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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #245 2001/03/24 発行 登録読者(配信)数 3,068 ■ ■ LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「けやき」2001年度総会・会員更新・特別講演会のご案内 2001/04/21 ■ ■ 平成11年9月 金沢市議会でのLD関連質疑 たなか仁「電子かわら版」 ■ ■ 大阪府池田市議会 平成11年9月議会 一般質問 朋友会 奥野康俊議員 ■ ■ 岡山県清音村議会だより 障害児教育の現状と対策を問う 2000/11/10 ■ ■ 精神医学の夕べ「高機能自閉症およびアスペルガー障害をめぐって」  ■ □ 編集後記 ----------------------------------- 19:43 2001/03/23 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「けやき」2001年度総会・会員更新・特別講演会のご案内 2001/04/21 ■ ------------------------------------------------------------------------ ● 日 時 : 2001年4月21日(土) 13:30〜16:30       会員更新手続きがありますので、早めにお出でください。 ● 会 場 : 東京都地域福祉推進財団       東京いきいきらいふ推進センター講習室       セントラルプラザ6階 新宿区神楽河岸 1-1       TEL 03-3434-1121       JR総武線・地下鉄有楽町線/東西線「飯田橋駅」下車すぐ        [地図は下記参照]       http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/GIF/central.gif ● 内 容   会員更新手続き   2000年度活動報告・決算報告・監査報告   2001年度活動方針・活動計画・予算案   会則の一部改正   2001年度役員選出   新旧役員紹介・挨拶   その他 ------------------------------ 【ご案内】特別講演は「けやき」会員以外の方も参加できます。希望者は下記宛      てに申し込んでください。定員になり次第締め切ります。なお、資料      代として1,000円を会場で納入ください。      氏名・住所・電話番号・所属等を明記のうえお申し込みください。      申込先: keyaki@box.club.ne.jp ★ 特別講演 : 「21世紀の特別支援教育とLD(仮題)」 15:30〜16:30    講 師 : 上野 一彦 先生 / 東京学芸大学副学長 日本LD学会会長 上野先生は旧文部省「21世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者会議」 の協力委員でもあります。今後のLDに対する特別支援教育の方向性について、お 話しいただく予定です。 ● 総会終了後、恒例の懇親会を予定しております。お時間のある方は是非ご参   加ください。会場・会費などについては当日お知らせいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 平成11年9月 金沢市議会でのLD関連質疑 たなか仁「電子かわら版」 ■ ------------------------------------------------------------------------ 金沢市議会・田中仁議員の許諾を得て、下記サイトより転載(抜粋)しました。 http://www.hokuriku.ne.jp/jinn/diet/9909/touben.html#kyoiku −−−−−−−−−−−−−−−−−− 「教育に関して」 Q: LD児(学習障害児)は単に勉強についていけない学業不振児と混同され    やすく、誤った指導がいじめや不登校を招くと言われており、教育委員会 として金沢の実態をどのように把握しているのか。 A: 学習障害の判断、実態把握の体制、手続、基準、留意事項など、国の研究    が途上のため本市としての実態調査は行っていないが、教育相談センター において、個別具体的に事例に応じ、対応している。 Q: LD児という呼称そのものが新しく、指導方針が確立されていない現時点    では、教育委員会、学校、教育センターなどすべての機関での認識の共有 化と、教育委員会の指導性が不可欠である。教育長の決意はどうか。 A: LD児への対応はまだ課題が残されているが、教職員の理解、啓発をさら    に進め、教育相談センターでの対応、心理学、医学等、各分野の専門家と 連携をはかりつつ、当面は実施可能な方策からとりくんでいく。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 大阪府池田市議会 平成11年9月議会 一般質問 朋友会 奥野康俊議員 ■ ------------------------------------------------------------------------ 下記サイトより、奥野康俊議員の許諾を得て転載(抜粋)しました。 http://www.okuno.gr.jp/gikai/9909/zenbun.htm −−−−−−−−−−−−−− まずはじめに98年12月議会におきまして、注意欠陥多動障害 ADHD (Atention Deficit Hyperactivity Disorder) について、お伺い致しましたが、その後の対 処について、質問をいたします。 簡単にADHD及び、LD(Learninng Differences) について御説明させて頂きます。 まず、学習障害LDとは、基本的には、全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、 話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力の習得と使用に著しい 困難を示す、様々な障害を指すものであります。学習障害は、その原因として、 中枢神経に何らかの機能障害があると推定されています。その障害に起因する学 習上の特異な困難は、主として学齢期に顕在化するが、学齢期を過ぎるまで明ら かにならないこともあるそうであります。 視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの状態や、家庭、学校、地域社会 などの環境的な要因が直接の原因となるものではないが、そうした状態や要因と ともに生じる可能性はあるとされ、また、行動の自己調整、対人関係における問 題が学習に伴う形で現れることもあるそうで、あります。 注意欠陥多動障害ADHDとは、大きく3つの特徴があり、1つめとして、不注意な 過ちをおかす、注意が持続できない、必要な物をなくす、注意がそれやすい、毎 日の活動を忘れてしまう等の不注意。 また、2つめとして、手足をそわそわ動 かす、離席が多い、走り回ったり高い所へ上ったりする、じっとしていない、し ゃべりすぎる等の多動性。最後に、質問が終わらないうちに答えてしまう、順番 を待つことが苦手、他人にちょっかいを出す等の衝動性が、あげられます。これ らは、神経細胞に異常があるためうまく感情などを制御できないといわれ、原因 や生理学的な基礎については、脳の機能障害が推定されるという段階であって、 現在のところ詳しくは分かっていません。注意欠陥多動障害ADHDと学習障害LDと 混同されていましたが、現在では、別のものと考えられています。しかし、学習 障害LDと注意欠陥多動障害ADHDを合併する割合は高いとも言われています。 そこで、部長にお伺いいたします。「診断」はしかるべく専門家によってなされ 実体を把握する必要があると思われていますが、98年の12月議会以降、これらの 診断をどのようになされ、現況把握をどれだけできたのか、それらの生徒に対し ての対応をどのようにされているのか、お伺い致します。 また、教育長にお伺い致します。注意欠陥多動障害ADHDと学習障害LDに対しての、 今後の方針と対策について、具体的に御答弁願います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 岡山県清音村議会だより 障害児教育の現状と対策を問う 2000/11/10 ■ ------------------------------------------------------------------------ 下記サイトからの転載(抜粋)です。  http://www.icity.or.jp/kiyone/gikai/no_82/1213.html −−−−−−−−−−−− 知能障害、情緒障害、コミュニケーション障害、自閉性障害等、精神医学上の障 害を持つ子供の教育について、当村の現状と対策をお聞きします。 先ず、精神障害者家族会「あゆみ家族の会」から、総社地域保健福祉センター廃 止後の建物を、精神障害者地域生活支援センターとして活用したいという要望が、 県や関係市町村にあったと思います。 現在お粗末な施設で軽作業をしています。議会にも支援要請がありましたが、そ の後県や総社市から何等かの話があったか経過をお聞きします。 次に、自閉症の子供を持つ親から幼稚園の入園手続、入園後の措置について相談 を受けましたが、このトラブルの経緯については、執行部で既によくご存知でし ょうから特に言及しませんが、少なくとも教育関係業務に携わる人は、自閉症に ついて十分勉強し知っておいていただきたい、さもなくば正しい対応はできませ ん。 私も不勉強で、自閉症についてどの様に理解し援助すべきか、今回を契機に初め て知りました。 一人ひとり障害のあり方、知的能力、好きなもの、こだわるものに違いがあり、 個別化されたプログラムが必要で、子供のことを一番よく知っている親と自閉症 の知識を有する専門家が協同治療者となって、効果的な指導や援助をすることが 大切だということです。 先天的なもので、家庭環境や育て方に起因するものでなく、薬で治すというもの でもない、行動を観察して診断し、教育と生涯にわたる援助が大切ということで、 このような境遇におかれている子供に行政としても支援する必要があるでしょう。 川崎医療福祉大学で、専門の先生のセミナー等も開かれていますので聴講するな り、1村1校1園で勉強の機会も少ないかと思いますが、広域や近隣市町村教委 と話し合い、先生や職員に勉強の機会を作ってはいかがですか。 0才児から就学前の幼児に、このような障害傾向にある子供が多数おり増加傾向 にあるやに聞きます。 親が希望すれば、義務教育は受け入れ教育しなくてはなりませんが、その対策は できていますか。 福祉センターと教育委員会が連携を密にして、今後どのような対策を考えている かお聞かせ下さい。   (健康福祉課長) 総社地域保健福祉センター廃止後の活用については、県から土地は無償で貸与し、 建物は譲渡するという条件で総社市と協議中です。今後「あゆみの会」事務局は 倉敷保健所の中に置くと聞いています。 0才児から就学前障害児に対する施策は、仮称「子供の発達連絡協議会」を設置 し、関係業務に携わる職員の研修を実施、関係所管との連絡を強化し、保護者と の連絡を密にして、発達遅滞児の専門的診断と療育指導をしていきたい。 平成13年度には、障害者の自立と社会参加を促進し、安心して生活できる地域社 会の実現をめざした、障害者施策の基本計画障害者プランを策定する予定です。   (教育長) 障害児の就学は障害の程度により、盲学校、聾学校、養護学校といった特殊な学 校、障害の比較的軽い子供は小・中学校の特殊学級で学習しています。 障害の種類や程度は、都窪郡で設置の就学指導委員会が調査、審議をします。こ れに私達も出席し、知的障害や情緒障害に知識のある先生方と情報交換し、意見 を聞き判定した結果に基づいて、就学先の選定を保護者に指導しています。 現在、清音村には小学校の特殊学級に2人、早島養護学校に1人就学しています。 小学校の特殊学級には、先生1人がついており、障害に応じた研修等を受けて適 切に指導しています。 幼稚園には、現行法では小学校の様な特殊学級の制度がありませんので、これを 補完するため臨時に職員を採用し適切な措置を講じます。 今後、入園、入学前に子供の実態を把握するため、健康福祉課、小学校、教育委 員会三者の連携を密にし、情報交換して教育現場での受け入れ体制を整えていき たい。 関連質問 (大熊 公平議員) 私も自閉症は治るものと誤解していましたが、大学のゼミで勉強している学生か ら、脳に何等かの障害があり、教育指導によって良くはなっても治らないという ことを勉強させて貰いました。 最近教育現場で、子供の集団学習を乱す行為が多いようです。読み書き計算など が困難な学習障害(LD)、集中力を保持できず一定場所におれず動き回る注意 欠陥多移動性障害(ADHD)、いずれも脳障害による問題行動と認識されてい ますが、以前にくらべ非常に多くなっていて、100人に1人の高い確率で発生して いるようです。 清音村としても、教育現場で、今後予想される問題行動児に対する適切な対応を する必要があると思います。自閉症についての社会の認識がまだ浅く、対策も混 乱しているようで、決定的な対策が難しいと思いますが、幼児期の養育の仕方を 間違えると、成長後の問題行動懸念も指摘されています。 ダイオキシンによる環境ホルモンの知能に対する影響というジャーナリストもい ますが、いずれにしても、幼児期にストレスがたまらない、パニックが起こらな い教育現場を整えることが問題になってきます。 今回の補正予算で臨時職員賃金が組まれていますが、専門的な知識の不安があり ます。すべての教育現場の人、地域の人の認識がまだ浅く、ストレスを感じない 一日が過ごせる学習現場を作ることが課題だと思いますがいかが考えますか。 (教育長) たしかに社会環境変化が急で、障害をもつ子供たちが増加傾向にあると思う。 健康福祉課との連携をもち把握に努め、先生方にも知識や指導の仕方を今後十分 研修等で対応していきたい。   (健康福祉課長) 今迄はプライバシーの問題もあり、行政が先行して手を打つことに難しい面があ りましたが、介護保険同様、家庭だけでは解決できないようになってきたので、 社会や行政としても一歩前に対応する必要があると思います。 仮称「子供の発達連絡協議会」で、これを機に担任の教諭も勉強の必要性を認識 していますし、就学前に関係所管と教育委員会が連絡をとって、保護者の了解を 得ながら、その子供にとって一番よい就学施設を指導していきたい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 精神医学の夕べ「高機能自閉症およびアスペルガー障害をめぐって」  ■ ------------------------------------------------------------------------ 日 時 2001年4月3日(火) 18:00〜 場 所 鶴陵会館 演 題 「高機能自閉症およびアスペルガー障害をめぐって」 講 師 前東京都立梅ヶ丘病院院長・実践女子大学教授 中根 晃 先生 主 催 精神医学の夕べ・鹿児島大学医学部神経精神科・明治製菓(株) 後 援 鹿児島県医師会・鹿児島市医師会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ----------------------------------- 19:43 2001/03/23 □ ------------------------------------------------------------------------ いよいよ、桜前線の北上が開始。 ======================================================================== ▼ LD親の会「けやき」の正会員・通信会員・賛助会員になってください! ▼ ▲ 入会方法等はこちら → 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