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■ LD(学習障害)ニュース #310 2001/10/25 発行 登録読者(配信)数 3,385 ■
■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■
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■ 秋田LD・ADHD懇話会 設立総会及び記念講演会/横手市 2001/11/11 ■
■ 「親と教師のための性教育セミナー」開催のご案内/仙台 2001/12/08 ■
■ 【新刊】「嫌な子・ダメな子なんて言わないで」小学館刊 2001/10/25 ■
■ 第7回 「フェスタみはらし」見晴台学園/愛知県刈谷市 2001/10/28 ■
■ 大阪LD親の会「おたふく会」10周年記念企画シンポジウム 2001/11/25 ■
■ 国立教員養成大学の在り方に関する懇談会(第14回)議事要旨(抜粋) ■
■ 国立教員養成大学の在り方に関する懇談会(第13回)議事要旨(抜粋) ■
■ 「学習障害」等の相談がはじまりました。 滋賀県総合教育センター ■
■ 海外出張(豪州)結果概要報告 岐阜県健康福祉環境部 2000/8/22-31 ■
□ 編集後記 ------------------------------------ 21:33 2001/10/25 □
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■ 秋田LD・ADHD懇話会 設立総会及び記念講演会/横手市 2001/11/11 ■
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主催者からのご案内です。
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秋田LD・ADHD懇話会 設立総会及び記念講演会 のお知らせ
テーマ 学校におけるLD児等の指導について
講 師 佐藤 秀明 先生 宮城県立石巻養護学校教諭・日本LD学会会員
日 時 2001年11月11日(日) 午前9時30分〜12時10分
会 場 すこやか横手/多機能室 横手市横山町1−1
交 通 JR横手駅下車 徒歩7分
定 員 80名(定員になり次第締め切ります)
主 催 秋田LD・ADHD懇話会
参加対象 LD・ADHDなど教育的に特別な支援を必要とする子どもたちに関心があ
る方であればどなたでも。
参加費 無料
申込み 参加希望者の氏名・住所・連絡先を明記して下記へお申込みください。
締め切りは11月5日(月)とします。
秋田LD・ADHD懇話会事務局
E-mail:hassey@yutopia.or.jp
FAX:0183−72−5206
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■ 「親と教師のための性教育セミナー」開催のご案内/仙台 2001/12/08 ■
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主催者からのご案内です。
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日 時 2001年12月8日(土) 10:00〜12:00
場 所 仙台YMCA 電話022−222−7645
主 催 みやぎLD・ADHD支援教師の会
共 催 宮城LD親の会「ぽこ・あ・ぽこ」
参加費 1000円
内 容 Aクラス「思春期の男の子」10:00〜10:50
Bクラス「思春期の女の子」10:00〜10:50
A・Bクラス合同「思春期の子どもたちへの理解と支援」
11:00〜11:50
講 師 宮城県石巻市立二股小学校 養護教諭 福井 律子先生
宮城県石巻市立稲井中学校 養護教諭 津田ゆきえ先生
宮城県立石巻養護学校 教 諭 佐藤 秀明
参加申し込み A/Bどちらかを明記の上,住所,氏名,所属(立場)をお書き
の上,FAXでお申し込み下さい。
FAX 022−349−0188
定 員 各クラス25名
定員になり次第締め切らせていただきます。なお,駐車場がありません
ので,お近くのパーキングをご利用下さい。
問合せ 石巻養護学校 電話 0225−94−0202 佐藤秀明まで
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■ 【新刊】「嫌な子・ダメな子なんて言わないで」小学館刊 2001/10/25 ■
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監修者からのご案内です。
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【新 刊】「嫌な子・ダメな子なんて言わないで」
ADHD(注意欠陥・他動性障害)児の姿と対処法
【著者等】品川 裕香 著 高山 恵子 (えじそんくらぶ代表) 監修
【内 容】母親たちの苦悩の日々を紹介し、ADHD児に必要なサポートの仕方
を解説。ADHDを持つ子どもの母親たちの苦悩と涙・喜びの記録、
すぐ使えるベテラン教師からのアドバイス、保護者・先生へのカミン
グアウト法、また巻末資料としてADHDの最新医療情報・診断基準
表などもりだくさんの内容です。
【出版社】小学館 1,300円+税 10月25日 ISBN 4-09-840072-3
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■ 第7回 「フェスタみはらし」見晴台学園/愛知県刈谷市 2001/10/28 ■
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期 日 2001年10月28(日)雨天決行
時 間 午前10:30〜午後3:00
場 所 井ヶ谷市民館/駐車場
≪プログラム≫
10:30 開会式 12:00 餅投げ
10:40 CMコンテスト 12:30 有志ステージ
11:00 出店OPEN 14:30 お楽しみ抽選会
キッズアート・相談コーナーあり
連絡先 見晴台学園 愛知県刈谷市井ヶ谷町桜島58-1 TEL&FAX:0566-36-5994
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■ 大阪LD親の会「おたふく会」10周年記念企画シンポジウム 2001/11/25 ■
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主催者からのご案内です。
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テーマ LD等をもつ子どもの子育てと、社会的自立への課題
▲ 講 演1 大阪医科大学 鈴木 周平先生
LD,ADHD,高機能自閉,アスペの子どもたちへの医療からのアプローチ
▲ 講 演2 ナカガワ・エディケーショナル・クリニック 中川 克子先生
LD等をもつ子どもの家庭教育〜自立に向けてどう育てるか〜
▲ 講 演3 障害者職業総合センター 望月 葉子先生
LD等をもつ青年の就労・自立への課題−職業リハビリからのアプローチ
〜『学習障害』を主訴とする者の就労支援の課題に関する研究から〜
▲ 発 表 「おたふく会」会員 内藤 孝子
「親の会」の活動を通して〜親としてできることは〜
▲ 質疑応答とディスカッション
日 時:2001年11月25日(日)10:20〜16:30(10時開場)
会 場:ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)7階大ホール
大阪市中央区大手前1丁目3番49号(地下鉄・京阪天満橋駅東すぐ
http://www.dawncenter.or.jp/dawnhtml/shisetsu/flframe.htm
参加費:1000円(資料代含) 会員:500円(資料代含)
申込み:メールにてお申し込み下さい。 AYV70885@biglobe.ne.jp
名前、電話番号等連絡先と、できれば「お立場」をお書きください。
※ 参加費は、当日受け付けにてお支払い下さい。
協 賛:大阪学習障害親の会「翼」
後 援:大阪府 大阪市 大阪府教育委員会 大阪市教育委員会 大阪障害者職
業センター NHK厚生文化事業団近畿支局 朝日新聞厚生文化事業団
読売光と愛の事業団大阪支部 産経新聞大阪新聞厚生文化事業団 毎日
新聞大阪社会事業団 日本自閉症協会大阪府支部 大阪ADHDを考える会
「のびのびキッズ」 全国LD親の会 同会・近畿ブロック
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■ 国立教員養成大学の在り方に関する懇談会(第14回)議事要旨(抜粋) ■
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http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/005/gijiroku/001/010901.htm
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国立の教員養成系大学・学部の在り方に関する懇談会(第14回)議事要旨(抜粋)
1 日 時: 平成13年9月13日(木)10:00〜13:00
2 場 所: 文部科学省分館「特別会議室」(2階)
3 出席者:
(委 員) 高倉翔[主査]、赤岩英夫、阿部充夫、市川正、牛見正彦、大澤健
郎、小笠原道雄、岡本靖正、兼重護、川口千代、木岡一明、桐村晋次、金藤泰伸、
小島宏、椎貝博美、渋川祥子、谷合明雄、中津井泉、渡辺三枝子 の各委員
(文部科学省)工藤高等教育局長、清水大臣官房審議官、西阪専門教育課長、合
田大学課長、石井教育大学室長 他
4 議 事:
(1)開 会
(2)主査から、資料2の第13回議事要旨(案)について、意見があれば後日
事務局へ連絡するものとし、調整・確定は主査及び事務局に一任願いたい
との提案がなされ、了承された。また、確定後の議事要旨は、文部科学省
ホームページに公開することとなった。
(3)日本教育大学協会・国立大学協会教員養成特別委員会共催の特別シンポジ
ウム報告書について、岡本委員より資料3により説明があった。
(4)附属学校と教員養成学部のあり方に関する調査について
木岡委員から配付資料により説明があり、その後以下のような意見交換が
行われた。
-------- (中略)--------
【附属学校について】
○とりわけ附属学校サイドは、大学、学部から切り離されることに対しては強い
抵抗を示していることが先程の調査でも伺える。そのことと関わって教育実習
を附属学校で引き受けることに対する積極姿勢がみられるし、そのことが入学
者選抜において一定の学力以上の子供を受け入れなければ教育実習に耐えられ
ないという理由設定につながっている。要は当事者側からすると今の学校の存
続を図ろうという意識が教育実習を基に強く示されていると捉えることができ
る。問題は、それでは教育実習の効果がどれほど附属学校において果たされて
いるかについて、先行研究においても必ずしも明確になっていないところであ
る。
むしろ私立の状況等を踏まえると附属であるよりも公立学校での実習の方が今
の教育課題に直面したり、それがまた教師としての自らの姿勢を振り返ったり
することにつながることが多々見られることからすると、附属学校での教育実
習は撤廃の方向で考えていくか、あるいはより早い段階での学校の現実に触れ
る最初の機会の場として位置づける程度で、本実習はやはり公立で行うほうが
望ましいのではないかと思っている。むしろ附属学校が果たすべきは資料8に
もあるように、より公立学校で取り組むことが困難な課題について研究教育を
していくところに置かれるべきだろうと思う。したがってその観点にたった入
学者選抜や学級編成の仕組みが考えられるべきだろうと思っている。
○確かに色々な指摘を受けて反省してみるに、大学や附属学校の関係者は教育実
習論に立てこもってその存在理由を頼りかかってきたというところが無いとも
いえない。これから真に附属学校が必要だということを主張する必要があるな
らば、それぞれの実践研究が幼稚園から大学に至るまでのカリキュラムの改善、
改革に直結させていくことが重要であるし、またその見通しがあれば、存在意
義を主張し得ると思っている。
○教育実習に附属学校が果たしている役割はもうきわめて小さいということであ
るが、運転免許になぞらえるとよく分かると思うが、附属で3年の時に教育実
習をする。そこで基本的なことを学んで4年で公立学校で実習をする。まさに
路上運転の練習をするわけである。そのように考えてみると、必ずしも附属で
実習をすることが必要ないのだということにはならないのではないか。
○附属をこれからどうするかについては、必要最小限にして縮小または廃止する
べきと考える。ただし、資料8にもあるように、特殊教育学校についてはこれ
まで果たしてきた成果とこれからも教育に関して先導していくことを考えた時
に不可欠であると考える。
○大学の研究について附属学校は必要がなく、実習についても公立に任せれば良
いのだという考えならば、もう廃止すれば良いのであって、本当に廃止した時
に困ることがあるのかどうかという焦点化した議論をしていく必要があると思
う。
それと研究に関しては本当に大学がその附属を使って研究すべきテーマあるい
は学部がそういうテーマを本当に持っているのかどうかという疑問がある。
私は附属学校にいたことがあるが、大学の先生が個人的テーマであるいはその
先生の属しているグループのテーマで附属に研究の要請があっても、大学の学
部あるいは大学自体が大きなテーマを持ってその解決のために附属に研究協力
を要請してきたということは、経験がない。
ただし、附属が独自に行っている研究の成果がその県のあるいはその地域の教
育の質の向上に先導的な役割を果たしているというのは色々と言えるのではな
いか。まず附属から新しい教育が始まっていく、あるいは公立と協力してやる
という形になっており、この辺の所をどう評価するかという問題ある。それを
除けば、大学が必要としないならばそれは縮小するか廃止することで良いと思
う。
○LD児教育や引きこもり児童の教育に附属学校が取り組むというのは理論的に
はあるのだろうが、LD児や引きこもり児童だけを附属に集めるということは
不可能であり、現実にそういうことが出来るかどうかは考えてみる必要がある
と思う。
○大学の研究に協力するという形が、大学からテーマを与えるのではなく、附属
学校がある問題を持っていって大学と共同研究をするという立場もあり、その
ような形の研究は各大学で行われている。また、附属学校のもうひとつの役割
として地域の教育水準を高めるということがある。例えば大学と一緒に協力し
たテーマで実際の授業をして、そこに地域の県または日本全国から授業参観に
集まってくる。そうしてそこから何かを得て全国に散らばっていっている。そ
ういう意味で附属学校の意義は十分あると思う。
○附属学校では大学がテーマを与えて研究するということは非常に難しいと思う。
やはり小学校、中学校はそれぞれ独自のそういう子供たちを育てる意識を持っ
ているため、彼ら自身の問題意識があるわけで、むしろそれを大学が取り上げ
て共同して研究していく方向をとれば、附属学校というのは日本の教育水準を
上げていく上で非常に大きな役割を果たすと感じている。
○附属の効用で私が教育学部に言っているのは教育学部の教員のファカルティ・
ディベロップメントに使えないかということである。例えば新任教員は必ず半
年間附属に行ってくるようなシステムにすると非常に効果があるのではないか
と考えている。もちろん公立高校でも良いではないかという考えもあるが、公
立学校ではとてもそんなことは実施できない状態にある。
(高等教育局専門教育課)
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■ 国立教員養成大学の在り方に関する懇談会(第13回)議事要旨(抜粋) ■
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http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/005/gijiroku/001/010801.htm
国立の教員養成系大学・学部の在り方に関する懇談会(第13回)議事要旨(抜粋)
1 日 時: 平成13年8月22日(水) 13:30〜16:00
2 場 所: 文部科学省分館2階「特別会議室」
3 出席者:
(委 員) 高倉翔[主査]、赤岩英夫、阿部充夫、市川正、牛見正彦、大澤健
郎、小笠原道雄、岡本靖正、兼重護、川口千代、木岡一明、桐村晋次、金藤泰伸、
椎貝博美、渋川祥子、谷合明雄、永井順国、中津井泉、渡辺三枝子 の各委員
(文部科学省)工藤高等教育局長、西阪専門教育課長、合田大学課長、石井教育
大学室長 他
4 議 事:
(1) 開 会
(2)主査から、資料3の第12回議事要旨(案)について、意見があれば後日
事務局へ連絡するものとし、調整・確定は主査及び事務局に一任願いたい
との提案がなされ、了承された。また、確定後の議事要旨は、文部科学省
ホームページに公開することとなった。
(3)金藤委員より資料「統合・再編についての私見」について説明があった。
(4)組織・体制のあり方について
事務局から配付資料について説明があり、その後以下のような意見交換が
行われた。
-------- (中略)--------
【附属学校について】
○「教育実習の実施は公立学校を基本とすべきではないか」という提案について
だが、これは附属学校と公立学校と両方でできることが本来は望ましい。本学
では教育実習生の受け入れ先として、附属学校だけでは間に合わないため公立
学校も利用しているが、それぞれにメリットとデメリットがある。例えば、公
立学校では、学校によって教生の指導体制に差があるようであるが、附属学校
では教生の指導を長年受け入れているということもあり、その指導はかなりき
ちんとできている。また、附属学校だから子ども達が均質で教育がやりやすい
というのは一概にはいえないと考えている。そういったことを踏まえ、両方の
学校で経験ができることが望ましいと思っている。
次に「非教員養成大学・学部(被統合大学を含む)における附属学校の存廃」
についてだが、これは各学校の歴史的背景もさることながら、それぞれの教育
に特色があり、これらを一概に廃止してしまうことが日本のこれからの教育に
とってベターなのか考えさせられるところである。附属学校はエリート校化し
ているという批判があるが、私はそうは思わない。私学でエリート校と呼ばれ
るところは、主要教科の教育のみに力を注ぎ、学校行事を廃止したうえ、学校
週5日制への移行に反対して土曜日も授業を行うような受験のためのエリート
教育を行っている。これに対して附属学校では、有名大学への受験のために本
校を志願するのであればそれは歓迎しないという姿勢を取っており、学校説明
会などでもそのように説明している。このことからすると本当の意味での人間
教育としてのエリート教育を実施しており、名門私学よりも国立の附属学校の
方が人気が高いという話も聞いている。附属学校としての位置付けか、独立し
た国立の学校かという議論もあるが、いずれにせよこれからの子ども達への教
育にはそういう理念をもった学校が必要なのではないか。
○附属学校の役割はもう終わったのではないかと感じている。教員養成学部にお
ける教育研究の場としての学校は、附属学校という特別なものである必要はな
く、研究・教育の両面を受け入れられる体制があり、大学教員や学生がもっと
自由に出入りできるような仕組みがあれば、公立学校や私学であってもよいの
ではないか。
また、エリート教育については私学に任せても良いのではないか。むしろ、公
立学校や私学では対応しきれないような引きこもりの児童生徒の教育を国の責
任において行う。そのような学校こそ必要なのではないか。
○この議論のきっかけが、附属学校のエリート校化という社会の批判から起きて
いるのではないかという懸念がある。事実としてそのような学校もあるのだろ
うが、それには長い歴史があってそのようになってきたものである。そのよう
なところでは、体質改善にしろ、学校自体の存廃にしろ、その学校が自主的に
取り組んでいけるようにしなければならず、まわりから壊すことは適当ではな
いのではないか。社会の批判だけを背景に、附属学校そのものの存続や意義に
ついて議論して良いのだろうかという疑問がある。
また、附属学校の中でも養護学校は重要である。養護教育は採算性の観点から
私学では対応がむずかしい。養護教育、特殊教育の在り方は国だからこそでき
る研究領域のひとつではないだろうか。さらに、引きこもりや不登校といった
むずかしい問題を抱える子ども達がいる中で、不登校の児童生徒がいるからカ
ウンセラーを配置するのではなく、不登校の児童生徒のための教育を行う学校
が必要なのではないか。そういった教育的に恵まれない子ども達に積極的に目
を配る教育こそ、国が担うべき役割である。さらには、理科離れや文字離れへ
の対応なども重要な課題であり、これからの附属学校はそういった分野に力を
注ぐべきではないか。そして、そのような学校であれば、現職教員の再研修に
も意義のあるものとなるはずである。
○直接又は間接的に国の政策提言に繋がるような実績が、附属学校に今まであっ
たのかという疑問をもっている。例えば学級定数の規模の在り方に関するデー
タは日本中のどこにもない。これは世界的にも少ないデータであるが、附属学
校ならこの何十年間でできるはずだったのではないか。附属学校に対する様々
な批判には、誤解されたようなイメージも混じっているのかもしれないが、少
なくとも批判が先行するようでは国立学校としての存在意義に関わるのではな
いか。
また、附属学校についても第三者評価が必要と考えるが、まずは自己点検評価
の実施とその結果の公表が前提になる。これからは附属学校が独自に実施する
ことが必要ではないか。その上で第三者評価を行っていくことが必要であると
考えている。
(高等教育局専門教育課)
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■ 「学習障害」等の相談がはじまりました。 滋賀県総合教育センター ■
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http://www.pref.shiga.jp/edu/content/data05/a00_05/07.html
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学習障害とは、全般的な知的発達には遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、
計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す
様々な状態を指すものであるといわれています。
学習障害やこれに類似する学習上の困難によるつまずきにより、集中力のなさ
や人との関わりなどに困難を示している子が多くいるともいわれています。その
ことで怠けとみられたりして誤解を受けている子もいるのではないかと思われま
す。
そういった子に対して、周囲の大人がどうかかわっていけばよいのか、その子
のもっている力をどう伸長していけばよいのかといったことが、これからの大き
な教育課題の一つになります。
そこで、このような子をどう捉え、どう考えていけばよいのかを、学校の先生
とともに考えていく教育相談を、今年度から滋賀県総合教育センターで開始いた
しました。
そこでは相談員が、心理検査をしたり、日常の生活や学習・行動の様子などを
もお伺いして、担任とともにその子への関わり方や配慮の仕方等について考えて
まいります。また、必要に応じて、医療機関等専門機関に紹介もします。
お問い合わせ・申し込み
※ 申し込みは学校を通じて申し込むことを原則としますが、保護者からの直接
の申し込みについても受け付けます。
滋賀県総合教育センター(火・木・金)
TEL.077−588−2311
滋賀県教育委員会学校教育課障害児教育室(祝日、土、日除く)
TEL.077−528−4578
相談場所 滋賀県総合教育センター(野洲郡野洲町北桜)
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■ 海外出張(豪州)結果概要報告 岐阜県健康福祉環境部 2000/8/22-31 ■
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http://www.pref.gifu.jp/s11129/kokusai/t12000822australia.htm
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クロームハーストスクール(オーストラリア・シドニー)
・シドニー北部の高級住宅街にある4歳〜16歳対象の養護学校。
・軽度・重度障害児は勿論のこと,LD児(学習障害児)も受け入れ、個人のニ
ーズにあった多様なプログラムを用意。
・施設は普通の家のようで、学校らしくなく親しみやすい。施設内の室内プール
はコミュニティに解放され、地域との一体感に努めている。
・施設規模、障害児51名,LD児16名、職員15名、助手9名、セラピスト
3名。
・プログラムの一つに「アドバンス・リビングスキルズ・コッテージ」がある。
学校に隣接したコッテージにて、生徒が実際に一人で5〜6週間生活をして、
毎日の生活ルーテンとスキルを学ぶ。監督者1名が一緒に住み込む。
・養護学校のあり方を検討する場合、コミュニティとの連携は参考とすべき点で
ある。
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□ 編集後記 ------------------------------------ 21:33 2001/10/25 □
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詳しくは下記サイトをご覧下さい。
http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/sample.html
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▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲
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親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新]
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LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 更新]
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