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■ LD(学習障害)ニュース #251 2001/04/13 発行 登録読者(配信)数 3,109 ■
■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■
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■ 講演「21世紀の特別支援教育とLD」東京学芸大・上野先生 2001/04/21 ■
■ 特殊学級と普通学級の交流手引書を配布 甲府市心身障害児教育研究会 ■
■ 引きこもり--行き場欲しい 自立の春に青年部新設 刈谷市の見晴台学園 ■
■ ビデオ映画名に「アスペルガー症」発売中止 原題Absence of the good ■
■ 松江市がLD児と注意欠陥多動性障害児の支援部署新設 2001/03/03 ■
■ 【雑誌】モダンフィジシャン21巻3号 特集:高次神経機能障害実践入門 ■
■ 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 [2001/04/01改組] 特別研究 ■
□ 編集後記 ---------------------------------- 22:11 2001/04/13 □
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■ 講演「21世紀の特別支援教育とLD」東京学芸大・上野先生 2001/04/21 ■
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● 日 時 : 2001年4月21日(土) 15:30〜16:30
● 会 場 : 東京都地域福祉推進財団
東京いきいきらいふ推進センター講習室
セントラルプラザ6階 新宿区神楽河岸 1-1
TEL 03-3434-1121
JR総武線・地下鉄有楽町線/東西線「飯田橋駅」下車すぐ
[地図は下記参照]
http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/GIF/central.gif
★ 特別講演 : 「21世紀の特別支援教育とLD(仮題)」 15:30〜16:30
講 師 : 上野 一彦 先生 / 東京学芸大学副学長 日本LD学会会長
上野先生は旧文部省「21世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者会議」
の協力委員でもあります。今後のLDに対する特別支援教育の方向性について、お
話しいただく予定です。
【ご案内】特別講演は「けやき」会員以外の方も参加できます。希望者は下記宛
てに申し込んでください。定員になり次第締め切ります。なお、資料
代として1,000円を会場で納入ください。
氏名・住所・電話番号・所属等を明記のうえお申し込みください。
申込先: keyaki@box.club.ne.jp
● 主 催 : LD(学習障害)親の会「けやき」
http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/
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■ 特殊学級と普通学級の交流手引書を配布 甲府市心身障害児教育研究会 ■
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Mainichi Daily Mail Education http://www.mainichi.co.jp/
によると。。。
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特殊学級に籍を置く障害児と普通学級の児童との交流教育を促進させようと、医
師や教員、学識経験者らでつくる「甲府市心身障害児教育研究会」(会長・広瀬
信雄山梨大教授)が、交流教育を実践する際の心得などを記した手引書「交流教
育甲府プラン」を作成した。障害児教育について関心が薄い教員の意識を変えよ
うと、市内の小中学校に勤める教員約850人すべてに配布した。
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■ 引きこもり--行き場欲しい 自立の春に青年部新設 刈谷市の見晴台学園 ■
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http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20010405/eve_____sya_____004.shtml
中日新聞ホームページでの報道によると。
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学習障害(LD)児のための無認可の学校「見晴台学園」(愛知県刈谷市井ケ谷
町)に今月から、十八歳以上を対象にした青年部が新設された。不登校や引きこ
もりを続けてきた青年たちの「行き場」が欲しいとの声を受け、自立の第一歩を
助ける場として、七日の入学を祝う会からスタートする。
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■ ビデオ映画名に「アスペルガー症」発売中止 原題Absence of the good ■
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http://www.asahi.com/national/update/0412/002.html
朝日新聞 2001/04/12付け報道によると。
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映画配給会社「ソニー・ピクチャーズエンタテインメント」が、米国制作のビデ
オ映画に、発達障害の一種「アスペルガー症候群」の病名からとった邦題をつけ
て発売する予定だったが、患者らから指摘をうけて発売中止を決めたことが分か
った。予告編が入った別の映画のビデオ数千本はすでに出回っているという。映
画は連続殺人事件を扱うサイコスリラーで、あらすじと同症候群との関連はない。
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【参考】下記サイトで "Absence of the good" のあらすじについては下記サイ
トで読めます(ただし英文)。これを読むと、アスペルガー症候群とは
内容的に全く無関係であることがわかる。
http://www.rottentomatoes.com/click/movie-1092545/reviews.php?critic=columns&sortby=default&page=1&rid=123081
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■ 松江市がLD児と注意欠陥多動性障害児の支援部署新設 2001/03/03 ■
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http://www.sanin-chuo.co.jp/news/2001/03/03/01.html
山陰中央新報の報道によると。。。
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松江市教委が教育現場で問題化している学習障害児(LD)と注意欠陥多動性障
害児(ADHD)に対応する「特別支援教育室」を新年度から新設する。島根県
内では平田市で専門指導員の養成などが始まっているが、専門部署の設置や障害
児の判断基準作成も含めた取り組みは中国地方初。市教委と学校、専門家が連携
し、学校での実態把握と支援態勢を確立させる。
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■ 【雑誌】モダンフィジシャン21巻3号 特集:高次神経機能障害実践入門 ■
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http://www3.vc-net.ne.jp/~shinkoh/modern/backnam/2103.html
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Modern Physician Vol.21 No.3 :定価(本体2,300円+税)
特集:高次神経機能障害実践入門
小児から老人,診断からリハビリテーション,福祉まで
企画編集:宇野 彰(国立精神・神経センター)
今月のアプローチ:高次神経機能障害実践入門
●高次神経機能障害をきたす疾患 (東京都済生会中央病院)星野 晴彦他
●言語機能障害とリハビリテーション
1.失語症 (国立精神・神経センター 精神保健研究所)宇野 彰
2.発語失行 (横浜市立脳血管医療センター)吉野眞理子
3.失読と失書 (総合南東北病院)佐藤 睦子
●行為・認知機能障害とリハビリテーション
1.観念失行・観念運動失行 (大阪教育大学)元村 直靖
2.構成障害 (東京都立大塚病院)金子 真人
3.視覚失認、相貌失認、街並・道順障害 (川崎医療福祉大学)種村 純他
4.半側空間無視 (東京都神経科学総合研究所)石合 純夫他
5.半側無視以外の右半球症状 (慶應義塾大学医学部)水野 雅文
6.聴覚失認・純粋語聾 (上智大学)進藤美津子
7.記憶障害 (リハビリテーションセンター鹿教湯病院)丸山 哲弘
8.前頭葉症候群 (駒木野病院)森山 泰
9.痴呆 (東京歯科大学市川総合病院)吉野 文浩
10.脳梁の症状 (自治医科大学)田中 康文
●小児の高次大脳機能障害
1.学習障害 (東京都済生会中央病院)春原 則子
2.自閉症(高機能自閉症・アスペルガー症候群を含む)
(鳴門教育大学)橋本 俊顕他
3.ADHD (国立精神・神経センター精神保健研究所)上林 靖子
●高次大脳機能障害と画像診断 (秋田県立脳血管研究センター)長田 乾
●高次大脳機能障害者の地域リハビリテーション
(広島県立身体障害者 リハビリテーションセンター)木村 浩彰
●高次大脳機能障害者・児の福祉
(国立精神・神経センター 精神保健研究所)宇野 彰
●トピックス(高次大脳機能とは異なる機能および障害)
1.小脳の高次脳機能 (東京医科歯科大学大学院)堀口 寿広
2.Auditory Nerve Disease─語音認知障害を呈しながら高次脳機能障害では
ない新しい疾患概念─ (東京大学大学院医学系研究科)加我 君孝他
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■ 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 [2001/04/01改組] 特別研究 ■
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http://www.nise.go.jp/research/kyotsu/tokubetsu.html
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独立行政法人国立特殊教育総合研究所 特別研究
● 障害のある子どもが高度情報化社会に適応していくためのカリキュラム開発
に関する基礎的研究(平成10年度〜平成13年度)
障害児の情報リテラシーを高めるための,いわゆる情報教育に関し,どのよう
な内容をどのように教育するか,その際活用する機器や教材にはどのようなもの
があるか,それらをどのように使用するか,どのような工夫が考えられるか等を
探り,教育現場でのカリキュラム開発のための基礎的研究を行います。
● 学習障害児の実態把握,指導方法,支援体制に関する実証的研究
(平成11年度〜平成14年度)
本研究は,平成3年度から4年間続いた特別研究「教科学習に特異な困難を示
す児童生徒の類型化と指導方法の研究」,また平成7年度から10年度まで継続
された特別研究「学習困難児の指導方法に関する実証的研究」を受けて,さらに
以下の点について研究を深めるために企画されております。学習障害児の実態把
握・判定基準の検討,個別の指導計画の作成,適切な指導の場の選択,学習障害
児を指導する教師がそなえるべき資質について検討します。さらに小中学校での
校内支援体制の構築の試行をします。
● 通常学級において留意して指導することとなっている児童生徒に対する指導
及び支援体制の充実・整備等に関する研究(平成11年度〜平成13年度)
障害による様々な困難を有する児童生徒が,通常学級において教育を受けてい
ます。しかしながら,そのような児童生徒に対する実際的な教育活動や支援体制
の在り方については,それぞれの学校によって模索的に行われているのが現状で
す。
本研究は,このような現状を踏まえ,上記のような子どもに対して,特殊教育
と通常教育の分野の連携のもと,一人一人の個や集団を配慮した具体的な教育活
動やそのための支援体制がいかに通常教育において展開されるべきかを明らかに
するものです。
● 盲・聾・養護学校における新学習指導要領のもとでの教育活動に関する実際
的研 究−自立活動を中心に−(平成12年度〜平成15年度)
学習指導要領の改訂により,従来の「養護・訓練」が新たに「自立活動」に改
められ,障害の状態や発達段階等の的確な把握に基づき,個別の指導計画を作成
することが求められます。特殊教育諸学校においては,これまでの養護・訓練に
おける指導の蓄積を生かしつつ,より広い観点から創意工夫をされた指導のあり
方を具体的に模索していく必要があります。
本研究では,新学習指導要領の大きな改善事項である自立活動を中心に,「生
きる力を育む」教育活動に関する総合的かつ実際的な研究を行うことを目的とし
ます。各学校における自立活動の取り扱い及び専門性のある教員の養成・配置,
教育課程編成,個別の指導計画の作成,教育活動の展開,総合的な学習の時間の
実施状況,教育的効果の評価等に関して実地調査・分析を行います。
● 多様化している情緒障害児教育における一貫性と継続性に関する実際的研究
(平成12年度〜平成14年度)
情緒障害教育の対象児は自閉症を中心としながらも,ADHDやLD,不登校
などに広がって多様化しており,また,教育を受ける場も通級指導教室,特殊学
級,養護学校など様々でしかもそれらの間での移行も多い。そこで,多様な障害
に適切に対応し,しかも移行があっても一貫性のある教育をひとりひとりの情緒
障害児に行うための方策が焦眉の課題となっています。本研究では,この課題に
対する具体的な解決方法について研究します。
● マルチメディアを用いた特殊教育に関する総合的情報システムの研究開発
本研究は,近年目覚ましい発展をみせているマルチメディアを,いかに特殊教
育の領域において有効に活用していくかということを,都道府県の特殊教育セン
ター等との協力の下に研究することをねらいとしています。この研究には次の内
容が含まれています。
(1) 障害がある子どもが一般の子どもと共に利用できるマルチメディア教材
のユニバーサルデザイン化についての検討
(2) 特殊教育におけるビデオ・オン・デマンド(VOD)システムの利用に
関する検討
(3) 特殊教育におけるテレビ会議システムの活用に関する検討
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独立行政法人 国立特殊教育総合研究所
〒239−0841 神奈川県横須賀市野比5−1−1
TEL 0468(48)4121(代)
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□ 編集後記 ---------------------------------- 22:11 2001/04/13 □
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初夏の陽気です。。。
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