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□ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #732 2007/05/13 発行 登録(配信)読者数 3,454 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員・ボラ会員募集中! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」5月例会・特別支援教育講演会のご案内 2007/05/19 ■ ■ 発達障害者支援センター全国連絡協議会主催 公開シンポ 2007/06/09 ■ ■ 秋田LD,ADHD研究会講演会 秋田県ゆとり生活創造セ遊学舎 2007/05/19 ■ ■ 気づきから支援へ軽度発達障害考12児童を中心に手をつなぐ 教育実践4 ■ ■ 香川親の会LD,ADHD,アスペ学習会/高松市男女共同参画セ 2007/06/17 ■ ■ 文部科学省初等中等教育局長 特別支援教育の推進について (通知)  ■ ■ 高校での特別支援教育へ体制整備/青森県教委 東奥日報 2007/05/12 ■ ■ オプトメトリスト内藤貴雄先生講演会/伏見ライフプラザ 2007/06/03 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 20:14 2007/05/13 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」5月例会・特別支援教育講演会のご案内 2007/05/19 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/NEWS.html#070519 −−−−−−−−−−−−−− 以下転載・転送自由です。 この4月から、いよいよ「特別支援教育」が本格始動いたしました。今回は長年 にわたり特別支援教育実現のためにご尽力されてきた、東京学芸大学の上野一彦 先生をお迎えし、特別支援教育の基本理念や、いくつかの具体的事例についての 解説をいただくとともに、今後のあるべき姿についてもお話しいただきます。 また、先生は私ども親の会「けやき」の生みの親でもあります。20年近い親の会 との関わりの中で、日々感じられていることについてもお話しいただけるものと 存じます。 教育関係の方はもとより、保護者や専門家の方たちの多数のご参加を心よりお待 ち申しあげております。 ※ 講演会へは会員以外の方も参加できます。13:30から受付開始します。 ※ 新規入会ご希望の方、会員更新手続きの方は13:00までにご来場下さい。 主 催 LD親の会「けやき」 http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ 日 時 2007年5月19日(土)13:00〜16:30     ※ 会員更新手続き・新入会受付手続き 13:00〜14:00 講 演 「本格始動した特別支援教育」 13:30受付開始 14:00開演 講 師 上野 一彦 先生 (東京学芸大学教授・日本LD学会会長) 会 場 日本財団ビル2F会議室 (港区赤坂1丁目2番2号)     http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html ※ 今回の会場使用に関しまして、日本財団様より全面的ご支援を頂きました。   感謝申しあげます。 交 通 地下鉄「虎ノ門」「国会議事堂前」3番出口「溜池山王」9番出口歩5分 資料代 「けやき」会員外のかたには、恐れ入りますが1000円を申し受けます。 14:00 開演 諸連絡 「けやき」会長挨拶 講師紹介 14:10 講演開始 15:50 講演終了      休憩 16:00 質疑応答 (回収した質問紙に対して) 16:30 閉会 ※ 閉会後、懇親会を予定しております。詳細は当日ご案内いたします。 ※ 会員外の方は事前申込みをお願いします。お名前、お立場、連絡先  (電話番号等)明記で下記までお願いします。  電子メール keyaki@box.club.ne.jp ファクス 020-4666-7443 ※ 満席の場合には、その旨ご連絡致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD教授(パパ)の贈り物−ふつうであるよりも個性的に生きたいあなたへ 上野 一彦 価格:¥ 1,365 http://www.amazon.co.jp/dp/4062139812/ref=nosim/?tag=ldns-22 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)-子供たちの「学び」と「個性」 上野 一彦 価格:¥ 840 http://www.amazon.co.jp/dp/406272412X/ref=nosim/?tag=ldns-22 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− LD(学習障害)のすべてがわかる本 価格:¥ 1,260 上野 一彦 監修 http://www.amazon.co.jp/dp/4062594137/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 発達障害者支援センター全国連絡協議会主催 公開シンポ 2007/06/09 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのご依頼により掲載します。 −−−−−−−−−−−−  平成19年度 発達障害者支援センター全国連絡協議会主催 −公開シンポジウム・記念講演−「発達障害者支援の確実な向上を目指すには」 ・日 時:平成19年6月9日(土)  午後1時〜4時30分 ・場 所:東京都庁都議会議事堂 1階 都民ホール   (新宿区西新宿2−8−1 交通機関都営大江戸線都庁前下車徒歩1分) <プログラム> ○公開シンポジウム「発達障害支援の確実な向上を目指すには」   司会・進行 :石井哲夫(東京都発達障害者支援センターセンター長)   シンポジスト:市川宏伸(東京都立梅ヶ丘病院院長)          奥野宏二(全国自閉症者施設協議会会長)          山岡 修(日本発達障害ネットワーク代表)   コメンテーター:          滝本 寛(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課)          土屋喜久(厚生労働省職業安定局障害者雇用対策課)          宮本哲也(厚生労働省社会援護局障害保健福祉部                            精神障害保健課) ○記念講演「発達障害者支援の展開」   講師:福島 豊 (発達障害者の支援を考える議員連盟事務局長) ・定員:250名(要予約)  ・参加費:1000円(資料代) ・申込先:東京都発達障害者支援センター (http://www.tosca-net.com/)  TEL:03-3426-2318 FAX:03-3706-7242 e-mail:tosca@kisenfukushi.com 申込は電話・FAX又はメールにて下記事項お知らせの上お申込みください。 1お名前 2ご住所 3ご連絡先(電話・FAX・メールなど)  4ご所属(保護者・医療・保健・教育・福祉・行政など)  5この講座をお知りになったきっかけ:DM・掲示・紹介・その他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 小児科医がつくった ゆっくりさんすうプリント 10までのかず -LD児・ADHD児にも対応武田 洋子価格:¥ 1,890(定価:¥ 1,890) http://www.amazon.co.jp/dp/4098377004/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 秋田LD,ADHD研究会講演会 秋田県ゆとり生活創造セ遊学舎 2007/05/19 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのご案内です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 演 題 「気になる子どもの理解と支援−個々のニーズに合わせて−」 講 師 中尾繁樹 先生 神戸市教育委員会指導主事 日 時 2007年5月19日(土) 午前10時〜12時 会 場 秋田県ゆとり生活創造センター遊学舎     秋田市上北手荒巻字堺切24-2 交 通 秋田駅東口より、日赤病院・御所野方面行き(ほか)     バス停【遊学舎前】下車 徒歩1分 定 員 100名 主 催 秋田LD・ADHD研究会 参加費 参加のためには会員になっていただく必要があります。会費は年2,000     円です。平成19年度の会の主催事業に原則無料で参加できます。 申込み 当日直接会場においでください。会費も当日会場でお支払いください。 その他 午後1時から3時まで、中尾先生の講師でワークショップを開催する予     定です。詳しいことは当日お知らせします。      秋田LD・ADHD研究会事務局      E-mail:akitald@yahoo.co.jp 関連ウェブサイト http://www.yutopia.or.jp/~hassey/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先生が明日からできること 金子 晴恵 価格:¥ 1,050(定価:¥ 1,050) http://www.amazon.co.jp/dp/443410408X/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 気づきから支援へ軽度発達障害考12児童を中心に手をつなぐ 教育実践4 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kurasi/kizuki/13.html −−−−−−−−−−−−−− 埼玉新聞 2007年5月9日掲載 は、ば、ぱの違いを理解し、平仮名をマスターした小学五年生のD君。「彼は分 かろうと努力していた。その方法を私たちが知らなかっただけ。最後はお母さん と笑顔で確認しました」。指導したE教諭は話す。 長く県東部の市立小学校で通級指導教室を担任してきたE教諭。「ひとくちにL D(学習障害)といっても、状態は百人百様。何につまずいているのか、指導の 中で見つけるしかない」−−略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 特別支援教育 実践 ソーシャルスキルマニュアル 上野 一彦 価格:¥ 2,625(定価:¥ 2,625) http://www.amazon.co.jp/dp/4180635364/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 香川親の会LD,ADHD,アスペ学習会/高松市男女共同参画セ 2007/06/17 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのお知らせです。転送、お知らせ歓迎です。 −−−−−−−−−−−−−−− 具体的対応で定評のある繪内教授の講演です。LD関連でない健常児にも大変有 効ですのでお知らせします。知識だけでなく会話の仕方なども毎年しています。 衝動的な子どもへの対応なども・・・・具体的ペァレントトレーニング的になる と思います。 香川県 親・教師のためのLD・ADHD・アスペルガー公開学習会 日 時  2007年6月17日(日)午前10時〜12時半 場 所  高松市男女共同参画センター サンフリー(高松市錦町) 講 師  繪内利啓 (香川大学 教育学部教授 (精神科医) 内 容  『気になる特性から診た効果的な関わり方』      毎月している公開講座      6月は医療診断だけでなく教育学部で長く具体的スキルの対応を指導      されている繪内教授の講演です。      香川大学特別支援教室長も兼務されています。      親の会でしているロールプレイも少しですが即興で演じます。       要申し込み 会場の定員90のため当日参加お断りする事も。           参加費  非会員(五百円) 主 催  香川LD周辺児(者)親の会 連絡先   imoto@siren.ocn.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 別支援教育基本用語100―解説とここが知りたい・聞きたいQ&A 価格:¥ 2,058(定価:¥ 2,058) http://www.amazon.co.jp/dp/4180123150/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 文部科学省初等中等教育局長 特別支援教育の推進について (通知)  ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/07050101.htm −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 特別支援教育の推進について(通知)                              平成19年4月1日 各都道府県教育委員会教育長 殿 各指定都市教育委員会教育長 殿 各都道府県知事 殿 附属学校を置く各国立大学法人学長 殿                  文部科学省初等中等教育局長 銭谷 眞美  文部科学省では、障害のある全ての幼児児童生徒の教育の一層の充実を図るた め、学校における特別支援教育を推進しています。  本通知は、本日付けをもって、特別支援教育が法的に位置付けられた改正学校 教育法が施行されるに当たり、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学 校及び特別支援学校(以下「各学校」という。)において行う特別支援教育につ いて、下記により基本的な考え方、留意事項等をまとめて示すものです。  都道府県・指定都市教育委員会にあっては、所管の学校及び域内の市区町村教 育委員会に対して、都道府県知事にあっては、所轄の学校及び学校法人に対して、 国立大学法人にあっては、附属学校に対して、この通知の内容について周知を図 るとともに、各学校において特別支援教育の一層の推進がなされるようご指導願 います。  なお、本通知については、連携先の諸部局・機関への周知にもご配慮願います。                 記 1. 特別支援教育の理念  特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な 取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握 し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な 指導及び必要な支援を行うものである。  また、特別支援教育は、これまでの特殊教育の対象の障害だけでなく、知的な 遅れのない発達障害も含めて、特別な支援を必要とする幼児児童生徒が在籍する 全ての学校において実施されるものである。  さらに、特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒への教育にとどまらず、障 害の有無やその他の個々の違いを認識しつつ様々な人々が生き生きと活躍できる 共生社会の形成の基礎となるものであり、我が国の現在及び将来の社会にとって 重要な意味を持っている。 2. 校長の責務  校長(園長を含む。以下同じ。)は、特別支援教育実施の責任者として、自ら が特別支援教育や障害に関する認識を深めるとともに、リーダーシップを発揮し つつ、次に述べる体制の整備等を行い、組織として十分に機能するよう教職員を 指導することが重要である。  また、校長は、特別支援教育に関する学校経営が特別な支援を必要とする幼児 児童生徒の将来に大きな影響を及ぼすことを深く自覚し、常に認識を新たにして 取り組んでいくことが重要である。 3. 特別支援教育を行うための体制の整備及び必要な取組  特別支援教育を実施するため、各学校において次の体制の整備及び取組を行う 必要がある。 (1) 特別支援教育に関する校内委員会の設置  各学校においては、校長のリーダーシップの下、全校的な支援体制を確立し、 発達障害を含む障害のある幼児児童生徒の実態把握や支援方策の検討等を行うた め、校内に特別支援教育に関する委員会を設置すること。  委員会は、校長、教頭、特別支援教育コーディネーター、教務主任、生徒指導 主事、通級指導教室担当教員、特別支援学級教員、養護教諭、対象の幼児児童生 徒の学級担任、学年主任、その他必要と思われる者などで構成すること。  なお、特別支援学校においては、他の学校の支援も含めた組織的な対応が可能 な体制づくりを進めること。 (2) 実態把握  各学校においては、在籍する幼児児童生徒の実態の把握に努め、特別な支援を 必要とする幼児児童生徒の存在や状態を確かめること。  さらに、特別な支援が必要と考えられる幼児児童生徒については、特別支援教 育コーディネーター等と検討を行った上で、保護者の理解を得ることができるよ う慎重に説明を行い、学校や家庭で必要な支援や配慮について、保護者と連携し て検討を進めること。その際、実態によっては、医療的な対応が有効な場合もあ るので、保護者と十分に話し合うこと。  特に幼稚園、小学校においては、発達障害等の障害は早期発見・早期支援が重 要であることに留意し、実態把握や必要な支援を着実に行うこと。 (3) 特別支援教育コーディネーターの指名  各学校の校長は、特別支援教育のコーディネーター的な役割を担う教員を「特 別支援教育コーディネーター」に指名し、校務分掌に明確に位置付けること。  特別支援教育コーディネーターは、各学校における特別支援教育の推進のため、 主に、校内委員会・校内研修の企画・運営、関係諸機関・学校との連絡・調整、 保護者からの相談窓口などの役割を担うこと。  また、校長は、特別支援教育コーディネーターが、学校において組織的に機能 するよう努めること。 (4) 関係機関との連携を図った「個別の教育支援計画」の策定と活用  特別支援学校においては、長期的な視点に立ち、乳幼児期から学校卒業後まで 一貫した教育的支援を行うため、医療、福祉、労働等の様々な側面からの取組を 含めた「個別の教育支援計画」を活用した効果的な支援を進めること。  また、小・中学校等においても、必要に応じて、「個別の教育支援計画」を策 定するなど、関係機関と連携を図った効果的な支援を進めること。 (5) 「個別の指導計画」の作成  特別支援学校においては、幼児児童生徒の障害の重度・重複化、多様化等に対 応した教育を一層進めるため、「個別の指導計画」を活用した一層の指導の充実 を進めること。  また、小・中学校等においても、必要に応じて、「個別の指導計画」を作成す るなど、一人一人に応じた教育を進めること。 (6) 教員の専門性の向上  特別支援教育の推進のためには、教員の特別支援教育に関する専門性の向上が 不可欠である。したがって、各学校は、校内での研修を実施したり、教員を校外 での研修に参加させたりすることにより専門性の向上に努めること。  また、教員は、一定の研修を修了した後でも、より専門性の高い研修を受講し たり、自ら最新の情報を収集したりするなどして、継続的に専門性の向上に努め ること。  さらに、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所が実施する各種指導者養成 研修についても、活用されたいこと。  なお、教育委員会等が主催する研修等の実施に当たっては、国・私立学校関係 者や保育所関係者も受講できるようにすることが望ましいこと。 4. 特別支援学校における取組 (1) 特別支援教育のさらなる推進  特別支援学校制度は、障害のある幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じ た教育を実施するためのものであり、その趣旨からも、特別支援学校は、これま での盲学校・聾学校・養護学校における特別支援教育の取組をさらに推進しつつ、 様々な障害種に対応することができる体制づくりや、学校間の連携などを一層進 めていくことが重要であること。 (2) 地域における特別支援教育のセンター的機能  特別支援学校においては、これまで蓄積してきた専門的な知識や技能を生かし、 地域における特別支援教育のセンターとしての機能の充実を図ること。  特に、幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び中等教育学校の要請に応じて、 発達障害を含む障害のある幼児児童生徒のための個別の指導計画の作成や個別の 教育支援計画の策定などへの援助を含め、その支援に努めること。  また、これらの機関のみならず、保育所をはじめとする保育施設などの他の機 関等に対しても、同様に助言又は援助に努めることとされたいこと。  特別支援学校において指名された特別支援教育コーディネーターは、関係機関 や保護者、地域の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校及び他の特 別支援学校並びに保育所等との連絡調整を行うこと。 (3) 特別支援学校教員の専門性の向上  上記のように、特別支援学校は、在籍している幼児児童生徒のみならず、小・ 中学校等の通常学級に在籍している発達障害を含む障害のある児童生徒等の相談 などを受ける可能性も広がると考えられるため、地域における特別支援教育の中 核として、様々な障害種についてのより専門的な助言などが期待されていること に留意し、特別支援学校教員の専門性のさらなる向上を図ること。  そのためにも、特別支援学校は、特別支援学校教員の特別支援学校教諭免許状 保有状況の改善、研修の充実に努めること。  さらに、特別支援学校教員は、幼児児童生徒の障害の重複化等に鑑み、複数の 特別支援教育領域にわたって免許状を取得することが望ましいこと。 5. 教育委員会等における支援  各学校の設置者である教育委員会、国立大学法人及び学校法人等においては、 障害のある幼児児童生徒の状況や学校の実態等を踏まえ、特別支援教育を推進す るための基本的な計画を定めるなどして、各学校における支援体制や学校施設設 備の整備充実等に努めること。  また、学校関係者、保護者、市民等に対し、特別支援教育に関する正しい理解 が広まるよう努めること。  特に、教育委員会においては、各学校の支援体制の整備を促進するため、指導 主事等の専門性の向上に努めるとともに、教育、医療、保健、福祉、労働等の関 係部局、大学、保護者、NPO等の関係者からなる連携協議会を設置するなど、地 域の協力体制の構築を推進すること。  また、教育委員会においては、障害の有無の判断や望ましい教育的対応につい て専門的な意見等を各学校に提示する、教育委員会の職員、教員、心理学の専門 家、医師等から構成される「専門家チーム」の設置や、各学校を巡回して教員等 に指導内容や方法に関する指導や助言を行う巡回相談の実施(障害のある幼児児 童生徒について個別の指導計画及び個別の教育支援計画に関する助言を含む。) についても、可能な限り行うこと。なお、このことについては、保育所や国・私 立幼稚園の求めに応じてこれらが利用できるよう配慮すること。  さらに、特別支援学校の設置者においては、特別支援学校教員の特別支援学校 教諭免許状保有状況の改善に努めること。 6. 保護者からの相談への対応や早期からの連携  各学校及び全ての教員は、保護者からの障害に関する相談などに真摯に対応し、 その意見や事情を十分に聴いた上で、当該幼児児童生徒への対応を行うこと。  その際、プライバシーに配慮しつつ、必要に応じて校長や特別支援教育コーデ ィネーター等と連携し、組織的な対応を行うこと。  また、本日施行される「学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係 政令の整備等に関する政令(平成19年政令第55号)」において、障害のある児童 の就学先の決定に際して保護者の意見聴取を義務付けたこと(学校教育法施行令 第18条の2)に鑑み、小学校及び特別支援学校において障害のある児童が入学す る際には、早期に保護者と連携し、日常生活の状況や留意事項等を聴取し、当該 児童の教育的ニーズの把握に努め、適切に対応すること。 7. 教育活動等を行う際の留意事項等 (1) 障害種別と指導上の留意事項  障害のある幼児児童生徒への支援に当たっては、障害種別の判断も重要である が、当該幼児児童生徒が示す困難に、より重点を置いた対応を心がけること。  また、医師等による障害の診断がなされている場合でも、教師はその障害の特 徴や対応を固定的にとらえることのないよう注意するとともに、その幼児児童生 徒のニーズに合わせた指導や支援を検討すること。 (2) 学習上・生活上の配慮及び試験などの評価上の配慮  各学校は、障害のある幼児児童生徒が、円滑に学習や学校生活を行うことがで きるよう、必要な配慮を行うこと。  また、入学試験やその他試験などの評価を実施する際にも、別室実施、出題方 法の工夫、時間の延長、人的な補助など可能な限り配慮を行うこと。 (3) 生徒指導上の留意事項  障害のある幼児児童生徒は、その障害の特性による学習上・生活上の困難を有 しているため、周囲の理解と支援が重要であり、生徒指導上も十分な配慮が必要 であること。  特に、いじめや不登校などの生徒指導上の諸問題に対しては、表面に現れた現 象のみにとらわれず、その背景に障害が関係している可能性があるか否かなど、 幼児児童生徒をめぐる状況に十分留意しつつ慎重に対応する必要があること。  そのため、生徒指導担当にあっては、障害についての知識を深めるとともに、 特別支援教育コーディネーターをはじめ、養護教諭、スクールカウンセラー等と 連携し、当該幼児児童生徒への支援に係る適切な判断や必要な支援を行うことが できる体制を平素整えておくことが重要であること。 (4) 交流及び共同学習、障害者理解等  障害のある幼児児童生徒と障害のない幼児児童生徒との交流及び共同学習は、 障害のある幼児児童生徒の社会性や豊かな人間性を育む上で重要な役割を担って おり、また、障害のない幼児児童生徒が、障害のある幼児児童生徒とその教育に 対する正しい理解と認識を深めるための機会である。  このため、各学校においては、双方の幼児児童生徒の教育的ニーズに対応した 内容・方法を十分検討し、早期から組織的、計画的、継続的に実施することなど、 一層の効果的な実施に向けた取組を推進されたいこと。  なお、障害のある同級生などの理解についての指導を行う際は、幼児児童生徒 の発達段階や、障害のある幼児児童生徒のプライバシー等に十分配慮する必要が あること。 (5) 進路指導の充実と就労の支援  障害のある生徒が、将来の進路を主体的に選択することができるよう、生徒の 実態や進路希望等を的確に把握し、早い段階からの進路指導の充実を図ること。  また、企業等への就職は、職業的な自立を図る上で有効であることから、労働 関係機関等との連携を密にした就労支援を進められたいこと。 (6) 支援員等の活用  障害のある幼児児童生徒の学習上・生活上の支援を行うため、教育委員会の事 業等により特別支援教育に関する支援員等の活用が広がっている。  この支援員等の活用に当たっては、校内における活用の方針について十分検討 し共通理解のもとに進めるとともに、支援員等が必要な知識なしに幼児児童生徒 の支援に当たることのないよう、事前の研修等に配慮すること。 (7) 学校間の連絡  障害のある幼児児童生徒の入学時や卒業時に学校間で連絡会を持つなどして、 継続的な支援が実施できるようにすることが望ましいこと。 8. 厚生労働省関係機関等との連携  各学校及び各教育委員会等は、必要に応じ、発達障害者支援センター、児童相 談所、保健センター、ハローワーク等、福祉、医療、保健、労働関係機関との連 携を図ること。 (お問い合わせ先)文部科学省初等中等教育局    特別支援教育課(古川、富田、吉原)電話:03-5253-4111(代表)    (内線3192)03-6734-3192(直通) (初等中等教育局特別支援教育課) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD、ADHDなどの子どもへの場面別サポートガイド−通常の学級の先生のための特 別支援教育 価格:¥ 1,890(定価:¥ 1,890) http://www.amazon.co.jp/dp/4938874423/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 高校での特別支援教育へ体制整備/青森県教委 東奥日報 2007/05/12 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070512130117.asp −−−−−−−−−−−−−− 県教委は本年度から、高校での特別支援教育の体制づくりに取り組む。従来の取 り組みは小・中学校が中心だったが、学校教育法の一部改正に伴い、高校でもLD (学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症などの障害のある生 徒たちに、より適切に対応することがあらためて求められるようになった。県教 委は研究協議会の開催や、教員向けパンフレットの作製などを通じて、各高校に 校内の体制整備などを呼び掛けている。−−略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 教室でできる特別支援教育のアイデア 中学校編 ¥ 2,730(定価:¥ 2,730) http://www.amazon.co.jp/dp/4810064727/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ オプトメトリスト内藤貴雄先生講演会/伏見ライフプラザ 2007/06/03 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのご案内です。 −−−−−−−−−−−− 以下転載・転送自由です。 テレビ番組「世界一受けたい授業」出演などでおなじみのオプトメトリストの内 藤貴雄先生に、感覚統合の観点から、視覚と人間の行動とのかかわりについてお 話いただきます。 内藤先生は米国で学ばれ、日本では数少ないドクター・オブ・オプトメトリーの 称号とカルフォルニア州の開業ライセンスを取得されています。 帰国後は、眼鏡会社を経営する傍ら、ビジョンと人間の行動との関わりについて の研究に取れ組まれ、92年「特別視機能研究所」(愛知県名古屋市中区)を設 立され、さまざまな分野のスポーツ選手をはじめ、幼児から高齢者にいたるまで、 ビジョンケア・ビジョントレーニングを行っています。 テーマ 眼をきたえて脳を活性化しよう!! 講 師 内藤 貴雄 先生(特別視機能研究所所長、米国公認オプトメトリスト) 日 時 2007年6月3日(日)13時30分〜15時30分 会 場 伏見ライフプラザ12階 名古屋市中区栄1丁目23番13号    TEL 052−222−5781        交 通 地下鉄「伏見」駅下車 6番出口より南へ徒歩5分 定 員 120名 (先着順・定員になり次第締め切ります) 主 催 ディスレシア協会名古屋 後 援 愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会 参加費 1000円   申込み 参加希望者の氏名(振り仮名を)・住所・連絡先を明記して下記へお申     込み下さい。必ず件名をお願い致します。  件名「講演会2007 6月3日 内藤貴雄 参加申し込み」 E-mail : komkom@sb.starcat.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アスペルガー症候群(高機能自閉症)のすべてがわかる本 価格:¥ 1,260(定価:¥ 1,260) http://www.amazon.co.jp/dp/4062594129/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 20:14 2007/05/13 □ ------------------------------------------------------------------------ 心地の良い五月晴れとなりました。。。。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999/03/12 から] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998/07/31 から] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000/08/17 から] ★ 挿入された広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切関係ありません ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます ------------------------------------------------------------------------

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