LD(学習障害)ニュース登録は こちら から。

前号 | 目次 | 次号

==================================================================== LD(学習障害)ニュース #170 2000.06.06 発行 登録読者数 2,501 LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997.9.10創刊 ==================================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 全国LD親の会提出 文部大臣宛要望書に対する回答 (議事録)    ■ ■ 社会的自立のためのハンドブック−LD児等の保護者のために−   ■ ■ 見晴台学園(愛知)主催「お母さんのための学習障害(LD)セミナー」 ■ ■ 【新刊】「片づけられない女たち」サリ・ソルデン著 WAVE出版 ■ ■ 「高機能自閉症の人からの提言」 ドナ・ウィリアムズ 東京 大阪 ■ □ 編集後記 ------------------------------- 00:30 2000/06/05 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください □■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 全国LD親の会提出 文部大臣宛要望書に対する回答 (議事録)    ■ -------------------------------------------------------------------- 全国LD親の会並びに文部省初等中等教育局特殊教育課の許諾を得て掲載 −−−−−−−−−−−−−− 1. 日 時 : 平成12年4月26日(水) 10:30〜11:15 2. 場 所 : 文部省1階 第3会議室 3. 出席者 文部省 : 初等中等教育局特殊教育課 企画調査係 石田 裕美                   教科調査官 石塚 謙二      大臣官房総務課法令審議室 文部事務官 児玉 大輔                   文部事務官 白井 俊 全国LD親の会 : 会長,事務局,全国理事,各地親の会代表 (計10名) 4. 要望項目 平成12年3月27日に中曽根弘文・文部大臣宛に提出した要望書の要望項目は, 以下の通りである。 「学習障害及びこれに類似する学習上の困難を有する児童生徒の指導方法に 関する調査・研究協力者会議」の最終報告を受けた対応について  (1) 専門家チーム,校内委員会の設置について  (2) 実態把握の運用基準等の手引作成と配布  (3) 通常の学級における指導  (4) ティームティーチングの活用  (5) 通級等による特別な場による指導の充実 その他要望事項  (6) いわゆる周辺児への対応について  (7) 社会性等の問題について  (8) 就学前の対応について  (9) 中学卒業後の対応について  (10) 調査研究協力者会議の継続について  上記の要望項目の内,(1),(5),(6),(7),(9) の5項目について次項の回答 があった。 5. 回答,質疑の概要 (1) 専門家チーム,校内委員会の設置について (文部省) 全般的な知的発達に遅れはないが,読み書き等のうち,特定のものの習得と 使用に著しく困難を示すいわゆる学習障害児については近年非常に関心が高 まっており,一人一人のニーズに対応した指導の充実が求められている。こ のようなニーズをふまえて,文部省では平成4年6月以来,調査研究協力者会 議を設置して,学習障害の内容や指導方法等について検討を行なうとともに, 学習障害児調査研究校を指定して指導方法に関する実践的な研究を行なって きた。また,これらの成果を踏まえ,理解啓発パンフレットや指導用冊子を 作成,配布したり,指導者のための講習会を開催してきたところである。 平成11年7月には報告を出し,具体的には学習障害の定義,学習障害児であ るかどうかの判断基準の試案,学習障害児に対する指導方法の基本的なあり 方等が示されている。これを受け,平成12年度から15県市に委嘱して,学習 障害児に対する実態把握,判断基準等について実証的な研究を行なったり, 専門家が教育委員会や各学校を巡回して指導を行なうこととしている。また 都道府県教育委員会に専門家チーム,学校に校内委員会を設置し学習障害児 の実態把握などを行なう当該モデル事業については,昨年7月に出された報 告で示された試案に基づく実践研究である。 文部省としてはこれらの研究成果を踏まえ,学習障害児に対する指導の充実 に努めていきたい。 (親の会) 専門家チームや校内委員会の設置,また通級について,平成12年度から15県 市に委嘱し研究を進めるということだが,どういう日程になっているのか? (文部省) 4月上旬に15県市の委嘱先を決定し,すでに委嘱の通知を出した。これから, 各都道府県からモデル事業の具体的な計画を文部省に提出してもらい,その 後実際に研究がスタートすることとなる。2年間の研究なので1年後に中間報 告,2年後に研究成果報告書を提出してもらう。この研究では専門家が巡回 指導するので,判断基準だけでなく,子どもたち一人一人にあった指導をど うしていくかも含めて研究することになる。 また,指導方法については非常にニーズが高いということで,同時に国立特 殊教育総合研究所で研究を専門家に進めてもらっている。 (親の会) 2年後にその成果をどう反映させるのか? (文部省) 研究がうまくいったら,施策として打ち出すが,課題が残った場合は,その 課題の解決のために引き続き研究を続けることになる。 課題が残らない成果が出た場合は,全都道府県に対し,施策として打ち出す こともあり得る。 (親の会) 研究を続けるという主旨はよくわかるが,報告の最後に「まず当面実施可能 な方策を速やかに講じることが必要」とあり,われわれ親としては,研究が いつ現場で生かされるのかが気になる。2年後,研究がうまくいかなかった 場合,ますます先延ばしになるように感じられるが,どうなるのか? (文部省) LD児やADHD児について,文部省として本格的に取り組むようになったのは非 常に最近で,新しい事象であるということから,子どもたちが学習障害児で あるかどうかを判断するには色々な研究が必要であることをご理解いただき たい。 2年間で成果が出るかどうかは教育の研究なのでわからない。2年後に施策が 打ち出せるかは今の時点でははっきりお答えできない。ただ,行政の姿勢を 示す必要はあるので,平成13年1月の組織再編に伴い,特殊教育課の名称を 特別支援教育課(仮称)と変えて積極的にこういう事象についても取り組ん でいきたいと考えている。 (親の会) 7月2日の報告を地方自治体がどう受け止めたかの実態把握をしているか? (文部省) 中間報告後,パンフレットを作成,配布したが,報告やパンフレットへの意 見や疑問点などは各地方自治体から直接文部省に問い合わせが来ている。現 在,それらを踏まえて,新しいパンフレットを作成中である。教員向けのも ので,近々,教員向けに3万部配布予定である。 (親の会) 校内委員会などが報告書で提言されたが,LD児の出現は社会環境によるもの ではなく,地域間格差があってはおかしいので,各都道府県でどのくらい取 り組みが進んでいるのかの全国調査を文部省としてやっていただきたい。 (文部省) 文部省が出した学習障害児かどうかの判断基準はまだ試案の段階で,国とし て全国的に調査するまでにはまだ至っていない。 今,15県市で学習障害児一人一人にあった教育的な対応ができる体制が築け るかどうか研究中なのでその研究成果を踏まえてやっていきたい。 (5) 通級等による特別な場による指導の拡充 (文部省) 学習障害児の教育については学習障害の原因が医学上必ずしも十分に解明さ れていないこと,さらに学習障害の状態が一人一人異なっていることからそ の実態を把握するための方法とそれを判断する基準を確立することが必要と 考えている。また,これに基づいた一人一人の学習障害の状態に応じた適切 な指導を行なうことが必要である。 ご指摘の通級による指導を受けている児童生徒は,平成5年度開始時は1万2 千人だったが,平成11年5月1日現在2万6千人と倍増していて,その数は年々 増加している。学習障害のうち,言語障害や情緒障害と重複している場合は 各々についての必要な指導を受けている例もある。 しかし,他の障害を伴わない学習障害児に対して通級による指導を行なうこ とについては,通級による指導は一部特別の教育課程を編成するので,そう いう特別な教育課程を編成して指導することが適当なものの範囲や要件,ま た,困難のある特定の能力それぞれに対応した特別の課程における具体的な 実際の指導方法,特別な教育課程による指導の終了後に円滑に通常の学級で 対応するための方策等,まだ未解決な課題がある。そのため,引き続き研究 を進めていく必要があると考えている。 学習障害児への指導方法については国立特殊教育総合研究所や教育委員会に 置かれている特殊教育センターなどにおいて,これらの課題に関して引き続 き精力的な検討を行ない,学習障害児への指導の充実方策について検討して いきたい。 (6) いわゆる周辺児への対応について (文部省) 近年,学習障害児のほかに注意欠陥多動性障害児(ADHD児)など心身上なん らかの原因により学習が困難な児童生徒に対する教育についての関心が高ま っている。LD児やADHD児の多くは通常の学級に在籍し,各学校では担任が指 導上の工夫や配慮を行なうとともにティームティーチングによる指導などが 行なわれている。しかし,学習障害児や注意欠陥多動性障害児に対しては, その実態がまだ十分明らかになっていないということ,指導方法がまだ確立 しておらず教員の理解や専門的指導書も不足していること,最後に学校全体 として,支援体制や医療機関などとの連携を構築する必要があることなどま だ課題がある。 文部省としては,学習障害児への対応は調査研究協力者会議の成果をもとに 理解啓発パンフレットや指導用冊子を作成,配布したり,指導者のための講 習会を開催してきた。さらに平成12年度は15県市に委嘱して学習障害児に対 する判断基準等について実証的な研究を行なうこととしている。また,同じ 事業で教育委員会や各学校に対して専門家による巡回指導を行なうこととし ている。また,ADHD児への対応については国立特殊教育総合研究所において 平成11年度より「ADHD児への教育内容,指導方法,医療との連携」に関する 研究を行なっている。今後も文部省としてはこのような取り組みにより,学 習障害児や注意欠陥多動性障害児などの指導の充実に努めていきたい。 (親の会) 親や学校現場では,周辺児とは,ADHD児だけでなく,軽度知的障害や自閉傾 向の子どもも含んでいると考えている。 (文部省) 最近,高機能自閉症の子どもたちの教育の施策をどうしていくのかが国会で 取り上げられた。心身上の何らかの原因によって学習が困難な状況にある生 徒に対する教育についての関心が高まっていることは十分認識している。国 立特殊教育総合研究所において高機能自閉症や軽度の知的障害のある子ども についての指導方法の研究が現在進行中である。その研究の成果を活かし, 今後の施策の充実に努めていきたい。 (7) 社会性等の問題について (文部省) 昨年7月の報告において,「学習障害児は全般的な知的発達に遅れはないが, 読み書き等のうち特定なものの習得と使用に著しい困難を示す子どもたち」 と定義されている。学習障害児への対応については,学習障害の状態が一人 一人異なっていることから,その実態を把握するための方法とそれを判断す る基準を確立し,これに基づいた一人一人の学習障害の状態に応じた適切な 指導を行なうことが必要である。 調査研究協力者会議の報告においては,「運動・動作の能力,社会的適応性 に係る能力の欠如については学習障害に重複して現れることはあるが,その 能力の欠如のみでは学習障害とは認定しがたい」ことから,先ほど言ったよ うな定義がされた。文部省としてはこの定義を踏まえ,平成12年度に15県に 委嘱して学習障害の判断基準や実態把握について検討を行なうとともに指導 方法などについて引き続き研究を進めることとしている。 (親の会) 社会性の問題で,実際の学校現場では指導法などがわからず困っているよう だ。定義からは社会性の問題が外れてしまったが,モデル事業の研究では社 会性のことも扱って教員の研修などで具体的に伝えていただきたい。 (文部省) 学習障害児への指導は一概に教科指導だけに限っているわけではない。モデ ル事業でも指導方法の研究を教科指導に絞っているわけではない。子ども一 人一人にどういう教育ニーズがあるかということなので,たとえば,社会性 を身につけるとか豊かな心をもっと育てるというような社会性を確立するた めのものも,子どもの心を育てるという意味での教育としてモデル事業でも 取り組んでいただきたいと考えている。 (親の会) LD学会でも研究者の間で社会性への指導は関心が高い。学校現場でも避けて 通れないと感じていることなので,よろしくお願いしたい。 (9) 中学卒業後の対応について (文部省) 学習障害児やその他軽度の障害児については,現在,養護学校や特殊学級等 ではなく小・中学校において担任が配慮しながら指導をしているところであ る。高等学校への入学については,入学者選抜で当該生徒が高校の履修を行 なうに足るかどうかの判断をし,それぞれの高等学校長がその責任と判断に おいて許可するもので,入学を許可された学習障害児(LD児)は各学校にお いて適切な教育を受けていると考えている。 LD児等を対象とする高等学校での特別枠の設置,LD児等を対象とした中高一 貫校の充実などは,設置者が判断すべき事柄ではあるが,LD児に対する判断 基準や指導方法,指導形態がまだ確立していないこと,公教育においてLD児 のみを対象として教育を行なうことについては広く関係者の考え方を聞く必 要があることなどから現時点では困難であると考えている。 なお,教職員に対しLD児などに対する理解と啓発を図ることは,子どもが一 人一人の教育ニーズにあった教育を受けるためには必要なことで,今後とも さまざまな機会を利用して,教職員に対しLD児など軽度の障害のある児童生 徒への理解を推進していきたい。 (親の会) 学校長がその責任と判断において入学を許可し,各学校で適切な指導を受け ているということだったが,それでは各高校に任された部分があまりにもあ いまいで多いように思う。具体的な指導法を示していただけないか。 (文部省) 指導形態について,文部省が高校に対して指導できるような状況にはない。 ただ現在,実際に指導している教員への理解,啓発を図るということは大事 なことなので,さまざまな機会を通じて教員の理解を深めることから始めた い。 その他 (親の会) われわれ親の会も各地方自治体に対して,要望,陳情等を行ったり,あるい は議会に対しても,色々働きかけをしている。中には,文部省に先行する形 で,試行をし積極的に取り組んでいる自治体もあるが,一方では,文部省か らの指示を待っている自治体もある。この様なことを踏まえて,モデル事業 が2年間でいい成果が出るようにぜひがんばっていただきたい。 また,地方自治体は混乱しているようで,地方自治体と文部省の連携がうま く取れていないように感じられる。われわれとしては文部省としての意向を, 出来るだけ早くはっきりとした形で地方自治体に伝えて欲しいと願っている。 ----------------------- 「陳情時に平成12年度の省のLDに関するモデル事業を15県に委嘱して取り組 むとのご説明を頂きましたが,具体的な県,事業内容,指定校名等,詳細を お教えいただきますようお願い致します。」 との質問に対して下記の回答も合わせていただきました。 ● 特殊教育の振興 学習困難児に対する指導方法に関する調査研究予算額 23百万円(20百万円) *( )内は平成11年度予算額 概 要 全般的な知的発達に遅れはないが,特定の能力の習得や使用に著しい困難を 示す学習障害に対する指導については,市町村教育委員会及び小・中学校に おいて十分な知識・経験がなく,具体的な指導を行うに当たっては多くの困 難を抱えている。 本年7月の「学習障害及びこれに類似する学習上の困難を有する児童生徒の 指導方法に関する調査研究協力者会議」の報告において,学習障害の判断・ 実態把握の体制・手続き,基準,留意事項が提案された。 このため,都道府県教育委員会において,実践的に研究を行うモデル事業を 委嘱し,この判断・実態把握の基準や手続き等が具体的に有効かどうかの検 証を行うものである。 さらに,モデル事業を委嘱した学校において,学習 障害の判定を受けた児童生徒の指導方法の在り方について検討し,指導内容 の充実を図るため,学習障害に関する専門的知識・経験を有する相談員が, 教育委員会職員及び小,中学校に在籍する学習障害児等を担当する教員に対 する巡回相談を行うことにより,学習障害児に対する指導体制を整備し,よ り効果的な指導を行うための方策について調査研究を行い,今後の企画立案 に資するものである。 内 容 (1) 学習障害児の判断・実態把握体制等に関するモデル事業  1) 都道府県教育委員会に専門家チームを設置(15県指定)  2) 各都道府県内の小,中学校の数校を研究協力校として指定  3) 学習障害児の判断・実態把握の基準,手続き等の有効性について検討 (2) 学習障害児等に対する指導充実事業(巡回相談事業)学習障害児に対    する指導方法,内容に関する実態の把握等  1) 事業実施者 : 都道府県・指定都市教育委員会(10県→15県指定)     原則として,モデル事業を委嘱した教育委員会を対象とする。  2) 巡回 相談 : 都道府県・指定都市    月3回,1回当たり2時間,1名     学習障害に関する専門的知識・経験を有する相談員が教育委員会職     員及び小中学校において学習障害児等を指導する教員に対し巡回相     談を行う。 学習障害児に対する指導方法に関する実践研究委嘱先  計 15都県市  栃木県 埼玉県 東京都 神奈川県 福井県 愛知県 滋賀県 和歌山県  岡山県 香川県 福岡県 仙台市 横浜市 神戸市 北九州市 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 社会的自立のためのハンドブック−LD児等の保護者のために−   ■ -------------------------------------------------------------------- 鳥居深雪先生(県立千葉養護学校)が作られた小冊子「社会的自立のための ハンドブック −LDや軽度知的障害を持つ子供達の保護者のために−」 をHTML化したものです。  社会的自立のためのハンドブック −LDや軽度知的障害を持つ子供達の保護者のために−  http://www.amy.hi-ho.ne.jp/yamaokash/hbj00.htm  LD STATION で公開されています。 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/yamaokash/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 見晴台学園(愛知)主催「お母さんのための学習障害(LD)セミナー」 ■ -------------------------------------------------------------------- ● 講 座 1 日 程: 2000年6月18日(日) 13:00〜15:00 講 師: 五十嵐 めぐみ (女優) 内 容: ありのままに 〜LD児の息子とともに〜(仮題) 定 員: 80名 会 場: 刈谷勤労福祉会館 1F多目的ホール ● 講 座 2 日 程: 2000年7月16日(日) 10:00〜12:00 講 師: 尾崎 望 (京都民医連中央病院医師) 内 容: 医療現場で出会ったLD児たち 〜診療室から〜 定 員: 35名 会 場: 名古屋市女性会館(予定) ● 講 座 3 日 程: 2000年7月16日(日) 13:00〜15:00 講 師: 見晴台学園に通う生徒の親 内 容: 一人で悩まないでお母さん Part3 定 員: 35名 会 場: 名古屋市女性会館(予定) ● 講 座 4 日 程: 2000年9月24日(日) 10:00〜12:00 講 師: 永野 佑子 (練馬区立石神井中学校教諭) 内 容: 思春期の性とどう向き合うか? 定 員: 80名 会 場: 名古屋市女性会館(予定) ● 講 座 5 日 程: 2000年9月24日(日) 13:00〜15:00 講 師: 定森 恭司 (心理相談室 こころ) 内 容: からだ・こころ・なかま 〜思春期をむかえて〜 定 員: 80名 会 場: 名古屋市女性会館(予定) ● 講 座 6 日 程: 2000年12月10日(日) 10:00〜12:00 講 師: LD児の兄弟 内 容: LD児を兄弟に持って 〜今、思うこと〜 定 員: 35名 会 場: 名古屋市女性会館(予定) ● 講 座 7 日 程: 2000年12月10日(日) 13:00〜15:00 講 師: 西川 幸子 (見晴台学園教員) 内 容: 今、育てたいこと 〜見晴台学園中等部の実践から〜 定 員: 35名 会 場: 名古屋市女性会館(予定) ● 講 座 8 日 程: 2001年2月18日(日) 10:00〜12:00 講 師: 見晴台学園OB 田中 良三 (愛知県立大学) 内 容: これが僕らの生きる道 Part2 定 員: 35名 会 場: 名古屋市女性会館(予定) ● 講 座 9 日 程: 2001年2月18日(日) 13:00〜15:00 講 師: 玉井 邦夫 (山梨大学) 内 容: 自立とは 〜LDの自立を考える〜 定 員: 35名 会 場: 名古屋市女性会館(予定) 受 講 料: 1,000円 (資料代) 申 込 み: 電話で必ず申込むこと。受講料は当日受付にて集金。 問合せ先: お母さんのためのLDセミナー事務局       刈谷市井ヶ谷町桜島58-1 見晴台学園内       TEL 0566-36-5994 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【新刊】「片づけられない女たち」サリ・ソルデン著 WAVE出版 ■ -------------------------------------------------------------------- 翻訳者からの紹介です。 −−−−−−−−−−−−−−−− 書 名 「片づけられない女たち」 原 題 Women with Attention Deficit Disorder 著 者  サリ・ソルデン 訳 者  ニキ・リンコ 出版社  WAVE出版 1,600円 内 容 「本業はできるのに、雑用ができない、事務ができない」 「それでも仕事は何とかなるとしても、家事はなおさらできない」 「職場の花としての気配りができないため、責められる」 といった問題(つまり、ADHDの症状と、社会が女性だけに課す「女らし さ」の期待の齟齬)を扱っています。 著者自身もADHDなので、ADHDをかかえる辛さを、内面から表現して います。ですから、ご本人の女性に限らず、ADHDの男児のご両親や、担 任の先生にも、参考になるのではないかと思います。 原著者前書きから引用 =================== 持ちものが片づけられず、部屋が片づけられず、頭の中の考えさえも片づけ られず、毎日の生活にひどい苦労をしている女たちがたくさんいる。彼女た ちは、雑用の山に圧倒され、すっかり落ちこみ、不安と戦っている。人間関 係がうまくいかない人、潜在能力はあるのに、学業や仕事で力が発揮できな い人も少なくない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「高機能自閉症の人からの提言」 ドナ・ウィリアムズ 東京 大阪 ■ -------------------------------------------------------------------- 主 催 国際治療教育研究所 後 援 (社)日本自閉症協会 (財)日本知的障害者愛護協会     全国情緒障害教育研究会 全国特殊教育推進連盟 【東京会場】 2000年8月6日(日) 九段会館ホール 地下鉄「九段下」下車 【大阪会場】 2000年8月9日(水) 朝日生命ホール 地下鉄「淀屋橋」下車 プログラム  09:15〜10:00 受 付  10:00〜10:30 講師の紹介と導入 佐々木正美(東京)竹田契一(大阪)  10:30〜17:00 ドナ・ウィリアムズ(Donna Williams)女史のプレゼンテ         ーション及び質疑応答  17:00〜18:00 まとめと質疑応答 佐々木正美(東京)竹田契一(大阪)  佐々木正美(川崎医療福祉大教授) 竹田契一(大阪教育大教授) 受講料 12,000円 問い合せ 国際治療教育研究所 〒107-0052                港区赤坂2-21-15 赤坂OSビル1階                TEL 03-3586-3240 FAX 03-3505-2959 E-mail:iiet@msb.biglobe.ne.jp 【参考】「自閉症だった私へ」(Nobody Nowhere) http://www.tbs.co.jp/kimioshi/books/1.html 【参考】「こころという名の贈り物」(Somebody Somewhere) http://www.tbs.co.jp/kimioshi/books/2.html#kokoro ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------- 00:30 2000/06/05 □ --------------------------------------------------------------------  全国LD親の会提出の文部大臣宛要望書に対する回答を掲載いたしました。 今後、全国各地の自治体での取り組みが注目されます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュース記載内容を転載される場合は必ず下記までご連絡下さい ■ 「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] 「けやき」URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] i-mode URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/i/ [2000.05.10 更新] LDニュースのバックナンバーの閲覧については以下のサイトからできます http://jazz.tegami.com/backnumber/frame.cgi?id=0000000592 [LDNSBK] LDに関する情報交換・意見交流・質問は「LDフォーラム」をご利用下さい http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/LD-FRM/INDEX.html [LD-FRM] 読者用「掲示板」 http://www.simple1-j.com/k-bbs/kbbs.cgi?bn=110201 ■ 編集者は掲載内容に関して最終保証責任を負うものではありません ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD NEWS は「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています

「けやき」ホームページ | 目次

inserted by FC2 system