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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #409 2002/12/06 発行 登録(配信)読者数 3,695 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会 「けやき」主催 講演会/国分寺ひかりプラザ 2003/01/18 ■ ■ えじそんくらぶ札幌「いーよ」講演会/社会福祉総合セ  2002/12/14 ■ ■ 大阪 K-ABC研究会 事前講習会/吹田市立男女共同参画セ 2003/01/18 ■ ■ 広島市特別支援教育基本構想策定委員会/議事録/中間報告  2002/09 ■ ■ 第3回広島市特別支援教育基本構想策定委員会の概要について/議事録 ■ ■ 埼玉県/新障害者プラン(仮称)案の概要/パブリックコメント募集  ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 20:55 2002/12/06 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会 「けやき」主催 講演会/国分寺ひかりプラザ 2003/01/18 ■ ------------------------------------------------------------------------  子供は、やがて大人になり自立していきます。しかし、その自然の姿が、今、 失われつつあります。講師の長年にわたる障害者の職業研究を基に、今日からで も実践できる自立に向けた子育ての秘訣を、幅広い年令層のLD児・者を持つご 両親にプレゼント! ・手帳の有無や年令に関係のない家庭教育のポイント ・我が子を社会に出す時に、知っておきたい教育と実社会の違いとその仕組み  等について、ご講演いただきます。  質疑応答の時間もありますので、多くの方の参加をお待ちしております。ぜひ、 ご夫婦おそろいでお出かけください。 1.日 時  2003年1月18日(土)13時30分〜16時30分 2.場 所  国分寺ひかりプラザ 2階        JR国立駅北口下車徒歩5分        http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/HIKARI_P.html 3.演 題  「自 立」(LD児・者の自立に向けて!) 4.講 師  障害者職業総合センター 職業発達研究担当          主任研究員  松為 信雄(まつい のぶお)氏 5.参加費  会員外は1,000円(資料代として)、会員は無料です。 6.主 催  LD親の会「けやき」 7.申込み  参加者の「氏名」「連絡先(電話番号)」を明記の上、下記まで。        定員になり次第、締め切らせていただきます。  FAX 020-4666-8809(A4一枚以内)  メール keyaki@box.club.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ えじそんくらぶ札幌「いーよ」講演会/社会福祉総合セ  2002/12/14 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのご案内です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−   テーマ 「軽度発達障害をもつ子の支援」 講 師 NPO法人えじそんくらぶ代表 高山恵子 日 時 2002年12月14日(土) 午後1時〜4時 会 場 社会福祉総合センター 視聴覚兼会議室      札幌市中央区大通西19丁目 TEL:011−614−2948 交 通 地下鉄東西線:西18丁目駅出口1番      JR・中央バス:北1西20      市バス(西58番):長生園前 定 員 60名(先着順・要予約・定員になり次第締め切ります) 主 催 NPO法人えじそんくらぶ・えじそんくらぶの会札幌「いーよ」 参加費 正会員500円・準会員1000円・非会員1500円     当日、受付にてお支払いください。     会員の方は、受付時にNPO法人えじそんくらぶ会員証のご提示をお願     いします。 申込み 参加希望者の氏名・住所・連絡先を明記しFAXにて下記へお申込み下     さい。質問等もあれば併せてご記入ください。     川崎 FAX011−562−7045 その他 託児はありません。     キャンセルの場合、必ず事前に上記担当川崎宛ご連絡をお願いします。         関連ウェブサイト http://www.e-club.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 大阪 K-ABC研究会 事前講習会/吹田市立男女共同参画セ 2003/01/18 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのお知らせです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  大阪K-ABC研究会  事務局 上嶋 恵  吹田支部 杉安正恵  大阪K-ABC研究会では、子どもたちの秘めたる力(認知特性)をより的確に把 握し、日常面・教育面でその力(認知特性)に合わせた指導方略を立てる手段の ひとつのK-ABC心理・教育アセスメントバッテリー検査の講習会を大阪で開催し ます。  なお、大阪での講習会は、資格取得のみを目的としたものではなく、プロフィ ール分析まで含めて現場で実際に活用できるために、「初級認定の為の事前講習 会」と「初級認定講習会」の計4日間かけてのものになります。詳細は、以下の 通りです。なお、受講ご希望の方は、この「事前講習会」を受講されることが、 「初級認定講習会」の受講条件になりますのでよろしくお願い申し上げます。       −−−− 記 −−−−  K-ABC初級認定<事前>講習会 1.日 時 2003年1月18日(土)19日(日)午前10時〜午後5時 2.会 場 吹田市立男女共同参画センター(デュオ)       大阪府吹田市出口町2番1号       JR吹田駅から徒歩15分/阪急(千里線)吹田駅から徒歩15分   地 図:http://www.city.suita.osaka.jp/menu4/shisetsu-f2.htm   詳細図:http://www.suita-osk.ed.jp/map.html 3.講 師 日本K-ABCアセスメント研究会理事 清原昌子先生(大分K-ABC) 4.参加費 4000円(2日分ですが、日割りはしません。) 5.お申込 氏名/住所/TEL・FAX/Eメール/所属を明記の上、下記まで       FAX 06(6876)6523(杉安)       Eメール animo@helen.ocn.ne.jp  K-ABC初級認定講習会の予告 1.日 時 2003年5月24日(土)25日(日)午前9時〜午後5時 2.会 場 未定 (1月の事前講習会の参加者に追ってご案内いたします。) 3.講 師 日本K-ABCアセスメント研究会理事長 藤田和宏先生(筑波大学)       日本K-ABCアセスメント研究会理事 清原昌子先生(大分K-ABC) 4.ご用意いただくもの   電卓、30?の定規/初級講習会時のテキスト(1月18日19日の分) 5.参加費 2万円   5月の初級認定講習会は、この初級認定<事前>講習会参加が条件です。  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 広島市特別支援教育基本構想策定委員会/議事録/中間報告  2002/09 ■ ------------------------------------------------------------------------ 広島市特別支援教育基本構想策定委員会設置要綱 http://www.city.hiroshima.jp/kyouiku/singi/sien/sieniin.htm 第1回広島市特別支援教育基本構想策定委員会の概要について http://www.city.hiroshima.jp/kyouiku/singi/sien/gaiyou/gaiyo1.htm 第2回広島市特別支援教育基本構想策定委員会の概要について http://www.city.hiroshima.jp/kyouiku/singi/sien/gaiyou/giji2.htm 第3回広島市特別支援教育基本構想策定委員会の概要について http://www.city.hiroshima.jp/kyouiku/singi/sien/gaiyou/giji3/giji3.htm 第4回広島市特別支援教育基本構想策定委員会の概要(案)について http://www.city.hiroshima.jp/kyouiku/singi/sien/gaiyou/giji4/giji4.htm 広島市特別支援教育基本構想中間報告 http://www.city.hiroshima.jp/kyouiku/singi/sien/tyuukan.pdf 【資料】学習障害児等、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする     児童生徒への対応について http://www.city.hiroshima.jp/kyouiku/singi/sien/gaiyou/giji3/siryou5.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第3回広島市特別支援教育基本構想策定委員会の概要について/議事録 ■ ------------------------------------------------------------------------ 1 日時 平成14年8月9日 2 場所 広島市役所本庁14階第7会議室 3 出席者 委員10名(穐田、天方、有村、遠藤、岡崎、織田、門脇、品川、       平木、古澤) 欠席 落合 4 議題  ・学習障害児等、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生   徒への対応について  ・その他について 5 会議資料名  【資料】学習障害児等、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする     児童生徒への対応について 等 http://www.city.hiroshima.jp/kyouiku/singi/sien/gaiyou/giji3/siryou5.pdf 6 意見交換趣旨(A委員 B事務局)  ・ 学習障害児等、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童    生徒への対応について A 始めにLD親の会明日葉の代表者に10分間ほど、話を伺う。  <広島LDと周辺児の親の会「明日葉」の代表者による話> ・ LD(学習障害)等の障害は、障害のわかりにくさとその対応の難しさから、   まだまだ社会的認知が低い。これまで現行の教育制度や福祉制度のはざまに   おかれ、本人や親でさえ障害認知ができにくく、大きな壁にぶつかっている   者が少なくない。  小学生の保護者の思い ・ 会員の子どもの8割が通常の学級に在籍しており、専門の先生に助言を受け、   学習の遅れや集団行動、学校生活の不適応、友達とのトラブルなどの対応に   ついて、その都度担任の先生に理解してもらいながら学校生活を送っている。   しかし、クラス替えや先生の異動で再び一からやり直しというのが現状であ   る。 ・ 親としては子どもが問題行動を起こすたびに肩身が狭く、先生の理解が得ら   れにくいと親も子どもも孤立し、怒られているばかりで、自信をなくして二   次的な問題で苦しむ。 ・ 学習面においては、ことばの遅れ、聴覚・視覚認知や空間認知の弱さからく   る、計算や読み・書きの困難がつまずきの原因となっており、40人の中で   一人の先生が対応することは困難である。親も家庭での学習への支援はでき   る限りの手立てはしているが、なかなか成果があがらない。ぜひ、学校でも   一人ひとりにあった指導をしてもらいたい。 ・ 対人関係においては、友達を求めているのに、場にそぐわない会話をしたり、   嫌われるようなことをストレートに言ってしまったりすることがあり、その   場の状況や相手の気持ちを納得させることが学校生活のポイントになる。休   憩時間も孤立したり、いじめの対象になったり、不登校になるケースも少な   くない。  通級指導教室・障害児学級の保護者の思い ・ 通級指導教室に通う保護者からは、籍のある通常の学級の担任と話し合える   信頼関係ができず、悩んでいるケースもある。 ・ 障害児学級には、LD周辺児や軽度発達障害の子どもでは入級に踏み切れな   いといった実情がある。もっと障害児学級がオープンに利用しやすくなるこ   とが必要ではないか。また、LDの子どもたちにとって、リソースルーム的   な教室の利用機会の拡充(ふれあい教室の柔軟な利用)も望んでいる。  中学生の保護者の思い ・ 小学生以上に学習面の遅れや友人関係の困難さを抱える苦しい日々を過ごす   声がある。宿題や提出物の忘れや遅れ、授業の内容がわからなくてもテスト   の点と提出物で評価を受けてしまう。絶対評価になっても、本人到達度の視   点が高く、精一杯努力してもよい評価につながらないこともある。自信をな   くすだけの評価にならないことを望む。個別指導で本人にあった課題に取り   組ませたい思いがあるが、本人は障害児学級は受け入れたがらず、「通常の   クラスでみんなと同じように」という思いがある。先生方も大変であるが、   本人なりに努力してしている生徒や周りとうまくやりたい、認められたいと   思っている生徒の思いを受け止めて支援していただきたい。そのためのLD   への理解、指導法など、共に学んで頂きたい。  全体として ・ 数年前に比較すると、小学校の会員から「先生方の協力があり、少しずつ落   ち着いてきた」という声が聞こえるようになってきているが、まだ学校間格   差や地域差が大きい。LDやその周辺児といわれる子どもたちは、一人一人   が個々に応じた特別な配慮を必要としている。どんな小さなことでも「でき   た喜び」、先生や同級生から「認められた喜び」を味わうことのできる学校   生活を保障してほしい。 ・ 子どもたちの心の理解や指導方法等、これからも講演会や研修会を継続し、   できるだけ多くの先生方にLDというハンディを持った子どもを理解しても   らいたい。  A 保護者の話も参考にして意見を出して頂きたい。 A 軽度発達障害の子どもが注目されるようになったのは最近のことだ。ADH   D(注意欠陥/多動性障害)の有病率は、3%あるいは5%とも言われてお   り、けっして少ない数ではない。就学前、保育園や幼稚園の集団生活の中で   問題が明らかになる場合もあるし、純粋なLD(学習障害)であれば、就学後   1年くらい経過する中でLDではないかと疑いが持たれることがある。そう   した時に、まずは相談を受けることができるキーパーソン(人)や、キーに   なる場所を作る、あるいは、既にあるところを活用していくということが必   要になってくると感じる。 A 軽度発達障害といわれている子どもがどのくらいいるかについては、データ   が錯綜している。ADHDや高機能自閉症のとらえ方で専門家でもかなり違   いがある。学習障害だけではなく学習にちょっと困難性を生じている人を含   め全体としての特別支援教育の対象をみると、イギリスのように、20%に   及ぶ国もあり、かなり違ってくる。主に何を見て、どういうふうに考えるか   によってもの凄くズレがある。どのように配慮しながら教育していくかとい   う方向に結びつけながら議論していただきたい。 A 正常な子どもでも発達スピードはそれぞれ違う。レッテルを貼って終わるの   ではなく、その子の持っている能力を最大限に出してあげる方法が大事であ   り、その方法は一人ひとり違う。教育の場としは、障害児学級とか、通常の   学級とかあり、障害児学級もその時の児童の状態により違うが、広島市の現   状はたいてい普通学級に在籍している。その中で、専門性を持った教員がテ   ィームティーチングのように担任と相談しながら指導していくような特別な   体制を考えていかなくてはいけない。何らかの学習障害・ADHDと思われ   る子どもたちに対する対応のしかた、専門性を持った教員を養成して対応し   ていくというような何か違う方法を考えていかないと、担任の配慮によって   だけでは困難である。 A 本人・親御さんの苦しみは大きい。障害児教育を熱心に行っている小学校で   は、このような実態の児童は在籍していたか。また、具体的にどのような教   育をされていたか。 A 実際にはクラスの中にADHDの診断を受けた児童、診断を受けてなくても   それに似かよった行動様式をする子は何年も前からいる。他の児童とトラブ   ルが起きることも多く、また、担任も対応に苦慮することがあった。学習や   生活面で配慮を要する子どもを中心に学校として支援する組織を数年前から   作り、校長・教頭、学年代表・養護教員の先生・障害児学級の担任等の代表   を中心に、役割を決めて実践を進めている。担任には担任の役割があり、本   人へのかかわり方、そして他の児童に対する啓発理解、具体的な支援のしか   たなど、保護者と常に連携を取って進めている。それぞれの役割での対応の   仕方について推進委員会で試案を作ったり、医療機関、相談機関等と連携を   とって指導、助言をもらうようにしたり、毎週、各クラスの配慮を要する子   どものことについて情報を共有するなどしている。そういった取組の中で、   子どもたちも変わってきている。最初のうちはクラスを飛び出して家に帰っ   たり、体育館の隅っこに隠れていたりする児童もいたが、周りの子どもたち   もその子の良いところを認め合うというような担任の指導もあって、仲間意   識が高まるなど、現在のところは、随分落ち着いてきている。学校体制とし   て組織をつくり、学校全体で対応していくことが非常に大切ではないか。 A 個別性への対応・柔軟な対応ができるよう、特別支援教育というふうに名称   も変わった。LDなのかADHDなのかと識別するのはなかなか難しいが、   学校として、そういう子どもたちがいるということ、また、その個別の状態   像を基に指導することの基本的な構えの部分の理解が必要である。そのため   に、もう1歩踏み出す政策がいるのではないか。その1つが研修だ。すべて   の教員が特に管理職が、子どもたちが適切な対応を総合できるような基礎的   な構えというものを作らなくてはならない。教育センターをはじめ教育行政   としての責任という面でより積極的な研修体制が必要。また、知的障害の子   どもも含めて、放課後や長期休業中の余暇・生活支援を行うことが、子ども   たちが豊かに過ごしていくためにも必要である。 A 昨年度、全国障害児学級設置校長会の抽出アンケートの中間報告が春に出さ   れた。それによると、専門機関等で学習障害等の診断された数は、小学校は   1000校のうち609人、中学校は250校のうち79人とあったが、や   はり相当数診断されている子どもたちがいる。行政的には財政的な面もあり   難しいとは思うが、各学校で通級指導が受けることができたり、相談できる   システムが有ったりしてほしい。広島市では市立養護学校をそのような中心   的な存在にしたい。また、専門的なスタッフをそろえることも大事であるが、   一番大きいのは教職員のその子どもたちに対する気持ちだと思う。現段階で   は、障害児学級や通常学級の担任の一人ひとりが、配慮を要する子どもたち   に対してどれだけ支援できるかということをもっと考え、もっと研修を深め   ていくべきである。 A どうしても行動が目立つものがまず対象となるが、現在、通常の学級でどの   ような配慮が行われているのか具体的に出ていない。文部科学省の「学習障   害の指導について」の中で、ティームティーチングの幅広い活用について書   かれている。その中で、一部の授業を別の場で個別に指導と、あるいは特別   の場での個別指導とも書いてある。特別の場というのは…人の配置がいるよ   うにしたら、今すぐにはできないからかと解釈しているのだが。 A 今から、行政上可能なことはなるべくやってみるという、そういう基本原則   があればいいと思う。 B 今のティームティーチングの指導だが、平成5年の第6次の改善計画で教員   の増員計画で個に応じた指導・きめ細かな指導を行うため複数の教員によっ   て協力・教授を行うということで教員の加配をしている。その中には一つの   学級の枠を崩さないで学級の中に複数で指導する場合と、学級の枠を崩して   集団を課題別によって分けていくとか、指導形態の工夫を行う場合がある。   指導形態や課題に応じて学習場所を変えたりすることで個に応じた指導をき   め細かく行うことがティームティーチングの中では可能である。昨年度から   の7次の改善計画でより細かく少人数の集団を作っての指導が可能になって   いる。課題別・実態別に応じた指導、場所を変えての指導がより可能になろ   うということではないか。 A 日本ではまだまだ大変な状況だろう。ティームティーチングは、専門性を身   につけた方々なら良いのだが・・・。 A 特別な教育的支援を必要とする児童生徒への対応についてだが、広島市はす   ごくがんばっていて、広島市独自で、介助ボランティア、フレッシュアシス   タントやチャレンジ21、ふれあい推進委員等の事業を実施し、特別な指導   が必要な児童生徒も助かっていると聞いた。ただ、一方、専門性がないので、   どうなのかという話をいただいた。ある親の会の方からメールを頂いたなか   でこういう意見が書かれていたので紹介したい。:特別な教育支援について   だが、最終的には本人・保護者の希望に応えていくことが行政の責務である。   一人ひとりのニーズに寄り添っていくことを基本に支援ていくことが必要で   ある。これまでの障害の種別や程度だけで簡単に判断する時代は終わってい   る。個別指導を受けたい子がいれば、みんな受け入れることが可能になるこ   とことが必要ではないか。普通学級在籍のダウン症の子・自閉症の子はどう   するのか?言語療法士は知的な障害児は駄目とは言わない。自閉症・ダウン   症・LD・失語症など障害の種別で断ることはない。医療や福祉はどんどん   進んでいるのに教育や学校だけはなかなか変わらないのではないか・・・。 A それでは、次のとおり、まとめとする。 ・ 学習障害児やADHD児等の特別な支援を必要とする子どもたちについては、   まだ一般の人に知られていないことが多いので、教職員の研修はもちろん、   一般の保護者に向けても講演やリーフレット配布等、理解啓発を推進するこ   とが必要である。 ・ 広島市における通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生   徒の詳細な実態について、困難な面はあるが、可能な限り把握することが望   まれる。この場合、保護者の意向に十分配慮する必要がある。 ・ 広島市においても専門家によるチームを構成し、専門家や指導主事による各   学校への巡回指導を行う体制を早急に整え、教職員の児童理解や指導方法の   充実を図る必要がある。 ・ 各学校内に設置されている障害児教育推進委員会等の組織を、例えば、特別   支援教育推進委員会として位置付けて全校的な支援体制の充実を図るなど、   これまでの障害児教育のノウハウなどを活かして通常学級へも支援ができる   ように努めることも必要である。これらのことを着実に進めていくためには、   まず何校かモデル校を指定して、校内支援体制の在り方や指導方法について   実践研究するような取り組みが必要でないか。    (以下省略)  お問い合わせ先:特別支援教育室 電話番号(082)504−2494 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 埼玉県/新障害者プラン(仮称)案の概要/パブリックコメント募集  ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/gaiyou.htm −−−−−−−−−−−−−−− はじめに   1 新しいプラン策定の趣旨  支援費制度の施行等に的確に対応するとともに、障害者施策の一層の推進を図 り、ノーマライゼーションの理念のさらなる定着と、21世紀の新たな障害者福 祉の確立をめざすものである。 2 新しいプランの性格  障害者基本法に定める埼玉県障害者計画 3 新しいプランの期間  平成15年度から平成19年度までの5か年   第1編 新しいプランの基本的方向   第1章 障害者の現状と環境の変化 1 障害の重度化、重複化及び高齢化が進行している。 2 支援費制度への移行やLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)   など障害の多様化、IT(情報通信技術)の発展など障害者を取り巻く環境   が大きく変化している。   第2章 新しいプランの基本的な考え方 1 基本理念  「ノーマライゼーション」の理念と、「リハビリテーション」の理念に基づき、 障害者の自立と社会参加を促進し、障害者が地域の中で共に生活できる社会の実 現を目標とする。 2 基本的視点 (1)障害者の個人の尊重、主体性の尊重 (2)4つのバリア(障壁)の除去 (3)障害者の自立した地域生活の促進 (4)市町村への支援 (5)総合的施策による支援   第2編 施策の方向   第1章 心のバリアフリーを促進し障害者の権利を擁護します ○ 広報・啓発事業や福祉教育、交流活動を通じて相互理解の促進を図る。 ○ 障害者が安心して日常生活を送れるよう権利擁護を推進するとともに、権利   行使を支援する。   第2章 障害者の地域生活を支援します ○ 障害者やその家族に対する相談支援体制の充実や福祉従事者の養成確保を推   進する。 ○ ホームヘルプ等の在宅福祉サービスや地域デイケア施設等の福祉的就労の場   の充実を図る。 ○ 障害者への情報提供や市町村の体制整備の支援など、支援費制度の適正な運   営を促進する。   第3章 障害者の社会参加を支援します ○ IT講習会の開催など障害者の情報バリアフリーを促進する。 ○ 市町村障害者就労支援センターの設置を促進するなど、障害者の就労機会の   拡大を図る。 ○ 障害者スポーツや芸術文化活動の振興を図る。   第4章 自立に必要な力を高める教育を充実します ○ 障害のある個々の児童生徒に最も適切な教育の場を確保するため、相談体制   や指導内容、学校施設の充実を図る。 ○ 障害のない児童生徒との交流教育等の充実を図る。   第5章 健やかで安心できる保健、医療施策を推進します ○ 障害を早期に発見し、早期治療・療育を行うための体制を整備する。 ○ 障害者の健康づくりや精神医療体制の整備等を推進する。   第6章 福祉のまちづくりを推進します ○ 埼玉県福祉のまちづくり条例やハートビル法等の運用により、住宅・生活環   境や道路・交通環境の整備など福祉のまちづくりを総合的に推進する。 ○ 障害者が安心して地域生活を送れるよう防犯・防災対策の充実を図る。 −−−−−−−−−−−−−−−− 新障害者プラン(仮称)案に対する意見募集について http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/    平成9年度に策定した「彩の国障害者プラン」の計画期間が今年度で終了する ため、埼玉県では「新障害者プラン(仮称)」の策定を進めています。  11月5日には、埼玉県障害者施策推進協議会から「新障害者プラン(仮称) についての意見」をいただきました。これを基に、「新障害者プラン(仮称)」 案がまとまりましたので「埼玉県県民コメント制度」に基づき県民のみなさまか ら案に対する御意見を募集します。   1 募集期間 平成14年12月1日(日)〜平成15年1月7日(火)        (1月7日までの消印有効) −−−−−−−−−−−−−−−−− 新障害者プラン(仮称)案の全文 http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/MOKUJI01.PDF http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/HAJIMENI.PDF http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/1-1gennjou.pdf http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/1-1-2hennka.pdf http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/1-5taikei.pdf http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/2-1.PDF http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/2-2.PDF http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/Taro12-2-2sisetuitiran.pdf http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/2-3.PDF http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/2-4.PDF http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/2-5.PDF http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/2-6.PDF http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/6-3erebe-ta,basu.pdf http://www.pref.saitama.jp/A04/BL00/comment/plan2/JUUTENN.PDF ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 20:55 2002/12/06 □ ------------------------------------------------------------------------ 今年も残り少なくなってまいりました。。。。。。 −−−−−−−−−−−−−−−−− 「にんげんゆうゆう」再放送について 「軽度発達障害の子どもを支える」が再放送される予定です。 午後7時30分〜7時59分 NHK教育テレビ 放送予定内容 2002年12月23日(月)小学校入学を前に             12月24日(火)「通級」を上手に利用する             12月25日(水)普通学級でできること             12月26日(木)学校の外での学習支援 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答はできかねます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 から] ホームページ URL : 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