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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #263 2001/05/26 発行 登録読者(配信)数 3,176 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京YMCA LD児支援プログラム「やまなかおひさま・きらきらキャンプ」 ■ ■ 山口県議会 平成12年11月定例議会議事録からの抜粋 2000/12/06 ■ ■ ADD/ADHDをもって生きる人々 -当事者に聞くADHDの心の世界- 2001/08 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 22:47 2001/05/25 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京YMCA LD児支援プログラム「やまなかおひさま・きらきらキャンプ」 ■ ------------------------------------------------------------------------ 東京YMCAキャンプディレクター氏よりご案内いただきました。 ---------------------- 東京YMCAでは1995年より、東京学芸大学の上野一彦先生をはじめ日本LD学会に所 属の諸先生方、親の会の皆様方、また行政各方面など、多くの方々のお支えによ りLDを持つお子様への支援、援助活動を始めさせていただきました。現在では4 つのセンターで学習指導やソーシャルスキルトレーニング、レクリエーション、 キャンプ、理解セミナーなど、LDの事業も多方面で展開されつつあります。 今年で7年目になる、LDのお子様を対象とした『山中おひさま・きらきらキャン プ』は、雄大な富士の麓、美しい山中湖湖畔にてキャンプを行います。ひとりひ とりの年齢や体力にあったゆとりのペースの中で、ボート、サイクリング、ハイ キング、野外炊事、クラフト、キャンプファイヤーなど様々なプログラムに楽し くチャレンジします。リーダーや仲間との生活、自然とふれ合うこと、楽しく体 を動かすこと、これらの体験を通じて自分の世界を広げ、自尊心を養うことをね らいとしています。 キャンプ中の様々な出会いや体験が自己の課題を改善する機会になります。キャ ンプではLDのプログラムでの実践経験のあるリーダーや夏のキャンプについての 研修を受けた若いリーダーが1グループ、4〜5名に2名つき、お子さまの自主性や 社会性を伸ばすことを考慮に入れながら寝食をともに生活をいたします。手厚い リーダー体制でお子様たちのペースに合わせた楽しいキャンプにしたいと思いま す。そのため若干費用が高くなりますが、どうかご理解をいただき今後のボラン ティア育成もお支えいただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちいたし ております。     ・主 催 (財)東京YMCA 山手センター  ・日 時 2001年8月3日(金)〜6日(月) 3泊4日  ・場 所 東京YMCA山中湖センター       〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野 電話 0555-65-7721  ・対象・定員 LDを持つ小学1年生〜中学3年生 30名定員  ・集 合 8月3日(金) 9:00  山手YMCA  ・解 散 8月6日(月)17:00  山手YMCA  ・参加費 48,300円(交通費、宿泊食費、保険料、消費税込み)   (東京YMCAメンバー以外の方は、臨時会費3,150円を別途お願いいたします)  電話予約   ★YMCA 会 員   6月6日(水) 午前10時より           ★一般(夏季会員) 6月7日(木) 午前10時より           山手YMCA 電話 03−3202−0321  ※ 恐れ入りますが、定員を超えた場合はキャンセル待ちとさせて頂きます。  ・参加者事前打ち合わせ会      7月20日(金・祝)午後12時30分〜14時30分(予定)      場 所:東京YMCA山手センター ・ スーパバイザー    堀口 廣司(東京YMCA東陽町センター主任主事) ・ キャンプディレクター 飯  忍  (東京YMCA山手センター主任主事)              三島 綾子 (東京YMCA山手センタースタッフ) ・ ボランティアリーダー 15名〜18名 キャンプの一日(2000年度キャンプ例) 6:30   起床・朝の集い 7:30   朝食  9:00   午前のプログラム(ハイキング・野外炊事等) 12:00   昼食 13:00   午後のプログラム(川遊び・クラフト・ハイキング等) 16:00   入浴 17:30   夕食 18:30   夜のプログラム(キャンプファイヤー・ナイトハイク・花火等) 20:30   ディボーション(一日の振り返り) 21:00   就寝 ※ 詳しい資料・申込方法については東京YMCA山手センターまでお問い合わせ下   さい。  お申込・問い合わせ 東京YMCA 山手センター  〒169-0051 新宿区西早稲田2-18-12 電話 03−3202−0321(担当三島綾子) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 山口県議会 平成12年11月定例議会議事録からの抜粋 2000/12/06 ■ ------------------------------------------------------------------------ 下記サイトからの転載(抜粋)です。 http://www.pref.yamaguchi.jp/gyosei/kengikai/gijiroku/h12_11_teirei/honbun/12-6/02.htm http://www.pref.yamaguchi.jp/gyosei/kengikai/gijiroku/h12_11_teirei/honbun/12-6/09.htm http://www.pref.yamaguchi.jp/gyosei/kengikai/gijiroku/h12_11_teirei/honbun/12-6/10.htm http://www.pref.yamaguchi.jp/gyosei/kengikai/gijiroku/h12_11_teirei/honbun/12-6/12.htm -------------------------------------- 議長 (島田明君)  一般質問及び質疑の通告がありますので、 それぞれの持ち時間の範囲内におい て、順次発言を許します。  佐々木明美さん。 ----------- 前略  私は、ほとんど多くの教師は、すべてではないのが大変残念ですけれども、ほ とんど多くの教師は、真剣に子供たちと向き合い、学校現場で苦闘されていると 信じます。そして、その解決のためには、教育にもっと手間暇、人手とお金をか けねばならないという前提で、以下数点について質問いたします。  さきに、文部省の「二十一世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者会 議」の中間報告が発表されました。  ちなみに、私は、「特殊教育」という言い方には非常に違和感があります。報 告書の中でもこの名称については、今後、検討することが望ましいとの見解が示 されています。  さて、中間報告では、特殊教育の基本的考え方について、次のように述べてい ます。少し、ちょっと長くなりますけど御紹介をいたします。  今後、障害のある者とない者が、同じ社会に生きる人間として、お互いを正し く理解し、ともに助け合い、支え合っていくことが大切である。  このような考え方のもとに、障害のある児童生徒が地域社会の一員として、生 涯にわたってさまざまな人々と交流し、主体的に社会参加しながら、心豊かに生 きていくことができるようにするためには、教育、福祉、医療、労働などの各分 野が一体となって、社会全体として当該児童生徒の自立を、生涯にわたって支援 していく体制を整備することが望ましい。  教育についても、能力や可能性を最大限に伸ばし、社会的に自立し、社会参加 することができるよう、その基盤となる「生きる力」を培うため、社会全体の々 な機能を活用して、障害のある児童生徒の教育の充実に努める必要がある。 云々と、ノーマライゼーションの進展に向け、まことに格調高い理念が掲げられ ています。  しかし、現実には、障害ゆえに、地域の学校への門戸を閉ざされ、闘い続けて きた子供たちの事例は、県内でも全国でもこれまで数多くあります。  今回の報告で、障害児が地域の小中学校へ入学できる基準が緩和されるとして も、受け入れる学校側の理解やハード・ソフト両面の体制に格差がある以上、入 学できるか否かは、自治体の対応いかんに左右されることに変わりありません。  報告は、このほかに、障害児支援の充実や、教職員のより専門的能力向上を求 めています。  これらの点を含め、教育長は、この中間報告について、どんな見解を持ち、今 後、教育現場にどのように生かしていくおつもりなのか、お尋ねをいたします。  次に、高等学校については、報告書は、障害があることで不合理な取り扱いを されないよう、受験時の特別な措置や学校施設の充実やバリアフリーなどの取り 組みを求めています。  しかし、障害の種類や程度によっては、介助員や非常勤職員の配置などの人的 措置なくしては、入学できないケースもあるのです。  現在も県内の子供がこういう事態に直面し、保護者とともに深刻に悩んでいま す。  障害ゆえに受験校がみずからの意思で選択できないとすれば、県教委が今、熱 心に取り組んでいる「特色ある学校づくり」以前の話です。子供の夢と希望を切 り捨てた県教委の責任は、まことに大きいと断ぜざるを得ません。  今後、県教委は、障害児の高校受験に際し、当該受験校などと連携しつつ、人 的措置を含めた環境づくりについて早急に取り組むべきと考えます。教育長の見 解を伺います。  さて、高校受験に関して、知的障害のある子供については、私自身、これまで は疑問も持たず、当然のようにその入学先は、養護学校高等部と考えていました。  ところが、最近、こういうお子さんから、高等学校も引き続いて地域の学校へ 行きたいという相談を受け、初めて目を覚まされた思いがいたしました。  この保護者は、「つらいことや苦しいこともあったけれども、地域の小中学校 で統合教育を受けてきたことが、今の子供の生きる力になっている」と言ってい ます。  就労の場では、障害の特別枠があり、高校進学率が実質ほぼ一○○%に達して いるもとで、学力という生来のハンディでシャッターを閉ざされるのは、希望す る子供にとっては理不尽というものです。  他県では既に入学の例があることも知りました。また、大阪府では、モデル校 数校で試行を始め、二○○六年度から本格実施をするとのことです。  卒業後の進路など、もちろん課題もたくさんあると思いますが、ノーマライゼ ーションや特殊教育の基本姿勢に立ち返って、知的障害児の普通高校入学につい て、今後検討すべきではありませんか、お尋ねをいたします。  次に、中間報告は、これまで必ずしも十分ではなかったと認めつつ、学習障害 児や注意欠陥多動性障害児、高機能自閉症児など、特別な教育的支援を必要とす る子供たちに対しての積極的な対応を求めています。  世間はもちろん、教育現場においてすら、理解と対応がおくれている、このよ うな子供たちへの支援が提起されたことは、当然とはいえ評価できます。  今後、教職員の研修体制の充実と同時に、県全体の指導レベルの向上のため、 専門家の育成が不可欠で急を要します。  さらに、対人関係や集団生活を不得手とする傾向の強いこれらの子供たちに対 し、キャンプやトレーニングなどの療育活動の取り組みも他県では始まっていま す。  こうした具体的な当面の課題への取り組みは、県教委の決断次第です。これら について、教育長の決意と今後の取り組みについて伺います。  最後に、つけ加えておきますが、私は、養護学校で奮闘しておられる先生方の 努力を否定するものではありません。先般お会いした養護学校高等部の校長先生 が、「ここへ来なかったら、この子の出番はなかった」と、おっしゃったお言葉 を紹介をしておきます。 ------------ 以下略 教育長 (牛見正彦君) 教育に関するお尋ねにお答えを申し上げます。 ----------- 中略  次に、「二十一世紀の特殊教育の在り方について」の中間報告についてのお尋 ねでございます。  今後の特殊教育のあり方について、幅広く検討を行う文部省の調査研究協力者 会議の中間報告が本年十一月に提出をされたことは、お示しのとおりでございま す。  この中間報告は、今後の社会が目指すノーマライゼーションの理念の実現に向 けた、特殊教育のあり方を示したものであると考えております。  そこで、お示しの数点についてお答えを申し上げます。  まず、障害のある児童生徒の地域の学校への就学については、現在、市町村教 委におきまして、障害の状況や保護者の希望を踏まえまして、地域の小中学校の 特殊学級や通常の学級に受け入れられているところであります。  今後、その受け入れを一層推進することは、ノーマライゼーションの立場から も重要であると考えておりますが、ハード・ソフト両面から多くの課題がありま すことから、国の取り組みを注視しながら検討してまいりたいと考えております。 また、障害児に対する支援につきましては、教育、福祉、医療、労働等、関係機 関が連携して、一体となって相談や支援する体制を整備することが重要であると 認識をいたしております。  さらに、教職員の専門性の向上につきましては、教育研修所における講座や県 教委主催の特殊教育専門講習会、長期研修派遣等の充実に努めてまいりたいと考 えております。  今後、県教委といたしましては、この中間報告の内容について、各学校に周知 を図るとともに、本年度末に予定されています最終報告を受けての文部省の方針 に沿いまして、その趣旨が教育の現場に生かされ、特殊教育の充実が図られるよ う努力をしてまいりたいと考えております。  次に、障害のある生徒の高校への受け入れについてのお尋ねであります。  障害のある生徒の高校受験に際しましては、生徒の障害の程度や状況に応じて 特別な配慮を行うとともに、選抜に当たっては、志願先の高等学校長が、その学 校の課程・学科等の教育を受けるに足る能力・適性等を判断して行っており、単 に障害があることのみによって不合理な取り扱いが生じることのないよう、各高 校を指導しているところでございます。  また、入学に当たりましては、これまでも保護者と十分な連携を図りつつ、ス ロープの設置やトイレの改修等、受け入れ態勢の整備に努めてまいりました。  お尋ねの人的措置を含めた環境づくりについてでありますが、介助員などの人 的措置につきましては、現在、国において制度化されておらず、県教委といたし ましても、今後とも引き続き国に要望していくとともに、生徒一人一人の学習活 動を可能な限り支援するという観点から、それぞれの生徒の障害の程度や状況に 応じて、人の手だても含めた支援方策について検討してまいりたいと考えており ます。  次に、知的障害のある生徒の高校への入学についてであります。  現行の高校入試制度のもとでは、知的障害のある生徒の高校入学は難しい状況 にありますが、県教委といたしましては、障害のある生徒と障害のない生徒が互 いに理解し、助け合い、ともに学び、ともに育つ教育を進めるという視点から、 知的障害のある生徒の受け入れについても研究をしてまいりたいと考えておりま す。  次に、特別な教育的支援を必要とする子供たちへの対応についてのお尋ねでご ざいます。  まず、教職員の研修体制の充実と専門家の育成についてでありますが、現在、 学習障害児等の特別な支援を必要とする児童生徒の多くは、通常の学級に在籍し ており、一人一人に応じたきめ細かな対応をしていくことが必要でありますこと から、お示しのように、教員の研修体制の充実と専門性の向上が極めて重要であ ると認識をいたしております。  県教委では、本年度の教育研修所における講座の見直しの中で、参加対象の拡 大や新たな専門講座を設けるなどいたしまして、研修体制の充実に努めていると ころであります。  また、専門家の育成につきましては、毎年、国の研修機関や大学及び教育研修 所等への教員の長期派遣などにより、専門性の向上を図っているところでありま す。今後とも教員研修のより一層の充実に努めてまいりたいと考えております。  次に、キャンプやトレーニングなどの療育活動についてでございます。  こうした療育活動の多くは、社会性を身につける等の目的で、全国的にも、ま た県内においても親の会などの民間団体によって実施されているところでありま すが、県教委といたしましては、このような活動に対しまして、学校施設の開放、 講師等の派遣など、可能な限りの支援をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 佐々木明美さん それでは、再質問をいたします。  まず、最初に教育問題から質問をいたします。  たくさんあるので、どれから質問しようかと思いますが、まず最初に、高校受 験に際しての人的措置を含めた支援体制については、大変前向きの答弁をいただ きましてありがとうございました。  実は、山口県には、高校受験に際して、また、そういうお子さんが高等学校へ 入学された後にハードの整備はありますけれども、人的な措置はありません。  これまでは、人的な措置がなかったから、学力があってもこの受験ができない という事例が、私はたくさんやみに埋もれていたのではないかというふうに思い ます。  今後は、ハード・ソフト両面の整備が整えられるというふうに期待しておりま すので、これはもう既に中学校では受験先を決める時期だというふうに思います ので、当該の生徒さんと早急に連携をとっていただいて、教育委員会を通じてと っていただきまして、措置をしていただくことをお願いをしておきます。  それから、小中学校の障害児の受け入れですけれども、実は、きのうもそうい うお話がありましたけれども、現在、県内の小中学校に在籍をしている障害を持 っているお子さんは、例えば、小学校では障害者が千二百五十五名、中学校では 四百十八名、けれども、大変重度化しているという状況があります。  ある先生がおっしゃったんですけれども、「自分たちは統合教育を決して否定 するわけではない」けれども、例えば、先ほど紹介したようなAD・HDのお子 さんだとかっていうのは、「もうその子についておかなければ、もう授業がでな い」というんですね。  ですから、こういう方針が出ても、きちんと人的な措置が継続的に行われなけ れば、これは「絵にかいた餅」にしか過ぎないということなんです。  教育長が、きのう国に対して、きょうもそういう話がありましたけれども、国 に対して人的な措置を要望してるとおっしゃったけれども、残念ながら、国はこ ういう措置はまだないですね。それから、緊急雇用対策で措置しています、半年 ごとの更新で、県内では。  ただ、これは、きのうもお話があったように、就労対策でやってるわけです。 やらないよりやった方がいいんですけれども、継続的に国がやらなければ、山口 県が率先して人的な措置をする。そうすることによって初めてノーマライゼーシ ョンの理念が実現するのではないでしょうか。  国に要望するのはいいんですけれども、ぜひ県としてもこういう人的な措置に ついて、来年度から積極的に取り組んでいただきたいということを申し上げて、 見解をお尋ねをしたいというふうに思います。  それから、知的障害児の高校受験に際して、今後研究をするということであり ました。  今までは、研究も何も俎上に上っていなかった課題ですので、研究をしてくだ さるだけでも前進だというふうに思いますが、実は、きのうの毎日新聞に、「宮 崎県で知的障害者対象の専門学校が設置をされる」という記事が出ておりました。 ホームヘルパーを養成することが目的の専門学校設置ということで、ぼつぼつで はありますけれども、これまで置き去りにされてきた知的障害児者対策が、教育 の世界でもぼちぼち取り組まれ始めたということは、非常に私は喜ばしいことだ というふうに思います。  研究というのが、どういう取り組みの研究になるのかわかりませんけれども、 もし今考えておられることがありましたら、その研究の方向について、どういう 形で、どのぐらいの期間をかけて研究をされるのか、お示しをいただきたいとい うふうに思います。  そして、研究をされるからには、モデル的に、例えば、高等学校に特別枠を設 けて、正式の在籍生徒という取り扱いはしなくても、その子を受け入れるという 対策が私はとられるんじゃないかというふうに思うんですね、大阪のように。  こういうことについても、私は、検討されてみる必要があるのではないかとい うふうに思いますけれども、このことについても答弁をいただきたいというふう に思います。  それから、LDやAD・HDの子供さんに対する支援ですけれども、療育キャ ンプについては、施設や講師について派遣をするという話がございました。  実は今、山口県は、九十三年ですか、九十三年から毎年夏休みにOBSのキャ ンプを取り組んでおられますね。これは、非常に評価が高くて、応募者も大変多 いという話をきのう聞きました。  実は、定員に対して応募者が非常に多い。残念ながら予算も年々年々削減して おりますけれども、このキャンプは、小中学校は定員四十八名ですけれども、応 募者は小学校、ことしで見ると二百二十名、中学校は応募者が百三名ということ で、非常に人気が高いんですけれども、しかし、教育的効果が非常に高いという 評価もございます。  これについては、年々年々予算が削減されておりますけれども、今年度、九百 万円足らずの予算が計上しておるわけですね。  ですから、私は、施設や講師を派遣するということにとどまらず、こういった 予算的にも、こういう特別な教育的支援を要するお子さん方のための療育キャン プについて予算措置をするべきではないかというふうに、これは再度教育長の見 解をお尋ねをしたいというふうに思います。 教育長 (牛見正彦君) 再質問にお答えを申し上げます。  まず、小中学校に在籍をする障害児への対応の問題でございます。単県で人的 措置をというお話がございましたが、継続的に単県で人的措置をするということ になりますと、もう制度化ということになるわけでございまして、制度的に、こ ういったものを県で設けるということには、なかなか難しい点があるだろうと。 当然、国の方でも就学基準の見直しを進めようとしておる時期でございますので、 それに対して国は何らかの対応をしていくべきではないかと私どもは考えており ます。  教育長協議会を通して、このような申し入れもいたしておるわけでございます が、そういった面から、国の方で制度として充実していくように要望をしていき たいと、このように考えております。  それから、知的障害児の高校受験についてでございますが、既に現在、県立高 校で特殊学級から入学をされた子供さんもおられます。そういったことから、現 状をどのような状況になってるかということも調査をし、さらにその問題点がど こにあるかと、そういったことを掘り下げて研究をしていきたいと、このように 思っております。  それから、LDやAD・HD児のキャンプについての予算措置でございますが、 現在、それぞれの障害種別ごとに、こういったキャンプが行われているというふ うに私は認識をいたしておりまして、非常に多くの団体がやっておられると思い ますので、まず、実態調査等もして現状を把握してみたいと、このように考えて おります。  以上でございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ADD/ADHDをもって生きる人々 -当事者に聞くADHDの心の世界- 2001/08 ■ ------------------------------------------------------------------------ 講 師 サリ・ソルデン 米国心理療法士「片づけられない女たち」著者     佐々木 正美 川崎医療福祉大学 教授 【大阪会場】 期 日 2001年8月2日(木) 会 場 朝日生命ホール 参加費 11,000円 プログラム 09:15〜10:00 受付 10:00〜10:30 導入およびセミナー紹介 佐々木正美 10:30〜12:30 セミナーの概観(目標) 12:30〜13:30 昼食 13:30〜15:00 多層にわたる複雑さと成人治療の結果 15:00〜15:15 休憩 15:15〜17:00 2つのトラック,内面的バリアー 内面から成功の評価 17:00〜17:30 まとめ 佐々木正美 17:30〜18:00 Q&A 佐々木正美 ------------ 【東京会場】 期 日 2001年8月4日(土)〜5日(日) 会 場 科学技術館 参加費 22,000円 プログラム 8月4日(土) 09:30〜10:15 受付 10:00〜10:30 導入およびセミナー紹介 佐々木正美 10:30〜12:30 セミナーの概観(目標) 12:30〜13:30 昼食 13:30〜15:00 本人の物語と展望 15:00〜15:15 休憩 15:15〜17:00 診断のむづかしさ 17:00〜17:30 まとめ 17:30〜18:00 Q&A プログラム 8月5日(日) 09:30〜12:00 多層にわたる複雑さと成人治療の結果 12:00〜13:00 昼食 13:00〜15:00 2つのトラック,内面的バリアー 15:00〜15:15 休憩 15:15〜16:00 内面から成功の評価 16:00〜17:00 まとめ・Q&A 主 催 国際治療教育研究所     〒107-0052 東京都港区赤坂2−21−15 赤坂OSビル     TEL 03−3586−3240 FAX 03−3505−2959     E-mail: semi@iiet.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 22:47 2001/05/25 □ ------------------------------------------------------------------------  明日は、けやき「例会」です。詳しくは下記をご覧ください。  http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/NEWS.html#010714 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員になってください! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/join.html ▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容を転載される場合には必ず下記までご連絡下さい ■ 親の会「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] ホームページ URL : http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 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