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□ LD・発達障害等関連図書 → http://ldnews2000.web.fc2.com/books/  □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #1162 2012/08/15 発行 登録(配信)読者数 2997 ■ ■ LD = Learning Disabilities LDニュース編集人発行 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会かたつむり30周年記念フォーラム/ウィンクあいち 2012/10/28 ■ ■ 発達障害の支援を考える議員連盟 参院議員会館 プレスリリース資料 ■ ■ 発達障害の支援を考える議員連盟 参議院議員会館会議室 2012/08/08 ■ ■ 日本発達障害ネットワーク声明 大阪地裁の判決について 2012/08/08 ■ ■ 日本自閉症協会 大阪地方裁判所の判決に関する緊急声明 2012/08/08 ■ ■ 文部科学省「学びのイノベーション事業」デジタル教科書 2012/08/13 ■ ■ 大阪地裁の求刑超え判決、波紋広がる TBS系(JNN) 8月13日(月)配信 ■ ■ 「姉刺殺大阪地裁判決」についての談話 大阪弁護士会会長 藪野恒明 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:03 2012/08/15 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 夏休みのワーキングメモリトレーニングお申込み受付中。コグメド・ジャパン http://www.cogmed-japan.com/           【広告】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■□ http://ldnews2000.web.fc2.com/sample.html  ■□■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 感覚統合を生かしてたのしく学習−読む力・書く力を育てる 佐藤 和美 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00050.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会かたつむり30周年記念フォーラム/ウィンクあいち 2012/10/28 ■ ------------------------------------------------------------------------ 親の会かたつむり創立30周年記念フォーラム テーマ:30年の歩みとこれからの発達障害児・者支援  (1) 10:00〜 映画「DX(デスレクシア)な日々・美んちゃんの場合」  (2) 13:00〜 記念講演 「支援教育の現状とこれから課題〜必要な子どもたち歩んだ30年」  講師 :上野一彦氏(東京学芸大名誉教授・一般社団法人日本LD会理事長)  (3) 15 :00 〜対談  「発達障害の子どもとに 〜保護者・支援として大切にしたいこと」  佐藤眞由美氏(臨床心理士)・多久島 佐藤眞由美氏(臨床心理士) 日時:2012年10月28日(日) 10:30から16:15 (受付10:00〜) 会場:ウィンクあいち(愛知県産業労働センター)5階 小ホール1 交通:JR名古屋駅 徒歩数分 定員:200名 参加費:1000円(かたつむり会員無料) 主催:あいちLD親の会かたつむり 申込:メールにて件名「30周年 記念フォーラム申し込み」と、 氏名(ふりが    な)、所属お立場(保護者・支援者[職種・地域など]・その他)、連絡先    (メールアドレス)を明記の上、10月15日(月)までにお申し込み下    さい。  メール katatumuri001@gmail.com  (携帯から送れるときはこのアドレスメールを受信可能にしておいください) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『あたまと心で考えようSSTワークシートー自己認知・コミュニケーションスキ ル編』 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00060.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 発達障害の支援を考える議員連盟 参院議員会館 プレスリリース資料 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.oyajilink.net/library/ −−−−−−−−−−ここから 2012年8月8日に緊急開催された、発達障害の支援を考える議員連盟の会合 にて配布された資料一覧です。 なお、本会合はマスコミオープンの為、資料の再配布も許可が出ておりますので、 こちらでご覧頂けるようにしました。 【配布資料及び配布元団体名】 資料1 発達障害の支援を考える議員連盟式次第(pdf:55KB)    http://www.oyajilink.net/library/source1.pdf 【配布元】 発達障害の支援を考える議員連盟      http://jddnet.jp/index.files/corner1_7.htm 資料2 アスペルガー症候群の被告人に対する大阪地裁の判決について    (pdf:650KB) http://www.oyajilink.net/library/source2.pdf    リンク元 公式リンク元はこちら    http://jddnet.jp/index.files/archives2012/pdf/20120809_osakasaiban.pdf 【配布元】 一般社団法人 日本発達障害ネットワーク      http://jddnet.jp/ 資料3 アスペルガー症候群を有するとされる被告人に対する大阪地方裁判所の    判決に関する緊急声明(pdf:333KB)    http://www.oyajilink.net/library/source3.pdf 【配布元】 社団法人 日本自閉症協会      http://www.autism.or.jp/ 資料4 大阪地裁判決に関する緊急声明(pdf:147KB)    http://www.oyajilink.net/library/source4.pdf    リンク元 公式リンク元はこち    http://bit.ly/Rpxa7W 【配布元】 日本児童青年精神医学会      http://child-adolesc.jp/ 資料5 参考意見(pdf:132KB)    http://www.oyajilink.net/library/source5.pdf 【配布元】 高機能自閉症・アスペルガー部会当事者運営委員      http://www.autism.jp/sibu_asp.html 資料6 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずる    ための関係法律の整備に関する法律の概要(pdf:2064KB)    http://www.oyajilink.net/library/source6.pdf    リンク元 公式リンク元はこちら    http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-26.pdf 【配布元】 厚生労働省 社会・援護局障害保険福祉部      http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/ 資料7 矯正施設退所者に対する地域生活定着支援(pdf:953KB)    http://www.oyajilink.net/library/source7.pdf    リンク元 公式リンク元はこちら    http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/kyouseishisetsu/index.html 【配布元】 厚生労働省 社会・援護局障害保険福祉部      http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/ −−−−−−−−−−ここまで とあるのですが、いわゆるプレスリリース資料なわけですから、許諾なく再配布 や転載は可能と思います。 むしろ社会的な影響を考えた場合、主催者側の責任で、きちんと広報すべき種類 の問題と思います。 8月20日までの限定公開としていますが、それ以降は主催者側の責任で誰でも 閲覧できるようにするべきでしょう。もしそれが履行されないのであれば、別の サイトで公開することとします。著作権法上何ら問題は生じません。 また、どのようなやり取りがされたのか、一部は新聞報道などされていますが、 主催者側の責任で取りまとめて公開する必要もあるでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自閉症の精神病理と治療 (杉山登志郎著作集1) [単行本] 杉山登志郎 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00070.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 発達障害の支援を考える議員連盟 参議院議員会館会議室 2012/08/08 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.oyajilink.net/library/source1.pdf ← 8/20までの公開 発達障害の支援を考える議員連盟 【日時】8月8日(水)16:00〜17:00 【会場】参議院議員会館(B1)B107会議室 ○挨拶 ○発達障害(アスペルガー症候群)の被害者に対する大阪地裁判決について <内容> ○意見表明  社団法人日本自閉症協会 山崎晃資 会長  一般社団法人日本発達障害ネットワーク 市川伸宏 理事長 ○厚生労働省より社会支援について説明 ○意見交換  <厚生労働省>  土生 栄二 社会・援護局障害保健福祉部 障害福祉課長  辺見  聡 障害福祉課地域移行・障害児支援室 室長  小林真理子 障害福祉課地域移行・障害児支援室発達障害対策専門官  久保 安孝 障害福祉課地域移行・障害児支援室発達障害支援 係長  鶴見 隆彦 社会・援護局 総務課 課長補佐  <法務省>  刑事局 名取 俊也 刑事局長      福嶋 一訓 局付      大山 邦士 局付 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達が気になる子のサポート入門 発達障害は「オリジナル」発達 (新書) 阿部 利彦 (著) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00039.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本発達障害ネットワーク声明 大阪地裁の判決について 2012/08/08 ■ ------------------------------------------------------------------------  一般公開されている「声明」は、発達障害の支援を考える議員連盟宛のものと 同一であるようだ。何故、このような使い分けなのか、理由は不明。 http://jddnet.jp/index.files/archives2012/pdf/20120809_osakasaiban.pdf                               2012年8月8日  アスペルガー症候群の被告人に対する大阪地裁の判決についての声明          一般社団法人日本発達障害ネットワーク 理事長 市川宏伸 −−−−−−−−− http://www.oyajilink.net/library/source2.pdf                               2012年8月8日 発達障害の支援を考える議員連盟   顧 問 尾辻 秀久 様   会 長 渡部 恒三 様   幹事長 谷  博之 様  事務局長 高木美智代 様          一般社団法人日本発達障害ネットワーク 理事長 市川宏伸 アスペルガー症候群の被告人に対する大阪地裁の判決について ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インクルーシブ教育の実践−すべての子どものニーズにこたえる学級づくり− http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00052.html  学苑社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 日本自閉症協会 大阪地方裁判所の判決に関する緊急声明 2012/08/08 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.oyajilink.net/library/source3.pdf          2012年8月8日 社団法人 日本自閉症協会 会長 山崎晃資   アスペルガー症候群を有するとされる被告人に対する   大阪地方裁判所の判決に関する緊急声明 平成24年7月30日、大阪地方裁判所において、小学校5年生から不登校となり、約 30年間、自宅に引きこもる生活を送ってきたアスペルガー症候群を有するとされ る42歳の男性被告人が、生活用品を届けに来た実姉を刺殺した殺人事件で、検察 官の求刑16年を超える懲役20年の判決が言い渡された。 「判決要旨」によると、その量刑判断の理由は次の2点に要約される。 1) 被告人は、本件犯行をおかしながら、未だ十分な反省に至っていない。確か に、被告人が十分に反省する態度を示すことができないことにはアスペルガー症 候群の影響があることは認められる。しかし、十分な反省がないままに被告人が 社会に復帰すれば、そのころ被告人と接点を持つ者の中で、被告人の意に沿わな い者に対して、被告人が本件と同様の犯行に及ぶことが心配される。 2) 被告人の母や次姉が被告人との同居を明確に断り、社会内で被告人のアスペ ルガー症候群という精神障害に対応できる受け皿が何ら用意されていないし、そ の見込みもないという現状の下では、再犯のおそれが強く心配されるといわざる を得ず、この点も量刑上重視せざるを得ない。被告人に対しては、許される限り 長期間刑務所に収容することで内省を深めさせる必要があり、そうすることが、 社会秩序の維持にも資する。 この判決には、アスペルガー症候群に対する無理解および偏見があり、少なくと も5つの問題点がある。いずれも極めて重要な問題であり、アスペルガー症候群 を有する人々やその家族にとって看過しがたいものであるので、(社)日本自閉 症協会としては以下のとおり緊急声明を出す。いうまでもなく、以下の問題指摘 は「判決要旨」と新聞報道のみによるものである。 (1) 本判決は、被告人が十分に反省する態度を示すことができないことはアス ペルガー症候群の影響があるとしながら、被告人は未だ十分な反省に至っていな いと断じ、しかも被告人は将来的にも反省ができないかのように論じている。し かし、アスペルガー症候群であるからといって、反省ができないというのは明確 な誤認である。確かに、アスペルガー症候群の場合、言葉の意味の取り違えや不 適切な言動(語義・語用障害)などに基づくコミュニケーションの障害があるた め、反省のかけらもないと誤って受け取られることがある。したがって、本件の 場合、被告人がはたして本当に十分な反省に至っていないのかを正しく認定でき ているのかは甚だ疑問である。また、アスペルガー症候群があるからといって反 省ができないという医学的根拠はない。自己の行動の意味を理解し、社会のルー ルの意味を理解することができるような適切な支援が根気強くなされれば、十分 に反省することは可能である。 (2) 十分な反省のないまま被告人が社会に復帰すれば、そのころ被告人と接点 を持つ者の中で、被告人の意に沿わない者に対して、本件と同様の犯行に及ぶこ とが心配されるとしている。しかし、アスペルガー症候群と犯罪との因果関係は ないことは医学的に明確に証明されている。アスペルガー症候群があれば、まる で、意に沿わなければすぐに犯行に至るかのような認定は、何ら根拠のない偏見 と差別に基づくものである。 (3) 「被告人の母や次姉が被告人との同居を明確に断り、社会内でアスペルガ ー症候群という障害に対応できる受け皿が何ら用意されていないし、今後も用意 される見込みがない」とする点については誤解を生じる可能性がある。そもそも、 成人した本人と親・きようだいが一緒に住む義務はないし、「社会の受け皿」は グループホームやケアホームなど、社会が提供すべきものであり、安易な家族責 任論に立脚している。一方、平成17年に発達障害者支援法が施行され、各都道府 県・政令指定都市に発達障害者支援センターが設置されはじめ、平成21年以降、 矯正施設などからの退所者への支援として「地域生活定着支援センター」が設置 されており、「受け皿」は徐々にではあるが整いつつある。しかし、アスペルガ ー症候群のような高機能の発達障害のある人々への対応に特化したところは現在 のところ皆無に等しいし、専門性があるといわれる発達障害者支援センターにし ても、そうしたケースに常時関わっていけるような人的・物的資源を持ち合わせ ているところはなく、その意味では「受け皿がない」という指摘は、現時点にお いて正鵠を射ているとも言える。上記の種々のセンターの充実と真の意味での専 門家の養成は急を要するものである。 (4) アスペルガー症候群の人々は社会で暮らしていく上でさまざまな「生活の 困難さ」や「暮らし難さ」を持っており、事件にはなっていないが、その瀬戸際 にある事例を少なからず経験している。そもそも、本被告人の場合、社会の支援 が十分に行われていなかったからこそ、不登校となってから約30年間も引きこも り状態となり、25、26歳の頃、漠然と自殺を考え、34歳の頃にインターネットで 自殺の方法を調ペようとしたが、その間に被害的な思いが強まってきたものと考 えられる。その意味では、不登校を放置して教育を放棄した教育行政の責任が問 われるし、暴力を受けた母が施設入所した時点で、家庭内の問題を社会的に認知 することができたはずである。このような問題を、被告人にすべて転嫁して厳罰 に処する理由とすることは許されるべきではない。 (5) このようなアスペルガー症候群に対する誤った認識を基に、本判決は、許 される限り長期間刑務所に収容することで内省を深めさせる必要があり、そうす ることが、社会秩序の維持に資するとして、検察官の求刑よりも重く、かつ、怯 定刑の上限を被告人に課して、厳罰に処している。これは、けスペルガー症候群 を有する人々を社会から隔離することで、社会秩序を維持すペきである」と言っ ていることと同義であり、アスペルガー症候群の人々を社会から排斥しようとす るものであり、到底受け入れることはできない。まさに障害を理由とする差別的 な判決と言わざるをえない。さらにいえば、アスペルガー症候群の人々は枠組み が明確な刑務所に入所すると安定した状態になることはよく知られている。刑務 所内で、どのようなスタッフによって、どのようなプログラムが組まれるのかが 重要な問題である。 アスペルガー症候群に限らず、自閉症圏内の人々とその家族は、これまでもいわ れのない偏見や差別に苦しめられてきた。本件事件の遠因にそういった社会の無 理解があったのではないかということは容易に推察できる。当協会は、本件判決 により、かかる偏見や差別がさらに助長されるのではないかと強く危倶してやま ない。アスペルガー症候群を有する人々やその家族が障害を隠して暮らさなけれ ばいけない事態はけっしてあってはならない。平成19年に国連で「世界自閉症啓 発デー」が制定された理由は、まさにこの点にあった。 アスペルガー症候群および自閉症圏の人々とその家族が地域で排斥されることな く暮らせるよう、司怯関係者はもちろんのこと広<すペての国民が、アスペルガ ー症候群をふ<む自閉症スペクトラム障害についての正しい理解を深めることが 可能となる仕組みが早急に構築されること、およびそれにより偏見や差別のない 社会となることを強く要望する。 以上 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 教室でできる特別支援教育のアイデア 中学校・高等学校編 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00072.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 文部科学省「学びのイノベーション事業」デジタル教科書 2012/08/13 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://itunes.apple.com/jp/app/wen-bu-ke-xue-sheng-xuebinoinobeshon/id510546764?mt=8 文部科学省「学びのイノベーション事業」デジタル教科書 開発: 光村図書出版株式会社 http://www.mext.go.jp/a_menu/hyouka/kekka/1297364.htm 「学びのイノベーション事業」事業概要  情報通信技術を活用した教育の可能性に関する実証研究や学校と地域の新しい 共助の在り方の検討などを行う。  学びのイノベーション事業においては、下記の取組を実施し、情報通信技術の 特性を最大限生かした学びを展開する。 21世紀を生きる子どもたちに求められる力をはぐくむ教育を実現するために、小 ・中・高、特別支援学校の各学校種、子どもたちの発達段階、教科等を踏まえつ つ、デジタル教科書・教材の提供、一人一台の情報端末、デジタル機器、無線 LAN、校務の情報化、教員へのサポート体制の構築等に関する総合的な実証研究 等を実施する。 教員同士が教材を共有等してよりわかりやすく深まる授業を実現するため、国立 教育政策研究所のサイトである教育情報ナショナルセンター(NICER)に関する 機能・体制の強化とともに、教育の情報化に関する調査研究やその成果等の普及 を図る。 21世紀の高度通信技術人材を確保するため、デジタルネイティブといわれる若い 世代の能力を活かせる環境を整備し、初等中等教育段階の子どもたちを対象に、 プログラミングやデジタルコンテンツ制作等について、集中的かつ継続的な講座 を展開する。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ そうだったのか!発達障害 わざとじゃないモン─実録4コママンガ (単行本) 斗希 典裟 (著), 発達障害を考える会TRYアングル (編集) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00028.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 大阪地裁の求刑超え判決、波紋広がる TBS系(JNN) 8月13日(月)配信 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120813-00000036-jnn-soci  被告の男に発達障害があることを理由に、量刑を重くした大阪地裁の裁判員裁 判の判決が「障害への差別につながる」と波紋を呼んでいます。同じアスペルガ ー症候群という障害のある男性が取材に応じ、障害への理解を訴えました。  長崎県に住む藤田和也さん(24)。福祉施設が借り上げたアパートで暮らし ています。藤田さんにはアスペルガー症候群という発達障害があります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害 母たちの奮闘記 (平凡社新書) [新書] 山下 成司 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00064.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「姉刺殺大阪地裁判決」についての談話 大阪弁護士会会長 藪野恒明 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.osakaben.or.jp/web/03_speak/kanri/db/info/2012/2012_5021d6f2e13e7_0.pdf 「姉刺殺大阪地裁判決」についての会長談話 2012年(平成24年)7月30日、大阪地方裁判所(第2刑事部)は、発達 障害を有する男性が実姉を刺殺した殺人被告事件において、検察官の求刑(懲役 16年)を上回る懲役20年の判決を言い渡した。 同判決は、検察官の求刑を超える量刑をした理由として、被告人が十分に反省す る態度を示すことができないことにはアスペルガー症候群の影響があり、通常人 と同様の倫理的非難を加えることはできないとしながら、十分な反省のないまま 被告人が社会に復帰すれば同様の犯行に及ぶことが心配され、社会内でアスペル ガー症候群という障害に対応できる受け皿が何ら用意されていないし、その見込 みもないという現状の下では更に強く心配されるとした。そのうえで、被告人に 対しては、許される限り長期間刑務所に収容することで内省を深めさせる必要が あり、そうすることが、社会秩序の維持にも資するとして、検察官の求刑を超え る上記の量刑を行った。 同判決には、少なくとも看過することのできない2つの重大な問題点がある。 第1に、刑法の責任主義の原則に反する点である。 発達障害を有することは何ら本人の責めに帰すべきことではなく、これに対応で きる支援体制を整備することは国及び地方自治体の責務である。にもかかわらず、 これらの事由をもって再犯のおそれを強調し、刑を加重することは、まさに刑法 の責任主義に反するものである。しかも、被告人に対しては、許される限り長期 間刑務所に収容することで内省を深めさせる必要があり、そうすることが、社会 秩序の維持にも資するというのは、まさに保安処分の理念に基づいて量刑判断が なされたものと言わざるを得ない。 第2に、発達障害の障害特性及び発達障害者支援法の趣旨への無理解に基づき、 発達障害者に対する偏見、差別を助長するおそれがある点である。 同法は、発達障害を早期に発見し、発達障害者の自立及び社会参加に資するよう その生活全般にわたる支援を図ることを目的とし、その実現のために、国及び地 方公共団体の責務として、支援センターの設置など必要な措置を講じるものとし ている。大阪府及び大阪市においても発達障害者支援センターが設置されている。 また、矯正施設(刑務所等)から退所してくる障害者や高齢者の社会復帰を支援 するための地域生活定着支援センターも設置されるなど、必ずしも十分であると はいえないものの支援体制は年々拡充されてきている。ところが、同判決は、社 会内でアスペルガー症候群という障害に対応できる受け皿が何ら用意されていな いし、その見込みもないという誤った認識をし、国及び地方自治体の責務にもふ れず、その必要性すら言及していない。また、発達障害の特性として、収容して 内省を深めることが困難であるにもかかわらず、収容することで内省を深めさせ る必要があるとする。発達障害の障害特性及び発達障害者支援の現状にあまりに も無理解である。のみならず、意に沿わない者に対して同様の犯行に及ぶおそれ があるなどと再犯のおそれを強調するあまり、あたかも発達障害と犯罪が関連性 を有するかのような誤解と偏見を与えるおそれがある。そして、明らかに、障害 を有することを不利益に斟酌しているのであって、障害を理由とした差別的判決 であると言わねばならない。 当会は、同判決の有する重大な問題点を指摘することによって、各方面において 発達障害の正しい理解を深めることを求め、また、発達障害者が社会経済活動に 参加することに協力することは国、地方自治体のみならず国民の責務でもあるこ とを確認し、さらに、発達障害者が「自分は大切にされている」と思える社会の 形成に寄与していくことを決意して本談話を発表するものである。      2012年(平成24年)8月7日 大阪弁護士会 会長 藪野恒明 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ぼくはうみがみたくなりました [DVD] ひとりの自閉症の青年と、その周囲の 人々が織り成す、心温まるヒューマン・ドラマ http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00062.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:03 2012/08/15 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いわゆるプレスリリース資料なわけですから、許諾なく再配布や転載は可能と思 います。むしろ社会的な影響を考えた場合、主催者側の責任で、きちんと広報す べき種類の問題と思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます ------------------------------------------------------------------------

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