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□ LD・発達障害等関連図書 → http://ldnews2000.web.fc2.com/books/  □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #1093 2011/08/02 発行 登録(配信)読者数 3013 ■ ■ LD = Learning Disabilities LDニュース編集人発行 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 平成23年度 パソコンボランティア指導者養成事業研修 募集を開始 ■ ■ 毎日新聞 社説:改正障害者基本法 評価できる点は多い 2011/08/01 ■ ■ 衆議院厚労委員会 児玉龍彦参考人の「怒り」の発言 2011年07月27日 ■ ■ 衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」参考人説明 説明資料 ■ ■ 環境問題を考える 国の原発対応に満身の怒り/児玉龍彦 2011/07/27 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:58 2011/08/02 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 夏休みのワーキングメモリトレーニングお申込み受付中。コグメド・ジャパン   http://www.cogmed-japan.com/                【広告】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■□ http://ldnews2000.web.fc2.com/sample.html  ■□■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 平成23年度 パソコンボランティア指導者養成事業研修 募集を開始 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.jsrpd.jp/ic/pcv/index.html −−−−−−−− ここから(自由に転載・転送して頂いてかまいません) [目次] ◆研修のご案内 ◆メールの配信について ◆ご登録データについて ◆研修のご案内 平成23年度パソコンボランティア指導者養成事業研修の募集を開始いたしました のでご案内をさせて頂きます。 本年度の研修会は、東京研修2回、地方研修3回(札幌、京都、福岡)、盲ろう研 修1回(東京)、障害別特別研修5回(東京)を予定しております。 現時点で、研修開催が決定しているのは、次の2つの研修になります。 発達障害関連特別研修 平成23年8月28日(日)から8月29日(月) 盲ろう研修 平成23年9月4日(日)から9月6日(火) その他の研修につきましては、日程が決まり次第、以下のページでご案内の上、 受講申込の受付を開始いたします。 http://www.jsrpd.jp/ic/pcv/ なお、東京研修および地方研修は10月以降の開催予定となっております。 受講をご希望の方は、次のページより、実施要綱、研修科目の概要、実施予定を ご確認の上、研修申し込みフォームよりお申し込み下さい。 研修内容につきましては、以下のページ「実施予定」をご覧ください。 http://www.jsrpd.jp/ic/pcv/schedule.html パソコンボランティア指導者養成事業 http://www.jsrpd.jp/ic/pcv/ 皆様のご参加をお待ちするとともに、周知・広報のご協力をお願い申し上げます。 お問い合わせ先 財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 情報センターパソボラ事務局 E-mail:pcv@list.jsrpd.jp TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615 ご案内は以上です。 財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 情報センター 郵便番号162-0052 東京都新宿区戸山1丁目22番1号 電話:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615 http://www.jsrpd.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害 母たちの奮闘記 (平凡社新書) [新書] 山下 成司 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00064.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 毎日新聞 社説:改正障害者基本法 評価できる点は多い 2011/08/01 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20110801k0000m070138000c.html  障がい者制度改革推進会議は民主党政権の目玉機関の一つだ。「私たちのこと は、私たち抜きで決めるな」を合言葉に、官僚主導ではなく障害者自身が制度を 作るというのだ。改正自立支援法や虐待防止法も相次いで成立したが、これらは 旧政権からの法案であり、改正障害者基本法こそが推進会議の初仕事である。  改正法は、障害定義を広くして制度の隙間(すきま)をなくし、施設や病院よ りも地域での生活を基本とするなど、理念は評価すべきものが多い。手話は言語 であることも初めて法律に明記された。障害者も入る「政策委員会」を設置し、 障害者基本計画の実施状況を監視し首相に勧告できる仕組みも導入された。  個別分野では「司法手続き」と「選挙」が注目される。刑事事件で障害者が判 断能力の弱さにつけ込まれて自白調書を取られて冤罪(えんざい)事件になった ケースが数々ある。改正法では個々の障害者の特性に応じた意思疎通の手段の確 保、関係職員の研修などを義務づけた。また、障害者が選挙権を行使できるよう に配慮することも盛り込まれた。一方、医療、教育、労働の分野はめぼしい内容 が少なく、推進会議内でも「30点程度の内容だ」との酷評が聞かれる。  「合理的配慮」も注目された。車いすの人が公平に入社試験を受けて採用され ても職場が段差だらけでは働くことが制限される。このようなケースは間接差別 とされ会社に合理的配慮義務を課すことが世界的な潮流だが、国内では経済界な どからの警戒が強い。改正法では「合理的な配慮」という表現で玉虫色の決着と なった。また、条文の各所に「可能な限り」という言葉が登場することも懸念点 として挙げられる。総論では障害者への配慮をうたいながら、現実には財政の制 約などを理由に不可能とされるのではないかとの不信が障害者の間に広がってい る。  全体的に見ると斬新な改革が随所にあるものの、推進会議が当初まとめた原案 からは大幅に後退したのも事実だ。権利を前面に打ち出した原案に各省庁は警戒 を強め、政府案としてまとめる中で現実的な内容に引き戻したためだ。現在、自 立支援法に代わる「障害者総合福祉法」「障害者差別禁止法」も論議が進んでい る。基本法より財源と直結する制度改革である。政府内には現実離れした案にな るのではないかと懸念が広がっている。障害者側の不満もわかるが、国民全体が 寄せた税金をどう使うかは「私たち(障害者)」だけで決められるわけではない。  改正基本法の成果と教訓をどう障害者側が受け止めるか、民主党の政治主導は 本当に発揮されるのか。真価が問われるのはこれからだ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インクルーシブ教育の実践−すべての子どものニーズにこたえる学級づくり− http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00052.html  学苑社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 衆議院厚労委員会 児玉龍彦参考人の「怒り」の発言 2011年07月27日 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://gabasaku.asablo.jp/blog/2011/07/29/5991875 (正式の議事録でない) 次に児玉参考人にお願いいたします。 私は東京大学アイソトープ総合センター長の児玉ですが3月15日に大変に驚愕 いたしました。私ども東京大学には27か所のアイソトープセンターがあり放射 線の防護とその除染などの責任を負っております。それで、私自身は内科の医者 でして、東大病院の放射線施設の除染などにずっと、数十年かかわっております。 3月15日に、ここの図にちょっと書いてあるんですが我々最初にまず午前9時 ごろ東海村で5マイクロシーベルトという線量を経験しましてそれを第10条通 報という、文科省に直ちに通報いたしました。その後東京で0.5マイクロシー ベルトを超える線量が検出されました。これは一過性に下がりまして次は3月2 1日に東京で雨が降り、0,2マイクロシーベルト等の線量が降下しこれが今日 に至るまで高い線量の原因になっていると思っています。 それでこの時に枝野官房長官が「さしあたり健康に問題はない」ということをお っしゃいましたが私はその時に、実際はこれは大変なことになると思いました。 何故かというと現行の放射線の障害防止法というのは高い線量の放射性物質が少 しあるものを処理することを前提にしています。この時は総量はあまり問題では なくて、個々の濃度が問題になります。 ところが今回の福島原発の事故というのは100キロメートル圏で5マイクロシ ーベルト。200キロメートル圏で0.5マイクロシーベルト。さらにそれを超 えて足柄から静岡のお茶にまで及んでいることは今日みなさん全てがご存じのと おりであります。 我々が放射線障害をみる時には、総量をみます。それでは東京電力と政府は一体 今回の福島原発の総量がどれくらいであるか。はっきりした報告はまったくされ ておりません! そこで私どもはアイソトープセンターのいろいろな知識を基に計算してみますと、 まず、熱量からの計算では広島原爆の29.6個分に相当するものが漏出してお ります。ウラン換算では20個分のものが漏出していると換算されます。 さらに恐るべきことには、これまでの知見で原爆による放射線の残存量と、原発 から放出されたものの放射線の残存量は一年に至って原爆が1000分の1程度 に低下するのに対して原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。 つまり、今回の福島原発の問題はチェルノブイリと同様原爆数十個分に相当する 量と原爆汚染よりもずっと多量の残存物を放出したということがまず考える前提 になります。 そうしますと、我々システム生物学というシステム論的にものを見るやり方でや っているんですが現行の総量が少ない場合にはある人にかかる濃度だけを見れば いいのですしかしながら、総量が非常に膨大にありますとこれは粒子です。 粒子の拡散は非線形という科学になりまして我々の流体力学の計算でも最も難し いことになりますが核燃料というのは要するに砂粒みたいなものが合成樹脂みた いな物の中に埋め込まれています。これがメルトダウンして放出するとなると細 かい粒子が沢山放出されるようになります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ことばの発達に遅れのある子のための言語指導プログラム111 −サインを逃さずタイミングよく話しかける技術− 長澤正樹 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00027.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ そうしたものが出てまいりますと、どういうようなことが起こるかというのが今 回の稲藁の問題です。 たとえば、岩手の藤沢町では稲藁57000ベクレル/kg。宮城県の大崎市 17000ベクレル/kg。南相馬市10万6千ベクレル/kg。白河市 97000ベクレル/kg。岩手64000ベクレル/kg。ということで、この 数字というのは決して同心円上にはいかない。 どこでどういうふうに落ちているかはその時の天候、それから、その物質がたと えば水を吸い上げたかどうか。 それで、今回の場合も私は南相馬に毎週700km行って東大のアイソトープセン ター、現在まで7回の除染をやっておりますが南相馬に最初に行った時には1台 のカウンターしかありません。農林省が通達を出したという3月19日には食料 も水もガソリンも尽きようとして南相馬市長が痛切な訴えをウエブに流したのは 広く知られているところであります。 そのような事態の中で通達1枚出しても誰も見ることができないし誰も知ること ができません。稲藁がそのような危険な状態にあるということはまったく農家は 認識されていない。(それなのに)農家は飼料を外国から買って、何十万と負担 をおってさらに、牛にやる水は実際に自分たちと同じ地下水を与えるように、そ の日から変えています。 そうすると、我々が見るのは何をやらなければいけないかというとまず、汚染地 で徹底した測定ができるようにするということを保証しなくてはいけません。 我々が5月下旬に行った時に、先ほど申し上げたように1台しか南相馬になかっ たというけど実際には米軍から20台の個人線量計がきていました。 しかし、その英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて我々が行って教 えてあげて実際に使いだして初めて20個の測定ができるようになっている。 これが現地の状況です。 そして先程から食品検査と言われていますがゲルマニウムカウンターというもの ではなしに今日ではもっと、イメージングベースの測定器というのが遥かに沢山、 半導体で開発されています。何故政府はそれを全面的に応用してやろうとして全 国に作るためにお金を使わないのか。 3か月経ってそのようなことがまったく行われていないことに。私は満身の怒り を表明します!。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 障がい青年の自分づくり─青年期教育と二重の移行支援 (単行本) 渡部 昭男 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00033.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第2番目です。私の専門は小渕総理の時から内閣府の抗体医薬品の責任者でして 今日では最先端研究支援というので30億円をかけて抗体医薬品にアイソトープ を付けて癌の治療にやる。すなわち人間の体の中にアイソトープを打ち込むとい う仕事が私の仕事ですから内部被曝問題に関して一番必死に研究しております。 そこで内部被曝がどのように起きるかという問題を説明させていただきます。 内部被曝というものの一番大きな問題は癌です。癌がなぜ起こるかというとDN Aの切断を行います。ただし、ご存じのとおりDNAというのは二重らせんです ら。二重らせんの時には非常に安定的ですこれが、細胞分裂をする時には二重ら せんが1本になって、2倍になり4本になります。この過程のところがものすご く危険です。 そのために、妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖が盛んな細胞に対 しては放射線障害は非常な危険をもちます。さらに大人においても増殖が盛んな 細胞。たとえば放射性物質を与えると髪の毛。それから貧血、それから腸管上皮 のこれらはいずれも増殖分裂が盛んな細胞でしてそういうところが放射線障害の イロハになります。 それで私どもが内部に与えた場合に具体的に起こるので知っている事例を上げま す。これは実際にはですね、一つの遺伝子の変異では癌は起こりません。最初の 放射線のヒットが起こった後にもう1個の別の要因で癌の変異が起こるというこ と。これはドライバーミューテーションとかパッセンジャーミューテーションと か細かいことになりますがそれは参考の文献を後ろに付けてありますのでそれを 後で、チェルノブイリの場合やセシウムの場合を挙げてありますのでそれを見て いただきますが。 まず一番有名なのはα線です。プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授が いるというのを聞いて、私はびっくりしましたがα線はもっとも危険な物質であ ります。それは。トロトラスト肝障害という形で私ども肝臓医はすごくよく知っ ております。(註:トロトラスト:二酸化トリウムコロイドを主剤とするX線造 影剤) ようするに内部被曝というのは先程から一般的に何ミリシーベルトという形で言 われていますがそういうものはまったく意味がありません。 I131(ヨウ素)は甲状腺に集まります。トロトラストは肝臓に集まります。 セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。これらの体内の集積点をみなければ全 身をいくらホールボディースキャンやってもまったく意味がありません。 トロトラストの場合の、このちょっと小さい数字なんで大きい方は後で見て欲し いんですがこれは実際に、トロトラストというのは造影剤でして1890年から ドイツで用いられ1930年ごろからは日本でも用いられましたがその後20〜 30年経つと肝臓癌が25%から30%に起こるということがわかってまいりま した。 最初のが出てくるまで20年というのは何故かというと最初にこのトロトラスト、 α線核種なんですがα線は近隣の細胞を傷害します。その時に一番やられるのは P53という遺伝子です。我々は今ゲノム科学というので、人の遺伝子、全部配 列を知っていますが一人の人間と別の人間は大体300万箇所違います。 ですから人間同じとしてやるような処理は今日ではまったく意味がありません。 いわゆるパーソナルライフメディスンというやり方で放射線の内部障害をみる時 にもどの遺伝子がやられて、どういう風な変化が起こっているかということをみ るということが原則的な考え方として大事です。 トロトラストの場合は第一段階ではP53遺伝子がやられてそれに続く第二第三 の変異が起こるのが20〜30年後かかりそこで肝臓癌や白血病が起こってくる ということが証明されております。 次にヨウ素131。これは、ヨウ素はご存じのとおり甲状腺に集まりますが。甲 状腺への集積は成長期の甲状腺形成期が最も特徴的であり、小児におこります。 しかしながら1991年に最初ウクライナの学者が「甲状腺癌が多発している」 というときに日本やアメリカの研究者はネイチャーに「これは因果関係が分から ない」ということを投稿しております。何故そう言ったかというと1986年以 前のデータがないから統計学的に優位だということを言えないということです。 しかし、統計学的に優位だということがわかったのは先程も長瀧先生からお話し がありましたが、20年後です。20年後に何がわかったかというと86年から 起こったピークが消えたためにこれは過去のデータがなくても因果関係があると いうことがエビデンス(evidence。証拠・根拠)になった。ですから、疫学的証 明というのは非常に難しくて全部の事例が終わるまで大体証明できないです。 ですから今我々に求められている「子どもを守る」という観点からはまったく違 った方法が求められます。そこで今行われているのはここには国立のバイオアッ セイ研究センターという化学物質の効果をみる福島昭治先生という方がずっとチ ェルノブイリの尿路系に集まるものを検討されていまして福島先生たちがウクラ イナの医師と相談、集めて500例以上の、前立腺肥大の時に手術をしますと、 膀胱もとれてきます。これをみまして検索したところ高濃度汚染地区、尿中に6 ベクレル/リットルという微量ですがその地域ではP53の変異が非常に増えて いてしかも、増殖性のぜん癌状態。我々からみますとP38というMAPキナーゼ とNF-κB(エヌエフ・カッパー・ビー)というシグナルが活性化されているんで すが。それによる増殖性の膀胱炎というのが必発でありましてかなりの率に上皮 内の癌ができているということが報告されております。 それで、この量に愕然といたしましたのは福島の母親の母乳から2〜13ベクレ ル。7名で検出されているということが既に報告されていることであります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LDを活かして生きよう−LD教授のチャレンジ 上野 一彦 (著) 価格:¥ 1575 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00025.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 次のページお願いします。我々アイソトープ総合センターでは現在まで毎週 700km大体一回4人づつの所員を派遣しまして南相馬市の除染に協力しており ます。南相馬でも起こっていることはまったくそうでして20km30kmという分 け方が全然意味がなくてその幼稚園ごとに細かく測っていかないと全然ダメです。 それで現在20kmから30km圏にバスをたてて1700人の子どもが行っていま すが実際には避難。 その、南相馬で中心地区は海側で、学校の7割で比較的線量が低いです。ところ が30キロ地点の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて 子どもが強制的に移動させられていますこのような事態は一刻も早くやめさせて ください。 いま、その一番の障害になっているのは、強制避難でないと保証しない。参議院 のこの前の委員会で当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそういう答弁 を行っていますが。これは分けて下さい。 補償問題とこの線引きの問題と子どもの問題は直ちに分けて下さい。子どもを守 るために全力を尽くすことをぜひお願いします。 それからもう一つは。現地でやっていますと除染というものの緊急避難的除染と 公共的除染をはっきり分けて考えていただきたい。 緊急避難的除染を我々もかなりやっております。たとえばここの図表に出ており ますこの滑り台の下滑り台の下は小さい子が手をつくところですが、この滑り台 に雨水がザーッと流れてきますと毎回濃縮します。 右側と左側とズレがあって、片側に集まっていますと。平均線量1マイクロのと ころだと10マイクロ以上の線量が出てきます。それで、こういうところの除染 は緊急にどんどんやらなくてはいけません。 それからさまざまな苔が生えているような雨どいの下ここも実際に子どもが手を ついたりしているところなのですがそういうところは、たとえば高圧洗浄機を持 って行って苔を払うと。2マイクロシーベルトが0.5マイクロシーベルトまで になります。 だけれども、0.5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。それ は、建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと空間線量として 1か所だけを洗っても全体をやることは非常に難しいです。 ですから、除染を本当にやるという時にいったいどれだけの問題がありどれ位の コストがかかるかということを、イタイイタイ病の一例で挙げますと。 カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなんですがそのうち1500 ヘクタールまで、現在除染の国費が8000億円投入されております。もし、こ の1000倍ということになれば、いったいどのくらいの国費の投入が必要にな るのか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 感覚統合を生かしてたのしく学習−読む力・書く力を育てる 佐藤 和美 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00050.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ですから私は4つのことを緊急に提案したいと思います。 第1に。 国策として、食品、土壌、水を、日本が持っている最新鋭のイメージングなどを 用いた機器を用いて。もう、半導体のイメージ化は簡単です。 イメージ化にして流れ作業にしてシャットしていってやるということの最新鋭の 機器を投入して抜本的に改善して下さい。これは今の日本の科学技術力でまった く可能です。 2番目。 緊急に子どもの被ばくを減少させるために新しい法律を制定して下さい。私のや っている、現在やっているのはすべて法律違反です。現在の障害防止法では各施 設で扱える放射線量、核種等は決められています。東大の27のいろんなセンタ ーを動員して現在南相馬などの支援を行っていますが。多くの施設はセシウムの 使用権限など得ておりません。車で運搬するのも違反です。 しかしながら、お母さんや先生方に高線量の物を渡してくるわけにはいきません から今の東大の除染ではすべてのものをドラム缶に詰めて東京に持って帰ってき ております。受け入れも法律違反です。全て法律違反です。 このような状態を放置しているのは国会の責任であります。全国には例えば国立 大学のアイソトープセンターはゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っている ところは沢山あります。そういうところが手足を縛られたままでどうやって国民 の総力を挙げて子どもが守れるでしょうか。これは国会の完全なる怠慢でありま す。 第3番目。 国策として土壌汚染を除染する技術を、民間の力を結集して下さい。これは、た とえば東レだとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。千代田テクノとかアト ックスというような放射線除去メーカー。それから竹中工務店とか様々なところ は、放射線の除染などに対してさまざまなノウハウを持っています。こういうも のを結集して現地に直ちに除染研究センターを作って。 実際に何10兆円という金額がかかるのをいまだと利権がらみの公共事業になり かねない危惧を私はすごく持っております。 国の財政事情を考えたらそんな余裕は一瞬もありません。どうやって除染を本当 にやるか。7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に、国会は一体何をやっ ているのですか! 以上です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アスペルガーですが、妻で母で社長です。 出版社:大和出版 価格:¥1,365 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00066.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」参考人説明 説明資料 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.env01.net/frommanager/2011/random-110729095953-phpapp02.pdf 原発汚染事故には法律改訂が必須 現行の「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」は、高い線量 の放射性物質が少量による健康被害を予防しようとする法律。 今回の東電福島原発事故では、低い線量の放射性物質が膨大に飛散した地域での 健康被害を予防しようとする問題。 政府と学会の多くが誤解したのは、平均的な「線量」が低く、「ただちに健康に 問題はない」としたが、量が膨大になると、必ず、濃縮されて「想定外に高い濃 度が生まれ健康被害の予防が必要」になる。 実例白河、宮城、岩手の稲わらからの肉牛汚染、コウナゴ、シイタケの濃縮、東 葛6市、足柄や静岡のお茶など。予測は非常に難しく、起こったときに検査、除 染、補償の体制がはっきりしていることが大切である。さらに膨大なコストにな る土壌汚染の法律を作成する必要がある。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 特別支援教育におけるATを活用したコミュニケーション支援 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00061.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」参考人説明資料 概要 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.env01.net/frommanager/2011/random-110729095548-phpapp02.pdf 放出量の膨大さ なぜセシウム牛など食品汚染防御に失敗したか 原発事故で放出される放射性物質は、原爆数十個に相当する量の多さと、原爆汚 染よりずっと多量の残存率から、「膨大な量」が「長期にある」問題を生み出す。 対策測定と除染 1)汚染地のすべての食品を検査できる最新鋭の高速機器が必要。 2)線量が高いものは全て対応することでの保証 3)土壌の除染で量を減らす。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大人の発達障害−アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (単行本) 備瀬 哲弘 (著) http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00030.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 環境問題を考える 国の原発対応に満身の怒り/児玉龍彦 2011/07/27 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.env01.net/frommanager/2011/fm2011_19.htm#n639  2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会 「放射線の健康への影響」参考人 説明より 児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学ア イソトープ総合センター長) の動画です。東大にも良心を持つ研究者が残ってい たようです。児玉氏の参考人説明を、議員たちはどのように聞いたのでしょうか ?復興構想会議の能天気な自然エネルギー特区構想など、ふざけた事を言ってい ないで、まず目の前にある行うべきことを真剣に考えて欲しいものです。 2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦 http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo ←7月31日に閲覧できなくなりました。 児玉氏の発言動画および全文【阿武隈(原発30km圏内生活)裏日記】 http://gabasaku.asablo.jp/blog/2011/07/29/5991875 説明資料 http://www.env01.net/frommanager/2011/random-110729095953-phpapp02.pdf 説明資料要旨 http://www.env01.net/frommanager/2011/random-110729095548-phpapp02.pdf  参考人説明の中で特に注目すべきことは、このHPでも繰り返し述べてきたよう に、国の言う放射線量の基準値は、あくまでも外部被曝についての数値であり、 体内に取り込まれた放射性物質による被曝は全くこれとは別であり、しかも生態 濃縮され、特定部位に蓄積される傾向があるので、放射線量が国の言う基準値以 下であっても晩発的な発癌のリスクは確実に存在するという点です。 追記: 福島原発事故直後の槌田さんの講演学習会の動画といい、今回の児玉さんの衆議 院での説明の動画といい、この国ではいつの間にかネット上から抹殺されるよう です。考えようによっては中国以上に陰湿な思想統制国家といえそうです。必要 だと思う資料は見られるうちにダウンロードすることが必要なようです。 (7.31) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『あたまと心で考えよう SSTワークシートー社会的行動編』 http://ldnews2000.web.fc2.com/books/00059.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 23:58 2011/08/02 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 毎日新聞の社説:改正障害者基本法 評価できる点は多い というタイトルとは 裏腹に内容は決して高い「評価」ではない。 7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に、国会は一体何をやっているので すか! −−全く同感である。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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