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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #318 2001/11/23 発行 登録読者(配信)数 3,431 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD懇話会かながわ例会 ディスレクシア児の理解に向けて 2002/01/22 ■ ■ 奈良YMCA LD児理解講座 「LD児及び周辺児への関わり方」 2002/01/20 ■ ■ 雑誌 女性セブン 2001/12月6日号「トットちゃんは学習障害児だった」 ■ ■ 東京都稲城市第3回定例議会 少人数学級LD,ADHD質疑(3) 2001/09/10 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 12:13 2001/11/23 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD懇話会かながわ例会 ディスレクシア児の理解に向けて 2002/01/22 ■ ------------------------------------------------------------------------ 主催者からのご案内です。 −−−−−−−−−−−− 現在、学校現場では、ADHDやアスペルガ−症候群・高機能自閉など行動面・対人 面に問題があり、学級運営に支障を来す子ども達にのみ焦点があてられ、高率に 合併してくる、読み、書き、計算など特異的LDには関心すら向けられていません。 就学相談や教育相談の場でも知能検査だけで、読み書き計算の評価はされないの です。英語圏では、読み障害は全児童の10%〜15%あると云われ、研究も教育も 盛んです。わが国でも先天性語盲として1957年には報告がありますが、殆ど知ら れることなく経過してきています。筆者が本格的に遭遇した例は、12〜 3年前の 就学直前の男児でした。知的能力高く、活発で抽象語などの理解も良いのに、何 とか模写した「く」や「し」が読めませんでした。クリニックには、ADHDやアス ペルガ−症候群のお子さんが多数来院しますが、程度の差はあれ、ディスレクシ アの合併がかなり見られ、そのことに担任からも、時には、家族にすら気付かれ ずにいる実態に驚くばかりです。事例の紹介、医学的事項など基本的な理解をお 話しし、更に、こうした子ども達のために、EDGEを立ち上げた藤堂栄子氏に英国 での教育事情をお聞きします。 (文責 加藤) 演 題 ディスレクシア児(読み書きのLD)の理解に向けて 日 時 2002年1月22日(火)(火)午後6時半〜8時半 講 師 ディスレクシアの症状・医学 加藤醇子(クリニック・かとう) 講 師 ディスレクシア児の英国教育事情 藤堂栄子(NPO/EDGE代表) 場 所 ランドマークタワー13F フォーラムよこはま セミナールーム 1     JR又は東急東横線桜木町駅下車。エスカレーター終点右側、エレベータ     ーA にて13階へ * 会場はいつもと同じです。60名収容、予約は不要です。但し先着順。 参加費 正会員 無料(年会費3000円納入済みの方) 当日会員 1000円(当日1回限りの参加の方) 連絡先 事務局 加藤醇子    〒226-0025横浜市緑区十日市場町803−2 第1サンワードビル1F    クリニック・かとう 電話 045-985-2540 FAX 045-985-7525     診療中は電話に出られないことがあります。受付にご用件と電話番号を     お伝え下さい。当方よりご連絡致します。又はFAXをご利用下さい。水     曜は休診です。 年会費振込先 横浜十日市場郵便局        振り替え口座番号 00290−7−43224 年会費3000円 −−−−−−−−−−−−  今後の予定: ● 2002年 2月 9日(土)LD懇話会啓発シンポジウム・イン・秦野  午前:LD懇話会啓発シンポジウム(60名)往復葉書による予約必要。     「ADHD・LDの基本的理解」「症例検討会」  午後:LD学会神奈川教育部会(100名)「LD擬似体験」中川克子先生     「DAISYソフト(LD児図書・教材用)作成について」     日本障害者リハビリ協会 河村宏氏  神奈川県LD親の会「にじの会」との共同開催となり、会場設定などの手助けを  お願いしてあります。 ● 2002年 4月23日(火)予定。「LD児指導教材の工夫」綱島東小 佐々木徳子 ● 2002年 6月22〜23日 宿泊勉強会(湯河原)ディスレクシアのIEP作成 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 奈良YMCA LD児理解講座 「LD児及び周辺児への関わり方」 2002/01/20 ■ ------------------------------------------------------------------------ 日 時  2002年1月20日(日)10:30〜15:30 会 場  奈良県文化会館小ホール(奈良市登大路町・近鉄奈良駅徒歩5分) プログラム 10:30〜 「LD児の理解と指導−最新の情報を基に」               大阪教育大学 竹田契一先生       12:00〜  休憩       13:00〜 「落ち着きのない子供たちへの理解と対応               −ADHDとアスペルガー−」               大阪医科大学 鈴木周平先生       14:30〜 まとめ・質問への回答               竹田契一先生、鈴木周平先生 定 員 250名(託児はありません) 参加費 500円 申し込み方法 奈良YMCAに電話でご予約いただき、当日会場にて参加費をお        支払い下さい。 主 催 奈良YMCA TEL 0742-44-2291 FAX 0742-44-2292 後 援 奈良県教育委員会 奈良市 奈良市教育委員会     国際ソロプチミスト奈良 −−−−−【お詫び】 電話番号の記載に不備がございましたので、再度掲載            いたしました。関係各位にはご迷惑お掛けしましたこ            と、謹んでお詫びいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 雑誌 女性セブン 2001/12月6日号「トットちゃんは学習障害児だった」 ■ ------------------------------------------------------------------------ 雑誌 女性セブン 2001/12月6日号 掲載記事によると。。。。 −−−−−−−−−−−−−−−− 黒柳徹子が初めて明かした大ベストセラーの裏側と「理解されない子」への愛 「トットちゃんは教師に罵倒される、足し算引き算ができない学習障害児だった」 http://josei7.com/images/mokuji_2.gif ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京都稲城市第3回定例議会 少人数学級LD,ADHD質疑(3) 2001/09/10 ■ ------------------------------------------------------------------------ ○22番(楠原治利君)  3番目の質問に移ります。当面、小学校の低学年を30人学級にしていく、もし そうなった場合にどのような手だてが必要なのか。お金の面、それから人の面、 物の面、いわゆる空き教室があるのかということ。こういうことについて具体的 に、小学校低学年と言っても、1年生、2年生について、学級数はどのように変わ っていくのか。あるいは、先生は何人必要になってくるか。あるいは、その費用 は幾らぐらいかかるのか。進めるための手だてというのは、そういうことだと思 うのです。これについて答弁を求めたいと思います。 ○教育部参事(大野容義君)  現在、市内の低学年の1学級当たりの平均児童数は、おおむね29.4人となって おります。参考までに、幼稚園の定数は35人、保育園の年長では30人となってい ることから、集団の中で社会性を育てる小学校低学年では、現在の児童数は十分 であるとは言えないまでも、充実した指導が可能な数であると考えております。 しかしながら、30人に満たない現状でも低学年でのしつけや学習指導に手がかか るようになってきていることから、各小学校では個々の児童の理解や集団として のしつけ、指導方法の工夫、改善に努めているところです。市教育委員会としま しては、少人数指導やチーム・ティーチングなどの指導方法の改善を進めるとと もに、玉川大学の学生や保護者、住民の方によるボランティアの機会をふやし、 より多くの目で児童を育てていけるようにしていきたいと考えております。また、 教員や保護者の児童理解を深めるために、教育相談員の派遣と、教育相談所の学 校支援もさらに充実してまいります。 ○22番(楠原治利君)  なかなか具体的な答えが返ってこないのです。例えば、山形県は来年から全県 で30人学級で実施するということも新聞で報道されました。それに必要な教職員 の数だとか、そういったものも当然あると思います。稲城で仮に、いろいろな問 題はあろうかと思うのですが、本当に今の低学年の子供については、基礎的な学 力あるいは基本といったものをしっかりと身につけてもらうという意味では、私 は30人学級というものをとりあえずやってみてはどうかと。そのためには具体的 にどうなのだと。これは、市の方に出していただいた学級数と人数です。これを 見ますと、例えば1年生を30人学級にした場合に、これは単純に割り算をしたも のですから、第三小学校で今2学級あるところが3学級、1つ必要だと。第四小学 校では、今2つの学級が3学級に1つふえる。あと、第六小学校も2学級が3学級に なる。それから、向陽台小学校は2学級が3学級。長峰小学級は3学級が4学級。そ れから、若葉台小学校は3つから4つ。つまり、仮に稲城のすべての小学校で1年 生のクラスを30人学級にするとしたら、あと6教室必要だということなのです。 これは単純にこうやった場合。またいろいろなケースがあると思います。そうし た場合に、では学校の先生は何人必要になるのか。単純に言えば、あと6人必要 だと。教室は幾つあればいいかと言えば、あと6教室あればいいと。そうすると、 大体費用がどのくらいになるのか。そういうことを具体的に聞きたいのです。具 体的な手だてとしてはどういうことが必要になるのですか。どうなのでしょうか。 ○教育部参事(大野容義君)  今お話ございましたように、もし仮に現在30人学級にしますと、1年生は6学級 ふえます。それから、低学年と言いますと2年生も入るかと思いますが、2年生は 5学級ふえます。合わせて11学級ふえるわけです。これを正規の教員で賄った場 合、大体1人1,O00万円としますと、1億1,000万円となるわけです。ところが、先 ほど志木市の問題もございましたけれども、市町村立の学校の先生は都道府県が 給与を負担する、そして都道府県の県費負担職員には国庫負担金で国が半分出す のだという法律がございまして、市町村が正規の教員でお金を出すということに っいては今まで例がなかったので、これを整理していくのが先ではないかという 話もまた新聞報道などでは出ております。我が市におきまして1億1,000方円が出 せるかという問題も含めまして、まだ東京都、国が先ほど言った方針で進んでお りますので、そことの動きを見ながら進めていく必要があろうかと考えておりま す。以上です。 ○22番(楠原治利君)  先ほど志木市の話が出ました。志木市の場合は、県に対して要請をしているの です。つまり、小学校1年生、2年生における学級編成基準の現在の1学級40人か ら1学級25人程度に引き下げていただきたい。このために、2つ目として、増員さ れる教員の給与等については、希望する市町村が2分の1を、県が2分の1を負担す る財政措置を講じていただきたい。3つ目として、仮にこの1、2が困難な場合で も、志木市において実施できるよう、何らかの措置を願いたい。つまり、仮に県 が2分の1の人件費の補助をできませんと言った場合には、志木市は独自にでもや りますと。  この問題の方が先ではないかと、今、参事の答弁がありましたけれども、どこ でも逆をやっているのです。20人なり、25人なり、少人数学級の方が子供にとっ ても本当に効果があるのだと。ここに大きな目を向けて、それを実現するために、 法律の改正に基づいて、減らすことができるとなったのは第3条の2項のただし書 きですか。ですから、視点が逆ではないかと思うのです。本当に子供の教育のこ とを一生懸命頑張っているということはわかるのですが、こういう問題をクリア してから初めてやりてみようかみたいな話ではないのだろうと私は思います。  だから、仮に稲城の中で実施しようとすれば、小学校1年生だけでもやろうと したら、6つの余裕教室。これは何とか確保できる可能性はあると思います。あ るいは、6人の臨時教員を雇い入れる。この前、学校事務職員を嘱託に変えたで はないですか。あの差額は一体幾らあると思いますか。皆さんは半分ぐらいだな どと言ったけれども、そうではなかったでしょう。もっと大きなお金になったで しょう。もしそういうお金を当面20人学級あるいは30人学級といったものに向け るのだということであれば、教育の全体としての質の維持と向上にも回るのだろ うと思うのですけれども、あれだって全然違う目的で、いわゆる行革ということ でやったにすぎない。ですから、本当に教育問題というのは、今、稲城市の教育 委員会はすごい、そこまで考えているのかと思われるような方向で動くべきとき だと私は思うのです。つまり、国も、いろいろあったけれども、少人数での方向 を打ち出さざるを得ない。本当はやりたくない。お金がかかる。しかし、部分的 にも問題を抱えながらも、方向としては出さざるを得ないなってきているわけで すから、直接責任を負っている地方自治体の教育委員会が、その地域の子供の健 全育成を考えたら、30人学級について、こういう方向でだったらできるのだとい うのをもっと打ち出すべきときではないか。そういう意味で 、これは再度答弁 していただいて、次の問題に移りたいと思います。 ○教育部参事(大野容義君)  法律が通りまして、各県でいろいろな工夫をして動き始めております。先ほど も例に挙がりましたけれども、山形県など、また幾つかの県で、低学年の学級の 定員を少なくするのだと、県のレベルで動き始めているところもございます。東 京都は、先ほど申し上げましたように、小さな学習集団をつくるという方向で、 教員を多く配置していきたいという動きになっております。  それともう一つ、東京都で、小学校1年生から2年生になるときに、例えば20人 と21人の学級の学校があったとします。ところが、1人転校してしまって、40人 で2年生で1クラスになってしまうという場合につきましては、1つ2つ条件がつく のですけれども、申請に応じて、そのまま上に上がっていけるのだ、つまり学級 がえをしないでいけるのだと。それは、5年生から6年生、中学校2年生から3年生 もそういう措置をとっております。東京都の方でも、それぞれ、ここのところで ポイントを絞ってやっていこうということで、そちらも始めておりますので、私 どもとしましては、県費負担職員等につきましては都と国の動向を見ながら進め ていきたいと考えております。以上です。 ○22番(楠原治利君)  ぜひ積極的な方向で改善をお願いしておきたいと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 12:13 2001/11/23 □ ------------------------------------------------------------------------  三連休です。皆様いかがお過ごしでしょうか。 −−−−−−−−−−−−−−−  LDニュースへ講演会等のイベント情報掲載を希望される方へ・・・  詳しくは下記サイトをご覧下さい。  http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員になってください! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode 版 URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LDニュース 最新号バックナンバーについては下記のサイトから閲覧が可能です URL: http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000000592 [2000.12.21 更新] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 更新] 編集に際し正確を期していますが、最終保証責任は免責とさせていただきます ■ 挿入されている広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切無関係です ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  LD 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