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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/ _/ _/ LD (Learning Disabilities) NEWS Since 1997.9.10 _/ _/ _/ _/ LD(学習障害)ニュース   1998.06.01  # 045 _/ _/ _/ _/ 登録読者数 611 LD親の会「けやき」編集 _/ _/ _/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■   HEAD LINES  ■■■■■■■■■■ ★ 第3回・LD理解セミナー・東京YMCA西東京センター ★ LDメーリングリスト(studyroom_of_ld)開設予定(1998.6.6) ★ 5月29日放映。 "NHKスペシャル" AD/HD特集 の感想 ★ 「けやき」HP更新情報+編集後記 ■■■■■■■■■   HEAD LINES  ■■■■■■■■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 第3回・LD理解セミナー・東京YMCA西東京センター ------------------------ 西東京YMCA「asca」「スミレ」ホームページ管理者様よりの情報 提供です。ありがとうございます。   「asca・スミレ」  http://www1.sphere.ne.jp/kanno/asca.html ---------------------------------------  東京YMCA西東京センターでは、96年よりLDの子どもたちのクラス (ASCA)を展開し3年目を迎えました。  今年度は、LD理解セミナーを次の日程で予定をいたしました。  教育関係機関で子どもと接点をお持ちの方をはじめ、多くの方のご参加を いただけますようお願いいたします。   ■ 第2回 ■  6月14日(日) 午後2時〜4時 東京YMCA 202号室  <学校で育てる> 田中容子氏(三鷹市立南浦小学校教諭)   ■ 第3回 ■  7月12日(日) 午後2時〜4時 東京YMCA 202号室  <家庭で育てる> 牟田悦子氏(成蹊大学助教授 )   ■ 第4回 ■  9月 6日(日) 午前10〜12時 東京YMCA 学生ホール  <医学的ケアとは?> 宮本信也氏(筑波大学助教授)   ■ 第5回 ■  10月 11日(日) 午後2時〜4時 東京YMCA 学生ホール <YMCAでの取り組み> 小貫悟氏(ASCA主任講師) 土谷隆氏(東京YMCA西東京センター副館長) ※ なお、第1回(講師:上野一彦先生・東京学芸大)は終了しました。  ■ 会 場 ■    東京YMCA 〒101-0053 東京都千代田区美土代町7−11     JR線 : 「神田」または「お茶の水」下車 7分     地下鉄 : 「淡路町」「新お茶の水」「小川町」下車 3分   ■ 参加費 ■ 各回 2,000円   ■ 参加申し込み・お問い合わせ ■   東京YMCA西東京センターへお気軽にお問い合わせください!!   TEL(042)577−6181   FAX(042)577−5506 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ LDメーリングリスト(studyroom_of_ld)開設予定(1998.6.6) ---------------------- 湘南ACT様より、以下のような紹介文をいただきました。。。 ありがとうございました。。。 ---------------------- この度、LDメーリングリストを開設する運びになりました。つきま しては下記にご案内申し上げます。どうぞ賢覧下さい。    −−− 記 −−− ** LDメーリングリスト(studyroom_of_ld) ** ◇ MLの目的等 ◇ LD(学習障害)児童療育の実践と研究がテーマです。 参加対象は、LD児童を持つ父母、療育に携わる人達、及び携わるであろう 人達とします。 最近になってようやくLDの療育メッソードらしきものが、それぞれの専門 分野や現場で形となって現れてきているようです。 しかしながらまだまだ残されている課題は多く、そのような現 状を、参加 者間の情報や意見交換によって、少しでも良い方向 に改善でき、また発展させていくことができれば嬉しい限りです。どうか皆 様の貴重な情報をお寄せ下さい。 ◇ よくある疑問の抜粋 ◇ ・ 学習障害だからといって学習教科(算数や国語)等を療育の   柱にして良いのだろうか? ・ 多くのLD児童は軽度の認知障害を起因とする学習能力の偏   りと考えて差し支えないとすれば、教育現場での療育はどこ   まで可能なのだろうか? ・ 脳神経外科(内科)医師に専門家が極めて少ないが、そのよ   うな医療者の協力を得ることが前提でないのだろうか? ・ 臨床心理専攻の人達が関与することがよくあるが、LD療育   は心理学の分野なのか? ・ LDも早期発見・早期療育が望ましいと言われるが、幼稚園   や保育園のスタッフが判断できるのか?   また、現実問題として幼児施設での療育は可能なのか? ・ 官民問わず療育機関の中にはLD児童と自閉症児童を同じ部   屋で同じプログラムでトレーニングしていることがあるが、   何かが違っていないか? ・ LD児童を預かる学習塾が増えているが、療育指導員として   の知識や経験は充分なのか?  等々。 ◇ ML開始日程 ◇ 平成10年6月6日(土) ◇ MLへの参加方法 メーリングリストに登録したいアドレスから、 majordomo@m4.list.ne.jp 宛に、次の本文を書いたメールを送って下さい。(件名は無視 されます)     subscribe studyroom_of_ld 本メーリングリストは参加承認が必要ですので、登録完了まで 数日お待ち下さい。 メーリングリストの投稿アドレスは、     studyroom_of_ld@m4.list.ne.jp となります。尚、ご質問は下記までお願いします。     owner-studyroom_of_ld@m4.list.ne.jp ◇ 備 考 ◇ 本MLは「リストネットさん」の無料MLを利用していますの で、MLの記事の前後に数行の広告が入るそうです。併せてご 留意下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 《--LD(学習障害)児療育メーリングリスト--》 http://www.planet.ne.jp/~act/ldml.html --------------------------------    http://www.labnet.or.jp/~lab00247/    lab00247@labnet.or.jp ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 人 見 憲 彦∞∞ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 5月29日放映。 "NHKスペシャル" AD/HD特集 の感想。 ---------------------------------- LDフォーラムで、番組視聴後の感想を募ったところ、以下のような   ご意見・ご感想をいただきました。    転載を承諾いただきました、LDフォーラム会員の皆さまに、感謝し   ます。 なお、「LD-FRM管理人」の発言は原文のままですが、それ以外の方の   発言は、一部編集してあります。ご了承下さい。 また、匿名としてあります。 -----------------------------------// 00764 98/05/30 05:33 LD-FRM管理人 NHKスペシャル・5/29 5月29日放映のNHKスペシャルですが、皆さまどのような感想お持ちで しょうか? おーーっと、さすが!すでに何件かアップされとりますな。。。 で、アメリカでの「薬物療法」と「行動療法」それぞれの紹介がありました ね。。。 とくに、後半の「行動療法」を全面的?かつ徹底的に取り入れたやり方、ア メリカらしいですね。。。 さすがのアメリカでも、批判があることでしょう。ましてや、日本では、か なり抵抗があるのでしょうね。なんか、「訓練」というよりは「調教」みた いだと。。。 ま、要はある特定の「○○療法」にこだわらず、それぞれのメリットを取り 入れていけばよろしいのでしょうね。 あと、短期的な目標と、長期的な目標とで、対応する「療法」も変わってく るのでしょうかね? 多動が激しくて、教育的対応が入らない子どもに対しては、薬物療法で、多 動を押さえることは必要でしょう。 ただ、長期的には、「行動療法」ないし、一般の教育的対応で、行動のコン トロール法を身に付けていくことが必要かな。 いずれにしても、薬物療法は「副」であると考えてます。 番組中、佐々木正美先生が出演されてましたが、もう少し、具体的なお話が 聞きたかったです。ま、続編・続々編を期待しましょう。 NHKにメールでも入れてみますかね。。。。 それと、提案なんですが、皆さまの「ご感想・ご意見」匿名扱いということ で、「LDニュース」や「けやき」HPにアップしてみたいと考えます。 ご了解いただける方は、この後にコメントツリーでつなげてみて下さい。 ----------------------------------//  98/05/30 09:48 (Mさん) RE:00764 NHKスペシャル・5/29  私は三十代の女性で、ADHDです。診断されたのは、三十を過ぎてから のことです。多動は全くなく、外見的には非常におとなしかったため、誰に も気づいてもらえず、沈黙のうちに苦しんできました。  NHKの番組を見ました。何の予備知識もない人々に、ADHDという障 害の存在を紹介するためだということを考えると、「わかりやすい」症状に スポットをあてるというのはそれなりに理解できます。また、親や教育関係 者に、ADHDの子どもたちを受け入れてもらうため、「周囲の理解」を強 調するのも、目的にかなっているとは思います。  しかし、番組全体を通じて、「外から見える」問題しか見てくれていない という印象を受け、当事者の一人として、非常に疎外感を感じました。  確かに、多動は周囲の迷惑になりますし、みんなと協力して行動できない ことから人間関係にも響くでしょう。でも、ADHDとは、それだけのもの ではありません。  ラジオの周波数がぴったり合わないと、雑音が入って聞きづらいでしょう。 ADHDの人間は、雑音の出るラジオを、自分の体の中に持っているのです。 それがうるさいから暴れてまぎらそうとすると、多動という形になる。うる ささに圧倒されてすくんでしまうと、寡動という形になる。雑音がうるさく て、疲れるし、すべての経験はとぎれとぎれ。だから記憶もとぎれとぎれに なってしまいます。  雑音がうるさいという他に、時間が伸び縮みする、調子の善し悪しによっ て気分がころころと変わる、というのも大きな問題です。単に不便というだ けでなく、「自分というものがわからなくなる」からです。昨日夢中になっ ていたものが、今日はもう面白くない。さっき考えていたことが思い出せな い。特に、「自分らしさ」という意識の強くなる思春期以降、「自己イメー ジがバラバラ」というのは大きな苦痛です。 夢も計画も持てず、一日ずつを「出たとこ勝負」で消化するしかなくなっ てしまうのですから。  ADHDの子どもたちには、確かに周囲の理解は必要です。でも、周囲の 理解だけで、頭の中がしずまるわけではありませんし、とぎれとぎれの記憶 がつながってくれるわけでもありません。時間が均一に流れて、計画が立て られるようになるわけでもありません。  その意味で、「薬を使わない」ことをあまりに強調するのもどうかと思い ます。薬が万能みたいな扱いかたは困りますが、薬を使わなければ使わない ほど善、というのも偏狭だという気がします。  番組全体としては、もう少し、たとえば思春期の子や成人の当事者に主観 的な経験をきくなどして、「内面もつらいのだ」ということを説明する努力 をしてほしかったし、「おとなしいけど集中できないで苦しんでいる」寡動 タイプの子も一人くらいは紹介するべきだったと思います。そうしないと、 「うるさくて困る」「みんなと協調できない」という、外からの都合ばかり が強調されることになってしまいますから。  続編では、ぜひ「成人」と「寡動型」(できれば女の子)を取り上げてほ しいと思います。 --------------------------------// 98/05/30 11:17 (Aさん) RE:00764 NHKスペシャル・5/29 正直な感想  今回の取材は、ちょうどうちの子どもの状態と、担任の先生の悩んでいる 状態と、ぴったり合っていました。  これこそ、先生に見せて、他にもこうして悩んでいる方が沢山居ます。と 言うことを知っていただき、励みにもしていただきたいと、感じました。  また、学校での対応のまずさが、どのように影響して行くのかも、良く分 かると思いました。  そして、親の気持ちも考えも。。。。 これだったら、許したる。と思いました。 ただねぇー、アメリカのやり方は、社会性や文化の異なる日本には、その ままは適用できませんよね。 あれだって、裏には、あの方式が可能な児童であると言う、前提が隠され ていると思います。 いきなり、今の自分の子に、あれやったら、ストレスでどうなってしまう か。。。 そういうことも、きちんと伝えてもらわないと、誤解をまねきますよね。 ---------------------------// 98/05/30 13:47 (Hさん) RE:00764 NHKスペシャル・5/29 前回(4月7日放映のクローズアップ現代のこと)より、よかったと思いま す。 医師と校長と両親と先生2人で話し合ったり、職員室で報告しあったり連 携プレーで行こうということが伝わって、この部分はいいなあとおもいまし た。 また先生のどうしたらいいかわからないんです。という言葉に誠実味を感 じました。しかし担任なりに取り組み方を模索していることもわかりました。 しかし、多動、社会性難しさがやはり強調されていて、多動やそこそこ社 会性に問題の無い子もいることは、しられず終いでした。 でもまだ2回目ですし、目立つところに取材が行くのは、マスコミのあり 方でしょう。 たくさんの方の協力があって、番組ができたのですからそのかたたちには、 感謝です。 P.S アメリカと日本とでは、薬とまわりの対応とで取り組み方が違うというよ うな印象だったけど・・あれでは、日本のおかあさんなんとかがんばってね っていうような(ちょっと考えすぎかな?)・・・・ あれで、括ってほしくなかったと思います。 ---------------------------// 98/05/31 08:45 (Tさん) RE:00764 NHKスペシャル・5/29  NHKスペシャル見ました。  大変冷静に、マスコミ側の私見をほとんど入れずに、日米の対応を取材し て下さったのは評価したいと思います。  日本での取材を女性ナレーターが、アメリカの取材を男性ナレーターが紹 介していて、素人目にもそれぞれの国での考え方の違い、対応の違いが明確 にされていたと思います。もっとも、日本のケースを見て「あれは、日本で 一般的に行われているADHDへの対応からはほど遠いわ」と思った方も多 かったと思いますし、アメリカでの対応もあれがすべてとは思えません。  あくまでも50分という放送時間でADHDのひとつの側面を紹介した、 ということだと思います。  放送が客観的取材のみだったので、逆に見る側としてはその事実が重く感 じられ、考えさせられました。たぶん見る人ごとに、どちらがいいのか、何 が好ましいのか、様々な意見を持ったことでしょう。でもそんな議論がかえ って望ましい。ひとつの方法に解決を求めず、改善するためにはいろいろな 方法があるんだと知るのはいいことじゃないか、と私は思いました。  私の感想は、日本という国は良きにつけ悪しきにつけ社会性が要求される 国なんだなあ、ということでした。学校教育に求めるものも(お勉強はとも かく)社会性の獲得。みんなといっしょに、対等にやれるんだという充実感 をえられる環境のように感じられました。  社会性とは集団の中で自分をどう表現するかだと捉えているアメリカでは、 学校に求めるものが自ずから異なるのでしょう。子供が学習する権利、アカ デミックスキルを獲得するために、学校はあらゆる努力を要求されるのだろ うと思いました。  しかし、薬で簡単に多動が収まらないタイプのADHDだってありますし、 アメリカにも二次障害をこじらせてしまったケースもあるでしょう。行動療 法で集団的応を訓練する必要性が検討されはじめたというのも興味あるとこ ろでした。  あの強烈な行動療法にショックを受けた方も多いと思います。しかし私は むしろあのやり方は日本での対応に通じるものがあると感じています。あの 学校が行動のチェック項目としてあげているものは、日本の学校が社会性と 称しているものと同じです。ご褒美や罰でつるのは・・と思われるかもしれ ませんが、日本の教室だってうまくいったときは思いきり褒められるという ご褒美がもらえます。協調に失敗すれば「いじめ」という罰が与えられます。 周囲の理解と協力を・・ということばは褒美と罰のバランスを上手にとりた いということではないでしょうか。  子供の能力が育つのを3年でも5年でも、親は待つことが出来ます。しか し、学校での月日は決められた進度で、定まった学習をこなしていかなけれ ばなりません。限られた時間の中で、ハンディを持った子供に何を与えてや るべきか、親は苦しい選択を迫られることが多いものです。いや、選択が出 来るようになっただけ、日本も進歩したのかもしれません。その決断に多く の人からの助言が受けられることが、親にとっては最も心強い援助ではない かと感じています。  単なるブームに終わらせず、多くの人にしっかり考えてもらうためにも今 後も、こうした放送でLD、ADHDの多様な局面を取り上げていただきた いものだと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 「けやき」HP更新情報+編集後記 --------------------  最新情報に追加があります。リンク関係でURLの変更の御連絡をいただ いたものを修正いたしました。  1998年5月26日 アクセス件数9,000件突破したばかりですが、 すでに10,000件突破に近づいております。  LDニュース購読者数も、600を越えました。ありがとうございます。 −−− 【お断り】−−−−−−−−  LDニュースを購読登録されますと、「まぐまぐ」http://www.mag2.com/ との契約により、「ウィークリーまぐまぐ」が自動的に配信されます。  もし、「ウィークリーまぐまぐ」の購読解除を希望される方は以下を参照 して下さい。 ■ウィークリーまぐまぐは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』で発行  されているメールマガジンに読者登録された方へ送付されます。 ■ウィークリーまぐまぐの登録・解除・アドレス変更はこちらで。 http://mag2.tegami.com/mag2/misc/wmag2reg.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& LD (Learning 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