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□ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #688 2006/10/27 発行 登録(配信)読者数 3,487 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員・ボラ会員募集中! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会「けやき」11月交流会・相談会のご案内/国分寺 2006/11/18 ■ ■ 日本発達障害ネットワーク 第2回年次大会案内/成蹊大学 2006/12/10 ■ ■ 発達障害児を応援 所沢市教委・阿部さんがガイド本出版 2006/10/23 ■ ■ 【新 刊】出版のユニバーサルデザインを考える 出版UD研究会・編 ■ ■ 国際治療教育研究所主催 講演会 『TEEACCHモデルの応用実践』 ■ ■ 少年審判決定要旨 医師宅放火、奈良家裁 中等少年院送致 2006/10/26 ■ ■ 責任能力認める鑑定書採用 姉妹刺殺事件で大阪地裁   2006/10/23 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 01:27 2006/10/27 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会「けやき」11月交流会・相談会のご案内/国分寺 2006/11/18 ■ ------------------------------------------------------------------------ LD親の会「けやき」では下記要領で交流会・相談会を開催します。会員外のかた もお気軽にご参加下さい。日頃の子育ての悩み・疑問、将来の自立のことなど交 流いたしましょう。また、入会に関する相談も受けています。 会費は一切かかりません。 日 時 2006年11月18日(土) 13時〜 会 場 国分寺ひかりプラザ 401号室 交 通 JR中央線国立駅北口下車・徒歩5分 申込み 当日直接会場においでいただいてもかまいませんが、出来れば下記宛に     お申し込み下さい。     電子メール keyaki@box.club.ne.jp     ファクス  020-4666-7443     会場地図 http://air.ap.teacup.com/keyaki/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本発達障害ネットワーク 第2回年次大会案内/成蹊大学 2006/12/10 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://jddnet.jp/dummy.php?id=81 http://www.normanet.ne.jp/~zenkokld/jddnet%20forum2006.htm −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−    日 時:2006年12月10日(日)10:00〜17:50 会 場:成蹊大学 東京都武蔵野市吉祥寺北町3−3−1     JR中央線・京王井の頭線 吉祥寺駅より路線バス5分 フォーラム参加費 事前申込 3,000円(当日4,000円) 懇親会参加費        5,000円(事前申込のみ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 発達障害児を応援 所沢市教委・阿部さんがガイド本出版 2006/10/23 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.saitama-np.co.jp/news10/23/14x.html −−−−−−−−−−−−    所沢市教育委員会「健やか輝き支援室」の阿部利彦さんが、特別支援教育の参 考に「発達障がいを持つ子の『いいところ』応援計画」(ぶどう社)を出版した。 特別支援教育は従来は見落とされる可能性が高かった軽度発達障害の児童、生徒 を支援するのが特徴だが、混乱が生じている学校現場も少なくない。阿部さんは 「教師、父母をはじめ、私たち支援者の役割は、子どもの問題点を指摘して直そ うとするのではなく、いいところを見つけて応援すること」と呼び掛ける。−略  「キモイ」など殺伐とした言葉が飛び交う教育現場の日常の中で「まずは温か い言葉の貯金を増やすこと」と阿部さん。本自体に子どもや教師、親を励ます言 葉があふれている。  千七百円。問い合わせは、ぶどう社(電話03・5283・7544)へ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【新 刊】出版のユニバーサルデザインを考える 出版UD研究会・編 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.d-kobo.jp/publish08-2.htm −−−−−−−−−−−−−−−−−   出版のユニバーサルデザインを考える  〜だれでも読める・楽しめる読書環境をつくるために〜(UDライブラリー)   出版UD研究会・編  B5判・240ページ 定価:2,520円(税込)  *付録CD:本文テキストデータ、関連資料、T-Time最新版などを収録。  ISBN4-902666-10-3 C0000 2005年7月から2006年9月まで、計13回にわたって開催された出版UD研究会の 講演内容を再編集。「さまざまな読者のニーズを知りたい」「いまできることを 知りたい」人におすすめの1冊です。 【おもな内容】 1章 さまざまな読者のニーズを知る  色覚の多様性から考えるカラーユニバーサルデザイン(伊藤 啓)  ロービジョンと読書(三宅洋信)  LD(学習障害)の人への読書サポート(井上芳郎)  脳神経心理学からみたわかりやすさ・ここちよさ(近藤武夫)  *コラム:出版物の「わかりやすさ」とは何か   −二つのアプローチから考える(近藤武夫) 2章 五感をいかした多様なメディアの可能性  オーディオブック普及の可能性(岡田雅之・境 実香・木村福夫)  合成音声を利用した読書(松井 進)  *コラム:合成音声は「使えるレベル」まで来ているのか(北原義典)  拡大教科書の安定供給をめざして(宇野和博)  漢点字を知っていますか(岡田健嗣)  さわれる本からさわる本をめざして(広瀬浩二郎)  *コラム:電子本にできる読書サポート   −T-Timeのロービジョン・モード、音声読み上げ対応について(萩野正昭) 3章 だれでも利用できる読書環境をめざして  公共図書館における読書サポートの実際(山内 薫)  青空文庫からのメッセージ(富田倫生)  著作権保護とフェアユースの調和を考える(山本順一)  だれでも楽しめる電子図書を普及するために(河村 宏)  *コラム:すべての人に読書の楽しみを   −文字・活字文化振興法の理念を「かたち」に(肥田美代子)  予約受付中です。電話、ファックス、郵便、Eメールなどでご予約ください。  こちらを参照ください。→ http://www.d-kobo.jp/publish01.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 国際治療教育研究所主催 講演会 『TEEACCHモデルの応用実践』 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのご案内です。 −−−−−−−−−−−−−− テーマ 『TEEACCHモデルの応用実践』 講 師 佐々木正美 先生 川崎医療福祉大学 教授     佐藤 暁  先生 岡山大学 教授 日 時 2006年11月25日(土)10時30分〜17時30分             26日(日) 9時30分〜17時30分 ☆資格保持者は認定ポイントが取得できます。 ・特別支援教育士・特別支援士スーパーバイザー2ポイント ・学校心理士 1ポイント ・お誘いの言葉  支援のモデルとして、広く国際的にその成果や意義が確認され、世界的な潮流 になりました。創設者のエリック・ショプラ−先生はアメリカ精神医学界の金賞 をはじめ、従来より数々の受賞をして来られましたが、この夏にも自閉症・精神 医学・心理学領域の国際的な賞をいくつも受けられることを知らされました。  視覚的構造化の基本原理で象徴されるTEACCHモデルは、その後「絵カー ド交換コミュニケ−ション・システム/PECS」や「ソーシャル・ストーリー」 などの応用的発展を生み出しました。今日わが国の発達障害に関する著作や解説 にも、視覚的構造化の応用以外のものは、極めて数少なくなったと思います。  同時にまた、高機能の人やアスペルガ−障害といわれる人にも、それぞれの特 性や機能水準に合わせた視覚的な支援が、非常に大きな意味をもつということを、 私たちは経験や理解をするようになりました。  今回のセミナーにお誘いした佐藤暁先生は、私にとって大切な岡山での仕事仲 間です。先生の実践は広く学校・幼稚園・保育園の現場にあります。理論の本質 を養育や教育の実際の場で教師や保育士と協調しながら、成果を確認し共有し合 うようにして働いている人です。多くの教育者や保育者から大きな信頼を得てい る人です。ですから学校、幼稚園、保育園、家庭などで働いている人々には、自 信を持ってお誘いできる勉強会になると思います。  TEACCHモデルの理論と実践を、あらためて具体的に学び合える機会にな ることを願っています。 佐々木 正美 川崎医療福祉大学医療福祉学部教授 セミナープログラム  保育園・幼稚園、小中学校で学ぶ自閉症・アスペルガー障害  の子どもの理解と教育支援  一日目 自閉症・アスペルガー障害の子どもの理解 10:30〜12:30 自閉症・アスペルガー障害の理解と支援の動向 佐々木 13:30〜15:00 自閉症・アスペルガー障害の子どもの「困り感」1 佐藤                ・・・三項関係と意味の敷き写し 15:15〜16:45 自閉症・アスペルガー障害の子どもの「困り感」2 佐藤                ・・・混沌とした空間と時間 16:45〜17:30 質疑応答時間 終了  二日目 自閉症・アスペルガー障害の子どもの教育支援 09:30〜10:30 正しい理解に基づく支援のあり方 佐々木 10:45〜12:30 「困り感」に寄り添う支援の実際1 佐藤                ・・・保育園・幼稚園における実践 13:30〜15:30 「困り感」に寄り添う支援の実際2 佐藤                ・・・小学校・中学校における実践  15:45〜16:45 自閉症・アスペルガー障害支援の展望 佐々木 16:45〜17:30 質疑応答時間 終了 会 場 星陵会館(東京都千代田区永田町2−16−2) 交 通 地下鉄有楽町線・半蔵門線・南北線「永田」駅下車 徒歩5分 定 員 400名(定員になり次第締め切ります) 主 催 国際治療教育研究所 後 援 日本自閉症協会・日本LD学会・特別支援教育士資格認定協定     全国特別支援教育推進連盟・日本知的障害者福祉協会 参加費 参加費 2日間 1名 ¥20,000(終了証含¥20,500) 申込み 参加ご希望の方はHPのフォームから、FAXに氏名・住所連絡先を     明記してお申込み下さい。 お問合せ先 国際治療教育研究所       〒107−0052        東京都港区赤坂2−21−15 赤坂OSビル1階 TEL:03−3586−3240 FAX:03−3505−2959 E-mail:semi@iiet.co.jp  http://www.iiet.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 少年審判決定要旨 医師宅放火、奈良家裁 中等少年院送致 2006/10/26 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_s.cgi?detail+CN2006102601000309_1 −−−−−−−−−−−−−−−  奈良県田原本町の医師宅放火の少年審判で、奈良家裁が26日出した決定要旨 は次の通り。  【主文】(省略)  【非行事実】(省略)  【事実認定の補足】  少年は2階で母ら3人が就寝中であることを認識しながら自宅に放火。消火せ ずに家出し、殺害の意図はなかったと供述したが、放火で母らが死亡することも やむを得ないと考えていたと話していることから未必の故意があったといえる。  【処遇の理由】  少年は幼少時から医師になることを期待され、父の監視下で長時間の勉強を強 いられ、暴力も受け続けた。父の対応はしつけという限度を超えた虐待というべ きものだ。  少年は直接対峙せずに父を殺害できる方法として放火を思い付いた。放火の決 断は非行前の切羽詰まった状況で現実的な検討、判断ができなくなり、父の不在 にあわせて計画を変更するだけの余裕を失っていた。  少年は父による支配的養育態度などの下で健全な発達が阻害されて成長し、追 い詰められた状態になると自分の考えを短絡的に実行してしまう性格特性が形成 された。  高校入学後、試験で平均点を大幅に下回った少年は危機的状況に陥って不快な 感情を抑えられなくなり、父にしかられずに済む方法として「父を殺害して家出 する」ことを決意した。  その実行場面では広汎性発達障害という生まれつきの特質による影響が出て、 殺害する相手がいないのに計画を変更できなかったり、母の生命の危険に注意が 及ばなかったりしたものである。  【処遇の選択】  非行事実のうち殺人罪に関する部分は少年法が規定する原則検察官送致事件に 該当する。しかし、本件では保護処分を選択すべき特段の事情があると認められ る。  少年は母らを積極的に殺害しようという意図は全くなく、死亡する可能性はあ っても低いと考えていた。殺意の程度は、未必の殺意の中でもかなり低いもので あったというべきである。  放火行為自体は母らの生命、身体に直接向けられた加害行為ではなく、殺害手 段の凶悪さや悪質さの点において、自らの手を用いて被害者に直接攻撃を加えた 行為と同視できない。  少年は父から長年にわたり理不尽な暴力を加え続けられた揚げ句、「殺す」な どと強い言葉まで投げかけられ、孤立感や無力感を感じた。父の暴力から逃れる 手段として放火を思い付いたのであり、動機に酌むべき点がないとはいえない。  少年に反省の態度が見られないとする検察官の指摘は失当だ。少年自身の口か ら深い反省の情を読み取れるような言葉が発せられていないのは事実だが、これ は健全な情緒の発達が阻害されているなど、少年が資質上の問題を抱えているの が原因だ。徐々に罪障感が芽生えつつある。  少年は幼いころに実母と別れた。父は少年の心情に配慮せず、幼少期から医師 になることを過剰に期待し、勉強を強要、強度の暴力を振るい続けた。少年は試 験結果の改ざんなどという形で不適応を現したが、周囲の大人から適切な対応が 取られることなく、孤立感を強めた。成育環境が少年の性格や資質の偏りを生じ させ、非行の要因の1つとなった。少年だけにすべての責任を負わせるのは相当 でない。  少年の情緒の未熟さや他者への共感性の乏しさに適切な教育がなされないと、 今後も被害者や遺族の痛みに共感できず、真の意味での更生が果たせないままと なることが危惧される。厳格な規制の下にある刑務所での処遇では、父による支 配的な養育環境と似た形となる恐れがあり、情緒の育成は望めない。教育的環境 の下で贖罪意識を養うことが望ましい。遺族らの処罰感情は必ずしも強くない。  こうした事情を考慮すると、保護処分で矯正改善の見込みがあるほか、結果の 重大性などを考慮しても保護処分で対処する特別の事情があるというべきだ。  少年は広汎性発達障害と指摘されているが、これまで学校教育に適応してきた。 中等少年院での個別処遇で対応は十分可能で、医療少年院ではなく、中等少年院 に送致するのが相当。少年の資質の問題は大きく、父との関係改善にも期間を要 することが予想される。相当長期の処遇が必要だ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 責任能力認める鑑定書採用 姉妹刺殺事件で大阪地裁   2006/10/23 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006102301000439.html −−−−−−−−−−−−−−−  大阪市浪速区で昨年11月、飲食店店員の姉妹が刺殺された事件で、強盗殺人 や放火などの罪に問われた無職山地悠紀夫被告(23)の公判で大阪地裁(並木 正男裁判長)は23日、「善悪を区別し、行動を制御する能力が十分保たれてい た」と被告の刑事責任能力を認めた精神鑑定書を、証拠として採用することを決 定した。  鑑定書は、被告に人格障害があるとした上で「性的サディズムがあり、殺人そ のものに快楽を感じていた」と言及。少年院時代の精神科医がアスペルガー症候 群の疑いを指摘していたのに対し「同症候群を含めた広汎性発達障害には罹患し ていない」と否定した。−−略−− ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 01:27 2006/10/27 □ ------------------------------------------------------------------------ 札幌ドームでは大興奮のようでしたね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999/03/12 から] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998/07/31 から] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000/08/17 から] ★ 挿入された広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切関係ありません ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LD・発達障害等関連図書 → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/ □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます 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