LD(学習障害)ニュース登録は こちら から。

前号 | 目次 | 次号

==================================================================== LD(学習障害)ニュース #113 1999.07.02 発行 登録読者数 1,736 LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997.9.10創刊 ==================================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 学習障害児に対する指導について[報告概要] 1999/7/2 文部省発表 ■ ■ 感覚統合療法多職種入門講習会 1999/10/01(土)〜10/3(日) ■ ■ 第一回LDの子どもたちの学校教育について考える学習会 1999/7/20 ■ ■ 学習障害児は0.8% 仙台市教委が小・中学生調査 河北新報 5月21日 ■ ■ 脱・環境ホルモン社会―未来の奪回をめざして ■ ■ 東京学芸大学公開講座特殊教育における教育診断と治療教育の統合 ■ ■ リソースセンター one 「特別プログラム one トーク」 ■ ■ クリニックかとう / LD発達相談センターかながわ 集中IEPを実施 ■ □ 編集後記 ----------------------------------- 23:07 99/06/24 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください □■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 学習障害児に対する指導について[報告概要] 1999/7/2 文部省発表 ■ -------------------------------------------------------------------- 7月1日夜、文部省が報道機関発表(プレス)用に配布した資料からの引用 です。なお、この情報は、全国親の会事務局からの提供です。感謝します。 -----------------/ 以下、文部省発表の「概要」 引用開始 /------------ 学習障害児に対する指導について(報告概要) 1999年7月2日 学習障害及びこれに類似する学習上の困難を有する児童生徒の指導方法に 関する調査研究協力 者会議(主査 山口 薫 東京学芸大学名誉教授)は、 学習障害児に対する指導について、平成7年3月に中間報告を公表したが、 その後、平成9年12月に審議を再開し、このたび、中間報告でさらに検討 が必要とされた事項等について、報告を取りまとめた。 その概要は次のとおり。 1.学習障害の定義の明確化 中間報告で学習障害を定義したが、次のとおり明確化を図った。 学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、 読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著 しい困難を示す様々な状態を指すものである。 学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推 定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境 的な要因が直接の原因となるものではない。 2.学習障害の診断・実態把握基準 学習障害の診断・実態把握の基準、留意事項等についての検討結果を試案 として取りまとめ今後、これを参考として、学習障害児か否かが的確に判断 されることを期待。 3.学習障害児に対する指導方法 * 学習障害児に対する指導は、特定の能力の困難に起因する教科学習の遅 れを補う教科指導が中心。 * 学習障害児に対する指導は、学習障害以外の理由により教科学習に遅れ が見られる児童生徒に対する指導内容・方法と重複する部分も少なくな いが、児童生徒の認知能力の特性に着目した指導方法を工夫することが 有効。 * 今後、国立特殊教育総合研究所において、内外の研究の成果を取りまと め、具体的な指導方法を体系化していくことが望まれるところ。 4.学習障害児に対する指導の形態と場 * 学習障害児の多くは通常の学級に在籍していることから、通常の学級に おける指導が基本であるが、担任が配慮して指導するほか、ティームテ ィーチングの活用が大きな力を発揮することから、ティームティーチン グの幅広い活用の中で、学習障害児の指導にも十分配慮することが望ま れるところ。 * 学習障害児に対する指導の場として、「通級による指導」に類似した指 導の場等を設けることについては、様々な未解決の課題があり、引き続 き研究を進めることが適当。 * 学習障害に関する専門家が、教員に対して、学習障害児への指導方法等 を直接指導する機会を広げるため、専門家による巡回指導を充実するこ とが必要。 -----------------/ 以上、文部省発表の「概要」 引用終了 /------------ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 感覚統合療法多職種入門講習会 1999/10/01(土)〜10/3(日) ■ -------------------------------------------------------------------- 開催日時 1999年10月1日(金)〜3日(日) 開催場所 ラファエル会統合療育研究所      神奈川県津久井郡藤野町佐野川 3440 TEL 0426-87-5471 内  容 「感覚統合と学習障害及び自閉症」      「感覚統合理論の基礎;脳の話」      「感覚統合理論からみた対象と障害の理解」 講  師 土田 玲子 先生      (長崎大学医療技術短期大学部作業療法科助教授) 主  催 ラファエル会統合療育研究所 後  援 日本感覚統合障害研究会      ラファエル会後援会・社会福祉法人ラファエル会 受 講 料 25,000円 申 込 み ラファエル会統合療育研究所 7月31日〆切(定員60名)      神奈川県津久井郡藤野町佐野川 3440 TEL 0426-87-5471 FAX0426-87-5472 問い合せ 社会福祉法人・ラファエル会薫風学園 TEL 0426-87-5861 担当 有坂 由美子      kunpuu@dl.dion.ne.jp      鎌倉薫風学園      TEL 0467-47-9358 担当 浜崎 智子 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第一回LDの子どもたちの学校教育について考える学習会 1999/7/20 ■ -------------------------------------------------------------------- 「勉強することが苦手な子どもたち」 知的な遅れがないにもかかわらず、読むこと、書くこと、計算することが上 手に出来ない、集中力がない、じっと座っていられない、我慢ができないな どLD(学習障害)やADHD(注意欠陥/多動性障害)といわれる傾向を持って いる子どもたちは学校の一クラスに一人の割合でいると言われています。 さまざまな子どもの特性を認めて、その「学び」や「成長」を支援していく ために必要なプログラムや手助けについて、いっしょに考えてみませんか。 今回は、東京都多摩教育研究所の、水野先生をお迎えして、専門家の立場か ら、LDやADHDの子どもたちに対する教育の現状や、さまざまな事例、そして これからのあり方についてお話ししていただきます。 そして、これから国立で何ができるのか、考えていこうと思います。 ---------- 講 師 東京都多摩教育研究所主事 水野 薫 先生 日 時 1999年7月20日(火)祝日     午後 2:00〜4:00 会 場 国立市公民館 中会議室 JR 国立駅南口下車 富士見通り直進徒歩5分 資料代 300円 主 催 国立LDの教育を考える会(仮称) 後 援 LD親の会「けやき」 http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ 申込み 氏名・所属(学校名)・住所または勤務先・連絡先(電話または電 子メールアドレス)明記のうえ、 keyaki@box.club.ne.jp まで。 申し訳ございませんが、定員になり次第、締め切ります。 お断り なお、国立市内在住もしくは、在勤の方を優先させていただきます     ので、ご了承下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 学習障害児は0.8% 仙台市教委が小・中学生調査 河北新報 5月21日 ■ -------------------------------------------------------------------- 河北新報 1999年05月21日金曜日 夕刊 によると。。。 http://www.kahoku.co.jp/NEWS/1999/05/19990521J_06.HTM ----------------------------/ここから/----------------- 仙台市教委が市立の小・中学生を対象に実施した学習障害児(LD児)に関 する調査結果が20日までにまとまった。学習状況や診断テストによる担任 教師の判定で、LDの可能性がある児童・生徒の割合は 0.8%。「LD」の 用語を使わなかった平成6年度の予備調査の2.1%を下回った。 ----------------------------/ここまで/----------------- とのこと。「学習状況や診断テストによる担任教師の判定」による結果との ことですが、たぶん、教師用の「スクリーニングテスト」を用いたものか? いずれにせよ、「判定」に当たった担任の先生方が、どの程度LDに対する 認識があったのか不明であるし、従来の類似の調査に比べると、出現率が小 さすぎるような印象を受けます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 脱・環境ホルモン社会―未来の奪回をめざして ■ -------------------------------------------------------------------- 静岡大学理学部生物地球環境科学科 AquaNetで、以下のような連載がありま した。 -------------------- ■ 脱・環境ホルモン社会―未来の奪回をめざして 連載第1回:新しい地球環境問題の出現 吉村 仁 http://www.inf.shizuoka.ac.jp/~iida/AquaNet/paper1.html ■ 脱・環境ホルモン社会―未来の奪回をめざして 連載第2回: 環境ホルモンの仮説 吉村 仁 http://www.inf.shizuoka.ac.jp/~iida/AquaNet/paper2.html ■ 脱・環境ホルモン社会―未来の奪回をめざして 連載第3回: 第3の地球環境問題 飯田弘之・雨宮正彦 http://www.inf.shizuoka.ac.jp/~iida/AquaNet/paper3.html ■ 脱・環境ホルモン社会―未来の奪回をめざして 連載第4回: 内分泌学から眺めた環境ホルモン 山内 清志 http://www.inf.shizuoka.ac.jp/~iida/AquaNet/paper4.html ■ 脱・環境ホルモン社会:未来の奪回をめざして 連載第5回 1999年1月号 「環境ホルモンと脳・神経系」 竹内浩昭 静岡大学理学部生物地球環境科学科 http://www.inf.shizuoka.ac.jp/~iida/AquaNet/paper5.html ■ 脱・環境ホルモン社会―未来の奪回をめざして 連載第6回: 環境ホルモンとキレる子供たち 浜渦辰二 http://www.inf.shizuoka.ac.jp/~iida/AquaNet/paper6.html 環境ホルモンが人間に与える影響として、生殖系の問題、免疫系の問題、そ   して脳神経系の問題が指摘されている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 東京学芸大学公開講座特殊教育における教育診断と治療教育の統合 ■ -------------------------------------------------------------------- 1. 受講対象 養護学校・特殊学級・通園施設・幼稚園・保育園・教育相談 センター等の教職員・学生等 2. 日  時 1999年8月18日(水)〜20日(金)3日間 10:00〜17:00 3. 会  場 東京学芸大学芸術館 JR中央線 武蔵小金井駅下車                  北口より京王バス「小平団地行き」                  学芸大学正門下車 3分  ※ 【参考】東京学芸大学特殊教育研究施設        http://www.u-gakugei.ac.jp/~rieechom/index-j.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ リソースセンター one 「特別プログラム one トーク」 ■ -------------------------------------------------------------------- '99 シリーズ 「発達特性をふまえて子どもを理解する」 ・対 象 保護者(一般可) ・定 員 15名 ・時 間 11:00〜12:30 ・参加費 会員1回...500円 非会員1回...1,000円 ・申込み TEL/FAX 03-3843-9455 ・内 容 第一回 9月18日(土) 「特性のとらえ方と将来像」      第二回 10月2日(土) 「ADHDと重複しやすい症状」      第三回 11月6日(土) 「かくれた自閉症状」      リソースセンター one      〒111-0043      東京都台東区駒形 1-1-10 第一金庫ビル2F      TEL/FAX 03-3843-9455 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ クリニックかとう / LD発達相談センターかながわ 集中IEPを実施 ■ -------------------------------------------------------------------- 夏期集中IEP(Individual Educational Program)のお知らせ ■ 日程・内容 7月26日 診察/心理評価/言語評価/教育評価 のうち2項目 7月27日 26日に受けなかったものから2項目 希望により「脳波」 7月29日 個別IEP面談(一人約1時間) ■ 対 象 小学校1〜6年生 ■ 費 用 25,000円 脳波も希望の方は27,000円 (保健証持参) ■ 申込み クリニックかとう TEL 045-985-2540 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ----------------------------------- 23:07 99/06/24 □ ---------------------------------- 6月18日午後6時から約2時間、文部省庁舎6階、文化庁特別会議室に おいて、文化庁著作権課課長及び担当官と障害者放送協議会放送研究委員会 との間で、話し合いの場が持たれました(LDニュース#111で既報)。  障害者放送協議会のご厚意により、詳細につきましては、転載させていた だきました。感謝いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュース記載内容を転載される場合は必ず下記までご連絡下さい ■ 連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] 「けやき」HP http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] LDニュースのバックナンバーの閲覧及び配信は以下のサイトからできます http://backnumber.to/list.asp?userid=10000592 [1999.01.11 更新] LDに関する情報交換・意見交流・質問は「LDフォーラム」をご利用下さい http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/LD-FRM/INDEX.html [LD-FRM] LDニュース読者用「掲示板」→ http://gb.jh.net/gb3/usr/keyaki.html ■ 編集者は掲載記事に関して最終保証責任を負うものではありません ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD NEWS は「まぐまぐ」http://www.mag2.com/ を利用して発行しています

「けやき」ホームページ | 目次

inserted by FC2 system