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_/ ■ ■■▲ Learning Disabilities NEWS → Since 1997.9.10 _/
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_/ ■ ■ ◆ ■ ■ ■■■ ■ ■ ▲▼▲ 1998.08.22 発行_/
_/ ■ ■ ▲ ■▲ ■ ■ ■ ■ ■ # 057 _/
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_/ 登録読者数 768 ■ ■ ■■■ ▼ ▼ ▼▲▼ 「けやき」編集 _/
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★ 創刊1周年記念アンケートにご協力お願いします【再三すいません】。
★ 【投稿】LDA 会報 "Newsbriefs" Vol.33 No.4 より。。。
★ 【お知らせ】第16回日本感覚統合障害研究大会の要項(概要)
★ 8月17日放映 TBSニュースの森で LD特集(関東地方のみ?)
★ 【図書の紹介】LD及びAS(アスペルガー症候群)関連図書
★ 編集後記 −−−−−−−− 7:26 98/08/21
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■【再三すいません】 創刊1周年記念アンケートにご協力お願いします。
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おかげさまで、LDニュースも創刊1年を迎えようとしています。登録読者
数も760名弱となり、ご意見・ご感想などのメールも多数いただいており
ます。感謝申し上げます。
ところで、LDニュース #055 でアンケートのお願いをさせていただいたと
ころ、現在約75通のお返事をいただきました。
お忙しいところ、ご回答を寄せていただきました方にはこの場をお借りして、
御礼申し上げます。そこで、回答をすでにいただいた方には重複になります
が、まだの方は、是非ご協力いただけますよう重ねてお願い申しあげます。
なお、LDニュースのバックナンバーは、「けやき」ホームページの、
http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/LDNEWS/BACKNS.html
から閲覧できますので、参考にして下さい。
アンケートの回答については、以下の部分をコピーし、そのまま返信メール
としていただければけっこうです。8月末日までにお願い出来れば幸いです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なお、返信の際の件名(Subject)は、「アンケート」として下さい。
※ 集計結果は9月10日の創刊1周年記念号で公開する予定です。
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(注意) 全てにお答えいただかなくともけっこうです。
--------------------------->8 切り取り 8<-----------------------
1.「LDニュース」をどのような方法で知りましたか?
2.あなたの「年齢」「性別」「ご職業」は?
3.あなたの居住地は?(都道府県・市町村名あるいは国名など..)
4.あなたとLDの関わりはどのような関係ですか?
(例)「LDの子どもがおり、親の会の活動をしている」。など..
5.今後「LDニュース」の内容としてどのようなものを望まれますか?
6.その他・ご意見・ご感想など..
7.上の「ご意見・ご感想」などをLDニュース等で紹介していいですか?
回答...( )
よい場合は..(Y)。だめな場合は..(N)として下さい。
紹介する場合のペンネームは...( )
もちろん本名でもイニシャル等でもかまいません...
--------------------------->8 切り取り 8<-----------------------
★★ ご協力ありがとうございました。 ★★
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★ 【投稿】LDA 会報 "Newsbriefs" Vol.33 No.4 より。。。
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全国LD親の会・山田様より投稿いただきました。感謝申し上げます。
−−−−−−−−
アメリカにおけるLDの親、教師、専門家、研究者などで組織された最大の
団体LDA ["Learning Disabilities Association" at Pittsburgh P.A]発
行の隔月の会報 "Newsbriefs" Vol.33 No.4 1998年7/8月号(全24ページ)
のコラム記事より、皆さまの参考になりそうな部分を引用し、ご紹介いたし
ます(日本語訳/山田裕康)。
−−−−−−−−−−−−−−−以下引用
1.「親から親への助言:親がすべき大切なこと」
・あなたの子どもを信じなさい。
・子どもがいくら小さくても、大人になった時のことを予想して、考え
を巡らせなさい。
・子どもをできるだけ社会や地域の中へ出るチャンスを与えなさい。
・子どもにとっていろいろ違う社会の人達と触れ合う機会を作りなさい。
・親として、考えを変えるべきであれば、求めて変わっていきましょう。
・障害だけを見ず、ひとりの人全体を見つめていきましょう。良い所を見ま
しょう。悪い所ではなく。
・子どもの人生にとって大切なことは彼/彼女に決めさせましょう。
・進学や就職に際して、親の考えを学校に伝え、一緒に考えるようにリード
していきましょう。
2.「DID YOU KNOW ?」
・アメリカでは子どもがどのようなタイプのLDか決める時には親は委員会
のメンバーでなければなりません。
・アメリカには2つの信頼すべき知能テストがあります。ウェックスラー式
とスタンフォード・ビネー式(日本では、田中・ビネー式)です。
・ウェックスラー式には未就学児用の "WPPSI",7歳から16歳用の
"WISC",成人用の"WAIS"という3つの知能テストがあります(い
ずれも日本語版がある)。
・LDの学力テストとして、ウェックスラー式の"WIAT",ウッドコック
・ジョンソン式の"WJR",カウフマン式の"KTEA","PIAT"式な
どがあります(いずれも日本語版はない)。
−−−−−−−−−−−−−−
LDAのホームページや、もう一つの大きな団体 "LD OnLine" のホームペー
ジへは「けやき」や「全国LD親の会」のホームページからリンクできます。
The Learning Disabilities Association of America (LDA)(全米LD協会)
http://www.ldanatl.org/
Learning Disabilities Online Resources(LD On Line)
http://www.ldonline.org/
何か参考になれば、幸いです。
文 責: 山田 裕康(全国親の会)
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★ 【お知らせ】第16回日本感覚統合障害研究大会の要項(概要)
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第16回日本感覚統合障害研究大会の要項(概要)について、大会会長・小松
則登様より皆様方へ周知していただきたい旨のご依頼がございました。
小松様には感謝申し上げます。
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第16回日本感覚統合障害研究大会のお知らせ
テ−マ:みんなの感覚統合〜教育・医療・福祉〜
主 催:日本感覚統合障害研究会
日 時:1998年11月21日・22日 (土・日)
場 所:大府市勤労文化会館
愛知県大府市明成町一丁目330番地 TEL 0562-48-6151
参加費:2日間 :一般6,000円 会員5,000円 保護者・学生1,500円
1日のみ:一般5,000円 会員4,000円 保護者・学生1,500円
内 容:
21日(土)
午前 ・一般演題8〜10題(予定)
午後 ・特別講演:(仮)「近年のLDを取り巻く状況について」
東京学芸大学 上野一彦先生
・特別企画:「自閉症児とのコミュニケ−ション」
〜京都アドバンスコ−スでの関わりを通して〜
京都大学医療技術短期大学部
作業療法学科 小西紀一先生
22日(日)
9:00〜・分科会及び両親講座
分科会1(臨床家向け)京都大学医療技術短期大学部 加藤寿宏先生
分科会2(心理・教育向け)徳島県立板野養護学校 猪子秀太郎先生
分科会3(地域療育者・保健婦向け)
秋田大学医療技術短期大学部 山田孝先生
両親講座(両親向け)長崎大学医療技術短期大学部 土田玲子先生
11:00〜・教育講演:「子どもの動的遊びの重要性」
〜子どもの大脳活動の型の加齢的推移から〜
信州大学 寺沢宏次先生
*問い合わせ先
愛知県心身障害者コロニ−中央病院総合診療部ハビリテ−ション室
作業療法士 小松則登
(第16回日本感覚統合障害研究大会:大会長)
TEL:0568-88-0811(内線3270) FAX:0568-88-0828
(電話の場合は、PM:6:00以降にご連絡ください)
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★ 8月17日放映 TBSニュースの森で LD特集
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関東地方のみだったらしいのですが、表記特集番組がございました。内容
のご紹介をいたします。特集とはいっても正味10分程度のものです。
−−−−−−−−
1.神奈川県在住?の小学校5年生男子のA君の事例(放送では実名でした
がここへは書きません)。
このA君は、LDの中でも、算数(計算)が困難なお子さんです。画面で見
る限り、二桁の加減算も困難なようです。しかし、読み書きや聞くことには
困難はないようです。インタビューには「何で世の中に算数なんてあるのだ
ろう」とか「このままでは将来が心配です」と答えていました。
そしてA君のお母さんもインタビューに答えて、「個性が強いのかな」くら
いに思っていたのですが。。。とおっしゃっていました。
画面では、A君がLDの民間指導機関で個別指導を受けている場面も紹介さ
れていました。学校での様子を示すような映像はありませんでした。
−−−−−−−−
2.LDに関する解説。例の文部省定義の要旨を紹介していました(ここで
は詳しくは繰り返しません)。
心理テスト(WISC-R,K-ABC)のプロフィールのシート(「あるLD児のも
の」というコメントあり)の映像にかぶせて。折れ線グラフ(WISC-Rのプロ
フィール)が「ギザギザ」している映像が示され、個人内差は大きいがそれ
でも、FIQは正常範囲内(96とはっきり見えましたが。。。)であるとい
う説明でした。
したがって、就学前に問題視されないことも多く、小学校入学後困難が顕在
化するといった補足説明もありました。
−−−−−−−−
3.佐々木正美先生へのインタビュー等(もっと放映して欲しかった!)
「LDは知的には全般的な遅れはないこと。またLDの根本的原因は不明で
あり。生来的のもの。男子に多く見られる」という趣旨のお答えでした。
テロップとナレーションで、LDの出現率は全学童の3%程度、各クラスに
1人の割合で存在し、周囲の理解が得られにくいことから、「いじめ」「不
登校」の問題にもつながる。との解説。
−−−−−−−−
4.高校生(不登校体験あり、現在はサポート校通学)男子B君の事例(放
送では実名でしたがここへは書きません)。
B君は、算数障害と視知覚・聴覚のインプットに困難があるLDで、中学時
代授業中の先生の説明や板書などが早すぎてついていけなかったそうです。
また「授業中に質問したくても、いろいろ心配が先立ってしまい、出来なか
った」。また、「計算もできないようでは、将来がとても不安です」。とい
ったことを、インタビューに対して、落ち着いた態度で淡々と答えていまし
た。
B君もA君と同じLDの民間指導機関で指導を受けています。
次に、B君のお母さんへのインタビューでは、義務教育終了後のLD児たち
に適した教育の場がないという現実や、一人一人の個別の教育的ニーズに対
応できる学校を切望している事などを、切々と訴えておられました。
−−−−−−−−
5.キャスター二人のコメント
LD児たちは、確かにいろいろ不得意な部分を持っているが、得意な部分も
たくさん持っている。たとえばB君は、中学生時代に、絵画コンクールで銀
賞を取っている。将来は画家になりたいと思っている。得意な部分がどんど
ん伸ばせるようにならないものだろうか。
またアメリカでは20年以上前に、LD児のための個別教育を施すというこ
とが法的に定められている。日本でもこのような取り組みが進められること
が期待される。
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★ 【図書の紹介】LD及びAS(アスペルガー症候群)関連図書
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1.日本LD学会編 牟田悦子責任編集
−わかるLDシリーズ3− LDと学校教育
日本文化科学社 1998.7.25刊 \ 2,100+税
目次より-----
1, 学校ではどんなことが問題になるか
2, 学校が利用できる診断や指導のシステム
3, 子どもに応じた指導計画をどのように立てればよいか
4, 通常の学級ではどのように指導したらよいか
5, 通級による指導はどのようにすすめればよいか
6, LDのための新しい通級指導の試み
7, 学校全体としてどのように対応したらよいか
8, LDの学校教育における今後の課題
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2.ウタ・フリス (Uta Flith) 編著 富田真紀訳
自閉症とアスペルガー症候群 (Autism and Asperger syndrome)
東京書籍 1996.5.8刊 \ 4,078+税
目次より-----
1, アスペルガーの横顔と症候群 ウタ・フリス
2, 子どもの「自閉的精神病質」
ハンス・アスペルガー/ウタ・フリス注釈
3, アスペルガー症候群とカナーの古典的自閉症 ローナ・ウィング
4, 臨床的・神経生物学的に見たアスペルガー症候群
6例の家族研究から クリストファー・ギルバーグ
5, 成人期のアスペルガー症候群 ディグビー・タンタム
6, アスペルガー症候群とともに生きる マーガレット・デューイ
7, アスペルガー症候群の成人による自伝
−解釈の問題と理論への示唆− フランチェスカG.E.ハッペ
8, 『解説』今日のアスペルガー症候群 富田真紀
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★ 編集後記 −−−−−−−− 7:26 98/08/21
再三ののお願いで、まことに恐縮ですが。。。。
読者アンケートへのご回答まだの方、何卒ご協力のほどお願い申しあげま
す。 m(_"_)m
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発行:LD(学習障害)親の会「けやき」広報担当 1997.9.10 創刊
ご意見・ご感想等お寄せ下さい.....
LDニュース記載の内容を転載される場合は下記まで御連絡下さい
E-mail : ******@dec.email.ne.jp
HP URL = http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/ [ 1998.7.31 変更 ]
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