LD(学習障害)ニュース登録は こちら から。
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_/ LD (Learning Disabilities) NEWS Since 1997.9.10 _/
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_/ LD(学習障害)ニュース 1998.01.07 # 023 _/
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_/ 登録読者数 307 LD親の会「けやき」編集 _/
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★ − 特 集 1− LDニュース読者アンケート集計結果(2)
★ − 特 集 2− アンケート結果をどう読む?
★ − 謹 告− 「LDフォーラム」の再開のお知らせ
★ −アメリカ−「アリゾナ」便り 【投稿】アリゾナ在住「かがやき」
★ 「けやき」ホームページ更新情報+編集後記
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★ − 特 集 1− LDニュース読者アンケート集計結果(2)
# 022 に引き続き、アンケートの集計結果をご紹介します。
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Q5.今後「LDニュース」の内容としてどのようなものを望まれますか?
A5.回答が多岐にわたるので、特徴的なものの要旨を紹介します。
・青年あるいは成人以降の問題や経験談などを知りたい。
・具体的な親の悩み、それらに対するアドバイスや助言。
・LD児への具体的な指導実践例について。
・LD関連の講演会・イベント情報など。特に首都圏・近畿圏以外のもの。
・研究会等の案内と参加者からの内容の紹介や感想。
・LD関連の出版物(雑誌・書籍・VTR等)の紹介。
・学校教育・企業でのLDに対する取り組みや現場報告。
・LDに関する基礎的な文献抄録や論文等が読めると良い。
・各地域の親の会の活動を、掲載してほしい。
・LD児の受け入れ体制のある教育機関の紹介。
・講演に参加しにくい人向けの模擬講演会のようなもの。
・各講演会の内容抄録。
・TVのLD関連の番組放映予定。
・雑誌・新聞などのLD関連記事の内容紹介。
・療育方法の検討などケーススタディ的なもの。
・LD研究の最新の動向など。
・LDについての基本的な概念などに関する解説。
以上、順不同です。なお、即答できるものについては、各回答者の方に、
直接メール(DM)でご返答差し上げました。
なお、読者の皆様もご承知かも知れませんが、著作権法上の制約により、
講演会の抄録作成や、論文の引用・転載など以下のような制約があります。
例えば「講演会」の内容紹介として、参加者個人の独自の見解を踏まえた
上で紹介する場合、日時・主催者・全体の概要等を明らかにすること。
論文・新聞記事などからの引用の場合、必ず出典を明示し、引用部分が明
確に区別できるようにしておくこと。
これらの制限を越えた引用や、全文転載を行うことは「著作権法」に触れ
る場合がありますので、読者の皆様が投稿される場合も、ご注意下さい。
Q.6.その他・ご意見・ご感想など..(要旨を紹介)----------------
・居ながらにしていろいろな情報を得られるので感謝しています。
・LDに対する考え方がまちまちで、誤解、偏見、など大変なのですが、も
っと客観的に直視していかなければならないと思う。
・LD児の診断は非常に難しい。親の思いとしても受け止めがたいものある
でしょう。また、健常児とLD児との境が非常に曖昧なのは、人の発達段
階に個人差があること、生育歴との関連も見逃せないからでしょう。
・各地の活動を是非つないでいって下さい。
・自分の子供がLDかもという疑問から、インターネットで調べ「けやき」
を見つけ、「親の会」の存在を知りました。
・中学2年となり、高校受験。今後一人立ちさせる為に、どのような道を選
択させるか、悩んでいる。
・保護者の中には子どもの障害を隠したがる人も多いようです。その中には
LDも含まれていると思います。LDの理解を積極的に進める保護者がも
っと多くなってくればよいと考えています。
・それぞれの全国にある団体の親の会でホームページがあるとよい。
・日本のLD受け入れ態勢は貧弱で、情報として流すのもままならないこと
が多い。「LDニュース」もたぶん同じ様な事、感じておられるのでは。
・LDの子ども達と、知らない人達が触れ合う機会があればいいと思う。
・地方のLD親の会の取り組みも伝えてもらえれば、ネットワーク広がる。
・講演会・雑誌の情報などが分かり、役にたっています。先日神戸まで講演
会を聞きに行きました。
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★ − 特 集 2− アンケート結果をどう読む?
この記事は、前号 # 002 を参照して下さい。この # 023 から購読開始さ
れた方は、「けやき」ホームページに掲載のバックナンバーをご覧下さい。
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アンケート実施前の感触では、多分6〜7割がたは、親御さんでは?との
予想がありましたが、実際は 14/34と言うことですから意外と少なかった。
と言うのが第一の印象でした。もっとも、回収率 12.5%ですから、あまり確
定的なことは言えないですが。
回収率 12.5%をどう見るか?高いのか、低いのか?比べようがないのです
が、つい最近、あるメーリングリストでこの種の話題がありました。読者数
380くらいで7%ということでした。ということは、良い方なのでしょうか?
それと特徴的だったのは、34のご回答のうち大部分が3日以内ぐらいに返
信いただいたものでした。これは、正直なところ驚きでしたし、大変ありが
たいことだと思いました。しかも、ご丁寧に、補足ということで追加のメー
ルをいただいた方もいらっしゃいました。感謝しております。
それから、LDを勉強している学生さんや、直接・間接的にLD児の教育
等に携わっている方が多かったのが、うれしいことでした。少しづつではあ
るけれど、LDという捉え方が広まっている証なのかとも感じました。
それから、女性読者数が多いのも特徴かと思います。LD児を持つお母さ
ん方がその大多数を占めているようです。しかし、教員・学生さんの中にも
女性読者いらっしゃるようです。電子メールやインターネットの世界は、と
かく男性人口が多いようで、あるメールマガジンでは、「女性読者がいた」
というだけで話題になってるようです。
次に、皆様から寄せられたご意見・ご要望ですが、ここで解説めいたこと
を付け加えるよりは、読んでいただければお解りになると存じます。
当然、その読者の拠って立つ立場でニーズは様々なようです。今後、出来
るだけ多くの方のニーズに沿えるよう、努めていきたいと存じます。
また、皆様からの積極的な情報提供等いただければ幸いです。皆様の身近
での話題などどしどしお寄せ下さい。
今後、考えていることとしては「読者会」のようなものを作り、自由に意
見交流・情報交換できたらいいのでは?と言うことです。幸い「LDフォー
ラム」も復活しましたので、ご活用下さい。将来的には「LDフォーラム」
の中に固定会員専用の「会議室」など設けることできないか検討しています。
なお、今回のアンケートはすでに締め切りましたが、皆様の手元に、回答
フォーマット残っていましたら、今からでもお送り下さい。参考にさせてい
ただきたいと存じます。
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★ − 謹 告 − 「LDフォーラム」の再開のお知らせ
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1997/12/28 から 1998/01/05 の間、「秀ネット」のシステム不調によ
り、「LDフォーラム」を休止させていただきました。ご不便をおかけした
ことをお詫び申し上げます。
1998/01/05 15:00(JST)より、運用を再開いたしました。是非ご利用下
さい。皆様の発言ログも、ほぼ完全に修復されているようです。
なお、1998/01/04 付けで、「LDフォーラム」の利用規定を一部改定い
たしましたので、「けやき」ホームページ「LDフォーラムについて」を今
一度、ご確認下さい。ホームページのトップメニューから、「LDフォーラ
ム」へ入ってみて下さい。
「LDフォーラム」管理人 1998/01/05 15:00(JST)
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★ −アメリカ−「アリゾナ」便り 【投稿】アリゾナ在住「かがやき」
「LDフォーラム」に投稿したものを改変し再掲載した。
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注)「かがやき」とは、LDフォーラムでのハンドルネーム(一種のニッ
クネーム)。一般にパソコン通信のフォーラムや、インターネット上の掲示
板(「LDフォーラム」などがこれに当たる)で、本名の代わりに使用。
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アメリカでは、学習障害に限らず、障害を持つ人々に対しての対応がしっ
かりなされております。このことは私がこちらへ来てから、実感し、また感
動した事の一つです。
先日、映画を見に行ったときのことです。そこでチケットを切り、「これ
これの映画はこれこれの場所です」と案内をする係員を障害を持つ人が担当
してたのですが、ゆっくりと本人にあったスピードで仕事をこなしてました。
このようなことは、日本ではなかなか見られない光景ですね。
大学にはボランティアのグループがありまして、学生たちはそこに登録し
ております。
入学の手続きの時書類に、「あなたはなんらかの障害がありますか?」と
いう質問項目があり(これは英語学校を含めどこにでもある項目かと思いま
す)、ボランティアを必要とするか否かをたずねられます。
そして、必要ならば、その障害を持つ人が自分でそのボランティアに登録
されている人を選べるのです。つまり、障害を持つ人々の権利としてきちん
と保障されているのです。アメリカならではのことだと思います。
日本では人権という問題に対しまだまだ、意識が低いのかも知れません。
私は、かつて日本にいた時、目の見えない耳の聞こえない学生の方の、
「ノートテイク」(本人に代わってノートを取ること)をしていたことがあ
りますが、彼女の場合は自分でボランティアを募集する用紙を作成していた
のでした。
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★ 「けやき」ホームページ更新情報+編集後記
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「けやき」トップメニューに「作成中」とあったものが消え、「新春特別
企画」と銘打ったものが出現しているのに、気付かれた方も多いはず。
さて、内容は?一度見て下さい。そして、是非ご意見・ご感想を!!
今回は、あの怪しげな「よーすい」なるくせ者も現れず、まずは一安心。
しかし、油断は禁物、皆様からの投稿が少ないと、またぞろ出没しかねない。
今回は、アメリカ・アリゾナ州在住の「かがやき」さんより、投稿をいた
だきました。ありがとう、ございました。「かがやき」さんは、現在LDの
勉強中とのこと。LDフォーラムでも多くの発言をいただいてます。
次号から、アンケートに寄せられた、ご感想など少しずつご紹介していき
たいと存じます。
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LD NEWSは「まぐまぐ」http://www.mag2.com/ を利用して発行しています
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