LD(学習障害)ニュース登録は こちら から。

前号 | 目次 | 次号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #428 2003/03/05 発行 登録(配信)読者数 3,480 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「けやき」例会「LD児・者の自立に向けてII」のお知らせ 2003/03/15 ■ ■ 明星大学 公開研修会のご案内 講師 佐々木正美先生  2003/04/05 ■ ■ 特区の学校設立認可は「市町村で」文科省方針 LD等の児童生徒を対象 ■ ■ 東京都文京区議会 文教委員会会議録(抜粋) 平成14年6月21日 ■ ■ 東京都文京区議会 文教委員会会議録(抜粋) 平成14年9月20日 ■ ■ 神奈川県逗子市議会定例会 会議録(抜粋)  平成14年2月14日 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 22:11 2003/03/05 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「けやき」例会「LD児・者の自立に向けてII」のお知らせ 2003/03/15 ■ ------------------------------------------------------------------------ 日 時 : 2003年 3月15日(土) 午後 1:30 〜 4:30 会 場 : 国分寺ひかりプラザ      http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/HIKARI_P.html 交 通 : JR中央線 国立駅 北口 下車 徒歩5分 講 師 : 松為 信雄(まつい のぶお)氏      障害者職業総合センター職業発達研究担当主任研究員 演 題 : 「LD児・者の自立に向けてII」      (LD児・者の就労支援と社会的支え) 「我が子がLDかもしれない!」そんな時、フッと頭をかすめるのは、将来のこ と、親はどう考えていけばよいのか、また、社会との関わりは? 就労に対する考え方や支援と社会のしくみを一緒に考えてみませんか。「見えな かったことが、見えて来る」そんな一助になればと企画致しました。会員以外の 方も前回に引き続き、是非ご参加下さい。 参加費 : 会員外 1,000円(資料代として) 会員は無料です。 申し込み : 参加者の「氏名」「連絡先(電話番号)」を明記の上、下記まで。       会員は申し込み不要。 定員になり次第、締め切りとします。       メール keyaki@box.club.ne.jp ● 例会終了後、懇親会を予定しています。詳しくは当日お知らせします。   お時間のある方は、ぜひご参加ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 明星大学 公開研修会のご案内 講師 佐々木正美先生  2003/04/05 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのお知らせがありました。 −−−−−−−−−−− 期 日 2003年4月5日(土) 14:00〜16:00 会 場 明星大学6号館116号教室(予定) 講 師 佐々木正美先生 川崎医療福祉大学教授 演 題 自閉症児・者との出会い、そしてトータルケアに向けて。 参加費 無料 ただし、事前申し込みが必要です。 主 催 明星大学附属心理相談センター 多摩心理臨床研究会 申し込み 氏名・所属・住所・電話番号・電子メイルアドレスを明記し下記まで。 FAX 042−591−9200 E-mail: office@psy-center.meisei-u.ac.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 特区の学校設立認可は「市町村で」文科省方針 LD等の児童生徒を対象 ■ ------------------------------------------------------------------------ 朝日新聞の報道による。 http://www.asahi.com/politics/update/0227/001.html −−−−−−−−−−−− 文部科学省は、株式会社やNPO(非営利組織)法人が構造改革特区で学校を設 立する際、市町村の段階で認可ができるようにする方針を固めた。通常は都道府 県の認可が必要だが、特区に限って市町村単独での判断を認める考えだ。今後、 具体的な仕組みづくりなどの検討を進める。 −−−−−−(中略)−−−−−− 同省は特区で、不登校や学習障害の児童生徒を対象にした学校などに限定して、 株式会社とNPO法人が学校法人を作らなくても学校を設立できるようにするこ とを決めている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京都文京区議会 文教委員会会議録(抜粋) 平成14年6月21日 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.city.bunkyo.tokyo.jp/kugikai/kaigiroku/14-2teirei/iinkai/bunkyou020621.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○木村委員 障害児の介助員についてちょっとお伺いしたいと思うんですけれど も、学校教育法施行令改正で統合教育に対する新しい考え方、21世紀の特殊教育 のあり方についてという文部科学省の報告もありましたけれども、それについて ちょっと幾つか見解をお伺いしたいと思うんですが、これが統合教育を進めると いう一方で反面障害者の団体の方たちは新たな差別ではないかと、障害のある子 を振り分けてこの基準を明確化することよって普通学級に入れた子たちも入れな くなってしまうのではないかというそういう懸念をお持ちの方もいらっしゃるん てずが、その辺は文京区としてはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょう か。 ○島元委員長 青山学務課長。 ○青山学務課長 これは前にもお答えをしたと思いますけれども、今回国の方で 学校教育法施行令を一部改正いたしまして、障害をお持ちのお子さん、このお子 さんについて今までは制度上は一方的にその障害の程度によって養護学校に行っ てくださいよという指定を都道府県を通じて行うことができる仕組みになってい ました。それが今回制度が改正されまして、原則的、基本的にはその一歩手前の ところで市町村レベルで柔軟な対応ができるようにというのが制度改正の概要な んですけれども、これは前お答えしたとおり制度はかつてそうなっていたんです けれども、文京区では当然就学相談という形で保護者のご意向を確かめながら相 談を継続して重ねてその子にとって一番ふさわしい就学先を考えながら指定して いく、選んできたというような経緯かあります。ですから、制度が現実に追いつ いてきたというにすぎないんですよというふうに前回お答えをしたわけです。  ですから、今、障害者団体も新たな差別化という問題については、多分これ全 国レベルで国が今回の制度改正に当たっては、パブリックコメントをとっていま す。その中にいろんな団体からのいろんな意見がたくさん出てきている中に一つ そんなのがあったような気がしますけれども、多分今までは市町村の方で弾力的 に扱われていたものが制度として今度裏づけができてしまうと、その制度の裏づ けを持って固定的な対応をしてくる市町村があるのではないかという意味なのか もしれません。でもそうではないです。少なくとも文京区では従前からそういう 保護者の意向を踏まえた対応をしてきているのでそういうことはないというふう に考えています。 ○島元委員長 木村委員。 ○木村委員 この文京区では割と進んだというか、国レベルよりももっと誠意の ある対応をしてくださっているようなんですけれども、ただ就学指導委員会の役 割ということで、21世紀の特殊教育のあり方についての最終報告書の中身にちょ っと心配な点があるんですが、市町村教育委員会の判断と保護者等との意見が食 い違う場合、都道府県教育委員会に置かれる就学指導委員会が客観的な立場から 専門的な助言を行う等の機能を果たすことを検討するというようなことがあるん ですが、つまり市町村レベルでの就学指導委員会の判断で保護者と意見が食い違 った場合、都がまた介入してくるというようなことがあり得るのかどうか、その 辺ちょっと確認をしたいんですけれども。 ○島元委員長 青山学務課長。 ○青山学務課長 それ多分あり方の中での答申ですよね。その部分は今度の制度 改正の中にないと思います。ですから、第一義的には区市町村の就学指導委員会 レベルで対応を行うと、それで養護学校は都道府県の仕事です。ですから、養護 学校が絡むときに都道府県の就学指導委員会と個別相談をするシステムというの を今までもずっと続けているわけです。ですから、そういう現実的な対応で東京 都と協議することはありますけれども、制度として東京都が介入してくるという ことは制度上もそういう改正ではありませんし、現実的にはそうなるとは考えて おりません。 ○島元委員長 木村委員。 ○木村委員 それは文京区の就学指導委員会の御努力が今までいろいろあります けれども、多少介助員に関して幾つかぎくしゃくした関係が実際あったというこ とも聞いているんですけれども、その介助員制度ということをちょっと考えます と、障害を持つお子さんの安全確保ということだけではなくて、これから障害に よっていろいろなLD(学習障害)とかADHD(注意欠陥多動性障害)とかい ろいろな障害をお持ちのお子さんでどう対話していいかわからないと、そういう 難しい障害の例に対して介助員というのが今までの例ですと単なる非常勤といい ますか、アルバイト的な感覚の方で何の資格もなかったわけですよね。ほかの自 治体でも文京区はまだ進んでいる方でそういう介助員制度すらないところもいっ ぱいあるわけですけれども、その介助員ということを考えた場合にもう少し踏み 込んだ対応といいますか、そういういろいろな障害に対して適切な判断ができる ような知識を持った方とか、あるいは学習指導の面でも支援できるような方を配 置した方が望ましいのではないかなと考えるんですが、その辺はいかがでしょう か。 ○島元委員長 青山学務課長。 ○青山学務課長 それは多分今後の検討課題かなというふうに思っています。制 度上はこんな形で国がようやくきて追いついてきたわけですけれども、現在のと ころ国が介助員制度についての経費面も含めて何らかの補助制度をつくるという 動きはありません。我々教育長会要望も含めて要望を毎年しているんですけれど も、それが満たされない状況です。  一方、現実的に対応しなければいけないということで介助員を今まで通常学級 に入るお子さん、障害児のお子さんのためにつけてきたわけです。実際その介助 に当たっている方というのは今ほとんど教員資格をお持ちの教員予備軍の方々で あります。二、三の例外ありますけれども、そういう方々が介助員として活躍さ れているわけです。ですから、非常に結果的に教育的な配慮もしていただいてい るような介助員が多いわけです。ただこれを区の独自の制度として発展させると いうことになるとこれはまた別の問題が出てきますので、これは慎重な検討課題 かなというふうに考えています。ですから、今後も今の対応を続けながら現実的 に、何しろ障害というのは全く一律に議論ができないわけで、そのお子さん一人 一人が全く違った状況ですから、それに対してどう対応できるかということをき め細かく考えて対応しているということの姿勢で、基本的な今までの姿勢で望ん でいきたいというふうに考えています。 ○島元委員長 木村委員。 ○木村委員 文京区は国よりも一歩進んだような介助員を対応してくださってい ると思うんですけれども、先ほどの学校教育法施行令の改正に絡んで話しますと、 文部科学省の方では統合教育のことを進めるに当たってむしろ介助をつくことは 前提としないような障害の子が普通学級に入れるとかそういうような方向を少し 打ち出しているようなんですが、その辺今まで文京区がやってきた介助員制度と すごく逆行してしまうような気もするんですが、どうなんでしょうか。 ○島元委員長 青山学務課長。 ○青山学務課長 逆行はしてないですよね。国はノーマライゼーションの観点を 強く出してきているわけですよね。つまり障害を持っていても普通学級で対応の できる場合はなるべくそれでそういう道筋をつけるような対応をしてくださいと いうのが今回の制度改正です。一方で養護学校自体も門戸を広げてまして、です から保護者、あるいはお子さんにとってより弾力的な選択ができるような仕組み に変わってきているんですよね。ですから、決して文京区が今までやってきたも のと矛盾してない、むしろだから後追いで国が制度的な理屈といいますか、仕組 みをつくって追いついてきたというところです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京都文京区議会 文教委員会会議録(抜粋) 平成14年9月20日 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.city.bunkyo.tokyo.jp/kugikai/kaigiroku/14-3teirei/iinkai/bunkyou020920.html −−−−−−−−−−−−−−−−− ○国府田委員 それと、定時制の問題なんですけれども、今回請願も出ておりま して、資料がいろいろ私たち議員のところの手元には来ております。  それで拝見いたしまして、やはり定時制に入っている文京区の子供たちの数、 ああなるほどなというふうにちょっと見たのですけれども、小石川の定時制に行 っている文京区の生徒さんが25人いるんですね。これ全校1年生から4年生まで ですね。それから、向丘に行っている子が15人、工芸高校に行っている定時制の 子が20人、文京高校の定時制に7人、豊島に4人というふうな数で、文京区から 行っている生徒さんの数が多いです。とても多いんで、私なるほどと思って、認 識をまた新たにしたんですけれども、この定時制が区内にあるということの意味 ですよね。  私の知り合いの子で、文京区の区立の中学校を卒業して私立の高校に入った子 がいるんですよね。その子は実はLD(学習障害)だったんですね、LD児だっ たんですけれども、それでいい子なのですけれども、朝起きれなくて、学校に遅 刻ばかりするんですよね。それで遅刻の数が増えると出席日数の中に数えられな いというふうなこともあって、1年間私立に通ったんですけれども、うちの学校 では面倒見られませんよと、どこかほかに行ってくださいというふうに言われて、 退学したわけですよ。  その後、やはりどこの学校に行くかということで、いろいろ親御さんも探した んですけれども、結局は都立の定時制に行きました。都立の定時制に今行ってい るんですが、昼間バイトをして、それで夜定時制に行っています。とても定時制 の高校でよく先生の目が行き届いていて、励ましてくれるということで、学校に 継続して行けているんですね。私も一時定時制高校にかかわったことがあるんで すけれども、定時制高校に来ている子というのは、本当にいろいろな状況を抱え ていますよね。親御さんがひとり親だったり、それから経済的にやはり困難であ ったり、また生育の中でやはり不登校だったり、それからの仕事をしながらでな ければ経済的に成り立たない子だったり、何かのチャンスで二十歳まで学校に行 けなかったりとか、いろいろな方がいますよ。そういう生徒さんたちにとって、 距離というのはすごく大事なことなんですよね。  今回、すべて小石川も向丘も全部なくなって、一橋に統合されるというふうな 計画になると、本当に近くのところに通える定時制がなくなると。さっき関川委 員の方から三田線沿線に1つもなくなるんだというお話が出ましたけれども、や はり今、定時制の中で救われて社会に巣立っていって、それがなかったら本当に 社会人として自立して生きていく上で、大きな大きな障害を背負っていくことに なっただろう青年たちが救われるわけですね。そういう青年たちが遠くに通うと いうハンディキャップを持ってしまって、途中で断念してしまったり、4年間、 3年間通い切れなくて、やはり卒業資格を持てなかったりというふうなことが統 合の中で起きてくるだろうと思うんです。それは、単に懸念じゃなくて、統廃合 されたところでどれだけのことが起きているんだというのは、ちょっとお調べい ただきたいんですけれども、そういう統合されて遠くのところにしか定時制がな くなるということについては、私はこれはやはりまずいなというふうに思います。  先日、小石川高校に伺ったときに、全日制の先生に定時制の廃止をどういうふ うに思われますかというふうに聞いたら、時代の流れですからやむを得ないので はないですかねというふうにおっしゃった先生もいらっしゃいました。それで、 逆にとても許されないというふうにおっしゃる先生もいます。いろいろな御意見 がある中で、やはりこれも拙速に10月に決定されて、文京区の中から定時制高校 がなくなるということになると、大変重大な事態になるだろうというふうに思う んですけれども、そこら辺の御認識はいかがですか。 ○島元委員長 宮下学校教育部長。 ○宮下学校教育部長 当然、新しいことを進めていく中ではいろいろな御意見は あるかと思います。私どもの一定の受けとめ方としては、東京都の教育委員会と しましては、いろいろな定時制に対する多様化する生徒の実態を踏まえた中での 1つの考え方として出しているその中で、もう一つ別の考え方としてマネジメン トサイクルという考え方も出している。そういう考え方に基づいて1つの改革案 を出してくるということに関しては、私どもとしては理解できるものと押さえて おります。  ただ、これから当然いろいろな意見がある中で、計画が示されて、実際に実行 されるまでの間、一定の期間がございますので、その中では十分いろいろ関係者 間との実際の議論はされるものというふうに現在のところは受けとめているとこ ろでございます。 ○島元委員長 国府田委員。 ○国府田委員 定時制高校と距離の問題についてはどういうふうにお考えになり ますか。やはり文京区内の近いところに通えるところに定時制があるのと、電車 に乗って統合されたところに行くのとでは、どういうふうに変わってくるかとい う御認識ですか。 ○島元委員長 宮下学校教育部長。 ○宮下学校教育部長 その認識について、教育委員会としての認識というのはち ょっと今現状でお示しするというか、認識を示す立場ではないのかなというふう には考えておりますけれども、東京都は東京都なりに一定の合理的な1つの計画 として示しているわけでございますから、それぞれの関係者が十分議論した中で 決めていくべき問題であろうというふうに考えております。 ○島元委員長 国府田委員。 ○国府田委員 今回は、いわゆる第4学区の中での統廃合が現実に問題になって きているわけで、文京区の子供たちが深く関係していくわけですよね。そういう 意味では、東京都が決めることだからということで、文京区としては何も意見を 申さないということでは済まない部分があると思うのですね。文京区の子供たち が大きな影響を受けますから、先ほど人数も示しましたけれども。そういう意味 で、学校教育部長としての御認識でも結構ですけれども、今後、都に対してやは りそこら辺を十分加味して、拙速な結論は出すべきではないと、十分定時制の親 御さんたちや区民の意見も聞いてくれというふうな、先ほどの小石川高校のとき と同じようなことですけれども、そういったことを御要望していくというお考え はありませんか。 ○島元委員長 宮下学校教育部長。 ○宮下学校教育部長 現在、私どもが入手している情報というのはきょうお示し したこの案のレベルでございます。当然、こういう考え方に至った詳細な考え方 等踏まえた中で、教育委員会としての考え方を今後示していきたいというふうに 思っております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 神奈川県逗子市議会定例会 会議録(抜粋)  平成14年2月14日 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.city.zushi.kanagawa.jp/gikai/record/14/14t01/honkaigi/honkaigi0214.htm −−−−−−−−−−−−−−− ◆7番(池田一音君)今回特にお尋ねしたい点につきましては、最近増加傾向に あります注意欠陥や多動性障害児、学習障害児の教育相談体制と通級指導を市内 でも実施できるようにお願いしたい点であります。現在は、横須賀市まで週1日 通級による指導を受けているのが実態であります。御父兄の心労と御負担も大き いものがあります。逗子市内で通級指導体制を早急に充実強化するとともに、専 門教師の増員等が必要になっていると思いますが、教育研究所に新たに市費によ る訪問教育相談員を置き、心の教育相談員や適応指導教室とも連携し、不登校あ るいは家に閉じこもりがちな児童・生徒の家庭訪問による相談、援助指導を行っ ていく仕組みとし、そのための経費 605万 7,000円が計上されておりますが、市 内における通級指導体制についてはどのように対応されるのか、また、今後の考 え方と見通しについてお伺いいたします。 ◎教育部長(伊東進君)全般的な知識発達に遅れはございませんが、いわゆる御 指摘のありました注意欠陥、学習障害など、特別な教育的配慮を必要とする児童 ・生徒の指導につきましては、今、全国的な教育課題になっております。県内市 町村におきましても、施設、学級等を設置し、指導しているというところはござ いません。国からの委嘱を受けまして、県内五つの教育機関で研究を行っておる ところでございます。  平成11年7月に学習障害の判断基準の試案というものが示されておりまして、 それに基づいて調査研究が行われておるところでございます。したがいまして、 今後その指導の在り方等につきまして研究成果が資料として送付されてくること になっております。その内容をもとに指導の充実を図ってまいりたいと、そうい うふうに考えております。  なお、市内の学校では、特別の配慮を要する子につきまして、全職員の指導の ために職員会議等で情報の共有を図り、指導をする体制になっておるということ でございますので、当面はそういう指導体制ということで考えてまいりたいと、 そういうふうに思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 22:11 2003/03/05 □ ------------------------------------------------------------------------  寒さがぶり返しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答はできかねます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 から] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 から] i-mode 版 URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 から] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 から] ★ 挿入されている広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切無関係です ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます

「けやき」ホームページ | 目次

inserted by FC2 system