LD(学習障害)ニュース登録は こちら から。

前号 | 目次 | 次号

□ LD・発達障害等関連図書 → http://ldnews2000.web.fc2.com/books/  □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #1204 2013/09/05 発行 登録(配信)読者数 2787 ■ ■ LD = Learning Disabilities LDニュース編集人発行 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 文科省 学校教育法施行令の一部改正について(通知)  2013/09/01 ■ ■ IDPF EPUB技術セミナー:国際標準と電子教科書 Bill McCoy氏を迎えて ■ ■ 社会的障害の経済研究「公開講座」/東大経済学研究科棟 2013/09/28 ■ ■ 文部科学省 平成26年度予算概算要求 支援機器等教材活用促進事業 ■ ■ 障害のある児童生徒の教材の充実について 報告  平成25年 8月28日 ■ ■ CoNETSの公式ウェブサイトを公開 次世代デジタル教科書 2013/09/05 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:56 2013/09/05 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ワーキングメモリトレーニングお申込み受付中。コグメド・ジャパン http://www.cogmed-japan.com/                【広告】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■□ http://ldnews2000.web.fc2.com/sample.html  ■□■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 感覚統合を生かしてたのしく学習−読む力・書く力を育てる 佐藤 和美 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00050.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 文科省 学校教育法施行令の一部改正について(通知)  2013/09/01 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1339311.htm                     25文科初第655号 平成25年9月1日 各都道府県・指定都市教育委員会教育長 各都道府県知事 附属学校を置く各国立大学法人学長 構造改革特別区域法第12条第1項の認定を受けた各地方公共団体の長 独立行政法人特別支援教育総合研究所理事長 文部科学事務次官 山中 伸一 学校教育法施行令の一部改正について(通知)  このたび、別添のとおり、「学校教育法施行令の一部を改正する政令」(以下 「改正令」という。)が閣議決定され、平成25年8月26日付けをもって政令第244 号として公布されました。その改正の趣旨及び内容等は下記のとおりですので、 十分に御了知の上、適切に対処くださるようお願いします。  また、各都道府県教育委員会におかれては所管の学校及び域内の市町村教育委 員会に対して、各指定都市教育委員会におかれては所管の学校に対して、各都道 府県知事及び構造改革特別区域法第12条第1項の認定を受けた各地方公共団体の 長におかれては所轄の学校及び学校法人等に対して、各国立大学法人学長におか れては附属学校に対して、改正の趣旨及び内容等について周知を図るとともに、 必要な指導、助言又は援助をお願いします。               記 第1 改正の趣旨  今回の学校教育法施行令の改正は、平成24年7月に公表された中央教育審議会 初等中等教育分科会報告「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム 構築のための特別支援教育の推進」(以下「報告」という。)において、「就学 基準に該当する障害のある子どもは特別支援学校に原則就学するという従来の就 学先決定の仕組みを改め、障害の状態、本人の教育的ニーズ、本人・保護者の意 見、教育学、医学、心理学等専門的見地からの意見、学校や地域の状況等を踏ま えた総合的な観点から就学先を決定する仕組みとすることが適当である。」との 提言がなされたこと等を踏まえ、所要の改正を行うものであること。  なお、報告においては、「その際、市町村教育委員会が、本人・保護者に対し 十分情報提供をしつつ、本人・保護者の意見を最大限尊重し、本人・保護者と市 町村教育委員会、学校等が教育的ニーズと必要な支援について合意形成を行うこ とを原則とし、最終的には市町村教育委員会が決定することが適当である。」と の指摘がなされており、この点は、改正令における基本的な前提として位置付け られるものであること。 第2 改正の内容  視覚障害者等(視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者又は病弱 者(身体虚弱者を含む。)で、その障害が、学校教育法施行令第22条の3の表に 規定する程度のものをいう。以下同じ。)の就学に関する手続について、以下の 規定の整備を行うこと。 1 就学先を決定する仕組みの改正(第5条及び第11条関係)  市町村の教育委員会は、就学予定者のうち、認定特別支援学校就学者(視覚障 害者等のうち、当該市町村の教育委員会が、その者の障害の状態、その者の教育 上必要な支援の内容、地域における教育の体制の整備の状況その他の事情を勘案 して、その住所の存する都道府県の設置する特別支援学校に就学させることが適 当であると認める者をいう。以下同じ。)以外の者について、その保護者に対し、 翌学年の初めから2月前までに、小学校又は中学校の入学期日を通知しなければ ならないとすること。  また、市町村の教育委員会は、就学予定者のうち認定特別支援学校就学者につ いて、都道府県の教育委員会に対し、翌学年の初めから3月前までに、その氏名 及び特別支援学校に就学させるべき旨を通知しなければならないとすること。 2 障害の状態等の変化を踏まえた転学(第6条の3及び第12条の2関係)  特別支援学校・小中学校間の転学について、その者の障害の状態の変化のみな らず、その者の教育上必要な支援の内容、地域における教育の体制の整備の状況 その他の事情の変化によっても転学の検討を開始できるよう、規定の整備を行う こと。 3 視覚障害者等による区域外就学等(第9条、第10条、第17条及び第18条関係)  視覚障害者等である児童生徒等をその住所の存する市町村の設置する小中学校 以外の小学校、中学校又は中等教育学校に就学させようとする場合等の規定を整 備すること。  また、視覚障害者等である児童生徒等をその住所の存する都道府県の設置する 特別支援学校以外の特別支援学校に就学させようとする場合等の規定を整備する こと。 4 保護者及び専門家からの意見聴取の機会の拡大(第18条の2関係)  市町村の教育委員会は、児童生徒等のうち視覚障害者等について、小学校、中 学校又は特別支援学校への就学又は転学に係る通知をしようとするときは、その 保護者及び教育学、医学、心理学その他の障害のある児童生徒等の就学に関する 専門的知識を有する者の意見を聴くものとすること。 5 施行期日(附則関係)  改正令は、平成25年9月1日から施行すること。 第3 留意事項 1 平成23年7月に改正された障害者基本法第16条においては、障害者の教育に 関する以下の規定が置かれているところであり、障害のある児童生徒等の就学に 関する手続については、これらの規定を踏まえて対応する必要があること。特に、 改正後の学校教育法施行令第18条の2に基づく意見の聴取は、市町村の教育委員 会において、当該視覚障害者等が認定特別支援学校就学者に当たるかどうかを判 断する前に十分な時間的余裕をもって行うものとし、保護者の意見については、 可能な限りその意向を尊重しなければならないこと。 【参考:障害者基本法(抄)】 (教育) 第16条 国及び地方公共団体は、障害者が、その年齢及び能力に応じ、かつ、そ の特性を踏まえた十分な教育が受けられるようにするため、可能な限り障害者で ある児童及び生徒が障害者でない児童及び生徒と共に教育を受けられるよう配慮 しつつ、教育の内容及び方法の改善及び充実を図る等必要な施策を講じなければ ならない。 2 国及び地方公共団体は、前項の目的を達成するため、障害者である児童及び 生徒並びにその保護者に対し十分な情報の提供を行うとともに、可能な限りその 意向を尊重しなければならない。 3 国及び地方公共団体は、障害者である児童及び生徒と障害者でない児童及び 生徒との交流及び共同学習を積極的に進めることによつて、その相互理解を促進 しなければならない。 4 国及び地方公共団体は、障害者の教育に関し、調査及び研究並びに人材の確 保及び資質の向上、適切な教材等の提供、学校施設の整備その他の環境の整備を 促進しなければならない。 2 以上のほか、障害のある児童生徒等の就学に関する手続に関しては、報告に おいて、「現在、多くの市町村教育委員会に設置されている「就学指導委員会」 については、早期からの教育相談・支援や就学先決定時のみならず、その後の一 貫した支援についても助言を行うという観点から、「教育支援委員会」(仮称) といった名称とすることが適当である。」との提言がなされており、この点につ いても留意する必要があること。 お問合せ先 特別支援教育課 企画調査係 電話番号:03-5253-4111(内線3193) ファクシミリ番号:03-6734-3737 メールアドレス:tokubetu@mext.go.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害 母たちの奮闘記 (平凡社新書) [新書] 山下 成司 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00064.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ IDPF EPUB技術セミナー:国際標準と電子教科書 Bill McCoy氏を迎えて ■ ------------------------------------------------------------------------ http://kokucheese.com/event/index/111629/ IDPF EPUB技術セミナー:国際標準と電子教科書  Bill McCoy氏を迎えて  EPUB仕様の策定団体である、IDPF(International Digital Publishing Forum) のExecutive DirectorであるBill McCoy氏を中心に、EPUBの最新動向、特にISO/ IECでのEPUBや電子教科書の国際標準化と、10月末、ボストンで開催される EDUPUB(W3CとIMS GLが協力)など、欧米での電子教科書の動向などを解説します。 【司会】 ・小林 龍生 氏  IDPF理事、JEPAフェロー 【講師】 ・村田 真 氏 「EPUB3.01と国際標準化」  ISO/IEC JTC1 EPUB投票解決会議コンビーナ、JTC1 SC34/WG4コンビーナ  IDPF AHL WG共同議長、JEPA技術主任 ・Bill McCoy 氏 「IDPFの最近の活動 〜国際標準化、EDUPUBなど〜」  IDPF Executive Director (通訳:村田真 氏) ・田村 恭久 氏 「電子教科書の国際標準化動向」  上智大学、ISO/IEC SC36、JEPA プラットフォーム委員会アドバイザー 【日時】 2013年9月26日(木) 13時30分〜  (受付開始 13時00分) 【場所】 神保町 日本教育会館 9F 飛鳥の間  千代田区一ツ橋2‐6‐2(都営・メトロ/神保町駅から徒歩5分) 【参加費】 JEPA会員社、IDPF会員社、EPUB国際標準支援者:無料  非会員社:¥2,000円/人(当日ご持参下さい。引換えに領収書を発行します)  ※EPUB国際標準支援者は個人(Publickey)または法人で募金された方です。   申込フォームの「メッセージ欄」に「支援」と記入してください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『あたまと心で考えようSSTワークシートー自己認知・コミュニケーションスキ ル編』 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00060.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 社会的障害の経済研究「公開講座」/東大経済学研究科棟 2013/09/28 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.rease.e.u-tokyo.ac.jp/act/130928.html 東京大学REASE(社会的障害の経済研究)では、前身のプロジェクトであるREAD (障害と経済)をさらに発展させるべく、人々の生きにくさに焦点を当てた様々 なリサーチ・プログラムを展開しています。今回の公開講座では、障害者差別解 消法の成立を受け、とくに知的障害・発達障害に着目し、一線で活躍する当事者 や研究者からの報告を行います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。参 加お申し込みを登録フォームよりお願いします 「社会的障害の経済研究「公開講座」」 日時 2013年9月28日(土)午後1時00分─5時20分 会場 東京大学経済学研究科棟地下1階 第一教室 入場無料 プログラム 司会・長瀬修(立命館大学客員教授) 第1部 知的障害・発達障害と社会 13:00-13:05 代表者挨拶 13:05-13:45 報告1「知的障害者の本人活動について」サンフラワーの会会長・小林勇輔氏 13:45-13:55 休憩 13:55-14:45 報告2「「心の理論」の障害は、インペアメントか?」東京大学先端科学技術研 究センター特任講師・熊谷晋一郎氏 14:45-15:15 休憩 15:15-16:05 報告3「知的障害・発達障害と差別解消法」東京大学先端科学技術研究センター 客員研究員・川島聡氏 16:05-16:20 休憩 第2部 差別解消法と障害平等研修 16:20-17:20 報告4 「障害に気づく対話の場としての研修」 独立行政法人国 際協力機構国際協力専門員・久野研二氏 【情報保障】手話通訳・文字通訳・磁気ループ・DSFシステム※ ※DSF(ダイナミック・サウンド・フィールド)システムについて http://www.phonak.jp/products/fm/dsf.html 当日は、上記の補聴システムを設置致します。 利用方法につきましては、Tコイル利用タイプ受信機(台数限定有)を貸出致し ます。利用希望の方は登録フォームで、登録時に「Tコイル利用タイプ受信機希 望」にチェックを願いいたします。 参考:FMシステム受信機(http://www.phonak.jp/products/fm/recep.html)について 以下の方に適応となります。 ・Tコイル機能付き補聴器装用者 ・補聴器は装用していないが、ききとりの困難を感じる方(イヤホン付で貸出) ユニバーサルタイプ受信機、一体型受信機、人工内耳用受信機などを所有されて おられる方は、当日、ご持参をお願い申し上げます。(関係される方へ:当日の チャンネルは「H91」を使用) 車イスをご利用の方、介助者同伴の方、盲導犬同伴の方、点字レジュメ、拡大文 字レジュメ、磁気ループ、DSFシステムをご希望の方は、お申し込みの際に登録 フォームによりお知らせいただけると助かります。 お問合せ:rease@e.u-tokyo.ac.jp 主催:東京大学REASE「社会的障害の経済理論・実証研究」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ぼくはうみがみたくなりました [DVD] ひとりの自閉症の青年と、その周囲の 人々が織り成す、心温まるヒューマン・ドラマ http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00062.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 文部科学省 平成26年度予算概算要求 支援機器等教材活用促進事業 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2013/09/03/1339145_3.pdf ◆学習上の支援機器等教材活用促進事業【新規】 (1,112百万円) 障害のある児童生徒等の学習上の困難軽減のため、ニーズのある利用しやすい支 援機器等の教材開発を支援する。さらに、支援機器等アドバイザーを活用した指 導方法の実践研究を行うとともに、支援機器等教材についての情報を一元的に集 約・データベース化し、全国的な活用を促進する。また、デイジー教材等の教科 書デジタルデータを活用した音声教材等の効率的な製作方法の調査研究等を行う。 ・学習上の支援機器等教材研究開発支援事業 18箇所 ・支援機器等教材普及促進事業(国立特別支援教育総合研究所運営費交付金) ・支援機器等教材を活用した指導方法実践研究事業  16地域・支援機器等教材アドバイザー 16人 ・教科書デジタルデータを活用した拡大教科書、音声教材等普及促進プロジェク  ト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 教室でできる特別支援教育のアイデア 中学校・高等学校編 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00072.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 障害のある児童生徒の教材の充実について 報告  平成25年 8月28日 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1339114.htm (2)国等の役割 ○ 障害のある児童生徒のための教材や支援機器についてのデータベースに関し ては、国等において自治体や団体、学校等と連携しつつ、教材や支援機器、こ れらを活用した指導方法、活用事例等について体系的なデータベースを構築す るなど、アクセスしやすい環境を整備することが必要である。なお、国等にお けるデータベースの構築に当たっては、各自治体等における教材等の情報を効 果的に収集・提供できるような仕組みとすることが望ましい。 ○ また、国として、障害のある児童生徒がより使用しやすく、適切な価格の教 材や支援機器の研究開発について支援することが必要である。 ○ さらに、現在、実証研究が進められている音声教材として複製された教科用 特定図書等については、その一層円滑かつ効率的な教材提供のため、国として、 ボランティア団体等による製作を支援していく必要がある。 ○ 加えて、視覚障害のある児童生徒のための高等学校段階の拡大教科書につい ては、特別支援学校(視覚障害)高等部において、拡大機能を有するタブレッ ト型情報端末により教科書デジタルデータを活用し、拡大教科書と同等に使用 しうるための諸条件等に関する調査研究等を行うことにより、一層の推進を図 ることが必要である。 ○ なお、上記に関連した国による事業等を充実させていくとともに、特に、特 別支援教育におけるICTを活用した教材等の在り方について整理していくこ とが必要である。 ○ また、国は、特別支援教育就学奨励費を確保し、障害のある児童生徒につい て、学用品としての支援機器の充実及び活用に努めることが必要であるほか、 各学校においてICTや支援機器の技術的支援を行う外部専門家による支援が 図られるように取り組むことが重要である。特に、ICTや支援機器の技術的 支援を行う外部専門家の活用に関する好事例等については、教育委員会、学校、 教員等への周知を図ることが必要である。 ○ さらに、各学校において教員が、障害のある児童生徒のための教材や支援機 器を活用して効果的に指導を行うことができるよう、これらの教材や支援機器 の活用方法や指導方法について、各都道府県等の指導者層を養成するための研 修等を実施することが必要である。また、指導に関する実践例を収集する中で、 効果的にそれらの教材等を活用するために必要となる専門性(教材等の選定方 法、指導方法、それらを盛り込んだ個別の指導計画の作成等)について、整理 していくことが求められる。 ○ 一方、教科書や教材の製作に当たっては、文章の読み方の順番の明示等、音 声教材としての教科用特定図書等を効率的に製作するため、教科書や教材の構 成を分かりやすくすること(構造化)の推進及び提供される図や写真データの 高精細化を図る必要がある。このほか、例えば、単語の途中で行替えをしない ようにレイアウトを工夫した教材や、いわゆるカラーバリアフリーに配慮し、 色覚に障害のある児童生徒にも判別しやすい教材の開発の推進を図ること等が 望まれる。 ○ これらを踏まえ、例えば、国の特別支援教育のナショナルセンターである国 立特別支援教育総合研究所においては、障害のある児童生徒のための教材や支 援機器の研究・普及に関するセンターの役割を果たすものとして、以下の取組 を行うことが必要である。 ・ 前述の教材等のデータベース化を行うこと。 ・ 各都道府県の指導者層を対象として、障害のある児童生徒のための教材や  支援機器を活用した具体的な指導場面を想定した実践的な研修を実施すると  ともに、ICTや支援機器の技術的支援を行う外部専門家の活用に関する好 事例等について情報提供を行うこと。 ・ 教材等のアクセシビリティに関する調査研究を一層推進すること。 ・ 米国等を参考とした障害のある児童生徒のための教材の標準規格の制定に  向けた研究等を実施すること。 ・ 障害の状態や特性を踏まえた効果的な支援機器の選定・調整方法、活用に  ついて調査研究を実施すること。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ そうだったのか!発達障害 わざとじゃないモン─実録4コママンガ (単行本) 斗希 典裟 (著), 発達障害を考える会TRYアングル (編集) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00028.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ CoNETSの公式ウェブサイトを公開 次世代デジタル教科書 2013/09/05 ■ ------------------------------------------------------------------------ CoNETS(コネッツ)の公式ウェブサイトを公開いたしました。今後、このウェブ サイトでは次世代デジタル教科書の商品紹介、活用事例、実証研究の予定など、 教育ICTに関する様々な最新情報を発信していきます。 http://www.conets.jp/faq/ 1.CoNETSに関すること Q1-1 CoNETSの発足経緯は? A1-1 2012年秋頃の自治体案件をきっかけに、学校現場が求める「画面と操作 性を統一にした、より使いやすいデジタル教科書を開発したい」という想いに 賛同した会社が集まりました。 Q1-2 CoNETSの組織体制は? A1-2 CoNETSは法人格ではない任意団体です。 代表は光村図書出版 代表取締役社長 常田寛です。加盟社の共同出資により運 営しています。 Q1-3 デジタル教科書と紙の教科書の違いは? A1-3 紙の教科書は、文部科学省の検定を受けた教科書です。デジタル教科書 は、各社が自由に企画販売できる教材です。 Q1-4 教科書協会との関係は? A1-4 教科書協会とは関連がなく、有志の民間企業によるコンソーシアム組織 です。 Q1-5 今後のスケジュールは? A1-5 小学校版の商品情報は、2014年秋以降に各社から発信予定です。 実証実験の詳細は年内に発表予定です。 2.商品構成・価格等に関すること Q2-1 商品構成・価格等は? A2-1 小学校版の商品情報は、2014年秋以降に各社から発信予定です。 Q2-2 CoNETSの次世代デジタル教科書の購入方法は? A2-2 CoNETSは任意団体のため、直接販売は行っておりません。 販売は各社独自で行いますので、各社へお問い合わせください。 Q2-3 学習者用デジタル教科書は開発するのか? A2-3 指導者用デジタル教科書・学習者用デジタル教科書ともに開発します。 3.機能に関すること Q3-1 CoNETSの次世代デジタル教科書の特徴は? A3-1 ・各デジタル教科書を様々な端末で使用できる「マルチプラットフォ  ーム」対応 ・使いやすさに徹底的にこだわった「ユーザインターフェースの共通化」 ・新しい学習スタイルに対応した「学習情報の共有を図る」  今後、更に機能の拡張を行う予定です。 Q3-2 共通プラットフォームとは? A3-2 端末上でデジタル教科書を表示・操作するためのビューアおよびデジタ ル教科書コンテンツを配信するための配信クラウドシステムです。 Q3-3 共通プラットフォームはオープン規格なのか? A3-3 現時点で公開する予定はありませんが、今回の共通プラットフォームは 国際標準規格のEPUBをベースとしているため、今後、幅広く使えるようなこと は検討していきます。 Q3-4 校務支援システムや学習支援システムなどとの連携は可能か? A3-4 既存システムとの連携も考えていきます。 Q3-5 マルチOS対応とは? A3-5 現時点ではWindows7、Windows8、iOSの3OSに対応予定です。 Q3-6 Androidには対応するのか? A3-6 将来的には対応できるようにしていきたいですが、現時点では非対応です。 Andoroid対応については、今後の市場動向を見極めながら検討していきます。 Q3-7 国際標準のEPUBには対応するのか? A3-7 CoNETSの次世代デジタル教科書は国際標準規格のEPUB 3に対応しています。 4.実証研究に関すること Q4-1 実証研究についての具体的な予定は? A4-1 実証校や公開授業などの詳細は年内に発表予定です。今年度は、小学校で の実証研究を予定しています。 5.CoNETSへの参加に関すること Q5-1 今後、教科書会社は、CoNETSに参加できるのか? A5-1 コンソーシアムには参加できないが、共通プラットフォームを利用するこ とは可能です。全教科書会社には共通プラットフォームの利用を呼びかけていま す。 Q5-2 今後、教科書会社以外の教材会社は、CoNETSに参加できるのか? A5-2 当面は、デジタル教科書のスタンダードを目指しますが、将来的には教材 会社も共通プラットフォームを利用できるように検討していきます。 Q5-3 共通プラットフォームを利用したい教科書会社はどうすればよいのか? A5-3 公式ウェブサイトの「お問い合わせフォーム」からお問い合わせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インクルーシブ教育の実践−すべての子どものニーズにこたえる学級づくり− http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00052.html  学苑社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:56 2013/09/05 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 9月になったのに、残暑が厳しいです。天候も不順です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます ------------------------------------------------------------------------

目次


inserted by FC2 system