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==================================================================== LD(学習障害)ニュース #181 2000.08.06 発行 登録読者数 2,637 LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997.9.10創刊 ====================================================================   -- 【アンケートのお願い】 今後の参考とさせていただきます --  以下をカット&ペーストし keyaki@box.club.ne.jp まで返信して下さい ★ 返信の際の「件名」 (Subject) は「アンケート」としてください  ★ -------------------------------------------------->8-- cut here -- 1. 「LDニュース」をどのような方法で知りましたか? 2. あなたの「年齢」「性別」「ご職業」は? 「年齢」=  「性別」= 「職業」= 3. あなたの居住地は?(都道府県名あるいは国名) 4. あなたとLDの関わりはどのような関係ですか? 5. 今後「LDニュース」の内容としてどのようなものを望まれますか? 6. その他・ご意見・ご感想など.. -------------------------------------------------------------------- ★ ご協力感謝します。回答要旨を「匿名」にて転載することがあります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会「けやき」の会員(正・通信・賛助)になってください。 ■ ■ 東京都田無市議会 平成11年第3回定例会会議録 第1号 1999/09/02 ■ ■ コスモス ジュニア・ランナーズのお誘い 神奈川 2000/08/20〜 ■ □ 編集後記 【アンケートのお願い】--------- 13:46 2000/08/06 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください □■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD親の会「けやき」の会員(正・通信・賛助)になってください。 ■ -------------------------------------------------------------------- 「けやき」には、LD(学習障害)児・者のお子さんを持つ親御さんはもち ろん、LDに関心をお持ちの方であれば、どなたでも入会できます。ただし、 正・通信・賛助会員という種別がございますので、趣旨をよくご理解のうえ 入会していただきますよう、お願い申し上げます。 なお、お子さまが専門機関等で正式に「LD(学習障害)」と診断・判断さ れているか否かは、入会の条件とはしておりません。ただし、入会後で結構 ですが、専門機関等へご相談されることをお薦めしております。専門機関等 については、入会後お問い合わせ下さい。  入会案内はこちらを参照して下さい。  http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/K_08.html  入会申込みはこちらを参照して下さい。  http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/enter_form.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京都田無市議会 平成11年第3回定例会会議録 第1号 1999/09/02 ■ -------------------------------------------------------------------- http://www.tanasi-hoya.co.jp/tanasi/shigikai/gijiroku/teirei/h11/3t/h11-0907t4.hon.html ------ から転載。 「LD・ADHDの子供たちが学びやすい学校を」 −−−−−−−−−−−−−− 通告36番、渡辺嘉津子議員。〔第8番渡辺嘉津子君登壇〕 ◯第8番(渡辺嘉津子君) では引き続きましてLD・ADHDの子供たち が学びやすい学校をということで御質問いたします。 LD・ADHDの子供が増加傾向にあると言われています。LDとは学習障 害、またADHDは注意欠陥・多動性障害と言われていますが、両者とも医 学的診断基準によって定義をされていまして、知的障害はないけれども脳の 中枢の神経機能により聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する等の特 定の能力の習得と使用に著しい困難を示すこと、また注意が散漫で落ちつき がなく動き回る、我慢ができず衝動的に行動をとるという子供たちを言いま す。 LDとADHDは疾患分類的には分けられていますが、この2つは重なる場 合が多く、6割の子供があわせ持っていると指摘されています。ことしの5 月27日の朝日新聞の「科学を読む」という欄に、東京都神経科学総合研究所 の研究員が次のような訴えをしていました。 「アメリカでは1960年からLDが問題になり、現在ADHDだけでも小・中 ・高全生徒の4%から16%に達する。日本でも今約3%と言われている。ア メリカではLD児対策が法律で決められ、一人一人の学習障害を持つハンデ ィを認識し、その子の個性を伸ばす治療教育システムが実行されているが、 日本の教育現場は個別指導に手が回らない状態だ。学習障害はケアがよけれ ば成長とともに治っていくケースも多いが、逆に無理解の中で放置されると 親・先生・子供たちとの人間関係がうまくいかず、青年期まで尾を引き社会 的トラブルを起こす場合もあるので、原因と対策のための疫学調査の早期実 施が必要だ」 というふうに訴えていました。 1992年文部省は学習障害及びこれに類似する学習上の困難を有する児童生徒 の指導方法に関する調査研究協力者会議を発足させ、1995年にはLD児の理 解に向けての教師用のリーフレットを発行し小中学校に配布しました。また この7月には協力者会議の学習障害児に対する指導についての報告も発表し、 各自治体の教育行政に配布をいたしました。その中には学習障害の定義と指 導方法等が盛り込まれています。しかしまだ学校・先生・親の理解、認知度 は十分とは言えません。 LDやADHDの子供を持つ保護者の悩みや苦しみは深刻です。私はこのと ころ田無に住んでいるそれらのお子さんのお母さんからその具体的な話を聞 く機会がありました。子供の落ちつきがないのは育て方が悪いと学校や周囲 から指摘され、一生懸命しつけたけれどもどうにもならず、親子ともくたく たになり苦しみの連続だったこと。子供がクラスでばかにされたりいじめら れたりして不登校になったことなどなどです。 このお母さんたちは一様に「学校、周囲の理解があったら孤立はしなかった のに」とか、また「安心して相談できる場があることをもっとPRして、相 談に行っていたら気が楽になって子育てがもう少し安心してできたのに」と か、人権教育の必要性を強く感じていると訴えておりました。 親子の苦しみ悩みが少しでも軽くなったら、そしてすべての子供たちが健や かに成長し自立への支援をしたいという思いは、私だけではなく教育行政に 携わる方々も同じだと思います。以下4点をお伺いいたします。 1点目は、平均してクラスに1人はいると言われていますLD・ADHDで すが、田無の各学校の実情はどうなのでしょうかお尋ねいたします。 2点目、LD・ADHDに関して教育相談またスクールカウンセラー等で、 親や保護者からのあるいは関係者からの相談はこれまでどのくらいあったで しょうか。 3点目、東京都はことしの3月に「LDとADHDの理解と指導」の手引書 を発行しました。田無市ではどのような形で活用されたのでしょうか。 4点目は、学習障害児の子供たちは個別指導またはそれに準ずる指導で改善 されると言われています。これからの対応策をお伺いいたします。 以上第1回目の質問といたします。 ◯教育長(和田弘美君) LD・ADHDについて各学校の状況把握につい ての御質問でございますけれども、今年7月学習障害及びこれに類似する学 習上の困難を有する児童生徒の指導法に関する調査研究協力者会議より審議 の結果を取りまとめた「学習障害児に対する指導について」の報告がなされ ました。 その中で、学習障害の定義、判断基準・実態把握基準(試案)が示されてお ります。今後国及び都ではこの試案を土台にいたしまして検討が進められる ことが予想され、各学校における実態把握の方法について、本市でも慎重に 検討し調査・研究してまいりたいと考えております。また学習障害の診断や 望ましい教育的対応の検討については、保護者の十分な理解を得た上で東京 都教育委員会が心理学の専門家やお医者さん等の専門家チームを設けまして、 専門的な意見にゆだねることを検討されると考えております。 次にLD・ADHDに関する教育相談、スクールカウンセラー等での相談に ついての御質問でございますが、本市教育相談室やスクールカウンセラー、 またことし6月より市内小学校4校に設置された訪問相談には、「授業中の 様子から学習障害児ではないか、どのように指導したらよいか」という相談 が管理職や担任から寄せられております。また担任から助言を受けて保護者 が直接相談に来たケースもございます。相談員やスクールカウンセラーは個 々のケースについて専門的な助言と適切な資料提供を行っているところでご ざいます。 都が発行いたしました「LDとADHDの理解と指導」の手引書の活用につ いての質問でございますけれども、ことしの4月に市内小学校に各5部ずつ、 中学校におきましては各2部ずつを御配布しまして、校長会や教頭会等を通 じて手引書が活用され、LDとADHDに対する理解を深め、適切な指導が なされるようにお願いしてきたところでございます。また市内小中学校の教 員で構成されます心身障害教育推進委員会では、今年度はLDとADHDに ついて理解と指導を研修テーマに設定し、手引書を増刷してLDとADHD の理解と指導について情報交換と研修に役立てているところでございます。 本市では手引書に先立ちまして、平成10年4月に学習障害児の指導のための 文部省冊子でございますけれども、「みつめよう一人一人を──学習上特別 な配慮が必要な子どもたち」、これを市独自で増刷いたしまして全先生方に 御配布いたしました。学習障害児の指導の充実をこういうことで図ってまい ったところでございます。 4つ目のLD・ADHDの子供たちの個別指導と対応策についての御質問で すけれども、学習障害児に対する指導は通常の学級における指導を基本に対 応していくことが重要ではないか、このように考えています。通常の授業の 中で担任が配慮して指導に当たるとともに、ティーム・ティーチングなどの 指導形態を工夫し、少人数による指導や個別指導を行っていくことが可能で あると考えております。 また学習障害児の指導を担任のみにゆだねるのではなくして、校内研修会を 通じまして学習障害児の抱える困難について教職員が共通理解を深めるとと もに、学校全体での支援体制を構築していくことが非常に大事なことだろう と思っておりますし、またこのように各学校にお願いをいたしているところ でございます。以上でございます。 ◯第8番(渡辺嘉津子君) 実態調査につきましては、今後文部省がそのよ うな方向だということで慎重に調査をしていくということですが、私も実は 調査をすることについては慎重な立場ではございまして、先ほど教育長が言 われたようにやはり調査される側の立場に立つ保護者への配慮だとかプライ バシーの問題だとか人権の問題だとかありますけれども、そういうことをぜ ひ配慮した上で進めていただきたいと思います。これは要望です。 それから相談ですが、御答弁ですとかなりいろいろな先生からあるいは親御 さんからの相談もあるし、適切なアドバイスもされているということで、そ れはぜひさらにPRを充実していただきたいと思います。といいますのは、 実は何人かのお母さんから、LDだとかあるいはADHDの考え方というの が近ごろいろいろ文部省もはっきりまとめを出しましたし、それから新聞等 々でも出ましたので割と理解が広がっているんですが、その前は非常にやは りお母さんたちは苦しんできまして、もっと相談する場所があったら、こう いうことで悩んでいるお母さんあるいは保護者はぜひここに来てくださいと いうことがあったら、もっと行って気が楽に子育てができたのにということ を言っていましたので、ぜひその充実をよろしくお願いしたいと思います。 これは要望です。 それから東京都の指導書の活用につきましては、そのほか文部省のまとめ、 マニュアル等々を十分利用されているということで、特に全先生に配られて いるということを私聞きまして、それは本当によかったというふうに思って います。といいますのは、実はお母さんたちでとても悩んだことというのが 2つありまして、1つはまず、学校がなかなか理解してくれなかったと。先 ほど第1回目の質問のときにも申しましたけれども、子供のしつけが悪いん だということで随分周囲からも非難をされたということがありまして、学校 がもう少し理解をしてくれていればこんなに苦しまなくてもいいのにという ふうなことを言っていたんですね。 それについてはもうかなり対応して、これからさらに充実させるだろうとい うふうに思いますので、それについては期待したいと思うんです。もう1つ は、周囲の親御さんの理解がないことでとても孤立をして、差別とか偏見の 目で見られて苦しかったということなんです。そのことはとても大事だなと 思いますけれども、保護者への情報提供についてはどのように考えているの かということをまず第1点お伺いいたします。 それから、今後の対応策につきましてもかなり力を入れてされているという ことはわかりました。特に通常の学級で基本的にはやっていくと。私もそれ が一番いいと思います。そのために担任だけではなくて学校全体でそれを進 めていくんだ、協力体制をつくっていくんだという今の御答弁でしたので、 ぜひそれでやっていただきたいんです。担任がかわることでその担任の対応 によって子供が変わっていくということをよく聞きますので、学校全体でや っていくということを進めていくと同時に、教育行政としてその学校全体を さらに補完するような対策というものを考えておられるのかということなん ですが、1つは先ほど教育長が言いましたティーム・ティーチングですけれ ども、これは私も非常に有効だというふうに思っていて、これは障害を持つ 子、持たない子どちらにもとてもいいので、進める制度だというふうに思っ ているんです。 今田無市はティーム・ティーチングの先生が何人いて、そしてどのような仕 組みで進められているのかということと、それから今後増員の可能性等々も 含めて、これは東京都の職員体制の問題ですけれども、可能性はどうなのか ということをまず2点目にお伺いいたします。 それからあと、文部省の協力者会議の中では通級学級だとか巡回指導員とか が提案されているんですが、通級学級については田無市は今のところ設置さ れていませんけれども、通級学級についてはどのようなお考えなんでしょう か。その後設置の予定があるのかどうかも含めてお答えをいただきたいとい うふうに思います。 それからもう1つ最後なんですが、国立市では巡回教育指導員というのを置 いていまして、これは言語の障害を持った子とかあるいは学習が非常におく れているお子さんを対象に行っているんです。私がとてもいいなと思ったの は、クラスはかわらなくて、放課後に専任の教師というか教育学部を出たと いうかそういう免許を持っている方、あるいは言語治療の免許を持っている 方、そういう資格を持った方を放課後に学校に巡回させて、そして非常に弱 点のある言語だとかそれからあと学習を強化させるということをされている ようなんですね。 こういうやはり巡回指導員というのが田無の中にあるとよりそういうことの フォローができるのかなというふうに思いますが、このことについてどのよ うにお考えになるのかということを御答弁お願いいたします。 ◯教育長(和田弘美君) 順不同になるかもわからないんですが御容赦いた だきたいと思っております。まず1点の周囲、親御さんへの周知ということ でございますが、この問題につきましては非常にデリケートというんでしょ うか、判断が難しいというんでしょうか、そういう意味合いで非常にプライ バシーも十分配慮しなければいけない部分だろうと、このように思っていま す。 学校を通じましてPTAか何かでの講演というんでしょうか、そういうもの でPRするしかないのかなと、個人的にはそのように思っておりますが、そ ういうことも含めて今後は学校と連携をしながらどういう対応をとったらい いのか研究はしていきたい、このように思っております。 それから通級学級の関係でございますけれども、当市においては通級学級は 今のところ開設をしておりません。現在、言語障害だとか難聴、視覚障害等 で数名の児童生徒が他地区の通級学級に通っておるのが実態でございますが、 これらの学級はあくまでも心身障害児学級の位置づけで設置されております ので、LDとADHDの児童で能力の習得や使用が困難で、これらの学級で 指導される内容と合致した場合には通級している場合もございますけれども、 そうでない場合にはなかなか通級も現状では判断が難しい部分ではないのか な、このように思っているところです。文部省や東京都、近隣他区市の状況 を視野に入れながら、本市としても今後どうしていったらいいのか検討はし ていきたい、このように考えております。 それからTTの関係ですが、数学では芝久保小、それから理科系におきまし ては一中、それから理科・体育関係につきましては二中と学校の要望は取り 入れて、加配の要員は実際上としてはなかなか難しいわけですけれども、学 年の先生や専科の先生とのTT、あるいは今後の地域の人等のボランティア を生かした形でのTT、そういうのが今後はより効果的な部分としてやって いくのではないか。 なかなか増員というのは難しいのが実態だろうと思いますので、今後はそう いうことも視野に入れ、また新しい学習指導要領の中でもそういうものが配 慮されておりますのでそういうものを取り入れていけばいいのかな、このよ うに考えているところでございます。 ◯教育指導室長(横山正彦君) 放課後等に巡回指導員を配置されている市 があるけれどもこれについてどうかという御質問だと思います。こういった ことは聞いておるわけなんですが、これらの児童は全般的に知的な発達にお くれはないものの、特定な能力の習得や使用に著しい困難を示す、場合によ っては対人関係などで問題を抱えることがあるわけでございます。また聞く とか書く・読むなどといった能力の習得とか使用に本人は一生懸命取り組ん でいるわけなんですけれども、これが理解されずにいら立ちを持つと、こう いう場合が多くあります。 こんなようなことを考えますと、本市においては基本的には学級担任を中心 とした学校体制の中でそれをきちんと指導を完結していくということが一番 の基本に考えるべきではないかということで、日常的に本人にかかわりのあ る学校の教員が当たるということが重要であるというふうに考えております。 いずれにしましても医学的にもあるいは制度的にもまだ十分に研究された措 置であるという状況にありませんので、本市としましても検討を継続的に行 っているところです。文部省のこの巡回相談員に関する実験的な取り組みも 平成8年から始まっているわけなんですが、まだ地域的にも非常に少ない地 域でしかその状況が把握されておりませんので、そちらの方も状況をよく把 握した上で今後の状況等を考えていきたいと、そんなふうに考えております。 ◯第8番(渡辺嘉津子君) 広報につきまして慎重になるお気持ちは非常に よくわかりまして、実は私もこれを質問するときにどうしようかなとすごく 迷ったんですが、なぜ質問したかといいますと、実は私の知り合いのお母さ んが、自分の息子のクラスにLD・ADHDのお子さんがいて、やはり途中 で抜け出したりするものですからクラスがちょっとがちゃがちゃしていると。 それでほかのお母さんから非常に不満が出て、何かちょっと邪魔者扱いにす るようなのでとても心配なんだというような、でも自分もそうなのかなと思 ってしまうので、それでいいのだろうかと迷っているということでしたので、 実は私は東京都の指導書を読んでもらったんです。そうしたらこれを読んだ らすごくよくわかったと。それでやはりクラスみんなで一緒にちょっとした 配慮があればできるんだということがわかったので、そういうことも含めて やはり周囲のお母さんたちがLDとかADHDのことを理解することが、ク ラスみんなで先生を支えることにもなるだろうということがありましたもの ですから御質問申し上げたんです。 そういうプライバシーの問題だとかいろいろありますので、そういうことを 配慮した上でぜひいい情報提供を工夫してやっていただきたい、これは要望 しておきます。 それから、ティーム・ティーチングにつきましては増員は難しいということ ですけれども、国はいつもそういう提案をしながら予算措置をしない、この ことについてはぜひ自治体の教育行政に携わる方たちが国や都に働きかけを していただきたいなというふうに思います。それともう1つ、ティーム・テ ィーチングについて、これは文部省の指導書の中にもあったんですけれども、 LDとかADHDの子供への個別指導での活用を工夫することと書かれてい るんですが、田無ではそれができるのかどうかということなんですね、それ をちょっと最後に1点お伺いいたします。 それとあと巡回指導につきましては、これは国立の場合は独自で予算化をし ているんですね。それで嘱託の職員という感じで1人当たり70万円予算化を しております。そのことで中学の子供たちが自分のクラスで授業を受けた後 にまたそれをさらに補完するということで、とてもいいというふうに聞いて おりました。今非常に厳しい財政状況ですけれども、思い切ってそういうよ うなことも考えていただいてもいいのではないかなというふうに思うんです ね。これはLDあるいはADHDのお子さんだけではなくて、障害を持った ほかのお子さんも巡回指導の中で一緒に学習することで、同じ学校の中で勉 強することができるということも可能になりますから、それはぜひ財政的な ことも含めて検討していただければ、この田無の中で子供を学校に通わせて いるお母さんたちにとってみればより安心して子育てできるのかなというふ うに思いますので、そのあたりのことをどのようにお考えになるのかという のを御答弁ください。 ◯教育指導室長(横山正彦君) TTによって個別指導ができるのかという 御質問ですが、これについては実際に田無の中で、これは医学的に見て診断 をされたということではございませんが、1つの教科でTTをやりながら特 に学級担任がメインのティーチャーにならずに、そのTTに入った教員がそ の学習指導を全体的にリードしながら、学級担任がよくその学級の子供たち の状況を把握しておりますので、その状況に従って個別に学習を進めると、 そういう場の設定というのは工夫次第でできていくわけでございます。 また、これはTTの一つの方法論になりますが、必ずしも一つの教室の中で 常にTTの2人の先生ないし3人の先生、TTというのは必ずしも2人と限 ったものでありませんで複数による教授法でございますので、その教員、教 師があるいは指導者が1つのスペースの中で指導しなくてもよろしいわけで ございます。そういった意味からいえば将来的にはいわゆる個別の指導体系 というのはとられていくだろう。ただし、この場合にはやはり人権的な子供 のプライバシーに配慮したやり方というのは、相当これは慎重に当たらなけ ればならないだろうというふうには思っております。 それから巡回指導の関係でございますが、これは今市独自でというようなお 話でございましたけれども、この件について田無のLDだとかADHDにつ いての現状把握が十分になされていない状況でございますので、ここでそれ を制度化してどうということは申し上げられませんが、いずれにしてもこの 問題につきましては、文部省のこういったような方法試案も出てきたところ でございますので、何らかの形で状況把握に努めていかなければならない。 その上で新たな施策を打っていくと、そんな手順になっていくのではないか なと考えております。以上でございます。 ◯議長(小島恵子君) 通告36番の質問を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ コスモス ジュニア・ランナーズのお誘い 神奈川 2000/08/20〜 ■ -------------------------------------------------------------------- 主催者よりの情報提供です。 ------------------------------------------------ コスモス ジュニア・ランナーズのお誘い 主な活動 ・ロードレースに参加(できればホノルルマラソンやトライアスロンにも 挑戦したい!…大いなる夢) ・月1回程度の練習(日曜日)…歩くのも可。マネージャーや応援参加もOK! ・親睦会(カラオケ、登山、キャンプ、スキーなど) 活動予定 1、第2回練習   8月20日(日)9:00〜12:00   集合:相模原市立総合体育館の入り口ホール   持ち物:運動着、タオル、走りやすい靴(ランニングシューズ) 2、親睦を兼ねた外出及び練習   8月27日(日)   行き先:丹沢(中川温泉)   集合場所:LD発達相談センターかながわ   時間:朝出発(午前中に走るので、朝出発になります)   ★車で丹沢までドライブ。午前中、丹沢湖の周りを走ったり散歩したり    して自由に過ごした後、温泉でゆっくりリフレッシュして帰ってくる    予定。もちろん温泉だけの参加もOKです。 会費 月2000円 お申し込み 参加希望の方は8月19日までにFax、はがき、もしくはe-mailで下記へ。 (行事等のため、直接お電話をお受けできませんのでお願いいたします) NPOフトゥーロ 心理相談室パスファインダー 担当:長田(おさだ)          Tel&Fax 045-982-5627          Mail path@maple.ocn.ne.jp          住所 〒226-0025             横浜市緑区十日市場町819-3 第2研山ビル3F 尚、応募いただいた方には8月19日にこちらから御連絡申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 【アンケートのお願い】--------- 13:46 2000/08/06 □ --------------------------------------------------------------------  【アンケートのお願い】  おかげさまで「けやき」ホームページへのアクセス件数100,000件を突破 いたしました。8月4日午前11:30頃と推測されます。  またLDニュースも開設以来3年目となりました。今後の参考とさせてい ただくために、アンケートのお願いをしております。お手数をかけますが、 是非ご協力いただけますようお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュース記載内容を転載される場合は必ず下記までご連絡下さい ■ 「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] 「けやき」URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LDニュースのバックナンバーの閲覧については以下のサイトからできます http://jazz.tegami.com/backnumber/frame.cgi?id=0000000592 [LDNSBK] LDに関する情報交換・意見交流・質問は「LDフォーラム」をご利用下さい http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/LD-FRM/INDEX.html [LD-FRM] 読者用「掲示板」 http://www.simple1-j.com/k-bbs/kbbs.cgi?bn=110201 ■ 編集者は掲載内容に関して最終保証責任を負うものではありません ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD NEWS は「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています

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