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==================================================================== LD(学習障害)ニュース #101 1999.04.19 発行 登録読者数 1,456 LD = Learning Disabilities LD親の会「けやき」編集 1997.9.10創刊 ==================================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LD親の会「けやき」4月役員会 1999.4.24 立川アイム   □ ■ 母の会を作ることになりました 親の会主催の勉強会 1999.4.24  ■ ■ 「LDニュース」が全国各地の新聞紙上で取り上げられました   ■ ■ 親の会の主催の講演会 講師佐々木正美先生(川崎福祉大学教授)  ■ ■ 雑誌「発達の遅れと教育」99/4月号からLD教育関連記事の連載  ■ ■ 「もう一つの進路」を探すガイドブック(不登校・中退者の為の) ■ ■ 「全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会」のホームページ開設   ■ □ 編集後記 ----------------------------------- 23:22 99/04/18 □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□ この LDニュース は「等幅」フォントでお読みください □■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ LD親の会「けやき」4月役員会 1999.4.24 立川アイム   □ -------------------------------------------------------------------- ・ 日 時 : 1999年4月24日(土) 午後 2:00 〜 5:00 ・ 会 場 : 立川市女性総合センター「アイム」 http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/TACHI_A.html ・ 交 通 : JR中央線 立川駅 北口 下車 徒歩 7分 http://www.mapion.co.jp/cgi/m?no=1091962000196600025 ※ 「けやき」役員会は、会員であればどなたでも自由に参加できます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 母の会を作ることになりました 親の会主催の勉強会 1999.4.24  ■ --------------------------------------------------------------------  4月から、母の会を作ることになりました。以前から勉強会で知り合った お母様方が中心になって、何とかこぎ着けたところです。  4月24日(土) 13:00〜 親の会主催の勉強会を行います。 テーマ : 「新学期、我が子をどうつたえるか」 講 師 : 三島 照雄 (臨床教育研究所 所長) 場 所 : 東京リブレ 江戸川区南小岩6−28−13 TEL / FAX 03−3672−8377 申し込み、問い合わせ:tsuboi@alles.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「LDニュース」が全国各地の新聞紙上で取り上げられました   ■ --------------------------------------------------------------------  先日、共同通信社・文化部・教育担当記者氏よりLDニュースの件で、取 材を受けました。その取材記事が、全国各地の新聞社に配信され、4月上旬 ごろから掲載されはじめています。  担当記者氏より、掲載紙を送付いただきましたので、掲載紙名・日付・タ イトルなどをご紹介いたします。 4月5日付「熊本日日新聞」「学習障害(LD)者に新たなアプローチ」 4月7日付「四国新聞」「メールでLD情報を」 4月9日付「新潟日報」「学習障害情報メールで配信」 4月12日付「愛媛新聞」「学習障害LDの情報Eメールで」 4月12日付「河北新報」「学習障害情報を配信・電子メールで毎週」 4月12日付「伊勢新聞」「LD情報メールで配信」 上記以外にも、4月6日付け「山陽新聞」にも掲載されたとのことです。 おかげさまで、ここのところLDニュースへの新規登録者数が、通常の2倍 ほどのペースになっております。また、「けやき」ホームページへのアクセ スも多くなっているようです。  共同通信社・文化部・教育担当記者氏ならびに、掲載いただいた各紙担当 者氏に感謝申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 親の会の主催の講演会 講師佐々木正美先生(川崎福祉大学教授)  ■ -------------------------------------------------------------------- あんくるトム氏の投稿です。感謝いたします。  あんくるトム氏のHP http://www4.airnet.ne.jp/uncletom/ -------------------------------------- 親の会の主催の講演会に行って来ました。講師は、佐々木正美先生(川崎福 祉大学教授)演題は「二次障害を考える」でした。 いつものように、以下の文章は、あんくるトムが感じたままを表記するもの であり、必ずしも講師の方の意図することや、本意を表してはいない部分も あることを、予めお断りします。 今回のテーマは、「二次障害に追い込まなければ、なんとか自立していける」 そんなようなとこだったと思います。自分の子どもを二次障害に追い込んだ 経験のある私には、耳の痛い話です。 二次障害とは、簡単に言うと情緒の障害で、人との不信感、自分に対する劣 等感から生じるそうです。二次障害をうまく避けていくと、成人して自立し ているケースが結構あるそうです。 親が子供に対して、学力も含めて、何かが出来ることを望むよりも、二次障 害をいかに起こさせないで、育てられるかが大事なことだそうです。そのた めには、子どもが自分を嫌いにならないように育てる。自分のことを好いて くれる人間に囲まれる。 親や先生が、子どものことを信じ切れますか?好きになれますか? 子どもは、自分が愛されていると感じているときには、自分自身に自信がも て、自分を愛し他人も愛せるのだそうです。 もし、周りに自分を愛してくれる人がいなくて、自分自身が嫌いになると、 それが情緒の不安定に繋がり、やがて二次障害に発展して行くそうです。 情緒が不安定になってくると、「人に面と向かって話せない」。それは、不 信感や劣等感により生じてくることであり、また、自分自身を好きになって くれる人がいないと、自分自身を好きにもなれなくなります。 人間誰しも、長所のない人はいません。でも、弱点や欠点を指摘する人は、 誰だって好きにはなれません。愛着を感じられません。 二次障害は、心身症とも言われ、心の病が体の病気となって現れます。時に は、攻撃的にもなります。でも、それは自己防衛の現れなのです。この子達 のように、脳の何らかの異常によって、目に見えない個性が表れるとき、そ れを親の間違った愛情やエゴで是正しないであげてやってください。 決してしつけが悪いわけでもなければ、物わかりが悪いわけでもないのです。 でも、なにかしらの問題を抱えている子を、「なんにも問題の無い子にした い」という、親の間違った愛情は、時に子どもにとって過酷な要求である場 合が多いです。 その結果、自分に自信を無くし、被害妄想になり、やがてひどい場合は分裂 病にまで発展するケースもありました。 では、二次障害にしないためには、どうするか。「長所を見つけてあげる」 その子の良さを、本気で見つけてあげる。(本気でほれぼれしてあげる) あえて言えば「その子のファンになる」これが出来なければ、育てられない と思う気持ちが必要です。 一歩外に出れば、周囲から弱点を指摘される子ども達ですが、弱点や欠点は 生まれながらのもので、直るというものではありません。要は、「人に迷惑 をかけなければいい」 この子達は、頭で考えることを要求する指導は無理です。目で見える方法で 言葉を少なくして、指導するのが最適です。お金の組み合わせで、数の構成 を教えるのが、うまくいく場合も多いです。たとえば、120円のジュース を買うときに、120円は、100円と10円が2つでも、10円が12枚 でも、50円が2枚と10円が2枚でも、買えます。 そうした、日常に直結したものを使って、教えた方がわかりやすいことが多 いです。しかも、言葉少なく、目で見て入っていきます。 ほかにも、沢山のアドバイスを言っていただきましたが、すべてはメモれま せんでしたので、この辺で終わります。 講義の後に、質問タイムを設けていただき、多くの悩みを相談させていただ きました。講演が終わって、感じたのは、佐々木正美先生は、親の気持ちに なって、物事を考えていただけるので、適切なアドバイスをしていただける ことです。   私は、佐々木正美先生のファンになってしまいました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 雑誌「発達の遅れと教育」99/4月号からLD教育関連記事の連載  ■ --------------------------------------------------------------------  雑誌「発達の遅れと教育」(日本文化科学社刊)99/4月号から、東京学芸 大・上野一彦先生執筆の「レクチャールーム・LDの子への支援−いま学校 では−」という連載記事が始まりました。  以下見出しのみご紹介します。 1.LD教育の背景を理解しよう  1)わが国の特殊教育は「特別な」特殊教育  2)通常学級への支援なしの統合  3)いま、学校は構造的に学習の困難児を生み出している 2.学校でのLDの気づきをどうするか  1)LDのとらえ方には広がりがある  2)学校でのLD診断と基本的対応のために 3.学校でのLD指導システムを考える  1)通常学級での配慮指導  2)さらなる新しい支援システムの構築  3)既存の支援システムの活用 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「もう一つの進路」を探すガイドブック(不登校・中退者の為の) ■ -------------------------------------------------------------------- 学習研究社から「学校が合わないときの学校探し−1999〜2000年版−不登 校・中退からの進路ガイド」(1,200円)が発刊された。  文部省の発表によると、小中学校での不登校(30日以上の長期欠席)は、 全国で 105,000人。高等学校の中途退学者は 111,000人で、中途退学率では 過去最高の2.6%となった。  この中には、少なからぬ数でLDもしくはその周辺児が含まれているのか も知れません。 お断り:購入に際してはご自身で内容をご確認下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会」のホームページ開設   ■ -------------------------------------------------------------------- 全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会(略称 きょうだいの会)のホーム ページが開設されました。「けやき」ホームページとも相互リンクする予定 です。以下、ホームページ紹介文からの引用です。  http://www1.normanet.ne.jp/~ww100074/jabs/ ------ 私達の会は、きょうだいに障害者がいる人達を中心にした会です。「障害を 持つきょうだい(障害者)」の幸せをめざし、「障害のないきょうだい」の 様々な課題の解決に向け活動しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 編集後記 ----------------------------------- 23:22 99/04/18 □ ----------------------------------  お気づきのことと存じますが、100号から「LDニュース」のヘッダー 部分をスリム化いたしました。また、全体のファイルサイズもおおむね10KB 程度以内に納めるようにしていきます。  ご意見・ご要望などございましたら是非お寄せ下さい。宛先は下記へ。  E-mail: keyaki@box.club.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ LDニュース記載内容を転載される場合は必ず下記までご連絡下さい ■ 連絡先 E-mail: keyaki@box.club.ne.jp [1999.03.12 更新] 「けやき」HP http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [1998.07.31 更新] LDニュースのバックナンバーの閲覧及び配信は以下のサイトからできます http://backnumber.to/list.asp?userid=10000592 [1999.01.11 更新] LDに関する情報交換・意見交流・質問は「LDフォーラム」をご利用下さい http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/LD-FRM/INDEX.html [LD-FRM] LDニュース読者用「掲示板」→ http://gb.jh.net/gb3/usr/keyaki.html ■ 編集者は掲載記事に関して最終保証責任を負うものではありません ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ LD NEWS は「まぐまぐ」http://www.mag2.com/ を利用して発行しています

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