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□ LD・発達障害等関連図書 → http://ldnews2000.web.fc2.com/books/  □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LD(学習障害)ニュース #1041 2010/11/22 発行 登録(配信)読者数 3068 ■ ■ LD = Learning Disabilities LDニュース編集人発行 1997/09/10創刊 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」11月例会/国分寺労政会館第2会議室 2010/11/27 ■ ■ 教科書・教材のアクセス問題への提案 静岡県立大石川准 2010/10/25 ■ ■ 障害の種別を超た教育から障害個別及び個人のニーズに対応した教育へ ■ ■ 全国聴覚障害教職員協議会「特別支援教育の在り方特別委員会」意見書 ■ ■ 第23回障がい者制度改革推進会議教科書・教材のアクセス問題への提案 ■ ■ 朝霞手をつなぐ育成会ワークショップ 支援の達人と学ぶ 2010/12/12 ■ ■ 障がい者制度改革推進会議総合福祉部会(第9回) 配布資料 2010/11/19 ■ ■ 総合福祉部会 第9回 部会作業チーム(法の理念・目的) 議事要旨 ■ ■ 弱視者問題研究会 著作権法の一部改正を求める要望書  2010/11/15 ■ ■ 【新刊】 特別支援教育におけるATを活用したコミュニケーション支援 ■ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:25 2010/11/22 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください ■□■□■ ■ LDニュースへ講演会等のイベント情報の掲載を希望される方へ・・・ ■ ■ 詳細は下記サイトをご覧下さい。原稿は適宜編集する場合があります。 ■ ■□■□■□ http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/sample.html □■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 感覚統合を生かしてたのしく学習−読む力・書く力を育てる 佐藤 和美 (著) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00050.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会「けやき」11月例会/国分寺労政会館第2会議室 2010/11/27 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/NEWS.html#101127  集団の中で育てにくい子どもの支援について   〜保育に携わっている方々と保護者が理解しあうために〜 講 師 芦澤 清音 先生 (帝京大学教育学部准教授) 日 時 2010年11月27日(土) 13時30分〜16時45分 会 場 国分寺労政会館 第2会議室 JR中央線 国分寺駅南口 徒歩5分 http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/sosiki/roseikaikan/kokubunji.html 保育園や幼稚園などで、みんなと一緒の行動が取れない・順番が待てない・こだ わりがありパニックになる・不器用で動きがぎこちない・音に敏感あるいは音に 鈍感で名前を読んでも反応しない・情緒が不安定など・・・子どもに気になる症 状があると集団の中でトラブルになることがあります。 保育者も保護者もトラブルを解消しようと日々、奮闘していますが、長年、保育 園や小学校で発達相談活動をされている芦澤先生は保育者と保護者の間に意識の ズレがあると指摘されます。そのズレを知ることがお互いを理解しあえる鍵では ないでしょうか?そうして、子どもも大人も笑顔になれたらいいですね。 保育・幼児教育に関わっている方、保護者の方、ご参加をお待ちしています。 ◇ 申し込み 会員以外の方は、お名前・お立場・連絡先を明記の上、下記まで        お申し込みください。        お困りのことがあれば、お書き添えください。    電子メール:keyaki@box.club.ne.jp FAX:020−4666−7443 ◇ 定 員:40名 ◇ 参加費:1,000円(当日受付にて申し受けます) 会員は無料です。 ◇ 保育はありません。 ◇ 親の会「けやき」の入会のための説明会   同日 12:30〜13:30 同じ会場にて行ないます。どうぞ、おいで   ください。(無料) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達が気になる子のサポート入門 発達障害は「オリジナル」発達 (新書) 阿部 利彦 (著) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00039.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 教科書・教材のアクセス問題への提案 静岡県立大石川准 2010/10/25 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1298638.htm 特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第5回) 配付資料 平成22年10月25日(月曜日)15時00分〜18時00分 −−−−−−−−−−−−−−−−−− 教科書・教材のアクセス問題への提案  2010年10月25日 静岡県立大学国際関係学部教授 NPO法人全国視覚障害者情報提供施設協会理事長 石川 准 1.問題の所在  教育における合理的配慮の必須条件の一つである、自分で読んで理解できる教 科書・教材が保障されていない生徒が少なからず存在する。  その結果、学習機会から疎外され、社会的自立が損なわれてしまう人々が多く いる。 2.最近の成果と残された課題  教科書バリアフリー法(平成20年6月18日公布「障害のある児童及び生徒のた めの教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律」)の成立と著作権法の改正 (平成21年6月19日公布、平成22年1月1日施行)が行われ、点字教科書、拡大教 科書の提供が実現した。  この制度を評価しつつも、先送りとなり、いまも取り残されている問題がある ことを指摘する。 3.解決案  教科書バリアフリー法の立法趣旨および著作権法の改正趣旨を活かして、すべ ての障害児者が教科書・教材のアクセスを保障される環境をつくるために、以下 の改正を行う必要がある。  3.1.アクセシブルな電子データでの教科書、教材の保障を国の責任において     実現する。  3.2.教科書会社自らが上記の電子化ファイルを紙の教科書と共に出版するこ     とを時限で奨励し、一定期間後に義務化する。 「科学へジャンプ」について http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1298648.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大人の発達障害−アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (単行本) 備瀬 哲弘 (著) http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/books/00030.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 障害の種別を超た教育から障害個別及び個人のニーズに対応した教育へ ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1298641.htm 特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第5回) 配付資料 障害の種別を超えた教育から障害個別および個人のニーズに対応した教育へ          2010年10月25日 財団法人 全日本ろうあ連盟 久松三二  学校教育法で定める現行の特別支援教育制度は、障害の種別を超えた教育を理 念とし統合的な特別支援教育を目標にしてきましたが、統合を推進することによ り障害個別教育の「専門性」「集団性」が損なわれてきていることが指摘されて いるところです。  今後、障害者権利条約の第24条に定める「教育」の条項に即して、現行の特別 支援教育制度がインクルーシブ教育システムを推進する役割を担うことができる よう、発展的に制度改良を図っていく必要があると考えます。  障害者権利条約第24条1項(e)「学問的及び社会的な発達を最大にする環境に おいて、完全な包容という目標に合致する効果的で個別化された支援措置がとら れることを確保すること。」および同条3項の「締約国は、障害者が地域社会の 構成員として教育に完全かつ平等に参加することを容易にするため、障害者が生 活する上での技能及び社会的な発達のための技能を習得することを可能とする。 このため、締約国は次のことを含む適切な措置をとる。(a)点字、代替的な文 字、意思疎通の補助的及び代替的な形態、手段及び様式並びに適応及び移動のた めの技能の習得並びに障害者相互による支援及び助言を容易にすること。 (b)手話の習得及び聴覚障害者の社会の言語的な同一性の促進を容易にするこ と。(c)視覚障害若しくは聴覚障害又はこれらの重複障害のある者(特に児童) の教育が、その個人にとって最も適当な言語並びに意思疎通の形態及び手段で、 かつ、学問的及び社会的な発達を最大にする環境において行われることを確保す ること。」(政府仮訳)の条文に即して、現行の特別支援教育制度の学校制度を 改良し、新規に学校内に個別支援センターを設置し、以下のとおりの内容にする 必要があると考えます。 (1)特別支援学校体制(特別支援、聾、盲の三体系とする) (a)特別支援学校(病弱、知的障害、肢体不自由) 特別支援学校に「個別支援センター」機能をもった機関を設置する。 (b)聾学校 聾学校に「個別支援センター」機能をもった機関を設置する。 (c)盲学校 盲学校に「個別支援センター」機能をもった機関を設置する。 (2)「個別支援センター」における早期教育システムおよび保護者サポートシ   ステムの構築 (a)特別支援学校、聾学校、盲学校において、0歳から6歳までの就学前の障害   をもった子どもへの個別教育を推進する。 (b)0歳から6歳までの就学前の障害をもった子どもの保護者の経済的、移動等   にかかる負担を軽減するシステムを構築する。 (c)0歳から6歳までの就学前の障害をもった子どもの保護者への相談システム   を構築し、特別支援学校等の教育内容、教育方法等並びに地域学校での教育   内容、方法等に関する情報を提供し助言を行う。 (d)障害者福祉、医療、心理学、言語学等に精通した専門家の配置を促進する。 添付資料(聴覚障害をもつ教職員の職能集団である全国聴覚障害教職員協議会か らの意見書を添付します。) 1.全国聴覚障害教職員協議会意見書 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1298642.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『あたまと心で考えようSSTワークシートー自己認知・コミュニケーションスキ ル編』 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00060.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 全国聴覚障害教職員協議会「特別支援教育の在り方特別委員会」意見書 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1298642.htm            全国聴覚障害教職員協議会意見書 平成22年10月22日                全国聴覚障害教職員協議会 会長 堀谷 留美 文部科学省中央教育審議会「特別支援教育の在り方に関する特別委員会」 への意見書  平素は、聴覚に障害のある児童生徒の教育に関しまして、ご高配を賜り厚くお 礼申しあげます。  当会、全国聴覚障害教職員協議会は、全国の教育機関に勤務する聴覚障害者の 団体です。聴覚障害教育に関するさまざまな理論と実践の交流研究を目的として 平成8年に結成し、全国規模の団体として諸研修事業を推進しています。  わが国の教育機関に従事する聴覚障害のある教職員は、当会の調査によれば 332名おり、そのうち、聴覚障害教育を行う特別支援学校に勤務する聴覚障害者 は、273名です。(平成22年7月現在)。  当会の研修事業、調査事業により得られた知見をふまえて、今後の特別支援教 育のあり方につきまして、次のように認識しています。ご検討のうえ、今後の文 教政策に反映いただけますよう、よろしくお願い申しあげます。 1、教育現場への聴覚障害者の積極的な採用の更なる促進ならびに適切な職場  環境の保障をお願いします。 障害のある教職員の役割については、次のことが挙げられます。 ○同じ障害のある児童生徒が、自己の将来像を描く上での指針となる ○障害に応じた指導方法の工夫を同じ立場、また自身の経験をもとに実践、提案  できる ○手話のみならず、個々の児童生徒にみあった多様なコミュニケーションモデル  を提供できる ○保護者支援にあたり、当事者としての体験に基づいた適切な支援ができる ○障害のない教職員とよき関係を築くことにより、児童生徒、保護者に対して望  ましい社会参加の関係モデルを提供できる ○視覚的補助機器の設置、手話通訳の配置等、障害に即した職場環境を学校園内  で整備することに、当事者として関与することで社会にバリアフリーのモデル  を示すことができる。  聴覚障害のある教員は、当事者としての経験と知見を教育現場に反映させてい く意味で聴覚特別支援学校(以下、聾学校)における中枢的役割をになう位置に あり、また今後の聴覚障害教育のありように影響を及ぼすものでもあり、その積 極的な雇用を推進していただくようお願いします。また、異なる障害種の支援校、 および通常学校に勤務する聴覚障害のある教職員については、次のような重要な 意義をもっています。 ○その教職員がもつ障害と配慮すべき諸事項について、校内外に啓発することで、  社会的理解を広げることができる。  ただし、次の条件が整えられてはじめて、聴覚障害教職員の能力が発揮される ものであり、その条件整備が不十分である現在、異なる障害種の支援校への配置 は、きわめて慎重になされるべきものと考えます。 ○1 教職員本人の希望・適性を尊重した適切な人事配置が行われていること ○2 通訳体制をはじめコミュニケーション保障等、職場におけるバリアフリー   体制が整備されていること 2.障がい者制度改革推進会議の「障害者制度改革のための基本的な方向」にお ける特別支援教育に関する記述は、インクルージョンのあり方、教育の専門性の 向上等をめざすものとして基本的には賛同できるものですが、聴覚障害教育を担 う聾学校の存続と活性化を図ることをお願いするものであります。  聾学校が、その専門的役割によせる最重要ニーズとして期待される基盤は、次 の通りであると考えます。 ○手話、聴覚活用、口話法、言語指導、心理的支援、就労の支援等、様々な分野 をカバーする専門性の向上と継承。これらの専門性は、様々な障害の特性に応じ た指導技術の豊かさにつながるものと考える。 ○手話を中核とした共通のコミュニケーション手段を持った集団の保障 特に、聴覚障害のある児童生徒は、言語の教育において日本語学習と手話学習と いうバイリンガル教育を本質的ニーズとする固有の特徴がありますので、かれら のコミュニティが公教育において保障されなければなりません。聾学校と寄宿舎 での生活を通して、障害の自己理解や公共性、協調性が育まれていくのであって、 聾学校が単独校として存続されねばならない根拠をなすものであります。 ○社会とのつながり、成人聴覚障害者とのつながり 聴覚障害のある児童生徒は、年長者の聴覚障害者の多様なモデルが提供されてこ そ、自己の近未来によせる肯定的な見通しをもつことができます。 一部の聾学校は、学校開放事業の中で成人聴覚障害者を定期的に招聘し、さまざ まなロールモデルを提供するという先進的な取り組みを実施しています。また、 手話通訳派遣、就労支援や心理相談等において成人聴覚障害者団体との連携を深 めていく中で聾学校の専門性を広げ、社会的信頼を積み上げている聾学校も数校 存在しています。 このような取り組みは、障害のある子どもの社会的自立と社会参加につながるも のであり、聾学校における幅広い支援事業の促進をお願いするものです。 3.教員研修プログラムの充実を図るとともに、手話通訳、要約筆記通訳の派遣 などの情報保障の促進をお願いします。 国および都道府県では、特別支援学校教員の専門性の確保のために、以下の取り 組みが推進されています。 ○各都道府県の教員を対象にした専門性向上事業 ○特別支援学校教諭免許状に関する認定講習 ○教育委員会主催の教員研修や校内研修等  聴覚障害のある教職員は、上記を含めるさまざまな研修会に参加し、専門性の 向上に努める責務があります。そのために、全国各地で図られるべき配慮事項は 次の通りです。 ○研修会における手話通訳等の情報保障と、研修に積極的に参加できるための環  境整備 ○手話通訳等の派遣にかかる公費保障の統一化 都道府県によってばらつきがある。地域の格差をなくすために公費保障や派遣態 様についての統一を図る必要がある。 ○教員採用試験における聴覚障害者に対する配慮 英語科のヒアリング試験の代替措置、音楽の楽器や歌唱等の実技試験等における 配慮 個人面接および集団面接試験におけるコミュニケーション保障 (手話通訳、要約筆記通訳派遣等) この問題は、聴覚障害者の積極的採用の促進の課題ともかかわるものであり、十 分な検討と各都道府県への周知徹底をお願いします。                                  以上 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LDを活かして生きよう−LD教授のチャレンジ 上野 一彦 (著) 価格:¥ 1575 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00025.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 第23回障がい者制度改革推進会議教科書・教材のアクセス問題への提案 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_23/pdf/o-s1.pdf  第23 回障がい者制度改革推進会議(H22.11.1)  大久保常明委員提出資料           教科書・教材のアクセス問題への提案 2010年10月26日                           委員名 大久保 常明 1.現状の問題 教育における合理的配慮の必須条件の一つである、自分で読んで理解できる教科 書・教材が保障されていない生徒が少なからず存在しています。 その結果、学習機会から疎外され、社会的自立が損なわれてしまう人々が多くい ます。 2.最近の動きと残された課題 教科書バリアフリー法(平成20 年6 月18 日公布「障害のある児童及び生徒のた めの教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律」)の成立と著作権法の改正 (平成21 年6 月19 日公布、平成22 年1 月1 日施行)が行われ、点字教科書、 拡大教科書の提供が実現しました。 この制度を評価しますが、一方で、先送りとなり、いまも取り残されている問題 があることを指摘したいと思います。 3.解決に向けて 教科書バリアフリー法の立法趣旨および著作権法の改正趣旨を活かして、すべて の障害児者が教科書・教材のアクセスを保障される環境をつくるために、以下の 改正を行う必要があります。 ○1アクセシブルな電子データでの教科書、教材の保障を国の責任において実現   する。 ○2教科書会社自らが上記の電子化ファイルを紙の教科書と共に出版することを   時限で奨励し、一定期間後に義務化する。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ そうだったのか!発達障害 わざとじゃないモン─実録4コママンガ (単行本) 斗希 典裟 (著), 発達障害を考える会TRYアングル (編集) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00028.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 朝霞手をつなぐ育成会ワークショップ 支援の達人と学ぶ 2010/12/12 ■ ------------------------------------------------------------------------ 転送・転載を歓迎します。 ★【ズバッと解決LIVE in 朝霞】支援の達人と学ぶ   発達が気になる子の実践ワークショップ4.5 “UNPLUGGED”   朝日新聞厚生事業団暴力防止プロジェクト助成金事業 ◆『クラスで気になる子の支援ズバッと解決ファイル』(金子書房)とのコラボ  から生まれた「事例検討会」。 ◆クラスにいる「発達が気になる子」への対応法について3人の「支援の達人」  と一緒に考えましょう。 ◆本ワークショップは、参加者がグループで話し合う時間があります。参加され  る皆様、ぜひ積極的に意見交換をなさって下さい。 ◎講師 “支援の達人”のみなさま  ・阿部利彦 先生(所沢市教育委員会学校教育課健やか輝き支援室 支援委員)  ・美和健太郎 先生(埼玉県スクールカウンセラー)  ・角張憲正 先生   (明治安田こころの健康財団子ども相談センタースーパーバイザー) ◎取り上げる事例:  パニックになりやすい子と、その子をからかってわざと興奮させる子について ◎日 時:2010年12月12日(日)      (13:30〜15:30 受付13:00〜) ◎会 場:朝霞市産業文化センター(埼玉県朝霞市大字浜崎669−1)       ※東武東上線「朝霞台」駅・JR武蔵野「線北朝」霞駅下車徒歩5分       ※市内循環バスわくわく号膝折・溝沼線、根岸台線        「産業文化センター入口」下車徒歩1分       http://www.city.asaka.saitama.jp/guide/bunka/commu/07.html ◎資料代:500円 ◎定員:70名 ◎申込方法:「氏名」「電話番号」「ご所属」を明記の上、       件名を「12月12日ズバッとLIVE申込」とし       下記までお送りください。       メール:ccz60240@hkg.odn.ne.jp       FAX:048−466−7471       詳細はHP:http://ameblo.jp/asakaikuseikai/ ◎申込締切:12月10日(金)必着 主 催:NPO法人朝霞手をつなぐ育成会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インクルーシブ教育の実践−すべての子どものニーズにこたえる学級づくり− http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00052.html  学苑社 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 障がい者制度改革推進会議総合福祉部会(第9回) 配布資料 2010/11/19 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/1119-1.html 障がい者制度改革推進会議総合福祉部会(第9回) 平成22年11月19日(金)13:00〜13:45(予定) 厚生労働省 低層棟2階講堂  議事次第   1.開会   2.議事   (1)報告事項    ・部会作業チーム・合同作業チームの検討について   (2)その他  3.閉会  [配布資料] 資料1 部会作業チーム(法の理念・目的)議事要旨(10月26日分) (PDF:170KB)(PDFルビ:189KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-1a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-1b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-1c.txt 資料2 部会作業チーム(障害の範囲と選択と決定〜障害の範囲)議事要旨 (10月26日分)(PDF:197KB)(PDFルビ:219KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-2a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-2b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-2c.txt 資料3 部会作業チーム(障害の範囲と選択と決定〜選択と決定・相談支援プロセス (程度区分))議事要旨(10月26日分)(PDF:205KB)(PDFルビ:224KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-3a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-3b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-3c.txt 資料4 部会作業チーム(施策体系〜訪問系)議事要旨(10月26日分) (PDF:165KB)(PDFルビ:184KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-4a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-4b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-4c.txt 資料5 部会作業チーム(施策体系〜日中活動とGH・CH・住まい方支援)議事 要旨(10月26日分)(PDF:166KB)(PDFルビ:187KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-5a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-5b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-5c.txt 資料6 部会作業チーム(施策体系〜地域生活支援事業の見直しと自治体の役 割)議事要旨(10月26日分)(PDF:200KB)(PDFルビ:223KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-6a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-6b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-6c.txt 資料7 合同作業チーム(就労(労働及び雇用))議事要旨(10月26日分) (PDF:172KB)(PDFルビ:194KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-7a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-7b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-7c.txt 資料8 合同作業チーム(医療)議事要旨(10月26日分) (PDF:102KB)(PDFルビ:113KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-8a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-8b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-8c.txt 資料9 合同作業チーム(障害児支援)議事要旨(10月26日分) (PDF:163KB)(PDFルビ:182KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-9a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-9b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-9c.txt 参考資料1−1 【氏田委員】「自閉症児者の求める合理的配慮と障害者制度改革の方向性」の 発行にあたり(PDF:159KB)(PDFルビ:170KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-10a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-10b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-10c.txt 参考資料1−2 【氏田委員】「自閉症児者の求める合理的配慮と障害者制度改革の方向性」 (PDF:545KB)(PDFルビ:633KB)(テキスト) http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-11a.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/dl/1119-11b.pdf http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-11c.txt −−−−−−−− 総合福祉部会(第9回)−障がい者制度改革推進会議− 動画配信 http://www.youtube.com/watch?v=ATGD1SuOdb4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発達障害 境界に立つ若者たち (平凡社新書) (新書) 山下 成司 (著) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00023.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 総合福祉部会 第9回 部会作業チーム(法の理念・目的) 議事要旨 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/11/txt/1119-1c.txt 総合福祉部会 第9回 H22.11.19 資料1 部会作業チーム(法の理念・目的)議事要旨(10月26日分) 1.日時:平成22年10月26日(火)14:00〜17:00 2.場所:厚生労働省低層棟2階講堂 3.出席者   藤井座長、藤岡委員、山本委員 4.議題  ・目的規定、前文、法の名称について(藤岡委員の案を参考に)  ・その他 5.議事概要 ● 目的規定等についての意見交換  ・これまでの部会で出た意見や自分の意識から作成し、作業チームの第一次意   見と位置づけたい。また、これを踏まえた条文のイメージを作成した。  ・障害福祉の公的責任を強化すべきとの観点から、措置制度から契約制度に移   行したことにより、公共による保障が、間接的になったことによる問題性に   ついても意見の中で指摘したい。  ・障害者自立支援法が応益負担を課し、障害も自己責任という考え方の法律で   ある点を指摘しておく必要がある。  ・新しい法を権利保障法とすることは、こだわるべきである。  ・制度の谷間がない制度にすべきという点は、部会全体としての総意と思われ   る。  ・制度の谷間に関しては、刑務所や入管にいる障害者も含めるべき。  ・障害者の労働の保障については、将来的には、別に法律を制定する必要があ   る。  ・誰のための法なのかという点については、障害者に限らず全ての人のためと   考えるべき。  ・法に基づく支援を受ける権利は、障害に限らず疾病の人も対象とすべきであ   る。また、矯正施設の入所者も入れる必要がある。さらに、国籍に関わらず   含めるべきである。  ・何らかの支援を必要とする人に、必要な支援をするという理念が大切である。   選択肢の保障がない限り自己決定はない。精神障害者の社会保障に関しては、   国が家族に頼る部分があまりに大きい。  ・新法においては、憲法の精神や規定を踏襲することが肝要。新法では支援申   請権が権利として保障されることを明記し、行政による申請拒否行為を違法   なものとして罰則化すべき。  ・新法は、教育や司法の分野にも影響を及ぼすものでなければならない。   身体障害者福祉法・知的障害者福祉法・精神保健福祉法(この中の福祉分野)   の3法については廃止し、その内容は新法に統合すべき。発達障害者支援法   も同様に考えるべきでは。  ・「他の国民と同等」を強調すべき。  ・一貫して変わっていない、財政を理由とした制約に影響を及ぼす法律でなけ   れば。  ・支援が必要な場合にその支援がなされないのは差別とすべき。  ・「個性」ではなく「差異と多様性」とすべき。  ・「医療と福祉の連携」は要注意。精神障害分野については、「連携」の名の   元に医療の傘に入れられることが心配。  ・現行の成年後見制度は必ずしも障害者の意思形成に資しているとはいえない。   新法の制定と合わせて、関連分野としてこの点も見直しが必要。 ● 定義について  ・「目的」や「基本的な理念」関連の条項を考えて行くうえで基本的な用語に   ついての定義が必要。論議を進めていくうえで、言語イメージの共有が重要。  ・具体的には、○1自立、○2地域生活、○3公的責任、○4受給権または請   求権など。委員間でこれらを明文化する。 ● 新法の守備範囲について  ・新法の守備範囲に関して、医療との関係等、どうしてもグレーゾーンは発生   してくる。   他の分野との調整をどのように表していくかが難しい。  ・他の委員から、新法の守備範囲を原則福祉サービスに限定すべきと指摘して   いるが、精神障害当事者の視点からは、この結論に賛成できる。現行法で精   神障害に係る医療を精神保健福祉法に書いてある。  ・95年の精神保健福祉法改正の経緯を知っておく必要がある。93年に障害者基   本法が制定されたことを受けて精神保健福祉法を改正したと言われるが、そ   れは違う。このとき、精神医療における、公費優先原則を止めたが、その見   返りのような位置づけで精神保健手帳の制度を入れる形で「精神保健福祉法」   へ改正。  ・人権に関しては、権利条約にもある「他の者との平等」という視点を独立さ   せて記載してもいいのではないか。「他の者との平等」については、障害者   権利条約第19条にあり、居住の場の選択の自由ととられがちだが、それに限   らずもっと広く考えて、新法では、生活全般に当てはめて考えるべきである。  ・生活保障的な部分に合理的配慮の考え方を持ち込むのはどうかという思いが   ある。過度の負担がある場合に免責条項がある。これを根拠に、財政的な理   由から支援を制約するということを行政が主張できてしまうのではないか。  ・支援の請求権があるという根拠に合理的配慮を持ち込むか否かは議論が必要。   義務的経費で一元化すべき。 ● 前文について  ・前文を置く論拠はなにか。また、前文の性格は何か。  ・前文が必要ないという意見も出るかもしれない。しかし、これだけ大きな改   革をやっていく理念をまず最初に掲げるのは不可欠である。各条文の細切れ   では伝えきれず、それをカバーする意味も。  ・前文の性格は、何かを求める根拠にはならないが、本則を解釈するに当たっ   ての指針にはなる。  ・歴史的な経緯を知らしめるために必要。  ・いつの時代でも受け入れられるような前文にする必要があり、障害者自立支   援法違憲訴訟や原告団・弁護団と国の基本合意等にあまり触れるのはどうか   と思い、触れていない。  ・前文の案に「ノーマライゼーション」という言葉が出てくるが、障害者権利   条約には出てこない。そこにはそれなりの意味があった。  ・「ノーマライゼーション」という言葉は浸透しており、受け入れ易いのでは。  ・基本法において、「インクルーシブ」はどのように位置付けられるのか。   カナ文字で使われるのだろうか。漢字にすると「包容」とか「包摂」となる   が、判りにくくなってしまう。  ・前文でもあり、「インクルーシブ」と書いてその説明を後ろに付ければいい   と思う。    ● 法律名称について  ・藤岡委員の案は「障害児者の支援を権利として総合的に保障する法律」とな   っているが主題が分かりにくい。主題は生活支援のためなのだが、「生活支   援」という言葉だと狭い印象を受ける。社会参加だと労働等も含まれるので   広すぎる感じもある。  ・「自立」という言葉を法律名に使うのは避けるべきである。また、「福祉」   という言葉はあいまいである。「総合的」という言葉は必要か。  ・「権利」という言葉は入れるべきである。  ・「総合的」という言葉は、制度の谷間をなくすことを明らかにするために必   要と思う。  ・障害者総合福祉法ではなぜだめなのかという整理が必要である。  ・この日の到達点として、「障害者等の社会生活支援を権利として総合的に保   障する法律」。さらに検討の必要。 ● その他  ・11月12日に作業チームの委員で集まって打ち合わせを行う。  ・前文と定義についての藤岡案をさらに精査。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 特別支援教育におけるATを活用したコミュニケーション支援 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00061.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 弱視者問題研究会 著作権法の一部改正を求める要望書  2010/11/15 ■ ------------------------------------------------------------------------                              2010年11月15日   文部科学大臣 高木義明様   文化庁長官  近藤誠一様                      弱視者問題研究会 代表 並木 正        著作権法の一部改正を求める要望書  日頃より視覚に障害のある児童・生徒の教育にご理解とご尽力を賜り厚く御礼 申し上げます。また、2008年6月には「障害のある児童及び生徒のための教科用 特定図書等の普及の促進等に関する法律」いわゆる「教科書バリアフリー法」を 成立させていただき、その後も拡大教科書の普及にご尽力いただいていることに 深く敬意を表します。  教科書バリアフリー法の施行により、教科書出版社による拡大教科書の発行が 徐々に進んでおり、これまで拡大教科書製作に追われていた拡大写本ボランティ アグループは副教材や参考書、問題集、一般図書などの拡大文字化に取り組める ような状況になってきました。  しかし、ボランティアがこれらの教材の拡大版に取り組む際に全ての著作権者 に許諾を得なければならないという大きな足かせがあります。拡大教科書につい ては著作権法第三十三条第二項により著作権が制限されておりますので、著作権 許諾の問題に悩まされることはありませんが、副教材などの書籍は教科書ではな いためこの条文は適用されません。  また、第三十七条第三項では、政令で定められたもの、つまり点字図書館や公 共図書館、学校図書館、大学図書館、国会図書館などの施設では視覚障害者等の ために著作物を拡大することは許されておりますが、ほとんどのボランティアグ ループや志ある個人は法人格を持たず、図書館にも関係しておりませんので、政 令で定めるものとはなっておりません。  よって、全国各地で活動する拡大写本ボランティアは複数の弱視児童・生徒の ために教科書以外の書籍の拡大版を製作しようとする時に全ての著作権者に許諾 を得なければならないということになります。  しかし、実際は著作権者の連絡先すら分からず、事実上弱視児童・生徒の学習 環境を整えようとしても著作権法上できないというはがゆい状況に陥っています。  我が国も批准を検討している国連障害者権利条約の30条には「締約国は、国 際法に従い、知的財産権を保護する法律が、障害者が文化的な作品を享受する機 会を妨げる不当な又は差別的な障壁とならないことを確保するためのすべての適 当な措置をとる。」と定められています。  2009年の著作権法改正審議の際に衆議院文部科学委員会の付帯決議として「障 害者のための著作物利用の円滑化に当たっては、教科用拡大図書や授業で使われ る副教材の拡大写本等の作成を行うボランティア活動がこれまでに果たしてきた 役割にかんがみ、その活動が支障なく一層促進されるよう努めること。」という 項目も決議されています。  また、内閣府の知的財産戦略本部から検討の要請があり、現在文化庁で審議さ れている日本版 fair use は、障害者にとっても情報格差を解消するための「公 正な」利用を促進するものでなければならないと考えます。これは憲法が定める 法の下の平等や教育の機会均等を実現するための重要な要件とも考えられます。  そこで全国の地域で活動するボランティアグループや個人が弱視児童・生徒の 学習環境整備に専念でき、視覚障害者等が障害の有無に関わらず、文字・活字文 化に平等にアクセスできるような環境の整備が望まれます。  よって、現行の著作権法第三十七条第三項にある「福祉に関する事業を行う者 で政令で定めるもの」を「情報を保障するもの(但し、営利を目的とする場合を 除く。)」と改正していただけますよう要望いたします。ご検討の程、何卒よろ しくお願い申し上げます。                (連絡先) 弱視者問題研究会 代表 並木 正 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ビジョントレーニング 学ぶことが大好きになる 北出 勝也 (著) ¥ 2520 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00024.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 【新刊】 特別支援教育におけるATを活用したコミュニケーション支援 ■ ------------------------------------------------------------------------ http://www.kyoikushinsha.co.jp/book/0138/index.html http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00061.html 特別支援教育におけるATを活用したコミュニケーション支援 著者名 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 教育研修情報部     総括研究員 金森 克浩/編著 ISBNコード ISBN978-4-86371-138-9 C3037 \1600E 判型/頁 B5判/160頁 発売日 2010年 6月 定価 1,680円(本体1,600円+税)  本書ではAT(アシスティブ・テクノロジー)=障害による物理的な操作上の困 難や障害(バリア)を、機器を工夫することによって支援しようという考え方 (「教育の情報化に関する手引き」より)に着目しました。おもちゃや絵カード、 VOCA、テレビ会議システム、e-黒板などローテクからハイテクまで、ATを活用し たコミュニケーション支援の実践を紹介しています。 本書の概要 障害のある子どものコミュニケーションを豊かしたい。そんな思いからこの本は 作られました。  本書の構成は第1章にその理念的な考え方や関係する施策などが書かれていま す。まだATについて詳しくない方は第1章からお読みください。そして、続く第2 章からはニーズに応じた章立てとなっています。自分の関心がある章から読み始 めていただくのがいいでしょう。また、多くの先生方に実践事例を書いていただ きましたので、具体的な例を見ながら、学校での実践に活かしてください。 第1章 特別支援教育におけるコミュニケーション支援 第2章 障害の重い子どもたちへのAACの活用 第3章 学習やコミュニケーションへのコンピュータの活用 第4章 VOCAやシンボル等を使ったコミュニケーション支援 第5章 ネットワークを使ったコミュニケーション支援 第6章 発達障害の子どもたちへの学習を支えるテクノロジーの活用 第7章 視覚障害の子どもたちへの情報機器 第8章 聴覚障害の子どもたちへの情報保障 対象 【視覚障害】【聴覚障害】【知的障害】【肢体不自由】【病弱】【発達障害】 巻末索引をご利用いただければ、読みたいページから読むことができます。 (以下は掲載箇所の多い言葉の例) ICT(11ヶ所)、VOCA(21ヶ所)、Web(17ヶ所)、インターネット(21ヶ所)、 おもちゃ(9ヶ所)、キーボード(17ヶ所)、携帯電話(11ヶ所)、シンボル (15ヶ所)、スイッチ(34ヶ所)、ネットワーク(17ヶ所)、マウス(20ヶ所)、 メール(11ヶ所) 目次 第1章 概説 特別支援教育におけるコミュニケーション支援 事例(1) 「支援機器の適用のための会議」の実践 ─AT(アシスティブ・テクノロジー)コンシダレーションの試行─ 第2章 概説 障害の重い子どもたちへのAACの活用 事例(1) 重度児のコミュニケーション活動を盛んにするバナナジュース作り 事例(2) VOCAで子どもが主導権を持つ「大きなかぶ」 事例(3) 日常生活につなげるためのコンピュータ利用 事例(4) 子どもたちが主体的に取り組むことのできる「朝の会」 事例(5) 事例1 棒スイッチと電動カーテンを使った発表活動 事例2 棒スイッチとVOCA(どな〜るくん)を使った活動 第3章 概説 学習やコミュニケーションへのコンピュータの活用 事例(1) トラックボールの事例 事例(2) 発語を促すVOCAの利用方法 事例(3) タッチパネルで楽しもう 事例(4) 四肢にまひのある生徒のパソコン利用 ─入力スイッチ一つだけでパソコンを自力で操作─ 事例(5) インテリキーを使った事例 第4章 概説 VOCAやシンボル等を使ったコミュニケーション支援 事例(1) 写真カードやVOCAで、休み時間に自分のやりたい遊びができる      ための支援 事例(2) 携帯型フォトフレームを使ったコミュニケーション支援 事例(3) タイムエイドは誰のもの? ─冷たい通告ではなく、温かいコミュニケーションの基点に─ 事例(4) VOCAで無理なく楽しく! 事例(5) ローテクコミュニケーションエイドを利活用した実践 ─週間スケジュールボードを使った衣替え─ 事例(6) AT玩具から始めるコミュニケーション学習 第5章 概説 ネットワークを使ったコミュニケーション支援 事例(1) ICTを活用した疑似体験学習 事例(2) 一人一人が輝く就労支援 事例(3) インターネットクリニクラウンについて 事例(4) ICTを活用した交流及び共同学習 ─スムーズな前籍校への復学を目指して─ 事例(5) インターネットを活用した共同学習      −チャレンジキッズでの実践− 第6章 概説 発達障害の子どもたちへの学習を支えるテクノロジーの活用 事例(1) マルチメディアDAISYを活用した読字指導 事例(2) 支援機器で困っていることを解決 ! ! 事例(3) 発達障害の子どもたちへの教材教具事例 事例(4) デジタルペンを使った事例 事例(5) プロジェクターを使った事例 第7章 概説 視覚障害の子どもたちへの情報機器 事例(1) 音声対応のRSSリーダー(NewsToSpeech)を活用した情報の統合      (高等部:情報A) 事例(2) 重複障害児への指導について 事例(3) 読書環境の構築 ─いつでも、どこでも─ 事例(4) 専攻科における「情報」の授業について 事例(5) ケイボードで学ぶ国語 第8章 概説 聴覚障害の子どもたちへの情報保障 事例(1) 携帯電話でのコミュニケーションを安全に行うために 事例(2) 聾学校間のテレビ会議を活用した共同実験による数学学習 事例(3) 視聴者の立場に立った動画コンテンツの作成 事例(4) 見える校内放送 事例(5) e−黒板の活用 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『あたまと心で考えよう SSTワークシートー社会的行動編』 http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00059.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ------------------------------------ 00:25 2010/11/22 □ ------------------------------------------------------------------------ 飛び石連休ですね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 軽度発達障害のある子のライフサイクルに合わせた理解と対応─「仮に」理解し て、「実際に」支援するために (学研のヒューマンケアブックス) (単行本) http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/books/00010.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュースの記載内容に関する質問には原則として回答いたしかねます ■ ■ 編集に際し正確を期していますが最終保証責任は免責とさせて頂きます ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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