LD(学習障害)ニュース登録は こちら から。

前号 | 目次 | 次号

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/ _/ _/ LD (Learning Disabilities) NEWS Since 1997.9.10 _/ _/ _/ _/ LD(学習障害)ニュース   1998.05.03  # 040 _/ _/ _/ _/ 登録読者数 545 LD親の会「けやき」編集 _/ _/ _/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■   HEAD LINES  ■■■■■■■■■■ ★ 第79回日本小児精神神経学会開催(6.19−20/福井県国際交流会館) ★ 神奈川親の会「にじの会」の総会に参加して 1998.4.25 ★ 全国LD親の会・関東ブロック会開催のお知らせ。(5月31日) ★ 4月26日、滋賀県親の会「トムソーヤ」総会を開催 ★ 「けやき」HP更新情報+編集後記 ■■■■■■■■■   HEAD LINES  ■■■■■■■■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 第79回日本小児精神神経学会開催(6.19−20/福井県国際交流会館) ---------------------------  LDニュース読者の「クラフト」様からの情報提供です。ありがとうござ いました。また、転載許可に関する仲介の労も取っていただきました、重ね て感謝申し上げます。  第79回大会会長・平谷美智夫先生(福井県小児療育センター)より転載 許可をいただきました。御厚意に感謝申し上げます。 --------------------------- 日 時 6月19日(金)13:30開会〜20日(土)17:00閉会 会 場 福井県国際交流会館 主 題 心身障害児療育における医療・教育・福祉のネットワーク 大会事務局 〒910-0846 福井市四ツ井 2−8−48  福井県小児療育センター内  第79回 日本小児精神神経学会事務局 −−−−−−− 第79回 小児精神神経学会プログラム           (LD・ADHD・自閉症関連のみ抜粋) 6月20日(2日目) ● 9:48-10:36 セッション5: ADHDその他 座長:森下秀子 (NTT東海総合病院小児科) 13:幼児の自画像についての研究     若林慎一郎(医師)1)、後藤永子1) 1)金城学院大学 14:99mTc-PAO脳SPECTによる脳血流とWechsler Intelligence Scale for Children-Revised (WISC-R) の関連性について     星野恭子1) 川島隆太2)  諸岡啓一1) 高木一江1) 松井美穂子1) 蜂谷百合子1) 渡辺弘恵1)     1)東邦大学第一小児科学教室 2)東北大学加齢医学研究所機能画像研究分野 15:学童期極低出生体重児に合併する注意欠陥多動障害 −ACTIGRAPHによる体動量の測定−     原 仁 (医師)1) 篁倫子(心理)1)     四倉まり子(医師)2)  三科 潤(医師)3)     1)国立特殊教育総合研究所     2)東京女子医科大学小児科     3)東京女子医科大学母子総合医療センター 16:注意欠陥多動障害多動障害児の反応抑制困難とこれに及ぼす メチルフェニデートの効果の実験的検討    岡崎慎治(心理) 筑波大学心身障害児学研究科   前川久男(心理) 筑波大学心身障害児学系    二上哲志(医師)立川和子(心理)松田素子(心理)市川正嗣(心理)            伊豆逓信病院小児リハビリテーション科 ● 10:36-11:12 セッション6: 自閉症(1) 座長:熊谷高幸 (福井大学教育学部) 17:自閉性障害幼児への療育指導 −関係性障害への療育的介入の検討−     岡田眞子(心理)滋賀県甲賀郡こじか教室 18:高機能広発達障害の児童期の発達援助の課題と実際(1)    −他者との関わりを楽しめる場があることの意義−     辻井正次(心理) 岐阜聖徳学園大学教育学部     杉山登志郎(医師) 静岡大学教育学部 19:高機能広汎性発達障害の学童期症例の検討    −第2報 知的レベルについて− 石川道子(医師)1) 森下 秀子(医師)2) 斎藤よね子(心理)3)  永田雅子(心理)3) 山田理恵(心理)3) 今橋寿代(心理)3) 斎藤 久子(医師)3)和田義郎(医師)3) 20:高機能広汎性発達障害の手記の分析     杉山登志郎、西沢めぐ美、多田早織(静岡大学教育学部)     辻井正次(聖徳学園岐阜教育大学) 21:高機能の広汎性発達障害3症例の検討     浅井朋子(医師)1) 斎藤よねこ(心理)2) 川戸綾子(心理)2) 永井幸代(医師)1) 斎藤久子(医師)2) 1)名古屋第二赤十字病院     2)名古屋市立大学病院 22:高機能広汎性発達障害の感情認知に関する研究    −状況と表情の矛盾する課題の処理から−     宮本 淳(心理) 名古屋大学教育学部    杉山登志郎(医師)静岡大学教育学部     辻井正次(心理) 岐阜聖徳学園大学教育学部 ● 11:48-12:36 セッション 8: LD(学習障害) 座長:二上哲史(伊豆逓信病院小児リハビリテーション科) 23:学習障害(LD)とした児の現状と問題点     新田初美(医師) 新潟県はまぐみ小児療育センター 24:職場不適応を主訴として自ら来院した青年期LDについて(その1) プロフィールと問題点     加藤醇子(医師)1) 安住ゆう子(心理)2) 原田洋子(心理)2) 山本さくら(医師)2) 牟田悦子(心理)3) 1)クリニックかとう     2)LD発達相談センターかながわ     3)成蹊大学文学部 25:職場不適応を主訴として自ら来院した青年期LDについて(その2) 青年期の集まりにおけるインタビューから−その経過と自己認知−     安住ゆう子(心理)1) 加藤醇子(医師)2) 原田洋子(心理)1) 山本さくら(医師)1) 牟田悦子(心理)3) 1)LD発達相談センターかながわ     2)クリニックかとう   3)成蹊大学文学部 26:算数障害 (Dyscalculia)   − サブタイプによる検討 − 秋本有子(心理)、森永良子(心理)白百合女子大学発達臨床センター ● 14:40-17:10 シンポジウム: LD(学習障害)とその関連の発達障害児の認知・神経機構: LD概念の再考 総合司会:秋山泰子(川崎医療技術大学)三橋美典(福井大学教育学部) シンポジスト 1:言語性障害:言語の機構と発達性失語   竹田契一 (大阪教育大学教授 ・言語) 2:非言語性障害:LDにおける認知障害   森永良子 (白百合女子大学教授・心理) 3:運動機能の障害:不器用と発達性協調運動障害  川崎千里 (長崎大学教授・小児神経科) 4:注意と記憶の障害:認知の生理心理学   三橋美典 (福井大学助教授・心理) 5:LDと自閉症   中根 晃 (実践女子大学教授) 指定発言:LDの概念を再度考察する   長畑正道 (文京大学教授) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 神奈川親の会「にじの会」の総会に参加して 1998.4.25 ------------------------------  「LDニュース」読者で「にじの会」会員の、あんくるトム氏より投稿し ていただきました。ありがとうございます。。。 「あんくるトム」ホームページ http://www.mars.dti.ne.jp/~miyata-k/ ---------------------- 1998年4月25日「にじの会」の総会があり、参加いたしました。  最初に、元県教育庁指導部障害児教育課課長代理 藤沢市立白浜養護学校 長の阿久澤栄 先生の講演がありました。  (以下の文章は、あんくるトムの解釈で書いてありますので、あくまでも 阿久澤先生が言わんとしていることを、正確に表現していない部分があるこ とをご理解ください)  講演では最初に、LD児の通級制度の現状と、文部省の動きに関する説明 があり、本来なら本年4月から施行の予定であったものが、あと3年ぐらい 遅れそうになったことの状況説明がありました。  そのあと、LD児の対応のしかたについて、説明がありました。  LD児は、学習面で出来る部分できない部分が有ると、表面的に言われる が、簡単に言えば、総合的な判断・処理が苦手な児童である。車の運転を思 い出してください、普通車の運転は、目に入る情報と、手足を別々に動かし ます。LD児は、あのような同時に処理することを苦手とします。  もっと、簡単に言えば、例えば、学校の授業中、窓の外を犬が歩いている シーンを思い浮かべます。健常児の場合、先生の話を耳で聞きながら、犬を 見ることが出来ますが、LD児の場合は、犬を見ることだけに全神経を集中 してしまい、先生の話は聞けません。  LD児の場合、それが普通のことであり、一般の方には異常なことなのか もしれませんが、要はものさしの問題なのです。  LD児に対応する場合は、できることの判断基準をずっと下げていけばい いのです。  出来ることの判断基準は、最小のステップに分解すればいいのです。例え ば、缶ジュースをあけることを思い浮かべてください。普通は、あける動作 が1ステップですが、これを次のように分けます。 1.タブに指をかけます。 2.タブを引き起こし始めます。 3.タブを引き上げ、あけます。 4.引き上げたタブを、元に戻します。 こうすると、4つのステップに分けられます。  この4つのステップのここのことに対し、出来たら誉めてあげる。 出来 ないところは、方法を具体的に示したり、道具を用意したり、実際に手助け したりします。  また、洋服着るときを思い浮かべます。ふつうはボタンがあると、LD児 は指先が不自由なため、Tシャツのほうが着易いと考えます。ところがLD 児の場合、Tシャツの裏表を考えて、首に通して、手を通すと言う複合的な 作業となり、以外にもやトレーナーのほうが返って、大変なのです。  次に、養護学校・特殊学級・普通学級とある場合、LD児に最も適した 環境はという話です。  現在の養護学校は、高等部を除いて、重度の障害者を対象にしているので、 LD児のように比較的軽い障害の場合、適したプログラムが用意されていな いのが実情です。  特殊学級の場合は、比較的状態の近い児童を対象にしている場合は、まあ まあ望ましい状況になると言えます。  神奈川県の場合、1人学級と言うのを認めていますから、今現在通学して いる小学校に特殊学級がない場合、働きかけ次第では、お子さん一人に専属 の教師という、1人学級が実現する可能性があります。  普通学級の場合(実際にはこのケースが最も多い)は、情緒学級などへ特 定科目の時間に通級指導をしてもらうことが出来ますが、情緒学級の空いて いる時間となる場合が多く、ベストとは言いがたく、他の児童や担任の対応 によっては、ストレスが増える可能性があります。  阿久澤先生のお話は、このような内容だったと思います。  講演終了後は、にじの会の総会となり、昨年度の活動報告や、会計報告、 役員改選などがありました。  あんくるトムは、その後の運営委員会まで、参加してみましたが、親の会 で活発に活動されているのは、おかあさんが目立ちました。  実際の会運営においては、もっと多くのお父さんの活躍が必要だと、痛感 しました。実際に親の会に所属されている親の方は、会の運営にもっと積極 的になってほしいなと感じました。  なぜなら、にじの会の場合、会の運営はこの運営委員会で決定されていく からです。自分たちの会の運営を、この一部の委員の方に任せるので無く、 自分たちで積極的に参加していってほしいと思いました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 全国LD親の会・関東ブロック会開催のお知らせ。(5月31日) −−−−−−−−−−−−−  関東ブロックの集まりを下記のとおり行います。   − 記 − 日 時 : 1998年5月31日(日) 10:00〜16:00 場 所 : 労働スクウェア(東京都中央区八丁堀)      旧東京都勤労福祉会館 内 容 : 全国LD親の会理事会報告(1998年5月10日開催)      各親の会の状況・情報交換会 担 当 : 茨城県つくば親の会「星の子」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 4月26日、滋賀県親の会「トムソーヤ」総会を開催 ----------------------------  LDニュース読者「クラフト」様からの投稿です。感謝申し上げます。 −−−−−−−−−−  4月26日、滋賀トムソーヤの総会を開催しました。  合わせて、今年大学を卒業し就職されたLD児のお母さんを招いて交流会 がありました。  小学校時代に通級指導教室で指導されていた先生(トムソーヤの顧問をし て頂いてます)も、ご一緒にお話して下さいました。  県内の国立大学を卒業され、知的には高いレベルのお子さんですが、社会 性・コミュニケーションの「つまづき」から、親として就職後も心配は尽き ないというお話でした。  また、1才過ぎから、何かおかしいと感じて以来いろいろとあったことを 振り返り、淡々とお話され大変勉強になりました。  例えば、父親との関わり、兄弟の関係、近所との付き合い、小・中・高・ 大学それぞれでの友達関係、その時々での母親としての対応などなど、エピ ソードを交えた話は、実感がこもったものでした。  親同士のつながり、情報交換、悩み相談ができる友達が大切という言葉が 心に残りました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 「けやき」HP更新情報+編集後記 -------------------- 今回のLDニュースは、すべて投稿記事の紹介と言うことになりました。 各地のいろいろな情報を、どしどしお送り下さい。  LDフォーラムでの新規発言者数がドンドン増えてきています。皆様方も 是非一度、お立ち寄り下さい。  HPの更新としては、「新着情報」「東京LD連絡会・東京都の施策」 「関連サイトへのリンク」などでしょうか。。。  なお、「けやき」のリンクページにも若干の追加があります。 −−− 【お断り】−−−−−−−−  LDニュースを購読登録されますと、「まぐまぐ」http://www.mag2.com/ との契約により、「ウィークリーまぐまぐ」が自動的に配信されます。  もし、「ウィークリーまぐまぐ」の購読解除を希望される方は以下を参照 して下さい。 ■ウィークリーまぐまぐは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』で発行  されているメールマガジンに読者登録された方へ送付されます。 ■ウィークリーまぐまぐの登録・解除・アドレス変更はこちらで。 http://mag2.tegami.com/mag2/misc/wmag2reg.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& LD (Learning Disabilities) NEWS &&&&&&&& LD NEWSは「まぐまぐ」http://www.mag2.com/ を利用して発行しています

「けやき」ホームページ | 目次

inserted by FC2 system