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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #447 2003/06/24 発行 登録(配信)読者数 3,571 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京LD親の会連絡会主催講演会/東京ウィメンズプラザ ★締め切り ■ ■ LD、ADHD支援シンポ-専門家と連携 個人ごとに対応/読売 2003/06/23 ■ ■ 全国LD親の会公開シンポジウム「これからの特別支援教育の在り方」 ■ ■ 障害児教育の支援強化 岩手県が推進事業/岩手日報記事 2003/06/19 ■ ■ 2003年度神戸YMCA第8回LD指導者トレーニング 2003/08/09 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:27 2003/06/23 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京LD親の会連絡会主催講演会/東京ウィメンズプラザ ★締め切り ■ ------------------------------------------------------------------------  ★    会場へは電話でのお問い合わせはしないでください。    ★  ★   メイルでの受付は、終了となりました。ご了承ください。   ★  ★  なお、当日会場での受付はできかねますのでご了解ください。  ★ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  東京LD親の会連絡会主催 講演会 「教室の中の気になる子どもたち」  会 場:東京ウィメンズプラザ ホール  日 時: 2003年7月21日(月・祝) 午後2:00〜4:30  講 師: 上野 一彦 東京学芸大学 副学長・日本LD学会 会長  講 師: 半澤 嘉博 東京都教育庁指導部主任指導主事・特別支援教育担当 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD、ADHD支援シンポ-専門家と連携 個人ごとに対応/読売 2003/06/23 ■ ------------------------------------------------------------------------ 読売新聞・関西版に掲載されました。かなり大きな扱いだったようです。 全文は以下のサイトから閲覧可能です。 http://osaka.yomiuri.co.jp/new_feature/kyoiku/kyouiku/kyo030623.htm −−−−−−−−−− 知的な遅れはないが、読み書きなどでつまずく「学習障害」(LD)など、障害 のある子どもたちの教育はどうあるべきか。そんな問題を考えるシンポジウム 「これからの特別支援教育の在り方」(全国LD親の会主催)が十五日、大阪市 内で開かれた。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 全国LD親の会公開シンポジウム「これからの特別支援教育の在り方」 ■ ------------------------------------------------------------------------ サイト著作者のご厚意により、転載させていただきました。感謝申しあげます。 なお、転載にあたり当方の責任において、一部編集させていただきました。 転載もと http://www.sikasenbey.or.jp/~ueshima/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●大阪ドーンセンターでの第2回全国LD親の会公開シンポジウム「これからの 特別支援教育の在り方」に参加〜会場は超満員〜熱気あふれるシンポジウムに。 6月15日(日)10:30〜16:30まで、充実したシンポジウムでした。全国LD親の会 と日本自閉症協会とADHDえじそんくらぶの「だんご三兄弟(シンポジウムでの発 言より)」とその串になる文部科学省の柘植雅義氏(特別支援教育調査官)とLD 学会の上野一彦氏などの講演があり、特別支援教育を進めるうえで画期的なシン ポジウムに・・。会場は定員500名いっぱいで熱気にあふれていました。参加希 望が多すぎて100名ほど断ったとか・・すごい。早くメールで申し込んで聞けた ので幸運でした。当日の内容を個人的な感想で報告。 第1部の講演では、まず「甲西町の発達支援システムと特別支援教育」と題して 国のモデル事業を受けて先進的な取り組みをしている滋賀県の甲西町教育委員会 の小西氏の話があった。町に発達支援室というのを設けて、内規として個別指導 計画の要綱をつくり、発達支援システムを構築。校内委員会を中心に学期に1回、 個別指導計画を作成して教育委員会に提出しているそうです。現在44名分。 また巡回相談や研修会(個別指導計画やWISC講習会)も充実しているとのこと。 パワーポイントで具体的な資料を提示しての発表で、レジメに同じ資料がみんな 掲載されていてよくわかったけど文字が小さくて少し見にくかったです。 続いて「これからの特別支援教育に関する政策と施策〜LD・ADHD・高機能自閉症 への対応〜」と題して文部科学省の特別支援教育課の柘植(つげ)氏の話があっ た。割と若い方で特別支援教育のキーマンの様な方。すごくテンポが早かった。 強調されてたのは今回の特別支援教育は、今までの特殊教育の「付け足しではな く、パラダイムチェンジで、0にもどって考え直す大きな転換」とのこと。(今 はやりの六本木ヒルズのデザインで有名なアーティスト村上隆氏のような考え方 にも共通するものを感じた。個人的な感想。) 最終報告を受けて、タイムスケジュール(2003-2004)が予想以上に早くすすん でいるとのこと。全国の特別支援教育推進モデル事業(地域指定)のすすみ具合 を都道府県別の指定校の占める割合(青森県や秋田県が100%で奈良県が1.9%全 国平均11.2%)の一覧表の資料も・・・。教師一人による支援からシステムによ る支援へむけて様々な施策がいっぱい・・。学校としての全体的総合的な対応へ。 特殊教育の1.5%から、今後特別支援教育の対象が7〜8%にいっきに拡大すると のこと。最後に保護者や親の会には協力や要望をするだけでなく、パートナーあ るいは参画者になって欲しいとのこと。 午後からの日本LD学会会長・東京学芸大学副学長の上野一彦氏の「これからの特 別支援教育の在り方について」の講演は、昼休みに所用を済ますので遅れたため、 後半の部分だけしか聞けなかったが、レジメより引用。 「1%の特殊教育から1割の特別支援教育へ−LD・ADHDへのアプローチ−専門的指 導者の養成と研修−自分で道を拓いていくために」 印象に残っているメモより「行動修正の基本は、目標行動の設定、スモールステ ップ、即時フィードバック、不適切な行動にたいするタイムアウト(退場)」・ ・・子どもの思い・・「社会自立が最終目標・選択する力を育てる・一緒に手だ てを考える・チャレンジ精神をもつ・失敗を次のバネにする」「進路決定におけ るキーポイント−プライド−自信と自尊心を大切に育てる−長所をきちんと認め −苦手なことを克服する経験を−聞くより読むより自分で体験する」さいごに 「障害とは、理解と支援を必要とする個性である」という言葉が印象に残った。 第二部のシンポジウムの様子を報告。まず、えじそんくらぶ代表の高山さんが、 「これからの特別支援教育」をWHOのICFの新しい障害モデルから解説。ADHDを心 身機能身体構造・活動制限・参加制約が環境因子(支援・態度・制度)と個人因 子(生育歴)との相互作用から説明。本人へのサポート、親へのサポート、教育 関係者へのサポートの話や、失敗している特別支援教育の例として学力だけをつ けるために教師がそばにずっとつくようになり、それが原因で加配のついた日だ け不登校になった話など興味深かった。 日本自閉症協会の氏田さんの「これからの特別支援教育の在り方について」の話 のなかで、高機能自閉症の部会ができていることや、自閉症の人へのアプローチ の基本としてSPELL(スペル)Structure(構造化)Positive(肯定的な) Empathy(共感)Low arousal(興奮させない)Links(連携)、自閉症専門学校 (英国では398校、日本は0)の設置をという話が印象に残った。 全国LD親の会の山岡さんの「特別支援教育の実現に向けて」の話では、日本の特 殊教育は質の高さ・きめ細かさにおいてすばらしい面があるが、対象が1%強で 少ない。LDなどMD(Mild Disabilities)軽度の子どもたちの教育的支援が整備 されれば日本の特別支援教育は質・量ともに世界に誇れるものになる。教師自身 が落ち着かないので子ども落ち着かない。その先生が休まれた日は子どもが落ち 着いた話から教員へのサポート体制の確立をできることから、少しずつやり、一 日も早く実現を!など・・・。 その後、午前中の文部科学省の柘植氏と日本LD学会の上野氏を交えて討論に・・。 制度(靴)に子どもをあわせるのではなく、レディメードからオーダーメードへ など活発に行われた。コーディネーターの研修や今後の法制度改正など急ピッチ で改革が進んでいるなと実感したシンポジウムでした。以上個人的な感想の報告 でした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 障害児教育の支援強化 岩手県が推進事業/岩手日報記事 2003/06/19 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.iwate-np.co.jp/news/y2003/m06/d19/NippoNews_5.html −−−−−−−−−−−−−−−− 県は、障害を持つ児童・生徒への教育の充実を図るいわて特別支援教育推進プロ ジェクトを進める。6月補正予算案に約2700万円を計上。東北6県で初めて、 注意欠陥・多動性障害(ADHD)児への支援を盛り込むなど、3つの新規事業 を実施し、多様・複雑化する障害児教育に対応する。−−中略−−県教委学校教 育課の千田光久課長補佐は「県内で、ADHDやLDなどの疑いがある小中学生 は約8000人とも推定される。対応に悩んでいる教師は多い。現場との連携を 深めて、教師や保護者をサポートしていきたい」としている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 2003年度神戸YMCA第8回LD指導者トレーニング 2003/08/09 ■ ------------------------------------------------------------------------ 詳細は下記サイトを見てください。 http://www.kobeymca.or.jp/topics/support.html −−−−−−−−−−−−−−−− YMCAでは学習障害児を支援するためのプログラムを行ってきました。これま での指導の体験をふまえ、学習障害児への理解を深めさらに研鑽するために指導 者のためのプログラム「LD指導者トレーニング」を行っています。第8回のト レーニングでは、「日本語文法の基礎を理解する」をテーマに行いたいと思いま す。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:27 2003/06/23 □ ------------------------------------------------------------------------  東京LD親の会連絡会主催講演会/東京ウィメンズプラザは、メイルでの受付 は終了させて頂きました。ご了解下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答はできかねます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 から] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 から] i-mode 版 URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 から] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 から] ★ 挿入されている広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切無関係です ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます

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