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□ LD・発達障害等関連図書 → http://ldnews2000.web.fc2.com/books/  □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #1146 2012/04/25 発行 登録(配信)読者数 2997 ■ ■ LD = Learning Disabilities LDニュース編集人発行 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ シンポジウム 「届けたい、読める教科書、DAISY教科書を!」 報告書 ■ ■ インクルーシブな障害者雇用の現在ソーシャル・ファームの新しい流れ ■ ■ ITUワークショップ全ての人のためのテレビに/NHK放技研 2012/05/28 ■ ■ 【DO-IT Japan2012 新規スカラー募集】 2012年8月1日(水)~8月4日(土) ■ ■ 第37回出版UD研究会 ロービジョンの人も使えるiPad活用法 2012/5/19 ■ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会 第11回 議事録 2012/08/19 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:16 2012/04/14 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 春休みのワーキングメモリトレーニングお申込み受付中。コグメド・ジャパン http://www.cogmed-japan.com/           【広告】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■□ http://ldnews2000.web.fc2.com/sample.html  ■□■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 感覚統合を生かしてたのしく学習−読む力・書く力を育てる 佐藤 和美 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00050.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ シンポジウム 「届けたい、読める教科書、DAISY教科書を!」 報告書 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/daisy/120205daisy_symp/index.html シンポジウム「届けたい、読める教科書、DAISY教科書を!」報告書 趣旨 プログラム プロフィール シンポジウム記録編 開会挨拶 湯澤 茂男(公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会事務局長) 教科書提供の成果と課題 野村 美佐子(公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会情報センター長) DAISY教科書利用者が願うこと 山中 香奈(兵庫県LD親の会「たつの子」副代表) 事例報告 赤瀬 瞳(大阪府富田林市立富田林小学校 発達障がい通級指導教室) 細川 恵未(奈良県香芝市立関屋小学校 教諭) 西澤 東(青森県弘前市立大成小学校 LD、ADHD通級指導教室) EPUB3とDAISYの連携による可能性 河村 宏(特定非営利活動法人支援技術開発機構 副理事長) パネルディスカッション「DAISY教科書をより広く届けるために」 井上 芳郎(埼玉県立坂戸西高等学校 教諭) 田中 和美(元公立中学校特別支援教育コーディネーター) 野口 武悟(専修大学 文学部 准教授) 神山 博(青森公立大学 経営経済学部 教授) パネルディスカッション 閉会挨拶 マルチメディアDAISY教科書の提供 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達が気になる子のサポート入門 発達障害は「オリジナル」発達 (新書) 阿部 利彦 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00039.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ インクルーシブな障害者雇用の現在ソーシャル・ファームの新しい流れ ■ ------------------------------------------------------------------------ 国際セミナー インクルーシブな障害者雇用の現在−ソーシャル・ファームの新しい流れ 日 時: 2012年6月17日(日)10:30〜17:00 会 場: 国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)     大阪府堺市南区茶山台1-8-1(泉北高速鉄道「泉が丘」徒歩すぐ)     http://www.big-i.jp/info/access.php 助 成: 東京都民共済生活協同組合 主 催: 公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会      国際障害者交流センター 協 力: ソーシャルファームジャパン 定 員: 300名 参加費:無料 情報保障:同時通訳・要約筆記付き 【趣旨】 ソーシャル・ファームは、社会的企業の一つであり、障害者を含む就業困難者が 一般労働市場で働けるようにするための企業である。 イタリアの精神障害者に働く場を提供するために生まれた社会的な目的をもつ、 しかも、営利を目的とする企業形態である。その後、ドイツ、イギリスなどヨー ロッパを中心に発展し、今日では、ヨーロッパにおける障害者や就業困難者の一 つの雇用形態として定着している。 多くのソーシャル・ファームが生まれ、いろいろな新しい仕事が生み出されてい る。また、近年、北欧においてもソーシャル・ファームが発展しつつあり、福祉 国家においてもその意義が評価されつつある。 そこで、本事業では、ヨーロッパの専門家を招へいし、ソーシャル・ファーム先 進各国のソーシャル・ファームの現状を評価していただくとともに、その取り組 みを紹介していただく。 そして、我が国の専門家と議論することで、我が国の今後の障害者雇用のありか たについて示唆を得ることを目的とする。 【基調講演】「日本におけるソーシャル・ファームの動向」 炭谷 茂氏 (恩賜財団済生会理事長、ソーシャルファームジャパン理事長) 【講演1】「欧州のソーシャル・ファームの現状と評価」 ゲロルド・シュワルツ氏(国際移住機関経済開発局プログラムマネージャー) 【講演2】「英国のソーシャル・ファームの動向」 フィリーダ・パービス氏(リンクス・ジャパン会長) 【講演3】「オランダとベルギーのソーシャル・ファームの動向」 バーナード・ジェイコブ氏 (ベルギー保健省メンタルヘルスケア改革プロジェクトマネージャー 兼全国コーディネーター) 【パネルディスカッション】 コーディネーター : 寺島 彰氏 (浦和大学総合福祉学部 教授) パネリスト:伊藤 静美氏 (社会福祉法人 一麦会 麦の郷)       中崎 ひとみ氏(社会福祉法人 共生シンフォニー)       炭谷 茂氏       ゲロルド・シュワルツ氏       フィリーダ・パービス氏       バーナード・ジェイコブ氏 *セミナー終了後に懇親会(ドリンク・軽食付き)を開催致します。定員50名 (軽食代1000円を当日申し受けます。要申込み) 【申込方法】 申込事項をメール、ファックス、または郵便でお送りください。 【申込先】下記のいずれかにお申込みください。 ●公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会 情報センター  担当:有田・野村  〒160-0052東京都新宿区戸山1丁目22番1号  TEL: 03-5273-0796 FAX: 03-5273-0615 E-mail:dinf-j@dinf.ne.jp ●国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)「フォーラム」係  〒590-0115 大阪府堺市南区茶山台1-8-1  TEL: 072-290-0962 FAX: 072-290-0972 E-mail:forum@big-i.jp 申込締め切り: 2012年6月8日(金) ビッグ・アイ宿泊のお問合せはこちらへ(楽天トラベルから宿泊予約できます) TEL: 072-290-0900 FAX: 072-290-0920 E-mail: front@big-i.jp 下記にご記入の上、FAX(03-5273-0615)またはメール dinf-j@dinf.ne.jp までお申込下さい。 お名前(ふりがな) ご所属 ご連絡先住所〒 Tel     FAX e-mailアドレス 下記に該当します (該当するものがありましたらお知らせ下さい。) □車イス使用 □手話通訳が必要 □点字プログラムが必要 □磁気ループが必要 □パソコン要約筆記が必要 □盲導犬同伴 □懇親会参加 参加人数 人 その他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ことばの発達に遅れのある子のための言語指導プログラム111 −サインを逃さずタイミングよく話しかける技術− 長澤正樹 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00027.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ITUワークショップ全ての人のためのテレビに/NHK放技研 2012/05/28 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.nhk.or.jp/strl/itu2012/ 内 容  日常生活で最も中心的な役割を果たす情報メディアは、テレビ放送であろう。 東日本で2011年3月11日に発生した大地震と大津波の災害報道では、正確な情報 を迅速に伝えるテレビ放送が、人々の安全・安心を確保する上で極めて重要であ ることが改めて確認された。また、日本をはじめアジアで進む高齢化社会におい ては、高齢者に対するテレビ放送の役割がますます重要になるであろう。誰もが テレビ放送の情報を享受するためには、年齢や障害の有無、言語の違いによらず テレビにアクセスできる「情報バリアフリー」を実現する必要がある。  こうした放送サービスには、聴覚に障害のある方への字幕放送や手話放送、視 覚に障害のある方への解説放送、災害の発生をいち早く知らせる緊急警報放送な どがあり、これらを支える技術の研究開発が世界で進められている。国際電気通 信連合(ITU)はフォーカスグループを設置し、国連の障害者権利条約に沿っ たユニバーサルデザインの考えに基づき、放送などオーディオビジュアルメディ アに対する障害者のアクセスビリティ改善策を議論している。いま、全ての人の ためのテレビは、アイデアから実現へ向けて着実に歩を進めている。  本ワークショップでは、東日本大震災で放送がどう災害情報を伝えたか、高齢 化が進展する社会で何が必要とされているか、キーノート講演で現状と課題を分 析する。さらに、メディアのアクセシブル化に向けた視聴覚障害者からの期待を 述べる。また、ITUの「視聴覚メディアアクセシビリティ」フォーカスグルー プの国際標準化に向けた活動と、メディアのアクセシビリティ実現のため放送・ 通信の分野で進められている国内外の放送サービスや技術開発、製品化について、 各分野から最先端の報告を行う。 日 時 : 2012年5月28日(月) 9:30〜17:40(9:00受付開始) 場 所 : NHK放送技術研究所講堂(東京都世田谷区砧1-10-11)交通のご案内 参加費 : 無料(下記申し込みボタンから事前にお申し込みをお願い致します) 主 催 : ITU(国際電気通信連合) 共 催 : NHK 後 援 : 総務省 協 賛 :  日本ITU協会、日本民間放送連盟、電子情報技術産業協会、  映像情報メディア学会、電子情報通信学会福祉情報工学研究会、ヒューマンイ ンタフェース学会 技研公開 : 5/24(木)-27(日)に実施されるNHK技研公開2012では、アクセシビ リティに関する展示もご覧いただけます ※本ワークショップは、放送文化基金と(財)テレコム先端技術研究支援セン ターの支援を受けています。 9:00 受付開始 9:30-9:40 開会挨拶 藤沢 秀一 NHK放送技術研究所 所長 ビデオ・メッセージ Malcolm Johnson, ITU-TSB ディレクター 基調講演 9:40-10:10 東日本大震災で放送は情報をどのように伝えたか 酒井泰吉 NHK報道局 災害・気象センター長 10:10-10:40 高齢社会においてメディアに期待されているもの 伊福部達 東京大学高齢社会総合研究機構 名誉教授 10:40-11:00 休憩 セッション1:視聴覚障害者はメディアに何を期待しているか 11:00-11:20 テレビ放送のバリアフリー化に対する聴覚障害者の提案 高岡正 (社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 理事長 11:20-11:40 メディアのアクセシブル化に向けた視覚障害者からの期待 岩井和彦 特定非営利活動法人 全国視覚障害者情報提供施設協会 顧問 11:40-13:00 昼休み セッション2:ITU(国際電気通信連合)はどう取り組もうとしているか 13:00-13:30 ねらいと概要 Peter O. Looms  ITU視聴覚メディアアクセシビリティ・フォーカスグループ 議長 13:30-13:50 字幕サービスの課題と標準化 Gion Linder, SWISS TXT, National Coordinator Subtitling 13:50-14:10 解説サービスの課題と標準化 Pilar Orero バルセロナ自治大学 教授 14:10-14:30 手話サービスの課題と標準化 伊藤崇之 NHK放送技術研究所 研究主幹 14:30-14:50 その他のワーキンググループの取り組み Alexandra Gaspari ITU視聴覚メディアアクセシビリティ・ フォーカスグループ コーディネーター セッション3:国内外の放送・通信分野のサービス、 技術開発はどこまで進んだか 15:10-15:50 NHK技研におけるユニバーサル放送の研究 柴田正啓 NHK放送技術研究所 部長 15:50-16:20 テレビ受像機のアクセシブル化とIECでの国際標準化活動 園江洋 三菱電機(株) 京都製作所 グループマネージャー 16:20-16:50 情報通信のユニバーサルデザイン 渡辺昌洋 NTTサイバーソリューション研究所 主任研究員 16:50-17:30 メディアのアクセシブル化に向けた欧州の研究開発 Nick Tanton, BBC Switchover Help Scheme, Head of Technology 17:30-17:40 閉会挨拶 Peter O. Looms, ITU視聴覚メディアアクセシビリティ ・フォーカスグループ 議長 講演は日本語または英語で、同時通訳、要約筆記、手話通訳がつきます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ぼくはうみがみたくなりました [DVD] ひとりの自閉症の青年と、その周囲の 人々が織り成す、心温まるヒューマン・ドラマ http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00062.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【DO-IT Japan2012 新規スカラー募集】 2012年8月1日(水)~8月4日(土) ■ ------------------------------------------------------------------------  DO-IT Japanでは、障害や病気による困難を抱える高校生・高卒者に、パソコ ンと、それぞれの困難に応じた支援機器・ソフトを提供し、大学進学や将来の就 職といった本人の希望の実現をお手伝いします。大学生活の体験を通して、将来 や社会のバリアフリー化について、一緒に考えてみませんか? ※詳しくは、DO-IT Japanホームページをご覧ください  ( http://doit-japan.org/index.html ) [参加者募集] ◆高校生・高卒者プログラム ・対象: 大学進学を目指している障害や病気による困難を抱える高校生、高卒者    (学年・障害や病気の種類や程度・希望大学は問いません) ・募集定員: 約10名 ◆小学生プログラム ・対象: 大学進学を目指している「読み書き障害」のある小学生 (2~3年生以上の小学生.障害の程度・希望大学は問いませんが、診断書が必要 です) ・募集定員: 若干名(ただし、各参加者に保護者1名の同伴が必要です) ◆夏季プログラム ・開催日時(予定):  高校生・高卒者 2012年8月1日(水)~8月4日(土)  小学生     2012年8月2日(木)~8月4日(土) ・場所: 東京大学先端科学技術研究センター    (http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/index.html) ・参加費用: 各参加者に必要な機器が提供され、宿泊費が補助されます ◆応募の流れ(予定)  (高校生・高卒者、小学生 共通)  2012年5月14日(月)~6月1日(金) 応募受付  2012年6月末 選考結果郵送  ※予定は予告なく変更されることがあります ◆募集要項 ・高校生・高卒者向けプログラム用募集要項(Wordファイル)  →ホームページにて掲載( http://doit-japan.org/index.html ) ・小学生向けプログラム用募集要項(Wordファイル)  →ホームページにて掲載( http://doit-japan.org/index.html ) ◆お問い合わせ DO-IT Japan 事務局 〒153-8904 東京都目黒区駒場4-6-1  東京大学先端科学技術研究センター 3号館309  電話 :03-5452-5064  Fax :03-5452-5064  E-Mail:info@doit-japan.org ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 軽度発達障害への道 (杉山登志郎著作集2) [単行本] 杉山登志郎 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00071.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第37回出版UD研究会 ロービジョンの人も使えるiPad活用法 2012/5/19 ■ ------------------------------------------------------------------------ ゲストスピーカー:氏間和仁(広島大学大学院教育学研究科准教授) 今年3月の研究会では、「視覚に障害のある人が求める電子書籍」と題して、お もに聴覚や触覚を活用したアクセシビリティに関する新しい動向について取り上 げました。 今回は、視覚障害の中でもロービジョン(低視力・低視覚)の人たちにとっての アクセシビリティの可能性を考えてみたいと思います。 ロービジョン当事者である氏間和仁さんをゲストスピーカーにお迎えして、前半 は、ロービジョンの人が普段どんな方法で読書をしているのか、どんなことが不 便なのかについて概説するとともに、iPadを活用した読書の方法などを紹介して もらいます。 後半は、参加者のみなさんにも実際に体験をしてもらいながら、ロービジョンの 人が使いやすい電子書籍のあり方について、一緒に考えてみたいと思います。 ○日時:2012年5月19日(土)13:30〜17:30(受付開始13:00) ○会場:一般社団法人電子出版制作・流通協議会(電流協)会議室 〒101-0051 千代田区神田神保町2-2-31 第36荒井ビル8階 電話:03-6380-8207 http://aebs.or.jp/access.html ○最寄り駅:東京メトロ半蔵門線、都営三田線・都営新宿線「神保町」駅A2・A3 出口より徒歩1分 ○定員:25名(先着順) ○参加費:1,000円(当日、会場で集めさせていただきます) ≪ゲストスピーカーのプロフィール≫ 氏間和仁(うじま・かずひと)=1970年、愛媛県生まれ。2005年、明星大学大学 院人文学研究科修了。愛媛県立松山盲学校教諭、福岡教育大学教育学部障害児教 育講座講師を経て、現在、広島大学大学院教育学研究科准教授。視覚が利用でき ない、または十分に利用できない人々の生活上・学習上の困難を科学的に解明し、 その解決策を提案することによって、幸せな生活を送ることができる社会の実現 を目指している。 ◎氏間研究室のウェブサイト http://home.hiroshima-u.ac.jp/ujima/src/index_j.html おもな著書に『音声ユーザーへのパソコン導入期指導プログラム』(読書工房) などがある。 申し込み方法 出版UD研究会は予約制にしております。 参加ご希望の方は、下記メールアドレスに、1:お名前、2:ご職業と(あれ ば)所属先、3:連絡先(メールアドレスなど)、4:懇親会参加の有無 をご 記入のうえ、メールをお送りください。 また、当日配布する印刷物のテキストデータ事前配布や、最寄駅からの誘導など、 必要な配慮をご希望される方はお書き添えください。(とくに配慮を希望される 事項がなければ記入されなくて結構です) 会場の都合上、定員は25名としておりますので、受付は先着順とさせていただき ます。参加の可否は返信メールにてご連絡いたしますので、必ずご確 認くださ い。(返信に1〜2日かかる場合がございますので、ご了承ください) ud37@ud-pub.org 懇親会について 出版UD研究会恒例! 研究会終了後、神保町界隈で懇親会を開催いたします。 (18:00〜20:00ごろ予定) 懇親会参加ご希望の方は、お申し込みの際、必ず「懇親会参加有」とご記入くだ さい。 当日研究会の受付で懇親会費をお預かりいたします。(会費は5,000円の予定で す。後日、懇親会をお申し込みの方だけに、メールで会場をお知らせいたします が、その際、懇親会費の確定金額もお伝えいたします) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自閉症の精神病理と治療 (杉山登志郎著作集1) [単行本] 杉山登志郎 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00070.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会 第11回 議事録 2012/08/19 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/siryo/1315093.htm 1.日時 平成23年8月19日(金曜日)9時30分〜12時30分 2.場所 三田共用会議所 講堂 3.議題    早期からの教育相談・支援について   就学先決定の際の意見が一致しない場合の調整の仕組みについて   教職員の確保及び専門性向上のための方策について 4.議事録 【山岡委員】 日本発達障害ネットワークから参りました山岡です。  私からの話が1点と質問が1点です。  先ほど、事務局から障害者基本法の改正についてお話がございまして、それに 関する規定が変わったのですけれども、実は第二条のところで障害者の定義とい うところが変わっておりまして、もともと身体・知識・精神という、この精神の ところに括弧をつけて、発達障害を含むという規定が入っております。ここは私 どもからすると大きな改定でございまして、特別支援教育の推進や、あるいは発 達障害者支援法の成立などを受けての流れですけれども、障害者基本法という基 本的な法律の中に発達障害が対象として位置付けられたということです。この発 達障害の中には発達障害者基本法の定義に含まれている自閉症や注意欠陥多動性 障害や学習障害、その他の障害が含まれるということでございまして、当然に特 別支援教育においても、これらがきちっとした法律の下で支援の対象となるとい うことが、さらに明確化になったということです。  質問ですけれども、3つの市の取組、すばらしいなと思いました。いずれも教 育と、教育分野以外のところが連携をして取り組まれているところが特徴だと思 います。そうでないと、こういう早期からの支援はできないのだろうと思います。 数字のことで1点だけ御質問させて下さい。特別支援教育の対象になっておられ る児童生徒さんがどのぐらいの比率でおられるかということを御質問したいので すけれども、市なので、特別支援学校の数字は把握されてないかもしれないので すが、そこを含む、含まないも言っていただいた上で、三鷹市と笠岡市で、小・ 中学校段階で、特別支援教育の対象になっている児童生徒さんがどのくらいの比 率でおられるかを、教えていただければと思います。 【宮崎委員長】 それでは、分かる範囲でいいと思いますので、資料があったら お願いいたします。 【三鷹市】 実は、特別支援教育の対象の子どもさんは、通常の学級にもいるわ けですが、数字で分かりますのが、三鷹で言う教育支援学級固定制、また通級指 導学級を通級制と呼んでいますが、そのお子さんの数を申し上げます。  三鷹市は、7月1日現在で小学校の通常学級の子どもが7820人、中学校が3133人 です。そのうち固定制の教育支援学級、いわゆる特別支援学級に在籍している子 どもさんが、小学校では98人、それから通常の学級にいて通級制を利用している 子どもさんが161人です。中学校におきましては、固定制の学級の人数が76人、 通級制の利用者が49人です。  それから、各学校、通常の学級を持っている各学校で個別指導計画を書いてい る枚数が、今正確な数字が出ないのですが、小学校全体で合計300枚を超えてい ます。ですから、学校によって差があるのですけれども、3%から10%ぐらいの 子どもたちについて個別指導計画を教員が書いております。 【山岡委員】 その300は、さっきの98人と161人を含んでいるのですか。 【三鷹市】 特別支援学級は含みません。今申し上げたのは通常の学級に在籍し ている児童で個別支援計画を作成している人数ですので、通級の子どもさんは、 ここに入ります。 【石川委員長代理】 事務局からの説明、ありがとうございました。まだきちん と読み込めていないのですけれども、不服申し立て制度についての改革を進めて いるということで、それはやっていただいたほうがいいことだと理解しますけれ ども、これはあくまで救済の仕組みですし、それは一般的な行政処分についての 救済の仕組みということなので、教育における就学先決定で、関係者の間で合意 形成ができなかった場合の調整の仕組み、救済ではなくて調整の仕組みですから、 それは別途、それに特化したものをつくる必要があるということだと思います。 ですので、それについてこの委員会では検討していく必要があるし、場合によっ ては法律の専門家からのヒアリングというようなことも必要なのではないかと考 えますが、いかがでしょうかということが1点。  それに加えて、先ほどの3市からの御報告にもあったように、信頼関係をつく っていくということが非常に重要だと、現場で非常に努力されているということ がよく分かりましたし、すごく大事だと思うのですが、さらに現場での信頼関係 をつくっていくことを支援する上でも、制度に信頼を埋め込むということが大事 だと思います。不服制度は、救済のための仕組みとしては必要ですけれども、教 育における制度に信頼を埋め込んでいくという意味での調整の仕組みが必要では ないかと考えます。 【宮崎委員長】 事務局から何か御意見ありますか。それから、今の石川委員の 御意見を受けて、また皆様から御意見をいただければと思います。  まずはお願いいたします。 【横井特別支援教育企画官】 特別支援教育企画官の横井です。  繰り返しになりますけれども、資料8−1の1ポツで示させていただいておりま すように、不服がある場合、まず、行政処分として教育委員会が就学先の決定を するわけですが、それに基づいて、不服がある場合に、最初のポツのところです が、学校教育法施行令に基づいて保護者が申し立てをし、教育委員会が相当と認 めるときには変更ができるということになっております。これが1つの調整かと 思われます。それで、なおかつ調整がつかないときには、もしくは、そのプロセ スを経なくてもできることではありますが、行政不服審査法に基づく異議申し立 てができるということで、石川委員長代理からは救済制度ではないかというお話 であったかと思いますが、救済制度でもあり、調整の仕組みの1つでもあろうか と思います。  さらに3つ目のポツで、訴訟になりますが、行政事件訴訟法による形で救済措 置、調整ができるということになっておりますので、これに加えて必要があるか どうかということです。それで、不服審査につきましては繰り返しになりますが、 今、より公平さにも配慮したようなもの、審理官制度等を創設しようということ で改革が進められているというのが今の状況です。 【石川委員長代理】 今の御説明で大体理解できまして、現行の制度の中でどこ まで、ぎりぎり工夫してできるかということは全体で共有できたので、それでい いか、足りないかということをこの委員会の中で議論していく、いわば出発点と いう理解でよろしいでしょうかというのを、もう一度重ねてお聞きしたいと思い ます。 【山岡委員】 不服がある場合の手続きについては難しいところが2点ほどある と思います。まず、障害者基本法の、先ほど事務局から御説明があった今回の改 正点で言いますと、ここの部分については、「可能な限り」という文言がついて いて、保護者とかの意向を「可能な限り」受けるということだと思います。まず そこを念頭に置かなければいけないということです。それから昨年12月に取りま とめられた本委員会の、論点整理の中でもうたっていただいたのですけれども、 就学後、柔軟に就学先の見直しができるかどうか、小学校に入ったときに一生が 決まってしまうのではなくて、小学校1年生、2年生、3年生になったときに、柔 軟に転学ができるのであれば、ここの考え方が大分違うということが1つです。 論点整理でも、柔軟に就学先の見直しが行えることが適当とうたっていただいて います。  それからもう一つ、保護者からすると、不服審査も裁判も、あまり変わらず、 大変な手続です。実は私は、本業でADRというものに関わっておりまして、法務 省等に相談に出向いたこともあります。これは民間の金融機関に導入が義務付け られたのですが、裁判外の紛争解決制度というものがあります。これをADR、 Alternative Dispute Resolutionという、英米で行われている制度が持ち込まれ たものです。これを紛争解決と考えると、保護者からすると、第三者が立ち会う ことが一つ、それから手軽であるということと、弁護士とか専門家に頼らなくて も、そこの手続に乗れるということが大事です。それと、費用がかかったり、難 しい手続きがなくても紛争解決ができるということです。イギリスでいうとオン ブズマンという制度があって、そういうものが第三者的にこういう紛争解決に関 わっていくというのが根づいているらしいのですけれども、日本において、どう いうところが実施主体になってできるかどうかは分かりませんが、理想を言うと、 オンブズマンとかADR制度みたいなものがあって、何かのときに第三者機関が間 に入って仲裁にいくというのがいいと思います。 【宮崎委員長】 では、石川委員。 【石川委員長代理】 もう1点申し上げたいと思います。要するに、3つあるけれ ども、今、山岡委員がおっしゃったように、2番目と3番目は考えないでというか、 最後の手段みたいなもので、あくまで調整によって信頼関係を構築しながら、そ の子にとって最善の決定を考えていく、再度考えていくという仕組みを、教育に おいては構築する必要があると思うのですけれども、1番目の現行の枠組みでそ れでいいかというと、これでは不十分だと考えます。多分時間的な制約があって、 まず、就学先を決定してから実際の就学までに、おそらく間がないので、先に決 定してから、その後の調整ということをせざるを得ないのだろうと思います。調 整してから就学先を決定するという時間的な猶予が多分ないという前提での話な のですが、その場合でも、現行では親がアクションを起こさないといけないわけ です。しかし調整ができていないということは、両者そのことは理解しているわ けですから、それに対して教育委員会及び学校は、親からの何らかの申し立てが ない限りはアクションを起こさなくてもいいという制度になっている。少なくと も制度上はそうだと思いますけれども、それだとやはり、信頼関係を制度に埋め 込むということにはなっていないと思うので、ここは改善をしていく必要がある と個人的には考えます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害 母たちの奮闘記 (平凡社新書) [新書] 山下 成司 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00064.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:56 2012/04/25 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 連休になります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LDニュースは「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/ を利用して発行してます ------------------------------------------------------------------------

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