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□ LD・発達障害等関連図書 → http://ldnews2000.web.fc2.com/books/  □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #1043 2010/11/26 発行 登録(配信)読者数 3068 ■ ■ LD = Learning Disabilities LDニュース編集人発行 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」11月例会/国分寺労政会館第2会議室 2010/11/27 ■ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第5回) 議事録 2010/10/25 ■ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第5回) 議事録 2010/10/25 ■ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第5回) 議事録 2010/10/25 ■ ■ 国民読書年記念国際シンポ/国立国会図書館 東京本館 2010/12/01-02 ■ ■ ぼくはうみがみたくなりました [DVD] 文部科学省選定 厚生労働省推薦 ■ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会 第7回配付資料 2010/11/19 ■ ■ 障がい者制度改革推進会議(第27回)の開催及び一般傍聴者の受付  ■ ■ 電子出版の音声読上げを推進する TTS 推進協議会を設立  2010/11/02 ■ ■ EPUB日本語拡張仕様の現状と将来展開&サービス紹介資料 2010/11/22 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 15:59 2010/11/26 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■□ http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/sample.html □■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 感覚統合を生かしてたのしく学習−読む力・書く力を育てる 佐藤 和美 (著) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00050.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」11月例会/国分寺労政会館第2会議室 2010/11/27 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/NEWS.html#101127  集団の中で育てにくい子どもの支援について   〜保育に携わっている方々と保護者が理解しあうために〜 講 師 芦澤 清音 先生 (帝京大学教育学部准教授) 日 時 2010年11月27日(土) 13時30分〜16時45分 会 場 国分寺労政会館 第2会議室 JR中央線 国分寺駅南口 徒歩5分 http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/sosiki/roseikaikan/kokubunji.html 保育園や幼稚園などで、みんなと一緒の行動が取れない・順番が待てない・こだ わりがありパニックになる・不器用で動きがぎこちない・音に敏感あるいは音に 鈍感で名前を読んでも反応しない・情緒が不安定など・・・子どもに気になる症 状があると集団の中でトラブルになることがあります。 保育者も保護者もトラブルを解消しようと日々、奮闘していますが、長年、保育 園や小学校で発達相談活動をされている芦澤先生は保育者と保護者の間に意識の ズレがあると指摘されます。そのズレを知ることがお互いを理解しあえる鍵では ないでしょうか?そうして、子どもも大人も笑顔になれたらいいですね。 保育・幼児教育に関わっている方、保護者の方、ご参加をお待ちしています。 ◇ 申し込み 会員以外の方は、お名前・お立場・連絡先を明記の上、下記まで        お申し込みください。        お困りのことがあれば、お書き添えください。    電子メール:keyaki@box.club.ne.jp FAX:020−4666−7443 ◇ 定 員:40名 ◇ 参加費:1,000円(当日受付にて申し受けます) 会員は無料です。 ◇ 保育はありません。 ◇ 親の会「けやき」の入会のための説明会   同日 12:30〜13:30 同じ会場にて行ないます。どうぞ、おいで   ください。(無料) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大人の発達障害−アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (単行本) 備瀬 哲弘 (著) http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/00030.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第5回) 議事録 2010/10/25 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/siryo/1299329.htm 【石川委員長代理】 石川です。4点ありますので、なるべく簡潔に述べたいと 思います。まず、この会議が一体どのようなミッションを持って進められている かをもう一回想起したいのですけれども、障害者の権利に関する条約の批准に向 けて、国内の制度を点検し、必要な改正を行っていくという、そのための具体的 な実装について議論して、方向性を出していくということだと思います。つまり、 この権利条約との適合性という観点から現状の問題点を確認するという作業はや はり不可欠だと思います。現在のスキームの中で関係者の皆さんが大変な努力を して頑張っていらっしゃるということはとてもよくわかりますし、また、だから こそ、現状でまだいろんな問題があって、それを解決していかなければいけない。 つまり、現状の枠組みの中でもできることはあるし、しなければいけないことが あるということはそのとおりだと思いますけれども、今求められているのは質的 な跳躍ということではないかと思います。この権利条約における基本的な考え方 は何かというと、集約すると合理的配慮、社会モデル、インクルージョンという ことだと思います。一挙に100点満点ということは不可能な話ですけれども、100 点でないものは0点だということではないので、私たちはインクルーシブ教育に 向けて短期的に何点取れるのか、中期的に何点取れるのか、長期的に何点取れる のかという目標を設定して、それを国際社会に対して示していくという、それに よってモニタリング評価を受けるという、そういう枠組みになっていると私は理 解しています。特別支援学校も、その意味でインクルーシブ教育の中に位置付け 直されるべきもの、統合されるべきものとして、その存在価値は失われないのみ ならず重要です。これが1点目です。  2点目ですけれども、合理的配慮ということが言われてきていますけれども、 そのほんとうの意味というのは必ずしも理解されていない可能性があると思いま すので、口幅ったいのですが、私の考えを申し上げたいと思います。合理的配慮 というのは、何も一方に多数の配慮を必要としない健常者がいて、他方に少数の 特別な配慮を必要とする障害者がいて、だから合理的な配慮を障害者に対しては 提供しなければならないということを言っているわけではありません。そうでは なくて、合理的な配慮が提供されている人々と、合理的な配慮が提供されていな い人々がいるという社会的な認識に立っていて、合理的な配慮を与えられている 人のことを健常者と呼び、合理的な配慮が十分に与えられていない人のことを障 害者と呼ぶというのが、障害者権利条約における合理的配慮や社会モデルの考え 方だということです。この2つは随分違っていて、前者の認識に立っても大体話 が通じるような感じになりますけれども、根本的なところで違ってくる可能性が あるということです。  3つ目ですけれども、学校教育法の施行令における「認定就学者」って一体何 だろうということですけれども、これは、要は「みなし健常児」ということだと 思います。つまり、医学モデル的には障害児なのだけれども、さほどの合理的な 配慮を提供しなくてもまあ何とか学校でやっていけるというのを認定就学者とし て扱っているというのが現在のスキームではないかと思います。これは権利条約 で言うところの「インクルージョン」や「社会モデル」や「合理的配慮」とは考 え方が違っていて、適合性という点で問題があるので、ここは制度改正が必要な 点だと考えています。もう一つ言うならば、本人もしくは本人に一番近いところ にいる他者としての親の同意、これが必須条件です。十分に話をして、専門家、 さまざまな立場からアドバイスをして、アシストして、親は判断する。地域の学 校は歓迎する、それから特別支援学校も歓迎する。みんなが歓迎し、肯定し、承 認しているという中で、親は冷静に自分の子どもにとってどちらがいいかを一番 よい条件で選択できる。拒絶されている、否定されているという中で、時に人は 意固地になったりすることもあるでしょう。そうではなくて、歓迎されている、 地域の中に包含されているという、そういうメッセージが十分ある中で、親は果 たして自分の子どもにとって利益にならない選択をするだろうか。そういう可能 性は低いと思います。これが3点目です。  4点目ですけれども、これはやや個別な話で、今日の資料として用意したもの ですが、資料5です。障害のある児童生徒のための特定教科書の普及の促進等に 関する法律という、通称「教科書バリアフリー法」と呼んでいる法律です。現在、 小・中の検定教科書は428点あるそうです。教科書バリアフリー法によって、検 定教科書の4割強が拡大教科書として提供されています。小学校については来年 度から100%達成、中学校についても再来年度からほぼ100%達成の見込みである と聞いています。教科書バリアフリー法には2つの方法論が内蔵されています。1 つは、出版社に標準規格の拡大教科書の発行を義務付けたことです。フォントの 大きさは3種類決めまして、18ポイント、22ポイント、26ポイントですけれども、 この3種類の教科書については、教科書会社に発行することを義務付けている。2 つ目として、拡大図書を制作するボランティアグループに教科書の電子データを 提供することを義務付けている。この結果として、拡大あるいは点字教科書につ いては随分改善がなされたのですけれども、現状のスキームでは、電子教科書と いう形での提供はできないということになっています。単に、拡大教科書や点字 教科書を発行する者に対してデータを提供することができるだけだということに なっています。だから、児童生徒にはそれは渡してはいけない。学校の先生もち ょっとグレーだということになっています。さまざまなニーズを持った子どもた ちへの合理的配慮として、指導法ももちろん大事だし、ハードウェアも大事だし、 いろんなものがありますが、やっぱり教科書も大事です。それだけで十分だとい うことを言うつもりは全くありませんけれども、必要条件であると思います。そ ういう意味で、教科書バリアフリー法及び著作権法第33条の改正趣旨を生かして、 アクセシブルな電子教科書を生徒にまで届ける仕組みをつくっていく必要がある と考えます。以上です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 特別支援教育におけるATを活用したコミュニケーション支援 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00061.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第5回) 議事録 2010/10/25 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/siryo/1299329.htm 【山岡委員】 ありがとうございます。日本発達障害ネットワークという発達障 害の団体から参加させていただいております、山岡と申します。今日は団体とし ての意見ではなくて、個人的な見解、意見、あるいは質問として発言させていた だきます。  事務局から配られました資料2で、「general education system」の解釈が示 されまして、かつ、石川委員も言われましたとおり、今回の議論の中では、中央 教育審議会として、general education system の中で特別支援学校や特別支援 学級、あるいは通級指導教室というものをどう扱っていくのかということも議論 しなくてはいけないと思います。「general education system」という訳語につ いても異論があるところで、ぱっと私が読んでも、「一般」は前のほうに来るの ではないかなと思うところです。そうすると、「一般的教育制度」あるいは「一 般教育制度」と訳すとしたら、特別支援学校や特別支援学級、あるいは通級によ る指導が入るのか入らないのかという議論が必要だと思います。この点は、先ほ ど事務局から説明をいただいた外務省の見解が正しいのかもしれませんけれども、 それはそれとして、我が国としてこれをどういうふうに扱っていくかを考えてい くべきだろうと思っています。  昨日、実は国連のホームページのこの権利条約のページを見てみたのですけれ ども、昨日現在で95カ国が批准をしていると出ていました。その国を見てみます と、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ヨーロッパの国をはじめ、カナダ、 オーストラリアがもう批准をしていると出ていました。ということは、今、我が 国で特別支援学校とか特別支援学級とかいうものがインクルーシブ教育の中で必 要なのか、あるべきなのか、あるいは国連のこの権利条約の中で認められている のか、認められていないのかという議論をするときに、他国での状況とか検討状 況というのは参考になるだろうと思います。  実は調べておりましたら、また中澤委員にお願いになりますけど、昨年位に特 別支援教育総合研究所で、たしかイギリスとかフランスとかドイツとかの検討状 況について検証されていた報告書がありました。そのときはまだ検討段階だった と思いますけれども、各国が批准された段階でどうかということです。盲、聾、 身体、知的等の障害種別によって多少扱いは異なるかもしれませんけれども、批 准されている国で特別支援学校がないという国は、私の知る限りなかったはずで す。そうすると、批准されたときに各国ではどう検討されたのか、どういうふう にこれから持っていかれようとしているのかということが参考になると思います。 それから、さっき石川委員がおっしゃったとおりだと思いますけれども、最初か ら100%の状態でなければ批准できないとすると、決めた途端に例えば特別支援 学校が要らないとなったら、明日から特別支援学校は要らなくなってしまいます けれども、今通っていらっしゃるお子様もいますし、どのようにしていくのかと いうことですね。私も発達障害の子どもを持っていますが、私の子どもの場合は 特別支援学校や特別支援学級がないと困った子どもでしたので、ぜひこれからも あってほしいと思っています。そういうことも含めて、各国ではどのように検討 されて、今批准されている国の中でいきますと、どういう状態になっているのか。 国立特別支援教育総合研究所では、多分、去年お調べいただいているので、その 延長線上でデータをお持ちなのかもしれませんけれども、ぜひ各国の検討状況と か現状についてお知らせいただいて、また議論の参考にさせていただければと思 います。以上です。 【宮崎委員長】 ありがとうございました。今のことについてはいかがしましょ うか。それでは、中澤委員、申し訳ございませんが、今のことも踏まえてお願い できますでしょうか。 【中澤委員】 国立特別支援教育総合研究所の中澤と申します。今、山岡委員か ら御指摘があった、ほかの国々では特別支援学校がインクルーシブな教育制度の 中でどう位置付けられているのかということで、今回、私、主にイギリスとアメ リカ中心に情報を提供させていただきます。  アメリカは、ニーズという言葉は使っておりませんが、子どもたちのニーズに 対応するために教育サービスの場の連続体を確保するという文言が法律の中に明 確にあります。教育の場の連続体というのは、最も制約の少ない通常の学級から 特殊学級、リソース、それから通学制の特別支援学校、寄宿制、病院内というよ うな一連の場を子どもに応じて提供するために確保するというふうに書いてあり ます。すなわち、教育制度の中で位置付けられているということです。ただ、ア メリカは、障害者権利条約に署名はしておりますが、批准しておりません。  一方、イギリスについても、特別支援学校は制度の中に位置付けてあると明確 に記しています。2001年の法改正で、よりインクルーシブな方向に動きましたが、 その中でインクルーシブ教育とは、とのガイドラインをつくっていますが、その 中で子どものニーズに応じて、また親の希望に応じて対応できるように維持して いるということが明確に記されています。  ほかの国々については、また改めて次回、山岡委員の御期待に添えるよう提供 したいと思います。  これのほかに、1つ、インクルーシブな教育システムということで、総論の時 期に発言しないといけないと思いますので、一言発言させていただきます。私の 立場は、海外のデータと比べて日本の特色を考えながら提言できることを考える という立場だと思います。1つ明確に言えるのは、アメリカ、イギリスだけです が、基本的にほかのいわゆる先進国に比べて、障害のある、あるいは特別な対応 を必要としている子どもの率が、日本は極端に低いです。データとして2%少し です。アメリカが11%、そして、イギリスは、学習困難も含めると20%となりま す。裏を返して言いますと、日本の場合、これほど高い率ではないとしても、通 常の学級の中に既に支援を必要としている子どもたちが支援を受けないままにい る可能性がとても高い状況だろうと思います。  インクルーシブな教育システムというのは、単に通常の学級に入れるというこ とではなくて、そこで適切な支援があったり、あるいは、仕組みとして多様な子 どもに対応できる柔軟な制度になるということがインクルーシブな教育制度だと 思います。そうしますと、先ほど北住委員から御指摘がありましたように、その 中には認定就学の方々もきっと含まれると思いますし、実はかなり知的障害が重 くても、親の判断で支援がなくてもいいから入れてくださいという子どもたちも かなりいます。また、ちょっとボーダーラインの方、それから軽度の知的障害の 方々、実はこういった方々が既に通常の学級にいるという事実が、海外の統計か らの比較から、日本では伺えます。  そういった事態の中で日本が何とかやってこられたのは、優秀な先生方と学校 側ののみ込んでいく力だったと思うのですが、最近もうそれが限界に来ているの だろうというのが、こちらの学校の校長先生方からの御意見、これ以上来られた ら破綻するという悲鳴に似た声が出ているところにつながっているものと思いま す。  長くなって済みません。私の意見としては、インクルーシブ教育を進めるとい うと、どうしても分離型に入っている子をどうやって通常の学級に入れようかと いうことから考えますが、日本の特長は、まず既に通常の学級に入っているかな りニーズの高い子どもたちを、どうやってインクルーシブに合理的な配慮なり、 学級としての取組なり、人員の増加なり、そこをまず優先的にやっていかないと、 通常の学級がもう苦しくなっているところに、支援なしに次の障害の重い子ども が入ってくるのは、ちょっと破滅的な状況になるのかなと危惧するところです。 海外では通常の学級に支援なしに障害児を入れるのはインクルージョンと言わず、 ダンピング──それは極端な言葉ですが、そう言われていますが、日本はまずそ の状況、通常の学級の状況をインクルーシブな環境に変えていくということがま ず喫緊的に必要なステップで、より分離型の状況に入っている生徒を受け入れら れるような通常の学級にしてから、次のステップに進むべきではないか。そこが 北住委員のおっしゃった長期的な戦略を持って進めていくというところにもつな がるものと思いました。それが1点。  もう1点。「教育制度一般」について、単純に英語の訳から言うと、やはり教 育制度一般というよりは、「一般的教育制度」なんだろうとは思いますが、先ほ ども申し上げましたように、批准をしているイギリス等でも、特別支援学校は教 育制度の中に位置付けているということは、海外の例からも、特別支援学校が入 った形で、ただしインクルーシブな方向に漸進的に向かっていくという理解の上 でやっていくべきものだろうと私も理解しています。以上です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達が気になる子のサポート入門 発達障害は「オリジナル」発達 (新書) 阿部 利彦 (著) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00039.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第5回) 議事録 2010/10/25 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/siryo/1299329.htm 【石川委員長代理】 石川です。まず、この委員会で議論を調整して合意形成を していくために必要なことということで感じますのは、1つは、この特別委員会 の所掌範囲は一体どこまでなのかということを明確にする必要があると思います。 私は支援技術の開発をやっていますけれども、こういうことは実現したいという 目的、夢が語られて、そうすると、それに対して、開発する側は、仕様を決めて、 実装について考える。しかし、そのときにもう一つ、どうしても必要なファクタ ーが開発費です。どれだけの開発費があるという話なのかによって、仕様も実装 も違ってきます。開発費、実装コストまでこの特別委員会で考えるということな のか、そこは考えなくてよいということなのか、考えると言われても考えられな いかもしれませんけれども、そこのところがはっきりしないと、議論は収束しな いように感じます。  それから、2つ目に、これも似た話ですが、人によって何を定数として何を変 数とするかというのが違っていて、あるものを定数とするとここまでしか行けな い、ここまではこれも変数だというふうに考えるともっと行けるという、そうい うところでも議論がすれ違う可能性があるので、ここもはっきりさせる必要があ ると感じます。  それから、合理的配慮についてですが、非常に簡単に言うと、もし手話通訳や 要約筆記が合理的配慮だとすれば、マイクやスピーカーも合理的配慮です。逆に、 マイクやスピーカーや資料が当たり前のものだったら、手話通訳や要約筆記も当 たり前のものです。どちらの言い方でもいいけれども、どちらかに合わせないと おかしいということです。  それから、質的跳躍ですが、私の先ほどの議論では、1,000メートルとか1万メ ートルいきなり跳ぶということでなくてよくて、1メートルでも2メートルでもい いから跳ぶ、跳躍する。それを続けていくということが大事で、100点でなけれ ば0点に等しいというふうにして止まってしまうのではなくて、短期的、中期的、 長期的にどこまで行くのかということの計画を策定していく必要がある、そうい うことを思います。  それから、インクルーシブ教育で大事なことは、これは乙武委員の意見に全く 全面的に同意しますけれども、障害のない子にとっても、ある子にとっても、そ れがメリットになるようなものとする必要があると考えています。以上です。 【宮崎委員長】 ありがとうございました。  約束の時間をかなり超過してしまいました。まだ議論が尽くせないということ は重々承知で締めざるを得ないことをお許しください。  これから論点整理に向けて、いろんな御意見がまだまだおありだと思いますの で、それにつきましては、事務局のほうへぜひお寄せいただきたいと思います。 それから、事務局に何点かの宿題が出されておりますので、その点もよろしくお 願いします。  それから、もう一つ、石川委員長代理からお話があった、この委員会のミッシ ョンと所掌範囲ですが、実際どんどん広がっていくので、私もいろいろ考えなが らおります。いずれにしても、障害者権利条約の第24条を今後きちっとやらなけ ればいけないとは思っておりますし、それと同時に、さまざまな子どもの権利条 約との整合性なども念頭に置きながら対応してまいりたいと思っています。  皆様からいただいた御意見を踏まえて、私と石川委員長代理とも相談の上で、 次回の委員会までに、とりあえず中間的論点整理案をつくってみたいと考えてい ます。そのように進めていきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『あたまと心で考えようSSTワークシートー自己認知・コミュニケーションスキ ル編』 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00060.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 国民読書年記念国際シンポ/国立国会図書館 東京本館 2010/12/01-02 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/sympo1201.html 国民読書年記念国際シンポジウム 「本を読むという文化−デジタル時代における展開 ‐創造性とアクセスを育む手段としての著作権‐」  インターネット時代の読書には何が起きているのでしょうか。何世紀にもわた って育まれてきた読書や本の文化にデジタル時代は終止符を打つのでしょうか。 このような問題に取り組むために、国立国会図書館は、国際図書館連盟(IFLA)、 世界複製権機構(IFRRO)、世界知的所有権機関(WIPO)、国際出版連合(IPA)、 日本複写権センター、学術著作権協会、日本書籍出版協会の協力のもとに、2日 間のシンポジウムを開催します。このシンポジウムは、日本における国民読書年 (平成22年)を締めくくるイベントのひとつでもあります。シンポジウムでは、 デジタル情報通信技術時代の中で、図書館、著者、出版者がどのように読むとい う文化を育んでいくことができるかを考えていきます。電子書籍、オンラインラ イセンス、新たな技術基盤等、従来型にとどまらない、著作物への斬新なアクセ ス方法を取り上げます。また、すべての人々が著作者であり、読者となりうる到 来しつつある情報時代において、著作物の保護と利用のバランスを図ることが創 造性を育みアクセスを促進するために果たす役割について議論します。  1日目に長尾真国立国会図書館長、2日目に小説家リービ英雄氏(法政大学国際 文化学部教授)の基調講演を予定しています。  ちらし [PDF file: 256KB]  http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/sympo1201_1.pdf  プログラム全文 [PDF file: 159KB]  http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/sympo1201_2.pdf  発表者略歴 [PDF file: 562KB]  http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/sympo1201_3.pdf  発表要旨 [PDF file: 373KB]  http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/sympo1201_4.pdf 発表要旨(抜粋) 6.特別なニーズのある人々及び印刷物を読むことに障害   がある人々のアクセス方法 6-1 河村宏 国連障害者の権利条約に基づく著作権と印刷物を読めない障害者 の読む権利との調和 国連障害者の権利条約には「合理的配慮」の概念が含まれている。WIPOステーク ホルダープラットフォームによって設立された合同作業部会では、二つの権利− 著作権と読む権利−の調和について、出版と図書館サービスの革新を通じて、大 変ユニークな連携を行っている。講演では、議論の柱として、印刷物を読めない 障害者のニーズについて述べる。読むことのさまざまタイプ−すなわち、娯楽読 書と学習の読書に対する専門のための読み−を議論することで、出版物や読み物 のさまざまなタイプとの調和が見出されるであろう。オープンかつ非営利、相互 利用可能なアクセスのできる電子出版の国際基準−DAISYやEPUBのような解決策 −の発展についても紹介する。 6-2 ゲイディ・ラング WIPOにおける視覚に障害を持つ人々及び印刷物を読むことに 障害がある人々のための努力 権利者の合法的権利を侵害せずに、著作権を保護された大量の作品−アナログで もデジタルでも−を利用可能な形式で流通させたり、時宜にかなった方法で、多 種多様な司法権を超えて普及することはできると考えられている。この方法は、 視覚障害者や他の印刷物が読めない障害者の読み書き能力、自立、生産性向上の 機会を増大させるものである。WIPOによるステークホルダー・プラットフォーム は、印刷物の読めない障害者の出版著作物への合理的な時間枠内でアクセスを増 やすには、どの方法がもっともよいかに焦点をあてたプロセスである。そこには、 信頼性がある媒介を通じて全世界で利用可能なリソース・プロジェクトの発展を 含んでいる。 6-3 ジェンス・バメル 出版者と読むことに障害のある人々の著作物へのアクセス 出版業界には、視覚障害者のための図書館支援について、長きにわたる歴史的伝 統がある。営利・非営利の両面で、新技術により障害者のアクセスを可能にする 新たな方法が提供されつつある。この発表では、全ての人にとって今日の出版業 のアウトプットをより利用しやすくし、障壁を縮小させるような、国内及び国際 的事業に焦点を当てる。 6-4 オラフ・ストックモ 複製権機関と読むことに障害がある人々の著作物へのアクセス 読むことに障害がある人々は著作物に簡単にアクセスできなくてもやむを得ない、 などということがあってはならない。2009年1月、世界知的所有権機関(WIPO) により、読むことに障害がある人々の著作物へのアクセスを促進するための関係 者ワーキンググループが立ち上げられた。同年、欧州委員会もこのような利用者 の著作物へのアクセス改善について関係者会談を開いた。IFRROは、著者の代表、 出版者、読むことに障害がある人々の代表機関、IFLAと共に、WIPOと欧州委員会 両方への取り組みに協力している。この目的で作られた枠組みによって、著者と 出版者が設立したテキストやイメージ著作物の集合管理組織である各複製権機関 は、読むことに障害がある人々のために、代替フォーマット資料を作成し、これ にアクセスを提供することを円滑に進めることができるようになった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LDを活かして生きよう−LD教授のチャレンジ 上野 一彦 (著) 価格:¥ 1575 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00025.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ ぼくはうみがみたくなりました [DVD] 文部科学省選定 厚生労働省推薦 ■ ------------------------------------------------------------------------ https://www.space96.com/php/user/item_detail.php?store_id=space96&item_cd=s10112402 ぼくはうみがみたくなりました [DVD] ひとりの自閉症の青年と、その周囲の 人々が織り成す、心温まるヒューマン・ドラマ 脚本家の山下久仁明が実際に自閉症の子を持つ親としての経験を通して、多くの 人に自閉症への理解を深めてほしいとの願いから原作を書き下ろし、映画化を実 現させたヒューマン・ドラマ。 自閉症の青年と看護学生の偶然の出会いから生まれる様々な人々との心の触れ合 いを温かく描き出す。 主演は「いま、会いにゆきます」の大塚ちひろと新人、伊藤祐貴。 【ストーリー】 自分を見失いかけていた看護学生の明日美(大塚ちひろ)は、ある日のこと、愛 車の黄色いステップワゴンを見つめている青年・淳一(伊藤祐貴)に声をかける。 高校時代に好意を寄せていた同級生に面影が似ていたからだ。 明日美の誘いを断るわけでもなく、助手席に乗り込んできた淳一とともに、二人 は海へと向かう。しかし、彼の言動は少し変だ。いや、少しどころじゃない。 どう考えてもおかしい・・・。 偶然からはじまったドライブは、旅先で出会う人々を巻き込みながら、たくさん の驚きとささやかな幸福を明日美にもたらすことに−−。 【出演】 大塚ちひろ、伊藤祐貴 秋野太作、大森暁美、石井めぐみ、小林裕吉、松嶋初音、ピエール瀧(友情出演) 企画・原作・脚本:山下久仁明 プロデューサー:松本朋丈 監督:福田是久 撮影:青木正 音楽:椎名邦仁 製作:「ぼくはうみがみたくなりました」製作実行委員会 文部科学省選定、厚生労働省推薦、映倫年少者映画審議会推薦作品 103分収録 片面二層/カラー/16:9 音声1:ノーマル音声(ドルビーステレオ) 音声2:視覚障害者用音声(ドルビーステレオ) 字幕:聴覚障害者用字幕(日本語) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ぼくはうみがみたくなりました [DVD] ひとりの自閉症の青年と、その周囲の 人々が織り成す、心温まるヒューマン・ドラマ http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00062.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 特別支援教育の在り方に関する特別委員会 第7回配付資料 2010/11/19 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/siryo/1299328.htm 1.日 時 平成22年11月19日(金曜日)14時00分〜17時00分 2.場 所 三田共用会議所 3.議 題 論点整理について      その他 4.配付資料 資料1:第25回障がい者制度改革推進会議(2010年11月15日)第3コーナー議事録 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1299331.htm 資料2:道徳教育について http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1299365.htm 資料3:特別支援教育の在り方に関する特別委員会論点整理(案) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1299367.htm 資料4:大久保委員提出資料 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1299392.htm 資料5:太田委員提出資料 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1299393.htm 資料6:大南委員提出資料 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1299395.htm 資料7:河本委員提出資料 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1299398.htm 資料8:中澤委員提出資料 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1299405.htm 資料9:久松委員提出資料 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1299406.htm 参考資料1:特別支援教育の在り方に関する特別委員会委員名簿 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/meibo/1298552.htm 参考資料2:特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第5回)議事録 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/siryo/1299329.htm お問い合わせ先 初等中等教育局特別支援教育課 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インクルーシブ教育の実践−すべての子どものニーズにこたえる学級づくり− http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00052.html  学苑社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 障がい者制度改革推進会議(第27回)の開催及び一般傍聴者の受付  ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/youkou.html 障がい者制度改革推進会議(第27回)の開催及び一般傍聴者の受付について 日 時:平成22年12月6日(月) 13:00〜17:00 場 所:合同庁舎第4号館 2階 220会議室 議 題:(1)障害者基本法の改正について     (2)その他 一般傍聴希望者の受付 傍聴を希望される方は以下の要領によりお申し込みください。 会場設営の関係上、予め御連絡いただきますようお願いいたします。 葉書、FAX又は電子メールにて下記連絡先に御申し込みください。 (別紙を御参照ください。また、電話での御申し込みはご遠慮ください。) http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/youkou.html#betsu 申し込みの締め切りは12月1日(水)<17時必着>といたします。 希望者が多数の場合は、抽選を行います。その結果傍聴できない場合もあります ので、ご了承ください。抽選の結果、傍聴できる方に対しては、12月2日(木) (〆切翌営業日)までに結果を連絡します。 (傍聴できない方には特段通知等いたしません。) 抽選の結果傍聴できることになった方へ ○入館時に身分証等で氏名を確認させていただき、発送いたします傍聴券のご本 人であることが確認できない場合には、建物への入館もお断りいたしますので、 予めご了承下さい。 抽選の公正と警備の観点から、ご協力願います。 ○お車での来庁を必要とされる場合には、12月3日(金)正午までに車種・ナ ンバー・色を登録いただければ玄関の前まで入ることは可能です。ただし、駐車 スペースに関しては原則として、ご用意できませんので、周辺の民間駐車場をご 利用下さい。 なお、障害等があり、特段の事情がある場合には、個別にご相談下さい。 連絡先 内閣府障がい者制度改革推進会議担当室 TEL:03−5253−2111(内線44174) FAX:03−3581−0902 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害 境界に立つ若者たち (平凡社新書) (新書) 山下 成司 (著) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00023.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 電子出版の音声読上げを推進する TTS 推進協議会を設立  2010/11/02 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://bizpal.jp/jepa.pr/00012 プレスリリース 2010/11/02 一般社団法人日本電子出版協会         電子出版の音声読上げを推進するTTS推進協議会を設立 一般社団法人日本電子出版協会(会長:関戸雅男(研究社 代表取締役社長)、所在 地:東京都千代田区三崎町2-9-2 (http://www.jepa.or.jp)、略称:JEPA)は、 誰でも読書ができる環境を整備することは、社会のために出版ができることの1 つではないかと考え、2010年11月2日に、電子出版の音声読上げを推進する“TTS 推進協議会”を設立した。TTSとは、Text To Speechの略である。    誰でも読書ができる環境を整備する手段の一つとしては、テキストデータの音 声読み上げがあり、それを可能とする電子出版環境を普及させ、より多くの人が “本を読める”機会を増やすことを目指す。この協議会は、出版関係者、図書館 関係者、一般に流通している紙の本では読書ができない人(読書障碍者という (※))及びその支援者、弁護士、音声合成研究者、学識経験者など音声読上げに 関係する方々から構成する。  誰でも読書ができる環境を整備する観点から、今までテキストデータが流通で きなかった理由や問題点、利用者側のニーズなど、TTSによる読書の周辺にある 課題や問題点を一つでも多く掘り起こして議論するとともに、それらの解決案や 指針を探ることを目的とする。  JEPAでは、2004年から読書したくてもできない人に読書をプレゼントしたいと いう思いを持つ有志が集まり、関係団体と連携を深め、共同研究や勉強会を実施。 2008年にはユニバーサルデザイン出版セミナーを成功させ、本年2月、協会内に TTS研究会を組織し、いち早く、音声読上げに関する様々な課題について議論を 重ねてきた。協議会の設立を機に、議論内容を一般にも公開し、多くの方の意見 や要望を取り込んでいく。 ※読書障碍者とは 高齢や病気、事故などで視覚や肢体に不自由がある人をはじめ、発達障害や高次 脳機能障害など、多様な障害のある人々が該当する。また国際化の波を受け、仮 名漢字交じりの文章を苦手とする外国人の数も増えていることから、こうした人 たちも読書障碍者の対象とする。 添付資料:TTS推進協議会設立趣意書 ◆ 一般社団法人日本電子出版協会(JEPA)ついて(http://www.jepa.or.jp/jepa/)  日本電子出版協会(Japan Electronic Publishing Association)は、1986年、 出版社、書店、印刷会社、コンピュータ会社、ソフトウェア会社などを中心に、 電子出版の普及啓蒙を目的として設立された。20年余に渡る活動の中には、 CD-ROM仕様策定、Unicodeフォントの普及活動、書籍XML構造の策定、辞書データ 形式、読書端末の普及促進などがあり、会員各社において配信事業を行ってきた。 会員社数160社 (2010年11月現在)。 <お問い合わせ先>   一般社団法人 日本電子出版協会 事務局長  三瓶 徹 (さんぺい とおる)   TTS推進協議会 事務局長 (TTS研究会主査) 岡山 将也(おかやま のぶや)   〒101-0061 千代田区三崎町2-9-2 鶴屋総合ビル4F   TEL 03-3556-5224  FAX 03-3556-5259   E-MAIL: tts@jepa.or.jp TTS推進協議会設立趣意書.pdf http://bizpal.jp/jepa.pr/Download?id=ffa26df0-4322-4242-bc22-8fd9cfee03db ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ビジョントレーニング 学ぶことが大好きになる 北出 勝也 (著) ¥ 2520 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00024.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ EPUB日本語拡張仕様の現状と将来展開&サービス紹介資料 2010/11/22 ■ ------------------------------------------------------------------------ EPUB日本語拡張仕様の現状と将来展開&サービス紹介 http://www.jepa.or.jp/seminar/seminar.php?id=164 の配布資料です。 確定版です。 TechWaveさんの協力でUstream配信を行いました。 http://www.ustream.tv/channel/techwavejp  ハッシュタグは #epub_egls です。  当日の模様は ⇒  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20101124_408977.html (1) ご挨拶 総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 統括補佐  松田昇剛 様 http://www.ustream.tv/recorded/11017697 (2) EPUB日本語拡張プロジェクトの概要 日本電子出版協会 副会長  下川和男 http://www.ustream.tv/recorded/11017741 (3) 日本語組版、W3C JTLF、EPUB EGLSの関係 W3C Japanese Layout Task Force議長 小林龍生 http://www.ustream.tv/recorded/11017861 (4) IDPF & EPUB Secretary, IDPF EPUB Working Group  Bill McCoy http://www.ustream.tv/recorded/11018078 (5) Digital Publishing Asia Pacific 2010報告 韓国、中国のEPUB動向 イースト株式会社 押山 隆 http://www.ustream.tv/recorded/11018491 (6) CSS縦書き仕様解説 アンテナハウス株式会社 石井宏治(W3C) http://www.ustream.tv/recorded/11018597 (7) Wikiベースの書籍オーサリングとEPUB出力 アンテナハウス株式会社  小林徳滋 http://www.ustream.tv/recorded/11018876 http://www.ustream.tv/recorded/11018932 (8) EPUB 3のISO/IEC規格化と実装状況 日本電子出版協会 技術主任  村田 真(ISO/IEC) http://www.ustream.tv/recorded/11019049 (9) Q&A http://www.ustream.tv/recorded/11019263 神保町/竹橋 国立情報学研究所 一橋記念講堂 http://www.nii.ac.jp/access/  村田さんが紹介したサイトは以下の通り。 1.JEPA 要求仕様  http://www.jepa.or.jp/press_release/reqEPUBJ.html 2.IDPF EPUB3作業一覧  http://code.google.com/p/epub-revision/w/list 3.IDPF EGLS要求(1.の詳細)  http://code.google.com/p/epub-revision/wiki/EGLS_requirement_list 4.IDPF EGLS(3.の)解決策  http://code.google.com/p/epub-revision/wiki/EGLS_solutions 5.IDPF EGLS概説  http://www.asahi-net.or.jp/~eb2m-mrt/epub/rec2WGRev.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『あたまと心で考えよう SSTワークシートー社会的行動編』 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00059.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 15:59 2010/11/26 □ ------------------------------------------------------------------------ これから会議です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 軽度発達障害のある子のライフサイクルに合わせた理解と対応─「仮に」理解し て、「実際に」支援するために (学研のヒューマンケアブックス) (単行本) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00010.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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