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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #410 2002/12/13 発行 登録(配信)読者数 3,705 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会 「けやき」主催 講演会/国分寺ひかりプラザ 2003/01/18 ■ ■ 北海道YMCA 保護者のための サポートプログラム 2003/01/08-11 ■ ■ 第3回 東京都心身障害教育改善 検討委員会 議事要旨 2002/10/24 ■ ■ 【新刊】「障害学の主張」 明石書店刊  石川 准/倉本智明 編著 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 21:07 2002/12/13 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会 「けやき」主催 講演会/国分寺ひかりプラザ 2003/01/18 ■ ------------------------------------------------------------------------  子供は、やがて大人になり自立していきます。しかし、その自然の姿が、今、 失われつつあります。講師の長年にわたる障害者の職業研究を基に、今日からで も実践できる自立に向けた子育ての秘訣を、幅広い年令層のLD児・者を持つご 両親にプレゼント! ・手帳の有無や年令に関係のない家庭教育のポイント ・我が子を社会に出す時に、知っておきたい教育と実社会の違いとその仕組み  等について、ご講演いただきます。  質疑応答の時間もありますので、多くの方の参加をお待ちしております。ぜひ、 ご夫婦おそろいでお出かけください。 1.日 時  2003年1月18日(土)13時30分〜16時30分 2.場 所  国分寺ひかりプラザ 2階        JR国立駅北口下車徒歩5分        http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/HIKARI_P.html 3.演 題  「自 立」(LD児・者の自立に向けて!) 4.講 師  障害者職業総合センター 職業発達研究担当          主任研究員  松為 信雄(まつい のぶお)氏 5.参加費  会員外は1,000円(資料代として)、会員は無料です。 6.主 催  LD親の会「けやき」 7.申込み  参加者の「氏名」「連絡先(電話番号)」を明記の上、下記まで。        定員になり次第、締め切らせていただきます。  FAX 020-4666-8809(A4一枚以内)  メール keyaki@box.club.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 北海道YMCA 保護者のための サポートプログラム 2003/01/08-11 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのご案内です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−   プログラム 2003年1月8日(水) 10:00〜12:00 「親である自分を理解する」 太田深雪 2003年1月9日(木) 10:00〜12:00 「LDの子育てを先輩から〜子育てから個育てへ〜」 松井洋子 2003年1月10日(金) 10:00〜12:00 「子どもをとらえる複数の切り口を知る〜ポジティブな子ども像へ」二宮信一 2003年1月11日(土) 10:00〜12:00 「トータルに子どもの育ちを考える〜意見交流、クラス活動参加有」二宮信一 会 場 北海道YMCA 交 通 地下鉄東西線西11丁目駅よりバス(真駒内方面行きはどれでも可)で     5分  南11条西11丁目下車すぐ(真向かい)        (できるだけ公共交通機関のご利用をお願い致します。) 定 員 30名(定員になり次第締め切ります) 主 催 北海道YMCA 参加費 全日(4日間)参加〜3500円(YMCA会員は3000円)       部分参加〜8/10/11日は1000円 9日は500円 申込み 参加希望者の氏名・電話番号・お子様の性別・学年・所属(親の会等)     を明記して郵送またはFAXで下記へお申込み下さい。締め切りは1月     7日とします。     北海道YMCA:〒064-0811 札幌市中央区南11条西11丁目             FAX 011−563−0041 お問合せ 北海道YMCA 011−561−5217 清水・加納 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第3回 東京都心身障害教育改善 検討委員会 議事要旨 2002/10/24 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/gakumu/sinsyouken/giji2.htm −−−−−−−−−−−−−−−−− 1.日 時  平成14年10月24日(木) 15:00〜17:00 2.場 所  東京都第二庁舎31階・27特別会議室 3.出席者(委員・順不同・敬称略)  上野委員長、大南副委員長、西川委員、斉藤委員、吉澤委員、山内委員、米谷  委員、濱崎委員、小坂委員、坂田委員、斎藤委員、近藤委員、越智委員、佐島  委員、津田委員、杉原委員、石橋委員、野村委員、有留委員、比留間委員、臼  井委員、石川委員、時任委員 4.議事内容 (1) 開会 (2) 委員自己紹介(前回欠席者) (3) 事務局より資料説明  ・第2回改善検討委員会議事要旨   ・「改善の理念及び改善の指針」についての意見整理  ・「改善の理念及び指針」(まとめ案)  ・都立盲・ろう・養護学校特殊教育教諭免許状関連資料(前回委員より提出要   請資料) ※傍聴者入場 (4) 意見・提言等(○は委員の発言、△は事務局)  「改善の理念、改善の指針について」(事務局より説明) △ 「理念」については加除訂正なし △ 指針について  ・I の□囲みの中は変更なし。例示について、「外部の専門家との連携」「専   門研修の拡充」を明確にした。  ・IIの□囲みは、「教育環境の整備を推進する」と明確にした。例に、「専門   性の高い人材の育成」「心身障害学級教員と盲・ろう・養護学校教員との交   流」を加えた。 ○ 今後の論議で、各指針の例が加えられたり、修正が有り得るか。 △ そのような考え方で進めていきたい。 ○ I,IIは「心身障害教育」でIII,IV「特別支援教育」となっている。I,IIは盲   ・ろう・養護学校と限定し、?、?は心障学級、通常学級まで広げて考えて   よいか。 △ その通り。 ○ IIIの「特別支援教育センター化」はI,IIとは別に論議するのか。 △ 特別支援教育の中には盲・ろう・養護学校も入っているので心配はない。  ・「都立盲・ろう・養護学校教育の充実に向けて」(資料8)の説明(事務局) △ これは改善の指針?に関わる充実である。  1の「個別指導計画に基づく教科指導、自立活動の指導、職業に関する指導等  の充実」については4つの具体策を示した。(3)については、青鳥養護学校を  中心に「就業支援に関する実践研究事業」の研究指定を行った。この成果を各  校に広めたい。(4) については、ソフトを作成し教育委員会のサーバーで各学  校をつなぎ実践の共有化を図っていく研究を始めている。  2の「児童・生徒の障害の重度・重複化に対応する、障害種別の異なる複数の  教育課程の編成」については、ここに示したのは例である。もっと多様性は有  り得る。  3の「障害の多様化に対応する中・高一貫の教育課程の編成」については、平  成9年12月の「聴覚障害教育検討委員会」の答申にも盛り込まれている。  4の「障害の多様化に対応する教育課程の類型化」はいくつか考えられる。  「盲・ろう・養護学校の専門性向上推進モデル事業」(小金井養護、中野養護)  には自閉症の子の指導も含めている。高機能自閉症等について、文京区立駒本  小学校が研究開発学校である。  5の「その他」については、チャータースクールを念頭においている。将来に  向けて、本委員会等でふれておく必要がある。 ○ ろう学校の推進構想が進んでいない。ろう学校の子どもは約600名で、毎   年20名減少している。教育内容の充実のためにはある程度の数が必要であ   る。学力が落ちている。子どもの数の確保は教員増につながる。各教科1名   の教員では資質の向上にも課題がある。保護者は、都内にひとつでも保護者   が納得できる学校ができることを望んでいる。 ○ 中・高一貫の教育についてだが、高だけのろう学校も生徒は多くない。中・   高のろう学校も有り得るが、小、中はどうするか。高だけで20名に満たない   学校ができる可能性もあるが。 ○ 就職につなげる、進学につなげるという2つの課題がある。学力がないと大   学にいけない。親は学力の確保のため難聴学級に入れている。学力の確保の   ため中・高一貫の学校が欲しい。幼・小は0歳から始まる早期教育が欲しい。 ○ 知的障害養護学校の職業学科の応募率が高い。保護者のニーズに応ずる職業   学科を作っていく方策を考えて欲しい。 ○ 盲学校は特色ある学校をつくる上で制度上の規制がある。本校では2期制の   検討を進めてきたが、盲・ろう・養護学校は管理運営規則に2期制の規定がな   いということだ。特色ある盲・ろう・養護学校のために制度面の整備が必要で   ある。 ○ 知的障害養護学校は3割が自閉症(傾向含む)であり、その子たちに合わせ   た学校のあり方の検討が課題である。 ○ 知的障害養護学校の高等部は地域の中学校から6割近い軽度障害の子が入っ   てくる。それぞれのニーズに合わせ、単独校の数を増やし、充実を図ってい   く必要がある。 ○ 肢体不自由養護学校では、重度・重複化が進み、毎日医療的ケアが必要な子   が多い。救急体制整備事業も10年経って見直しが必要である。大規模化が進   み、教員が150名を越える学校がある。また、スクールバスの通学が1時間30   分もかかる子もいる。学校の適正規模,医療的ケアの検討を入れる必要があ   る。 ○ 自分は幼稚部から高等部までの一貫教育を受けたがメリットはある。しかし、   メリットばかりではない。同じメンバーなので外部からの刺激がない。また、   自分のことを第三者的立場で説明することが下手であり、経験が少ない。親   の考えも変ってきた。ろう学校は学力が低い、手話を教えてくれない、交流   もできないということなら、ろう学校でも普通学校でも同じではないか。そ   れなら学力の高いほうがいいと。ろう学校の子どもの数は減るのみなので、   手話も教えて魅力的なろう学校をつくる必要がある。 ○ 寄宿舎が抜けている。今後、都は寄宿舎教育をどう考えるのか。いらないの   か、評価しているのか。また、教員の専門性が問題になっているが、健康、   公務災害の問題がある。取り上げて欲しい。 △ 寄宿舎は課題である。スクールバスの問題、児童・生徒の減少等も含め教育   環境の問題として今後論議したい。 ○ 1に関しては個別指導計画を活用すること。それに親を交えて改善すること。   日々の実践記録のエッセンスとしての個別指導計画を望む。   2についてだが、国立特殊教育総合研究所の調査では、他県では学校数が少   ないこともあるが、肢体不自由養護学校には多様な障害の子がいて、教育課   程が5つから7つある。知も盲も同様である。複数の教育課程の推進をして欲   しい。そして、それを進める人の配置が必要である。 ○ 盲・ろう・養護学校教育の総合化で学校の総合化ではないという確認をして欲   しい。国の動きも出てきているが、どのような形の学校を作るかは自治体の   判断であると示されている。東京のような大きな自治体の場合は単一の障害   の学校も残されると確認したい。聴覚障害の場合、専門性及び聴覚障害者の   集団が必要である。 ○ 法制の準備の段階。特別支援学校に一本化されるのであれば、自治体によっ   ては、ある障害の機能を強く持った学校もあれば、複数の機能を持った学校   もあればということで、それを今議論しているわけで確認はなじまない。沢   山の意見が出されている。私たちは子どもに対して、多様な教育のシステム   があって、子どもたちがそれを柔軟に選択する豊かさを用意したい。経済的   事情等もあるので、ないものねだりにならないよう、多様なニーズに対応で   きる調和の取れた形を考えたい。規模の問題をとっても、小規模化、大規模   化両方の課題がある。発達的に考えた場合,規模、学校の形をどう考えるか。 ○ 病弱は2校あるが、義務教育のみ。通常の学校に帰すことから、通常の学校   との接点は多い。病弱養護で学んでよかったと言ってもらえるのは嬉しいこ   とだが高等部がないので、東京は遅れている。枠組みが必要である。教育環   境の充実に高等部を入れて欲しい。 ○ PTAは5種別あるがここには代表1人である。会議の事前、事後に5種別   のPに伝えて欲しい。また、Pから情報を得て欲しい。一貫性について、背   景は違うが全ての種別から意見が出ている。肢体では体が弱い子が多く途中   で1、2年休学する子が多い。12年で卒業して行くところがない。受け皿   がない。   知的障害の場合、12年の教育では難しい。前の幼児教育と12年の後の教   育期間の延長を考えていただきたい。センター化、特別支援教育の充実等広   く考えなければいけないことは承知しているが、その前に盲・ろう・養護学校   の充実を考えて欲しい。スクールバスの60分以内の乗車ということがある   が、乗れていない子がいる。「自立支援」というが、いきなりスクールバス   無しでは難しい。福祉などのサポートも入れながら段階を踏んだ取り組みが   必要である。寄宿舎、分教室、訪問教育のことが入っていない。盲・ろう・養   護学校に通えない子どもがいる。重度・重複学級に入れない子もいる。そこ   に視点を当てて考えて欲しい。重度・重複の子が多い。肢体不自由では67   .5%である。しかし、重度・重複学級の設置率は平成12年度で45%であ   り満たされていない。そこを踏まえて充実を図って欲しい。また、教師の加   配が不可欠である。先ず、人数が足りない。親が盲・ろう・養護学校を選ん   でよかったと思えるようにして欲しい。 ○ 現状、問題点を出して委員の共通理解を図りたい。時間があれば、中間まと   めを出し、パブリックコメントを求めるような形もできる。5年、10年は十   分持ちこたえるしっかりしたものにしたい。 ○ ろう学校に行って「ろうの子がいない」という感想を持った。プロパーの子   は人口内耳をつけてこれまでと違った教育をしなければならない状況がある。   知、肢に行っても聴覚、視覚への対応欠けている。人数だけでは解決しない。   専門家が入ってつくって行く必要がある。早く行われるべきである。 ○ 障害種別を超えた学校の必要もそこにあるし、専門性も必要である。 ○ プロパーを持ちながら地域性を持つということが必要である。種別を超えた   学校も部門はきちんとしておき管理は共通にする。 ○ 具体的なグラウンドデザインを描く必要がある。スクールバスが1時間30分、   教師が150名はよくない。地域的に近いところで必要なサービスが受けられ   る形が望ましい。指導上はスペシャリストが必要である。盲、ろうはもとも   と学校が少ないので、これ以上減ったら大変である。人材資源センターとし   て核になる学校をしっかり持つことで、巡回支援も可能になる。 ○ 聴覚障害が主たる子どもには学校卒業後自分で働いて生きていく力を育てた   い。幼稚部から専攻科まである学校が平成14年度1校から2校になった。こ   れからは中・高の学校を作って学力をしっかり伸ばし大学にいける子を育て   たい。幼・小は別にし、小さい時から専門性を育てる。1学年2学級が必要   である。学校数は減らし期待される教育力を育てたい。 ○ 個別指導計画の中にIT教育を入れて欲しい。ITの活用が教育の充実につ   ながる。 ○ ここ数日保護者の話を聞いた。学校への不満が多い。障害を理解していない   教師もいる。教師の言葉に子どもは傷つく。子どものオンブズマン制度をつ   くって欲しい。 ○ チャータースクールの話がでた。目的と成果を約束する形でかなり自由な学   校を認めるというものだが具体的構想はあるのか。 △ この委員会で検討するということではない。今後検討が必要だということを   この委員会として出しておくということである。 ○ 5の(1)は、「重度・重複化」がキーワードになっているが、それ以外の   子どもにも民間の手法を取り入れた学校が必要だと思う。「〜新たな重度・   重複障害教育」のところに「等」を入れてふくらみを持たせたらどうか。 ○ 「重度・重複」を決めるのはどこか。「この子は重度・重複です。」と言わ   れても全然重度・重複に見えない子がいる。また、重度・重複の担任と言う   からには、きちんとした専門性を持っていることが必要である。 ○ 一人一人の子どもについて各学校がきちんと判断することが大事である。今   度の文部科学省の報告に、「特別支援教育コーディネーターのような専門家   を各学校に配置」という内容があったように思う。子どもの状況を各学校が   共有する時代に向かっているのではないか。 ○ 単純障害の子の学力がついていない。重度・重複障害の子と比較して「この   くらいでいいか」という状況を変えていく必要がある。 ○ 聞こえにくい、見えにくい、そして肢体不自由、知的障害があるという人が   かなりいる。感覚障害の専門性と知的障害の専門性の両方のシステムを考え   る必要がある。 ○ 専門性が必要なのは重度・重複障害だけではない。単純障害の人に教科の力、   学力を伸ばす専門性が必要である。 ○ 「イエス、ノー」がはっきり言えない。支援を受けたい時に「イエス、ノー」   がはっきり言えなくて地域生活をやっていけるのか。小さいときから「イエ   ス、ノー」が言えない教育になっていないか。 ○ 障害の多様化、障害の巾が広い。目標として「何かができるようになる子」   もいれば、「状態の安定」、悪くならないことが目標の場合も有る。「学校   のデザインを作って欲しい。 ○ 1の「個別指導計画」についてだが、東京は全国に先がけて「個別指導計画」   を作った。しかし、作ったものが活用されているかという点で三重丸とはい   えない。また、「保護者とともに作る」という点が重要である。文科省の中   間報告では「個別の教育支援計画」という言葉を使っている。これは、幼児   から学校を卒業して成人になるまでの教育計画を入れていこうというもので   ある。「個別指導計画」の上位の概念になる。学校にいる間は学校が中心に   なって、福祉、医療、労働との関係で「個別支援計画」を使ってすることは   ある程度可能だが、就学前、学校卒業後どうするか、今後の関係部局との関   係のあり方に関わる。青鳥養護、中野養護、小金井養護の研究を深めながら、   幼児から成人までの教育計画をどのように作っていくか。これは教員だけで   作るのではない。これまでの指導計画、教育計画の作成のしかたと根本的に   違ってくる。ある意味ではアメリカのある州が作ったIEPに近い考えが導   入されてくるのではないか。その意味では、東京では「個別移行計画」をあ   きる野養護、青鳥養護、矢口養護等で研究してきたので、それをどのように   作成し、活用するかということになる。   2番目の「複数の教育課程の編成」だが、それは各学校が進めている。「特   別支援学校」の「総合化」に全部を混ぜてしまうという誤解が有る。盲教育   と知的障害教育を合わせて何をするのか。そんなことはない。盲教育は盲教   育である。ただ、重複の部分はお互いが相当の部分を出し合わなければきち   んとした教育はできなかったはずである。又、あるパターンが出てくると、   それでやらなければならないような印象があるがそんなことはない。盲学校、   ろう学校が各1校、養護学校も2、3校しかない地域と東京のように50校以上あ   る地域では、児童・生徒が最も教育を受け易い状況をどう作るか違ってくる。   児童・生徒の方を向いて、通い易い、活動し易い場を確保することが大事で   ある。   3に関して、ろう学校から中・高一貫が出されたが、知的障害にも中・高一   貫の学校はいくつかあった。いろいろな形の学校があっていい。その意味で   は、4の所に関わって、ある学校には自閉症の子の特別のクラスをつくると   か、また、都で設けるかどうかは別にして、自閉症の子を集めた学校があっ   てもいい。特色のある学校になる。4の(2)については、青鳥養護、南大   沢学園の都市園芸科、産業技術科の倍率が高いのは学校不足ということだか   ら、学校を設置していく方向で考えていく。毎年160名の希望者として20学   級が必要になる。1校4学級として5校、地理的には東、北の地域に必要とな   る。その他については、「重度・重複」という言葉云々ということだが、理   念の所では「特別のニーズに応える」ということだから、特別な教育ニーズ   のある児童・生徒に対応するためにいろいろなものができて、それが学校の   中にもあるし、外にもあるという考えが必要である。   IIIの特別支援教育センターだが、心身障害学級や、小・中学校への支援に   ついて盲・ろう・養護学校の専門性が高いと判断されれば支援をしていく必   要がある。 ○ 沢山の意見をいただいた。さらに意見があれば事務局までお願いしたい。次   回は「教育環境の整備」に関して論議を行う。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【新刊】「障害学の主張」 明石書店刊  石川 准/倉本智明 編著 ■ ------------------------------------------------------------------------ 【出版社】明石書店 定価 2600円+税      ISBN4−7503−1635−0 目 次 まえがき  石川 准 第1章 ディスアビリティの削減、インペアメントの変換  石川 准 第2章 ないにこしたことはない、か・1  立石真也 第3章 障害者を嫌がり、嫌い、恐れるということ  好井裕明 第4章 欲望する、「男」になる  倉本智明 第5章 声を生み出すこと―女性障害者運動の軌跡  瀬山紀子 第6章 所属変更あるいは汚名返上としての中途診断     −人が自らラベルを求めるとき  ニキ リンコ 第7章 能力と危害  寺本晃久 第8章 インペアメントを語る契機−イギリス障害学理論の展開  杉野昭博 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 21:07 2002/12/13 □ ------------------------------------------------------------------------ 大雪には驚かされましたね。。。 −−−−−−−−−−−−−−−−− 「にんげんゆうゆう」再放送について 「軽度発達障害の子どもを支える」が再放送される予定です。 午後7時30分〜7時59分 NHK教育テレビ 放送予定内容 2002年12月23日(月)小学校入学を前に             12月24日(火)「通級」を上手に利用する             12月25日(水)普通学級でできること             12月26日(木)学校の外での学習支援 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答はできかねます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 から] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 から] i-mode 版 URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 から] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 から] ★ 挿入されている広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切無関係です ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 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