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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #290 2001/08/05 発行 登録読者(配信)数 3,273 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第151国会 参議院文教科学委員会 会議録 [抜粋]    2001/06/28 ■ ■ 熊本LD児・者親の会「めだか」要望書を県教委に提出  2001/08/03 ■ ■ 「21 世紀ビジョン・セミナー」 Dr.ワックス 東京  2001/09/23-24 ■ ■ ハリー・ワックス来日セミナー 名古屋 2001/09/29 大阪2001/09/30 ■ ■ LD児理解パンフ配布・新潟県教委 学級崩壊防止冊子配布・新潟市教委 ■ ■ ADHDさとるくんの場合 −落ち着きのない子をどう育てるか− 2001/07 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 16:34 2001/08/05 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第151国会 参議院文教科学委員会 会議録 [抜粋]    2001/06/28 ■ ------------------------------------------------------------------------ ○荒木清寛君 次に、近年非常に大きな課題となっております自閉症児、あるい はADHD児、これは注意欠陥多動性障害児ということでありますが、あるいは 学習障害児への支援について文部科学省としてはどう取り組んでいこうとしてい るのか、伺います。 ○政府参考人(矢野重典君) 知的障害を伴わない自閉症でございます高機能自 閉症児、それから注意欠陥多動性障害、ADHD児、あるいは学習障害児等につ きましては、これは通常の学級に在籍することが多く、担任が障害の特性に留意 して指導するなど教育的対応に努めているところでございますけれども、これら の児童生徒の実態等については十分に明らかになっていないわけでございます。  そういう意味で、高機能自閉症児やADHD児に関する調査研究につきまして は、国立特殊教育総合研究所の調査研究の成果も踏まえながら、平成十三年度、 今年度から、専門家による調査研究協力者会議を設置いたしまして、高機能自閉 症等に関する定義でございますとか判断基準について明確にするといたしますと ともに、効果的な指導方法でございますとかあるいは指導の場、形態等について 検討をいたすことといたしているところでございます。  また、学習障害児でございますが、学習障害児につきましては、本年度から、 四十七都道府県に委嘱をいたしまして、学習障害児に対する実態調査あるいは判 断基準等について実証的、実践的な研究を行いますとともに、学習障害児等の全 国的な実態調査を行うことといたしているところでございます。  これらの調査研究等の進め方については、今後、専門家等の意見を聞きながら 検討いたすことといたしているところでございますけれども、研究の成果につき ましては、中間報告を出したり、関係者の意見を聞いたり、あるいは成果を活用 して啓発リーフレットを作成するなどの工夫も逐次行ってまいりたいと考えてい るところでざいます。 ○荒木清寛君 けさちょっと理事会等で案件になった件もそうでありますけれど も、どうも文部科学省の調査というのは時間がかかるようでもありますので、今、 話のあった中間報告等も出して、そうした成果を十分活用して、現にそうした問 題で悩んでいる人はたくさんいるわけでありますから、効果的な施策を模索しな がら進めてもらいたいと思います。  今、そうした自閉症児、ADHD児に対する対応ということで教育相談担当職 員の配置というようなこともございました。今回の地教行法の改正案でも、この 教育行政についての相談窓口の明示というようなことも入っているわけでござい ます。  そこで、今指摘しましたような、近年明らかになってきて大きな問題になって いる障害を持つ子供の親御さんからは、どこに相談していいのかわからない、あ るいはどこのお医者さんに相談していいのかわからないというようなこともある わけでございますけれども、そういう事態は今の教育相談担当職員の配置であり ますとかあるいは今回の教育行政に関する相談窓口の明示ということによって解 消するんでしょうか。 ○政府参考人(矢野重典君) 障害のある子供の保護者に対します相談、支援を 行いますためには、先ほど御紹介があった一般的な窓口だけではなくて、教育委 員会が福祉、医療、労働等と一体となった相談支援体制を特に整備することが必 要であると考えているところでございます。  このため、文部科学省におきましては、平成十三年度から、全国の都道府県教 育委員会に委嘱をいたしまして、教育委員会が福祉医療機関と連携した相談体制 の整備、そして教育相談を行う教育相談体系化推進事業というのを実施すること といたしているところでございます。  また、国立特殊教育総合研究所におきましては、都道府県の特殊教育センター の教育相談担当者に対する研修の実施でございますとか、特殊教育に関する教育 相談、情報の提供を行っているところでございます。今後とも、こうした施策を 通じまして、教育委員会のこうした障害を持つ子供の保護者に対する相談体制の 充実が図られますように私どもとしても支援をしてまいりたいと考えているとこ ろでございます。 ○荒木清寛君 私は、前回の質疑の中でも、排除の論理ではなくて支援というこ とが大事なんだということを主張いたしました。あるいは、二十一世紀の我が国 が目指すべき方向は共生社会の実現であるということについてはもうコンセンサ スがあると思います。今回は前回に引き続いて二回に分けまして障害を持つ子供 たちの教育の問題を取り上げました。  そこで、最後に遠山文部科学大臣から、共生社会を実現するという観点から、 二十一世紀の障害を持つ子供たちに対する教育というのはどのように展開してい くおつもりなのか、その決意をお伺いいたします。 ○国務大臣(遠山敦子君) これからの社会を考えますときに、いろんな課題は ございますけれども、その中の大事な要素といたしまして、障害のある者と障害 のない者が同じ社会に生きる人間としてお互いを正しく理解し助け合っていく、 支え合っていくということが大切であると考えております。  二十一世紀の特殊教育のあり方につきましては、このようなノーマライゼーシ ョンの理念の実現に向けて、障害のある児童生徒がその可能性を最大限に伸ばし、 そして自立して社会参加するために必要な力を培うために、児童生徒一人一人の ニーズを把握して必要な支援を行うことが大事だと考えております。  我が省といたしましては、今後、教育と福祉、医療、労働等の各分野が一体と なって社会全体として児童生徒の自立を生涯にわたって支援していく体制を整備 したり、あるいは障害のある子供と障害のない子供の交流教育を積極的に推進す るなどによりまして、障害のある児童生徒の教育の一層の充実に努めてまいるこ とが大事だと考えております。 ○荒木清寛君 終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 熊本LD児・者親の会「めだか」要望書を県教委に提出  2001/08/03 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.kumanichi.co.jp/dnews/20010804/kiji2_0000004569.html −−−−−−−− <地域のニュース 熊本日日新聞>  2001(平成13)年8月4日(土) 学習障害(LD)児の保護者らでつくる熊本LD児・者親の会「めだか」(六十 二家族)は三日、チームティーチングの活用や未就学児への指導・援助などLD 児の教育環境の整備を求める要望書を県教委に提出した。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「21 世紀ビジョン・セミナー」 Dr.ワックス 東京  2001/09/23-24 ■ ------------------------------------------------------------------------   「21 世紀ビジョン・セミナー/〜子供とアスリートの未来の為に」    Dr.ハリー・ワックス来日セミナー 東京 2001/09/23-24 【日 時】2001年9月23日(日)秋分の日12:45〜17:00      「スポーツ選手とその(ビジョン+思考)プロセス」      2001年9月24日(月)振替休日12:45〜17:00      「子供の発育と学習における(ビジョン+思考)プロセス」 【会 場】FORUM8(フォーラム・エイト)      東京都渋谷区道玄坂2-10-7新大宗ビル10階1000会議室 【受講料】  どちらか1日の場合 8, 000円/ 当日受付10,000円 (消費税込み) 両日ともご参加の場合 13, 000円/ 当日受付15,000円 (消費税込み) 【定 員】 各日120名(定員になり次第締め切らせていただきます) 【お申込方法】住所、氏名、所属、電話番号、FAX番号、e-mailを記載の上、フ        ァクシミリでお申込下さい。 FAX 052-264-4685        後日、受講票とご請求書をお送りいたします。 【締切日】 2001年9月10日(月) 【お問い合わせ】 特別視機能研究所 内藤貴雄           FAX 052-264-4685 E-mail prism@pa2.so-net.ne.jp 【内 容】 Dr. ワックス;講演(23日)  「スポーツ選手とその(ビジョン+思考)プロセス」  NFL ワシントン・レッドスキンズのビジョン・コンサルタントとしての経験か ら、スポーツ選手に求められる、視覚機能と思考力、また運動能力との関係につ いて解説していただきます。  「スポーツ選手とその(ビジョン+思考)プロセス/実技編」  スポーツビジョンといっても、Dr. ワックスの指導法はたいへんユニークです。 特殊な機械を使わずにおこなうトレーニング方法を中心に解説・デモンストレー ションをしていただきます。    ●  Dr. ワックス;講演(24日)  「子供の発育と学習における(ビジョン+思考)プロセス」  アメリカでは視覚機能と学習との強い関係が多くの文献、または実例で示され ています。子供の発育における視覚機能の重要性について、わかりやすく解説し ていただきます。  「子供の発育と学習における(ビジョン+思考)プロセス/実技編」  Dr. ワックスは、視機能のみならず、思考力、運動能力までも調べる発達検査 をおこない、その子供の発達段階に応じてビジョントレーニングを構成していき ます。特殊な機械を使わずにおこなうトレーニング方法を中心に解説・デモンス トレーションをしていただきます 【講師の紹介】 Dr. Harry Wachs, O.D.,F.A.A.O.  1948年 ペンシルバニア州立カレッジ・オブ・オプトメトリー卒業後、同州 New Bethlehemで開業。その後ジョージ・ワシントン大学 の School of Education で教授、Washington Capitalsのでの指導、Childrenユs Learning Centerでのディレクター、またアメリカン・フットボールのワシントン・レッド スキンズのチーム・オプトメトリストなどを歴任。現在は Vision and Conceptual Development Center の主事として、80歳を過ぎた今でもフルタイム で活躍中。  ピアジェの発達理論を元に、子供の発達段階を確認し、視機能ばかりでなく、 運動能力、論理的思考までを伸ばすトレーニングを処方している。スポーツ選手 の指導はもとより、子供の発育並びに学習と視覚の関係に於いては、世界中のオ プトメトリストや教育者から大変高い評価を得ている著名なオプトメトリストで ある。 【通訳の紹介】 内藤貴雄,O.D. 米国オプトメトリスト  名古屋生まれ、48歳。南カリフォルニア・カレッジ・オブ・オプトメトリーを '83年卒業。我が国では数少ないドクター・オブ・オプトメトリーの称号を得る。 帰国後眼鏡会社を経営するかたわら、視覚と人間の行動との関わりについての研 究に取り組み、'92年「特別視機能研究所」をスタートする。元WBC世界バンタム 級チャンピオン薬師寺保栄、元 WBAスーパーフライ級チャンピオン飯田覚士、シ ョートトラックスケート五輪代表の寺尾悟などをはじめ、野球、ソフトボール、 アメリカンフットボール、クレー射撃、ビーチバレー、バドミントン、カーレー ス、競艇など様々な分野のスポーツ選手から小・中学生にいたるまでのビジョン トレーニングをおこなっている。著書に「眼で考えるスポーツ」(ベースボール マガジン社)がある。   国際スポーツビジョンアカデミー国際理事   米国オプトメトリック協会スポーツビジョン部門会員   日本オリンピック委員会クレー射撃・強化スタッフスポーツコーチ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ハリー・ワックス来日セミナー 名古屋 2001/09/29 大阪2001/09/30 ■ ------------------------------------------------------------------------ LDニュース#281で既報のセミナーですが、下記のような変更があるとのお知らせ を、主催者の北出先生からご連絡をいただきました。 時間帯がに変更になりました。開催日と場所に変更はありません。また、受講申 し込みの受け付け期限が9月10日になりました。 ◆ 名古屋 ---------------------- 日 時:2001年9月29日(土)午後2:00−6:00 場 所:キクチ眼鏡専門学校 6Fホール(地下鉄桜通線、高岳駅、徒歩7分) 主 催:視機能トレーニングセンター Joy Vision ◆ 大 阪 ---------------------- 日 時:2001年9月30日(日)午後2:00−6:00 場 所:大阪医科大学 臨床第二講堂(阪急京都線、高槻市駅、徒歩2分・     JR線、高槻駅、徒歩10分) −−−−− 主 催 視機能トレーニングセンター Joy Vision     〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町3-1-7     TEL 078−325−8578     FAX 078−331−5358     kitadekun@hotmail.com 下記参照のこと。 http://www.sanynet.ne.jp/~tatunoko/joy.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD児理解パンフ配布・新潟県教委 学級崩壊防止冊子配布・新潟市教委 ■ ------------------------------------------------------------------------ LD児理解のパンフ配布  【 新潟日報 】 新潟県教育委員会は、聞く、読むなどの能力のうち、特定の分野の習得が困難と される学習障害(LD)児の理解や支援を目的にしたパンフレットを作成、新年度か ら県内の小・中学校、養護学校の全教員に配布。 学級崩壊防止の冊子配布  【 新潟日報 】2001/4/25  新潟市教育委員会は、学習障害や注意欠陥・多動性障害の児童、生徒指導の手 引きとなる冊子「授業が成立しにくい状況の予防と克服のために」を作成、23日、 市内の小・中学校、養護学校の全教員に配布した。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ADHDさとるくんの場合 −落ち着きのない子をどう育てるか− 2001/07 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=01036447 −−−−−−−− 【書名】ADHDさとるくんの場合 −落ち着きのない子をどう育てるか−  古沢恭子(ふるさわ・きょうこ)著 鈴木出版 2001年7月刊 本体1700円 254p  ISBN 4-7902-7165-X 【内容紹介】著者の長男は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)という障害を持つ。       誕生から多動の始まり、しつけ、クリニックへ通っての訓練、オリ       ジナルの訓練、小学校生活、家族や友達との関係などを詳しく綴っ       た育児記録。 【著者紹介】1962年東京都生まれ。銀行へ勤務後、83年に結婚。夫の仕事を手伝       いながら、2児を育てる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 16:34 2001/08/05 □ ------------------------------------------------------------------------ 【LDフォーラムのメンテナンスのお知らせ】 下記期間中、メンテナンスのため全ての会議室をリードオンリーとさせていただ きます。期間中はご迷惑をおかけいたしますが、ご協力のほどよろしくお願い申 し上げます。  2001/08/10 01:00 〜 08/13 23:00 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員になってください! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode 版 URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LDニュース 最新号バックナンバーについては下記のサイトから閲覧が可能です URL: http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000000592 [2000.12.21 更新] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 更新] 編集に際し正確を期していますが、最終保証責任は免責とさせていただきます ■ 挿入されている広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切無関係です ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  LD NEWS は「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています

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