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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #394 2002/10/25 発行 登録(配信)読者数 3,713 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京LD親の会連絡会主催 シンポジウム・講演会 2002/11/09,11/30 ■ ■ 東京LD親の会連絡会主催講演会/羽村市公民館 ホール  2002/12/01 ■ ■ 今後の特別支援教育の在り方について(中間まとめ)-概要- 2002/10/21 ■ ■ 今後の特別支援教育の在り方 (中間まとめ) に対する意見募集について ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:05 2002/10/26 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京LD親の会連絡会主催 シンポジウム・講演会 2002/11/09,11/30 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのお知らせです。転載・転送自由。 http://www.ne.jp/asahi/tokyo/ld/kouen03/index.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  東京LD親の会連絡会主催 シンポジウム・講演会  「教室の中の気になる子ども達」  会 場:大田文化の森4階会議室3・4      JR京浜東北線「大森駅」下車 蒲田行きバス「大田文化の森」下車      大田区中央2−10−1  地 図:http://www.to-kin-kyo.or.jp/doc/map_tmp.htm ● シンポジウム 〜特別支援教育の動向〜  日 時:2002年11月9日(土) 午後1:30〜4:30     基調講演:吉本恒幸 東京都教育庁指導部主任指導主事   シンポジウム:藤本 健 東京LD親の会連絡会代表          瀬下 清 入新井第2小学校教諭          親の会保護者 ● 講演会 〜特別支援教育・チームアプローチの試み〜  日 時:2002年11月30日(土) 午後1:30〜4:30  講 師:月森久江 杉並区立中瀬中学校教諭           日本LD学会認定LD教育士/スーパーバイザー ★ 両日共に会場は「大田文化の森4階会議室」  参加費:無料  共 催:大田文化の森運営協議会  後 援:東京都教育委員会 大田区教育委員会 品川区教育委員会      21東京パイロットクラブ  お申し込みについては下記のサイトをご覧下さい。  http://www.ne.jp/asahi/tokyo/ld/kouen03/index.html  問い合わせ:東京LD親の会連絡会 事務局       FAX: 03−3788−3990       メール: kumikt@cts.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京LD親の会連絡会主催講演会/羽村市公民館 ホール  2002/12/01 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのお知らせです。転載・転送自由。 http://www.ne.jp/asahi/tokyo/ld/kouen04/index.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  東京LD親の会連絡会主催講演会 「教室の中の気になる子どもたち」 日 時: 2002年12月1日(日) 14:00〜16:00 会 場: 羽村市公民館 ホール      http://www.ne.jp/asahi/tokyo/ld/kouen04/hamura.gif      羽村市緑ケ丘 1-11-5 TEL 042-554-7121     JR青梅線「羽村駅」東口下車 徒歩7分      自家用車での来場はご遠慮ください。 主 催: 東京LD親の会連絡会(LD児・者を支援する親の会) 後 援: 昭島市 あきる野市 青梅市 奥多摩町 立川市 羽村市 日の出町 檜原村      福生市 瑞穂町 各教育委員会 [五十音順] 協 力: 西多摩障害児を考える会 羽村子育てネットワーク      ミッキーマウス(SSTグループ) 参加費: 無料です。 ★ 事前の申し込みは不要です。直接会場へお越し下さい。 問い合せ : FAX 0428-23-8029  ※ FAX はA4一枚以内でお願いします。 質問事項のある方は下記の質問用紙をプリントアウトし、FAXにてお送り下さい。 http://www.ne.jp/asahi/tokyo/ld/kouen04/form.html ● 講演会の内容 開 会 14:00 主催者挨拶 ・ 「特別支援教育」を必要としている子どもたち  講 師 : 上野 一彦 氏  14:05〜14:50  東京学芸大学副学長・日本LD学会会長  「特別支援教育」を必要としているLD(学習障害)・AD/HD(注意欠陥/多動性障  害)・高機能自閉症等の児童・生徒とはどのような子どもたちなのか、また学  校での支援や配慮の必要性についてお話しいただきます。 ・ LD児への教育的支援モデル事業  講 師 : 吉本 恒幸 氏  14:50〜15:35  東京都教育庁指導部主任指導主事・特別支援教育担当  平成12年度から始まったLD(学習障害)児への教育的支援モデル事業の内容や、  各地域での特別支援教育の現状と今後の取り組みと課題についてお話しいただ  きます。 ・ 質疑応答 閉 会 16:00 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 今後の特別支援教育の在り方について(中間まとめ)-概要- 2002/10/21 ■ ------------------------------------------------------------------------ 文部科学省「特別支援教育の在り方に関する調査研究協力者会議」から「今後の 特別支援教育の在り方について(中間まとめ)」が公表されました。以下、概要を 転載します。 転載もと http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2002/021004g.htm なお、「中間まとめ」の全文は下記サイトで公開されています。 http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2002/021004a.htm −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今後の特別支援教育の在り方について (中間まとめ) - 概要 - I 特殊教育から特別支援教育へ [1] 特殊教育は、障害のある児童生徒等の障害の種類や程度に対応して教育の場 を整備し、そこできめ細かな指導を効果的に行うという視点で展開され、当該児 童生徒の教育の機会の確保のために重要な役割を果たしてきた。 [2] しかしながら、障害の重度・重複化、多様化、より軽度な障害のある児童生 徒への対応の必要性等、近年の障害のある児童生徒等の教育をめぐる諸情勢の変 化を踏まえ、今後は、近年の厳しい財政事情等に留意して、これまでの特殊教育 において蓄積された指導の経験、ノウハウ等を有効な資源として最大限に活用し て、「障害のある児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握して、必要な支援を行 う」という考え方を一層明確にしていくことが必要である。 II 特別支援教育の在り方についての基本的考え方 +---------------------------------------------------------------------+ | 本協力者会議では、これまでの特殊教育の対象だけでなく、その対象でなか| | ったLD、ADHD、高機能自閉症も含めて、障害のある児童生徒の自立や| | 社会参加に向けた主体的な取組を支援するため、当該児童生徒に対して、そ| | の一人一人の教育的ニーズを把握して、その持てる力を高め、学校における| | 生活や学習上の困難の改善又は克服に向けて適切な教育や指導を通じて必要| | な支援を行うことを特別支援教育と捉えることとする。         | +---------------------------------------------------------------------+ [1] 障害のある児童生徒等一人一人の教育的ニーズを正確に把握して、盲・聾・ 養護学校をはじめ、これまで特殊教育において整備された人的・物的資源を最大 限に活用して、教育、福祉、医療等の関係機関の連携の充実等により、一層質の 高い教育を行う。 [2] 障害の状態等に応じて、教育や指導の専門性が確保されることが必要であり、 教員の指導の専門性の向上、学校長、教頭等のリーダーシップの発揮に加え、学 校外の多様な分野の専門家の総合的な活用を図ることが重要である。保護者も障 害のある児童生徒の教育において重要な役割を担うものであり、これまで以上に その理解や協力を得て教育を行うことが必要である。 [3] このため、乳幼児期から学校卒業後までを通じて、一貫して関係機関の密接 な連携の下、適切な教育的支援を行うことを目的とする「個別の教育支援計画」 (以下、「支援計画」という。)を作成する。支援計画は、障害のある児童生徒 等の成長の過程に応じて、学校、福祉関係施設等の中から適当な機関が策定する もので、計画−実施−評価 (Plan-Do-See)の考え方の下で、一人一人の教育的ニ ーズに応じた指導目標の設定や教育的支援の内容の明確化を目的とする。 [4] 支援計画の策定に当たっては、障害のある児童生徒の教育について知識や経 験を有する者が中心となり、学校内においては、関係者の連携協力の確保はもち ろん、学校と福祉、医療等の関係機関との連携協力が不可欠であり、関係者及び 関係機関間の連絡調整を行うコーディネータ的な役割を果たす者の役割が重要で ある。このため、各学校にこのような役割を果たす「特別支援教育コーディネー タ(仮称)」を指名するなど、指導体制の整備を図ることが必要である。 III 特別支援教育を推進する上での盲・聾・養護学校及び小・中学校の在り方 【 盲・聾・養護学校 】 [1] 盲・聾・養護学校は、障害による教育的支援の必要性が大きい児童生徒に対 し適切な教育を行う学校として、今後とも重要な役割を果たすものであるが、今 後は、地域において、障害のある児童生徒の教育をより適切、かつ柔軟に行える ように、障害種にとらわれない学校制度について検討する必要がある。 [2] また、在籍する児童生徒の教育に加えて、地域における保護者等に対する相 談、小・中学校の教員への専門的・技術的な相談、巡回による指導を併せて行う 等地域における障害のある児童生徒等の教育のセンター的機能を有する学校へと 転換を図っていくことが求められている。 [3] このため、特定の障害種のみを受け入れる盲・聾・養護学校の制度から、地 域の実情に応じて、教育的支援の機能を充実するとの観点から、障害種にとらわ れない形で学校を設けることを可能とする制度としていくことについて、法改正 を含め、具体的に検討する必要がある。この場合、どのような障害に対応した教 育や相談の機能を持たせるかは、地域の実情を踏まえ、各自治体が判断すること になる。 【 小・中学校 】 [4] LD、ADHD、高機能自閉症のある通常の学校に在籍する児童生徒については、 これまでの特殊教育の対象ではなかった。これらの児童生徒は、通常学級在籍者 の6%程度と考えられ、当該児童生徒に対する教育的支援を適切に行うことは緊 急かつ重要な課題である。 [5] このような多様な障害のある児童生徒が小・中学校に就学することを考慮す れば、教職員の理解促進を含め、学校組織として一体的に取り組むことを確保す る対応体制の構築、支援計画の作成による関係機関との円滑な連携、外部人材の 活用等、障害による教育的支援の必要性が比較的小さい児童生徒に対する総合的 な特別支援教育体制の確立が必要である。小・中学校において、特別支援教育コ ーディネータ(仮称)の役割は大きく、専門的知識を有する特殊学級や盲・聾・ 養護学校の教員経験者等がその役割を担うことが期待される。 [6] 特殊学級や通級指導教室についても必要な見直しを行いつつ、小・中学校に おいて、障害の多様化を踏まえて柔軟かつ弾力的な対応が可能となるような制度 の在り方について、具体的に検討していく必要がある。 IV 特別支援教育体制の専門性の強化 [1] 障害のある児童生徒に対して、より質の高い教育を行うために、教員一人一 人の教育、相談等の専門性を高めること、学校外の専門家等の人材の活用、組織 として一体的な取組を可能とする学校内での支援体制を構築すること、関係機関 との有機的な連携協力体制の構築等、特別支援教育体制の専門性の強化に向けた 取組が重要である。 [2] 教育のできる学校種を盲・聾・養護学校ごとに特定する現在の特殊教育免許 の制度が、近年の児童生徒の障害の重度・重複化、多様化の状況に対応して改善 されることは、特別支援教育の実施のための高い専門性を確保する基盤を形成す る上で極めて重要であり、改善に向けた審議が進められることを期待する。 [3] 国立特殊教育総合研究所は、特殊教育をめぐる諸情勢の変化等を踏まえ、よ り質が高く、より社会的要請に対応した研究を効果的に行う必要があり、LD、AD HD、自閉症等の社会的ニーズの高い課題に対し、総合的かつ弾力的に研究に取り 組めるような体制整備が必要である。また、研究のみならず、研修等についても、 我が国全体を視野に入れて、特別支援教育に関連する事業を総合的に推進してい くことが重要である。 [4] 国立久里浜養護学校は、今後は、自閉症の児童生徒の教育研究の場として又 は指導や研修の実践の場として機能することにより、我が国の自閉症の児童生徒 への教育的対応の確立のため、積極的に貢献していく必要がある。国立大学の法 人化が具体化し、同養護学校を含め、国立学校の今後の在り方が問題となってい る中で、障害のある子どもの教育について研究実績の豊富な大学の附属学校にな る等、自閉症の児童生徒の教育研究を支える学校としての機能が最大限に発揮で きるように適切な設置・運営の形態が決定されることを期待する。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 今後の特別支援教育の在り方 (中間まとめ) に対する意見募集について ■ ------------------------------------------------------------------------ 下記のような「パブリックコメント」募集の広報がありました。  転載もと http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2002/021004.htm −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 2002/10/25  「今後の特別支援教育の在り方について(中間まとめ)」   に対する意見募集について 文部科学省では、近年の障害のある児童生徒の教育をめぐる諸事情の変化を踏 まえて、障害種別の枠を超えた盲・聾・養護学校の在り方、学習障害、注意欠陥 /多動性障害(ADHD)など小・中学校に在籍する特別な教育的支援を必要と する児童生徒への対応等を検討するため、特別支援教育の在り方に関する調査研 究協力者会議を設置し、調査審議を行い、このたび同会議ではこれまでの調査審 議を踏まえ中間的なとりまとめを行いました。 つきましては、本件について広く皆様から御意見をいただくべく、下記の要領 で意見募集を行います。今後、皆様からいただいた御意見を参考にさらに検討を 重ねてまいります。 なお、いただいた御意見に対する個別の回答は致しかねますので、その旨御了 承願います。 ありがとうございました。 ・ 提出期限 平成14年11月25日(月)(必着) ・ 提出方法 郵便・電子メール   (電話・FAXによる御意見の受付は致しかねますので、あらかじめ御了承    下さい) ・ 提出先 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課企画調査係 〒100−8959 東京都千代田区霞が関3−2−2 ・ 電子メールによる場合 メールアドレス:tokubetu@mext.go.jp 判別のため、題名に【中間まとめ意見】と必ずお書きください。セキュリティ  上の理由のため、添付ファイルでの送付はご遠慮ください。 ・ 提出様式 「今後の特別支援教育の在り方について(中間まとめ)」に対する意見 1.氏名 2.会社名/部署名若しくは学校名 3.住所 4.電話番号 5.意見 ※ なお、御提出いただいた御意見(記載内容)は、氏名、住所、電話番号を除   き全て公表される可能性があることを御承知おきください。 本件問い合わせ先 文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課 電話:03−5253−4111(内線2433) ※ なお、本中間まとめは各県の点字図書館においても閲覧可能となるようにお   願いしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:05 2002/10/26 □ ------------------------------------------------------------------------ 「今後の特別支援教育の在り方について(中間まとめ)」が公開されました。長文 の報告書ですが、是非お読み下さい。 http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2002/021004a.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答はできかねます ■ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: 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