学んで社会自立を目指そう」 2008/07/28 ■ ------------------------------------------------------------------------ 発達障害・軽度知的障害を持つ方の保護者・学校関係者・親の会の皆様を対象に 講演会及び本校の実践報告会を行ないます。 日 程 2008年 7月28日(月) 13時受付 場 所 横浜市西公会堂 第1会議室 内 容 講演会(13:30から14:40)     「ソーシャルスキルを学んで社会自立を目指そう」 講 師:自閉症スペクトラム学会事務局長 寺山 千代子様     星槎学園中高等部青葉校教育実践報告会(14:50から16:10) 受付申し込みは星槎学園中高等部青葉校(電話045−962−9831) まで電話かファックス(045−962−9408) もしくはメール(info_aoba@seisagakuen.jp 件名は7/28申し込みと明記) でお願いいたします。 また9月にも報告会(7月内容とは異なる)を行ないますのでその時もまたご連 絡させていただきます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ もっと伝えたい―コミュニケーションの種をまく (ドキュメント・ユニバーサルデザイン) 藤田 康文 (定価:¥ 1,680) http://www.amazon.co.jp/dp/4477019289/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 厚労省 第9回障害児支援の見直しに関する検討会 資料 2008/07/04 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/07/s0704-11.html http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/07/dl/s0704-11a.pdf −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 第9回障害児支援の見直しに関する検討会 資料 平成20年7月4日(金) これまでの議論の整理 ○2 ○ 本資料は、検討会におけるこれまでの意見をもとに、検討の取りまとめに向  けたたたき台として、事務局において議論の整理を行ったものです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 心からのごめんなさいへ―人ひとりの個性に合わせた教育を導入した 少年院の挑戦 品川 裕香 価格:¥ 1,995(定価:¥ 1,995) http://www.amazon.co.jp/dp/4805825936/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 厚労省第5回障害児支援の見直しに関する検討会(議事録) 2008/05/30 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2008/05/txt/s0530-2.txt http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2008/05/s0530-10.html (資料) −−−−−−−−−−−−−−−− 08/05/30 第5回障害児支援の見直しに関する検討会(議事録)−抜粋− 日時 平成20年5月30日(金) 10:00〜12:00 場所 ホテルはあといん乃木坂・健保会館6F「ソレイユ」 −−略 ○柏女座長 ありがとうございました。では松矢委員と次に山岡委員お願いしま す。 ○松矢委員 資料5の1頁です。帯状になっていますが、この上に学校教育がある。 子どもの生活、就学前は保育園、幼稚園がありますが、そういうものを載せて子 どもの生活全体というイメージで我々は捉えていかなければいけないと思います。 放課後というのはいつかというと、教育に属しているようでも福祉に属している ようでも、就労にも全部関係しているのですけれども、特にここは児童福祉の改 正を前提にしていますから、やはり子どもの最善の利益というものを考えざるを 得ないです。ですから大人はちょっと区別して、やはり子どもの最善の利益とい うと、24時間の生活があるということを前提にして、そして児童福祉ということ を考えていってほしいなと思います。その帯状に考えていく、そのときに私は学 校の先生たちとの研究会が多いですけれども、今まで学校を卒業したら社会参加 というようなイメージがあります。そうではなくて、もう誕生の時期から社会的 な存在だから社会生活がある、地域生活がある、そのように考えたときに、学校 の先生が学校の中だけのことしかやってないというのはおかしいじゃないか、少 し地域を見なさい。そういう流れと、一方で親御さんたちは重度のお子さんたち をもって学校から帰ってくると、なかなか他の子どもたちの面倒もあり、家族の 中でどのようにするかという、その家事も含めて生活が回らないというようなと ころで、やはり放課後の児童クラブは10歳までだ、障害のある子も預かってるけ れども10歳まで。そうすると足りないというところで、放課後のいろんな授業が 出てきたと思いますね。ですからその意味で、この日中一時支援事業に全部組込 まれてしまうのだけど、3頁のところの黄色になっていますよね。この部分は、 そういう放課後の子どもの実態から出てきた、田中委員の場合も東久留米の中で、 正に親御さんたちがもっているニーズからレスパイトまでいったわけですね。本 当に重度のお子さんを抱えていて、しかも学校から帰ってきた後、あるいは5日 制になり土日どうするのか、それから長期休暇はどうするかというところのいろ んな問題が出てきたのが、おそらくこの黄色だと思うのですね。ですから全部括 るとわかりやすいのですけれども、やはり子どもの時代にあるというところで、 ここは議論をしっかりして、ここの黄色のところでいま実際に一時支援事業に括 られようとしているけど、そうじゃないんじゃないかということを自治体レベル でいろんなプランを持ってますよね。その辺のところを少し集めて、この児童期 をいま支えることでどのように課題があるのかということも、あぶり出しながら 議論をしていただきたいと思います。  それと、この学校か福祉か就労かというと、そういう区切り方が子どもにはで きないわけです。そういう全体の観点からインクルージョンといいますか、そう いう観点で事業を起こしている、そういう地域もあるのです。例えば末光委員の 地域でありますけれども、倉敷には倉敷市のプランをもっていて、これは放課後 活動であると同時にキャリア教育の授業でもあるという、そういうものが起きて いるのです。それは中学校を中心にして始まったのですけれども、要するに放課 後活動ですが、週1回、地域の働きたいお店とか会社で働くわけです。そこで市 民のジョブ・サポーターが付くのですが、それはガイドヘルパーでもあるのです。 ですから親御さんがついて行けない場合、週1回学校からスタートして、お店と か会社に行ってジョブ・サポーターは一緒に働くわけです。親御さんが迎えに来 れない場合には家まで送っていくという、そういうことを長期休暇もやっていく。 そうすると、それは将来働くことにもつながっていくわけです。小学校の高学年 から可能ではないかというのだけど、いま中学区で始まって7つの中学校までそ れが進んでいったということですね。それはもう教育か福祉か就労か、中学区の 地域そのものが町内会から始まって、その商工会議所まで一緒になって作るプロ グラムなのですね。そういう支え方もあるということですね。ですからそんなこ とも、ここは児童福祉法の議論なのですけれども、そういった児童期を支えると いうものをどのように児童福祉法体系でサポートできるのかということもあるの ではないかと思いますので、意見を述べました。 ○柏女座長 ありがとうございました。それでは山岡委員、お願いいたします。 ○山岡委員 中島委員のほうから軽度の障害というお話をいただきまして、それ から戸枝さんからも広汎性発達障害のお話をいただきましたので、ちょっとお話 しさせていただくのですけれども、軽度の障害といいまして、かつてといいます か今もいうのですけれども、障害としては軽度だと言われますけれども、そのニ ーズとかいうものが軽度かというとそうではないという言い方があります。確か に教育の部分でいくと、軽度の障害というのは知的障害を伴わない発達障害であ りますとか、ボーダーラインの知的な障害をお持ちの方とかいうような形だと思 うのですけれども、教育の部分では軽度かもしれないけれども、就労とか生活の 面でいくと決して軽度ではなくて重度だというように言われることがあります。 最近はそういうこともありまして、軽度発達障害という言葉はあまり使わなくな りつつありまして、知的障害を伴わない発達障害という言い方を最近しています。 私はADHD親の会にも属しておりまして、数年前に調査をして最近も追加調査をし ているのですけれども、基本的に高校への進学率というのは95、6%ありまして、 全国平均とほぼ同じであります。ただし進学先が、通常の高校を選んでいるケー スがかつて9割、最近8割強になってきていまして、だんだん特別支援学校とか高 等特別支援学校が増えてきておりましてそちらを選ぶケースも増えていますが、 基本的には通常の学校を選んでいるケースが大半である。もう1つは私立、地域 によりますけれども私立を選んでいるケースが多くて、教育の部分での支援がな かなか行き届かない。このお子さん方が就職に向かうときに何が困難を持ってい るかといいますと、もちろん学力がないというのもあるのですけれども、作業能 力、それから集中力であったりコミュニケーション能力であったり、その他には 自己理解とか職業観みたいなものがついてないというのは非常にありまして、こ れらが例えば特別支援学校に行くとそういった学習があったりというのがありま すけれども、通常の高校の中ではそういうものがないということですね。それで、 当然文部科学省のほうには、我々はそういったことについては教育の分野で、あ るいは通常の高校の中でそういうカリキュラムを入れてほしいという要望をして いくわけですけれども、これは放置していくと結局フリーター化をしたり、一旦 就職しても転職を繰り返したり、最後は在宅になってしまったりということにな っています。2次障害をその後起こして初めて支援を求めて、障害があるという ことで、非常にコストがかかったり元へ戻るのが大変だったりするわけですね。 もちろんここで言ってるテーマでいきますと、文部科学省と厚生労働省さんで連 携を取っていただいて進めていただきたいということです。最近は発達障害につ いての厚生労働省さんでの取組みを幾つかやっていただいてるところがありまし す。ハローワークのほうで一般の窓口にきた方の中で、ちょっと発達障害の気の ある方に対する支援でありますとか、一般の能開校において発達障害を対象にし た教室を作るとかいうことも、一部モデル的にやっていただいています。それら の他に教育の分野でできないことでいきますと、例えば就業体験事業であります とか、相談支援体制みたいなところで福祉のレールに載っていない、あるいは特 別支援学校や高等特別支援学校に行っていない方たちが利用できるような仕組み も、文部科学省とご協力いただきながら作っていただければなというように思い ます。 −−略 【照会先】 〔障害児支援の見直しに関する検討会事務局〕   厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課   TEL 03-5253-1111(内線3092) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 脳科学と発達障害―ここまでわかったそのメカニズム (シリーズCura)榊原 洋一 価格:¥ 1,260(定価:¥ 1,260) http://www.amazon.co.jp/dp/4805830085/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 06:42 2008/07/22 □ ------------------------------------------------------------------------ 夏休みの三連休いかがでしたか? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999/03/12 から] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998/07/31 から] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000/08/17 から] ★ 挿入された広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切関係ありません ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます ------------------------------------------------------------------------

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