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==================================================================== LD(学習障害)ニュース #153 2000.02.21 発行 登録読者数 2,251 LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997.9.10創刊 ==================================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD,ADHD 関連雑誌記事・新刊図書・テレビ番組の放映について  ■ ■ フリースクール・ライナス 2000年度入学説明会 2000/3/4 藤沢 ■ ■ インターネットによる発達障害教育診断 東京学芸大 2000/3/31まで ■ ■ 大阪府堺市議会1999年12月議会質疑 LD(学習障害)児への対応  ■ ■ 学習障害児のための大田区の教育内容の充実をはかるための請願 ■ ■ 千葉県市川市教育センター学習障害 (LD) 等をめぐっての取り組み ■ ■ 埼玉県上尾市議会 LD,少人数学級,TT等を巡る質疑 1998/10/9日 ■ ■ 1999年9月滋賀県議会定例会でのLD児教育等をめぐる質疑概要   ■ ■ 彩星学舎 第2回演劇講演会 2000/3/20 14:00〜 埼玉県浦和市  ■ □ 編集後記 ------------------------------- 22:37 2000/02/20 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください □■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD,ADHD 関連雑誌記事・新刊図書・テレビ番組の放映について  ■ --------------------------------------------------------------------  「えじそんくらぶ」担当者氏からの情報提供です。 http://www.e-club.gr.jp/ −−−−−−−−−− 1. 「プチ・タンファン」4月号(婦人生活社・3月15日発売・隔月刊)    にADHDの記事が出ます。上林先生に取材したもののようです。 2. エッセ4月号(扶桑社・3月7日発売)にADHDの記事が掲載され    ます。モノクロ6ページ。前半4ページで3人のお母さんのお話を、    後半2ページで治療、教育、支援グループ各現場から、3人のインタ    ビューを紹介します。 3. 書籍では『集中できない子どもたち』榊原洋一著・小学館刊                本体 \1,500 2月15日発売 4. NHK教育テレビでも、4月下旬にLDとADHDを取り上げた番組    を放送するはずです。日時等詳細は不明ですが、30分×4回(月〜    木)と言うことらしいです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ フリースクール・ライナス 2000年度入学説明会 2000/3/4 藤沢 ■ -------------------------------------------------------------------- フリースクール・ライナス担当者氏からの情報提供です。 −−−−−−−−−−−−−−−  地域の方を含め、たくさんの方のご理解とご声援を受けて、「フリースク ール・ライナス」も無事1周年を迎えようとしています。  幼稚部・高等部の開設に合わせ、平成12年度の生徒を募集致します。 希望される方は以下の日程で行われる説明会にご参加ください      フリースクールライナス説明会 日 時 : 3月4日(土)午後2:00〜4:00 場 所 : フリースクールライナス校舎 対 象 : 小学部 中学部 幼稚部 高等部 入学希望者       ※学年に関わらず募集致します 申込方法 : 要予約です 以下まで電話にてお申し込み下さい  教育相談・検査等のお申し込みも受け付けております ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡下さい 連絡先 : ライナス教育研究所 フリースクールライナス 電話 0466-24-6613     住所 神奈川県藤沢市片瀬 1-6-37 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ インターネットによる発達障害教育診断 東京学芸大 2000/3/31まで ■ -------------------------------------------------------------------- 東京学芸大学附属特殊教育研究施設教育診断−治療教育システム学研究会 インターネットによる発達障害教育診断 利用期間は、1999年10月1日から2000年3月31日まで http://rieec.u-gakugei.ac.jp/WebAssessment/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 大阪府堺市議会1999年12月議会質疑 LD(学習障害)児への対応  ■ --------------------------------------------------------------------  LDニュース読者 t さんよりの情報提供です。 −−−−−−−−−−−−−− 森山浩行堺市議会議員の質問に対する高橋教育次長の答弁。 http://www.kprint.sakai.osaka.jp/hiromomo/assembly/199912-prompt.html ---  Q LD(学習障害)児への対応  → ワークショップ紹介    まずは知らせること重要、どうするのか。    A 高橋教育次長    今年(1999年)7月文部省が定義の明確化    保護者・親の会との連携しながら研修 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 学習障害児のための大田区の教育内容の充実をはかるための請願 ■ -------------------------------------------------------------------- 東京都太田区議会だより 平成12年 (2000年)1月1日 No.137 によると、 区議会に提出されていた、「学習障害児のための大田区の教育内容の充実を はかるための請願」が文教児童委員会での審議を経て採択されたとのこと。  この、「請願書」の内容について詳細をご存じの方は、お知らせくださる と幸いです。  http://www.o-net.or.jp/ota/gikai/20000101/otgrpt06.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 千葉県市川市教育センター学習障害 (LD) 等をめぐっての取り組み ■ -------------------------------------------------------------------- 「学習障害」(LD)という言葉が、学校教育の場で話題にされるようになって きました。しかし「学習障害とは何か」という問いに答えられる人は多くは ありません。そこで「学習障害」について、そして、「学習障害」をめぐっ ての動きを調べてみました。千葉県市川市教育センター  LD  学習障害  ADHD 注意欠陥・多動性障害 http://www.city.ichikawa.chiba.jp/kurashi/kyoiku/kyose/k-ichikawa/121SITE/LD.HTM ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 埼玉県上尾市議会 LD,少人数学級,TT等を巡る質疑 1998/10/9日 ■ -------------------------------------------------------------------- ○学校教育部長(関口明久) 佐野議員さんの質問にお答えいたします。 少人数学級の編制実施と通学区の関係、これは学務課ですので、その後LD 児、それから通所関係、指導課ですので、学務課関係、指導課関係というこ とでまとめさせて順番に答えさせていただければと思います。 初めに、少人数学級の編制実施に関してのご質問でございますが、既にご案 内のように公立小中学校の学級編制及び県費負担教職員定数は、教育水準の 維持と機会均等の保障の趣旨から、いわゆる標準法及び県条例で定められて おります。その中で、本市では市単独の事業といたしまして特殊学級担任補 助員13名と県費で充当されない部分の病休代替職員等を臨時的に任用し、児 童生徒の教育充実を図っております。ご指摘のように、先ごろ中央教育審議 会の地方教育行政小委員会で学級編制の基準について弾力的運用の方向が出 されました。このことは、趣旨に反しない限り県や市の実情に合った編制が 検討できるということで、前向きに考えるべきことと認識しております。し かしながら、現在の段階ではこの際教職員定数は現在のままということでご ざいまして、例えば課題のない学校から課題のある学校への配置ですとか、 学級数を超えて配置されている教職員の活用とかが考えられるわけでござい ますが、各学校がさまざまな課題を抱えております現在ですと、それぞれ学 級担任以外の教職員も担任に相当する授業や校務分掌を担っておりますので、 極めて慎重に検討しなければならないことと考えております。 なお、現在第6次配置改善計画の中で、いわゆるチームティーチング等指導 法改善のために教員の増員が行われており、本市では11の小学校、10の中学 校に県費教職員として配置されております。これについては、ボランティア 職員も含めて補充している自治体もあるとのことですので、今後その状況を 調査研究してまいりたいと存じます。この指導法の改善、また臨教審の答申 による選択教科の拡大や総合的な学習への対応等を考えたとき、標準法の改 正による教職員定数の増加により、必要に応じた少人数集団編制や複数指導 体制等の個に応じた指導方法の工夫、改善ができることが望ましいと考えて おります。いずれにいたしましても、市教育委員会といたしましては、教職 員数につきましては、法律や条例にのっとり本市の実態に基づき県教育委員 会に働きかけながら教職員の確保に努めてまいりたいと存じております。佐 野議員さんのご質問の点につきましては、国や県の動向を見ながら対処して いく所存でございますので、よろしくご理解を賜りますようお願いいたしま す。 通学区の見直し等−−−省略 次にL.D児等増えていると言われているが、上尾市の実態はどうかという ことでお答えいたします。学校訪問等で、最近落ちつきがなく授業中教室内 を歩き回る子、集中力がなくすぐ飽きてしまう子、指示に従うことができな い子、イライラしたりすぐかっとして友だち関係をうまくつくれない子、集 団のルールが守れず自分勝手な行動が目立つ子、無気力でぼんやりしている 子等が増えてきたということが話題になります。また、教育センターにもこ のようなケースの相談が増えてきております。これら行動上の問題や情緒的 な問題は学習障害児等のある特徴を示しておりますが、これをもって一概に 学習障害児等が増えていると結論づけるのは早急かと思っております。教育 センターのこのような相談の中には、専門機関の受診を進めるケースもあり ますが、多くの場合子供を取り巻く生活環境の変化が子供の意識、行動に大 きな影響を与えていると分析しております。 なお、学習障害の判定については、子供の生育歴や環境的な問題点の把握、 医学的な諸検査の結果、個別的な知能検査や標準学力検査等の結果、日常の 行動観察等種々の検査、観察を行った上で、専門家により総合的かつ慎重に 行う必要があるという理由で、市として実態調査は行っておりません。学習 障害児の出現率については、さまざまな分野の専門家により種々の数値が報 告されており、概観すると通常学級に在籍している割合は2学級に1人にな っております。上尾市も同様な割合で通常学級に在籍していると思われます。 次に、学習障害児の指導の研究についてお答えいたします。文部省から平成 8年3月に学習障害児等の理解に向けてのリーフレットが、平成9年4月に は学習障害児等の理解と指導についての冊子が小中学校に配布され、活用を お願いいたしておるところでございます。一般的にはなじみが薄く、その実 態や特徴について十分理解されておらず、学校も家庭もその対応に苦慮して いるのが現状でございます。教育センターでは、学習障害傾向の相談が増え たのを機会に、平成9年度後半から子供と保護者の通所訓練を始めました。 本年度は学習障害について研修を積んだ教員2名を研究協力員として任命し、 センターの専門員とともに2グループ6名を各月1回の通所訓練を行い、学 習障害傾向の子供の指導のあり方を研究しているところでございます。研究 の成果は、事業報告を通して全教職員に還元していく予定でございます。ま た、学習障害児等に対して効果的な指導を行うためには、早期から対応して いくことが重要だと言われております。今後も教育センターを中心に学習上 特別な配慮が必要な子供たちについての研究を続け、指導の充実を図ってま いりますので、ご理解とご支援のほどお願いいたします。    ○学校教育部長(関口明久) 佐野議員さんの再質問にお答え申し上げます。 一番最初に標準法、おおよそということでございます。40人学級ということ で現行行われておりますけれども、40人を一応最大限というふうなことでご 理解いただければ、41人を超えますと2クラスになるというふうなことであ ります。今正確な数字ここに持っておりませんけれども、上尾市の1クラス の教員、児童生徒数を総教員数で割りますと、平均が小学校が33人かと思い ます。中学校36名になるかなと思いますけれども、そういうふうなことで、 少しでも子供たちにより豊かな教育を施すために教員の加配、その他という ことを考えてくるわけですけれども、TTもその一種でございまして、その ほか生徒指導特配ですとか、それぞれその目的に合った加配の内容がござい ます。その中で、教育委員会としては、ぜひとも県の方にこういうふうな加 配が必要なのですよということで申請をしておりまして、年々数は減ってき ていますけれども、ほかとまた比べ違った加配も配当いただいて、それぞれ の学校に配当しております。今後ともその加配についていただけるよう努力 していきたいと思います。 それから、LD児等の関係でございますけれども、先ほども申し上げました けれども、各2学級におおむね1人はいるのではないかという、これはすべ ての先生方に自分のクラスの中にいるのではないかという常にそういう緊張 感を持って対応するように指導しております。そういうふうなことで、先ほ ど言いましたように、研修会その他でもってリーフレット等を配布し、研修 を進めております。調査うんぬんと先ほど申しましたけれども、非常に難し い問題もありますので、常にLD児等は在席するのではないかという意識を 持って指導に当たるように指導していっているところでございますので、ご 理解いただければと思います。 相対評価の関係−−−以下省略 http://www.city.ageo.saitama.jp/gikai/t9-sano.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 1999年9月滋賀県議会定例会でのLD児教育等をめぐる質疑概要   ■ -------------------------------------------------------------------- ● 学習障害児の教育 Q 学習障害児に対する教育の在り方は、大きな教育課題であるが、県とし   て、どのように取り組んできたのか。また、今後どのように取り組むの   か。 A 県下でも学習障害児と思われる子どもが、現におられることから、教員   研修の実施をはじめ、言語障害と重複している児童生徒に対しては「言   葉の教室」において指導を行うなど、可能なものから取り組んできたと   ころです。   今後は、事例研究を取り上げるなど、今まで以上に指導力を養う教員研   修の充実に努めるとともに、相談窓口の設置や相談システム作りについ   て、できるだけ早く整備していきたいと考えています。  http://www.pref.shiga.jp/gikai/dayori/no7/yoshi.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 彩星学舎 第2回演劇講演会 2000/3/20 14:00〜 埼玉県浦和市  ■ -------------------------------------------------------------------- 不登校・LD児等の多様な学習ニーズを持つ生徒のための彩星学舎では、 1年間の学習成果発表の場として、演劇講演会を開催する。 日 時 2000年3月20日(月・祝) 14:00〜 開演 会 場 彩星学舎 浦和市大東2-12-33 内 容 「エルマノO(オー)」     原作「カウンセリング熊」(アランアーキン作) 問い合わせ TEL 048-884-1234 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------- 22:37 2000/02/20 □ -------------------------------------------------------------------- 最近、全国各地の親の会の活動を通じて、教育委員会や議会等でLDのこ とが取り上げられるようになって来ています。これは、昨年7月の「文部省 協力者会議」報告書の公表を受けてということもあると思います。  各地の様々な動きに関する情報を、より多くの人たちで共有していくこと が大切であると考えます。情報というものは、多くの人たちで共有してこそ はじめて意義が出てくるわけです。是非多くの方からLDニュースへの投稿 を期待しております。  情報提供に際しては匿名でも構いませんが、親の会等に所属されている方 は、その旨付記していただきたいと存じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュース記載内容を転載される場合は必ず下記までご連絡下さい ■ 「けやき」連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] 「けやき」URL: http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] LDニュースのバックナンバーの閲覧及び配信は以下のサイトからできます http://backnumber.to/list.asp?userid=10000592 [1999.01.11 更新] LDに関する情報交換・意見交流・質問は「LDフォーラム」をご利用下さい http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/LD-FRM/INDEX.html [LD-FRM] 読者用「掲示板」→ http://www.simple-j.com/kkk/kbbs.cgi?bn=110201 ■ 編集者は掲載内容に関して最終保証責任を負うものではありません ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD NEWS は「まぐまぐ」http://www.mag2.com/ を利用して発行しています

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