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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #286 2001/07/29 発行 登録読者(配信)数 3,264 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【新刊】対話できない教師・叱れない親 アメリカの失敗に学べ 2001/7 ■ ■ 【新刊】学習につまづきのある子の地域サポート 川島書店刊  2001/5 ■ ■ 東京都世田谷区議会平成13年3月定例会LD関連質疑 [抜粋] 2001/03/02 ■ ■ 神戸teacch親の会 第2回 親のための学習会 神戸市北区 2001/09/13 ■ ■ 杉並区立済美養護学校 おやじの会「連続公開講座」第3回 2001/09/01 ■ ■ 報告 「くらしと福祉を守るシンポジウム」広島大学にて 2001/07/07 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:30 2001/07/29 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【新刊】対話できない教師・叱れない親 アメリカの失敗に学べ 2001/7 ■ ------------------------------------------------------------------------  http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=01033416 ------------------- 【新 刊】対話できない教師・叱れない親 アメリカの失敗に学べ 【著 者】カニングハム久子 編著 【出版社】学習研究社 【体 裁】本体1500円  223p ISBN 4-05-401469-0 【著者紹介】長崎県生まれ。同志社女子大学英文科卒業。現在、自助組織SPEAC       ニューヨーク臨床教育父母の会」主宰。著書に「ニューヨーク障害       児教育事情」など。 多発する少年犯罪、家庭教育の形骸化、学級崩壊など、アメリカで起こっていた 現象がいま日本で頻発している。その事例分析と対策を紹介しながら、日本の教 師や親に向けて取るべき道を提案する。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【新刊】学習につまづきのある子の地域サポート 川島書店刊 2001/5 ■ ------------------------------------------------------------------------ 【書名】学習につまづきのある子の地域サポート     LD・ADHD・広汎性発達障害児の援助 【著者】金谷京子、納富恵子、伊東政子、中山健、吉田ゆり、緒方明子、     山根律子 共著 【内容】LD、ADHD、高機能広汎性発達障害と診断された「学習につまずき     やすい」子どもたちへの関心が、教育現場はもとより社会的な問題とし     ても高まってきているが、彼らへのケアはわが国では始まったばかりで     ある。本書は、発達障害の研究と実践を積み重ねてきた著者たちが、子     ども自身のかかえるリスクと本人の意思にかかわらず起きる環境の問題     を分析し、子どもたちを理解し援助していく手立てについてわかりやす     く解説していき、地域でできるサポートについて提案する。 【体裁】A5判 186頁 ISBN 4-7610-0738-9 【発行】川島書店 2001年5月刊行 1,800円  川島書店  〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-15-17  TEL 03-3365-0141 FAX 03-3365-1101  e-mail 営業 kawashima@kazekusa.co.jp  http://kawashima-pb.kazekusa.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京都世田谷区議会平成13年3月定例会LD関連質疑 [抜粋] 2001/03/02 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://kugi.city.setagaya.tokyo.jp/voices/ --------------- 十番(谷逸子議員)  次に、学習障害(LD)児、注意欠陥・多動性障害(ADHD)児などへの対 応についてお伺いいたします。  LD(学習障害)という言葉に関しては、一九七〇年になって学習能力障害と いう訳語が初めて登場し、平成二年、文部省が調査研究協力者会議における学習 障害への対応を報告し、教育界のみならず、医学、心理学の各分野で話題になり ました。また、注意欠陥・多動性障害(ADHD)については、平成十年以来、 マスメディアでも取り上げられるようになりました。落ちつきがない、周囲の刺 激にすぐ反応し注意が散漫になる、飽きっぽい、融通がきかない、かっとなりや すいなど、これが注意欠陥・多動性障害の主な症状であります。ADHDの子ど もへの対応で大切なのは、安心感を与え、その子のペースに合わせ、称賛しなが ら少しずつ注意を集中させることだそうです。  しかし、A君の通う学校の教師はADHDについて理解がなく、他児と同一行 動をとることを強要するだけで毎日つらい思いをし、さらに悪いことは、クラス メートたちがA君をいじめの対象にしたことでした。一般知能は高いが、ADH Dの特徴である幼稚さがあり、他児に同調できない、それがいじめを受ける理由 でした。そして、不登校になってしまったのです。  ぜひ公立学校にADHDの児童生徒のための教室を設置してほしいという声が ございます。我が国では、ADHDの研究が非常におくれています。障害につい ては、学校、家庭、地域社会でもまだ十分に理解されていません。欧米では、既 に六十年も前に研究が始められ、薬も開発されています。また、子どものための 専門教育機関も設置され、医師も参加して指導に当たり、効果を上げているそう です。しかし、ADHDは確実にふえていると言われております。教育委員会の 認識と具体的な対応についてお伺いいたします。 (四元教育政策担当部長)  次に、学習障害児(LD児)、注意欠陥・多動性障害児に対する教育委員会の 認識と具体的対応についてお尋ねがございました。議員ご指摘のとおり、平成十 年ころから学習障害、LDと略称しますけれども、それに加えまして、注意欠陥 ・多動性障害(ADHD)についてマスコミ等で話題になり、対応が求められる ようになりました。注意欠陥・多動性障害の原因につきましては、微細な脳の障 害ではないかと推定されており、学習障害と合併してあらわれる割合が高いとさ れております。主な症状としては、不注意な過ちを犯す、物をなくすという集中 力の欠如、それから落ちつきがない、また高いところへ上ったりするというよう な多動性、あるいは順番を待てないとか他人にちょっかいを出すとかという衝動 性の三つが挙げられておりますが、成長とともに多動性や衝動性は徐々に緩和さ れていくケースが多いと聞いております。  注意欠陥・多動性障害のある子どもの大部分は、学校の教職員や児童生徒を含 む周囲の人々の理解ある対応や工夫により、少しずつ学校生活に適応していくこ とが可能になるとの指摘もございます。しかし、そもそも注意欠陥・多動性障害 は、その診断についても、効果的な対応についても、いまだ難しい状況にござい ます。また、文部科学省の通級指導学級の障害種別にもまだ含まれておりません ので、直ちに専門の学級を設置することは難しい面もございますけれども、情緒 障害のある子どもたちの通級指導学級において、一人一人の子どもの多様な障害 の状態に応じてその改善を図ることに努めております。また、平成十年度末に作 成し、全教員に配布した「学習障害(LD)その理解と指導」と題するパンフレ ットを初めとする各種資料の一層の活用を図るとともに、心身障害教育研修等の 研修を通して、これらの障害の理解と指導について教職員の意識を啓発し、援助 を必要とする子どもに個別の配慮と工夫がなされるよう指導してまいります。  以上でございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 神戸teacch親の会 第2回 親のための学習会 神戸市北区 2001/09/13 ■ ------------------------------------------------------------------------ 神戸teacch親の会関係者からの情報提供です --------------------- テーマ 「困ったこと【問題行動】に対する考え方」 家庭での実践発表 講 師 ダダ母さん(案内状にはお名前が入っていますが、ネット上ではダダ母     さんとさせていただきます) プロフィール 次男で自閉症のダダくんへの家族ぐるみの支援&アプローチはご 主人のダダ父氏により「ダダ父通信」 (http://www.nucl.nagoya-u.ac.jp/~taco/dada/) として紹介され、かなりの影響を与えている。 TAS(丹波自閉症療育研究会)の託児担当。自閉症協会会員 日 時 2001年9月13日(木)10時〜12時 会 場 しあわせの村 研修館1F 大会議室     神戸市北区山田町下谷上  駐車場 1回400円     電話 078−743−8000     http://www.kobe-wa.or.jp/shiawase/ 参加費 500円(ファイル。資料代込み) ファイルは初参加の方 申し込みは(神戸teacch親の会)までお願いします。 mi-chant@mint.freemail.ne.jp または makana@athena.ocn.ne.jp 締め切り 9月9日(日) 自閉症と診断されたり、自閉的な傾向を示唆され、我が子がどうなるのか、一体 どのような療育をしてゆけばよいのかと悩む親同士、ともに学習しあいましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 杉並区立済美養護学校 おやじの会「連続公開講座」第3回 2001/09/01 ■ ------------------------------------------------------------------------ 日 時 2001年9月1日(土) 午後3時〜5時 (開場2時半) 会 場 杉並区立済美養護学校(東京都杉並区堀ノ内1-19-25)     地下鉄丸の内線方南町駅西口より歩15分 受講料 1200円 関連資料書籍を毎回販売します。また、講座終了後に懇親会を開催しますので是 非ご参加下さい(会費別途) テーマ 『就労支援』を考える(うちの子でも働けますか?)      福祉就労から一般就労へ、最先端就労モデルなら重度障害者でもここ      までできる 講 師 梅永雄二氏(明星大学人文学部・教育学科助教授、臨床心理士)     日本障害者雇用促進協会、障害者職業センターなどを経て現職。     海外の先進事情にも詳しい障害者就労支援の専門家。 ゲスト 杉並区雇用支援センター 働くことの意味と、人間らしい生き甲斐を求めて・・・・・・ 卒後の知的障害者が働く場として、施設の中での作業やいわゆる作業所へ通う、 障害の程度によってはグループホームから職場に通勤したり、雇用促進制度を活 用した民間就労などがあり、少しずつですが状況は改善されようとしています。 しかし、いずれもあまりにも限られた社会資源でしかなく、親としてこの子らの 将来を思うと、決して楽観できないのが現実ではないでしょうか?でも、彼等も 一人の人間として、働くことで生き甲斐をもち、それぞれのスタイルで社会参加 し、地域で暮らしていけることが望ましいのは当然です。 制度としての『援助つき雇用』がもたらすもの・・・・・・ アメリカでは1986年のリハビリテーション法改正に伴い『援助つき雇用 (Supported Enployment)』が制定され、障害者への就労支援が法的に保証され るようになりました。この制度では「重度障害者を対象」に「普通の賃金」をめ ざし、「一般と同じような普通の職場」で「継続的援助サービス」を提供します。 この法律により、全米で15万人以上の障害者が職業的自立を果たしました(97年 時点)。 障害者の就労を実際的に支えるのは「ジョブコーチ」と呼ばれる専門家たちで、 ジョブコーチは、評価〜職場開拓〜職場での訓練・援助〜フォローアップまでを 行い、障害者の就労を支援します。 日本でもこうした動きに呼応して様々な取り組みが見られ、重度の人にも選択の 幅が広げられようとしています。 そこで、公開講座第3回では就労支援の専門家である梅永雄二先生をお招きして、 障害者が働くための最新の援助技術と、制度のいろいろについて勉強しようと思 います。 杉並でも『雇用支援センター』がスタートしています・・・・・・ 今回は同センターのスタッフにもお越し頂き、実際の支援活動の内容や、行って いる事業について、ごく簡単ですが、ご紹介いただくことにしています。地域に 生まれた新しい支援事業に注目しましょう。 【受講申し込み】--------------------------- 締め切り8月24日(金)   ●E-mail s-ezoe@nifty.com   ●FAX  03-3313-9686(済美養護学校) ---------------------------   ●受講講座(第○回)   ●氏名   ●住所   ●TEL,FAX,E-mail   ●所属(保護者の場合在籍校と児の年齢、教職員他の場合は所属) 車での来場はご遠慮下さい。時間厳守でお願いします。受講者のための一時保育 はありません。受講料は当日受付でお支払い下さい。 当日受付もありますが資料用意の都合上、できるだけ予めの申込をお願いします ================ 次回以降の開講予告(時間・場所は毎回同じです)========      ● 第四回 2001年10月13日(土)  『この子らの将来』を考える (いま、われわれにできること) 迫る福祉構造改革を検証。21世紀に私達が果たすべき役割と、子ども達にのこす もの。東京都福祉改革推進プランは、この子らの将来に何をもたらそうとしてい るのか。 講 師 松矢勝宏氏     (東京学芸大学障害児教育学科教授、全日本特殊教育研究連盟副理事長) ● 第五回 2001年11月10日(土)  『生活支援』を考える (地域で生きるってどんなこと?)    施設を活かす、施設を壊す、施設をつくる。障害者の生活を支えるために真に必 要なサポートとはなにか。4つの施設を開設し、さらにはNPO法人を立ち上げなが ら、仲間達と考えてきたこと。 講 師 明石洋子氏(障害者の母、薬剤師、全日本手をつなぐ育成会評議委員) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 報告 「くらしと福祉を守るシンポジウム」広島大学にて 2001/07/07 ■ ------------------------------------------------------------------------ 広島LD親の会「明日葉」からの報告です。 http://www.urban.ne.jp/home/angelica/index.htm ------------------ 7月7日(土)広島大学にて、広島市内で地域福祉を支える市民団体の実践報告 と問題提起をメインとした、「くらしと福祉を守るシンポジウム」が開催され、 全体で64名の参加者がありました。 シンポジウムのレポートとしては、「福祉施設での虐待防止の人権擁護システム」 「養護学校での体罰防止と発達保障を見守る地域ネットワーク」「福祉作業所を 中心とする生活支援の拠点づくり」などがありました。広島LD親の会「明日葉」 からは、代表が定時制高校3年の男子の事例をもとに、進路状況や統計報告しま した。また会の活動内容なども報告しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:30 2001/07/29 □ ------------------------------------------------------------------------ W32.Sircam.Worm@mm というかなり悪質なコンピュータウィルスが蔓延している ということです。下記で駆除ツールが無償で配布されているとのこと。 実は、当方にもとあるメイリングリスト経由でそれらしき添付ファイルが2通送 信されてきたのですが、このツールのおかげで完璧に駆除できました。 http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.sircam.worm@mm.removal.tool.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員になってください! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode 版 URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LDニュース 最新号バックナンバーについては下記のサイトから閲覧が可能です URL: http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000000592 [2000.12.21 更新] LD 関連の情報交換・意見交流・質問は下記の「LDフォーラム」をご利用下さい LD-FRM URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 更新] 編集に際し正確を期していますが、最終保証責任は免責とさせていただきます ■ 挿入されている広告内容や広告主と親の会「けやき」は一切無関係です ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  LD NEWS は「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています

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