LD(学習障害)ニュース登録は こちら から。

前号 | 目次 | 次号

□ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #704 2006/12/24 発行 登録(配信)読者数 3,450 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員・ボラ会員募集中! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会「けやき」2007年1月例会/国分寺ひかりプラザ 2007/01/20 ■ ■ LD親の会「けやき」2007年1月交流会・相談会開催 2007/01/20 ■ ■ 第3回 規範意識・家族・地域教育再生分科会(第2分科会) 議事要旨 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:00 2006/12/24 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会「けやき」2007年1月例会/国分寺ひかりプラザ 2007/01/20 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/NEWS.html#070120 −−−−−−−−−−−−−−−−−−   LD親の会「けやき」2007年1月例会 講演会のお知らせ    「学校との連携」〜理解しあうために〜 講 師 齊藤 宇開氏     独立行政法人 国立特殊教育総合研究所 教育支援研究部研究員 日 時 2007年1月20日(土) 14:00 〜 16:30 場 所 国分寺ひかりプラザ 4F     (JR中央線 国立駅北口下車 徒歩5分)     http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/HIKARI_P.html 会 費(資料代) 1,000円 (けやき会員は無料) 問い合わせ・申し込み(会員以外)は、keyaki@box.club.ne.jp にお願いします。 定員に達した場合のみご返事いたします。 親の勉強会です。小さなお子さまの同席はご遠慮ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 教室でできる特別支援教育のアイデア172 小学校編 価格:¥ 2,520(定価:¥ 2,520) http://www.amazon.co.jp/dp/4810054578/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会「けやき」2007年1月交流会・相談会開催 2007/01/20 ■ ------------------------------------------------------------------------ 日 時 2007年1月20日(土) 13時〜 会 場 国分寺ひかりプラザ 401号室     http://air.ap.teacup.com/keyaki/ 交 通 JR中央線国立駅北口下車・徒歩5分 内 容 子育て・学校教育・就労などの悩みについて意見交流します。     会員以外の方の参加も歓迎いたします。     また、入会の相談も受け付けます。お待ちいたしております。 費 用 一切無料です。 申込み 当日直接会場においでいただいてもかまいませんが、出来れ     ば下記宛にお申し込み下さい。     電子メール keyaki@box.club.ne.jp     ファクス  020-4666-7443 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD、ADHDなどの子どもへの場面別サポートガイド ―通常の学級の先生のための特別支援教育 価格:¥ 1,890(定価:¥ 1,890) http://www.amazon.co.jp/dp/4938874423/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第3回 規範意識・家族・地域教育再生分科会(第2分科会) 議事要旨 ■ ------------------------------------------------------------------------ 日時:平成18年12月8日17:45〜18:45              20:15〜22:30 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/2bunka/dai3/3gijiyoushi.pdf −−−−−−−−−−−− 「学校の規律を乱した子供に対してルールを守ることの大切さを教える」 について (義家委員)  「生徒に対する体罰禁止に関する教師の心得」について。現在、対教師暴力 は過去最高。以前、体罰はあったが、大きな問題にはならなかった。教師の言 うことに従わないと幸せな人生はおくれないという神話があった。今その神話 が崩れた中で、教師が生徒をコントロールできていない。この心得を読むと、 それも仕方ないと分かると思う。この通達の見直しを検討する必要がある。ま た、悪質ないじめについては出席停止にすべき。いじめを理由にした出席停止 は5年間で12件しかないが、いじめを理由にした転校は1829件ある。今 のいじめ指導は被害者が転校して終わり。体罰になるので踏み込めない現実が ある。まず、この心得の見直しを。そして、規律を守るためにどこまで教師が できるのかについて踏み込んでいく必要がある。過去最高の対教師暴力がある ので、国民的コンセンサスは得られると思う。このままでは先生がつら過ぎる。 (小野委員)  教育的指導を教員が出来る様にしないといけない。暴力をとめる措置は教師 に認める必要があると思う。反対はでると思うが、義務教育であっても留年は あっていいと思う。 (門川委員)  以前は半分は登校しないと進学できなかったが、今は1日も登校しなくても 親や子の願いを受けて進級、進学を認めている状況にある。 (義家委員)  高校中退の数が減らないのはそういう理由。それで高校に行っても続かない。 (渡邉委員)  卒業させなさい、という文科省の指導なのか。卒業させる理由がよく分から ない。留年ではないのか。 (小野委員)  義務教育だから、教育を受ける権利を奪ってはいけないという事が多分ある。 (品川委員)  不登校の場合、不登校の児童生徒が通う教室を持っている自治体もある。そ こで学習を支援している場合もあるし、ただ通っているだけということもある。 指導内容は自治体によってさまざまだ。ただ、取材を通じて、その子のニーズ に応じて指導するのではなく、とにかく卒業させればいいと考えているのでは ないかと見受けられる教師もいると痛感する。 (小野委員)  不登校の場合は登校できない事情があるからまだ理解できる。暴力をふるっ て、授業の妨害を繰り返している子供に対して、退学はできないし、留年もで きないし、対抗措置が無い。一方で義務教育なので、その子供は学校に行かな ければならない。 (野依座長)  それはおかしい。国民の皆さんも、それはおかしいと思ってくれるだろう。 (陰山委員)  留年になってもその後が問題。 (門川委員)  京都に夜間中学校がある。義務教育に行くことができなかった人の学校だが、 今はほとんど、在日外国人の方の学校になっている。今の制度では未就学者が いないことになっている。来年度から不登校の子供も通う学校にする。 (小野委員)  暴力を繰り返す子供に対しては何らかの懲戒処分が必要。 (葛西委員)  秩序を維持することは教育の大前提。他の子供たちの教育が妨害されてしま っては本末転倒である。有効な手立てを考えることが必要。 (品川委員)  問題行動という言葉の概念が曖昧。何をもって問題行動とするのか。教師か ら見て暴れている子供、理解できない子供はみんな問題行動になる。ところが LDやADHD、アスペルガー症候群などのある子供たちのように、本人はうっかり やっていたり、気がついていないだけなのに、それを第三者から見ると問題行 動といわれ、責められるケースは多い。そういう子供たちが現実に学校に来る なと言われている。また、登校させないように保護者に自主規制させる学校も ある。虐待されていたり、愛着障害を起こしている子供も、SOSとして暴力を振 るったりする。だが現実は子供たちの背景に気がつかず、暴力行為は問題行動 とされ出席停止になっている。一方、出席停止を導入したアメリカでは犯罪が 増えたというエビデンスがある。まず大事なのはクラスのマネジメントをどう するかを具体的に考えること。そして、科学的にエビデンスがある対立解決プ ログラム等を先生に教え予防的なプログラムの導入を図る。出席停止にしても、 アメリカのようにオルタナティブスクールがあればまだいいが、ない以上問題 は何も解決されない。反社会的な行動へのリスクが高まるだけだ。 (義家委員)  教育的見地からの出席停止である。 (小野委員)  まじめに授業を受けたいと思っている子供を守ってやることも必要。問題行 動をおこす子供は別のところで指導する。 (葛西委員)  他の子供たちに妨害という形で損害を与えるものについては、緊急避難とし て一時的に出校停止とする。 (小野委員)  そのクラスではなく、他のところで指導する。 (品川委員)  学校に来させていないという現実がある。少年院の子供たちの多くは学校に 来るなと言われた経験がある。そのあたりを慎重に考えないと、再生にはなら ない。 (葛西委員)  これは、緊急避難として一時的に出校停止というもの。しかし、二番目に書 いてあるように特別の教室を作ってより手厚くきちんと指導するということが 大切。 (海老名委員)  昔は、問題児を集めて、授業する特殊学級があった。 (池田座長代理)  排除するのではなく、教育的見地からやるということ。 (品川委員)  そこは誤解のないように文言を徹底しないといけない。発達障害のある子供 だけではなく、虐待された子供などについても、教師は背景を知らず理解せず、 ただ暴れているという実態しかみない。少年院にいる子の多くがなんらかの虐 待経験があるのが現実だ。問題行動、反社会的行動について定義しないとメデ ィアや世間の人は誤解するだろう。私が取材しているような子供たちは行き場 がなくなってしまう。 (門川委員)  趣旨としては理解でき賛成。「規律を確保するために社会奉仕」とあるが、 「心を育み、規律を確保するため」とかにした方がいい。また、「厳しい対応 を取る」を「厳しく対処するとともに、これらの子供に対しては、関係機関が 緊密に連携・協力しサポート体制をとるなど、徹底して指導しきる」にしたら 趣旨が生きる。 (品川委員)  どうしても出席停止をいれるのであれば、「緊急避難的」に出席停止、とし てほしい。ゼロトレランスが一時的に効果があることは、エビデンスのあるこ とだからだ。でも問題行動という表現とは一緒にしないでほしい。 (渡邉委員)  出席停止という言葉は使わない方がいいのでは。誤解される。出席停止とい うと、先生の逃げ場になるような気がする。 (義家委員)  私が勤めていた高校では謹慎処分がないと教育は成り立たなかった。 (渡邉委員)  それは学校に来させていないのか。 (義家委員)  例えば牧場に預けることもある。指導が終わるまで教室には入れない。 (品川委員)  出席停止はラベリングになる。いじめる子といじめられる子が逆転する可能 性もある。 (義家委員)  出席停止を何の為にするのか、その後具体的にどう対応するのか理解できな いで、ただ駄目な子を出席停止にするようであれば、やらない方がいい。教育 の為にすること。 (渡邉委員)  学校の別の教室にいるのは駄目なのか。 (義家委員)  それも出来るが、現在の学校の状態では先生は余っていない。別の教室にい たところで、学校のなかで放牧しているのと同じ。サポート体制が必要。また、 家庭も駄目な場合がある。私がいたところでは、地域に協力してもらった。牧 場、畑に預けた。 (品川委員)  そういう受け入れ先があればいいが、現実にはそういう受け入れ先や指導先 が無い。出席停止になれば放置されるだけだ。 (義家委員)  いじめられた子をどうするか、いじめで自殺する子もいる。そういう子はど うするのか。 (小野委員)  出席停止は法律改正をして、手続きをきちんと踏めば、出来るようになった。 手続きを踏む必要があるので、かえって使われなくなった。 (品川委員)  手続きを踏まずに出席停止にしているケースも現実的には結構ある。家庭に も居場所がない、学校も来るなでは、どうしようもない。 (渡邉委員)  教育放棄は絶対にしてはいけない。「来るな」で切れてしまったら終わり。 (義家委員)  その結果として、怯えている子を守らない事も教育放棄だと思う。 (渡邉委員)  学校には来させて、閉じ込めればいいのではないか。 (小野委員)  そのための教員を確保することが必要。 (渡邉委員)  どんな緊急でも子供との糸を切ってはいけないと思う。 (義家委員)  出席停止は自分の教室の机に座ることを停止することを言う。出校停止では ない。別教室で指導することも出席停止。 (渡邉委員)  学校には来させるのならばいいと思う。 (池田座長代理)  学校の中で、誰かが責任をもって指導する。私立では校長が直接面倒を見た りしている。 (事務局)  法律に出席停止という言葉があるが、法律上の出席停止は学校に来させない という意味。これを読めば先生、教育委員会の人は学校に来させない事と取る だろう。 (渡邉委員) それは反対。 (門川委員)  教師が親、地域、関係機関と連携し、指導する必要がある。女性の教師が生 徒から暴行を受けたときなど、警察に届け出るように、と言っているが、実際 はなかなか届け出ない。抱え込んで指導しようとする姿勢は良いが、限界を超 えていく。そうすると学校が荒れていく。別室指導、出席停止、警察への被害 届も含めて厳しい対処、ということが書いてあると思う。教育の一環としての 取組であり、排除の論理はだめ。例えば警察とも連携して子供の立ち直りを徹 底して指導することが大事。 (品川委員)  それは問題行動ではなく、反社会的な行動なのではないか。反社会的な子供 を緊急避難的に出席停止にしたり、警察に連絡する事は分かる。問題行動の子 供というのは、すごく主観的で曖昧。 (白石委員)  問題行動が誰にとっての問題行動か、またそれを誰が認定するのか、という ことが重要。子供の断片的な行動を見て、問題行動と決め付けてしまうことも ある。問題行動は環境や処遇と関係があり、一時的なものを捉えて問題行動と していいのか。書き方に工夫をしていただきたい。誰がやるのか、誰の協力を 得てやるのか、ということをもっと整理していただきたい。 (義家委員)  出席停止はあくまで最終手段。それが出来ないなら、荒れている学校は教育 できない。 (渡邉委員)  私が反対するのは、子供と誰かが繋がってあげることが必要だと思うから。 (義家委員)  出席停止にしても本来は親にまる投げするのではなく、家庭訪問をしたり、 反省文を書かせたり、クラスとの文章のやりとり等をしないといけない。しか し、現在の多くはただ停止して親にまる投げしている。 (海老名委員)  だから、特殊学級を作っていただきたい。先生を増やしていただきたい。 (義家委員)  この子たちに怯えて、学校に来る事が出来ない子供たちもたくさんいる。そ の事実をどうするのか。 (葛西委員)  大多数の子供たちの教育環境を守ってやることも義務。 (渡邉委員)  校長室に閉じ込めればいいのではないか。 (義家委員)  閉じ込められないケースもある。そこまで学校に求めるのか。 (品川委員)  出席停止するのかそうでないか、と考えるのではなく、エビデンスのある予 防的な指導プログラムとセットで考える必要がある。新しい教室を作ったとし ても、そこでどうするのかを考えないと。出席停止しても問題は解決しないし、 ただ閉じ込めるだけでも駄目。 (小谷委員)  反社会的な子供を扱う学校もあるのでは。いきなり警察ではなく、そういう 学校への転出、転校としたらどうか。 (品川委員)  義務教育ではそういう学校がない。公立ではない、私立にはある。 (小谷委員)  それを作っていただきたい。 (葛西委員)  そういう学校があったとしても、そのような特別な学校への入学には手続き に時間がかかるので、緊急避難的に警察を使うことになるだろう。放置すると、 他の生徒や先生にまで悪影響を及ぼす。大多数の子供の教育環境を守ることが 必要。理想論だけ言っても無責任になる。守るべき子供は守り、問題行動をお こす子供については見捨てずに別の対応を考える。緊急避難的措置は必要だと 思う。 (品川委員)  緊急避難と書かないと現場で誤解を生む。 (葛西委員)  問題行動と反社会的行動を区別すべき、というのも分かる。問題行動は幅広 いが、反社会的行動の場合は登校停止とすることはあり得る。 (門川委員)  問題行動という部分は抜いた方がいいのかもしれない。 (義家委員)  公教育である以上、多くの子供の教育を守ってやることが必要。また、先生 も命がけ、こういう子供たちは無茶苦茶やるので本当に恐ろしいと思う。 (渡邉委員)  教師は命がけだと思っている。教師は絶対に逃げてはいけないと思う。これ では教師に逃げ場を作ってしまう。 (葛西委員)  言うのは易しいが、全教師の資質を渡邉委員の求めるレベルにするのは、極 めて難しいと思う。また一人で戦うのは難しい、組織でカバーする仕組みを構 築していかなければならないと思う。 (品川委員)  アメリカには出席停止にして学校と切れてしまってから、反社会的行動を取 る子が増えたというデータがある。だから出席停止については非常に慎重に考 えたい。 (義家委員)  慎重にしなければいけないのは良くわかる。しかし、その子のせいで出席で きない子供もたくさんいる。その子達がどうやって出席できるようにするのか も考える必要がある。 (陰山委員)  「厳しい対応をとる」という表現が誤解を生む。罰という印象を与える。出 席停止はあくまで指導方法の一つ。「厳しい対応をとる」というところを削っ て、出席停止を含め、あらゆる指導方法をとる、ということにしてはどうか。 (池田座長代理)  教育の原点は愛情。教師が生徒に対する愛情を持ち続けて、出席停止として も愛情を持ち続ける。結論はあずかり、今日の議論をもとに、もう一度文章を 組み立てたい。 (陰山委員)  出席停止をせざるを得ないような家庭は、非常に良くない家庭。反社会的な 親。そこに預けることもかえって怖い。様々な指導の中で、出席停止が相応し いと思ったら、やりましょうでいいと思う。最後の手段というニュアンスは与 えない方がいい。 (品川委員)  出席停止を入れるのであれば、「居場所を作る」等の一文を入れれば違って くる。 (小野委員)  別途教育をするということをしっかり書いていく。 (品川委員)  出席停止は緊急避難としては意味があると思うが、悪用されるケースがある。 (陰山委員)  再生会議の名の下に、明日から出席停止をやるところがあるかもしれない。 (野依座長)  国立で問題ある生徒を指導する学校を作れないのか。 (池田座長代理)  教師を増やして、タスクフォースで巡回させることは可能か。 (義家委員)  「体罰禁止に関する教師の心得」に書いてある現状がある。ぶつかっていけ ればいいが、やれない。 (陰山委員)  「体罰禁止に関する教師の心得」は問題。この内容は研修で必ず教えられる。 (渡邉委員)  この心得を変えて、座長の提案のような施設を作るという方向で、今の出席 停止の制度を変えて行く、というメッセージが出せれば素晴らしい。 (葛西委員)  この心得では、先生に何の対抗手段もないのでどうしようもない。先生はど こまでやっていいかという限度をきちんと明記すべき。 (小野委員)  暴力を止められるようにしなければいけない。 (中嶋委員)  反社会的な行動を止めるのは、警察以外では無理なのではないかという気が する。 (葛西委員)  いきなり学校から警察に飛ぶのは、ギャップが大きい気がする。警察は万策 尽きた後の最後の手段とすべき。 (陰山委員)  ここで問題になっているような子供は小学校の中学年くらいに既に芽を出し ている。その段階で見過ごしている。普段から、きちんと指導することが大事。 あまり大きくでると、どうしても罰としての出席停止と受け取られてしまう。 (葛西委員)  クラス全体に悪い影響が広まる前に早い段階で抑止することが大事であり、 先生に抑止する手段を与えないといけない。そのためにはこの心得を改正しな いといけない。 (渡邉委員)  そうすると、出席停止という言葉は削除できる。心得を変え、問題行動・反 社会的行動に対する手段も持つことができれば、出席停止という言葉は削除で きる。 (品川委員)  誰にとっての問題行動なのか。発達障害があったり虐待されていたりする子 供たちにも配慮して欲しい。診断されていない子、気がつかれていない子は少 なくない。 (門川委員)  50年代に校内暴力等で学校が荒れていた。その繰り返しの面もあると思う。 親の世代が50年代の学校が荒れていた時代の子供たち。だから大変な面も多 いと思う。 (池田座長代理)  切れるのではなく、教育的な愛情を保つのが必要。まとめ直しをさせていた だきたい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 特別支援教育 実践 ソーシャルスキルマニュアル上野 一彦 価格:¥ 2,625(定価:¥ 2,625) http://www.amazon.co.jp/dp/4180635364/ref=nosim/?tag=ldns-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:00 2006/12/24 □ ------------------------------------------------------------------------ 迷走気味の「教育再生会議」ですが、問題行動との関係で発達障害について重要 な議論がされています。発達障害について無知(失礼!)な委員が、見当違いな 意見を述べていますので、しばらくは目を離せません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999/03/12 から] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998/07/31 から] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000/08/17 から] ★ 挿入された広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切関係ありません ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます ------------------------------------------------------------------------

「けやき」ホームページ | 目次


inserted by FC2 system