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LD(学習障害)ニュース #237 2001/02/28 発行 登録読者数 3,048
LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997/09/10創刊
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■ 子どもの行動チェックリストをADHDの診断基準/厚生労働省研究班 ■
■ 【新刊書の紹介】「片づかない!見つからない!間に合わない!」 ■
■ 新潟県基本計画編(前期)素案2001〜05年(抜粋) 障害児教育の充実 ■
■ 藤沢市議会 12月定例会でのLD関連代表質問 2000/11/29〜12/15 ■
■ 第五次松江市総合計画 第5章豊かで潤いのある心と文化をはぐくむ ■
■ ADHD教育研究会設立し実態把握と調査研究開始 島根県平田市 ■
■ 小学校多人数学級解消施策 広島・富山・静岡・栃木・香川・千葉 ■
■ 障害者施策に関する計画の策定等の状況について 総理府 2000/08 ■
■ 第3回熊本県ユニバーサルデザイン研究会報告書 2000/11/22 ■
□ 編集後記 ------------------------------- 06:40 2001/02/28 □
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■ 子どもの行動チェックリストをADHDの診断基準/厚生労働省研究班 ■
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2000/02/25付中日新聞の報道(下記サイト参照)によると。
http://www.chunichi.co.jp/news/20010225/shk2004.shtml
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ADHDの子どもに関する指針づくりを進めている厚生労働省の研究班は24
日、親と教師向けの「子どもの行動チェックリスト」から算出した点数を診
断基準に用いる方針を決めた。治療法や医療・相談機関と学校との連携など
についても指針を作成、2001年度中に最終報告書をまとめる。
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■ 【新刊書の紹介】「片づかない!見つからない!間に合わない!」 ■
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【書 名】片づかない!見つからない!間に合わない!
【著 者】リン・ワイス
【訳 者】ニキ リンコ
【出版社】WAVE出版
【 ISBN 】4-87290-094-4
【定 価】 \1,500(本体)
注意欠陥障害ADDとは、具体的にどんなものなのか。カウンセラーとして
出会ってきた数百人のADD患者たちが、実際に試してうまくいった、テク
ニックやコツを紹介する。実践的ADD入門書。
著者紹介 心理療法士でもあり、ADDの息子を持つ母親でもあり、自身も
ADD。著作、講演などを通じてADDの啓発に力を入れている。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/
39ace880c4e3c01062e8?aid=freelink&bibid=01991039&volno=0000
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■ 新潟県基本計画編(前期)素案2001〜05年(抜粋) 障害児教育の充実 ■
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下記サイトからの転載(抜粋)です。
http://www.pref.niigata.jp/sec04/ja/tyoukei/tyoki/keikaku01/hitodukuri(3).htm
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新潟県基本計画編(前期)素案2001年〜2005年
基本計画編では、基本構想に基づいて2001年〜2005年までの5年間の具体的
な計画を記述しています。
イ 障害児教育の充実
【現状と課題】
● 特殊教育諸学校や特殊学級、通級指導教室*1の整備に伴って、障害児教
育を受ける児童生徒数は増加しています。一方、障害があっても、小・
中学校の通常の学級で学びたいという希望も多くなってきています。
● 地域の実情に応じた障害児教育の環境整備を進めるため、障害のある児
童生徒の実態把握に努め、教育施設を計画的に配置する必要があります。
● 障害のある子どもと障害のない子どもや大人が、様々な機会において活
動を共にすることによって、すべての子どもたちが経験を広げたり、障
害のある子どもに対する地域の理解を深めていくことが必要です。
特殊教育諸学校特殊学級の在籍数及び通級指導教室の通級児童生徒数の推移
年 度 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999
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特殊教育諸学校 1,374 1,402 1,399 1,389 1,367 1,458 1,508
特殊学級 1,219 1,151 1,133 1,139 1,176 1,209 1,236
通級指導教室 144 202 327 404 508 559 574
【施策の方向】
● 障害の種類や程度に応じた適正な就学を進めるため、就学指導体制及び
早期教育相談体制の整備に努めます。
● すべての地域において、子どもたちが適正な障害児教育を受けることが
できるよう、特殊教育諸学校や特殊学級、通級指導教室の整備を推進し
ます。
● すべての子どもが経験を広め、豊かな人間性や社会性を身につけるため、
学校や地域での交流教育を推進します。
【施策の展開】
適正就学の推進
1 恒常的、効果的な指導機能を持った就学指導体制の整備に努めます。
2 障害のある幼児や児童生徒、その保護者等に対して行う巡回教育相談を
充実するとともに、早期からの就学相談・教育相談体制の整備を推進し
ます。
障害児に対する教育環境の整備
1 各地域の障害児の実態を踏まえて、特殊教育諸学校や特殊学級の適正配
置に努めます。
2 学習障害(LD)児など通常の学級に在籍する軽度の障害児に対して、
障害の改善のために必要な特別の指導を行う「通級指導教室」の計画的
配置に努めます。
3 情報教育を推進するため、コンピュータ整備とインターネットへの接続、
校内LANの整備を進めます。
4 校舎等の改築や改修を計画的に進め、安全性の向上を図るとともに、エ
レベーターや階段昇降機の整備、スロープの設置など、障害に対応した
良好な教育環境の整備を進めます。
学校や地域における交流の推進
1 特殊教育諸学校と小・中・高等学校、地域社会との交流教育を推進する
とともに、学校内での日常的な交流教育の充実に努めます。
* 小中学校の通常の学級に在籍する比較的軽度の障害のある児童生徒を
対象として、障害に基づく種々の困難の改善・克服に必要な特別の指
導を定期的に行うために設けられた特別の指導の場のことをいい、自
校の児童生徒だけでなく、他校の児童生徒も通級します。
指 標 名 現状値(2000) 目標値(2005)
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特殊教育諸学校等と
の交流教育実施校率 34.1% 62.8%
(小・中学校)
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■ 第五次松江市総合計画 第5章豊かで潤いのある心と文化をはぐくむ ■
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下記サイトからの転載(抜粋)です。
http://www.web-sanin.co.jp/matsue/kikaku/5/3-5-11.htm
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●障害児教育については、その充実と適正な就学指導を行うために、松江市
心身障害児就学審議会を設置するとともに、学校・幼稚園・保育所、関係
機関との連携により、適切な就学を行えるよう努めています。
LDやADHD等も含め、障害の多様化に対応するための職員研修や教育
内容の充実、適切な施設整備など、適切な障害児教育を推進できる体制の
整備が課題です。
4)障害児教育の充実
障害児のための教育相談の実施や、松江市心身障害児就学審議会を通じた
取り組み、関係機関との連携により、障害の種類・程度に応じた適切な教
育を受けられるよう対応します。
障害の多様化に応じた施設・設備の整備を行うととともに、障害児教育に
ついての教職員研修を充実し、指導方法・教育内容を向上させます。さら
に、LD・ADHD等への対応を含めた幅広い機能をもつ、特別支援教育
等の体制づくりを進めます。また、障害児と健常児との交流を一層進めま
す。
LD(Learning Disablities)
学習障害。全体的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、計算する、
推論するなど特定の能力の使用に困難を示す、様々な障害を示す状態。
ADHD(Attention deficit hyperactivity disorder)
注意欠陥多動性障害。精神年齢に比して不適当な注意力障害、衝動性、多動
性を示す行動障害。
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■ 藤沢市議会 12月定例会でのLD関連代表質問 2000/11/29〜12/15 ■
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下記サイトからの転載(抜粋)です。
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/gikai/news/ippan.html
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質問 小中学校の普通学級に在籍する学習障害など特別な配慮を要する児童
生徒に対しては、十分に理解し、個別的な教育支援を行う必要がある。
指導を充実するため、どのように対応しているのか聞きたい。
答弁 教育委員会では、各学校に対して、校内の支援体制の整備や他機関と
の連携、公的支援の活用等を指導している。
担任教師には、教育委員会等が主催する障害児教育講演会への出席や県立第
二教育センターでの研修への参加を要請している。また、校内では、専門の
講師を招いての「問題別事例研究会」を開催し、教職員の共通理解を図って
いる。
公的支援としては、巡回教育相談員の派遣や介助員制度の活用があり、巡回
教育相談員については、平成11年度には83ケースに対応している。
今後は、学校全体の支援体制のあり方として、ティームティーチングの活用
や養護学校や特別指導学級、ことばの教室との連携が図れるような体制づく
りを考えていきたい。
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■ ADHD教育研究会設立し実態把握と調査研究開始 島根県平田市 ■
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http://www.mainichi.co.jp/life/kyoiku/edumail/index.html
毎日教育メール 2001-02-23 No.184 によると。
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島根県平田市は、ADHD児の実態を把握し、調査研究のためADHD教育
研究会を設立した。小、中学校の教諭や、不登校の子どもたちのケアにあた
っている「光人塾」の相談員ら10人を研究員として委嘱した。
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■ 小学校多人数学級解消施策 広島・富山・静岡・栃木・香川・千葉 ■
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● 広島県で多人数学級に教諭・非常勤講師を配置 -----------------
広島県では、36人以上の学級が3つ以上ある学校に1人の教諭を配置。36人以
上の学級が2つ以下の学校では、1学級につき、1人の非常勤講師を配置し、
複数教員による授業を実施。
以下のサイトを参照:
http://www.pref.hiroshima.jp/kyouiku/hotline/soumu/H13yosan/top.html
● 富山県で小学校低学年の多人数学級に非常勤講師を配置 --------------
以下のサイトを参照:
http://www.pref.toyama.jp/sections/1105/13tosho-index.htm
● 静岡県で小学1年多人数学級解消に非常勤講師を配置 --------------
静岡県は小学校1年生の多人数学級解消に向け、非常勤講師70人を新たに配
置する。また民間企業への教員研修として2日間、5,100人を派遣。
以下のサイトを参照:
http://www.pref.shizuoka.jp/soumu/yosan/H13/index.htm
● 栃木県は、小学校1年学級に非常勤講師を配置 --------------
栃木県は、小学校第1学年の36人以上学級への非常勤講師を配置。小学校1学
年で少人数学級の実現を図るほか、重点的な指導が必要な中学校への非常勤
講師の配置などを実施。教育相談体制充実の一環として、スクールサポータ
ー配置も行う。
以下のサイトを参照:
http://www.pref.tochigi.jp/zaisei/sonota/08/h13toku01.html
● 香川県は、小学校低学年に「複数担任制」導入 --------------
香川県は、小学校低学年に「複数担任制」を導入し、今後5年間で児童数36
人以上の全学級で実施する。実際の授業はティーム・ティーチングまたは、
学級を二つに分割して指導することが想定されている。
以上、日本教育新聞 2001/2/16号より要約
● 千葉県で、8研究指定校で「少人数授業」の調査を開始 --------------
県内の小・中8校を研究指定校とし、「少人数授業」の調査を開始する。文
部科学省によると、この種の調査研究は全国で初めて。また、これと並行し
全県で大規模学級を持つ630校で基本教科の授業の少人数化を図る。このた
め小学1,2年生、中学1年で教員を増員する。
以上、日本教育新聞 2001/2/16号より要約
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■ 障害者施策に関する計画の策定等の状況について 総理府 2000/08 ■
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下記サイトで全文閲覧可。
http://www8.cao.go.jp/information/shougai/sakutei.html
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平成12年8月29日
障害者施策に関する計画の策定等の状況について
(市町村障害者計画等の策定状況)
総理府障害者施策推進本部担当室
障害者基本法(昭和45年法律第84号)第7条の2第2項及び第3項によ
り都道府県及び市町村が策定するよう努めなければならないとされている都
道府県障害者計画及び市町村障害者計画の策定状況について、平成11年度
末の状況を取りまとめたものである。
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■ 第3回熊本県ユニバーサルデザイン研究会報告書 2000/11/22 ■
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下記サイトで全文閲覧可。
http://ud-kumamoto.rkk.ne.jp/htm/news/kennai/udshiryou/kenkyu03.html
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平成12年11月22日
熊本県企画開発部企画調整課21世紀政策企画室
ユニバーサルデザインフォーラム
開催概要
[タイトル]第3回熊本県ユニバーサルデザイン研究会
[期日]平成12年10月31日(火)、13:30〜17:00
[会場]水前寺共済会館2階「鳳凰の間」
[参加者]103名
・一般公募者----------------------31名
・関係団体実務者------------------24名
・熊本県各課担当(班長・係長等)--48名
[会次第] 1.開会(13:30)
2.前回アンケート結果報告(13:30−13:50)
3.講演
(1)講演1『情報のユニバーサルデザイン
〜高齢社会の情報デザインの在り方〜』
−講師:関根千佳、濱田英雄(13:50−14:40)
<休憩>
(2)講演2『ソフトにおけるユニバーサルデザインを考える
〜レジャー・レクリエーションの視点から〜』
−講師:野村一路 (15:00−15:50)
4.ディスカッション・意見交換(15:50−16:30)
−アドバイス:・関根千佳、濱田英雄、野村一路
5.今後の研究会の進め方(16:30−17:00)
6.閉会 (17:00)
[配布資料]●第2回熊本県ユニバーサルデザイン研究会報告書
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□ 編集後記 ------------------------------- 06:40 2001/02/28 □
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前々回から3号程度で各地の議会及び行政資料を集めてみました。
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「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新]
「けやき」URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新]
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LD-FRM http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LD-FRM/ [2000.08.17 更新]
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