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★ 埼玉県議会「LD児及びその周辺児に対する支援」についての質問
★ 「0歳からの教育&4歳からの学習」(ニューズウィーク日本語版)
★ NHK学習障害児フォーラム 東京 1999年1月23日(土)
★ 編集後記 −−−−−−−− 21:06 98/12/18
● (重要)まぐまぐ年末年始お休みの予定 1998/10/26
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★ 埼玉県議会「LD児及びその周辺児に対する支援」についての質問
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埼玉LD研究会会報担当者様より投稿していただきました。
感謝いたします。
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平成10年12月17日発行
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埼玉LD研究会会報
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平成10年12月7日に、埼玉県議会において、「LD児及びその周辺児
に対する支援」について、質問が行われました。今回の「LD児及びその周
辺児に対する支援」の質問は、平成9年6月に続くものです。
以下、12月県議会の質問及び県当局の回答にについて、報告します。
【質問内容】
(3)LD児及びその周辺児に対する支援について
次に、LD児及びその周辺児に対する支援について伺います。
教育局においては、全小学校を対象にLDに対するアンケート調査を行っ
たり、南教育センターで研修を実施したりと一定の評価をするものでありま
す。しかし、具体的な支援策となると、大きく踏み出せないでおります。
ある医療機関の追跡調査によると、1500グラム未満で生まれた未熟児のう
ち、約29%がLD群に入り、問題行動がやや多い中間群には29%が入る
そうです。要するに、極低出生体重児の半数以上がLD児及びその周辺児に
なる可能性を示唆しております。医学の進歩により、未熟児の生存率は格段
に高くなりました。このことは、LD児の発生率も高くなっている可能性を
示しております。しかしながら、そのフォロー体制は従前のままです。また、
先に挙げた未熟児の中で、病院で受診していることを理由に、1歳6カ月児
健診及び3歳児健診を受診していない場合、父母の障害認知が遅れてしまう
といった危惧も考えられます。
私は、乳幼児健診でLD等の発達障害児が早期に発見されるように、乳幼
児全員が受診することと発達スクリーニング検査の充実を提案します。特に、
多動傾向のLDサスペクト児等を早期に発見すれば、回復の可能性につなが
るからです。健康福祉部長に御所見をお伺いいたします。
また、私は、過日、埼玉LD研究会の有志が取り組んでおります土曜教室
を見学させていただきました。教師等がスタッフとなり、ソーシャルスキル
を中心に指導しておりました。お母さん方に聞くと、学校では、授業につい
ていけないそうですが、そこでは本当に楽しそうに授業を受けておりました。
私は、前回提案した通級やT.Tなどの教育現場の充実を一刻も早く望む
ものでありますが、南北教育センターでは、指導モデルとなるような実践的
研究を行うべきではないでしょうか。LD児及びその周辺児を対象にした、
ソーシャルスキルを学ぶ土曜教室のような指導の場と学習障害巡回相談を提
案するものであります。教育長の御所見をお伺いいたします。
【県当局の回答】
質問の要旨にそって、各部局から回答がありました。
以下、その回答について、報告します。
<質問の要旨>
乳幼児健診でLD等の発達障害児が早期に発見されるように、乳幼児全員
が受診すること、発達スクリーニング検査の充実について健康福祉部長の御
所見を伺う。
<答弁の要旨>
ご質問4「教育立県・埼玉を目指して」の(3)「LD児及びその周辺児
に対する支援について」のうち、私に対するご質問にお答えを申し上げます。
極低出生体重を含む乳幼児の疾病や障害の早期発見につきましては、市町
村が実施している乳幼児健診が、重要な役割を果たしています。
このため、市町村におきましては、乳幼児健診実施について、広報紙への
掲載や個別通知などを行い、周知に努めているところであり、未受診児に対
しましても、電話や文書などによる受診の促進を、積極的に働き掛けており
ます。県といたしましても、乳幼児健診未受診児の受診勧奨や健康状態の把
握に更に努力するよう、市町村を指導しているところでございます。
次に、発達スクリーニング検査につきましては、県が独自に作成した乳幼
児発達検査表などを活用し、市町村で実施しているところであります。
県といたしましては、この検査が適切に用いられ、時代の要請に十分応え
られますよう、今後更に健診に従事する職員の質の向上を図るための研修の
実施や専門職員の確保の促進などを通じ、その充実を図ってまいりたいと存
じます。今後とも、市町村と十分連携し、医師をはじめとした専門職員によ
る発育発達相談や療育指導などの実施によりまして、障害の早期発見・早期
療育に努め、学習障害等の発達障害に関する施策の充実に努力して参ります。
<質問の要旨>
LD児及びその周辺児について、南北教育センターで、指導モデルとなる
ような実践的研究を行うべきではないか。
LD児及びその周辺児を対象にしたソーシャルスキルを学ぶ土曜教室のよ
うな指導の場や学習障害児巡回相談はどうか。
<答弁要旨>
次に、(3)「LD児及びその周辺児に対する支援について」のうち、私
に対するご質問でございますが、学習障害児、いわゆるLD等の実践的研究
につきましては、現在、県立南教育センターにおいて「学習障害児等の指導
に関する調査研究」の中で、学習に困難を示す子供の実態調査をはじめ、指
導内容及び指導方法について研究を進めており、平成10年度末に指導事例
を含めた報告書を出す予定でございます。今後、各学校や学習障害児等指導
者研修会などにおきまして、この報告書を積極的に活用し、学校現場を中心
として実践的研究をより一層充実して参りたいと考えております。
また、学習障害児等に対し、状況に応じた行動がとれることをねらいとす
るソーシャルスキルなどの指導の場につきましては、ご提案の趣旨を踏まえ
まして、現在、県立南教育センターが実施しております教育相談活動の一方
法として検討してまいりたいと存じます。
また、学習障害巡回相談につきましては、ご提案の趣旨を参考にさせてい
ただき、国の協力者会議の動向や他県の取組状況を見極めながら、今後検討
を積み重ねてまいりたいと存じます。
【解説】
埼玉県議会において、「LD(学習障害)等の支援について」二度目の質
問がされたことは、その周辺児への支援を医療や教育現場に広げていく上で、
喜ばしいことです。また、埼玉LD研究会の土曜教室(小学校高学年児童の
指導)が取り上げられたことは光栄なことです。
県当局の回答にあるように、県立南教育センターでの取り組みは注目した
いと思います。教育現場教員の研修として、「学習障害児等指導者講習会」
が来年度以降も継続されますし、実践報告書の積極的活用が期待されます。
また、「教育相談活動の一方法」とことわりながらも、南教育センターにお
いて、LD児等のソーシャルスキルの指導を検討するということも、LD児
等の父母にとって朗報といえましょう。
埼玉県におけるLD児等への支援の第一歩となるように、踏み出していき
たいものです。
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*本研究会への問い合わせ先は、 KFE05653@nifty.ne.jp へお願いします。
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★ 「0歳からの教育&4歳からの学習」(ニューズウィーク日本語版)
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LDニュース読者で千葉県のNさんより、以下のような情報をいただいて
ます。編集者も書店を何軒か見ましたが、探せませんでした。ちょっとここ
のところ忙しいので、調べ切れません。どなたかご存じの方、情報提供いた
だければ幸いです。
--------/ COPY
書店でニューズウィーク日本語版の増刊号「0歳からの育児、4歳からの
教育」(タイトル、うろ覚えです。申し訳ありません。)というのを見つけま
した。
LDについての記事が載っています。アメリカ版の翻訳だと思います。L
Dについては日本よりかなり進んでいるというアメリカで、どのように扱わ
れているのだろうかと興味を持ったのですが、時間が無くて、立ち読みでざ
っと見ることしかできませんでした。
。。。という記事をLDニュース #080 でお伝えしましたが、LDニュー
ス読者で千葉県のNさんより以下のような追加情報をいただきました。
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やはり、誌名が間違っていました。ごめんなさい。
正しくは、「0歳からの教育&4歳からの学習」でした(TBSブリタニカムッ
クニューズウィーク日本語版SPECIAL EDITION)。大増刷ということですから、
これからまた書店に並ぶのではないでしょうか(12/16(水)朝日新聞朝
刊の広告より)。
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★ NHK学習障害児フォーラム 東京 1999年1月23日(土)
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1998.8.28 付けでお知らせした上記フォーラムですが、 日程・会場・
内容などが正式決定したとのことです。
なお、この件はLDニュース読者「もぐもぐさん」から寄せられたもの
です。感謝いたします。
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NHK学習障害児フォーラム 東京
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日 時 1999年1月23日(土) 10:30〜16:00
会 場 主婦会館プラザ 7Fカトレア
千代田区6番町15
JR四ッ谷駅下車 徒歩2分
内 容
基調講演 :10:30-11:30
「LDをめぐる現状と方向」
−通常学級での配慮をめぐって
上野 一彦(東京学芸大学教授)
講 演 :12:30-14:30
「LD児指導のあり方と課題」
−それぞれの立場からの提言
田中 容子 (三鷹市立南浦小)
笹森 洋樹 (横浜市立八景小)
増田 博信 (埼玉県小川町立西中)
月森 久江 (杉並区立中瀬中)
シンポジウム
質疑応答 :14:40-16:00
司会:上野 一彦
講師:田中 容子
笹森 洋樹
増田 博信
月森 久江
参加費は無料、先着200名。
申 込 : 下記あて葉書かFAXで、
住所、氏名、職業、電話番号、参加人数を明記の
上申し込む。
問い合せ先 : NHK厚生文化事業団「学習障害フォーラム」係
〒150-0047 東京都渋谷区神山町4−14
第三共同ビル
FAX:03−3481−7674
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★ 編集後記 −−−−−−−− 21:06 98/12/18
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今年も後2週間。。。。。忘年会シーズン突入。
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● (重要)まぐまぐ年末年始お休みの予定
(ウィークリーまぐまぐ1998/10/26号より抜粋)
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今年末は、以下の予定でお休みをいただきます。
○まぐまぐお休み期間
1998年12月30日(水)〜1999年1月8日(金)
この間、新規メールマガジン登録が停止し、トップページがお休みモードに
な ります。
○まぐまぐ完全停止期間
1998年12月31日(木)〜1999年1月3日(日)
まぐまぐのありとあらゆるすべての機能が停止いたします。読者登録/解除、
メールマガジン発行もできません。
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&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& LD (Learning Disabilities) NEWS &&&&&&&&
発行:LD(学習障害)親の会「けやき」広報担当 1997.9.10 創刊
ご意見・ご感想・投稿文など、どしどしお寄せ下さい.....
LDニュース記載の内容を転載される場合は下記まで御連絡下さい
E-mail : ******@dec.email.ne.jp
HP URL = http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [ 1998.7.31 変更 ]
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LDに関する情報交換・意見交流は、「LDフォーラム」をご利用下さい
http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/LD-FRM/INDEX.html
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